JP2012124551A - 光伝送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる伝送速度の光信号を伝送可能な光伝送装置を提供する
【解決手段】光伝送装置は、入力光信号を増幅する第1の光アンプ、第1の光アンプの出力側に設けられる第2の光アンプ、光モジュール、第2の光アンプにより増幅された光信号を出力する第2の出力ポートを備える。光モジュールは、第1の光アンプから光信号を受信する第1の中継ポート、第2の光アンプへ光信号を出力する第2の中継ポート、第1の中継ポートと第2の中継ポートとの間に設けられる光素子、および光素子の出力光を出力可能に形成された第1の出力ポートを有する。
【選択図】図9

Description

本発明は、光信号を伝送する光伝送装置に係わる。
近年、大容量通信および/または長距離通信を実現するために、光ネットワークが普及してきている。光ネットワークは複数の光伝送装置を備えており、光伝送装置間は光ファイバで接続される。そして、光ファイバを介して光信号が伝送される。
光ネットワークにおいて、光信号は、様々な要因によって減衰する。例えば、光伝送装置間の距離が長くなると、光ファイバを介して伝送される光信号は減衰する。また、光伝送装置において波長分散を補償する場合、光信号は、光伝送装置内の分散補償ファイバにおいて減衰する。さらに、光伝送装置が入力光信号を分岐して複数の宛先へ導く場合は、各宛先へ送信される光信号のレベルは入力光信号と比較して小さくなる。
このため、光ネットワークにおいて、少なくとも一部の光伝送装置は、光信号を増幅するための光アンプを備えている。光伝送装置が備える光アンプは、例えば、光受信器の受信レベルが所定の範囲内に制御されるように設計される。
なお、関連する技術として、光アンプを備える光分岐挿入装置が提案されている。(例えば、特許文献1)
特開2006−67546号公報
光ネットワークのさらなる大容量化を実現するために、光信号の伝送速度の高速化が研究および開発されている。例えば、WDMシステムにおいて、各波長チャネルの伝送速度は、10Gbit/sから40Gbit/s以上に高速化することが期待されている。
ところが、光信号の伝送速度が高速化すると、光伝送装置が備える光アンプに対する要求が異なってくる。例えば、光信号の伝送速度が10Gbit/sであるときは、伝送路の波長分散は、光デバイス(例えば、分散補償ファイバ)によって補償される。ところが、光信号のボーレートが20Gbaud以上になると、光デバイスで波長分散を補償するためには高価な可変分散補償装置の導入が必要となりコストが上るため、デジタル信号処理を利用して波長分散が補償される。すなわち、光信号のボーレートを10Gbaudから20Gbaud以上に高速化すると、各光伝送装置において分散補償ファイバは不要となる。そうすると、各光伝送装置において分散補償ファイバにおける損失を補償する必要はなくなり、光アンプに要求される利得は小さくなる。
また、光信号の伝送速度のボーレートを10Gbaudから20Gbaud以上に高速化すると、受信器において要求される光信号対雑音比(OSNR:Optical Signal to Noise Ratio)は高くなる。したがって、受信器におけるOSNRを改善するためには、光伝送装置の光アンプのNF(Noise Figure)を低減させることが要求される。
しかしながら、光ネットワークの高速化が進められる過程では、光ネットワーク上に伝送速度の異なる光信号が混在する。このため、光ネットワーク上のすべての光伝送装置を一括して置き換えることは困難である。したがって、異なる伝送速度の光信号を伝送可能な光伝送装置の開発が望まれる。
本発明の課題は、異なる伝送速度の光信号を伝送可能な光伝送装置を提供することである。
本発明の1つの態様の光伝送装置は、入力光信号を増幅する第1の光アンプと、前記第1の光アンプの出力側に設けられる第2の光アンプと、前記第1の光アンプから光信号を受信する第1の中継ポート、前記第2の光アンプへ光信号を出力する第2の中継ポート、前記第1の中継ポートと前記第2の中継ポートとの間に設けられる光素子、および前記光素子に接続可能に形成された第1の出力ポートを有する光モジュールと、前記第2の光アンプにより増幅された光信号を出力する第2の出力ポート、を備える。
本発明の他の態様の光伝送装置は、入力光信号を増幅する第1の光アンプと、前記第1の光アンプから出力される光信号を分岐して第1および第2の分岐光信号を生成する光分岐器と、前記第1の分岐光信号を出力する第1の出力ポートと、前記第2の分岐光信号の波長分散を補償する分散補償器と、前記分散補償器から出力される光信号を増幅する第2の光アンプと、前記第2の光アンプにより増幅された光信号を出力する第2の出力ポート、を備える。
本発明のさらに他の態様の光伝送装置は、入力WDM信号を増幅する第1の光アンプと、前記第1の光アンプから出力されるWDM信号を等化する等化器と、前記等化器により等化されたWDM信号を増幅する第2の光アンプと、前記WDM信号の各チャネルのパワーをモニタするチャネルモニタ、を備える。そして、前記等化器は、前記チャネルモニタによるモニタ結果を利用して前記第1の光アンプから出力されるWDM信号を等化する。
上述の態様によれば、異なる伝送速度の光信号を伝送可能な光伝送装置が実現される。
実施形態の光伝送装置が使用される光ネットワークの一例を示す図である。 光分岐挿入装置(ROADM)の構成を示す図である。 中継局(ILA)の構成を示す図である。 第1の実施形態の光伝送装置の構成を示す図である。 第1ステージ光アンプの実施例を示す図である。 EDFAの利得の等化について説明する図である。 分散補償ファイバが実装されたときの第1の実施形態の光伝送装置を示す図である。 図7に示す光伝送装置内の光レベルダイヤグラムである。 分散補償ファイバが除去されたときの第1の実施形態の光伝送装置を示す図である。 図9に示す光伝送装置内の光レベルダイヤグラムである。 他の構成における光レベルダイヤグラムである。 第2の実施形態の光伝送装置の構成を示す図である。 第2の実施形態の光伝送装置内の光レベルダイヤグラムである。 第3の実施形態の光伝送装置の構成を示す図である。 図14に示す光伝送装置における利得制御を示すフローチャートである。 第3の実施形態の光伝送装置の他の実施例を示す図である。 図16に示す光伝送装置における利得制御を示すフローチャートである。 第3の実施形態の光伝送装置のさらに他の実施例を示す図である。 図18に示す光伝送装置における利得制御を示すフローチャートである。
図1は、実施形態の光伝送装置が使用される光ネットワークの一例を示す。図1に示す光ネットワークは、リングネットワーク#1、#2を含む。各リングネットワークは、それぞれ光ファイバ伝送路を介してWDM信号を伝送する。WDM信号は、波長の異なる複数の光信号を含む。
各リングネットワークは、光分岐挿入装置(ROADM:Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer)101、および中継局(ILA:In Line Amplifier)102を備える。さらに、ネットワーク間中継局(HUB)103は、リングネットワーク#1、#2間で光信号を中継する。
光分岐挿入装置101は、光ファイバ伝送路上のWDM信号を増幅して次のノード(中継局102、光分岐挿入装置101、またはネットワーク間中継局103)へ送信する。また、光分岐挿入装置101は、クライアント装置(CL)を収容することができる。そして、光分岐挿入装置101は、WDM信号から所望の波長の光信号を分岐(すなわち、ドロップ)してクライアント装置に送信することができる。また、光分岐挿入装置101は、クライアント装置から送信される光信号をWDM信号に挿入(すなわち、アド)することができる。
