JP2012135494A - 椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】部材同士の連結解除が安全かつ簡単に行える椅子を提供する。
【手段】背板10を構成するメインメンバー14は、バックサポート11に対して前向き離反不能に保持されている。従って、バックサポート11は上向き動させないとバックサポート11から取り外すことはできず、背板10の上向き動は、バックサポート11に設けた雄型受け部58(ストッパー)で阻止される。バックサポート11に設けた支軸61にレバー62が回動自在に取り付けられており、レバー62を回動させるとアッパー係合爪60が係合解除姿勢に回動する。アッパー係合爪60の回動操作をレバー62によって安全かつ簡単に行うことができ、しかも、レバー62は附属品として背もたれ3に取り付けられているため紛失の心配もない。
【選択図】図16

Description

本願発明は、部材同士の係合状態(連結状態・接続状態)を係合爪によって保持している椅子に関するものである。
椅子において、部材の取り付け手段として撓み変形する係合爪を使用していることが多い。例えば、背もたれについて見ると、係合爪を利用して背板(背インナーシェル)をバックサポート(背アウターシェル)や背支柱に上向き動不能に保持していることがある。また、座においても、座受け部材に対する座板(座インナーシェル)の連結状態を係合爪によって保持していることがある。
そして、係合爪を撓み変形させて係合解除姿勢にすることで部材同士の連結が解除される。この場合、係合爪を係合解除姿勢に変形させる手段としては、人が指先で押し引きしたり、特許文献1に記載されているように工具を使用したりしている。
特許第4202783号公報
指先で押したり引いたりするのは簡単ではあるが、係合爪は隠れた部位に配置していることが多く、また、指先を当てる面積は小さい場合が多いため、指で撓み変形させるのは面倒でしかも指先が痛い場合がある。他方、特許文献1のように工具を使用する場合は人への負担は少ないが、工具を紛失すると作業できないという厄介な問題がある。
本願発明は、このような現状を改善することを課題とする。
前記課題を解決すべく請求項1の発明では、部材同士の連結状態が係合爪によって保持されており、前記係合爪を係合解除姿勢に撓み変形させると連結状態が解除されるようになっている椅子において、前記係合爪によって連結される複数の部材のうちいずれかに、前記係合爪を係合解除姿勢に撓み変形させるレバーが脱落不能に取り付けられている。
請求項2の発明は背もたれに適用したものであり、この発明では、背もたれは背板とこれが取り付くバックサポートとを有する構成になっており、前記背板に、上端が前後動するように撓み変形する係合爪を設けている一方、前記バックサポーには、前記係合爪の上に位置して背板を上向き移動不能に保持するストッパー部と、前記係合爪を前記ストッパー部から外れた係合解除姿勢に付勢するレバーとが設けられている。
請求項3の発明は請求項2の発明を具体化したものであり、この発明では、前記レバーは、当該レバーに形成した軸受け穴を支軸に嵌め込むことで回動自在に保持されており、前記支軸には平板状部が形成されている一方、前記レバーの軸受け穴には、レバーを所定姿勢にしないと軸受け穴を支軸の平板状部に嵌め込みできないように突起を設けており、前記支軸の平板状部が、前記背板を取り外した状態でしか前記レバーを嵌め込みできない姿勢になっている。
請求項4の発明は請求項1〜3の発明を具体化したもので、この発明では、前記レバーは、当該レバーに形成した軸受け穴を支軸に嵌め込むことで回動自在に保持されており、前記レバーと前記係合爪とに、前記係合爪を係合解除姿勢にした状態で互いに噛み合う当接保持手段を設けており、前記当接保持手段により、前記係合爪が係合解除姿勢に保持される。
本願発明では、係合爪はレバーによって解除解除姿勢に撓み変形させられるため、係合爪の係合解除作業は工具を使用する場合と同様に人への負担を無くした状態で簡単かつ安全に行える。しかも、レバーは椅子に取り付けられているため、紛失して作業が不能になってしまうような不都合は皆無である。
