JP2012130269A - フィルム巻き上げパイプ - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルム巻き上げパイプを構成する複数のパイプ材を容易かつ強力に接続でき、かつフィルムの巻き上げ時においても十分な強度を備えたフィルム巻き上げパイプを提供すること。
【解決手段】農園芸用のビニールハウスの側面に設けられ、ビニールハウスのフィルムを下端部から巻回ししてフィルムを巻き上げるためのパイプであって、断面円形状のパイプ材がその長手方向に複数本接続されてなり、接続される一方のパイプ材の端部は、その内周面の断面形状が真円形以外であって且つパイプ材の軸芯を中心に点対称な形状となされた嵌合部を備え、接続される他方のパイプ材の端部は、その外周面の断面形状がパイプ材の軸芯を中心に点対称な形状であって且つ前記嵌合部内に回動不能に挿入されて接続可能な形状となされた挿入部を備えているようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、農園芸用ビニールハウスに用いる換気用フィルム巻き上げパイプに関するものである。
従前より、農園芸用ビニールハウス内の気温が上昇し過ぎた場合、当該ビニールハウスを構成するフィルムの一部を巻き上げて側壁を開口させて換気を行い、これによってビニールハウス内の温度をコントロールするということが行われている。そして、前記フィルムの巻き上げに関しては、長尺のパイプを用い、これにフィルムを巻き付けるようにしてフィルムを巻き上げるというのが一般的である。
また、ビニールハウスは数十メートルないしそれ以上の全長を有するものが多い。それゆえ、上記フィルム巻き上げ用のパイプを構成するには、所定長さのパイプ材を複数本接続して用いるのが通常である。
このようなフィルム巻き上げ用のパイプとしては、例えば、下記特許文献1に記載のようなパイプが知られている。この従来のパイプにおいては、複数本のパイプ材の端部同士を熱可塑性樹脂製の継手部材を介して接続して構成するようになされている。
特開2006−280331号公報
しかしながら、上記のような従来のパイプにおいては、フィルムの巻き上げ時においてパイプが回転する際、パイプ材同士の接続部分の強度に問題があった。それゆえ、全長の長いビニールハウスにおいては、パイプ材の接続部分が破損してしまうことが度々あった。
また、上記従来のパイプにおいては、継手部材を別部材として必要とするため、コスト高となり、またパイプ材同士の連結における手間も多くかかった。
さらに、フィルム巻き上げパイプを設置する際には、パッカーと一般に呼ばれる係止具などを利用してフィルムの下端部をフィルム巻き上げパイプに固定するが、ビニールハウスの全長の一方端から他端まで多数のパイプ材を順に繋いではフィルムを固定する作業において、フィルムの下端縁に沿って平行となるようにパイプを固定するのは非常に困難な作業となっている。言うまでもなく、フィルムの下端縁に沿って平行にパイプが固定されていなければ、フィルムの巻き上げ作業がうまく行かなかったり、フィルムの巻き上げに非常に大きな力を要したりすることとなる。したがって、フィルム巻き上げパイプの設置作業は、非常に神経を使う作業であって、多大な労力を要するものとなっていた。
本発明は、上記のような問題点を克服するためになされたものであり、フィルム巻き上げパイプを構成する複数のパイプ材を容易かつ強力に接続でき、かつフィルムの巻き上げ時においても十分な強度を備えたフィルム巻き上げパイプを提供することを目的とする。
また、本発明は、フィルム巻き上げパイプを設定する際に、非常に簡単にフィルムの下端縁に沿って平行にパイプを固定することが可能なフィルム巻き上げパイプを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るフィルム巻き上げパイプは、農園芸用のビニールハウスの側面に設けられ、ビニールハウスのフィルムを下端部から巻回ししてフィルムを巻き上げるためのパイプであって、断面円形状のパイプ材がその長手方向に複数本接続されてなり、接続される一方のパイプ材の端部は、その内周面の断面形状が真円形以外であって且つパイプ材の軸芯を中心に点対称な形状となされた嵌合部を備え、接続される他方のパイプ材の端部は、その外周面の断面形状がパイプ材の軸芯を中心に点対称な形状であって且つ前記嵌合部内に回動不能に挿入されて接続可能な形状となされた挿入部を備えていることを特徴とする。
本発明に係るフィルム巻き上げパイプによれば、複数のパイプ材をその嵌合部と挿入部とを接続することによって直接接続するものであり、しかもその接続箇所の断面形状が真円形以外の点対称な形状となされているため、容易に接続作業が行えると同時に、フィルムの巻上げの際にも十分な強度を発揮する。また、前記従来のパイプにおいて必要とされた継手部材も必要としないので、コスト高を抑制することができる。さらに付言しておくと、本発明に係るフィルム巻き上げパイプにおいては、その接続箇所の断面形状が真円形以外の点対称な形状となされており、その接続作業のため両手に掴んだ2本のパイプ材をその方向性を特に考えることなく、その軸芯回りに左右いずれかに90度の範囲で回転させれば、当該2本のパイプ材を接続することができ、作業に要する注意が少なくて済む。
