JP2008296387A - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】各々のプラテンの姿勢調整を容易に精度良く行うことが可能な射出成形機の型締装置を提供する。
【解決手段】タイバー5が摺動自在に挿入されたブッシュ9を備え、かつ可動プラテン2に形成された穴の中に挿入された状態で可動プラテン2に取り付けられたスペーサ11aの外周面と、可動プラテン2に形成された穴の内周面との間には隙間が形成されている。また、固定プラテン1に形成された穴の中に挿入された状態で固定プラテン1に取り付けられ、かつタイバー5が挿入されたスペーサ11bの外周面と、固定プラテン1に形成された穴の内周面との間には隙間が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、射出成形機の型締装置に関する。
射出成形機の型締装置は、一般的に、可動プラテン、固定プラテン及びエンドハウジングの3つのプレートと、それらのプレートを貫通する複数(通常は4本)のタイバーとを有している。金型は固定プラテンと可動プラテンとに取り付けられ、成形時には可動プラテンが固定プラテンに対して往復移動して金型の開閉を行う。
図3は、従来の射出成形機の型締装置におけるタイバーの支持構造を示す部分断面図である。図3(a)は可動プラテンによるタイバーの支持構造を示し、図3(b)は固定プラテンによるタイバーの支持構造を示している。
可動プラテン102は、図3(a)に示すように、タイバー105との間に僅かな隙間をおいてタイバー105を摺動可能に支持するブッシュ109と、可動プラテン102の底面に設けられたコロ110とを有している。可動プラテン102は、可動プラテン102及びこれに装着された可動金型(不図示)の重量をコロ110によって支持しながら、機台106上をタイバー105に沿って図示左右方向に移動可能である。
固定プラテン101は、図3(b)に示すように機台106上に固定されている。固定プラテン101には固定金型(不図示)が取り付けられる。タイバー105は固定プラテン101に形成された穴に挿入され、タイバー105の先端に形成されたねじ部にナット108が締め付けられている。そして、ナット108が板部材107によって固定プラテン101に固定されている。タイバー105は固定プラテン101の穴にほぼ隙間なく挿入されており、可動プラテン102が動作したときにタイバー105が固定プラテン101に対して動くことがないようになっている。
次に、上述した従来の構成における各プラテンの姿勢の調整方法について説明する。
固定プラテン101は機台106上に固定され、かつ固定プラテン101の穴にはタイバー105がほぼ隙間無く挿入されているため、タイバー105に対する固定プラテン101の姿勢調整代は少ないが、固定プラテン101と機台106との間にシムなどを挿入することで、固定プラテン101の傾きを調整することが可能である。
タイバー105に対する可動プラテン102の姿勢は、可動プラテン102に挿入されたブッシュ109の穴とタイバー105との位置関係にずれが生じないように、可動プラテン102の前後にそれぞれ配置されたコロ110の高さを変えることで調整することができる。なお、コロ110は偏芯した軸によって可動プラテン102に支持されているため、その偏芯量を調整することでコロ110の高さを変えることが可能であり、これにより可動プラテン102の傾きを調整できる。
さらに、固定プラテン101と可動プラテン102の各々の金型取り付け面を、互いに平行になるように調整する必要がある。この調整のために可動プラテン102のコロ110の偏芯量を再度調整する必要があるが、この調整は、既に調整したタイバー105に対する可動プラテン102の姿勢とのバランスを取りながら行う必要がある。そのため、調整可能な範囲には限界があり、調整作業の時間もかかる。
上述した従来の射出成形機の型締装置は特許文献1に示されている。
実開平06−36826号公報
上述したように、射出成形機の型締装置では、固定プラテンと可動プラテンのそれぞれに挿入されるタイバーを機台の上面と平行に配置させるとともに、固定プラテンと可動プラテンの各々の金型取り付け面同士を高い精度で平行に配置する必要がある。そのため、従来技術では以下の問題点がある。
