JP2012136114A - サンドイッチパネル端面保護構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】サンドイッチパネルの端面部の養生作業を不要とする、サンドイッチパネル端面保護構造の提供。
【解決手段】荷箱のフレーム部材に、接着剤により接合されるサンドイッチパネル25の端面を保護するサンドイッチパネル端面保護構造であって、サンドイッチパネル25は、プラスチック製の板状部材である芯部材11と、該芯部材11の端部の表面12と裏面13とにそれぞれ貼設される、一対のコ字形状のインサート部材18、19と、前記インサート部材が貼設された前記芯部材の表面12と裏面13とにそれぞれ貼設される表板21及び裏板22と、を備えて成り、インサート部材18、19の一端の折曲部18a、19aは、芯部材11の端部11aに形成された溝部15b、15cに挿入され、インサート部材18、19の他端の折曲部19b、19cは、芯部材11の端面11aに当接してなることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、サンドイッチパネル端面保護構造に関し、特に、車両搭載用の荷箱の天井・壁部及び後部扉部を形成するサンドイッチパネル端面保護構造に関するものである。
車両搭載用の荷箱の天井部及び壁部には、発泡プラスチック板又は無発泡プラスチック板の両面を金属板で挟んだ構造のサンドイッチパネルを使用しているものがある。
サンドイッチパネルの斜視図である図5(a)、図5(b)及び断面図である図5(c)に示すように、硬質ポリウレタンフォーム等のプラスチック板である芯部材101の長手方向端部の表裏両面に設けられた、ザグリ102a、102b、102c、102dに、アルミニウム等の金属製長尺板部材である裏補強部材103a、103b、103c、103dが接着剤により貼設され、さらに裏補強部材103a〜103dを含めた芯部材101の表裏両面をアルミニウム等の金属製板部材である表板105及び裏板106が接着剤により貼設されてサンドイッチパネル108が形成される。
サンドイッチパネル108は、断熱性、強度性及び作業性に優れているため、例えば、保冷車・冷凍車の荷箱の天井部及び後部扉を含む壁部、または車両搭載用のウイングルーフを備えた荷箱の天井部及び後部扉を含む壁部に用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両搭載用荷箱に使用されるサンドイッチパネル108の製造から、荷箱のフレーム部材112へサンドイッチパネル108を貼設するまでの工程を、概略断面工程図である図6を参照して説明する。
図6(a)に示すように、芯部材101の長手方向端部の表裏両面に形成されたザグリ102a、102bに、アルミニウム等の金属製の裏補強部材103a、103bが接着剤により貼設される。
裏補強部材103a、103b(図示しない裏補強部材103c、103dも含む)を含めた芯部材101の表裏両面に、接着剤を介して貼設された金属製の表板105及び裏板106が、加熱又は非加熱のプレス装置113により押圧されてサンドイッチパネル108が製造される(図6(b))。
製造されたサンドイッチパネル108は、図6(c)に示すように、柱や梁に相当するフレーム部材112と接着剤115により接合されるが、接着剤115と芯部材101の種類によっては、化学反応を引き起こす場合があり、使用できる接着剤の種類が限られている。
例えば、有機溶剤含有硬化剤を使用する二液混合反応型接着剤は硬化時間が短く、接着強度に優れているが、ポリスチレン製の芯部材に使用すると、化学反応により芯部材が溶解されて、サンドイッチパネルの強度低下を引き起こしてしまう。
そのため、従来は化学反応が生じ難い、一液性のウレタン系接着剤を使用していたが、一日程度の硬化時間を要し、また天候や気温等により硬化時間が変動するなどの問題があった。
そこで、化学反応を引き起こすが、硬化時間の短い接着剤を使用する場合には、芯部材101に接着剤115が触れるのを防止するために、図6(c)及び図6(d)に示すように、予めサンドイッチパネル108の端面をテープ116などによる養生作業をしてから、サンドイッチパネル108をフレーム部材112に接合するという組み付け作業が行われている。