中継局102は、光ファイバ伝送路上のWDM信号を増幅して次のノード(中継局102、光分岐挿入装置101、またはネットワーク間中継局103)へ送信する。ネットワーク間中継局103は、複数の光分岐挿入装置101を備える。例えば、図1に示すネットワーク間中継局101は、リングネットワーク#1に属する光分岐挿入装置およびリングネットワーク#2に属する光分岐挿入装置を備える。そして、ネットワーク間中継局103は、リングネットワーク#1、#2間で光信号を中継する。
上記構成の光ネットワークにおいて、光分岐挿入装置101は、実施形態の光伝送装置の一例である。また、中継局102も、実施形態の光伝送装置の一例である。或いは、実施形態の光伝送装置は、光分岐挿入装置101または中継局102の中に設けられる。
図2は、光分岐挿入装置の構成を示す図である。図2に示す光分岐挿入装置は、双方向伝送路上に設けられる。このため、図2に示す光分岐挿入装置は、光伝送路#aを介して伝送されるWDM信号のための#a系回路、および光伝送路#bを介して伝送されるWDM信号のための#b系回路を備える。ここで、光伝送路#aおよび光伝送路#bは、双方向伝送路を形成する。さらに、光分岐挿入装置は、トランスポンダユニット(TRPN)17−1〜17−Nを備える。
#a系回路は、受信アンプ(RAMP)11a、波長選択スイッチ(WSS)12a、送信アンプ(TAMP)13a、デマルチプレクサ(DEMUX)14a、マルチプレクサ(MUX)15aを備える。受信アンプ11aは、光伝送路#aから入力される光信号を増幅する。受信アンプ11aにより増幅された光信号は、光分岐器により分岐され、波長選択スイッチ12aおよびデマルチプレクサ14aに導かれる。波長選択スイッチ12aは、受信アンプ11aから出力される光信号から指定された波長チャネルを選択する。また、波長選択スイッチ12aは、マルチプレクサ15aから出力される光信号から指定された波長チャネルを選択する。送信アンプ13aは、波長選択スイッチ12aから出力される光信号を増幅する。
デマルチプレクサ14aは、受信アンプ11aにより増幅された光信号を波長ごとに分離する。デマルチプレクサ14aにより得られる各波長チャネルの光信号は、対応するトランスポンダユニット17−1〜17−Nに導かれる。
トランスポンダユニット17−1〜17−Nは、それぞれクライアント回線(下り回線および上り回線)を収容する。そして、トランスポンダユニット17−1〜17−Nは、デマルチプレクサ14aから光信号を受信すると、クライアント回線を介してその光信号をクライアント装置へ送信する。また、トランスポンダユニット17−1〜17−Nは、クライアント装置から光信号を受信すると、その光信号をマルチプレクサ15aの対応する入力ポートへ導く。なお、トランスポンダユニット17−1〜17−Nは、光信号の波長を変換する機能を備えるようにしてもよい。
マルチプレクサ15aは、トランスポンダユニット17−1〜17−Nから出力される光信号を多重化する。マルチプレクサ15aから出力される光信号は、波長選択スイッチ12aに導かれる。
#a系回路は、さらに分散補償器(DCF)16aを備えるようにしてもよい。分散補償器16aは、例えば分散補償ファイバであり、光伝送路#aの波長分散を補償する。なお、受信アンプ11aが第1ステージ光アンプおよび第2ステージ光アンプを備える構成においては、分散補償器16aは、第1ステージ光アンプと第2ステージ光アンプとの間に設けられる。
図2に示す光分岐挿入装置は、図1に示すネットワーク間中継局103の一部として動作することもできる。例えば、図2に示す光分岐挿入装置がリングネットワーク#1に属するものとする。この場合、図2に示す光分岐挿入装置は、ネットワーク間中継局103において、リングネットワーク#2に属する光分岐挿入装置との間で光信号を送信および受信する。
図2に示す光分岐挿入装置が図1に示すネットワーク間中継局103の一部として動作する場合、受信アンプ11aにより増幅された光信号は、光分岐器により分岐され、波長選択スイッチ12a、デマルチプレクサ14a、およびリングネットワーク#2の光分岐挿入装置へ導かれる。また、リングネットワーク#2の光分岐挿入装置から送信される光信号は、波長選択スイッチ12aに導かれる。そして、波長選択スイッチ12aは、受信アンプ11aから出力される光信号、マルチプレクサ15aから出力される光信号、およびリングネットワーク#2から受信する光信号から、それぞれ指定された波長チャネルを選択する。
#b系回路は、受信アンプ(RAMP)11b、波長選択スイッチ(WSS)12b、送信アンプ(TAMP)13b、デマルチプレクサ(DEMUX)14b、マルチプレクサ(MUX)15b、分散補償器(DCF)16bを備える。なお、#b系回路の構成および動作は、#a系回路と実質的に同じである。よって、#b系回路についての説明は省略する。
図3は、中継局の構成を示す図である。図3に示す中継局は、図2に示す光分岐挿入装置と同様に、双方向伝送路上に設けられる。すなわち、図3に示す中継局は、光伝送路#aを介して伝送されるWDM信号のための#a系回路、および光伝送路#bを介して伝送されるWDM信号のための#b系回路を備える。
中継局の#a系回路は、受信アンプ(RAMP)11a、送信アンプ(TAMP)13a、分散補償器(DCF)16aを備える。受信アンプ11aは、光伝送路#aから入力される光信号を増幅する。送信アンプ13aは、受信アンプ11aから出力される光信号をさらに増幅する。分散補償器16aは、受信アンプ11aに接続され、光伝送路#aの波長分散を補償する。中継局の#b系回路の構成および動作は、中継局#a系回路と実質的に同じなので、説明は省略する。
<第1の実施形態>
図4は、第1の実施形態の光伝送装置の構成を示す。図4に示す光伝送装置1は、例えば、図1に示す光分岐挿入装置(ROADM)101として動作する。
光伝送装置1は、光アンプ回路(RAMP:Receiver Amplifier)20、光モジュール30、波長選択スイッチ(WSS:Wavelength Selective Switch)41、光アンプ(TAMP:Transmitter Amplifier)42を備える。ここで、光伝送装置1は、例えば、図2に示す光分岐挿入装置の#a系回路の一部、または図2に示す光分岐挿入装置の#b系回路の一部として動作することができる。光伝送装置1が、例えば、図2に示す光分岐挿入装置の#a系回路の一部として動作するときは、光伝送装置1の光アンプ回路20、波長選択スイッチ41、光アンプ42は、それぞれ、受信アンプ11a、波長選択スイッチ12a、送信アンプ13aに相当する。
光アンプ回路20は、入力ポート21、第1ステージ光アンプ22、第2ステージ光アンプ23、光カプラ24、25、スルーポート26T、HUBポート26H、DROPポート26D、中継ポート27x、27yを備える。光アンプ回路20は、光伝送路を介して受信する光信号を増幅する受信アンプとして動作する。
入力ポート21は、光伝送路に接続される。光伝送路を介して伝送される光信号は、この実施例では、WDM信号である。そして、光伝送路を介して伝送される光信号は、入力ポート21を介して光アンプ回路20に入力される。ただし、第1の実施形態では、光伝送路を介して伝送される光信号は、WDM信号でなくてもよい。
第1ステージ光アンプ22は、入力光信号を増幅する。そして、第1ステージ光アンプ22によって増幅された光信号は、中継ポート27xを介して光モジュール30に導かれる。ここで、第1ステージ光アンプ22は、図5に示すように、EDFA22a、可変光アッテネータ(VOA)22b、EDFA22cを備える。EDFA22aは、入力光信号を所定の利得で増幅する。可変光アッテネータ22bは、可変光アッテネータ22bの出力パワーが所定のレベルを保持するように、EDFA22aにより増幅された光信号の光パワーを調整する。EDFA22cは、可変光アッテネータ22bから出力される光信号を増幅する。なお、EDFA22aおよびEDFA22cは、いずれも、エルビウム添加ファイバ増幅器である。
