JP2012121671A - シート積載装置及び画像形成システム - Google Patents

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裕之 小西
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Abstract

【課題】仕分けられてトレイに積載済みのシートの位置をずらすことなく、複数のシートの端面が綺麗に揃うように整合動作を実行すること。
【解決手段】メイントレイ10Bにおけるシートの排出位置に対応させて整合板30A、30Bを移動させた後に整合動作を実行する場合、整合板30A、30Bのうち一方を固定し他方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行した後、整合板30A、30Bの両方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行する。
【選択図】図5

Description

本発明は、シート積載装置及び画像形成システムに関する。
複写機やプリンタ等の画像形成装置に接続して大量のシートを排出するシート積載装置において、シートの排出位置を異ならせてシートを部毎に仕分ける仕分け機能を有するものが多い。また、部毎に仕分けた複数枚のシートを整合する整合機能を有するものも多い。
仕分け機能及び整合機能を有するシート積載装置は、通常、装置正面から見て手前側と奥側の2箇所で仕分けるようにしており、仕分けた複数枚のシートを整合する場合は一対の整合板を仕分ける位置に移動させ、その位置で一対の整合板によりシートを挟んで整合動作を実行させている。
このようなシート積載装置に関する技術は、例えば特許文献1に記載された技術がある。特許文献1に記載された技術は、一対の整合板(特許文献1における「揃え部材」が該当)により整合動作を実行する場合、一対の整合板の一方を不動にし、他方を移動させてシートを挟み、シートの端面を揃えるという技術である。
特開2010−163282号公報
特許文献1に記載された技術では、一対の整合板の一方がトレイに排出された前の部のシート束の最上面に接触するため、一対の整合板の一方を不動にし、他方を移動させてシートを挟むことによりシートの端面を揃えている。しかし、一対の整合板の一方のみを移動させて整合動作を実行する方法では一対の整合板の両方とも移動させて整合動作を実行する方法に比べてシートの整合性(複数のシートの端面が綺麗に揃っているかどうかの具合)が劣る。
そこで、本発明の目的は、仕分けられてトレイに積載済みのシートの位置をずらすことなく、複数のシートの端面が綺麗に揃うように整合動作を実行するシート積載装置及び画像形成システムを提供することにある。
上記目的を達成すべく、本発明に係るシート積載装置は、
排出されたシートを積載する積載部と、
前記積載部におけるシートの排出位置を異ならせることによりシートを仕分ける仕分け部と、
前記仕分け部により仕分けられ前記積載部に排出された複数のシートを一対の整合板により挟んで整合する整合部と、
前記積載部におけるシートの排出位置に対応させて前記整合部を移動させる移動部と、
少なくとも前記整合部を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記積載部におけるシートの排出位置に対応させて前記整合部を移動させた後に前記整合部による整合動作を実行する場合、前記一対の整合板のうち一方を固定し他方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行した後、前記一対の整合板の両方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行するよう、前記整合部を制御することを特徴とするものである。
また、本発明に係る画像形成システムは、
前記シート積載装置と、
シートに対して画像を形成した後、前記シート積載装置に対してシートを搬送する画像形成装置と、
を有することを特徴とするものである。
本発明に係るシート積載装置及び画像形成システムによれば、仕分けられてトレイに積載済みのシートの位置をずらすことなく、複数のシートの端面が綺麗に揃うように整合動作を実行することが出来る。
