JP2012126269A - ハイブリッド車両およびその制御方法 - Google Patents

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】内燃機関を停止させる際に蓄電手段の状態に拘わらずクランクシャフトの停止位置が予め定められた目標停止範囲内に含まれるようにする。
【解決手段】エンジン22の運転を停止させる際にバッテリ50の残容量SOCが判定閾値Sref以上であってバッテリ50の残容量SOCが必要最小限に確保されている場合にはクランクシャフト26の停止位置が目標停止範囲内に含まれるようにモータMGが制御され(ステップS150)、エンジン22の運転を停止させる際にバッテリ50の残容量SOCが判定閾値Sref未満であってバッテリ50の残容量SOCが低下している場合にはクランクシャフト26の停止位置が目標停止範囲内に含まれるように動弁機構28が制御される(ステップS160)。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸気弁および排気弁のうちの少なくともいずれか一方をクランクシャフトの回転とは独立に動作させることができる動弁機構を有する内燃機関と、クランクシャフトに連結された電動機と、当該電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段とを含むハイブリッド車両に関する。
従来、この種のハイブリッド車両として、内燃機関の運転を停止させる際に、次に内燃機関を始動させる際の振動を低減するためにクランクシャフトが予め定められた目標停止位置に停止するように電動機を制御するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このハイブリッド車両では、内燃機関の回転数が停止直前回転数に達したときのクランク角が目標停止位置を超える位置である場合には内燃機関の回転を抑制するように電動機のトルク指令が設定され、当該クランク角が目標停止位置に届かない位置である場合には内燃機関の回転を促進するように電動機のトルク指令が設定される。また、この種のハイブリッド車両としては、内燃機関を停止させる際に、内燃機関の回転数が閾値未満になるとクランクシャフトが目標停止位置で停止するように当該クランクシャフトに接続されたブレーキを制御するものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−042560号公報 特開2005−231409号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたハイブリッド車両では、電動機と電力をやり取りするバッテリの状態によっては、電動機を制御してクランクシャフトを目標停止位置に停止させることができなくなるおそれもある。また、上記特許文献2に記載されたハイブリッド車両のように、クランクシャフトを目標停止位置に停止させるための専用のブレーキを用いるのは、コスト面で問題がある。
そこで、本発明は、内燃機関を停止させる際に蓄電手段の状態に拘わらずクランクシャフトの停止位置が予め定められた目標停止範囲内に含まれるようにすることを主目的とする。
本発明のハイブリッド車両およびその制御方法は、上記主目的を達成するために以下の手段を採っている。
本発明のハイブリッド車両は、
吸気弁および排気弁のうちの少なくともいずれか一方をクランクシャフトの回転とは独立に動作させることができる動弁機構を有する内燃機関と、前記クランクシャフトに連結される電動機と、該電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段と、前記内燃機関の運転を停止させる際に前記クランクシャフトの停止位置が予め定められた目標停止範囲内に含まれるようにする機関停止制御手段とを備えるハイブリッド車両において、
前記機関停止制御手段は、前記蓄電手段の蓄電割合が予め定められた判定閾値以上である場合には前記クランクシャフトの停止位置が前記目標停止範囲内に含まれるように前記電動機を制御し、前記蓄電手段の蓄電割合が予め定められた判定閾値未満である場合には前記クランクシャフトの停止位置が前記目標停止範囲内に含まれるように前記動弁機構を制御することを特徴とする。