第1ステージ光アンプ22は、イコライザ22dをさらに備えるようにしてもよい。イコライザ22dは、WDM信号の各チャネルの光パワーを等化する。このとき、イコライザ22dは、例えば、WDM信号の各チャネルの光パワーが波長に対して所定のパターンを有するように、各チャネルの光パワーを調整してもよい。なお、イコライザ22dは、例えば、可変光アッテネータ22bとEDFA22cとの間、或いはEDFA22cの出力側に設けられる。また、イコライザ22dは、例えば、固定の特性を有する光デバイスで実現される。
図6は、EDFAの利得の等化について説明する図である。EDFAの利得は、図6に示すように、波長に依存する。このため、波長に対してフラットな利得を得るためには、EDFAの利得特性を相殺するイコライザが使用される。ただし、EDFAの利得を調整するために励起光のパワーを変えると、EDFAの利得パターンが変化してしまう。この場合、上述のイコライザを利用してWDM信号を等化できなくなる。したがって、光伝送装置1において、各EDFAの利得は、固定されていることが好ましい。
第2ステージ光アンプ23は、EDFAを含み、光モジュール30から出力される光信号を増幅する。このとき、光モジュール30から出力される光信号は、中継ポート27yを介して第2ステージ光アンプ23に入力される。
光カプラ24は、第2ステージ光アンプ23から出力される光信号を分岐し、スルーポート26Tおよび光カプラ25に導く。光カプラ25は、光カプラ24から出力される光信号を分岐し、HUBポート26HおよびDROPポート26Dに導く。なお、光カプラ24、25は、それぞれ光スプリッタとして動作する。
スルーポート26Tを介して出力される光信号は、後で詳しく説明するが、必要に応じて波長選択スイッチ41に導かれる。HUBポート26Hは、光伝送装置1が図2に示すネットワーク間中継局(HUB)の中で使用されるときに、他のネットワークに属する光分岐挿入装置に接続される。DROPポート26Dを介して出力される光信号は、クライアント回線を収容するデマルチプレクサ(DEMUX)に導かれる。このデマルチプレクサは、例えば、図2に示すDEMUX14a、14bに対応する。
光モジュール30は、中継ポート31x、31y、出力ポート32、光素子33を備える。中継ポート31xは、例えば光ファイバを用いて、光アンプ回路20の中継ポート27xに接続される。したがって、第1ステージ光アンプ22から出力される光信号は、中継ポート31xを介して光モジュール30に入力される。
光モジュール30への入力光信号は、光素子33に導かれる。すなわち、第1ステージ光アンプ22から出力される光信号は、中継ポート27x、31xを介して光素子33に導かれる。そして、光素子33から出力される光信号は、中継ポート31yまたは出力ポート32の少なくとも一方に導かれる。光素子33としては、後で詳しく説明するが、例えば、分散補償器または光カプラが使用される。
中継ポート31yは、例えば光ファイバを用いて、光アンプ回路20の中継ポート27yに接続される。したがって、光素子33から出力される光信号は、中継ポート31y、27yを介して第2ステージ光アンプ23に導かれる。また、出力ポート32を介して出力される光信号は、後で詳しく説明するが、必要に応じて波長選択スイッチ41に導かれる。
波長選択スイッチ41には、光アンプ回路20または光モジュール30から出力される光信号が導かれる。また、この実施例では、波長選択スイッチ41には、クライアント回線を収容するマルチプレクサ(MUX)から出力される光信号も導かれてくる。このマルチプレクサは、例えば、図2に示すMUX15a、15bに対応する。さらに、光伝送装置1が図1に示すネットワーク間中継局(HUB)で使用されるときは、波長選択スイッチ41には、他のネットワークから受信する光信号も導かれてくる。そして、波長選択スイッチ41は、各入力光信号からそれぞれ指定された波長チャネルを選択する。なお、波長選択スイッチ41が選択する波長チャネルは、例えば、ネットワークを管理または運営するオペレータによって指定される。
光アンプ(TAMP)42は、EDFAを含み、波長選択スイッチ41により選択された波長チャネルが多重化された光信号を増幅する。そして、光アンプ42により増幅された光信号は、光伝送路に出力される。すなわち、光アンプ42は、送信アンプとして動作する。
上記構成の光伝送装置1は、分散補償ファイバ等の分散補償器で光伝送路の波長分散を補償できるときは、分散補償器を備える。以下では、光信号の伝送速度が10Gbit/sであるときは、分散補償ファイバで光伝送路の波長分散を補償できるものとする。すなわち、光信号の伝送速度が10Gbit/sである光ネットワークで使用されるときは、光伝送装置1は、分散補償ファイバを備える。
これに対して、光信号の伝送速度が非常に高い光ネットワークでは、光学的な分散補償器で光伝送路の波長分散を補償することは困難である。このため、光信号の伝送速度が非常に高い光ネットワーク(例えば、ボーレートが20Gbaud〜25Gbaud程度)では、伝送路上で波長分散を補償せずに、受信器においてデジタル信号処理により波長分散を補償する方式が開発されてきている。よって、光信号のボーレートが20Gbaud〜25Gbaud程度である光ネットワークで使用されるときは、光伝送装置1は、分散補償ファイバを備えなくてもよい。なお、例えば、QPSKシステムでボーレートが20Gbaudであれば、光信号の伝送速度は40Gbit/sに相当し、16QAMシステムでボーレートが25Gbaudであれば、光信号の伝送速度は100Gbit/sに相当する。
第1の実施形態の光伝送装置1は、分散補償ファイバを備える構成および分散補償ファイバを備えない構成を提供する。すなわち、光伝送装置1は、10Gbit/s信号を伝送する構成、およびボーレートが20Gbaud〜25Gbaud程度の信号を伝送する構成を提供する。そして、これら2つの構成は、光モジュール30に実装する光素子33を変更することで実現される。
すなわち、図4に示す光伝送装置1において、光素子33は、光信号の伝送速度に応じて選択される。たとえば、光信号の伝送速度が10Gbit/sであり、分散補償ファイバ等の分散補償器で光伝送路の波長分散を補償できるときは、光素子33として分散補償ファイバ(DCF:Dispersion Compensation Fiber)が使用される。
図7は、分散補償ファイバが実装されたときの第1の実施形態の光伝送装置を示す。分散補償ファイバ33aは、光モジュール30内に実装される。具体的には、波長分散ファイバ33aは、中継ポート31x、31y間に接続される。
したがって、図7に示す構成においては、第1ステージ光アンプ22により増幅された光信号は、光モジュール30において分散補償ファイバ33aを通過した後、第2ステージ光アンプ23に導かれる。そして、第2ステージ光アンプ23により増幅された光信号は、光カプラ24、25により分岐され、スルーポート26T、HUBポート26H、DROPポート26Dを介して出力される。
光素子33として分散補償ファイバ33aが使用されるときは、スルーポート26Tを介して出力される光信号は、波長選択フィルタ41に導かれる。すなわち、光モジュール30から出力される光信号は、第2ステージ光アンプ23により増幅された後に波長選択フィルタ41に導かれる。そして、波長選択スイッチ41は、光アンプ回路20のスルーポート26Tを介して出力される光信号から所望の波長チャネルを選択する。そして、光アンプ42は、波長選択スイッチ41から出力される光信号を増幅する。
なお、HUBポート26HおよびDROPポート26Dを介して出力される光信号、および、他のネットワークおよびマルチプレクサから波長選択スイッチ41に導かれる光信号については、光モジュール30の構成によって直接的には影響を受けないので、説明を省略する。
図8は、図7に示す光伝送装置内の光レベルダイヤグラムを示す。このダイヤグラムの横軸は、光伝送装置1の内部の光パス上の位置を表し、縦軸は光信号のパワーを表す。なお、光伝送装置1は、所定の入力ダイナミックレンジを有し、光伝送装置1は、この入力ダイナミックレンジ内の光信号を受信するものとする。また、第1ステージ光アンプ22は、図5に示すように、EDFA22a、可変光アッテネータ22b、EDFA22c、イコライザ22dを備えるものとする。ただし、図8に示すダイヤグラムにおいては、イコライザ22dによる影響は無視するものとする。
