JP2012133262A - 撮像装置、レンズシステム及びその制御方法 - Google Patents

撮像装置、レンズシステム及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 テレ側で至近の被写体を撮影するテレマクロモードを自動的に解除できるようにし、誤操作、誤動作を防止する。
【解決手段】 ズームレンズとフォーカスレンズの位置から、自動的にテレ側での至近撮影を切り替える。
【選択図】 図1

Description

本発明は望遠側(テレ側)において近接撮影(マクロ撮影)が行える、所謂テレマクロ撮影モードを有する撮像装置、レンズ及びその制御方法に関するものである。
デジタルビデオカメラやデジタルスチルカメラなどの撮像装置として、テレ側において通常の撮影モードでは合焦できない至近の被写体へのピント合わせが行えるマクロ撮影モードを選択可能とする、所謂、テレマクロ撮影機能を有する撮像装置がある。かかる撮像装置では、撮影者が被写体までの距離を目測し、選択ボタンなどを介して、どちらの撮影モードを使用するのかを選択している。また、通常撮影モードで合焦できない場合に警告表示を出し、撮影者に撮影モードの切替を促す方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−241069号公報
しかし、上記文献1では、テレマクロ撮影機能を有する撮像装置において、通常撮影モード又はテレマクロ撮影モードの選択を撮影者に委ねるので、撮影者の利便性を低下させることになる。また、被写体が近接位置に存在しているにもかかわらず、撮影者がテレマクロ撮影モードの選択を忘れてしまうこともある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、テレ側で至近の被写体を撮影するモードを自動的に解除できるようにし、誤操作、誤動作を防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の技術的特徴としては、変倍動作を行うためのズームレンズと焦点調節を行うためのフォーカスレンズとをそれぞれ光軸方向に移動させるよう制御する制御ステップと、所定のズームレンズ位置よりも望遠側における前記フォーカスレンズの可動範囲を、第1の範囲と、前記第1の範囲を含みさらに至近側へと延長して設定された第2の範囲とに切り替える切替ステップと、を有し、前記切替ステップでは、前記ズームレンズが前記所定の位置よりもワイド側に予め決められた時間よりも長く存在する場合には、前記フォーカスレンズの可動範囲を前記第1の範囲に設定することを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、撮影者による操作切り替えを必要とせず、自動でのテレマクロモードの解除が可能となるため、撮影者にテレマクロモードの解除し忘れによる誤操作を減らすことが可能になる。
本発明の第1の実施形態であるビデオカメラの構成を示すブロック図 通常撮影モードおよびテレマクロ撮影モードでの動作領域を示す概念図 本発明の第1の実施形態のマクロ撮影判定処理のフロー図 本発明の第1の実施形態のマクロ撮影判定処理の概念図 マクロ撮影判定の領域設定に関する概念図 マクロ撮影判定の表示に関する概念図 本発明の第2の実施形態のマクロ撮影判定処理のフロー図 本発明の第2の実施形態であるビデオカメラの構成を示すブロック図
以下、図面を用いながら実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
<装置の構成>
図1は、ズームレンズユニット及び、フォーカスレンズユニットを含むレンズシステムを搭載した撮像装置としてのビデオカメラの構成である。なお、本実施形態は、ビデオカメラに限らず、デジタルスチルカメラ等、各種の撮像装置にも適用できる。
101は固定されている前玉レンズユニット101、102は光軸方向に移動して変倍動作を行うズームレンズユニット、103は絞り、104は固定されている固定レンズユニットである。105は焦点調節機能と変倍による像面移動を補正するコンペセータ機能とを兼ね備え、ズームレンズユニットの光軸後方にあって光軸方向に移動するフォーカスレンズユニットである。これらレンズユニットにより構成される撮影光学系は、物体側(図の左側)から順に、正、負、正、正の光学パワーを有する4つのレンズユニットで構成されたリアフォーカスレンズタイプの光学系である。なお、図中には、各レンズユニットが1枚のレンズにより構成されているように記載されているが、実際には、1枚のレンズにより構成されていてもよいし、複数枚のレンズにより構成されていてもよい。以下、ズームレンズユニット102を単にズームレンズ102、フォーカスレンズユニット105を単にフォーカスレンズ105と記す。