なお、図6(d)に示すように、接着剤が硬化するまでのサンドイッチパネル108とフレーム部材とのズレ防止や接合強度の向上を図るために、裏補強部材102a、102bとフレーム部材112とを引抜きリベット117で接合することもできる。
特開2010−173495
サンドイッチパネル108を使用した荷箱の製作は、作業性に優れるものであるが、上記したサンドイッチパネル108の端面部への養生作業は、組み付け作業の工程数を増加するばかりでなく、端面部へのテープ116の貼着状態を一定にしなければならず、作業の煩雑さを招いている。
本発明は、サンドイッチパネルを接着剤によりフレーム部材に接合する際に行われる、サンドイッチパネルの端面の養生作業を不要とする、サンドイッチパネル端面保護構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するために本発明が提供するのは、荷箱のフレーム部材に、接着剤により接合されるサンドイッチパネルの端面を保護するサンドイッチパネル端面保護構造であって、前記サンドイッチパネルは、プラスチック製の板状部材である芯部材と、該芯部材の端部の表面と裏面とにそれぞれ貼設される、一対の断面コ字形状のインサート部材と、前記インサート部材が貼設された前記芯部材の表面と裏面とにそれぞれ貼設される表板及び裏板と、を備えて成り、前記インサート部材の一端の折曲部は、前記芯部材の端部に形成された溝部に挿入され、前記インサート部材の他端の折曲部は、前記芯部材の端面に当接してなることを特徴とするサンドイッチパネル端面保護構造である。
このように、芯部材の端部の表面と裏面とに貼設された一対の断面コ字形状のインサート部材の一端の折曲部が芯部材の端部に形成された溝部に挿入され、他端の折曲部が前記芯部材の端面に当接してなるので、予めインサート部材により端面の養生がなされることになるので、組み付け作業時におけるサンドイッチパネルの端面を養生する工程が不要となり、組み付け作業を容易にできる。
インサート部材の一端の折曲部は、芯部材の端部に形成された溝部に挿入されるので、前記芯部材にそれぞれ貼設される表板及び裏板の貼設時における押圧の際にも、インサート部材の位置ズレを抑えることができる。
また、前記インサート部材は、前記芯部材の周囲の端部の表面と裏面とにそれぞれ貼設される。サンドイッチパネルは、その周囲をフレーム部材に接着剤で接合されるので、芯部材の周囲全体の端面をインサート部材で覆うように当接させて、養生するものである。
さらに、前記一対の断面コ字形状のインサート部材は、前記他端の折曲部の先端同士が所定の間隙を有して貼設される。表板及び裏板への押圧の際に、インサート部材がそれぞれ板厚の長さだけ芯部材に向けて押し込まれるが、このときインサート部材の他端の折曲部の先端同士が接触するのを防止するために、上記間隙を設けたものである。したがって、上記間隙の寸法は、上記押圧の際に折曲部の先端同士が接触しない程度の最小のものとし、芯部材の端面の露出を抑えるように設定される。
本発明によれば、サンドイッチパネルの製造時に、インサート部材により芯部材の端面を養生できるので、接着剤によりフレーム部材へサンドイッチパネルを貼設する際に、サンドイッチパネルの端面を養生する工程が不要となり、工程数の軽減を図ることができる。
また、従来は最終工程でサンドイッチパネルをNC機により切断加工して寸法出しをしていたが、インサート部材を定寸に配置することによりパネルプレス工程前の仮置き段階で寸法出しが可能となり、最終工程でのNC機による切断加工が不要となり、工程数の削減が可能となる。
また、芯部材と化学反応を引き起こす理由から使用できなかった、硬化時間の短い、有機溶剤含有硬化剤を使用する二液混合反応型接着剤等の使用が可能となり、接着剤の選定幅の拡大を図ることが可能となる。