レバーにどのような動きをさせるかは種々選択できるが、一般的には、回動式を採用すると操作性や動作の確実性に優れていると言える。この場合、レバーを部材に回動自在に取り付ける方法としては、例えばねじ込み式の軸やスナップリングで抜け止めされる軸をレバーに貫通させるといったことも可能であるが、このように貫通式の軸を使用するとレバーの取り付けに手間がかかる。
これに対して請求項3のように構成された嵌め込み式を採用すると、レバーは部材に一体成形された支軸に嵌め込むだけでよいため取り付け作業はごく簡単であり、しかも、係合爪による連結を解除して部材を取り外さないとレバーを支軸から取り外すことはできないため、椅子の使用中にレバーが脱落するといった不具合は皆無である。従って請求項3によると、レバーを脱落不能な状態に簡単に取り付けできる利点がある。
係合爪は弾性復元力で係合姿勢に戻ろうとするため、連結された部材を分離するには、係合爪を係合解除姿勢に保持しておかねばならない。この点、レバーを指先で回動させた状態を保持することで係合爪を係合解除姿勢に保持し続けるということも可能ではあるが、部材が背板のように大きなものであると、片手でレバーを操作し続けながら他方の手で部材を取り外すというのは非常に厄介である。この点、請求項4の構成を採用すると、係合爪はレバーによって係合解除姿勢に保持されるため、一人の作業でも部材の取り外しを簡単に行える利点がある。
椅子の外観図であり、(A)は前方から見た斜視図、(B)は後ろから見た斜視図、(C)は側面図である。 椅子の分離斜視図である。 クッションを省略した状態での背もたれの外観図であり、(A)は前方から見た斜視図、(B)は側面図、(C)は後ろから見た斜視図である。 (A)は背もたれの背面部を下方から見た斜視図、(B)は分離側面図である。 背もたれを後ろから見た分離斜視図である。 背もたれの構成要素を分離して後ろから見た分離斜視図である。 背もたれの分離斜視図である。 メインメンバーを裏返してバックサポートと並べた正面図である。 (A)はメインメンバーとバックサポートとの分離斜視図、(B)はバックサポートの下部の部分斜視図、(C)はメインメンバーの下部の部分斜視図である。 (A)はメインメンバーの部分背面図、(B)はメインメンバーを後ろから見た部分斜視図、(C)はクッションの端部の部分正面図、(D)はクッションの取付け態様を示す平断面図である。 (A)はバックサポートの部分正面図、(B)はバックサポートを前から見た部分斜視図、(C)はバックシートの端部の部分正面図、(D)はバックシートの取付け態様を示す平断面図である。 (A)(B)とも要部の分離斜視図である。 (A)は背もたれの左右中央部で切断した分離図、(B)は継手の斜視図である。 (A)は背もたれの左右中央部での側断面図、(B)はトップメンバーの側端部の斜視図、(B)はトップメンバーの側端部の底面図である。 レバーの配置箇所の側断面図である。 レバーの箇所を表示した図であり、(A)は破断斜視図、(B)は係合解除状態での側断面図である。 レバーの配置箇所における分離断面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態は事務用に多用されている回転式ロッキング椅子に適用している。本願では方向を特定するため「前後」「左右」といった文言を使用するが、これは普通の姿勢で着座した人の向きを基準にしている。正面視は着座した人と対向した方向になる。
(1).椅子の概要
まず、主として図1〜6を参照して椅子の概要を説明する。図1に示すように、椅子は大きな要素として脚1と座2と背もたれ3とを備えている。脚1は放射方向に延びる枝足を有しているが図示は省略しており、ガスシリンダよりなる脚支柱4のみを表示している。脚支柱4の上端にはベース5が固定されており、ベース5の上方に座2が配置されている。
図2に示すように、座2は樹脂製の座インナーシェル(座板)6とその上面に張った座クッション7とから成っており、図2に示す中間支持体8に前後位置調節可能に取付けられている。中間支持体8の前部はフロントリンク9を介してベース5の前部に連結されており、フロントリンク9は側面視でベース5と中間支持体8との両方に対して相対回動する。従って、フロントリンク9が回動することにより、中間支持体8及び座2は上下動しながら前後動する。