106はCCDやCMOSセンサにより構成される撮像素子である。撮影光学系を通ってきた被写体からの光束はこの撮像素子106上に入射する。撮像素子106は、入射した被写体像光を光電変換して撮像信号を出力する。撮像信号は、増幅器(AGC)107で最適なレベルに増幅されてカメラ信号処理回路108へと入力される。カメラ信号処理回路108は、入力された撮像信号を標準テレビ信号に変換し、モニタ装置109に送られ撮影画像として表示される。なお、モニタ装置109には、撮影モードや警告等を撮影者に知らせる画像も表示される。
また、増幅器(AGC)107の出力信号は、AF信号処理回路112へも入力される。AF信号処理回路112では、フォーカスレンズ105の焦点信号である撮影画像のコントラストに応じたAF評価信号を検出する。AF信号処理回路112で生成されたAF評価信号(鮮鋭度信号)は、システムマイコン113との通信によりデータとして読み出される。
システムマイコン113は、ズームレンズ102を例えばズームスイッチなどの不図示の操作部材の操作されている方向に対応したテレ方向(望遠側)またはワイド方向(広角側)に移動させるための信号を出力する。これにより、ズーム駆動源110を介してズームレンズ102を該方向に移動させる。また、システムマイコン113は、AF信号処理回路112から得られるAF評価信号に基づいて、フォーカシング駆動源111を介して、フォーカスレンズ105を移動させピントを合わせる、所謂AF動作を行う。
また、システムマイコン113は、フォーカスレンズ105の移動履歴に基づいて、至近撮影であるテレマクロ撮影を行おうとしているか否かを判定する撮影状況判定部115を有する。そして、テレマクロ撮影をしていると判定した場合は、移動範囲切替部114によりフォーカスレンズ105の移動範囲(可動範囲)を通常撮影モードでの移動範囲に加え、さらに至近側へと拡張したテレマクロ撮影での移動範囲に切り替える。さらに撮影状況判定部115は、判定状況を撮影者に報知するための表示をモニタ装置109に表示させる。
<ズームレンズ及びフォーカスレンズの動作領域>
次に、本実施形態のカメラにおけるズームレンズ102の移動範囲とフォーカスレンズ105の移動範囲とから成る位置空間における通常撮影モード、およびテレマクロ撮影モードでの動作領域について、図2を用いて説明する。この位置空間は、ズームレンズ102の移動範囲を横軸にとり、左方向がワイド側、右方向がテレ側に設定されている。また、フォーカスレンズ105の移動範囲を縦軸にとり、下方向が遠距離(無限)側、上方向が近距離(至近)側に設定されている。図中において、曲線L1は、無限遠の被写体に合焦するズームレンズ位置とフォーカスレンズ位置の組み合わせからなる点の軌跡を示している。曲線L2は、ワイド端の最短撮影距離(例えば1cm)に合焦するズームレンズ位置とフォーカスレンズ位置の組み合わせからなる点の軌跡を示している。曲線L3は、通常撮影モードにおけるテレ端の最短撮影距離(例えば1m)に合焦するズームレンズ位置とフォーカスレンズ位置の組み合わせからなる点の軌跡を示している。直線L4は、曲線L3の極大点をリミットとした、フォーカスレンズ105の至近側の移動リミット(至近端)を示している。ZoomThは、曲線L3の極大点であるズームレンズ位置を示している。通常撮影モードでは曲線L1,L2,L3およびL4(至近端)によって囲まれた領域であり、通常撮影モードにおいては、この通常撮影領域内で、フォーカスレンズ位置の調整が可能である。
また、テレマクロ撮影領域は、図中に示すように曲線L3が極大となるズームレンズ位置ZoomThよりテレ側において、曲線L3およびフォーカスレンズ105の至近端に囲まれた領域に設けられる。なお、テレマクロ撮影領域では、最短撮影距離はワイド側に行くほど至近になるため、テレ端でピントをとってワイド側にズームすると途中でピントがとれなくなる。このように、テレマクロ撮影領域は、通常撮影領域内よりも、さらに至近側へと延長して設定された領域となっている。
<テレマクロ撮影状態への移行、または解除方法>
次にシステムマイコン113内で実行するテレマクロ撮影状態への移行、または解除方法に関する説明を、図3のフローチャートを用いて説明する。
Step301では、撮像装置本体の電源のオフの要求が来ているかを判定して、電源オフ要求が来ている場合はStep323に進み、そうでない場合はStep302へ進む。Step302では、現在のモードがカメラ撮影モードであるかを判定し、カメラ撮影モードの場合はStep303へ進み、それ以外のモード(たとえば再生モード)の場合はStep323に進む。Step303では、現在のズームレンズ102の位置と、現在のフォーカスレンズ105の位置を取得する。ズームレンズ位置、およびフォーカスレンズ位置は、それぞれパルスモータをズーム駆動源110とフォーカシング駆動源111に用いる場合、撮像装置の起動時にレンズを位置制御上の基準となる位置(基準位置)にセットする。そして、この基準位置から現在位置まで移動させるために必要なパルス数を用いる。不図示の基準位置センサは、発光素子と受光素子とが一体となったフォトインターラプタにより構成されている。また、位置検出センサによりズームレンズ102の位置やフォーカスレンズ105の位置を直接、検出してもよい。