固定プラテンの姿勢を調整するために固定プラテンを傾けた場合、固定プラテンの穴の位置がわずかにずれたり、穴が傾いたりする。この場合には、固定プラテンの穴にタイバーを挿入できなかったり、挿入できてもタイバーに曲げ方向の荷重がかかったりするため、固定プラテンの姿勢を精度良く調整するには限界がある。
可動プラテンの姿勢の調整についても同様に、タイバーとブッシュとの間にわずかな隙間を空けた状態を維持しながら、可動プラテンの姿勢と、可動プラテンとタイバーとの位置関係とを同時に調整することは難しい。これらの調整が不完全であると、ブッシュの一部がタイバーに強く接触し、可動プラテンが良好に移動できない等の不具合が発生する可能性がある。
そこで本発明は、各々のプラテンの姿勢調整を容易に、かつ精度良く行うことが可能な射出成形機の型締装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の射出成形機の型締装置は、可動金型が取り付けられる可動プラテンと、タイバーが摺動自在に挿入されたブッシュを備え、かつ前記可動プラテンに形成された穴の中に挿入された状態で前記可動プラテンに取り付けられたスペーサと、を有し、前記可動プラテンが前記タイバーに沿って移動可能に設けられた射出成形機の型締装置において、前記スペーサの外周面と、前記可動プラテンに形成された前記穴の内周面との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
上記本発明によれば、タイバーに対してブッシュが傾いている場合、スペーサの取付面と可動プラテンのスペーサ取付面との間にシム等を挿入することで、タイバーに対するブッシュの傾きを調整することができる。
また、本発明の他の射出成形機の型締装置は、固定金型が取り付けられる固定プラテンと、前記固定プラテンに形成された穴の中に挿入された状態で前記固定プラテンに取り付けられ、かつタイバーが挿入されたスペーサと、を有する射出成形機の型締装置において、前記スペーサの外周面と、前記固定プラテンに形成された前記穴の内周面との間に隙間が形成されていることを特徴とする。
上記本発明によれば、固定プラテンに対してタイバーが傾いている場合、スペーサの取付面と固定プラテンのスペーサ取付面との間にシム等を挿入することで、その傾きを調整することができる。
本発明によれば、各々のプラテンの姿勢調整を容易に、かつ精度良く行うことが可能な射出成形機の型締装置を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る電動射出成形機の型締装置を示す概略構成図である。図1は、可動プラテン2に取り付けられた可動金型3と、固定プラテン1に取り付けられた固定金型4とが離間した型開状態を示している。
可動プラテン2は、複数本のタイバー5に沿って機台6上を図示左右方向に移動可能に構成されている。可動プラテン2は、不図示の駆動装置によって図示左右方向に移動させられる。一方、固定プラテン1は機台6上に固定され、固定プラテン1の穴にはタイバー5が挿入されて固定されている。可動プラテン2が、図1に示す位置から不図示の駆動装置によって図示右方向に移動させられると、可動金型3と固定金型4との型閉が行われる。
図2は、図1に示した射出成形機の型締装置におけるタイバーの支持構造を示す部分断面図である。図2(a)は可動プラテンによるタイバーの支持構造(図1中のA部)を示し、図2(b)は固定プラテンによるタイバーの支持構造(図1中のB部)を示している。
可動プラテン2は、図2(a)に示すように、タイバー5を摺動可能に支持するブッシュ9を備えたスペーサ11aと、可動プラテン2の底面に設けられたコロ10とを有している。ブッシュ9はスペーサ11aの内周面に固定されている。スペーサ11aは、可動プラテン2に形成された穴の中に挿入した状態で、ボルト等の固定手段によって可動プラテン2に取り付けられている。スペーサ11aの外周面と、可動プラテン2に形成された穴の内周面との間には隙間が形成されている。可動プラテン2は、可動プラテン2及びこれに取り付けられた可動金型3(図1)の重量をコロ10によって支持しながら、機台6上をタイバー5に沿って図示左右方向に移動可能である。