図1(a)は本発明に係るサンドイッチパネル端面保護構造における芯部材の斜視図であり、図1(b)は本発明に係るサンドイッチパネル端面保護構造を有するサンドイッチパネルの斜視図であり、図1(c)は本発明に係るサンドイッチパネル端面保護構造を有するサンドイッチパネルの断面図である。 図2(a)から図2(d)は、本発明に係るサンドイッチパネル端面保護構造を有するサンドイッチパネルの製造から、フレーム部材への接着剤による貼設までを示す断面概略工程図である。 図3(a)は本発明に係るサンドイッチパネル端面保護構造を有するサンドイッチパネルを使用するウイング車両の前方斜視図であり、図3(b)はその後方斜視図である。 図4(a)は本発明に係るサンドイッチパネル端面保護構造を有するサンドイッチパネルを使用するウイング車両の天井部と壁部の縦断面図であり、図4(b)は同じくウイング車両の壁部の平断面図である。 図5(a)は従来のサンドイッチパネルの芯部材の斜視図であり、図5(b)は従来のサンドイッチパネルの斜視図であり、図5(c)は従来のサンドイッチパネルの断面図である。 図6(a)から図6(d)は、従来のサンドイッチパネルの製造から、フレーム部材への接着剤による貼設までを示す概略断面工程図である。
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明する。
本発明に係るサンドイッチパネル端面保護構造を有するサンドイッチパネルの芯部材11は、図1(a)に示すように、所定の厚さを有する直方体形状のプラスチック板からなり、用途に応じて発泡プラスチック板又は無発泡プラスチック板が使用される。
芯部材11の表面12及び裏面13には、長手方向端部に断面長方形の直線状の溝部15、短手方向端部に断面長方形状の直線上の溝部16がそれぞれ形成されている。表面12の長手方向端部の溝部15a、15bと短手方向端部の溝部16a、16bは、それぞれ表面12の四隅で直交しており、裏面13の長手方向の溝15c、15dと短手方向の溝部16c、16dは、図示されていないが、表面12と同様それぞれ裏面13の四隅で直交している。
溝部15a、15b、15c、15d、及び溝部16a、16b、16c、16dには、図1(b)、図1(c)に示すように、断面コ字形状の薄板状部材であるインサート部材18、19の一端側の折曲部18a、19aが挿入される(図2(a)、図2(b)参照)。
インサート部材18、19は、材質、形状が同一のものであり、芯部材11の表面12と裏面13とに一対で使用される。インサート部材18、19は、折曲部18aが溝部15a〜15dへ、及び折曲部19aが溝部16a〜16dに挿入されるので、後述する押圧工程での位置ズレが抑えられる。
インサート部材18、19の他端側の折曲部18b、19bは、芯部材11の端面11a、11b、11c、11d(図1(a)参照)を覆うように当接される。芯部材11の表面12に貼設されるインサート部材18と、このインサート部材18に対向する裏面13に貼設されるインサート部材19とは、他端側の折曲部18b、19bの先端間で所定の間隙を有している(図2(b)参照)。
上記間隙を設けることで、後述する、芯部材11の表面12及び裏面13に貼設される表板21及び裏板22の押圧の際に、インサート部材18、19がそれぞれ板厚の長さだけ芯部材11に向けて押し込まれるが、このときに折曲部18b、19bの先端同士が接触して、インサート部材18、19の位置ズレ、変形が生じるのを抑えることができる。上記間隙の寸法は、上記押圧の際に折曲部の先端同士が接触しない程度の最小のもので、芯部材の端面の露出を抑えるように設定される。
インサート部材18、19は、芯部材11に接着剤により貼設されるが、折曲部18a、19aが溝部15、16に挿入されているので、接着剤が固化する前においても位置ズレが抑えられる。
また、図1(b)に示すように、芯部材11の短手方向に貼設されるインサート部材18、19の両端は、折曲部18b、19bが芯部材の四隅の露出した端面を覆うように、インサート部材18、19の長手方向に伸長して形成されている。
インサート部材18、19が貼設された芯部材11の表面12及び裏面13に、それぞれアルミニウム製の表板21及び裏板22が、接着剤を塗布された後に押圧により貼設され、サンドイッチパネル25が形成される。
次に、サンドイッチパネル25の製造から、サンドイッチパネル25を荷箱の柱、梁、床梁等のフレーム部材へ貼設させるまでの工程を、図2を参照して説明する。