背もたれ3は、着座者の体圧がかかるショル状の背板(背インナーシェル)10とこれが取付けられたシェル状のバックサポート(背アウターシェル)11とを有しており、背板10の前面に背クッション12が張られている。背クッション12はクロス等の表皮材13で前から覆われている。そして、図2に明示するように、背板10はバックサポート11の手前に配置されたメインメンバー14と、メインメンバー14の上に重ね配置されたトップメンバー15との2つの部材(パーツ)に分離している。両メンバー13,14は、樹脂を材料にして製造された射出成形品である。
本実施形態では、メインメンバー14が背もたれ3の大部分を占めて、トップメンバー15は背もたれ3の上部を構成している。もとより、メインメンバー14とトップメンバー15との高さの比率や実際の寸法は任意に設定できる。メインメンバー14の前面とトップメンバー15の前面は滑らかに連続している。従って、着座した人は一体構造の背もたれと同様に違和感なく凭れる掛かることができる。本実施形態のトップメンバー15は後ろに曲がって下向きにUターンした形状をしており、従って、おおよそ下向き開口U字に近い側面視形態になっている。
背板10におけるメインメンバー14の上端とバックサポート11の上端とは略同じ高さになっており、背板10のトップメンバー15はバックサポート11の上面に重なっている。そして、背板10のトップメンバー15は、バックサポート11の上部後方に回り込むようにオーバーハングしている。
図3に明示するように、バックサポート11の下端には前向きに延びる左右一対のアーム16が一体に形成されており、左右のアーム16は門形のジョイント17で連結されている。そして、左右のアーム16はその前端部を中心にして後傾するようにベース5に連結されており、かつ、左右のアーム16は金具18(図1(B)に僅かに露出している。)を介して中間支持体8の後部と連結している。このため、背もたれ3が後傾すると、中間支持体8(座2)は金具18に引かれて後退しつつ上昇する。ベース5の後部にはロッキングに抵抗を付与する弾性体が配置されている。
バックサポート11の下端部はアーム16の付け根よりも下方に突出している。また、バックサポート11の下部の背面にはロアカバー19が装着されている。バックサポート11は後ろからバックシート20で覆われており、ロアカバー19もバックシート11で覆われている。なお、アーム16をバックサポート11とは別部材に構成することも可能である。図1(A)に示すように、表皮材13の上部には後ろ向き引き込み部21を設けている。
(2).メインメンバー
以下、背もたれ3の詳細を説明する。まず、図7〜11を中心にしてメインメンバー14とバックサポート11とを説明する。図8に明示するように、バックサポート11とメインメンバー14とは上端の横幅より下端の横幅が小さく、従って、両者とも正面視で逆台形の形状を成している。例えば図7(B)に明示するように、バックサポート11とメインメンバー14とは、いずれも平面視で前向き凹状に緩い曲率で湾曲しており、かつ、両者とも着座者の腰部が当たる部分が最も前に位置するように側面視で前向き凸状に湾曲している。
例えば図2に示すように、メインメンバー14の左右両側部には前向きに突出した角形のサイド突条23が形成され、メインメンバー14の下端にも前向きに突出した角形のボトム突条24が形成されている。両突条23,24は互いに連続している。両突条23,24は後ろ向きに開口してチャンネル状の形態を成している。
状部と呼ぶことも可能である)、このため突条23,24は外壁と内壁を有している。ま 例えば図10(D)に示すように、背クッション12はサイド突条23及びボトム突条24の内側に配置されており、従って、サイド突条23とボトム突条24とは、補強機能と背クッション12の位置決め機能とを有している。背クッション12を覆う表皮材13はメインメンバー14の後ろに巻き込まれており、表皮材13の端縁はバックサポート11で隠れている。
そして、表皮材13の端縁には樹脂板のような帯板状の縁板25が縫着や接着等の手段で固定されている一方、メインメンバー14の背面のうち突条23,24のやや内側に位置した部位にはキャッチ突起26を適宜間隔で数形成しており、縁板25に形成したキャッチ穴27をキャッチ突起26に嵌め込んでいる。なお、縁板25はねの全体を表皮材13に重ねた縫着しており、このため、表皮材13は縫着部の箇所で折り返されている。
