JP3963193B1 - 電動式竪型射出成形機 - Google Patents
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【解決手段】電動式竪型射出成形機1は、フロントプレート11が可動盤上のガイドレール5,5に直動ガイド6,6を介して支持され、可動盤に対してボールねじ機構B2を有する射出装置昇降手段によってガイドレール5,5に沿って昇降され、加熱筒8の射出ノズルを可動金型に対して当接、離間させるようにした射出装置7において、加熱筒8、スクリュ回転用モータ、射出用モータ17、ボールねじ機構B2の各軸心C1,C2,Cが、平面視でガイドレール5,5の中心Coを通り各ガイドレール5,5を結ぶ直線Loに直交する一直線L上に配置され、加熱筒8と射出用モータ17の軸心C1,C2がボールねじ機構B2の軸心Cを間にして対向配置された構成とされている。
【選択図】図4
Description
この問題を解決するため、上型取付盤(可動盤)上に立設した2本のガイドバーにフロントプレートとプッシャープレートを支持、案内させ、前記各ガイドバーの間でそれらを結ぶ一直線上に位置させて加熱筒をフロントプレートに取り付けると共に、前記スクリュ回転用モータと射出用モータとを、平面視で射出スクリュの中心を支点とするモーメントが互いに釣り合うようにしてプッシャープレートに対向配置したり、プッシャプレートにバランスウェイトを付設して、プッシャープレートに偏荷重が作用するのを防止してその移動時の揺れを抑制するようにした電動式竪型射出成形機が知られている(例えば、特許文献2参照)。
すなわち、請求項1に係る電動式竪型射出成形機は、上下方向に向けて配した加熱筒を有するフロントプレートと、加熱筒内に挿入された射出スクリュを回転自在に支持するプッシャープレートと、伝動機構を介して前記射出スクリュを回転させるスクリュ回転用モータと、前記フロントプレートに対してプッシャープレートを射出スクリュの軸方向に移動自在に連結する射出用ボールねじ機構と、該射出用ボールねじ機構を伝動機構を介して作動させて前記プッシャープレートをフロントプレートに対して移動させる射出用モータとを備えた射出装置が、前記フロントプレートを一対のガイドレールに直動ガイドを介して昇降自在に支持させ、前記可動盤とフロントプレートとを連結して上下方向に向けて配したボールねじ機構を有する射出装置昇降手段によって前記ガイドレールに沿って昇降され、前記加熱筒の射出ノズルを前記可動盤に固定された可動金型に対して当接、離間させるように設けられた電動式竪型射出成形機であって、前記加熱筒、スクリュ回転用モータ、射出用モータおよび射出装置昇降手段のボールねじ機構の各軸心が、平面視で前記一対のガイドレールの中心を通りそれらのガイドレールを結ぶ直線に直交する一直線上に配置され、かつ前記加熱筒と射出用モータの各軸心が前記射出装置昇降手段のボールねじ機構の軸心を間にして互いに反対側に位置されていることを特徴としている。
すなわち、請求項1に係る電動式竪型射出成形機によれば、平面視で一対のガイドレールの中央にあってそれらのガイドレールを結ぶ直線に直行する一直線上において、射出装置昇降手段のボールねじ機構を間にして、加熱筒と射出用モータが重量バランスを取って対向配置された状態となり、従来のように、加熱筒を中心にして重量差が大きい射出用モータとスクリュ回転用モータを対向配置した状態としないので、軽量のスクリュ回転モータを重量の大きい射出用モータと重量バランスを取るために加熱筒から大きく離れた位置に設置したり、スクリュ回転用モータにバランスウェイトを付加する必要がなく、前記スクリュ回転用モータや射出用モータを小空間内に収納して設置することができると共に、装置の重量を軽減することができ、かつ射出、計量動作時に射出スクリュと一緒に移動する移動体が軽量化できて射出スクリュの円滑な移動と正確な位置制御が可能となる。
