JP2012130940A - プレス機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】プレス加工時の上型の上下動をクランク機構により行うプレス機械において、構成の繁雑化を招かずに、ダイハイトの変動を防止して安定したプレス成形を維持することのできるプレス機械を提供すること。
【解決手段】プレス加工時の上型11の上下動をクランク機構21により行うプレス機械1であって、下死点センサにより検出される上型11の実下死点位置に基づいて、実下死点位置と基準下死点位置との差分を検出し、前記差分によってダイハイトが変化しないように、ボルスタ41に下に配置されるテーパ板52を水平移動させるボルスタ位置調整機構51により前記差分を緩和する方向に所定量、ボルスタ41の位置を修正して、ダイハイトの変動を抑止するボルスタ位置制御手段71を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、プレス加工時の上型の上下動をクランク機構により行うプレス機械に関する。
プレス加工時の上型の上下動をクランク機構により行うプレス機械では、クランク機構内のクランク軸の熱膨張、あるいは、前記クランク軸を支持するフレームの熱膨張、更には、プレスのスピードを変えることによるクランク、ラム、上型の慣性力の変化等で上型の下死点位置が変動することがある。
上型の下死点位置の変動は、プレス下死点におけるラムとボルスタとの間の間隔であるダイハイトの変動を招く。ダイハイトの変動は、製品寸法の変化、プレス性能の低下や、成形型の破損といった問題を招く。
そこで、従来より、上型を支持するラムを上下方向に位置調整するアジャスト装置を備え、前記アジャスト装置によりラムの位置を補正することで、ダイハイトの変動を抑止可能にしたプレス機械が提案されている(下記特許文献1参照)。
また、ラムを位置調整するアジャスト装置は装備せず、例えば、上型の下死点が上昇した場合にラムの位置補正をしなくて済むように、上型の下死点の上昇を見越して、標準位置を超えてラムを下降させて、オーバープレスするような対処法も考えられている。
特開2005−211928号公報
ところが、特許文献1に開示されたように、ラムを位置調整するアジャスト装置を装備する場合は、ラムに連結されているクランク機構も一緒に移動させる構造に改造する必要があり、アジャスト装置の大型化により、プレス機械の構成の繁雑化といった問題が生じる。
一方、オーバープレスによる対処の場合には、想定した下死点の上昇がない場合には、加圧される上下型間に過負荷が作用して、成形型の破損を招くおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、プレス加工時の上型の上下動をクランク機構により行うプレス機械において、構成の繁雑化を招かずに、ダイハイトの変動を防止して安定したプレス成形を維持することのできるプレス機械を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)プレス加工時の上型の上下動をクランク機構により行うプレス機械であって、
下面に第1テーパ面が形成されて上面に下型が載置されるボルスタと、
前記第1テーパ面に面接触する第2テーパ面を上面に有して前記ボルスタの下に配置されるテーパ板と、前記テーパ板を前記ボルスタに対して水平移動させる板駆動部と、を備えて、前記テーパ板の水平移動により前記ボルスタの高さ位置を調整するボルスタ位置調整機構と、
前記クランク機構の動作で下死点に到達した前記上型の実際の高さ位置である実下死点位置を検出する下死点センサと、
前記下死点センサにより検出される実下死点位置を前記クランク機構等に熱膨張が生じていないときの前記上型の下死点の高さ位置である基準下死点位置と比較して、前記基準下死点位置と前記実下死点位置との差分を検出し、前記差分によってダイハイトが変化しないように、前記ボルスタ位置調整機構により前記差分を緩和する方向に所定量、前記ボルスタの位置を修正するボルスタ位置制御手段と、
を備えたことを特徴とするプレス機械。