画像形成システムの全体構成図である。 画像形成システムの斜視図である。 画像形成システムにおける制御系のブロック図である。 中間スタッカおける仕分け板を上方から見た平面図である。 整合板周辺の拡大図及びメイントレイを上方から見た平面図である。 メイントレイを上方から見た平面図及びメイントレイと整合板を側方から見た拡大図である。 メイントレイを上方から見た平面図及びメイントレイと整合板を側方から見た拡大図である。 メイントレイにシートを排出し、排出したシートSを整合板により整合する動作を示すフローチャート図である。 図1に示す矢印kの方向から見たメイントレイに積載されたシートと整合板を示す説明図である。 シート積載装置の奥側において整合板が2部目のシートを整合する際の状態を示す説明図である。 メイントレイの側面図である。 シート積載装置の奥側において整合板が2部目のシートを整合する際の状態を示す説明図である。 シート積載装置の手前側で整合板が3部目のシート整合する際の状態を示す説明図である。 シート積載装置の手前側で整合板が3部目のシート整合する際の状態を示す説明図である。 シートサイズが異なる場合の整合動作を示す説明図である。
[画像形成システムの概要]
図1は、画像形成装置A、自動原稿送り装置DF、シート積載装置Bから成る画像形成システムの全体構成図である。
図1に示す画像形成装置Aは、画像読取部1、画像処理部2、画像書込部3、画像形成部4等を備えている。画像形成装置Aの上部には自動原稿送り装置DFが搭載されており、画像形成装置Aの左側にはシート積載装置Bが連結されている。
自動原稿送り装置DFの原稿台上に載置された原稿aは矢印方向に搬送され、原稿aの片面又は両面の画像が画像読取部1におけるイメージセンサ1Aによって読み取られる。イメージセンサ1Aにより光電変換されたアナログ信号は、画像処理部2において、アナログ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処理等を行った後、画像書込部3に送られる。画像書込部3においては、半導体レーザからの出力光が画像形成部4の感光体ドラム4Aに照射され、感光体ドラム4A上に静電潜像が形成される。
画像形成部4において、帯電、露光、現像、転写、分離、クリーニング等の処理が行われる。給紙カセット5A〜5Cから給送されたシートSには、転写部4Bにより画像が転写される。画像が転写されたシートSは、定着部6により定着され、排紙部7Bからシート積載装置Bへ送り込まれる。或いは搬送路切換ゲートG1により両面給紙部7Aに送り込まれたシートSは、画像形成部4によって裏面側に画像が形成され、排紙部7Bからシート積載装置Bへ送り込まれる。
シート積載装置Bは画像形成装置Aから送り込まれたシートSを上部トレイ10Aやメイントレイ(積載部)10Bに排出し、上部トレイ10Aやメイントレイ10B上でシートSを積載する。またシート積載装置Bは仕分け機能、整合機能を有し、メイントレイ10Bに積載されたシートSは、部毎に仕分けられ、且つ整合される。
シート積載装置Bに送り込まれたシートS1は、搬送路r1に設置された入口センサC1により検出される。当該入口センサC1を利用することにより、シート積載装置Bは、画像形成装置AからシートSが送り込まれたことを検出することが出来る。
搬送路切換ゲートG2はシートSの搬送路を切り換えるものであり、上部トレイ10Aへの搬送路r2とメイントレイ10Bへの搬送路r3とを切り換える。搬送路r2を通過するシートSは上部トレイ10Aに排出されて、上部トレイ10A上で積載される。
搬送路r3を通過するシートSは、まず中間スタッカ(スタック部)20に送り込まれる。中間スタッカ20は複数枚のシートSを一時的に滞留(スタック)させることが可能である。従って、画像形成装置Aから排出される単位時間当たりのシート枚数を低下させず、且つメイントレイ10BにシートSを排出させず、画像形成装置Aから送り込まれるシートSをシート積載装置B内に受け入れることが可能である。
また、中間スタッカ20において、仕分け板20Aを利用することにより、メイントレイ10Bに排出されるシートSの排出位置を異ならせ、部毎に仕分けることが可能である。この仕分け動作に関する詳しい説明は後述する。なお、中間スタッカ20において一時的にスタックされた複数枚のシートSに対してステープル処理を実行する場合は、ステープル部材20D、20Eを動作させる。
中間スタッカ20から排出されたシートSは、メイントレイ10Bに排出され、メイントレイ10B上で積載される。図1における30Aは整合板であり、メイントレイ10Bに排出されたシートを整合するものである。メイントレイ10Bにおける整合動作に関しては後述する。
昇降部40は、メイントレイ10Bを昇降させるものであり、メイントレイ10Bに複数のシートSが積載されるとメイントレイ10Bを下降させ、大量のシートSをメイントレイ10Bに積載可能としている。メイントレイ10Bに積載済みのシートSをユーザーが取り除いた場合は、昇降部40によりメイントレイ10Bは上昇する。
