JP2008265158A - 熱プレス成形装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高精度な転写成形が可能な熱プレス成形装置を提供する。
【解決手段】固定盤2と、該固定盤2に取付けた固定型7に近接・離隔移動し成形材料29の厚さに倣って傾動する可動型8を取付ける可動盤10とを備えた熱プレス成形装置1において、前記可動盤10の傾動の中心点を前記可動盤10の前記可動型8取付け面位置から前記成形材料29の成形面位置又はその近傍へ離隔した位置に移動させる、可動型8の厚さに応じて長さが調節可能な延長部11を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】固定盤2と、該固定盤2に取付けた固定型7に近接・離隔移動し成形材料29の厚さに倣って傾動する可動型8を取付ける可動盤10とを備えた熱プレス成形装置1において、前記可動盤10の傾動の中心点を前記可動盤10の前記可動型8取付け面位置から前記成形材料29の成形面位置又はその近傍へ離隔した位置に移動させる、可動型8の厚さに応じて長さが調節可能な延長部11を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、プレス装置特には薄板状成形品を高精度に成形する熱プレス成形装置に関するものである。
この技術分野におけるプレス装置は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1は、固定金型が装着される固定盤と、該固定盤に対向配置されて該固定盤に対する対向面に可動金型が装着される可動盤を備え、該固定盤に対して該可動盤を接近/離隔方向に駆動して固定金型と可動金型を型開閉作動および型締作動せしめて、それら固定金型と可動金型の型合わせ面間に楔形断面で広がる薄肉板形状の成形キャビティを形成せしめるようにした楔形断面の薄板部材の成形用型締装置において、前記可動盤に対して前記可動金型を、型開閉方向に延びる型合せ中心軸に直交する傾動軸回りで傾動可能に装着すると共に、該可動金型を傾動軸回りに駆動せしめて傾動角度を調節する傾動用駆動手段を設けたものである。
しかしながら、特許文献1の技術によれば、可動金型はそのキャビティの反対側である背面側に設けられた軸を中心に傾動するので、成形材料を可動金型のキャビティに配設して倣い熱プレス成形する場合であっては、成形材料の成形転写面には前記軸との距離及び倣い角度に比例したずれが生ずる。このずれは成形材料における成形品としての転写精度の低下を来たす。
本発明は、上記した問題を解決すべくなされたものであって、高精度な転写成形が可能な熱プレス成形装置を提供することを目的とする。
本発明は、固定盤と、該固定盤に取付けた固定型に近接・離隔移動し成形材料の厚さに倣って傾動する可動型を取付ける可動盤とを備えた熱プレス成形装置において、前記可動盤の傾動の中心点を前記可動盤の前記可動型取付け面位置から前記成形材料の成形面位置又はその近傍へ離隔した位置に移動させる延長部を設けた熱プレス成形装置に関する。
本発明の熱プレス成形装置によれば、高精度な転写成形が可能となる。
図面に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の熱プレス成形装置の部分断面(図2のB−B矢視)の正面図である。図2は、図1におけるA−A矢視断面図である。図3は、図1におけるC部の拡大図である。
熱プレス成形装置1は、薄肉樹脂板である成形材料29を熱プレス成形して液晶表示パネルの導光板のような薄板状成形品を成形するものである。そして、熱プレス成形装置1は、成形材料29を加熱・冷却しつつ、圧締して、成形材料29の表面にパターンを転写させたり、成形材料29の表面を平坦に賦型させたりする。熱プレス成形装置1は、その設置場所に配設する架台6と、架台6上面に固着した基盤3と、基盤3の四隅に立設するボール螺子からなるタイバ4と、タイバ4の基盤3側とは反対の端部に固着した固定盤2と、タイバ4と螺合するボールナットからなるブッシュ5と、ブッシュ5を嵌挿して固着する取付部15と、対角に位置する取付部15の対向面に揺動可能に立設した揺動部16と、揺動部16をタイバ4の軸方向に可動盤10面から離隔させ移動案内する延長部11と、延長部11を四隅側面に固着し基盤3と固定盤2間を移動する可動盤10と、可動盤10上面に取付ける可動型8及びそれと型合わせし固定盤2の下面に取付ける固定型7からなる金型9と、可動盤10の下面中央部と基盤3間に揺動部20を介して取付けられ可動盤10を昇降して可動型8を固定型7に近接・離隔させる開閉駆動部19と、可動盤10下面の開閉駆動部19の取付け位置を囲む位置と基盤3間に揺動部20を介して複数取付けられ可動盤10を固定盤2に圧締して金型9に挿入した成形材料29を圧締する圧締駆動部18とからなる。なお、タイバ4とブッシュ5は、ボール螺子とボールナットであることが好ましいが、丸棒と円筒状体のものであってもよい。
揺動部16は、タイバ4に沿って昇降する取付部15と、可動盤10の四隅側面に固着した延長部11との間に設けられる。揺動部16は、対角に位置する取付部15の対向面に穿孔された穴に埋設した球面軸受22と、一端を球面軸受22に嵌挿し他端を取付台24に固着する軸23とからなる。取付台24は、延長部11の側面に可動盤10の昇降方向に取付けられたレール26を摺動する摺動台25に固着されている。なお、対角の一方の揺動部16における軸23と球面軸受22とは軸23の中心軸方向に摺動可能にするとともに、穿孔穴の底面と軸23の端面との間にばねを設けて、可動盤10の位置決めをしつつ可動盤10の熱膨張を許容可能にしている。
取付台24には、可動盤10の昇降移動方向に貫通穴が設けられ、この貫通穴にはボール螺子14を螺合したボールナット21が固着されている。ボール螺子14は、下支持部12と上支持部13で延長部11に回転自在に取付けられ、下支持部12の下部へ突出した部分に固着したプーリと回転駆動部17との間に張着したベルト27を介して回転駆動される。回転駆動部17でボール螺子14を回転させると、ボールナット21が上下移動し、球面軸受22が可動盤10の可動型8取付面から可動盤10の昇降方向に離隔する距離を調節・設定することができる。なお、回転駆動部17は、減速機付きのサーボモータ等が好ましいが、ハンドルを手動で駆動するようなものでもよい。