(2)前記ボルスタ位置調整機構による前記ボルスタの位置調整動作は、上型を支持するラムが下死点から上死点側に規定距離だけ離間した規定中間位置から上死点側にあるときに実施することを特徴とする上記(1)に記載のプレス機械。
上記(1)の構成によれば、クランク機構により上型が上下動させられるプレス動作時には、上型が下死点に到達する毎に、下死点センサが上型の実際の高さ位置である実下死点位置を検出する。そして、ボルスタ位置制御手段は、下死点センサが検出した実下死点位置と予め設定されている基準下死点位置との差分を検出する。クランク機構等に熱膨張が生じていない場合は、前記差分は発生しない。即ち、前記差分は、クランク機構等に熱膨張が生じている場合と、クランク、ラム、上型の慣性力に変化があった場合に発生する。そして、ボルスタ位置制御手段は、前記差分が生じている場合には、前記差分によってダイハイトが変化しないように、ボルスタ位置調整機構により前記差分を緩和する方向に所定量、ボルスタの位置を修正する。
そのため、稼働中に、クランク機構等に熱膨張が生じたり、スピード変化で慣性力や運動エネルギーが変化しても、初期に上型を基準下死点位置に設定したときのダイハイトが維持され、ダイハイトの変動を防止することができ、オーバープレスによる対処等を行う必要がなくなる。
また、上記(1)の構成によれば、ダイハイトを調整するボルスタ位置調整機構は、ボルスタを変位させるもので、クランク機構が連結されたラムを変位させてダイハイトの調整を行う場合と比較すると、簡単な構成でダイハイトの調整が可能になる。
従って、構成の繁雑化を招かずに、ダイハイトの変動を防止して安定したプレス成形を維持することができる。
上記(2)の構成によれば、ボルスタの位置調整動作は、クランク機構におけるクランク軸が一回転する1サイクル内において、上死点の前後の規定範囲の移動時間が割り当てられていて、クランク軸の回転を止めずに実施することができる。
本発明によるプレス機械によれば、稼働中に、クランク機構等に熱膨張が生じたり、クランク、ラム、上型の慣性力が変化しても、その熱膨張や慣性力の変化による上型の下死点位置の変動量に相応してボルスタ位置制御手段がボルスタの位置を調整することで、初期に上型を基準下死点位置に設定したときのダイハイトが維持される。しかも、ボルスタを移動させる場合は、クランク機構が連結されたラムを変位させてダイハイトの調整を行う場合と比較すると、簡単な構成でダイハイトの調整が可能になる。
従って、構成の繁雑化を招かずに、ダイハイトの変動を防止して安定したプレス成形を維持することができる。
本発明に係るプレス機械の一実施形態の正面図である。 図1のA矢視図である。 図1に示したボルスタ位置調整機構の要部の斜視図である。 一実施形態のプレス機械のクランク軸が1回転する1サイクル動作におけるダイハイト調整動作の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明に係るプレス機械の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図4は本発明に係るプレス機械の一実施形態を示したもので、図1は本発明に係るプレス機械の一実施形態の正面図、図2は図1のA矢視図、図3は図1に示したボルスタ位置調整機構の要部の斜視図、図4は一実施形態のプレス機械のクランク軸が1回転する1サイクル動作におけるダイハイト調整動作の手順を示すフローチャートである。
この一実施形態のプレス機械1は、プレス加工時の上型11の上下動をクランク機構21により行うプレス機械であり、図1に示すように、上型11が取り付けられるラム31と、下型12が取り付けられるボルスタ41と、ボルスタ位置調整機構51と、下死点センサ61と、ボルスタ位置制御手段71と、を備える。
本実施形態のプレス機械1は、水平に設置される固定基台2aと、該固定基台2a上に垂直に立設される複数本のガイド支柱2bと、これらの複数本のガイド支柱2bの上端を連結する連結架台2cとで、本体フレーム2が構成されている。
上型11は、ガイド支柱2bに上下動可能にガイドされるラム31の下面に固定される。ラム31は、上型11が取り付けられる板材である。このラム31は、連結架台2cに取り付けられたクランク機構21に連結されており、クランク機構21により、プレス加工に必要な上下動が付与される。
