JP2001310759A - 中空構造物の補強具とその補強方法 - Google Patents

中空構造物の補強具とその補強方法

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Nobuaki Matsuki
伸明 松木
Katsutoshi Iwamoto
勝敏 岩本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の分割補強体を容易に結合して補強具を
構成することができる中空構造物の補強具とその補強方
法を提供する。 【解決手段】 中空構造物1の中空室6の長手方向に所
要とする長さをもって延び、中空室6に装着されて中空
構造物を補強する補強具であって、補強具10は、その
横断面において複数に分割された分割補強体11、21
を主体として構成される。複数の分割補強体11、21
の間には結合部材30が介在され、結合部材30は、加
熱硬化によって複数の分割補強体11、21を一体状に
結合する熱硬化性樹脂を主成分として形成される。結合
部材30は、加熱硬化する前において、複数の分割補強
体11、21を仮止め状態で接合する粘着性を有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、中空構造物の補
強具とその補強方法に関し、主として複数枚のパネルに
よって中空の箱形閉じ断面に構成された中空パネル(例
えば、車両ボディのセンタピラー、フロントピラー、ク
オータピラー、ルーフサイドパネル、ロッカパネル等)
を補強するための中空構造物の補強具とその補強方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、車両ボディの中空パネル
を補強するために、中空パネルの中空室に対し、その長
手方向に所要とする長さをもって延びる補強具が内設さ
れ、その補強具によって中空パネルを補強することが知
られている。また、補強具を射出成形、押出成形、ブロ
ー成形等によって中空の閉じ断面に形成することによっ
て、軽量でかつ剛性の高い構造に形成することは可能で
ある。しかしながら、補強具の横断面形状が複雑となっ
たり、あるいは、横断面形状が長手方向に変化させる必
要がある場合においては、補強具を一体成形することが
困難となる。このような場合、補強具の横断面において
複数に分割された分割補強体をそれぞれ形成してから、
これら複数の分割補強体をねじ、接着剤、溶着等によっ
て一体に結合し、補強具を構成することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、複数の分割
補強体をねじによって一体に結合する作業は厄介であ
り、多くの手間や時間を必要とする問題点がある。ま
た、複数の分割補強体を接着剤によって一体に接合する
場合、これら複数の分割補強体に接着剤を塗布し、その
後、複数の分割補強体を所要とする姿勢に保ちながら相
互に組合わせ、前記塗布された接着剤が硬化する所要時
間の間、複数の分割補強体の組合わせ状態を保つ必要が
あり、これまた多くの手間や時間を必要とする問題点が
あった。さらに、複数の分割補強体を溶着によって一体
に結合する場合においても、溶着の設備費が必要となる
とともに、複数の分割補強体を溶着するために多くの手
間や時間を必要とする問題点があった。
【0004】この発明の目的は、前記問題点に鑑み、複
数の分割補強体を容易に結合して補強具を構成すること
ができる中空構造物の補強具とその補強方法を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、第1の発明に係る中空構造物の補強構造は、請求項
1に記載のとおりの構成を要旨とするものである。した
がって、複数の分割補強体の間に結合部材を介在させて
加圧することによって、結合部材の粘着力によって複数
の分割補強体を仮止め状態に容易に接合することができ
る。そして、結合部材の加熱硬化によって複数の分割補
強体を強固に接着結合することができる。
【0006】また、第2の発明に係る中空構造物の補強
具は、請求項2に記載のとおりの構成を要旨とするもの
である。したがって、複数の分割補強体の間に跨って結
合部材を介在させることによって、結合部材の係合部の
係合力によって複数の分割補強体を仮止め状態に容易に
連結することができる。そして、結合部材の加熱硬化に
よって複数の分割補強体を強固に接着結合することがで
きる。
【0007】また、第3の発明に係る中空構造物の補強
具は、請求項3に記載のとおりの構成を要旨とするもの
である。したがって、複数の分割補強体が結合部材によ
って相互に結合されて構成された補強具を中空の閉じ断
面に構成することによって、軽量でかつ剛性の高い補強
具を構成することができる。
【0008】また、第4の発明に係る中空構造物の補強