このハイブリッド車両は、吸気弁および排気弁のうちの少なくともいずれか一方をクランクシャフトの回転とは独立に動作させることができる動弁機構を有する内燃機関と、クランクシャフトに連結される電動機とを備えるものである。そして、このハイブリッド車両では、内燃機関の運転を停止させる際に蓄電手段の蓄電割合が予め定められた判定閾値以上であって蓄電手段の蓄電割合が確保されている場合にはクランクシャフトの停止位置が目標停止範囲内に含まれるように電動機が制御される。また、内燃機関の運転を停止させる際に蓄電手段の蓄電割合が予め定められた判定閾値未満であって蓄電手段の蓄電割合が低下している場合にはクランクシャフトの停止位置が目標停止範囲内に含まれるように動弁機構が制御される。これにより、このハイブリッド車両では、内燃機関を停止させる際に蓄電手段の状態に拘わらずクランクシャフトの停止位置が予め定められた目標停止範囲内に含まれるようにすることができる。また、蓄電手段の蓄電割合が予め定められた判定閾値未満である場合には、内燃機関の動弁機構を制御してクランクシャフトの停止位置が目標停止範囲内に含まれるようにすることで、蓄電手段の蓄電割合の更なる低下を抑制すると共に、内燃機関に対してクランクシャフトを目標停止位置に停止させるための専用のブレーキ等を備える必要がなくなるのでコストアップを抑制することができる。
更に、前記判定閾値は、前記内燃機関の温度が低いほど小さい値に定められてもよい。これにより、内燃機関のフリクションに応じて判定閾値をより適正に定めることが可能となる。
本発明のハイブリッド車両の制御方法は、
吸気弁および排気弁のうちの少なくともいずれか一方をクランクシャフトの回転とは独立に動作させることができる動弁機構を有する内燃機関と、前記クランクシャフトに連結される電動機と、該電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段とを備えたハイブリッド車両の制御方法において、
前記内燃機関の運転を停止させる際に前記蓄電手段の蓄電割合が予め定められた判定閾値以上である場合には前記クランクシャフトの停止位置が予め定められた目標停止範囲内に含まれるように前記電動機を制御し、前記内燃機関の運転を停止させるときに前記蓄電手段の蓄電割合が予め定められた判定閾値未満である場合には前記クランクシャフトの停止位置が前記目標停止範囲内に含まれるように前記動弁機構を制御するものである。
この方法によれば、内燃機関を停止させる際に蓄電手段の状態に拘わらずクランクシャフトの停止位置が予め定められた目標停止範囲内に含まれるようにすることができる。
本発明の一実施例に係るハイブリッド車両であるハイブリッド自動車20の概略構成図である。 ハイブリッド自動車20の停車に伴ってエンジン22の運転を停止させる手順を示すフローチャートである。 判定閾値設定用マップの一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の実施例に係るハイブリッド車両であるハイブリッド自動車20の概略構成図である。同図に示すハイブリッド自動車20は、ガソリンや軽油といった炭化水素系の燃料と空気との混合気を燃焼させて動力を出力するエンジン(内燃機関)22と、エンジン22における燃料噴射量や点火時期、吸入空気量等を制御するエンジン用電子制御ユニット(以下、「エンジンECU」という)24と、エンジン22のクランクシャフト26に接続されたモータMGと、モータMGの回転軸に接続されると共にデファレンシャルギヤ38を介して駆動輪39a,39bに連結される変速機30と、インバータ45を介してモータMGと電力をやり取りするバッテリ50と、インバータ45を介してモータMGを駆動制御するモータ用電子制御ユニット(以下、「モータECU」という)40と、バッテリ50を管理するバッテリ用電子制御ユニット(以下、「バッテリECU」という)52と、エンジンECU24やモータECU40、バッテリECU52と通信しながら車両全体を制御するハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「ハイブリッドECU」という)70とを備える。
実施例のエンジン22は、エンジンECU24により制御されて吸気弁および排気弁(何れも図示省略)をそれぞれクランクシャフト26の回転とは独立に動作させたり、吸気弁および排気弁の開閉タイミングや、作用角、リフト量等を変更したりすることができる動弁機構28を有する。また、実施例のモータMGは、発電機および電動機として作動可能な同期発電電動機である。更に、変速機30は、機械式無断変速機(例えばベルト式CVT)または有段自動変速機であり、モータMGの回転軸に接続される入力軸31とデファレンシャルギヤ38に接続される出力軸32とを有する。そして、実施例のバッテリ50は、リチウムイオン二次電池あるいはニッケル水素二次電池として構成されている。エンジンECU24、モータECU40、バッテリECU52およびハイブリッドECU70は、何れも図示しないCPU、ROM、RAM、入出力ポート等を有するマイクロコンピュータである。