クランク機構21は、連結架台2cの上面側に取り付けられた駆動モータ22と、連結架台2cの下面側に回転可能に取り付けられて駆動モータ22により回転駆動されるクランク軸23と、ラム31に連結されたラム連結軸部24と、ラム連結軸部24とクランク軸23のクランクピンとを連結するコネクティングロッド25とを備える。クランク機構21は、クランク軸23の1回転で、図1に矢印Z1で示すように、上型11を上下方向に1往復させる。従って、クランク軸23の1回転が、上型11によるプレス加工の1サイクルになる。
ボルスタ41は、水平方向に延在する板状で、上面に下型12が載置(固定)される金型支持部材である。クランク機構21による上型11の下死点(プレス下死点)におけるラム31とボルスタ41との間の寸法L1(図2参照)が、ダイハイトである。
本実施形態のボルスタ41は、ガイド支柱2bにより上下動可能に支承されている。また、本実施形態のボルスタ41は、図2に示すように、下面に第1テーパ面41aが形成されている。
ボルスタ位置調整機構51は、テーパ板52の水平移動によりボルスタ41の高さ位置を調整する機構で、図1及び図2に示すように、テーパ板52と、板ガイド機構54と、板駆動部55と、を備える。
テーパ板52は、図2に示すように、第1テーパ面41aに面接触する第2テーパ面52aを上面に有している。また、テーパ板52は、ボルスタ41の第1テーパ面41aと固定基台2aの上面との間に挟まれるように、ボルスタ41の下に配置される。
板ガイド機構54は、第2テーパ面52aの高さ方向と直交する水平方向(図2及び図3における矢印X1方向)にテーパ板52を移動可能に案内するガイド機構で、図1に示すように本体フレーム2の両側に装備されている。
この板ガイド機構54は、図3に示すように、レール部54aと、レール保持ブロック54bと、ブロック固定部材54cと、ガイド凸条54dと、押さえローラ54eと、を備えている。
レール部54aは、図3に示すように、テーパ板52の側面に一体形成されている。また、レール部54aは、図2に示した矢印X1方向に沿って延設されている。このレール部54aは、その上下面のそれぞれに、前記矢印X1方向に沿って延びる係合溝541が形成されている。
レール保持ブロック54bは、レール部54aを該レール部54aの長さ方向に移動可能に保持する。このレール保持ブロック54bは、レール部54aの上下の係合溝541に係合する上下一対の凸部542を有しており、凸部542と係合溝541との係合により、レール部54aを図3の矢印X1方向に移動可能に保持する。
ブロック固定部材54cは、レール保持ブロック54bを固定基台2aに固定する部材である。ブロック固定部材54cは、固定基台2aの上部に一体形成される。また、レール保持ブロック54bは、ボルトによる締結によって、ブロック固定部材54cに固定されている。
ガイド凸条54dは、テーパ板52の移動方向(図3の矢印X1方向)に沿って、ボルスタ41の側面に一体形成されている。
押さえローラ54eは、ガイド凸条54dの上面を転動可能に設けられている。この押さえローラ54eは、ガイド凸条54dを介して第1テーパ面41aと第2テーパ面52aとを接触状態に維持する。
板駆動部55は、回転駆動されるとテーパ板52を図3の矢印X1方向に水平移動させる不図示のボールねじと、前記ボールねじを回転駆動するモータ552とを備えている。モータ552は、後述のボルスタ位置制御手段71により回転が制御される。
板駆動部55は、ボルスタ位置制御手段71によるモータ552の回転制御により、テーパ板52をボルスタ41に対して水平移動させる。
下死点センサ61は、本実施形態の場合、図1に示すように下型12に取り付けられていて、クランク機構21の動作で下死点に到達した上型11の実際の高さ位置である実下死点位置を検出する磁気センサである。
ボルスタ位置制御手段71は、所謂制御用コンピュータで、下死点センサ61により検出される実下死点位置をクランク機構21等に熱膨張が生じていないときの上型11の下死点の高さ位置である基準下死点位置と比較して、基準下死点位置と実下死点位置との差分を検出し、前記差分によって図2に示したダイハイトの寸法L1が変化しないように、ボルスタ位置調整機構51により差分を緩和する方向に所定量、前記ボルスタ41の位置を修正する。