具は、請求項4に記載のとおりの構成を要旨とするもの
である。したがって、複数の分割補強体の間に結合部材
を介在さて仮止め状態にした後、外部加熱によって結合
部材を加熱硬化させることによって、複数の分割補強体
を強固に接着結合することができる。このように、結合
部材を加熱硬化させることによって、複数の分割補強体
を一体化して補強具を構成することができるため、補強
具を所望とする横断面形状に容易に形成することができ
るとともに、長手方向に断面形状が変化した補強具にお
いても容易に構成することが可能となる。そして、所望
とする形状に構成された補強具によって中空構造物を効
率よく良好に補強することが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)この発明の実施
の形態1を図1〜図6にしたがって説明する。図3〜図
5において、中空パネル(例えば、センタピラー)1
は、インナパネル2とアウタパネル4とがその相互のフ
ランジ3、5によってスッポト溶接されることで、中空
の箱形閉じ断面に構成されている。また、中空パネル1
の中空室6内には、その長手方向に所要とする長さをも
って延び、中空パネル1を補強する補強具10が装着さ
れる。
【0010】前記補強具10は、その横断面において複
数に分割された分割補強体を主体として構成されてい
る。実施の形態1において、補強具10は、その横断面
において半分割された第1、第2の両分割補強体11、
21を主体として構成されている。これら第1、第2の
両分割補強体11、21は、耐熱性を有する硬質合成樹
脂材料よりなり、押出成形、ブロー成形、射出成形等に
よってそれぞれ所要とする形状に別体に形成されてい
る。なお、第1、第2の両分割補強体11、21のう
ち、一方の補強体を硬質合成樹脂材料より形成し、他方
の補強体を軽合金(例えば、アルミ合金)等の金属材に
よって形成してもよい。また、第1、第2の両分割補強
体11、21を溶接が困難な異種金属材料によって形成
してもよい。
【0011】第1、第2の両分割補強体11、21の相
対する側には、軽量化や材料の節減等を考慮して、その
長手方向に空間部を構成するための所要数(1つでもよ
く複数でもよい)の断面ほぼU溝状をなす凹部12、2
2が仕切壁15、25を隔ててそれぞれ凹設されてい
る。さらに、仕切壁15、25においても、軽量化や材
料の節減等を考慮して中空状に形成されている。そし
て、第1、第2の両分割補強体11、21は、その各両
側壁の先端面と、仕切壁15、25の先端面をそれぞれ
接合部としている。なお、この実施の形態1において、
第1、第2の両分割補強体11、21は、それぞれ左右
対称状に形成されて、上下に半分割されて形成されてい
るため、これら第1、第2の両分割補強体11、21
は、共通の成形部品によってそれぞれ形成され、成形型
の製作費が削減されている。
【0012】第1、第2の両分割補強体11、21の接
合部の間には、これら第1、第2の両分割補強体11、
21を一体状に結合するための結合部材30が介在てい
る。結合部材30は、加熱硬化によって第1、第2の両
分割補強体11、21を、相互の接合部において一体状
に結合する接着性を有する熱硬化性樹脂、例えば、エポ
キシ、ウレタン、エステル、フェノール等を主成分とし
て形成されている。この実施の形態1において、結合部
材30は、同結合部材30が加熱硬化する前において、
第1、第2の両分割補強体11、21を仮止め状態で結
合する粘着性を有している。また、この実施の形態1に
おいて、結合部材30は、車両ボディの焼き付け塗装の
際の熱(例えば、110℃〜190℃前後の温度)によ
って加熱発泡し、かつ硬化して発泡結合体31となる接
着性を有する熱硬化性樹脂を主成分とする発泡性材料よ
り形成されている。
【0013】次に、この実施の形態1に係る補強具10
を用いて中空パネル1を補強する方法を工程順に説明す
る。まず、準備工程において、図1に示すように、補強
具10の主体をなす第1、第2の両分割補強体11、2
1を耐熱性を有する硬質合成樹脂材料より別体に形成す
る。一方、押出成形機のダイから発泡剤混入の熱硬化性
樹脂系の発泡性材料が長尺に押し出された押出品を、第
1、第2の両分割補強体11、21の全長寸法とほぼ同
長の長さ寸法をもって切断することによって、粘着性を
有する結合部材30を形成する。
【0014】次に、組合せ工程において、図2の(A)
及び(B)に示すように、第1、第2の両分割補強体1
1、21を対向状に配置し、これら第1、第2の両分割
補強体11、21の接合部の間に結合部材30を介在さ
せた状態で、第1、第2の両分割補強体11、21を互
いに接近する方向に加圧する。すると、第1、第2の両
分割補強体11、21の接合部の間に結合部材30が隙
間なく圧縮変形され、その結合部材30の粘着性に基づ
く粘着力によって第1、第2の両分割補強体11、21