(3).バックサポート
例えば図7及び図8に示すように、バックサポート11の左右両側縁は略前向きに突出した側壁11′になっており、また、バックサポート11の下部には、メインメンバー14におけるボトム突条24の後ろに位置した左右横長のロアリブ30が前向き突設されている。ロアリブ30の下面には多数の補強リブが連接されている。図10(D)に示すように、バックサポート11の側壁11′はメインメンバー14におけるサイド突条23の後ろに位置している。図10(D)(及び図11(D))では表皮材13と側壁11′との間に空間が空いているが、表皮材13はある程度の厚さがあるので、実際には側壁11′の先端は表皮材13に当接している。
バックサポート11の前面には、アーム16に連続する左右一対ずつの内側縦リブ31及び外側縦リブ32が前向きに突設されており、ロアリブ30は内側縦リブ31に接続さている。また、左右の外側縦リブ32の上端は上部水平リブ33を介して連続しており、左右の内側縦リブ31の上端は下部水平リブ34を介して連続している。また、下部水平リブ34は左右の外側縦リブ32にも連続している。
これらのリブ30〜34は補強機能を有すると共に、背板10が着座者の体圧で後ろ向きに凹むように変形したときの変形量を規制するストッパーの役割も果たしている。また、内外の縦リブ31,32は背板10を取付ける機能も果たしている(この点は後述する)。
既述のようにバックサポート11はバックシート20で後ろから覆われている。図11(C)(D)に示すように、バックシート20の周縁にも樹脂板等の帯の縁板35が縫着等で固定されている一方、バックサポート11の前面のうち左右両側部にはキャッチ突起36が上下適宜間隔で前向きに突設されており、縁板35に空けたキャッチ穴37をキャッチ突起36に嵌め込んでいる。キャッチ突起36には抜け止めのための膨出部36aが形成されている。
(4).バックサポートへのメインメンバーの取付け手段
メインメンバー14はバックサポート11に簡単に着脱できる。この点を主として図9を参照して説明する。メインメンバー14はバックサポート11に左右ずれ不能に保持する必要がある。そこで、メインメンバー14の左右両側部と下部とに略角形の位置決め突起42,43を後ろ向きに突設して、上部位置決め突起42はバックサポート11に設けた左右一対の上部挟持体44の間に嵌め入れ、下部位置決め突起43はバックサポート11における内外縦リブ31,32の間に嵌め入れている。
また、メインメンバー14を前向き移動不能に保持する第2係合部として、メインメンバー14のうち上部位置決め突起42の外側に上部係合体45を後ろ向きに突設し、この上部係合体45の先端部に平面視で傾斜した上部係合爪46を一体に設けている一方、バックサポート11の前面には、上部係止片46が引っ掛かる平面視L形の上部係合受け部47を形成している。上部係合受け部47は補強のため底板47aを設けている。
上部係止片46は手前に行くほど左右外側にずれるように平面視で傾斜した舌状の形態であり、このため、その先端が上部係合体45に近づくように撓み変形し得る(弾性に抗して窄まり変形し得る。)。また、そして、メインメンバー14が左右移動不能に保持された状態で、上部係合受け部47と上部係合爪46とが前後から噛み合っている。このため、背板10は前向き離反不能に保持されている。
メインメンバー14の背面のうち下部位置決め突起43より下方の下端部には、下部係合体48を後ろ向きに突設しており、この下部係合体48に、平面視で傾斜した左右一対の下部係止片49を一体に設けている。左右の下部係止片49は舌状の形態であり、両者は手前に行くほど互いの間隔が広がるように傾斜している。すなわち、下部係合体48と左右の下部係止片49とで矢印形が形成されている。下部係止片49も上部係止片46と同様に、その付け根を中心に回動するように弾性に抗して撓み変形し得る。
メインメンバー14の下部係合体48は、バックサポート11における内外縦リブ31,32の間の溝に入り込む。そして、内外の縦リブ31,32に、下部係止片49が後ろ側から当接する左右一対の下部係合受け部50を相対向するように形成している。