また、射出装置昇降手段がそのボールねじ機構により射出装置をその重心位置近傍で駆動することができるので、ガイドレールに対する直動ガイドによるしっかりとした支持剛性と相俟って、ノズル移動時に射出装置が揺れを起こさずに安定した状態で円滑に昇降することができ、ノズルタッチ動作を正確に行うことができる。
また、加熱筒と2本のガイドレールにそれぞれ案内される直動ガイドとが、平面視でフロントプレート上において三角形の頂点位置に配置された構成となるので、ノズルタッチ時の射出装置の倒れを好適に防止することができる。
図1〜図7において、1は本発明の一実施の形態に係る電動式竪型射出成形機を示す。この電動式竪型射出成形機1は、竪型の型締装置2の可動盤3上に立設された一対の支柱4,4と、該各支柱4,4に上下方向に沿って固定された一対のガイドレール5,5と、該各ガイドレール5,5に直動ガイド(リニアガイド)6,6を介して昇降自在に支持された射出装置7と、該射出装置7を前記ガイドレール5,5に沿って昇降させて加熱筒8の射出ノズル8aを前記可動盤3に固定された可動金型(図示せず)に対して当接、離間させる射出装置昇降手段9とを備えている。
前記ボールねじ軸20とボールナット22はボールねじ機構(ノズルタッチ用ボールねじ機構)B2を構成し、それらの軸心Cが、図3、図4に示すように、平面視で前記一対のガイドレール5,5の相互間の中心Coを通り該ガイドレール5,5の案内面どうしを結ぶ直線Loに直交する一直線L上にあって、前記直線Loの位置より僅少距離eだけ(例えば、ボールねじ軸20の直径程度)加熱筒8側に寄った位置(前記直線Loの近傍位置)に配置されている。
前記減速機付モータ23、軸受箱19、ボールねじ機構B2、支軸24,支持板25、支持部材26、圧縮バネ27等が、前記射出装置7を前記ガイドレール5,5に沿って昇降させて前記加熱筒8の射出ノズル8aを前記可動盤3に固定された可動金型(図示せず)に対して当接、離間させてノズルタッチ動作を行わせる射出装置昇降手段9を構成している。
成形作業の開始時等においては、射出装置7は、図1、図6、図7で実線で示す状態で、前記減速機付モータ23が回転してボールねじ軸20が回転されることにより、該ボールねじ軸20に螺合されたボールナット22を介して前記フロントプレート11が下降され、前記加熱筒8の射出ノズル8aが、鎖線で示す位置まで下降されて前記可動盤3に取り付けられて可動金型(図示せず)に当接されてノズルタッチ動作が行われる。
このノズルタッチ動作においては、前記射出装置7のフロントプレート11が前記直動ガイド6,6を介してしっかりとした支持剛性のもとに前記ガイドレール5,5に案内されていると共に、前記ボールねじ機構B2のボールねじ軸20が、その軸心Cを平面視で前記一対のガイドレール5,5間の中心Coと前記加熱筒8の中心C1とを結ぶ直線L上で射出装置7の重心位置またはその近傍に配置されているので、射出装置7のフロントプレート11に加わる荷重を両ガイドレール5,5に均等に作用させた状態でフロントプレート11を昇降させることができ、これにより、ガイドレール5,5に対する直動ガイド6,6によるしっかりした支持剛性と相俟って、射出装置7の加熱筒8をその倒れや揺れを防止して安定した状態で円滑に昇降させることができて、射出ノズル8aの可動金型への当接が円滑、正確に行われる。
前記溶融樹脂の計量、射出時には、前記射出装置7はプッシャープレート11が直動ガイド6,6を介してガイドレール5,5にしっかりとした支持剛性のもとに案内されて円滑に昇降するので、前記プッシャープレート14を移動させるボールねじ機構B1が無理なく作動し、前記射出スクリュ12の軸方向への前後進移動が円滑、正確に行われる。
また、加熱筒8と2本のガイドレール5,5にそれぞれ案内される直動ガイド6,6とが、平面視でフロントプレート11上において三角形の頂点位置に配置された構成となるので、ノズルタッチ時の射出装置7の倒れを好適に防止することができる。