また、本発明に係るフィルム巻き上げパイプにおいて、断面円形状のパイプ材は、合成樹脂被覆金属パイプによりなるようにしてもよい。このようにすれば、通常屋外に設置されるフィルム巻き上げパイプの耐腐食性を向上させることができる。
さらに、本発明に係るフィルム巻き上げパイプにおいて、嵌合部の外周面の断面形状が、真円以外であって、パイプ材の断面円形状の部分における直径よりも大きい径となる膨径部を備えているようにしてもよい。このようにすれば、膨径部においてフィルムがパイプに巻き付き易くなる。すなわち、パイプ材の本体部分における断面円形状の部分における直径よりも大きい径を備えた膨径部とパイプ材の自重とにより、フィルムが当該膨径部においてパイプに巻き付き易くなる。しかも、この膨径部はフィルム巻き上げパイプを設置するビニールハウスの全長に亘って、凡そパイプ材の長さ毎に等間隔に表れるので、フィルムの全長に亘ってバランスよく巻き上げることが可能となる。
さらに、本発明に係るフィルム巻き上げパイプにおいて、パイプ材の外周面には、その長さ方向に直線状に延びる一対の凸条または凹溝が形成され、該一対の凸条または凹溝は、パイプ材の軸芯を中心に点対称となる位置に形成されているようにすることもできる。
このようにすれば、複数のパイプ材を接続して本発明に係るフィルム巻き上げパイプを構成した際に、その長手方向の全長に亘って直線状に延びる一対(すなわち2本)の凸条または凹溝が形成されることとなる。したがって、本発明に係るフィルム巻き上げパイプを設置する際には、この凸条又は凹溝が目印となり、この凸条または凹溝に沿ってフィルムを固定してゆきさえすれば、フィルムの下端縁に沿って平行にパイプを取り付けることができる。
また、本発明に係るフィルム巻き上げパイプにおいて、パイプ材の外周面には、その長さ方向に延びる一対の直線が示されており、該一対の直線は、パイプ材の軸芯を中心に点対称となる位置に形成されているようにしてもよい。このようにすれば、上記凸条または凹溝を設けた場合と同様、示された直線に沿ってフィルムを固定してゆきさえすれば、フィルムの下端縁に沿って平行にパイプを取り付けることができる。
以上のとおり、本発明に係るフィルム巻き上げパイプによれば、複数のパイプ材をその嵌合部と挿入部とを接続することによって直接接続するものであり、しかもその接続箇所の断面形状が真円形以外の点対称な形状となされているため、容易に接続作業が行えると同時に、フィルムの巻上げの際にも十分な強度を発揮する。また、前記従来のパイプにおいて必要とされた継手部材も必要としないので、コスト高を抑制することができる。
また、本発明に係るフィルム巻き上げパイプにおいて、嵌合部の外周面の断面形状が、真円以外であって、パイプ材の断面円形状の部分における直径よりも大きい径となる膨径部を備えているようにすれば、真円以外でなくパイプ材の断面円形状の部分における直径よりも大きい径を備えた膨径部とパイプ材の自重とにより、フィルムが当該膨径部においてパイプに巻き付き易くなる。
さらに、本発明に係るフィルム巻き上げパイプにおいて、パイプ材の外周面に、その長さ方向に直線状に延びる一対の凸条または凹溝が形成され、該一対の凸条または凹溝は、パイプ材の軸芯を中心に点対称となる位置に形成されているようにし、あるいは、パイプ材の外周面に、その長さ方向に延びる一対の直線が示されており、該一対の直線は、パイプ材の軸芯を中心に点対称となる位置に形成されているようにすれば、フィルム巻き上げパイプを設置する際に、この凸条、凹溝又は直線が目印となり、この凸条、凹溝又は直線に沿ってフィルムを固定してゆきさえすれば、フィルムの下端縁に沿って平行にパイプを取り付けることができる。
本発明に係るフィルム巻き上げパイプの一実施形態における使用状態を示すビニールハウスの斜視図である。 本発明に係るフィルム巻き上げパイプの一実施形態を示す斜視図である。 本発明に係るフィルム巻き上げパイプの一実施形態を示す(ア)正面図および(イ)平面図である。 図3に示したフィルム巻き上げパイプの右側面図である。 図3における(ア)はA−A線間断面図、(イ)はB−B線間断面図、(ウ)はC−C線間断面図である。 図2に示すパイプ材を複数接続するようすを示す断面図である。 2本のパイプ材を接続した状態を示す説明図(断面図)である。 パイプ材の挿入部における内周面の断面形状、及び嵌合部における外周面の断面形状の他の実施形態を示す説明図である。 図2に示したパイプ材における凸条に替えて凹溝を設けた実施形態における嵌合部の断面を示した図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るフィルム巻き上げパイプ1の一実施形態を示すものであり、当該パイプ1をビニールハウスの側壁面に設置した使用状態の一例を示すものである。