EDFA22aは、入力光信号を増幅する。EDFA22aの利得は、特に限定されるものではないが、固定されているものとする。続いて、可変光アッテネータ22bは、EDFA22aから出力される光信号のパワーを調整する。このとき、可変光アッテネータ22bは、可変光アッテネータ22bの出力レベルが予め決められたパワーを保持するように、減衰量を制御する。すなわち、可変光アッテネータ22bから出力される光信号のパワーは、光伝送装置1への入力レベルによらず、ほぼ一定の値に制御される。
EDFA22cは、可変光アッテネータ22bから出力される光信号を増幅する。EDFA22cの利得は、特に限定されるものではないが、固定されているものとする。そして、EDFA22cから出力される光信号は、光モジュール30上の分散補償ファイバ33aに導かれる。
光信号は、分散補償ファイバ33aを通過するときに減衰する。ここで、分散補償ファイバ33aの減衰率は、伝送路の光ファイバと比較して非常に大きい。このため、光信号が分散補償ファイバ33aを通過することにより、光信号のパワーは大きく低下する。なお、分散補償ファイバ33aにおける損失は、補償すべき波長分散の大さによるが、例えば、10dB程度である。
第2ステージ光アンプ23は、分散補償ファイバ33aから出力される光信号を増幅する。第2ステージ光アンプ23の利得は、特に限定されるものではないが、固定されているものとする。そして、第2ステージ光アンプ23から出力される光信号は、光カプラ24、25により分岐されてスルーポート26T、HUBポート26H、DROPポート26Dに導かれる。この例では、HUBポート26Hを介して出力される光信号のパワーが最も高く、DROPポート26Dを介して出力される光信号のパワーが最も低くなるように、光カプラ24、25の分岐比が設計されている。
波長選択スイッチ41は、スルーポート26Tを介して出力される光信号(THRU)から、指定された波長チャネルを選択する。このとき、光信号のパワーは低下する。さらに、光アンプ42は、波長選択スイッチ41から出力される光信号を増幅する。
このように、光伝送路の波長分散を分散補償ファイバ33aで補償する場合、光信号のパワーは、分散補償ファイバ33aにおいて大きく低下する。ここで、光伝送装置1は、予め決められた出力パワーで光信号を送信することが要求される。このため、光伝送装置1の光アンプ(EDFA22a、EDFA22c、第2ステージ光アンプ23、光アンプ42)は、分散補償ファイバ33aによる損失を補償するように設計される。1つの例としては、光伝送装置1は、第2ステージ光アンプ23が分散補償ファイバ33aによる損失を補償するように設計される。
これに対して、光信号の伝送速度が非常に高い光ネットワーク(例えば、40Gbit/s〜100Gbit/s)では、上述したように、波長分散は、受信器においてデジタル信号処理により補償される。このため、光信号の伝送速度が非常に高い場合は、光伝送装置1は、分散補償ファイバを備えない。ただし、光信号の伝送速度が高速化すると、受信器が要求するOSNRは高くなる。このため、光信号の伝送速度が高速化する際には、光伝送装置1の光アンプのNF(Noise Figure)を低減することが要求される。
図9は、分散補償ファイバが除去されたときの第1の実施形態の光伝送装置を示す。この場合、光モジュール30において、光素子33として光カプラ33bが実装される。具体的には、光カプラ33bの入力ポートには、中継ポート31xが接続される。また、光カプラ33bの1つの出力ポートは、出力ポート32に接続される。さらに、光カプラ33bの他の1つの出力ポートは、中継ポート31yに接続される。
したがって、図9に示す構成においては、第1ステージ光アンプ22により増幅された光信号は、光カプラ33bに導かれる。光カプラ33bは、入力光信号を分岐して出力ポート32および中継ポート31yに導く。すなわち、光カプラ33bは、光スプリッタとして動作する。ここで、光カプラ33bの分岐比は、出力ポート32に導かれる光信号のパワーが、中継ポート31yに導かれる光信号のパワーよりも高くなるように、設計される。一例としては、光カプラ33bの分岐比は、10:1である。この場合、出力ポート32に導かれる光信号のパワーは、光カプラ33bへの入力パワーと比較してわずかに低下するだけである。一方、中継ポート31yに導かれる光信号のパワーは、光カプラ33bへの入力パワーと比較して大きく低下する。
光モジュール30の出力ポート32を介して出力される光信号は、波長選択スイッチ41に導かれる。すなわち、出力ポート32を介して出力される光信号は、第2ステージ光アンプ23により増幅されることなく、波長選択スイッチ41に導かれる。そして、波長選択スイッチ41は、出力ポート32を介して出力される光信号から指定された波長チャネルを選択する。
光モジュール30の中継ポート31yを介して出力される光信号は、第2ステージ光アンプ23に導かれる。第2ステージ光アンプ23は、中継ポート31yを介して出力される光信号を増幅する。そして、第2ステージ光アンプ23から出力される光信号は、図7に示す構成と同様に、スルーポート26T、HUBポート26H、DROPポート26Dに導かれる。ただし、図9に示す構成では、スルーポート26Tの光信号は、波長選択スイッチ41に導かれない。
このように、第1の実施形態において、光モジュール30に光カプラ33bが実装されるときは、光伝送装置1は、第2ステージ光アンプ23により増幅されない光信号(すなわち、光モジュール30の出力ポート32を介して出力される光信号)を、光伝送路に出力する。また、光伝送装置1は、第2ステージ光アンプ23により増幅される光信号を、クライアント回線および/または他の光ネットワークに属する光分岐挿入装置へ導く。
図10は、図9に示す光伝送装置内の光レベルダイヤグラムを示す。図10において、EDFA22a、可変光アッテネータ22b、EDFA22cによるレベル変化は、図8に示す例と同じである。そして、EDFA22cから出力される光信号は、光カプラ33bに導かれる。
光カプラ33bは、上述したように、EDFA22cにより増幅された光信号を分岐して、出力ポート32および中継ポート31yに導く。このとき、出力ポート32を介して出力される光信号のパワーは、図10において破線で示すように、光カプラ33bへの入力パワーと比較してわずかに低下するだけである。一方、中継ポート31yから出力される光信号のパワーは、光カプラ33bへの入力パワーと比較して大きく低下する。
ここで、中継ポート31yから出力される光信号のパワーは、例えば、図7に示す光伝送装置1において、分散補償ファイバ33aから出力される光信号のパワーとほぼ同じ程度である。すなわち、図10に示すB点におけるパワーは、図8に示すA点におけるパワーとほぼ同じである。この場合、光モジュール30において中継ポート31xから光カプラ33bを介して中継ポート31yへ至る光パスの損失は、図7に示す分散補償ファイバ33aによる損失とほぼ同じである。
中継ポート31yから出力される光信号は、第2ステージ光アンプ23において増幅された後、スルーポート26T、HUBポート26H、DROPポート26Dに導かれる。ここで、図10において第2ステージ光アンプ23、光カプラ24、25によるレベル変化は、図8に示す例と実質的に同じである。したがって、図10に示すB点におけるパワーが図8に示すA点におけるパワーとほぼ同じであるものとすると、図9に示す構成におけるスルーポート26T、HUBポート26H、DROPポート26Dの出力パワーは、図7に示す構成における対応する出力パワーとそれぞれほぼ同じである。
このように、第1の実施形態においては、光信号の伝送速度に応じて、光モジュール30に実装する光素子33が決定される。例えば、光伝送装置1が10Gbit/s信号を伝送する光ネットワークで使用されるときは、図7に示すように、光モジュール30に分散補償ファイバ33aが実装される。一方、光伝送装置1のボーレートが20Gbaud〜25Gbaud程度の信号を伝送する光ネットワークで使用されるときは、図9に示すように、光モジュール30に光カプラ33bが実装される。