図2は、画像形成システムの斜視図である。本発明において「シート積載装置Bにおける装置正面から見て手前側」とは、ユーザーが画像形成システムに向いて立つ位置に対しての手前側を意味し、図2で示すと操作表示部8が位置する「b」の側が手前側である。また、本発明において「シート積載装置Bにおける装置正面から見て奥側」とは、ユーザーが画像形成システムに向いて立つ位置に対しての奥側を意味し、図2で示すと「c」の側が奥側である。
図2で示すように、画像形成装置Aにおける手前側には操作表示部8が設置されている。操作表示部8では、例えば画像形成システムで実行されるジョブの内容や、シート積載装置Bで実行される仕分け動作や整合動作の内容等がユーザーによって設定される。
[画像形成システムのブロック図]
図3は、画像形成システムにおける制御系のブロック図であり、ここでは代表的なものだけ示す。
画像形成装置Aにはパソコン等の端末であるPCがネットワークを経由して接続されている。CPU(Central Processing Unit)101は画像形成装置A全体の動作を制御するものであり、ROM(Read Only Memory)102やRAM(Random Access Memory)103等に接続されている。このCPU101は、ROM102に格納されている各種制御プログラムを読み出してRAM103に展開し、各部の動作を制御する。また、CPU101は、RAM103に展開したプログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果をRAM103に格納する。そして、RAM103に格納した処理結果を所定の保存先に保存させる。
画像読取部1によって生成された画像データや、画像形成装置Aに接続されたPCから送信される画像データは画像処理部2によって画像処理される。画像形成部4は、画像処理部2によって画像処理された画像データを受け取り、シートS1上に画像を形成する。
シート積載装置BにおけるCPU201はROM202及びRAM203と協働してシート積載装置B全体の動作を制御するものであり、画像形成装置Aから送信される信号に基づき一連の動作を実行する。CPU201はROM202に格納されている各種制御プログラムを読み出してRAM203に展開し、中間スタッカ20、整合板30A、30B、昇降部40等の各部の動作を制御する。本実施形態において、CPU201が、ROM202やRAM203と協働して動作することにより「制御部」「カウント部」として機能する。
[仕分け動作の概要]
次に、メイントレイ10Bに積載されるシートSの排出位置を異ならせることによりシートSを仕分ける動作を説明する。図4は、中間スタッカ20における仕分け板20A、20Bを上方から見た平面図である。図4における左側がシート積載装置Bの手前側(図2における「b」の側)であり、右側がシート積載装置Bの奥側(図2における「c」の側)である。
シート積載装置Bにおける搬送路r3(図1参照)を通過するシートSは、図4におけるd方向に搬送されて中間スタッカ20に到達する。中間スタッカ20に到達したシートSは、シート積載装置Bにおける手前側と奥側の2箇所に仕分けられてメイントレイ10Bに排出される。
中間スタッカ20に到達したシートSをシート積載装置Bの手前側に排出する場合は、まず、シートSが図4の実線で示す位置において一枚毎に整合される。中間スタッカ20における整合動作は、仕分け部として機能する仕分け板20A、20Bによって行われる。仕分け板20Bの位置が固定され、仕分け板20Aが図4に示す矢印eの方向に往復移動してシートSの一辺を叩き、シートSが整合される。その後、シートSは矢印fの方向に搬送され、図4の上部の実線で示すようにシート積載装置Bの手前側に排出される。
一方、中間スタッカ20に到達したシートSをシート積載装置Bの奥側に排出する場合は、まず、仕分け板20A、20BによってシートSが実線で示す位置から破線で示す位置に移動する(破線で示す矢印gの方向に移動)。当該移動は仕分け板20A、20Bを水平方向に移動させるモータ(図示せず)によって行われる。そして、シートSが図4の破線で示す位置において一枚毎に整合される。整合動作は前述したように仕分け板20A、20Bによって行われる。その後、シートSは図4に示す矢印hの方向に搬送され、図4の上部の破線で示すシート積載装置Bの奥側に排出される。
このように、仕分け板20A、20BがシートSの排出位置を異ならせることにより、メイントレイ10Bに積載されるシートSが仕分けられる。また、中間スタッカ20では複数枚(例えば2枚)のシートSをスタックし、複数枚のシートSを重ねてメイントレイ10Bに排出することも可能である。
[整合動作の概要]
次に仕分け板20A、20Bにより仕分けられ、メイントレイ10Bに排出されたシートSを整合する動作を説明する。図5(a)は、整合板30A、30B周辺の拡大図であり、図5(b)はメイントレイ10Bを上方から見た平面図である。図5(b)における左側がシート積載装置Bの手前側(図2における「b」の側)であり、右側がシート積載装置Bの奥側(図2における「c」の側)である。