芯部材11の表面12及び裏面13の長手方向端部には、図2(a)に示すように、断面コ字形状の溝部15b、15cが形成される。芯部材11の表面12及び裏面13には、図示しない長手方向端部、短手方向端部にも同様の溝部が形成される。
図2(a)、図2(b)に示すように、断面コ字形状の板状部材である、一対のインサート部材18、19は、一端側の折曲部18a、19aが溝部15b、15cに挿入され、その他端側の折曲部18b、19bが芯部材11の端面11aを覆うように当接された状態で、接着剤により芯部材11に貼設される。インサート部材18、19は、芯部材11への貼設後に、折曲部18b、19bの先端間に間隙26が形成されるように形成加工される。
インサート部材11は、折り曲げ加工が容易な、例えば薄板のスチール板をプレス加工により形成される。インサート部材11が貼設された芯部材11の表面12と裏面13とに、それぞれアルミニウム製の板状部材である表板21、裏板22が接着剤を塗布されて貼設される。
なお、インサート部材11はスチール板のプレス加工によるもののほか、アルミニウム押出材で形成されたものでもよく、また表板21及び裏板22はガルバ鋼板などのスチール材でもよい。
表板21及び裏板22は、図2(b)に示すように、プレス装置27により押圧されて芯部材11に固着される。これに伴い、インサート部材18、19もそれぞれ板厚寸法の長さだけ芯部材11に向けて押圧される。したがって、インサート部材18、19による段差が解消し、表板21及び裏板22はフラットな状態に貼設される。
インサート部材18、19の折曲部18b、19bの先端間には、インサート部材18、19が押圧を受けて芯部材11側に向けて板厚分の長さだけ移動しても、折曲部18b、19bの先端同士の接触が回避されるように、所定の間隙26が設けられている。
インサート部材18、19は、上記板厚分の移動を伴う押圧を受けたときに、折曲部18b、19b先端同士が接触しない程度の、僅かな間隙26が生じる寸法に折曲部18b、19bが加工、形成されている。
芯部材11にインサート部材18、19、及び表板21、裏板22が貼設されて、サンドイッチパネル25が形成される(図2(c))。
図2(c)に示すように、サンドイッチパネル25は、車両搭載用の荷箱の柱、梁に相当するフレーム部材29に接着剤31により貼設される。フレーム部材29のコ字形状接合部32の底部周囲には、凹部形状の接着剤充填溝33が形成されている。この接着剤充填溝33に接着剤31が所定量充填されてから、サンドイッチパネル25がコ字形状接合部32に挿入される。接着剤31は、サンドイッチパネル25の先端により接着剤充填溝33から一部が押し出され、サンドイッチパネル25の表面12、裏面13及び端面11aと接触するように広がり、貼設を強化する。
サンドイッチパネル25の端面11は、予めインサート部材18、19の折曲部18b、19bに覆われているので、折曲部18b、19bが接着剤31に対する養生の役割を有することから、サンドイッチパネル25とフレーム部材29との貼設時において行なわれていた、テープ等による養生の作業工程を不要にし、作業工程の軽減化を図ることができる。
図2(d)に示すように、接着剤31が硬化するまでのサンドイッチパネル25とフレーム部材29との位置ズレ防止を図るため、さらにはこれらの貼設を強化するために、サンドイッチパネル25のインサート部材18、19とフレーム部材とが、必要に応じて引抜リベット35により接合される。
本発明に係るサンドイッチパネル端面保護構造を有するサンドイッチパネルは、図3(a)、図3(b)に示すように、車両搭載用の荷箱41の天井部43a、43b、側壁部45a、45b、及び後扉部47a、47bに使用される。図3はウイングルーフの荷箱41を示す一例であり、本発明に係るサンドイッチパネル端面保護構造を有するサンドイッチパネルは、ウイングルーフ以外の、保冷バンや冷凍バン等の荷箱の天井部、壁部等にも使用できる。
図4(a)に示すように、ウイングルーフの荷箱41の天井部43aのサンドイッチパネル25の一端と側壁部45bのサンドイッチパネル25の一端は、梁部材に相当するフレーム部材29aにそれぞれ貼設されて、断面L字形状の片側ウイングルーフ46aを形成している(図3(a)参照)。