上下の係合爪46,49は、基本的には、背板10を上からずらし移動させるたことで係合受け部47,50に係合させられる。但し、場合によっては、上からずらし移動させても上下の係合爪46,49のうちいずれか一方又は両方が係合受け部47,50に嵌まらない場合が有り得る。この場合は、図10に矢印Aで示すように、メインメンバー14をバックサポート11に対して後ろ向きに押し付けることにより、係合受け部47,50に係合させることができる。この場合は、係合爪46,49を弾性変形させて係合受け部47,50に引っ掛けることになる。そして、両係止片46,49は釣り針の返りのような形態であるため、いったん受け部47,50に噛み合うと手前に引き移動させることはできない。
メインメンバー14は、その上端においても、バックサポート11に対して左右動不能及び下向き移動不能に保持されている。すなわち、メインメンバー14の上端のうち左右両端寄り部位に後ろ向きの上端突起53と、上端突起53に連続した上下開口の上枠部54とを後ろ向きに突設している一方、バックサポート11には、上端突起53が嵌まる上端凹部55と、上枠部54に下方から嵌まり込む雄型受け部58とが形成されている。雄型受け部58の下方は前後に開口した内枠部56になっている。
本実施形態では、背板10のメインメンバー14に形成した外枠部54と上下係合突起45,48、及び、バックサポート11に形成した内枠部56と係合受け部47,50が背板10を前向き動不能に保持する係合手段を構成している。もとより、係合手段としては他の構造を採用することも可能である。
上端突起53の上面は上フランジ63になっており、他方、バックサポート11における上端凹部55の上部は、上フランジ63が前から重なる上段部55aになっている。また、メインメンバー14の上枠部54は左右横長の前後横バー部54a,54bを有しており、両者の間に雄型受け部58が位置している(図17参照)。内枠部56は、左右側板57と雄型受け部58と下面59とを有していて上下に長い長方形の形態を成している。
メインメンバー14のうち上枠部54の真下部位には、トップメンバー15を上向き動不能に保持する係合手段の一例してアッパー係合爪60が形成されている。アッパー係合爪60は弾性に抗して変形することにより、その下端を中心にして前後に回動し得る。他方、バックサポート11における内枠部56の内部のうち、やや上下中間位置より上方の部位には横長の支軸61が一体に形成されており、この支軸61に、例えば図12(A)や図18に示すレバー62が回動自在に取付けられている。
そして、トップメンバー15はアッパー係合爪60によって上向き移動不能に保持されると共に、レバー62を回動操作することでトップメンバー15に対するアッパー係合爪60の係合を解除することができる。この点は後述する。
例えば図12に示すように、メインメンバー14の上端には後ろ向きに突出した庇状の上フランジ63が形成されている。外枠部54は上フランジ63に連続した状態に形成されている。他方、例えば図9(A)に示すように、バックサポート11の上端にも上フランジ64が形成されている。内枠部56の上端は上フランジ64から少し突出している。
例えば図5に示すように、バックサポート11の上部のうち左右の内枠部56の間には後ろ向き突出部65が形成されている。後ろ向き突出部65は上フランジ64に連続した背面板66と、背面板66及びバックサポート11の基板に連続した下面板67とを有しており、図4(A)に示すように、下面板67には人が手先を差し込むことができる引手穴68を設けている。このため、人はバックサポート11のオーバーハング部65に手を掛けて椅子を引き寄せたり引いて移動させたりすることができる。
(5).トップメンバーの構造及びメインメンバーとの関係
次に、従前の図に加えて図15〜図17も参照してトップメンバー15とその取付け構造を説明する。例えば図13から理解できるように、バックサポート11は、メインメンバー14の上フランジ63及びバックサポート11の上フランジ64に対向する重合面71を有しており、重合面71の左右中間部と左右両端部とに第1下向き突起72を設け、第1下向き突起72をメインメンバー14の上フランジ63に形成した位置決め穴73に嵌め入れている。