が仮止め状態で一体状に接合し、これによって補強具1
0が容易に構成される。次に、結合工程において、図3
と図4に示すように、中空パネル1を構成するインナパ
ネル2とアウタパネル4とを、その相互のフランジ3、
5においてスポット溶接する前に、インナパネル2の所
要位置に配置された一対の支持板40の間に補強具10
がセットされる。その後、インナパネル2とアウタパネ
ル4とが、その相互のフランジ3、5においてスポット
溶接され、中空の箱形閉じ断面をなす中空パネル1が構
成される。
【0015】ここで、外部からの加熱、例えば、前記中
空パネル1を有する車両ボディの焼付塗装の際の外部加
熱によって、結合部材30が発泡し、かつ加熱硬化して
発泡結合体31となる(図5参照)。そして、第1、第
2の両分割補強体11、21は、その接合部において前
記発泡結合体31によって強固に接着結合され、補強具
10が一体化する。したがって、この実施の形態1の中
空パネル1の補強方法によれば、組合せ工程において、
第1、第2の両分割補強体11、21の間に結合部材3
0を介在さ加圧することによって、結合部材30の粘着
力によって第1、第2の両分割補強体11、21を仮止
め状態に容易に接合することができる。
【0016】その後は、車両ボディの焼付塗装の際の熱
を利用して結合部材30を加熱発泡させることで、その
結合部材30が加熱硬化して発泡結合体31となり、第
1、第2の両分割補強体11、21を強固に接着結合す
ることができる。このように、発泡結合体31によって
第1、第2の両分割補強体11、21を一体化して補強
具10を構成することができる。このため、補強具10
を所望とする横断面形状に容易に形成することができる
とともに、長手方向に断面形状が変化した補強具10に
おいても容易に構成することが可能となる。そして、所
望とする形状に構成された補強具10によって中空パネ
ル1を効率よく良好に補強することができる。
【0017】また、前記実施の形態1において、第1、
第2の両分割補強体11、21の接合部を凹凸面に形成
して発泡結合体31による接着結合の面積を増大させる
ことによって、第1、第2の両分割補強体11、21の
接着結合力を高めることもできる。さらに、図6の
(A)に示すように、第1、第2の両分割補強体11、
21の接合部に対し、開口部が狭く底部が広い凹部1
3、23を形成することによって、第1、第2の両分割
補強体11、21の接着結合力をより一層高めることが
できる。すなわち、図6の(B)に示すように、結合部
材30の加熱発泡による発泡結合体31の一部が凹部1
3、23内に充填されかつ食い込むため、第1、第2の
両分割補強体11、21を発泡結合体31の接着結合力
と食い込み力によって、より一層強固に結合することが
できる。
【0018】なお、前記実施の形態1において、結合部
材30が発泡剤混入の熱硬化性樹脂系の発泡性材料によ
って構成され、加熱によって発泡結合体31となる場合
を例示したが、発泡することがない結合部材を用いても
実施可能である。すなわち、結合部材は、粘着力によっ
て第1、第2の両分割補強体11、21を仮止め状態に
接合可能な粘着性を有し、加熱硬化して第1、第2の両
分割補強体11、21を強固に接着結合する接着性を有
する熱可塑性樹脂を主成分とする接着部材を用いても実
施可能である。
【0019】(実施の形態2)次に、この発明の実施の
形態2を図7にしたがって説明する。この実施の形態2
において、補強具10は、実施の形態1とほぼ同様にし
て、その横断面において半分割された、第1、第2の両
分割補強体11、21を主体として構成されている。こ
れら第1、第2の両分割補強体11、21は、耐熱性を
有する硬質合成樹脂材料よりなり、その相対する側に
は、軽量化や材料の節減等を考慮して、その長手方向に
空間部を構成するための所要数の断面ほぼU溝状をなす
凹部12、22が仕切壁15、25を隔ててそれぞれ凹
設されている。そして、第1、第2の両分割補強体1
1、21の各両側壁の先端には、所定長さだけ張り出さ
れたフランジ状の連結片16、26がそれぞれ形成され
ている。さらに、第1、第2の両分割補強体11、21
の仕切壁15、25の先端面をそれぞれ接合部としてい
る。
【0020】第1、第2の両分割補強体11、21は、
その連結片16、26に跨って、固形の結合部材32が
装着されることによって仮止め状態で結合する結合部材
32が配設されている。結合部材32は、車両ボディの
焼き付け塗装の際の熱(例えば、110℃〜190℃前
後の温度)によって加熱発泡し、かつ硬化して発泡結合
体となる接着性を有する熱硬化性樹脂を主成分とする発
泡性材料より形成されている。また、結合部材32は、
同結合部材32が加熱硬化する前において、所定の剛性
を有する断面ほぼコの字状の固形状態をなしている。そ
して、結合部材32の上下部を係合部とし、第1、第2