このとき、光伝送装置1は、下記のポリシ1を満足することが好ましい。
ポリシ1:図7において分散補償ファイバ33a、第2ステージ光アンプ23、光カプラ24を介して波長選択スイッチ41に導かれる光信号のパワーと、図9において光カプラ33bから出力され出力ポート32を介して波長選択スイッチ41に導かれる光信号のパワーは、ほぼ同じ。
また、図7に示す構成では、第1ステージ光アンプ22から出力させる光信号は、分散補償ファイバ33aを通過した後、第2ステージ光アンプ23により増幅される。一方、図9に示す構成では、第1ステージ光アンプ22から出力させる光信号は、第2ステージ光アンプ23により増幅されることなく、波長選択スイッチ41に導かれる。すなわち、図9に示す構成では、波長選択スイッチ41に導かれる光信号は、第2ステージ光アンプ23による利得を受けない。したがって、第1の実施形態によれば、分散補償ファイバ33aを光カプラ33bに置き換えることにより、下記のポリシ2が実現される。
ポリシ2:図9に示す構成では、分散補償ファイバ33aによる損失を補償する必要がないので、図7に示す構成と比較して光アンプの利得を低くする。
なお、上述したように、10Gbit/s信号からボーレートが20Gbaud程度の信号への高速化の際には、光伝送装置1において、分散補償ファイバ33aが除去される。しかし、図4において、光アンプを変更することなく、単に、分散補償ファイバ33aを減衰率の低い通常の光ファイバに置き換えると、光信号のパワーが高くなり過ぎる。
ここで、分散補償ファイバ33aを減衰率の低い通常の光ファイバに置き換えた構成において、光信号のパワーを所定の範囲の抑えるためには、例えば、下記の2つの方法が考えられる。
(1)図11に示すように、可変光アッテネータ22bの減衰量を大きくする。
(2)分散補償ファイバ33aと同程度の損失を発生させるアッテネータを挿入する。
しかしながら、上記(1)(2)の方法では、光伝送装置1への入力光信号が第1ステージ光アンプ22および第2ステージ光アンプ23によって増幅される点では、図7に示す状態と同じである。すなわち、上記(1)(2)の方法では、光伝送装置1全体としてNFは改善されない。
これに対して、第1の実施形態では、光伝送装置1への入力光信号は、図9に示すように、第1ステージ光アンプ22により増幅されるが、第2ステージ光アンプ23により増幅されることはない。すなわち、図9に示す構成においては、上記(1)(2)の方法と比較すると、光信号のパワーは実質的に同じであるけれども、光信号を増幅する光アンプの段数が削減されるので、光伝送装置1全体としてNFが改善される。この場合、各光アンプの入力レベルにも依存するが、NFは約0.5dB程度低下する。
このように、第1の実施形態の光伝送装置1は、光モジュール30に実装する光素子33を選択することにより、10Gbit/s信号を伝送する光ネットワークおよびボーレートが20Gbaud〜25Gbaud程度の信号を伝送する光ネットワークにおいて使用することができる。すなわち、第1の実施形態によれば、10Gbit/s系から20Gbaud〜25Gbaud系への高速化において、光伝送装置が備える光アンプを置き換える必要はない。また、光モジュール30において分散補償ファイバ33aを光カプラ33bに置き換えると、NFが低くなり、OSNRが改善する。
なお、図4〜図11に示す実施例では、光伝送装置1は、図1に示す光分岐挿入装置101(または、ネットワーク間中継局103)に適用されている。しかし、第1の実施形態の光伝送装置1は、図1に示す中継局102として使用することもできる。
<第2の実施形態>
図12は、第2の実施形態の光伝送装置の構成を示す。図12に示す光伝送装置2は、例えば、図1に示す光分岐挿入装置(ROADM)101として動作する。
光伝送装置2は、WDM信号を伝送する光ネットワークにおいて使用される。WDM信号は、伝送速度の異なる光信号を含むようにしてもよい。以下の例では、WDM信号は、10Gbit/s信号を伝送する光信号およびボーレートが20Gbaud程度の信号を伝送する光信号を含むものとする。
図12に示す光伝送装置1は、光アンプ回路20、光モジュール50、波長選択スイッチ41、光アンプ42を備える。ここで、光アンプ回路20、波長選択スイッチ41、光アンプ42については、第1の実施形態と実質的に同じなので、説明を省略する。
光モジュール50は、中継ポート51x、51y、スルーポート52、光カプラ53、分散補償ファイバ54を備える。中継ポート51x、51yは、図4に示す中継ポート31x、31yと同様に、それぞれ光アンプ回路20の中継ポート27x、27yに接続される。すなわち、第1ステージ光アンプ22から出力される光信号は、中継ポート51xを介して光モジュール50に入力される。また、中継ポート51yを介して出力される光信号は、第2ステージ光アンプ23に導かれる。
光モジュール50への入力光信号は、光カプラ53に導かれる。すなわち、第1ステージ光アンプ22から出力される光信号は、中継ポート27x、51xを介して光カプラ53に導かれる。
光カプラ53は、入力光信号を分岐して、スルーポート52および分散補償ファイバ54に導く。すなわち、光カプラ53は、光スプリッタとして動作する。ここで、光カプラ53の分岐比は、スルーポート52に導かれる光信号のパワーが、分散補償ファイバ54に導かれる光信号のパワーよりも低くなるように、設計される。一例としては、光カプラ53の分岐比は、1:10である。この場合、スルーポート52に導かれる光信号のパワーは、光カプラ53への入力パワーと比較して大きく低下する。一方、分散補償ファイバ54に導かれる光信号のパワーは、光カプラ53への入力パワーと比較してわずかに低下するだけである。
光カプラ53の一方の出力光信号は、分散補償ファイバ54を通過する。このとき、分散補償ファイバ54は、光伝送路の波長分散を補償する。そして、分散補償ファイバ54から出力される光信号は、中継ポート51y、27yを介して第2ステージ光アンプ23に導かれる。また、スルーポート52を介して出力される光信号は、波長選択スイッチ41に導かれる。
第2ステージ光アンプ23は、光モジュール50から出力される光信号を増幅する。また、第2ステージ光アンプ23により増幅された光信号は、光カプラ24、25によりスルーポート26T、HUBポート26H、DROPポート26Dに導かれる。そして、スルーポート26Tを介して出力される光信号は、波長選択スイッチ41に導かれる。
このように、波長選択スイッチ41には、光モジュール50のスルーポート52を介して出力される光信号(以下、光信号(50))、および光アンプ回路20のスルーポート26Tを介して出力される光信号(以下、光信号(20))が導かれる。なお、マルチプレクサおよび他のネットワークから導かれてくる光信号については、記載を省略する。
第2の実施形態では、光伝送装置1の入力光信号は、WDM信号である。したがって、光信号(50)および光信号(20)は、いずれもWDM信号である。ただし、光信号(50)は、分散補償ファイバ54を通過することなく、波長選択スイッチ41に導かれる。これに対して、光信号(20)は、分散補償ファイバ54を通過した後に、波長選択スイッチ41に導かれる。
波長選択スイッチ41は、光信号(50)および光信号(20)からそれぞれ指定された波長チャネルを選択する。但し、波長選択スイッチ41は、光信号(50)からは、ボーレートが20Gbaud程度の信号を伝送する波長チャネルを選択する。また、波長選択スイッチ41は、光信号(20)からは、10Gbit/s信号を伝送する波長チャネルを選択する。
たとえば、入力WDM信号には、波長λ1〜λ20が多重化されているものとする。また、λ1〜λ10にはボーレートが20Gbaud程度の信号を伝送する波長チャネルが割り当てられており、λ11〜λ20には10Gbit/s信号を伝送する波長チャネルが割り当てられているものとする。この場合、波長選択スイッチ41は、光信号(50)からは、λ1〜λ10の中から指定される波長チャネルを選択する。また、波長選択スイッチ41は、光信号(20)からは、λ11〜λ20の中から指定される波長チャネルを選択する。