例えば図12や図13(A)に示すように、トップメンバー15のうち第1下向き突起72の少し内側の部位には、ガイドリブ74を設けている。ガイドリブ74の前面は上に行くほど手前にずれるように傾斜しており、背板10の取付けに際しては、ガイドリブ74がバックサポート7の雄型受け部58に上から当たることにより、背板10はバックサポート7に重なるように後ろ向き移動がガイドされる。
図12に示すように、トップメンバー15の左右両側部には、メインメンバー14のサイド突条23に連続したトップ突条75が形成されており、トップ突条75の下端に第2下向き突起76を設けている。他方、メインメンバー14におけるサイド突条23の上端は上向きに開口した筒状部77になっており、この筒状部77に第2下向き突起76を嵌め入れている。なお、突起と筒状部との関係を逆にしてもよいし、別部材の継手で連結することも可能である。
トップメンバー15の重合面71はその左右両端部が切欠かれた状態になっており、このため、トップメンバー15の左右両側部には上端近くまで延びる横向きのサイド凹所78が開口している。そして、バックサポート11の左右両端部に差し込み装着した上下長手のプラグ79をトップメンバー15のサイド凹所78に嵌合させている。
例えば図9(A)に示すように、バックサポート11の左右両端部には前向きに開口した溝形の耳部11aを形成しており、耳部11aに形成した蟻溝11bにはプラグ79の足部79a(図13(B)参照)が嵌め込まれている。プラグ79における足部79aの下端には後ろ向きの爪79bが形成されている一方、図9(A)に示すように、バックサポート11の耳部には、プラグ79の爪79bが下方から引っ掛かり係合する爪キャッチ11cを前向きに突設している。
トップメンバー15のううち重合面71より上の部分には、軽量化及び樹脂の使用量節減のため前向き開口の空所と後ろ向き開口の空所が多数形成されている。トップメンバー15は相当の部分がバックサポート11の後ろにオーバーハングしており、かつ、トップメンバー15の後端にはバックサポート11の後ろ向き突出部65を後ろから覆う後ろ壁80が形成されている。トップ突条75は後ろ壁80の下端まで延びており、更に、後ろ壁80の下端にはトップ突条75に連続したバック突条81が形成されている。
背クッション12は、メインメンバー14から上向きに延びてトップメンバー15も覆っている。従って、図13(A)に示すように、背クッション12はトップメンバー15のバック突条81まで延びている。そして、表皮材13は後ろ壁80の内面まで巻き込まれており、縁板25をキャッチ突起26に嵌合させている。図12(A)(B)から理解できるように、表皮材13はトップメンバー15のサイド凹所78の内部にも入り込んでおり、サイド凹所78の内壁78aに設けたキャッチ突起26に縁板25を嵌め込んでいる。このため、表皮材13はサイド凹所78の外側部において張った状態に保持されている。
図13(A)及び図14(A)に示すように、第1下向き突起72は側面視で下窄まりのテーパ形状になっている一方、メインメンバー14の位置決め穴73は側面視で上向きに広がったテーパ状になっており、このため、第1下向き突起72は位置決め穴73にスムースに誘い込まれる。なお、既述のとおり、背板10はガイドリブ74によってバックサポート7に密着するうにガイドされ、このガイドの過程で、第1下向き突起72は位置決め穴73に誘い込まれる。
第1下向き突起72は係合爪82を形成し、位置決め穴73の背面部には補助係合穴83を形成している。左右中間部の第1下向き突起72では係合爪82は後ろ向きに突出しており、左右両側の第1下向き突起72では係合爪82は前向きに突出している。これら係合爪82が補助係合穴83に嵌合していることにより、トップメンバー15はメインメンバー14に対して上向き離脱不能に保持されている。
(6).背板の係止構造
背板10は、通常はバックサポート11に対して上向き離脱不能に保持されると共に、取り外しは容易に行える。この機能は、既述のレバー62とアッパー係合爪60とを主要部材として達成される。従って、アッパー係合爪60が請求項に記載した連結用の係合爪に相当する。以下、詳細を説明する。