の両分割補強体11、21を、その相互の連結片16、
26において仮止め状態で連結するようになっている。
すなわち、第1、第2の両分割補強体11、21の連結
片16、26に跨って結合部材32が嵌込まれることに
よって、その結合部材32の一対の係合部によって、連
結片16、26が拘束され、その拘束力によって第1、
第2の両分割補強体11、21が仮止め状態で連結され
るようになっている。
【0021】また、この実施の形態2において、第1、
第2の両分割補強体11、21の仕切壁15、25の先
端面の接合部の間には、加熱硬化によって第1、第2の
両分割補強体11、21を一体状に結合する結合部材3
0が介在されている。この結合部材30は、実施の形態
1と同様にして、接着性を有する熱硬化性樹脂を主成分
として形成され、かつ粘着性を有している。また、結合
部材30は、加熱によって発泡接合体となる発泡性材料
よって形成されてもよく、非発泡であってもよい。
【0022】次に、この実施の形態2に係る補強具10
を用いて中空パネル1を補強する方法を工程順に説明す
る。まず、準備工程において、補強具10の主体をなす
第1、第2の両分割補強体11、21を耐熱性を有する
硬質合成樹脂材料より別体に形成する。一方、射出成形
等によって剛性を有する結合部材32を形成し、押出成
形等によって粘着性を有する結合部材30を形成する。
【0023】次に、組合せ工程において、図7に示すよ
うに、第1、第2の両分割補強体11、21を対向状に
配置し、これら第1、第2の両分割補強体11、21の
接合部の間に結合部材30を介在させた状態で、第1、
第2の両分割補強体11、21を互いに接近する方向に
加圧しながら、第1、第2の両分割補強体11、21の
連結片16、26に跨って結合部材32を嵌込む。これ
によって、第1、第2の両分割補強体11、21が仮止
め状態で一体状に連結され、補強具10が容易に構成さ
れる。また、第1、第2の両分割補強体11、21の接
合部の間に圧縮変形された結合部材30の粘着力によっ
て加わって第1、第2の両分割補強体11、21が仮止
め状態で一体状に接合される。次に、結合工程において
は、実施の形態1と同様にして、中空パネル1を構成す
るインナパネルとアウタパネルとを、その相互のフラン
ジにおいてスポット溶接する前に、インナパネルの所要
位置に配置された一対の支持板の間に補強具10がセッ
トされる。その後、インナパネルとアウタパネルとが、
その相互のフランジにおいてスポット溶接され、中空の
箱形閉じ断面をなす中空パネル1が構成される。
【0024】ここで、車両ボディの焼付塗装の際の外部
加熱によって、結合部材30、32が発泡し、かつ加熱
硬化して発泡結合体となることで、第1、第2の両分割
補強体11、21は、その連結片16、26において前
記結合部材30、32の発泡結合体によって接着結合さ
れ、補強具10が一体化する。したがって、この実施の
形態2の中空パネル1の補強方法においても、第1、第
2の両分割補強体11、21を仮止め状態に容易に連結
・接合することができ、車両ボディの焼付塗装の際の熱
を利用して結合部材30、32を加熱発泡させて、第
1、第2の両分割補強体11、21を強固に接着結合す
ることができる。このため、補強具10を所望とする横
断面形状に容易に形成することができるとともに、長手
方向に断面形状が変化した補強具10においても容易に
構成することが可能となる。そして、所望とする形状に
構成された補強具10によって中空パネル1を効率よく
良好に補強することができる。
【0025】なお、前記実施の形態2において、第1、
第2の両分割補強体11、21の仕切壁15、25の先
端面に接合部を設け、その接合部の間に、加熱硬化によ
って一体状に結合する結合部材30が介在されている場
合を例示したがこれに限るものではない。例えば、結合
部材30を設けることなく、第1、第2の両分割補強体
11、21の連結片16、26に跨って結合部材32を
設けるのみによって第1、第2の両分割補強体11、2
1を仮止め状態に連結し、加熱硬化によって一体に結合
することができる。
【0026】また、前記実施の形態2においては、第
1、第2の両分割補強体11、21の連結片16、26
に跨って断面ほぼコの字状の結合部材32が嵌込まれる
場合を例示したが、図8の(A)に示すように、結合部
材35を弾性クリップ状によって形成してもよい。すな
わち、図8の(A)に示すように、第1、第2の両分割
補強体11、21の連結片16、26の長手方向に所定
間隔を隔てて連結孔を配設し、これら連結孔にわたって
クリップ状結合部材35を差し込んで弾性的に係合させ
ることによって、第1、第2の両分割補強体11、21
を仮止め状態で容易にかつ手早く連結することができ
る。その後、図8の(B)に示すように、外部加熱によ
ってクリップ状結合部材35が加熱発泡して、発泡接合
体36となることで、その発泡接合体36が連結孔に隙