このように、光伝送装置2においては、10Gbit/s光信号は、光信号(20)から選択される。すなわち、10Gbit/s光信号は、分散補償ファイバ54によって波長分散が補償された光信号の中から選択される。一方、ボーレートが20Gbaud程度の光信号は、光信号(50)から選択される。すなわち、ボーレートが20Gbaud程度の光信号は、分散補償ファイバ54を通過しない光信号の中から選択される。したがって、第2の実施形態によれば、WDM信号中に伝送速度が異なる光信号が混在していても、各光信号を適切に伝送できる。
図13は、第2の実施形態の光伝送装置内の光レベルダイヤグラムを示す。なお、図13において、EDFA22a、可変光アッテネータ22b、EDFA22cによるレベル変化は、図8に示す例と実質的に同じである。そして、EDFA22cから出力される光信号は、光カプラ53に導かれる。
光カプラ53は、EDFA22cにより増幅された光信号を分岐して、スルーポート52および分散補償ファイバ54に導く。このとき、スルーポート52を介して出力される光信号(50)のパワーは、図13において破線で示すように、光カプラ53による分岐比に依存する損失分だけ低下する。
光カプラ53から分散補償ファイバ54に導かれる光信号は、分散補償ファイバ54を通過する。このとき、分散補償ファイバ54において損失が発生する。さらに、分散補償ファイバ54から出力される光信号は、第2ステージ光アンプ23により増幅され、さらに、光カプラ24を介して波長選択スイッチ41に導かれる。
上記構成において、光カプラ53の分岐比は、光伝送装置2内の光レベルの制約に従って決定される。例えば、光カプラ53の分岐比は、光信号(20)および光信号(50)のパワー差が所定レベルよりも小さくなるように決定される。このとき、分散補償ファイバ54において補償すべき波長分散が大きいと、分散補償ファイバ54が長くなるので、分散補償ファイバ54における損失が大きくなる。この場合、分散補償ファイバ54に導く光信号のパワーの比率を高めることが好ましい。
このように、第2の実施形態の光伝送装置2は、WDM信号中に伝送速度が異なる光信号が混在していても、各光信号を適切に伝送できる。ここで、波長選択スイッチ41により選択される10Gbit/s信号は、分散補償ファイバ54により波長分散が補償される。すなわち、10Gbit/s信号については、光伝送装置2において波長分散が補償される。これに対して、波長選択スイッチ41により選択されるボーレートが20Gbaud程度の信号は、第2ステージ光アンプ23によって増幅されないので、NFが改善する。この結果、ボーレートが20Gbaud程度の信号については、受信器におけるOSNRが改善するので、デジタル信号処理を利用する波長分散補償の精度が高くなる。
<第3の実施形態>
第1および第2の実施形態に関連して記載したように、受信器におけるデジタル信号処理で波長分散を補償する高速光ネットワークにおいては、各光伝送装置は、分散補償器を備えなくてもよい。このため、例えば、光ネットワークが10Gbit/s系から20Gbaud〜25Gbaud系に移行する場合、各光伝送装置において光損失を小さくするために、分散補償器が除去される。
一方、伝送速度が高くなると、各光伝送装置が備える光アンプの利得偏差に起因する信号レベル偏差が、受信感度に影響を及ぼしやすくなる。ここで、上述のようにして光伝送装置から分散補償器を除去しても、信号レベル偏差が改善されるわけではない。ただし、分散補償器を除去することにより、光伝送装置内に新たな光デバイスを実装するためのスペースが確保される。そこで、第3の実施形態の光伝送装置は、分散補償器の代わりに利得偏差を調整するための回路を備える。
図14は、第3の実施形態の光伝送装置の構成を示す。図14に示す光伝送装置3は、例えば、図1に示す中継局(ILA)102として動作する。また、光伝送装置3は、WDM信号を伝送する光ネットワークにおいて使用される。
光伝送装置3は、光アンプ回路(RAMP)20、光モジュール60、光アンプ(TAMP)42を備える。光アンプ回路20、光アンプ42については、第1の実施形態と実質的に同じなので、説明を省略する。
光モジュール60は、中継ポート61x、61yを備える。中継ポート61x、61yは、それぞれ、光アンプ回路20の中継ポート27x、27yに接続される。すなわち、第1ステージ光アンプ22により増幅された光信号は、中継ポート61xを介して光モジュール30に入力される。また、光モジュール30から中継ポート61yを介して出力される光信号は、第2ステージ光アンプ23に導かれる。
10Gbit/s信号を伝送する光ネットワークにおいて光伝送装置3が使用されるときは、特に図示しないが、光モジュール60には分散補償ファイバが実装される。この場合、分散補償ファイバは、中継ポート61x、61y間に接続される。すなわち、第1ステージ光アンプ22から出力される光信号は、光モジュール60上の分散補償ファイバを通過した後、第2ステージ光アンプ23に導かれる。
ボーレートが20Gbaud〜25Gbaud程度の信号を伝送する光ネットワークにおいて光伝送装置3が使用されるときは、光モジュール60は、分散補償ファイバの代わりに、利得イコライザ(DGE:Dynamic Gain Equalizer)62、光カプラ63、光チャネルモニタ(OCM:Optical Channel Monitor)64を備える。そして、中継ポート61xを介して入力される光信号は、利得イコライザ62に導かれる。
利得イコライザ62は、第1ステージ光アンプ22により増幅された光信号(WDM信号)を等化する。ここで、利得イコライザ62は、例えば、WDM信号に多重化されている各波長チャネルのパワーを個々に調整可能な光フィルタを備える。そして、利得イコライザ62は、光チャネルモニタ64の制御に従って、WDM信号に多重化されている各波長チャネルのパワーを個々に調整する。
光カプラ63は、利得イコライザ62から出力される光信号を分岐し、中継ポート61yおよび光チャネルモニタ64に導く。このとき、光チャネルモニタ64に導かれる光信号のパワーは、中継ポート61yに導かれる光信号のパワーと比べて十分に小さいものとする。
光チャネルモニタ64は、利得イコライザ62から出力される光信号(WDM信号)の各波長チャネルのパワーをモニタする。そして、光チャネルモニタ64は、各波長チャネルのパワーがフラットになるように、利得イコライザ62に対して制御信号を与える。このフィードバック系により、WDM信号の各波長チャネルのパワーはフラットに制御される。
利得イコライザ62から出力される光信号は、中継ポート61y、27yを介して第2ステージ光アンプ23に導かれる。第2ステージ光アンプ23は、利得イコライザ62から出力される光信号を増幅する。そして、光アンプ42は、第2ステージ光アンプ23から出力される光信号をさらに増幅する。
なお、図14に示す例では、第2ステージ光アンプ23の出力側に光カプラ24、25が設けられているが、光伝送装置3は、光24、25を備えなくてもよい。また、図14に示す例では、第2ステージ光アンプ23から出力される光信号は光アンプ42により増幅されるが、光伝送装置3は、光アンプ42を備えなくてもよい。
図15(a)および図15(b)は、図14に示す光伝送装置3における利得制御を示すフローチャートである。このフローチャートの処理は、光チャネルモニタ64により実行される。また、このフローチャートの処理は、例えば、定期的に繰り返し実行される。さらに、以下の説明では、WDM信号は、波長チャネルλ1〜λnが多重化されているものとする。
なお、光チャネルモニタ64は、各波長チャネルのパワーを検出するための受光素子の他に、プロセッサおよびメモリを備えるようにしてもよい。この場合、プロセッサは、メモリに格納されているプログラムを実行することにより、利得イコライザ62を制御するための制御信号を生成する。