図1に示すように、本発明に係るフィルム巻き上げパイプ1は、ビニールハウスHの側壁面に設置される。パイプ1は、ビニールハウスHのほぼ全長に亘って張設されたフィルムFの下端部に沿って略水平に取り付けられている。また、パイプ1の一端部には、回転装置Sが取り付けられており、当該回転装置Sの回転ハンドルS1を回転させることによってパイプをその周方向に回転させ、これによりフィルムFを巻き上げたり、あるいは逆に下ろしたりすることができるものとなされている。
パイプ1は、例えば図2〜4に示すような長尺のパイプ材10をその長手方向に複数本接続して形成される(図6の断面図を併せて参照)。この実施形態におけるパイプ材10は、長尺の円筒形状のパイプ体からなるものであって、その一端部は縮径されて挿入部12が形成されると共に、他端部には別のパイプ材10の挿入部12が挿入される嵌合部13が形成されている。尚、パイプ材10の長さは通常5m程度のものが多く使用されるが、これに限定されるものではなく、5mよりも短いもの、または5mよりも長いものが適宜使用される。また、パイプ材10の円筒形状の外径は20mm程度のものが多いが、これも任意に設計変更可能なものである。
挿入部12及び嵌合部13はいずれもその断面が真円形状ではなく、変形されて楕円形状となされている。この点、パイプ1は、上述のとおり複数本のパイプ材10をその長手方向に接続するとともに、パイプ1の一端部に設けた回転装置Sにより回転されるべきものである。それゆえ、パイプ1をその全長に亘って回転装置Sにより回転させるためには、回転装置Sに接続されたパイプ材10から、これに隣接するパイプ材10へ、そして更にこれに隣接するパイプ材10へと順に回転トルクを伝達する必要がある。このとき、パイプ材10同士を接続する端部の断面形状が真円形状だと回転トルクの伝達が不十分となるため、挿入部の外径形状及び嵌合部の内径形状は真円形状ではなく楕円形状としており、これにより2本のパイプ材10を接続してその挿入部12と嵌合部13とを接合した状態においては、その周方向に互いに回転させることは不可能なものとなされている。
また、この実施形態のパイプ材10においては、パイプ1にフィルムFが巻き付き易いようにするために、またパイプ1の全長に亘って水平を保ちつつフィルムを巻き上げられるように、嵌合部13の外周面の楕円形状の断面における長軸寸法L1が、円筒形状のパイプ材本体11の外形寸法L2よりも大きくなるようになされている。すなわち、パイプ材10において、嵌合部12の外周面の断面形状が、真円以外であって、パイプ材本体11の断面円形状の部分における外径(直径)よりも大きい径となる膨径部131を備えているようにすれば、膨径部131においてフィルムFがパイプ1に巻き付き易くなる。すなわち、パイプ材10の断面円形状の部分(パイプ材本体11)における直径よりも大きい径を備えた膨径部131とパイプ材10の自重とにより、フィルムFが当該膨径部131においてパイプ1に巻き付き易くなり、しかも、この膨径部131はフィルム巻き上げパイプ1を設置するビニールハウスHの全長に亘って、凡そパイプ材10の長さ毎に等間隔に表れるので、フィルムFの全長に亘ってバランスよく巻き上げることが可能となる。
尚、この挿入部の外径形状及び嵌合部の内径形状は、図2に示したような楕円形状に限られるものではなく、真円形状以外であって、隣接するパイプ材10に回転トルクを十分に伝達できるような形状であれば、どのような形状でもよい。
この点、この実施形態に示したような楕円形状であれば、接続する2本のパイプ材10のうち1本をその周方向に180度回転させても同様に接続可能であり、パイプ1の設置作業が容易なものとなる。上述のような効果を得るため、挿入部12の外径断面形状及び嵌合部13の内径断面形状は、いずれもパイプ材10の軸芯Pを中心にして点対称となるようにすればよく、例えば図8の(ア)〜(カ)に例示するような形状を任意に選択することが可能である。
パイプ材10は、金属製のパイプ体の挿入部12の部分を除く全長に亘ってその外周面が合成樹脂材料により被覆され、合成樹脂層が形成されている。この金属製のパイプ体としては、その表面に亜鉛メッキが施された鋼管が使用され、また合成樹脂材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等が適宜選択され使用される。