図15及び図16(A)は背板10(メインメンバー14)がバックサポート11に対して離脱不能に保持された状態を表示しており、この状態では、アッパー係合爪60の上にバックサポート11における内枠部56の雄型受け部58が位置しているため、メインメンバー14(背板10)を上向き移動させることはできない。すなわち、背板10は取り外し不能に保持されている。アッパー係合爪60の上面にはバックサポート7における雄型受け部58の手前に位置したリブ(ストッパー)84を形成しており、このためアッパー係合爪60が後ろ側に回動する姿勢が規制されている。
また、バックサポート7における雄型受け部58の上面は側断面視で円弧状になっており、上端にはリブ85を突設している。雄型受け部58のリブ85の上面にトップメンバー15の重合面71が近接しており、かつ、雄型受け部58のリブ85の後ろに外枠部54における後部横バー54bが位置している。また、後部横バー54bはトップメンバー15における重合面71の奥部に形成した前向き溝86に嵌まっている。これによってもトップメンバー15はメインメンバー14に対して上向き分離不能に保持されている。
アッパー係合爪60は付け根部が細くなっており、このため、付け根を支点にして前後方向に回動するように弾性変形する。そして、アッパー係合爪60の後面は側面で上に行くほど後退するように湾曲しており、かつ、上端には後ろ向きに突出した顎部87が形成されており、顎部87の後端に下方及び後方に開口した切欠き部88を形成している。
他方、レバー62はアッパー係合爪60の後ろに配置された支軸61に回動自在に取付けられている。すなわち、レバー62のうち上下中間高さより僅かに上の部位に後ろ向きに開口した軸受け溝穴89を形成し、この軸受け溝穴89を支軸61に嵌め込んでいる。このため、レバー62は支軸61の軸心周りに回動し得る。
支軸61は側面視で傾斜した姿勢の平板状部61aを有しており、レバー62における軸受け溝穴89のうち支軸61の平板状部61aに対応した部位には相対向する方向に突出する上下のストッパー90を設けている。上下ストッパー90の間の間隔は平板状部61aの厚さより僅かに大きい寸法に設定している。
従って、レバー62は、上端が後ろで下端が前になる傾斜姿勢とすることで支軸61に取付けることができる。そして、レバー62はバックサポート11の内枠部56で囲われており、いったん支軸61に取付けると、上端が後ろで下端が前になる姿勢にすることはできない。従って、レバー62が支軸61から外れることはない。換言すると、背板10を取り外さないとレバー62を支軸61に着脱できない。
レバー62の上端には、アッパー係合爪60の切欠き部88に嵌合可能な角部91を形成している。そして、図16(B)に示すように、レバー62の下部に指先を当てて後ろに引くと、アッパー係合爪60はその上端が前に押されることで弾性に抗して変形し、レバー62を引き切ると、上端の角部91でアッパー係合爪60の切欠き部88に嵌まり、アッパー係合爪60は手前に回動した状態に保持される。
従って、アッパー係合爪60の切欠き部88とレバー62の角部91とにより、請求項に記載した当接保持手段が構成されている。角部91を突部と称して切欠き部88を凹部と称することも可能であり、また、凹凸の関係を逆にすることも可能である。レバー62の回動によってアッパー係合爪60が容易に変形するように、アッパー係合爪60の上部後端は側面視で丸みを帯びている。
レバー62によってアッパー係合爪60が手前に回動した状態では、アッパー係合爪60はバックサポート11における雄型受け部5858の手前に位置しており、従って、メインメンバー14を上に移動させることができる。換言すると、背板10をバックサポート11から取り外すことができる。背板10をバックサポート11から取り外すと、レバー62とアッパー係合爪60との当接関係は解除され、レバー62はほぼ鉛直姿勢に戻る。この状態では、レバー62は内枠部56における上板58の下方に位置している。
そして、トップメンバー15の重合面71がバックサポート11の上面に重なるように背板10をずらし移動させると、アッパー係合爪60は内枠部56における上板58のガイド作用によっていったん手前に回動し、次いで、トップメンバー15を下降させ切ると、アッパー係合爪60は弾性復元力によって戻り変形し、その上端が雄型受け部58の下方に位置する。この場合、既述のとおり、ガイドリブ74によた、背板10はバックサポート7に重なるようにガイドされる。