エンジンECU24には、エンジン冷却水の温度である冷却水温Twを検出する図示しない冷却水温センサやクランクシャフト26のクランクポジションを検出する図示しないクランクポジションセンサといったエンジン22に対して設けられて当該エンジン22の運転状態を検出する各種センサからの信号が入力される。また、エンジンECU24は、クランクポジションセンサからの信号に基づいてエンジン22の回転数Neやクランクシャフト26のクランク角CAを算出する。モータECU40には、モータMGの回転軸の回転位置を検出する図示しない回転位置検出センサからの信号や、図示しない電流センサにより検出されるモータMGに印加される相電流等が入力され、モータECU40からは、インバータ45へのスイッチング制御信号等が出力される。また、モータECU40は、回転位置検出センサからの信号に基づいてモータMGの回転軸の回転数Nmを算出する。バッテリECU52には、バッテリ50に設置された図示しない温度センサからのバッテリ温度Tbや、図示しない電流センサからのバッテリ50の充放電電流Ib、図示しない電圧センサからのバッテリ50の端子間電圧Vb等が入力される。また、バッテリECU52は、電流センサにより検出された充放電電流Ibの積算値に基づいて残容量(充電割合)SOCを算出したり、残容量SOCとバッテリ温度Tbとに基づいてバッテリ50の充電に許容される電力である入力制限(充電許容電力)Winとバッテリ50の放電に許容される電力である出力制限(放電許容電力)Woutとを算出したりする。
ハイブリッドECU70には、図示しないイグニッションスイッチ(スタートスイッチ)80からのスタート信号や、図示しないシフトレバーの操作位置を示すシフトポジションSP、図示しないアクセルペダルの踏み込み量を示すアクセル開度Acc、図示しないブレーキペダルの踏み込み量を示すブレーキペダルストロークBS、図示しない車速センサからの車速V等が入力される。そして、ハイブリッドECU70は、例えばアクセル開度Accや車速Vに基づいて変速機30の出力軸32に要求される要求トルクTr*や変速機30の目標変速比γを設定すると共に、設定した要求トルクTr*や目標変速比γに基づいてエンジン22に要求される要求エンジンパワーPe*やエンジン22の目標回転数Ne*(モータMGや入力軸31の目標回転数)、モータMGの目標トルクTm*を設定し、これらの目標値をエンジンECU24やモータECU40に送信する。エンジンECU24は、要求エンジンパワーPe*と目標回転数Ne*とに応じた運転ポイントでエンジン22が運転されるよう吸入空気量制御や燃料噴射制御、点火制御、動弁機構28の制御等を行なう。また、モータECU40は、トルク指令Tm*に応じたトルクがモータMGから出力されるようにインバータ45のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。
次に、図2を参照しながら、上述のように構成されるハイブリッド自動車20の停車に伴ってエンジン22の運転を停止させる手順について説明する。
図2に示すように、ハイブリッドECU70は、エンジンECU24からエンジン22の回転数Neを入力すると共に(ステップS100)、エンジン22の回転数Neが予め定められた停止直前回転数Nref以下であるか否かを判定している(ステップS110)。そして、ハイブリッドECU70は、エンジン22に対する燃料噴射の停止(燃料カット)等によりエンジン22の回転数Neが停止直前回転数Nref(例えば200−300rpm程度)以下になったと判断すると、エンジンECU24から冷却水温Twとクランク角CAとを入力すると共にバッテリECU52からバッテリ50の残容量SOCを入力し(ステップS120)、バッテリ50の残容量SOCが必要最小限に確保されているか否かを判定するための判定閾値Srefを冷却水温Twに基づいて設定する(ステップS130)。実施例では、冷却水温Twと判定閾値Srefとの関係が予め定められて判定閾値設定用マップとしてハイブリッドECU70の図示しないROMに記憶されており、ステップS130では、与えられた冷却水温Twに対応する判定閾値Srefが当該マップから導出・設定される。図3に判定閾値設定用マップの一例を示す。同図に示すように、実施例の判定閾値設定用マップは、判定用閾値Srefを比較的小さく(例えば10〜20%の範囲)規定すると共に、エンジン22の温度を示す冷却水温Twが低くエンジン22のフリクションが大きいほど判定閾値Srefを小さい値とするように定められている。こうして判定閾値Srefを設定すると、ハイブリッドECU70は、ステップS120にて入力したバッテリ50の残容量SOCが判定閾値Sref以上であるか否かを判定する(ステップS140)。