図15(a)のステップS1において、光チャネルモニタ62は、利得イコライザ62から出力される光信号の各波長チャネルのレベルPi(i=1〜n)を検出する。このとき、光チャネルモニタ62は、必ずしも全ての波長チャネルのレベルを検出しなくてもよい。なお、各波長チャネルの光レベルは、例えば、複数の波長通過フィルタおよび複数の受光素子を用いて検出される。
ステップS2において、光チャネルモニタ64は、DGE/TAMPゲインテーブルを参照する。DGE/TAMPゲインテーブルには、各波長チャネルλ1〜λnについて、利得イコライザ(DGE)62の出力点から光アンプ(TAMP)42の出力点までの光パスの利得(或いは、損失)を表す利得データGi(i=1〜n)が格納されている。DGE/TAMPゲインテーブルに格納される利得データは、予め測定またはシミュレーション等により得られているものとする。そして、光チャネルモニタ64は、各波長チャネルλ1〜λnについて「Pi+Gi」を算出する。これにより、光伝送装置3から出力されるWDM信号の各波長チャネルλ1〜λnについて光レベルの推定値が得られる。
ステップS3において、光チャネルモニタ64は、ステップS2で得られた各波長チャネルλ1〜λnについて光レベルの推定値「Pi+Gi」を互いにほぼ同じにするための制御信号を生成する。この制御信号は、例えば、波長チャネル毎の減衰量を指定する。そして、光チャネルモニタ64は、生成した制御信号を利得イコライザ62に与える。これにより、光伝送装置3から光伝送路に出力されるWDM信号がの光レベルがフラット化される。
図15(b)に示す方法では、ステップS2に続いてステップS11が実行される。ステップS11において、光チャネルモニタ64は、TAMP/次ノードロステーブルを参照する。TAMP/次ノードロステーブルには、各波長チャネルλ1〜λnについて、光伝送装置3と光伝送装置3の下流側に配置されている次ノードとの間の光伝送路の損失を表す損失データLi(i=1〜n)が格納されている。TAMP/次ノードロステーブルに格納される損失データは、予め測定またはシミュレーション等により得られているものとする。そして、光チャネルモニタ64は、各波長チャネルλ1〜λnについて、ステップS2の演算結果に損失データLiを加算する。すなわち、「Pi+Gi+Li」が算出される。ここで、Liは、負の値である。これにより、光伝送装置3の下流側のノードに入力されるWDM信号の各波長チャネルλ1〜λnについて光レベルの推定値が得られる。
この後、ステップS12において、光チャネルモニタ64は、ステップS11で得られた各波長チャネルλ1〜λnについての推定値「Pi+Gi+Li」を互いにほぼ同じにするための制御信号を生成する。そして、光チャネルモニタ64は、生成した制御信号を利得イコライザ62に与える。これにより、光伝送装置3の下流側のノードに入力されるWDM信号がフラット化される。また、図15(b)に示す方法では、光伝送路の波長特性がキャンセルされる。
このように、第3の実施形態の光伝送装置3は、分散補償ファイバを使用しない場合には、その分散補償ファイバのためのスペースを利用してWDM信号をフラット化することができる。このとき、光モジュール30上に実装される利得イコライザ62および光カプラ63において損失が発生する。しかし、利得イコライザ62および光カプラ63による損失は、分散補償ファイバよりも小さく抑えることが出来る。したがって、分散補償ファイバを利得イコライザ62および光カプラ63に置き換えても、光信号の出力パワーが不足することはない。
図16は、第3の実施形態の光伝送装置の他の実施例を示す。図16に示す構成では、光モジュール30には、利得イコライザ62および光チャネルモニタ64が実装される。
光チャネルモニタ64は、第2ステージ光アンプ23から出力される光信号をモニタする。すなわち、光チャネルモニタ64は、実質的に、光アンプ(TAMP)42に入力される光信号をモニタする。なお、第2ステージ光アンプ23から出力される光信号は、この実施例では、光アンプ24、25により分岐され、DROPポート26Dを介して光チャネルモニタ64に導かれる。ただし、HUBポート26Hを介して出力される光信号が光チャネルモニタ64に導かれてもよい。また、第2ステージ光アンプ23から出力される光信号を分岐するための光カプラは、1つだけでもよい。
光チャネルモニタ64は、図14に示す実施例と同様に、WDM信号の各波長チャネルのパワーをモニタする。そして、光チャネルモニタ64は、各波長チャネルのパワーがフラットになるように、利得イコライザ62に対して制御信号を与える。
図17(a)および図17(b)は、図16に示す光伝送装置3における利得制御を示すフローチャートである。図17(a)および図17(b)に示す手順は、図15(a)および図15(b)とほぼ同じである。ただし、図17(a)および図17(b)に示す手順では、ステップS2の代わりにステップS21が実行される。
ステップS21において、光チャネルモニタ64は、TAMPゲインテーブルを参照する。TAMPゲインテーブルには、各波長チャネルλ1〜λnについて、光アンプ(TAMP)42における利得を表す利得データが格納されている。TAMPゲインテーブルに格納される利得データは、予め測定またはシミュレーション等により得られているものとする。そして、光チャネルモニタ64は、各波長チャネルλ1〜λnについて、ステップS1の検出結果に利得データを加算し、光伝送装置3から出力されるWDM信号の各波長チャネルλ1〜λnについて光レベル推定値を得る。なお、図17(b)のステップS22、S23は、それぞれ図15(b)に示すステップS11、S12と同じである。
このように、図16に示す構成においては、図14に示す構成と比較すると、光伝送装置3の出力端に近い位置で分岐された光信号に基づいて利得制御が行われる。よって、図16に示す構成によれば、WDM信号のフラット化の精度が向上する。
図18は、第3の実施形態の光伝送装置のさらに他の実施例を示す。図18に示す構成では、光アンプ(TAMP)42の出力側に光カプラ43が設けられる。そして、光カプラ43により分岐された光信号が、光チャネルモニタ64に導かれる。すなわち、光チャネルモニタ64は、光アンプ(TAMP)42から出力される光信号に基づいて利得イコライザ62を制御する。
図19(a)および図19(b)は、図18に示す光伝送装置3における利得制御を示すフローチャートである。図19(a)および図19(b)に示す手順は、図15(a)および図15(b)とほぼ同じである。ただし、図19(a)および図19(b)に示す手順では、ステップS2の処理は実行しない。また、図19(b)に示す手順は、ステップS31において、ステップS1の検出結果に損失データが加算される。そして、ステップS32において、光チャネルモニタ64は、ステップS31の演算結果を使用して、利得イコライザ62を制御するための制御信号を生成する。
このように、図18に示す構成においては、光伝送装置3から出力される光信号に基づいて利得制御が行われる。よって、図18に示す構成によれば、WDM信号のフラット化の精度がさらに向上する。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
入力光信号を増幅する第1の光アンプと、
前記第1の光アンプの出力側に設けられる第2の光アンプと、
前記第1の光アンプから光信号を受信する第1の中継ポート、前記第2の光アンプへ光信号を出力する第2の中継ポート、前記第1の中継ポートと前記第2の中継ポートとの間に設けられる光素子、および前記光素子に接続可能に形成された第1の出力ポートを有する光モジュールと、
前記第2の光アンプにより増幅された光信号を出力する第2の出力ポートと、
を備える光伝送装置。
(付記2)
付記1に記載の光伝送装置であって、
前記光素子は、前記第1の中継ポートを介して受信する光信号から第1および第2の分岐光信号を生成する光分岐器であり、