このように、背板10はバックサポート11に対して離脱不能に保持されると共に、レバー62を回動操作してバックサポート11に対するメインメンバー14の係合を解除するだけで、簡単に取り外すことができる。また、背板10は、バックサポート11に重ね配置するだけのワンタッチ的な操作により、バックサポート11に離脱不能な状態に取り付けることができる。このため、ユーザーであっても背板10を簡単に交換できる。
本実施形態のように背板10を構成するトップメンバー15の後ろ壁部80によってレバー62を覆うと、人目に触れない状態にレバー62を配置できるため、美感に優れている。
(7).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば適用対象は回転椅子に限定されず、固定式椅子などの各種の椅子に適用できる。また、背もたれがロッキングしない椅子にも適用できることはいうでもない。実施形態では背板をメインメンバーととトップメンバーとの2つの部材で構成したが、背板は必ずしも複数のメンバーで構成する必要はなく、単一構造にすることも可能である。また、複数の部材で構成する場合、3段以上に分離することも可能である。
背板及びバックサポートは必ずしもシェル状の構造である必要はなく、様々の形態・構造を採用できる。例えば背板を前後に開口した枠状に構成して、これにメッシュ材を張ることも可能である。他方、バックサポートは例えば前後に開口したフレーム形状にするなど、種々の形態・構造を採用できる。本願発明は背板とバックサポートとの連結以外の各種の部材同士の連結に適用できる。係合爪及びレバーの形状や作動形態も部材の形状等に応じて任意に設計できる。例えばレバーは回動式には限らず、例えばスライド式も採用可能である。
本願発明は椅子に適用して有用性を発揮する。従って、産業上利用できる。
2 座
3 背もたれ
10 背板(背インナーシェル)
11 バックサポート(背アウターシェル)
12 背クッション
14 背板を構成するメインメンバー
15 背板を構成するトップメンバー
45,48 上部係合体
46,49 係止片
47,50 係合受け部
54 外枠体
56 内枠体
58 アッパー係合爪が当接(係合)する雄型受け部(ストッパー)
60 アッパー係合爪
61 支軸
61a 平板状部
62 レバー
88 当接保持手段を構成する切欠き部
91 当接保持手段を構成する角部

Claims (4)

  1. 部材同士の連結状態が係合爪によって保持されており、前記係合爪を係合解除姿勢に撓み変形させると連結状態が解除されるようになっている椅子であって、
    前記係合爪によって連結される複数の部材のうちいずれかに、前記係合爪を係合解除姿勢に撓み変形させるレバーが脱落不能に取り付けられている、
    椅子。
  2. 背もたれを背板とこれが取り付くバックサポートとを有する構成にしており、前記背板に、上端が前後動するように撓み変形する係合爪を設けている一方、前記バックサポーには、前記係合爪の上に位置して背板を上向き移動不能に保持するストッパー部と、前記係合爪を前記ストッパー部から外れた係合解除姿勢に付勢するレバーとが設けられている、
    椅子。
  3. 前記レバーは、当該レバーに形成した軸受け穴を支軸に嵌め込むことで回動自在に保持されており、前記支軸には平板状部が形成されている一方、前記レバーの軸受け穴には、レバーを所定姿勢にしないと軸受け穴を支軸の平板状部に嵌め込みできないように突起を設けており、前記支軸の平板状部が、前記背板を取り外した状態でしか前記レバーを嵌め込みできない姿勢になっている、
    請求項2に記載した椅子。
  4. 前記レバーは、当該レバーに形成した軸受け穴を支軸に嵌め込むことで回動自在に保持されており、前記レバーと前記係合爪とに、前記係合爪を係合解除姿勢にした状態で互いに噛み合う当接保持手段を設けており、前記当接保持手段により、前記係合爪が係合解除姿勢に保持される、
    請求項1〜3のうちのいずれかに記載した椅子。
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