JP2012135494A - 椅子 - Google Patents
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Abstract
【手段】背板10を構成するメインメンバー14は、バックサポート11に対して前向き離反不能に保持されている。従って、バックサポート11は上向き動させないとバックサポート11から取り外すことはできず、背板10の上向き動は、バックサポート11に設けた雄型受け部58(ストッパー)で阻止される。バックサポート11に設けた支軸61にレバー62が回動自在に取り付けられており、レバー62を回動させるとアッパー係合爪60が係合解除姿勢に回動する。アッパー係合爪60の回動操作をレバー62によって安全かつ簡単に行うことができ、しかも、レバー62は附属品として背もたれ3に取り付けられているため紛失の心配もない。
【選択図】図16
Description
まず、主として図1〜6を参照して椅子の概要を説明する。図1に示すように、椅子は大きな要素として脚1と座2と背もたれ3とを備えている。脚1は放射方向に延びる枝足を有しているが図示は省略しており、ガスシリンダよりなる脚支柱4のみを表示している。脚支柱4の上端にはベース5が固定されており、ベース5の上方に座2が配置されている。
以下、背もたれ3の詳細を説明する。まず、図7〜11を中心にしてメインメンバー14とバックサポート11とを説明する。図8に明示するように、バックサポート11とメインメンバー14とは上端の横幅より下端の横幅が小さく、従って、両者とも正面視で逆台形の形状を成している。例えば図7(B)に明示するように、バックサポート11とメインメンバー14とは、いずれも平面視で前向き凹状に緩い曲率で湾曲しており、かつ、両者とも着座者の腰部が当たる部分が最も前に位置するように側面視で前向き凸状に湾曲している。
状部と呼ぶことも可能である)、このため突条23,24は外壁と内壁を有している。ま 例えば図10(D)に示すように、背クッション12はサイド突条23及びボトム突条24の内側に配置されており、従って、サイド突条23とボトム突条24とは、補強機能と背クッション12の位置決め機能とを有している。背クッション12を覆う表皮材13はメインメンバー14の後ろに巻き込まれており、表皮材13の端縁はバックサポート11で隠れている。
例えば図7及び図8に示すように、バックサポート11の左右両側縁は略前向きに突出した側壁11′になっており、また、バックサポート11の下部には、メインメンバー14におけるボトム突条24の後ろに位置した左右横長のロアリブ30が前向き突設されている。ロアリブ30の下面には多数の補強リブが連接されている。図10(D)に示すように、バックサポート11の側壁11′はメインメンバー14におけるサイド突条23の後ろに位置している。図10(D)(及び図11(D))では表皮材13と側壁11′との間に空間が空いているが、表皮材13はある程度の厚さがあるので、実際には側壁11′の先端は表皮材13に当接している。
メインメンバー14はバックサポート11に簡単に着脱できる。この点を主として図9を参照して説明する。メインメンバー14はバックサポート11に左右ずれ不能に保持する必要がある。そこで、メインメンバー14の左右両側部と下部とに略角形の位置決め突起42,43を後ろ向きに突設して、上部位置決め突起42はバックサポート11に設けた左右一対の上部挟持体44の間に嵌め入れ、下部位置決め突起43はバックサポート11における内外縦リブ31,32の間に嵌め入れている。
次に、従前の図に加えて図15〜図17も参照してトップメンバー15とその取付け構造を説明する。例えば図13から理解できるように、バックサポート11は、メインメンバー14の上フランジ63及びバックサポート11の上フランジ64に対向する重合面71を有しており、重合面71の左右中間部と左右両端部とに第1下向き突起72を設け、第1下向き突起72をメインメンバー14の上フランジ63に形成した位置決め穴73に嵌め入れている。
背板10は、通常はバックサポート11に対して上向き離脱不能に保持されると共に、取り外しは容易に行える。この機能は、既述のレバー62とアッパー係合爪60とを主要部材として達成される。従って、アッパー係合爪60が請求項に記載した連結用の係合爪に相当する。以下、詳細を説明する。
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば適用対象は回転椅子に限定されず、固定式椅子などの各種の椅子に適用できる。また、背もたれがロッキングしない椅子にも適用できることはいうでもない。実施形態では背板をメインメンバーととトップメンバーとの2つの部材で構成したが、背板は必ずしも複数のメンバーで構成する必要はなく、単一構造にすることも可能である。また、複数の部材で構成する場合、3段以上に分離することも可能である。
3 背もたれ
10 背板(背インナーシェル)
11 バックサポート(背アウターシェル)
12 背クッション
14 背板を構成するメインメンバー
15 背板を構成するトップメンバー
45,48 上部係合体
46,49 係止片
47,50 係合受け部
54 外枠体
56 内枠体
58 アッパー係合爪が当接(係合)する雄型受け部(ストッパー)
60 アッパー係合爪
61 支軸
61a 平板状部
62 レバー
88 当接保持手段を構成する切欠き部
91 当接保持手段を構成する角部
Claims (4)
- 部材同士の連結状態が係合爪によって保持されており、前記係合爪を係合解除姿勢に撓み変形させると連結状態が解除されるようになっている椅子であって、
前記係合爪によって連結される複数の部材のうちいずれかに、前記係合爪を係合解除姿勢に撓み変形させるレバーが脱落不能に取り付けられている、
椅子。 - 背もたれを背板とこれが取り付くバックサポートとを有する構成にしており、前記背板に、上端が前後動するように撓み変形する係合爪を設けている一方、前記バックサポーには、前記係合爪の上に位置して背板を上向き移動不能に保持するストッパー部と、前記係合爪を前記ストッパー部から外れた係合解除姿勢に付勢するレバーとが設けられている、
椅子。 - 前記レバーは、当該レバーに形成した軸受け穴を支軸に嵌め込むことで回動自在に保持されており、前記支軸には平板状部が形成されている一方、前記レバーの軸受け穴には、レバーを所定姿勢にしないと軸受け穴を支軸の平板状部に嵌め込みできないように突起を設けており、前記支軸の平板状部が、前記背板を取り外した状態でしか前記レバーを嵌め込みできない姿勢になっている、
請求項2に記載した椅子。 - 前記レバーは、当該レバーに形成した軸受け穴を支軸に嵌め込むことで回動自在に保持されており、前記レバーと前記係合爪とに、前記係合爪を係合解除姿勢にした状態で互いに噛み合う当接保持手段を設けており、前記当接保持手段により、前記係合爪が係合解除姿勢に保持される、
請求項1〜3のうちのいずれかに記載した椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010290795A JP5710962B2 (ja) | 2010-12-27 | 2010-12-27 | 椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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Family
ID=46673459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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---|---|---|---|---|
JPH05162759A (ja) * | 1991-12-04 | 1993-06-29 | Fujitsu Ltd | 蓋の嵌脱構造 |
JP2002010870A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Itoki Crebio Corp | 椅 子 |
JP2007144050A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Itoki Corp | 椅子 |
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2010
- 2010-12-27 JP JP2010290795A patent/JP5710962B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH05162759A (ja) * | 1991-12-04 | 1993-06-29 | Fujitsu Ltd | 蓋の嵌脱構造 |
JP2002010870A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-15 | Itoki Crebio Corp | 椅 子 |
JP2007144050A (ja) * | 2005-11-30 | 2007-06-14 | Itoki Corp | 椅子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP5710962B2 (ja) | 2015-04-30 |
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