前記光モジュールにおいて、前記第1の分岐光信号は前記第1の出力ポートに導かれ、前記第2の分岐光信号は前記第2の中継ポートに導かれる
ことを特徴とする光伝送装置。
(付記3)
付記2に記載の光伝送装置であって、
前記光分岐器は、前記第1の分岐光信号のパワーが前記第2の分岐光信号のパワーよりも高くなるように、前記第1の中継ポートを介して受信する光信号を分岐する
ことを特徴とする光伝送装置。
(付記4)
付記2に記載の光伝送装置であって、
前記光伝送装置には、光伝送路およびクライアント回線が接続され、
前記光伝送装置は、前記第1の分岐光信号を前記光伝送路へ出力し、前記第2の分岐光信号を前記クライアント回線へ導く
ことを特徴とする光伝送装置。
(付記5)
付記2に記載の光伝送装置であって、
前記光伝送装置には、第1の光ネットワークの光伝送路および第2の光ネットワークに属する光伝送装置が接続され、
前記光伝送装置は、前記第1の分岐光信号を前記第1の光ネットワークの光伝送路へ出力し、前記第2の分岐光信号を第2の光ネットワークに属する光伝送装置へ導く
ことを特徴とする光伝送装置。
(付記6)
付記1に記載の光伝送装置であって、
前記光素子は、波長分散を補償する分散補償器であり、
前記光モジュールにおいて、前記分散補償器の出力光信号は前記第2の中継ポートに導かれる
ことを特徴とする光伝送装置。
(付記7)
入力光信号を増幅する第1の光アンプと、
前記第1の光アンプから出力される光信号を分岐して第1および第2の分岐光信号を生成する光分岐器と、
前記第1の分岐光信号を出力する第1の出力ポートと、
前記第2の分岐光信号の波長分散を補償する分散補償器と、
前記分散補償器から出力される光信号を増幅する第2の光アンプと、
前記第2の光アンプにより増幅された光信号を出力する第2の出力ポートと、
を備える光伝送装置。
(付記8)
付記7に記載の光伝送装置であって、
前記光分岐器は、前記第2の分岐光信号のパワーが前記第1の分岐光信号のパワーよりも高くなるように、前記第1の光アンプから出力される光信号を分岐する
ことを特徴とする光伝送装置。
(付記9)
付記7に記載の光伝送装置であって、
前記入力光信号は、WDM信号であり、
前記光伝送装置は、前記第1の出力ポートから出力される前記第1の分岐光信号の少なくとも一部の波長を選択すると共に、前記第2の出力ポートから出力される前記第2の分岐光信号の少なくとも一部の波長を選択する波長選択スイッチをさらに備える
ことを特徴とする光伝送装置。
(付記10)
入力WDM信号を増幅する第1の光アンプと、
前記第1の光アンプから出力されるWDM信号を等化する等化器と、
前記等化器により等化されたWDM信号を増幅する第2の光アンプと、
前記WDM信号の各チャネルのパワーをモニタするチャネルモニタ、を備え、
前記等化器は、前記チャネルモニタによるモニタ結果を利用して前記第1の光アンプから出力されるWDM信号を等化する
ことを特徴とする光伝送装置。
(付記11)
付記10に記載の光伝送装置であって、
前記等化器と前記第2の光アンプとの間に光分岐器をさらに備え、
前記チャネルモニタは、前記光分岐器により分岐されたWDM信号をモニタする
ことを特徴とする光伝送装置。
(付記12)
付記10に記載の光伝送装置であって、
前記第2の光アンプから出力されるWDM信号を分岐する光分岐器をさらに備え、
前記チャネルモニタは、前記光分岐器により分岐されたWDM信号をモニタする
ことを特徴とする光伝送装置。
(付記13)
付記10に記載の光伝送装置であって、
前記第2の光アンプの出力側に設けられる第3の光アンプと、
前記第3の光アンプから出力されるWDM信号を分岐する光分岐器、をさらに備え、
前記チャネルモニタは、前記光分岐器により分岐されたWDM信号をモニタする
ことを特徴とする光伝送装置。
(付記14)
入力WDM信号を増幅する第1の光アンプと、
前記第1の光アンプの出力側に設けられる第2の光アンプと、
前記第1の光アンプから光信号を受信する第1の中継ポート、および前記第2の光アンプへ光信号を出力する第2の中継ポートを有する光モジュール、を備え、
前記光モジュールにおいて、前記第1の中継ポートと前記第2の中継ポートとの間に、分散補償器または前記第1の光アンプから出力されるWDM信号を等化する等化器が実装される
ことを特徴とする光伝送装置。
(付記15)
付記14に記載の光伝送装置であって、
前記光モジュールに前記等化器が実装され、
前記光伝送装置は、前記等化器により等化されたWDM信号の各チャネルのパワーをモニタするチャネルモニタをさらに備え、
前記等化器は、前記チャネルモニタによるモニタ結果を利用して前記第1の光アンプから出力されるWDM信号を等化する
ことを特徴とする光伝送装置。
1、2、3 光伝送装置
20 光アンプ回路
21 入力ポート
22 第1ステージ光アンプ
22a、22c EDFA
22b 可変光アッテネータ(VOA)
23 第2ステージ光アンプ
26T スルーポート
30、50、60 光モジュール
31x、31y、51x、51y、61x、61y 中継ポート
32 出力ポート
33 光素子
33a 分散補償ファイバ(DCF)
33b 光カプラ
52 スルーポート
53 光カプラ
54 分散補償ファイバ(DCF)
62 利得イコライザ(DGE)
64 光チャネルモニタ

Claims (5)

  1. 入力光信号を増幅する第1の光アンプと、
    前記第1の光アンプの出力側に設けられる第2の光アンプと、
    前記第1の光アンプから光信号を受信する第1の中継ポート、前記第2の光アンプへ光信号を出力する第2の中継ポート、前記第1の中継ポートと前記第2の中継ポートとの間に設けられる光素子、および前記光素子に接続可能に形成された第1の出力ポートを有する光モジュールと、
    前記第2の光アンプにより増幅された光信号を出力する第2の出力ポートと、
    を備える光伝送装置。
  2. 請求項1に記載の光伝送装置であって、
    前記光素子は、前記第1の中継ポートを介して受信する光信号から第1および第2の分岐光信号を生成する光分岐器であり、
    前記光モジュールにおいて、前記第1の分岐光信号は前記第1の出力ポートに導かれ、前記第2の分岐光信号は前記第2の中継ポートに導かれる
    ことを特徴とする光伝送装置。
  3. 入力光信号を増幅する第1の光アンプと、
    前記第1の光アンプから出力される光信号を分岐して第1および第2の分岐光信号を生成する光分岐器と、
    前記第1の分岐光信号を出力する第1の出力ポートと、
    前記第2の分岐光信号の波長分散を補償する分散補償器と、
    前記分散補償器から出力される光信号を増幅する第2の光アンプと、
    前記第2の光アンプにより増幅された光信号を出力する第2の出力ポートと、
    を備える光伝送装置。
  4. 請求項3に記載の光伝送装置であって、
    前記入力光信号は、WDM信号であり、
    前記光伝送装置は、前記第1の出力ポートから出力される前記第1の分岐光信号の少なくとも一部の波長を選択すると共に、前記第2の出力ポートから出力される前記第2の分岐光信号の少なくとも一部の波長を選択する波長選択スイッチをさらに備える
    ことを特徴とする光伝送装置。
  5. 入力WDM信号を増幅する第1の光アンプと、
    前記第1の光アンプから出力されるWDM信号を等化する等化器と、
    前記等化器により等化されたWDM信号を増幅する第2の光アンプと、
    前記WDM信号の各チャネルのパワーをモニタするチャネルモニタ、を備え、
    前記等化器は、前記チャネルモニタによるモニタ結果を利用して前記第1の光アンプから出力されるWDM信号を等化する
    ことを特徴とする光伝送装置。
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JPWO2014017084A1 (ja) * 2012-07-25 2016-07-07 日本電気株式会社 波長分割多重方式の光伝送装置

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