固定プラテン1は、図2(b)に示すように機台6上に固定されている。固定プラテン1には固定金型4(図1)が取り付けられる。固定プラテン1には、スペーサ11bが、固定プラテン1に形成された穴の中に挿入された状態でボルト等の固定手段によって取り付けられている。スペーサ11bの外周面と、固定プラテン1に形成された穴の内周面との間には隙間が形成されている。タイバー5はスペーサ11bに形成された穴に挿入され、タイバー5の先端に形成されたねじ部にナット8が締め付けられている。そして、ナット8が板部材7によって固定プラテン1に固定されている。このように、タイバー5の先端部はスペーサ11b及びナット8等を介して固定プラテン1に固定されている。
次に、上述した本実施形態の構成における各プラテンの姿勢の調整方法について説明する。
可動プラテン2の姿勢は、可動プラテン2からスペーサ11aを取り外した状態で可動プラテン2の前後にそれぞれ配置されたコロ10の高さを変えることで、調整することができる。各々のコロ10は、従来技術と同様に、偏芯した軸によって可動プラテン2に支持されているため、その偏芯量を調整することによって各々のコロ10の高さを変えることが可能であり、これにより可動プラテン2の傾きを調整できる。
その後、タイバー5にブッシュ9を挿入したスペーサ11aを図2(a)に示すように可動プラテン2に取り付けることによって、タイバー5に対する可動プラテン2の位置決めがなされる。また、タイバー5に対してブッシュ9が傾いている場合、スペーサ11aの取付面と可動プラテン2のスペーサ取付面との間に不図示のシム等を挿入することで、タイバー5に対するブッシュ9の傾きを調整することができる。また、固定プラテン1に対するタイバー5の傾きも、スペーサ11bの取付面と固定プラテン1のスペーサ取付面との間に不図示のシム等を挿入することで、調整することができる。
このように、本実施形態の構成によれば、コロ10の高さを変えることによる可動プラテン2の姿勢の調整と、スペーサ11aの取付面と可動プラテン2のスペーサ取付面との間に不図示のシム等を挿入することによるタイバー5に対するブッシュ9の傾き調整とを個別に独立して行うことができる。そのため、固定プラテン1の金型取り付け面に対して可動プラテン2の金型取り付け面が平行になるように、可動プラテン2の姿勢を決めた後に、スペーサ11aの取付面と可動プラテン2のスペーサ取付面との間に不図示のシム等を挿入することによってタイバー5に対するブッシュ9の傾き調整を行うことができる。したがって、本実施形態によれば、金型取り付け面を平行にするための可動プラテンの姿勢調整と、タイバーに対する可動プラテンの姿勢調整とをバランスを取りながら行う必要があった従来技術に比べて、手間と時間を大幅に削減することができる。
本発明の一実施形態に係る電動射出成形機の型締装置を示す概略構成図である。 図1に示した射出成形機の型締装置におけるタイバーの支持構造を示す部分断面図である。 従来の射出成形機の型締装置におけるタイバーの支持構造を示す部分断面図である。
符号の説明
1 固定プラテン
2 可動プラテン
3 可動金型
4 固定金型
5 タイバー
6 機台
7 板部材
8 ナット
9 ブッシュ
10 コロ
11a,11b スペーサ
12 スクリュシリンダ

Claims (2)

  1. 可動金型(3)が取り付けられる可動プラテン(2)と、
    タイバー(5)が摺動自在に挿入されたブッシュ(9)を備え、かつ前記可動プラテン(2)に形成された穴の中に挿入された状態で前記可動プラテン(2)に取り付けられたスペーサ(11a)と、を有し、
    前記可動プラテン(2)が前記タイバー(5)に沿って移動可能に設けられた射出成形機の型締装置において、
    前記スペーサ(11a)の外周面と、前記可動プラテン(2)に形成された前記穴の内周面との間に隙間が形成されていることを特徴とする射出成形機の型締装置。
  2. 固定金型(4)が取り付けられる固定プラテン(1)と、
    前記固定プラテン(1)に形成された穴の中に挿入された状態で前記固定プラテン(1)に取り付けられ、かつタイバー(5)が挿入されたスペーサ(11b)と、を有する射出成形機の型締装置において、
    前記スペーサ(11b)の外周面と、前記固定プラテン(1)に形成された前記穴の内周面との間に隙間が形成されていることを特徴とする射出成形機の型締装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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