続くStep304ではStep303で取得したズームレンズの位置がZoomThよりテレ側か否かを判定し、テレ側である場合はStep305に進み、それ以外である場合はStep321に進む。ここで、本実施形態では、ZoomThを曲線L3の極大点であるズームレンズ位置に設定して、ZoomThよりワイド側ではマクロ撮影判定処理を全く行わないようにした。しかしながら、曲線L3の極大点であるズームレンズ位置よりワイド側でも判定できるようにZoomThをずらしてもよいし、ズームレンズ位置に応じて判定の重み付けをしてもよい。
Step305では、後述するマクロ撮影解除カウンタT1をクリアしてStep306に進む。
Step306でフォーカス位置が通常領域での至近端(以降、通常至近端とする)より無限側にいるか否かを判定して、無限側の場合はStep307に進む。Step306で至近側と判定された場合は、現在がテレマクロ撮影モードであるため、モード変更を行わずに処理を終了する。
Step307では現在の撮影モードがテレマクロ撮影モードであるか否かを判定して、テレマクロモードの場合はStep319に進み、そうでない場合はStep308に進む。
ここで、Step308以降の処理を図4を用いながら説明する。図4は、時間を横軸に、フォーカスレンズ105の位置を横軸にとり、下方向が無限、上方向が至近側とし、フォーカスレンズが通常領域での至近端(以降、通常至近端とする)でハンチングしている場合の模式図である。
Step308では、フォーカスレンズ位置が通常至近端に到達したか否かを判定し、到達した場合は到達した場合はStep309へ、到達していない場合はStep314に遷移する。本実施形態では、フォーカスレンズ位置が通常至近端に到達したか否かで判定を行っているが、図5に示すように通常至近端を含み所定の幅を持つ領域内(図中で斜線部)にフォーカスレンズが存在しているか否かで判定してもよい。例えば、図5aのようにズームレンズ位置に限らず通常至近端の軌跡と通常至近端から一定の幅d離れた軌跡に囲まれる領域を設定してもよい。また、図5bのように、被写体距離に基づいて通常至近端の軌跡と、通常至近端の軌跡よりも少し無限側の被写体距離に相当する軌跡(図中では1m10cm)とで囲まれる領域に設定してもよい。
Step309では、テレマクロ撮影判定の判定タイマーTを設定し、Step310へ遷移する。本実施形態では、判定タイマーTはあらかじめ決まった時間を設定するようにしているが、撮像素子106の蓄積時間に伴って変わるシャッター速度やフレームレートに応じて異なる時間を設定してもよい。一般的に蓄積時間が長くなると、フォーカスレンズの駆動周期も長くなるため、通常至近端に到達する周期も長くなることが考えられる。そこで、スローシャッター時や低フレームレート時に判定タイマーTを長く設定すると、判定時間内に通常至近端へ到達する回数が多くなるため、通常シャッター速度と同様に到達判定を行うことができる。
Step310では、通常至近端に到達した回数Cをインクリメントし、Step311へ遷移する。図4の上部に書いてある数字は通常至近端に到達した回数Cであり、通常至近端にフォーカスレンズが到達するとインクリメントされる様子を示している。
Step311では、至近端到達回数Cがあらかじめ設定した閾値Cth(図4では3回としている)以上か否かを判定し、大きい場合はStep312へ遷移し、小さい場合は処理を終了する。本実施形態では、閾値Cthはあらかじめ決まった値を設定しているが、判定タイマーTと同様に撮像素子106の蓄積時間に応じて変えるようにしてもよい。ここで、閾値Cthを大きく設定すると、マクロ撮影であると判定するのに時間はかかってしまうが、撮影の仕方によって撮影者の意図していないところでマクロ撮影であると誤判定してしまう可能性が少なくなる。逆に、閾値Cthを小さく設定すると、判定は速くなるが、誤判定が多くなってしまう。そこで、上述した判定タイマーTおよび閾値Cthの設定は、十分な検証を実施しマクロ撮影判定の応答性と安定性のバランスを考慮して決めることとする。また、閾値Cthはズームレンズ位置がテレ端から遠いほど大きく設定するようにしてもよい。テレマクロ領域では、テレ端から離れるほどマクロ撮影ができる最短撮影距離が長くなるので、マクロ撮影を行うメリットが小さい。そこで、ズームレンズ位置がワイド側になるほど閾値Cthを大きめに設定することで、テレ側よりマクロ撮影に入りにくくするということもできる。