このボルスタ位置制御手段71の具体的な制御手順は、図4に基づいて説明する。
ボルスタ位置制御手段71は、ステップS101に示すようにクランク機構21のクランク軸23が回転駆動されて上型11のプレス動作が始まると、下死点センサ61の信号を監視していて、上型11が下死点位置に到達したときに、下死点センサ61により実下死点位置を検知する(ステップS102)。
次いで、ステップS103に示すように、下死点センサ61により検出される実下死点位置が、予めボルスタ位置制御手段71内のメモリに設定されている基準下死点位置の下限値と大小比較し、基準下死点位置の下限値よりも大きい(基準下死点の下限範囲内である)場合は、次のステップS104に進む。
ステップS104では、下死点センサ61により検出される実下死点位置が、予めボルスタ位置制御手段71内のメモリに設定されている基準下死点位置の上限値と大小比較し、基準下死点位置の上限値よりも小さい(基準下死点の上限範囲内である)場合は、そのまま処理を収容して、次のサイクルに備える。
図4に示したステップS103,S104は、いずれも、基準下死点位置と実下死点位置との差分を検出し、差分が許容範囲内の場合は、特にテーパ板52の位置修正はせずにプレス処理を進める制御である。
上記のステップS103で、実下死点位置が基準下死点位置の下限値よりも小さい(基準下死点の下限範囲外である)場合は、ステップS111に進む。ステップS111では、下死点センサ61による検出値が許容範囲外(NG)と判定された旨を、ボルスタ位置制御手段71に接続される不図示の表示装置(ディスプレイや警告灯など)により、装置使用者に通知する。ステップS111が完了したら、次のステップS112に進む。
ステップS112では、ボルスタ位置調整機構51によるテーパ板52の移動操作によって、実下死点位置と基準下死点位置の下限値との差分を緩和する方向に所定量、ボルスタ41を下降させて、初期のダイハイトの寸法L1を確保する。ステップS112が終了したら、ステップS113に進む。
ステップS113では、ステップS111で前記表示装置に出力したNG判定を取り消して、1サイクル分の処理の終了となる。
上記のステップS104で、実下死点位置が基準下死点位置の上限値よりも大きい(基準下死点の上限範囲外である)場合は、ステップS121に進む。ステップS121では、下死点センサ61による検出値が許容範囲外と判定(NG判定)された旨を、ボルスタ位置制御手段71に接続される不図示の表示装置(ディスプレイや警告灯など)により、装置使用者に通知する。ステップS121が完了したら、次のステップS122に進む。
ステップS122では、ボルスタ位置調整機構51によるテーパ板52の移動操作によって、実下死点位置と基準下死点位置の上限値との差分を緩和する方向に所定量、ボルスタ41を上昇させて、初期のダイハイトの寸法L1を確保する。ステップS122が終了したら、ステップS113に移行し、ステップS113の処理が終了したら、1サイクル分の処理の終了となる。
ステップS113では、ステップS111で前記表示装置に出力したNG判定を取り消して、処理を終了する。
上記のステップS112,S122に示したボルスタ位置調整機構51によるボルスタ41の位置調整動作は、上型11を支持するラム31が下死点から上死点側に規定距離だけ離間した規定中間位置から上死点側にあるときに実施する。
なお、小部品のプレス作業では、1サイクルが極めて短時間(例えば、1/5秒)になる場合がある。そのため、図3に示した1サイクル分の位置調整動作では、実下死点位置と基準下死点位置との差分を完全に解消できない場合が発生する可能性がある。
その場合の対処としては、次の2通りを採用することができる。
1つは、ステップS112,S122の動作は、位置調整が完全に終わっていなくとも、取りあえず許容時間内で終了し、未調整の分は、次のサイクルに回す対処法である。
他の1つは、ステップS112,S122の位置調整が完全に終わるように、一時的に、プレス周期を延ばす対処法である。