ステップS140にてバッテリ50の残容量SOCが判定閾値Sref以上であって残容量SOCが必要最小限に確保されていると判断した場合、ハイブリッドECU70は、バッテリ50からの電力によりモータMGを駆動して(力行させて)当該モータMGからエンジン22の圧縮の反力に応じたトルクをクランクシャフト26に出力することで当該クランクシャフト26の停止位置が予め定められた目標停止範囲(例えば4気筒エンジンの場合、圧縮上死点±所定角度の範囲)内に含まれるようにモータMGに対するトルク指令Tm*を設定すると共に、トルク指令Tm*をモータECU40に送信する(ステップS150)。実施例では、エンジン22の回転数Neが停止直前回転数Nrefに至ったときのクランク角CAの値に応じて複数のトルク指令設定用マップ(トルクの変動パターン)が予め用意されており、ハイブリッドECU70は、ステップS140の処理の開始に際してステップS120にて入力したクランク角CAに対応したトルク指令設定用マップを選択し、以後、所定時間おきに当該マップからモータMGに対するトルク指令Tm*を導出・設定する。そして、トルク指令Tm*を受信したモータECU40は、トルク指令Tm*に応じたトルクがモータMGから出力されるようにインバータ45のスイッチング素子のスイッチング制御を行なう。こうして、モータMGからエンジン22のクランクシャフト26にトルクを出力することでクランクシャフト26の回転が停止すると、本ルーチンが終了することになる。
これに対してステップS140にてバッテリ50の残容量SOCが判定閾値Sref未満であって上述のようにモータMGを用いてクランクシャフト26の停止位置を調整するのに充分な残容量SOCが確保されていないと判断した場合、ハイブリッドECU70は、動弁機構28を制御してクランクシャフト26を上述の目標停止範囲内で停止させるようにエンジンECU24に指令信号を送信し、ハイブリッドECU70からの指令信号を受信したエンジンECU24は、例えばエンジン22の回転数Neが停止直前回転数Nrefに至ったときのクランク角CAの値に応じた動弁機構制御用マップに従って動弁機構28を制御する(ステップS160)。すなわち、エンジンECU24は、エンジン22の回転数Neが停止直前回転数Nrefに至ったときのクランク角CAが上記目標停止範囲以上であるときには吸気弁および排気弁が閉弁されるように動弁機構28を制御し、回転数Neが停止直前回転数Nrefに至ったときのクランク角CAが上記目標停止範囲未満であるときには吸気弁および排気弁が開弁されるように動弁機構28を制御する。こうして、動弁機構28の制御によりクランクシャフト26の回転が停止すると、本ルーチンが終了することになる。
以上説明したように、実施例のハイブリッド自動車20は、吸気弁および排気弁のうちの少なくともいずれか一方をクランクシャフト26の回転とは独立に動作させることができる動弁機構28を有するエンジン22と、クランクシャフト26に連結されるモータMGとを備えるものである。そして、実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22の運転を停止させる際にバッテリ50の残容量SOCが判定閾値Sref以上であってバッテリ50の残容量SOCが必要最小限に確保されている場合にはクランクシャフト26の停止位置が目標停止範囲内に含まれるようにモータMGが制御される(図2のステップS150)。また、エンジン22の運転を停止させる際にバッテリ50の残容量SOCが判定閾値Sref未満であってバッテリ50の残容量SOCが低下している場合にはクランクシャフト26の停止位置が目標停止範囲内に含まれるように動弁機構28が制御される(図2のステップS160)。
これにより、実施例のハイブリッド自動車20では、エンジン22を停止させる際にバッテリ50の蓄電状態に拘わらずクランクシャフト26の停止位置が予め定められた目標停止範囲内に含まれるようにすることができる。また、バッテリ50の残容量SOCが判定閾値Sref未満である場合には、エンジン22の動弁機構28を制御してクランクシャフト26の停止位置が目標停止範囲内に含まれるようにすることで、バッテリ50の残容量SOCが更に低下してしまうのを抑制すると共に、エンジン22に対してクランクシャフト26を目標停止位置に停止させるための専用のブレーキ等を備える必要がなくなるのでコストアップを抑制することができる。更に、上記実施例のように、判定閾値Srefをエンジン22の温度すなわち冷却水温Twが低いほど小さい値にすれば、エンジン22のフリクションに応じて判定閾値Srefをより適正に定めることが可能となる。