Step312では、フォーカスレンズの移動範囲を拡張し、Step313へ遷移する。本実施形態では、通常撮影時には1mで制限していたフォーカスレンズの至近側の制御端を解除し、フォーカス至近端まで移動可能とすることでテレマクロ領域を含む領域での焦点調節を可能にする。
Step313では、撮影者にテレマクロ撮影モードに移行したことを報知するために、テレマクロアイコンをモニタ装置109上に表示する。本実施形態では、テレマクロ撮影モードに移行した場合にアイコンを表示するようにしているが、通常撮影モードとテレマクロ撮影モードでアイコンを切り替えてもよい。また、図6に示すようにテレマクロ撮影の判定中かどうかが撮影者にわかるように判定中はアイコンを点滅表示させるなど、判定中と判定後でアイコンを変えてもよい。
Step314では、Step309で設定した判定タイマーTが0か否かを判定し、0である場合はStep316へ遷移し、0でない場合はStep315へ遷移する。
Step315では、判定タイマーTをカウントダウンし処理を終了する。
Step316では、Step309で設定した判定時間内にテレマクロ撮影の条件を満たさなかったとみなし、これまでカウントしていた至近端到達回数Cをクリアし、処理を終了する。図4では、判定タイマーTが経過するまでに、至近端到達回数Cが後述する閾値Cth以上にならなかったので、0にして判定状態をリセットしている状態を示している。
Step307で、現在の撮影モードがテレマクロ撮影モードと判定された場合には、Step319に進む。時間カウンタであるマクロモード解除カウンタT2がTH2より小さいか否かを判定し、小さい場合はStep320に進み、そうでない場合はStep323に進む。Step320では、マクロモード解除カウンタT2をカウントアップさせて、処理を終了する。なお、TH2は時間閾値であり、フォーカスレンズ105の通常至近端とフォーカスレンズ105の無限制御端のフォーカス位置までを往復駆動できる時間より大きい時間を設定する。
Step304でズームレンズ位置がZoomThよりワイド側と判定された場合にはStep321に進む。Step321では、マクロ撮影解除カウンタT1がTH1より小さいか否かを判定し、小さい場合にはStep322に進み、小さい場合にはStep323に進む。Step322では、マクロ撮影解除カウンタT1をカウントアップさせて、処理を終了する。
マクロ撮影解除カウンタT1は、ズームレンズ位置がZoomThよりワイド側にあるときにカウントアップする時間カウンタである。マクロ解除カウンタT1がTH1を超えるとテレマクロモードを解除させるよう制御する。なお、TH1は、ZoomThと望遠端までをズームレンズ102が往復駆動できる時間より長くなるように設定する。
Step323では前述のマクロ撮影解除カウンタT1、およびマクロモード解除カウンタT2をクリアし、Step324に遷移し、その後、Step325に進み、処理を終了する。Step324では、フォーカスレンズの移動範囲を縮小し、至近制御端を通常の至近端として、Step325へ遷移する。
Step325では、撮影者に通常撮影モードに移行したことを報知するために、Step313で設定したテレマクロアイコンをモニタ装置109から消す。
上述の実施形態では、電源オフ要求が来ている場合に、フォーカスレンズの移動範囲を縮小し、テレマクロアイコンをモニタ装置109から消すこととした。しかしながら、電源のオフの後に電源をオンにする要求が来た場合に、フォーカスレンズの移動範囲を縮小し、テレマクロアイコンをモニタ装置109から消すこととしてもよい。
上述のように、撮影者による操作切り替えを必要とせず、自動でのテレマクロモードの解除をすれば、撮影者にテレマクロモードの解除し忘れによる誤操作を減らすことが可能になる。
(第2の実施形態)
<装置の構成>
図7には、第2の実施形態で説明するビデオカメラ(撮像装置)の構成を示している。図7は、第1の実施形態で説明に用いた図1にテレマクロモード切替スイッチ116が追加されたのみであり、他の構成上は図1と変わらない。
テレマクロモード切替スイッチ116、テレマクロ撮影モードを適用するかを切り替えるスイッチであって、システムマイコン113に接続されている。このテレマクロ切り替えスイッチ116は、撮影者が手動でテレマクロ撮影モードに切り替えためのスイッチである。
<テレマクロ撮影状態への移行、または解除方法>
次に、システムマイコン113内で実行するテレマクロ撮影状態への移行、または解除方法に関する説明を、図8のフローチャートを用いて説明する。