天井部43aのサンドイッチパネル25の他端はフレーム部材29bに貼設され、側壁部45bの他端はフレーム部材29cに貼設される。サンドイッチパネル25とフレーム部材29a、29b、29cとの貼設は、接着剤充填溝33に接着剤31が所定量充填されたフレーム部材29a、29b、29cに、サンドイッチパネル25が挿入され、接着剤31の固化により接合される(図2(c)参照)。このとき、図2に示すように、サンドイッチパネル25の端面11は、インサート部材18、19の折曲部18b、19bにより養生されているので、サンドイッチパネル25とフレーム部材29a、29b、29cとを貼設する組み付け時には、テープ等による養生の作業工程が不要となるので、作業工程の軽減化を図ることができる。
また、図4(b)の側壁部45aの前後の端部においても、側壁部45aのサンドイッチパネル25とフレーム部材29dとの貼設においても、サンドイッチパネル25の端面11は、インサート部材18、19の折曲部18b、19bにより養生されているので、組み付け時の養生は不要となる(図2参照)。
さらに、図3(a)に示す後扉部47a、47bに使用されるサンドイッチパネルの端面は、上記同様、インサート部材18、19の折曲部18b、19bにより養生されているので、組み付け時の養生が不要となる(図2参照)。
なお、図4(a)、図4(b)に示すように、サンドイッチパネル25とフレーム部材29a、29b、29c、29dとは、接着剤による貼設に加えて、引抜リベットよる接合により貼設が強化されている。
本発明に係るサンドイッチパネル端面保護構造は、上記したようにインサート部材により芯部材の端面を予め養生することができると共に、インサート部材の一端側の折曲部を芯部材に形成された溝部に挿入させたので、サンドイッチパネル製造の押圧工程においても位置ズレを抑えることができる。
上記溝部の形成は、従来の裏補強部材の貼設用に形成したザグリ加工と比較して、作業工程を軽減することができる。
また、インサート部材を定寸に配置することによりパネルプレス工程前の仮置き段階でサンドイッチパネルの寸法出しが可能となり、従来行なっていた最終工程でのNC機による切断加工が不要となり、工程数の削減を図ることができる。
また、インサート部材は、サンドイッチパネルとフレーム部材とを引抜リベットで接合するときの裏補強部材としての機能も有する。
インサート部材は、スチール製の薄板を加工したものであるが、加工が可能な薄板であれば、これに限定されず、他の材質のものを使用できる。
11 芯部材
12 表面
13 裏面
15a、15b、15c、15d 溝部
16a、16b、16c、16d 溝部
18 インサート部材
18a、18b 折曲部
19 インサート部材
19a、19b 折曲部
21 表板
22 裏板
25 サンドイッチパネル
26 間隙
27 プレス装置
29 フレーム部材
31 接着剤
32 コ字形状接合部
33 接着剤充填部
35 引抜リベット

Claims (3)

  1. 荷箱のフレーム部材に、接着剤により接合されるサンドイッチパネルの端面を保護するサンドイッチパネル端面保護構造であって、
    前記サンドイッチパネルは、プラスチック製の板状部材である芯部材と、
    該芯部材の端部の表面と裏面とにそれぞれ貼設される、一対の断面コ字形状のインサート部材と、
    前記インサート部材が貼設された前記芯部材の表面と裏面とにそれぞれ貼設される表板及び裏板と、
    を備えて成り、
    前記インサート部材の一端の折曲部は、前記芯部材の端部に形成された溝部に挿入され、前記インサート部材の他端の折曲部は、前記芯部材の端面に当接してなることを特徴とするサンドイッチパネル端面保護構造。
  2. 前記インサート部材は、前記芯部材周囲の端部の表面と裏面とにそれぞれ貼設されることを特徴とする請求項1に記載のサンドイッチパネル端面保護構造。
  3. 前記一対の断面コ字形状のインサート部材は、前記他端の折曲部の先端同士が所定の間隙を有して貼設されることを特徴とする請求項1に記載のサンドイッチパネル端面保護構造。


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