しかし、これに限らず、前記射出用モータ17が前記プッシャプレート14に取り付けられ、前記スクリュ回転用モータ18が前記フロントプレート11に取り付けられた構成とすることもできる。この場合には、射出用ボールねじ機構B1のボールねじ軸15,15をフロントプレート11に固定し、ボールナット16.16をプッシャープレート14に回転自在に支持して射出用モータ17で回転させるか、ボールナット16,16をフロントプレート11に固定し、ボールねじ軸15,15をプッシャープレート14に回転自在に支持して射出用モータ17で回転させるようにする。この場合は、射出スクリュ12と一緒に移動するプッシャープレート14に加わる重量が大きくなると共に、射出装置7の構造が複雑になる難点がある。
また、前記一対のガイドレール5,5は、前記可動盤3上に立設された例が示されているが、これに限らず、固定盤、該固定盤を支持する機械フレーム等の機械部分に立設することもできる。
2 型締装置
3 可動盤
4 支柱
5 ガイドレール
6 直動ガイド
7 射出装置
8 加熱筒
8a 射出ノズル
9 射出装置昇降手段
10 ブラケット
11 フロントプレート
12 射出スクリュ
14 プッシャープレート
15 ボールねじ軸(射出用ボールねじ軸)
16,22 ボールナット
17 スクリュ前後進用電動サーボモータ(射出用モータ)
18 スクリュ回転用電動サーボモータ(スクリュ回転用モータ)
20 ボールねじ軸(ノズルタッチ用ボールねじ軸)
B1 ボールねじ機構(射出用ボールねじ機構)
B2 ボールねじ機構(ノズルタッチ用ボールねじ機構)
C,Co,C1,C2,C3 中心
L 一直線
Lo 直線
Claims (4)
- 上下方向に向けて配した加熱筒を有するフロントプレートと、加熱筒内に挿入された射出スクリュを回転自在に支持するプッシャープレートと、伝動機構を介して前記射出スクリュを回転させるスクリュ回転用モータと、前記フロントプレートに対してプッシャープレートを射出スクリュの軸方向に移動自在に連結する射出用ボールねじ機構と、該射出用ボールねじ機構を伝動機構を介して作動させて前記プッシャープレートをフロントプレートに対して移動させる射出用モータとを備えた射出装置が、前記フロントプレートを一対のガイドレールに直動ガイドを介して昇降自在に支持させ、前記可動盤とフロントプレートとを連結して上下方向に向けて配したボールねじ機構を有する射出装置昇降手段によって前記ガイドレールに沿って昇降され、前記加熱筒の射出ノズルを前記可動盤に固定された可動金型に対して当接、離間させるように設けられた電動式竪型射出成形機であって、
前記加熱筒、スクリュ回転用モータ、射出用モータおよび射出装置昇降手段のボールねじ機構の各軸心が、平面視で前記一対のガイドレールの中心を通りそれらのガイドレールを結ぶ直線に直交する一直線上に配置され、かつ前記加熱筒と射出用モータの各軸心が前記射出装置昇降手段のボールねじ機構の軸心を間にして互いに反対側に位置されていることを特徴とする電動式竪型射出成形機。 - 前記射出用モータが前記フロントプレートに取り付けられ、前記スクリュ回転用モータが前記プッシャープレートに取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の電動式竪型射出成形機。
- 前記プッシャープレートは直動ガイドを介して前記一対のガイドレールに昇降自在に支持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電動式竪型射出成形機。
- 前記射出装置昇降手段のボールねじ機構の軸線が、平面視で前記一対のガイドレールを結ぶ直線の近傍位置に配されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電動式竪型射出成形機。
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