Step801では、電源オフ要求が来ているかを判定して、電源オフ要求が来ている場合はStep813に進み、そうでない場合はStep802へ進む。Step802では、現在のモードがカメラ撮影モードであるかを判定し、カメラ撮影モードの場合はStep803へ進み、それ以外のモード(たとえば再生モード)の場合はStep813に進む。Step803では、現在のズームレンズ102の位置(以下、ズームレンズ位置)を取得する。ズームレンズ位置は、パルスモータをズーム駆動源110とフォーカシング駆動源111に用いる場合、撮像装置の起動時にレンズを位置制御上の基準となる位置(基準位置)にセットし、この基準位置から現在位置まで移動させるために必要なパルス数を用いる。該基準位置センサは、本実施形態で、発光素子と受光素子とが一体となったフォトインターラプタにより構成されている。なお、位置検出センサによりズームレンズ102の位置を直接、検出してもよい。
Step804では現在の撮影モードがテレマクロ撮影モードであるか否かを判定して、テレマクロモードの場合はStep810に進み、そうでない場合はStep805に進む。
Step805ではテレマクロモード切替スイッチ116がON状態であるならばStep806に進み、OFF状態ならばStep813へ進む。Step806で、Step803で取得した現在のズームレンズ位置がテレ端か否かを判定し、テレ端であるならばStep808に進み、テレ端でない場合はStep807に進む。
Step807では、ズームレンズ102をテレ端まで移動させる。
Step808では、フォーカスレンズの移動範囲を拡張し、Step810へ遷移する。本実施形態では、通常撮影時には1mで制限していたフォーカスレンズの至近側の制御端を解除し、フォーカス至近端まで移動可能とすることでテレマクロ領域を含む領域での焦点調節を可能にする。
続くStep809では、撮影者にテレマクロ撮影モードに移行したことを報知するために、テレマクロアイコンをモニタ装置109上に表示する。本実施形態では、テレマクロ撮影モードに移行した場合にアイコンを表示するようにしているが、通常撮影モードとテレマクロ撮影モードでアイコンを切り替えてもよい。また、テレマクロモード移行スイッチONにしてから、ズームレンズ102が望遠端まで移動して、テレマクロ撮影モードに移行している間は、テレマクロ撮影モードの移行を撮影者が認識できるようにアイコンを点滅表示させるようにしてもよい。つまり、移行中と移行後でアイコンを変えてもよい。
前述のStep804でテレマクロ撮影モードであると判定された場合は、Step810に進む。そして、S803で取得したズームレンズ位置がZoomThよりワイド側か否かを判定し、ワイド側である場合はStep811に進み、テレ側にある場合は処理を終了する。本実施形態では、ZoomThを曲線L3の極大点であるズームレンズ位置に設定して、ZoomThよりワイド側ではマクロ撮影判定処理を全く行わないようにした。しかしながら、曲線L3の極大点であるズームレンズ位置よりワイド側でも判定できるようにZoomThをずらしてもよいし、ズームレンズ位置に応じて判定の重み付けをしてもよい。
Step812では、マクロ撮影解除カウンタT1をカウントアップさせて、処理を終了する。
マクロ撮影解除カウンタT1は、ズームレンズ位置がZoomThよりワイド側にあるときにカウントアップする時間カウンタである。Step811にてマクロ解除カウンタT1がTH1を超えるとテレマクロモードを解除させるよう制御する。
Step811にて、ズームレンズ位置がZoomThよりワイド側と判定された場合にはStep813に遷移し、マクロ撮影解除カウンタT1をクリアし、Step814に進む。
Step814では、フォーカスレンズの移動範囲を縮小し、至近制御端を通常至近端に変更し、Step815へ進む。
Step815では、撮影者に通常撮影モードに移行したことを報知するために、Step809で設定したテレマクロアイコンをモニタ装置109から消し、処理を終了する。
上述のように、撮影者による操作切り替えを必要とせず、自動でのテレマクロモードの解除をすれば、撮影者にテレマクロモードの解除し忘れによる誤操作を減らすことが可能になる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
(他の実施形態)
また、各実施形態の目的は、次のような方法によっても達成される。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、本発明には次のような場合も含まれる。すなわち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、次のような場合も本発明に含まれる。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