この点、ビニールハウスやパイプ1は、通常屋外に設置されるものであるため、パイプ1の表面を亜鉛メッキ等を施し、あるいは合成樹脂材料で被覆することにより、耐腐食性が向上する。また、更に耐腐食性を高めるため、図6、7に示すように、嵌合部13の先端部は、金属製のパイプ体を超えて合成樹脂層が延設されフラップ部132が形成されている。これにより、2本のパイプ材10を接続した際には、図7に示すようにフラップ部132が隣接して接続されるパイプ材の外周面を弾性的に覆って密閉し、パイプ材10内への雨水の侵入を防止できる。さらに、図6に示すように、挿入部12の端部の内部及び嵌合部13内の奥部には、ウレタン樹脂などで形成される密閉材21が配されている。これにより、雨水等の侵入をより確実に防止できる。
また、合成樹脂層の表面には、更にパイプ材10の長手方向に直線状に延びる凸条14が2条形成されている。図3〜5に示すように、2本の凸条14は、パイプ材10の軸芯Pを挟んで正反対側(真反対側)に形成されている(付言すると、嵌合部においては、楕円形状の短軸の延長線上に形成されている)。
このようにすることで、複数のパイプ材10を接続してパイプ1を形成した際に、パイプ1の全長に亘って直線状の凸条14が表れることになる。この点、フィルム巻き上げパイプ1を設置する際には、パッカーと一般に呼ばれる係止具などを利用してフィルムFの下端部をパイプ1に固定するが、ビニールハウスHの全長の一方端から他端まで多数のパイプ材10を順に繋いではフィルムFを固定する作業において、従来のパイプ1においては、この作業が非常に困難であった。ところが、上記のとおりパイプ1の全長に亘って直線状の凸条14が表れるようにしたことで、この凸条(直線)14が目印となり、この凸条14に沿ってフィルムFを固定してゆきさえすれば、フィルムFの下端縁に沿って平行にパイプ1を取り付けることができる。
尚、この凸条14は、パイプ材10の全長に亘って切れ目なく形成されている必要はなく、長さ方向に所定の間隔を空けて直線状に並ぶ複数の凸部を形成して、これにより直線状の凸条14となすようにしてもよい。
また、上記凸条14に替えて、合成樹脂層の表層に直線状に延びる凹溝15を形成するようにしてもよく(図9の断面図参照)、あるいは合成樹脂層の表面に印刷等の方法によって直線(図示せず)を示すようにしてもよい。
上記凸条14、凹溝15或いは直線は、いずれも少なくとも一対形成され、パイプ材10の軸芯を挟んで正反対側に形成される。すなわち、嵌合部13の断面図に対応して言えば、上述した凸条の例のように楕円形状の短軸の延長線上に形成されてもよく、あるいは、パイプ材10の軸芯Pを中心にして点対称になる位置であれば、どの位置に形成されてもよいものである。
以上、本発明に係るフィルム巻き上げパイプについて一実施形態を例示して説明したが、むろん本発明は、この実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々に形態等を変更することが可能なものである。
1 フィルム巻き上げパイプ
10 パイプ材
11 パイプ材本体
12 挿入部
13 嵌合部
131 膨径部
132 フラップ部
14 凸条
15 凹溝
H ビニールハウス
F フィルム
S 回転装置


Claims (5)

  1. 農園芸用のビニールハウスの側面に設けられ、ビニールハウスのフィルムを下端部から巻回ししてフィルムを巻き上げるためのパイプであって、
    断面円形状のパイプ材がその長手方向に複数本接続されてなり、
    接続される一方のパイプ材の端部は、その内周面の断面形状が真円形以外であって且つパイプ材の軸芯を中心に点対称な形状となされた嵌合部を備え、
    接続される他方のパイプ材の端部は、その外周面の断面形状がパイプ材の軸芯を中心に点対称な形状であって且つ前記嵌合部内に回動不能に挿入されて接続可能な形状となされた挿入部を備えていることを特徴とするフィルム巻き上げパイプ。
  2. 断面円形状のパイプ材は、合成樹脂被覆金属パイプによりなることを特徴とする請求項1に記載のフィルム巻き上げパイプ。
  3. 嵌合部の外周面の断面形状が、真円以外であって、パイプ材の断面円形状の部分における直径よりも大きい径となる膨径部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィルム巻き上げパイプ。
  4. パイプ材の外周面には、その長さ方向に直線状に延びる一対の凸条または凹溝が形成され、該一対の凸条または凹溝は、パイプ材の軸芯を中心に点対称となる位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフィルム巻き上げパイプ。
  5. パイプ材の外周面には、その長さ方向に延びる一対の直線が示されており、該一対の直線は、パイプ材の軸芯を中心に点対称となる位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のフィルム巻き上げパイプ。


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