以上に説明した一実施形態のプレス機械1では、クランク機構21により上型11が上下動させられるプレス動作時には、上型11が下死点に到達する毎に、下死点センサ61が上型11の実際の高さ位置である実下死点位置を検出する。そして、ボルスタ位置制御手段71は、下死点センサ61が検出した実下死点位置と予め設定されている基準下死点位置との差分を検出する。クランク機構21等に熱膨張が生じていない場合は、前記差分は発生しない。即ち、前記差分は、クランク機構21等に熱膨張が生じている場合に発生する。そして、ボルスタ位置制御手段71は、前記差分が生じている場合には、前記差分によってダイハイトが変化しないように、ボルスタ位置調整機構51により前記差分を緩和する方向に所定量、ボルスタ41の位置を修正する処理(図4に示すステップS112,S122)を実施する。
そのため、稼働中に、クランク機構21等に熱膨張が生じたり、スピード変化で慣性力や運動エネルギーが変化しても、初期に上型11を基準下死点位置に設定したときのダイハイトが維持され、ダイハイトの変動を防止することができ、オーバープレスによる対処等を行う必要がなくなる。
また、一実施形態のプレス機械1では、ダイハイトを調整するボルスタ位置調整機構51は、ボルスタ41を変位させるもので、クランク機構が連結されたラムを変位させてダイハイトの調整を行う場合と比較すると、テーパ板52を移動させるという簡単な構成でダイハイトの調整が可能になる。
従って、構成の繁雑化を招かずに、ダイハイトの変動を防止して安定したプレス成形を維持することができる。
また、一実施形態のプレス機械1では、ボルスタ41の位置調整動作は、クランク機構21におけるクランク軸が一回転する1サイクル内において、上死点の前後の規定範囲の移動時間が割り当てられていて、クランク軸の回転を止めずに実施することができる。
なお、本発明のプレス機械1は、前述した一実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能である。例えば、ボルスタ位置調整機構や板ガイド機構などの具体的な構成は、一実施形態に示した構成に限らない。また、下死点センサの装備位置や、センサの種類等も、適宜に設計変更することが可能である。
1 プレス機械
2 本体フレーム
2a 固定基台
2b ガイド支柱
2c 連結架台
11 上型
12 下型
21 クランク機構
23 クランク軸
31 ラム
41 ボルスタ
41a 第1テーパ面
51 ボルスタ位置調整機構
52 テーパ板
52a 第2テーパ面
54 板ガイド機構
54a レール部
54b レール保持ブロック
54c ブロック固定部材
54d ガイド凸条
54e 押さえローラ
55 板駆動部
61 下死点センサ
71 ボルスタ位置制御手段
552 モータ

Claims (2)

  1. プレス加工時の上型の上下動をクランク機構により行うプレス機械であって、
    下面に第1テーパ面が形成されて上面に下型が載置されるボルスタと、
    前記第1テーパ面に面接触する第2テーパ面を上面に有して前記ボルスタの下に配置されるテーパ板と、前記テーパ板を前記ボルスタに対して水平移動させる板駆動部と、を備えて、前記テーパ板の水平移動により前記ボルスタの高さ位置を調整するボルスタ位置調整機構と、
    前記クランク機構の動作で下死点に到達した前記上型の実際の高さ位置である実下死点位置を検出する下死点センサと、
    前記下死点センサにより検出される実下死点位置を前記クランク機構等に熱膨張が生じていないときの前記上型の下死点の高さ位置である基準下死点位置と比較して、前記基準下死点位置と前記実下死点位置との差分を検出し、前記差分によってダイハイトが変化しないように、前記ボルスタ位置調整機構により前記差分を緩和する方向に所定量、前記ボルスタの位置を修正するボルスタ位置制御手段と、
    を備えたことを特徴とするプレス機械。
  2. 前記ボルスタ位置調整機構による前記ボルスタの位置調整動作は、上型を支持するラムが下死点から上死点側に規定距離だけ離間した規定中間位置から上死点側にあるときに実施することを特徴とする請求項1に記載のプレス機械。
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