なお、図2のステップS140では、バッテリ50の残容量SOCと判定閾値とを比較しているが、バッテリ50の残容量SOCの代わりに、バッテリ50の出力制限Woutとそれに対応して定められる判定閾値とを比較してもよい。また、判定閾値Srefは、冷却水温Tw以外のエンジン22の温度を示すパラメータに応じて設定されてもよい。更に、上記実施例のハイブリッド自動車20は、モータMGを備えた、いわゆる1モータ式のハイブリッド車両であるが、本発明は、内燃機関と、動力を入出力可能な第1電動機と、第1電動機の回転軸に接続される第1要素と、内燃機関のクランクシャフトに接続される第2要素と、駆動輪に動力を伝達する駆動軸に接続される第3要素とを有する遊星歯車機構と、駆動軸に動力を出力可能な第2電動機とを備える2モータ式のハイブリッド車両にも適用され得ることはいうまでもない。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。すなわち、上記実施例では、吸気弁および排気弁のうちの少なくともいずれか一方をクランクシャフト26の回転とは独立に動作させることができる動弁機構28を有するエンジン22が「内燃機関」に相当し、クランクシャフト26に連結されるモータMGが「電動機」に相当し、モータMGと電力をやり取り可能なバッテリ50が「蓄電手段」に相当し、エンジン22の運転を停止させる際にクランクシャフト26の停止位置が予め定められた目標停止範囲内に含まれるように図2の処理を実行するハイブリッドECU70、モータECU40およびエンジンECU24の組み合わせが「機関停止制御手段」に相当する。ただし、これら実施例および変形例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。すなわち、実施例はあくまで課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎず、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の解釈は、その欄の記載に基づいて行なわれるべきものである。
以上、実施例を用いて本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、様々な変更をなし得ることはいうまでもない。
本発明は、ハイブリッド車両の製造産業において利用可能である。
20 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 動弁機構、30 変速機、31 入力軸、32 出力軸、38 デファレンシャルギヤ、39a,39b 駆動輪、40 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、45 インバータ、50 バッテリ、52 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(ハイブリッドECU)、80 イグニッションスイッチ、MG モータ。

Claims (3)

  1. 吸気弁および排気弁のうちの少なくともいずれか一方をクランクシャフトの回転とは独立に動作させることができる動弁機構を有する内燃機関と、前記クランクシャフトに連結される電動機と、該電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段と、前記内燃機関の運転を停止させる際に前記クランクシャフトの停止位置が予め定められた目標停止範囲内に含まれるようにする機関停止制御手段とを備えるハイブリッド車両において、
    前記機関停止制御手段は、前記蓄電手段の蓄電割合が予め定められた判定閾値以上である場合には前記クランクシャフトの停止位置が前記目標停止範囲内に含まれるように前記電動機を制御し、前記蓄電手段の蓄電割合が予め定められた判定閾値未満である場合には前記クランクシャフトの停止位置が前記目標停止範囲内に含まれるように前記動弁機構を制御することを特徴とするハイブリッド車両。
  2. 請求項1に記載のハイブリッド車両において、
    前記判定閾値は、前記内燃機関の温度が低いほど小さい値に定められることを特徴とするハイブリッド車両。
  3. 吸気弁および排気弁のうちの少なくともいずれか一方をクランクシャフトの回転とは独立に動作させることができる動弁機構を有する内燃機関と、前記クランクシャフトに連結される電動機と、該電動機と電力をやり取り可能な蓄電手段とを備えたハイブリッド車両の制御方法において、
    前記内燃機関の運転を停止させる際に前記蓄電手段の蓄電割合が予め定められた判定閾値以上である場合には前記クランクシャフトの停止位置が予め定められた目標停止範囲内に含まれるように前記電動機を制御し、前記内燃機関の運転を停止させるときに前記蓄電手段の蓄電割合が予め定められた判定閾値未満である場合には前記クランクシャフトの停止位置が前記目標停止範囲内に含まれるように前記動弁機構を制御することを特徴とするハイブリッド車両の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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