次に、本発明の熱プレス成形装置1の作動について説明する。先ず、成形材料29を固定型7から離隔した可動型8の所定位置に置く。このとき、成形材料29の上面位置(この位置は可動型8の厚さに略等しい。)と揺動部16の軸心位置とが等しくなるように回転駆動部17を制御して調節・設定しておく。成形材料29は、成形品として導光板を成形する場合であれば、所定形状と厚さを有するアクリル樹脂等の薄板である。開閉駆動部19を上昇駆動して可動盤10を上昇させ、成形材料29を固定型7に接触させる。
可動盤10は、揺動部16,20及びブッシュ5に基づいて任意の方向に傾動可能であり、可動型8は成形材料29の厚さの偏在に応じ倣って傾動する。このときの傾動の中心点は、延長部11が可動盤10の可動型8の取付け面から突出し揺動部16を成形材料29の成形面位置へ離隔した位置に移動することにより、成形材料29が金型9と接触する成形面位置又はその近傍位置に存在することになる。そのため、可動盤10の傾動中又は傾動後に、固定型7及び/又は可動型8の表面又は表面に設けたスタンパの凹凸パターンが成形材料29に圧力と熱で転写される際、ずれがなく高精度な転写成形を行うことができる。
可動盤10の可動型8取付面から揺動部16の軸心までの可動盤10昇降移動方向の距離すなわち延長部11の実効長さは、可動型8の厚さ(高さ)に応じて取付台24を移動させることにより調節可能であり、揺動部16の軸心位置を成形材料29の成形面に一致させることができる。可動型8の厚さを可動盤10の可動型8取付面から揺動部16までの距離に合わせて一定のもので準備する場合は、摺動台25、レール26、ボール螺子14、ボールナット21、下支持部12、上支持部13、ベルト27及び回転駆動部17を備えずに、取付台24を延長部11に直接固着するようにしてもよい。
そのように構成した熱プレス成形装置で、可動盤10の可動型8取付面から揺動部16までの距離と一致はしないが大きな差のない厚さの可動型8を取付けて成形する場合であっても、延長部11によって可動盤10の傾動の中心点は成形面の近傍に移動するので、延長部11を設けないときに比較して成形面の傾動ずれは少なくなる。
このようにして、成形材料29の上下両面が金型9に接触した後、圧締駆動部18の駆動を開始させて、成形材料29を全面均等に圧締して熱転写成形を行う。この圧締制御は、圧締駆動部18が油圧シリンダ装置であれば複数の圧締駆動部18へ同圧力の圧油を供給して行う。そして、その結果は各圧締駆動部18の近傍に設けた複数の位置検出器28(固定盤2と可動盤10との距離を計測する。)で成形材料29の要部の厚さを検出することによって監視される。
なお、成形材料29全面に金型9が傾動・接触したときの成形材料29要部の厚さを複数の位置検出器28で検出し、それを図示しない制御装置に記憶させ、その可動盤10の位置から、各圧締駆動部18とそれに最近傍の位置検出器28との複数対のものを各々フィードバック制御して可動盤10を平行移動させるように制御することが好ましい。
この発明は以上説明した実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を付加して実施することができる。
1 熱プレス成形装置
2 固定盤
3 基盤
4 タイバ
5 ブッシュ
6 架台
7 固定型
8 可動型
9 金型
10 可動盤
11 延長部
12 下支持部
13 上支持部
14 ボール螺子
15 取付部
16 揺動部
17 回転駆動部
18 圧締駆動部
19 開閉駆動部
20 揺動部
21 ボールナット
22 球面軸受
23 軸
24 取付台
25 摺動台
26 レール
27 ベルト
28 位置検出器
29 成形材料
2 固定盤
3 基盤
4 タイバ
5 ブッシュ
6 架台
7 固定型
8 可動型
9 金型
10 可動盤
11 延長部
12 下支持部
13 上支持部
14 ボール螺子
15 取付部
16 揺動部
17 回転駆動部
18 圧締駆動部
19 開閉駆動部
20 揺動部
21 ボールナット
22 球面軸受
23 軸
24 取付台
25 摺動台
26 レール
27 ベルト
28 位置検出器
29 成形材料
Claims (2)
- 固定盤と、該固定盤に取付けた固定型に近接・離隔移動し成形材料の厚さに倣って傾動する可動型を取付ける可動盤とを備えた熱プレス成形装置において、
前記可動盤の傾動の中心点を前記可動盤の前記可動型取付け面位置から前記成形材料の成形面位置又はその近傍へ離隔した位置に移動させる延長部を設けたことを特徴とする熱プレス成形装置。 - 前記延長部は、前記可動型の厚さに応じて長さが調節可能である請求項1に記載の熱プレス成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007111888A JP2008265158A (ja) | 2007-04-20 | 2007-04-20 | 熱プレス成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007111888A JP2008265158A (ja) | 2007-04-20 | 2007-04-20 | 熱プレス成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008265158A true JP2008265158A (ja) | 2008-11-06 |
Family
ID=40045362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007111888A Pending JP2008265158A (ja) | 2007-04-20 | 2007-04-20 | 熱プレス成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008265158A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2007
- 2007-04-20 JP JP2007111888A patent/JP2008265158A/ja active Pending
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