間なく発泡して同連結孔の孔周り及び連結片16、26
の上下部に接着するため、第1、第2の両分割補強体1
1、21が強固に接着結合される。
【0027】また、前記実施の形態1及び2において
は、補強具10が第1、第2の2つの分割補強体11、
21を主体として構成される場合を例示したが、3つ、
あるいはそれ以上の数の分割補強体によって補強具10
を構成してもよい。また、前記実施の形態1及び2にお
いては、中空構造物が車両ボディのピラー、ロッカパネ
ル、ルーフパネル等の中空パネル1である場合を例示し
たが、中空構造物が車両ボディ以外、例えば、建築物、
船舶等の建造物を構成する中空構造物であってもよい。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
熱硬化性樹脂を主成分として形成された結合部材の加熱
硬化によって複数の分割補強体を容易に結合して補強具
を構成することができ、中空構造物の補強コストを削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の中空構造物の補強具
の第1、第2の両分割補強体と結合部材とが分離された
状態を示す斜視図である。
【図2】同じく第1、第2の両分割補強体を結合部材に
よって仮止め状態で接合する工程を順に示す説明図であ
る。
【図3】同じく中空パネルの中空室に補強具を装着した
状態を示す縦断面面である。
【図4】同じく中空パネルの中空室に補強具を装着した
状態を示す横断面面である。
【図5】同じく補強具の接合部材が発泡して発泡接合体
となった状態を示す横断面図である。
【図6】同じく実施の形態1における分割補強体の接合
部の変更例を示す説明図である。
【図7】この発明の実施の形態2の第1、第2の両分割
補強体が結合部材によって仮止め状態に連結された状態
を示す横断面図である。
【図8】同じく実施の形態2の結合部材の変更例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 中空パネル(中空構造物) 6 中空室 10 補強具 11 第1の分割補強体 13 接合部 21 第2の分割補強体 30、32、35 結合部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空構造物の中空室の長手方向に所要と
    する長さをもって延び、前記中空室に装着されて中空構
    造物を補強する補強具であって、 前記補強具は、その横断面において複数に分割された分
    割補強体を主体として構成され、 前記複数の分割補強体の間には結合部材が介在され、 前記結合部材は、加熱硬化によって前記複数の分割補強
    体を一体状に結合する熱硬化性樹脂を主成分として形成
    され、 さらに、前記結合部材は、同結合部材が加熱硬化する前
    において、前記複数の分割補強体を仮止め状態で接合す
    る粘着性を有している中空構造物の補強具。
  2. 【請求項2】 中空構造物の中空室の長手方向に所要と
    する長さをもって延び、前記中空室に装着されて中空構
    造物を補強する補強具であって、 前記補強具は、その横断面において複数に分割された分
    割補強体を主体として構成され、 前記複数の分割補強体の間には、これら複数の分割補強
    体を一体状に結合する結合部材が介在され、 前記結合部材は、加熱硬化によって前記複数の分割補強
    体を一体状に結合する熱硬化性樹脂を主成分として形成
    され、 さらに、前記結合部材には、同結合部材が加熱硬化する
    前において、前記複数の分割補強体に跨って係合しこれ
    ら複数の分割補強体を仮止め状態で連結する係合部が一
    体に形成されている中空構造物の補強具。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の中空構造物の補
    強具であって、 補強具は、その複数の分割補強体が結合部材によって相
    互に結合されたときには、中空の閉じ断面に構成される
    中空構造物の補強具。
  4. 【請求項4】 横断面において複数に分割された分割補
    強体をそれぞれ形成する一方、加熱硬化によって前記複
    数の分割補強体を一体状に接合する熱硬化性樹脂を主成
    分として結合部材を形成する準備工程と、 前記複数の分割補強体の間に結合部材を配設しこれら複
    数の分割補強体を仮止め状態で接合して補強具を構成す
    る組合せ工程と、 前記補強具を中空構造物の中空室に装着し、外部加熱に
    よって前記結合部材を加熱硬化させて前記複数の分割補
    強体を一体に結合する結合工程、とを備えている中空構
    造物の補強方法。
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