101 前玉レンズユニット
102 ズームレンズユニット
103 絞り
104 固定レンズユニット
105 フォーカスレンズユニット
106 撮像素子
107 AGC
108 カメラ信号処理回路
109 モニタ装置
110 ズーム駆動源
111 フォーカシング駆動源
112 AF信号処理回路
113 システムマイコン
114 移動範囲切替部
115 撮影状況判定部
116 モード切替スイッチ

Claims (10)

  1. 変倍動作を行うためのズームレンズと、焦点調節を行うためのフォーカスレンズとをそれぞれ光軸方向に移動させるよう制御する制御手段と、
    前記ズームレンズと前記フォーカスレンズの位置を検出する検出手段と、
    前記ズームレンズの位置において合焦を得るための前記フォーカスレンズの位置を被写体距離に応じて記憶する記憶手段と、
    所定のズームレンズ位置よりも望遠側における前記フォーカスレンズの可動範囲を、第1の範囲と、前記第1の範囲を含みさらに至近側へと延長して設定された第2の範囲とに切り替える切替手段と、を有し、
    前記切替手段は、前記ズームレンズが前記所定の位置よりも広角側に予め決められた時間より長く存在する場合には、前記フォーカスレンズの可動範囲を前記第1の範囲に設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記切替手段は、至近撮影であると判定した場合に、前記フォーカスレンズの可動範囲を前記第1の範囲から、前記第2の範囲へと切り替えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記予め決められた時間は、前記ズームレンズが所定の位置から前記ズームレンズの望遠端までの間を往復駆動できる時間より長い時間であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記ズームレンズの所定の位置とは、前記記憶手段に記憶されたズームレンズの位置のうち、前記フォーカスレンズが最も至近端に繰り出す前記ズームレンズの位置であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記フォーカスレンズの位置が、前記第1の範囲に予め決められた時間より長く存在する場合、前記フォーカスレンズの可動範囲を前記第1の範囲に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記予め決められた時間は、前記第1の範囲の無限側の制御端と至近側の制御端を前記フォーカスレンズが往復駆動できる時間より長い時間とすることを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 撮像装置本体の電源をオフするとき、又は電源のオフの後に電源をオンにするときには、前記フォーカスレンズの可動範囲を前記第1の範囲に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 画像を再生する再生モードを有し、前記再生モードに切り替えられた場合には前記フォーカスレンズの可動範囲を前記第1の範囲に設定することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 変倍動作を行うためのズームレンズと焦点調節を行うためのフォーカスレンズとをそれぞれ光軸方向に移動させるよう制御する制御ステップと、
    所定のズームレンズ位置よりも望遠側における前記フォーカスレンズの可動範囲を、第1の範囲と、前記第1の範囲を含みさらに至近側へと延長して設定された第2の範囲とに切り替える切替ステップと、を有し、
    前記切替ステップでは、前記ズームレンズが前記所定の位置よりも広角側に予め決められた時間より長く存在する場合には、前記フォーカスレンズの可動範囲を前記第1の範囲に設定することを特徴とする制御方法。
  10. 変倍動作を行うためのズームレンズと、
    焦点調節を行うためのフォーカスレンズとを有し、
    前記ズームレンズの位置と、前記フォーカスレンズの位置と、記憶手段に記憶された被写体距離に応じた前記ズームレンズの位置において合焦を得るための前記フォーカスレンズの位置とに応じて、前記フォーカスレンズの可動範囲が、第1の範囲と、前記第1の範囲を含みさらに至近側へと延長して設定された第2の範囲とに切り替えられ、前記ズームレンズが所定の位置よりも広角側に予め決められた時間より長く存在する場合には、前記フォーカスレンズの可動範囲を前記第1の範囲に設定することを特徴とするレンズシステム。
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