メイントレイ10Bに積載されているシートSの上面及びメイントレイ10Bの位置は、図5(a)に示す上面検知センサ(検出部)C3により検知され、メイントレイ10Bに積載されている最上位のシートSが常に一定の高さになるようにメイントレイ10Bが昇降部40により上下に移動する。
メイントレイ10Bに対してシート搬送方向の上流側には、一対の整合板30A、30B、回転軸AX、モータM1、M2等から構成される整合部30が設置されている。
メイントレイ10Bの上方には、シートSを排出方向に対して直交する水平方向に往復して移動し、シートSを整合する一対の整合板30A、30Bが設置されている。整合板30A、30Bは回転軸AXを中心に回動可能であり、図5(a)において実線で示す整合位置、破線で示す上方退避位置に回動する。整合板30A、30BはモータM1の駆動力により整合位置と上方退避位置との間を回動する。
整合板30A、30Bは、図5(b)に示す矢印i、jの方向に往復して移動可能であり、片側整合動作を実行する場合は整合板30A、30Bのどちらか一方が往復移動し、両側整合動作を実行する場合は整合板30A、30Bの両方とも往復移動して、メイントレイ10Bに積載されたシートSを挟み込んで整合する。整合板30A、30Bによる整合動作は、メイントレイ10BにシートSが排出される毎に実行される。
整合板30A、30Bの往復移動は図5(a)に示すモータM2により行われ、ベルト及びプーリを用いた伝達機構によりモータM2の駆動力が整合板30A、30Bに伝達される。本実施形態において、モータM1及びモータM2が「移動部」として機能する。
搬送路に設置されている排紙センサC2は、メイントレイ10Bに排出されるシートSを検出しており、排紙センサC2による検出信号に基づいてメイントレイ10Bに排出されるシートSの枚数をCPU201が所定のプログラムに基づいてカウントする。そして、カウントした値が所定値に達し、別の位置でシートSを整合させなければならない状態になると、CPU201等がモータM1、M2の動作を制御し、整合板30A、30Bを別の位置へ移動させる。
次に、整合板30A、30Bによる整合動作と、整合板30A、30Bの上下方向の回動動作について説明する。
図6、図7の左側はメイントレイ10Bを上方から見た平面図であり、図6、図7の右側はメイントレイ10Bと整合板30A、30Bを側方から見た拡大図である。図6、図7の左側の図において、左側がシート積載装置Bの手前側(図2における「b」の側)であり、右側がシート積載装置Bの奥側(図2における「c」の側)である。
図6(a)の左側に示すように、画像形成システムにおける印刷ジョブが実行される前は、整合板30A、30Bはメイントレイ10Bの外側のホームポジションにいる。整合板30A、30Bがホームポジションにいる際は、図6(a)の右側に示すように整合板30A、30Bは上方退避位置に上がっている。
そして、画像形成システムにおける印刷ジョブが実行され、メイントレイ10Bにおいて整合板30A、30Bによる整合動作を実行する場合、図6(b)の左側の矢印で示すように整合板30A、30Bは最初のシートSの排出位置に移動する。整合板30A、30Bが水平方向に移動している最中は、図6(b)の右側に示すように整合板30A、30Bが上がった状態である。
そして整合板30A、30Bがシート積載装置Bの手前側であるシートSの排出位置に到達すると、図6(c)の右側に示すように整合板30A、30Bは回転軸AXを中心に下方に回動する。そしてメイントレイ10BにシートSが排出される毎に整合板30A、30Bにより整合動作が行われ、シートSの端面が部毎に揃う。
整合板30A、30Bが図6(c)の状態からシート積載装置Bの奥側に移動する場合、まず図7(a)で示すように、シート積載装置Bの手前側の位置において、整合板30A、30Bが上方退避位置へ回動する。そして図7(b)で示すように整合板30A、30Bが上方に上がった状態でシート積載装置Bの奥側に移動する。そして図7(c)で示すようにシート積載装置Bの奥側であるシートSの排出位置に到達すると、整合板30A、30Bが下方に回動する。そしてメイントレイ10BにシートSが排出される毎に整合板30A、30Bにより整合動作が行われ、シートSの端面が部毎に揃う。
[片側整合動作と両面整合動作]
メイントレイ10Bにおいて排出位置を異ならせてシートSを仕分け、仕分けたシートSを整合板30A、30Bにより整合する場合、整合板30A、30Bのどちらか一方を固定し、他方をシートSの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合するという「片側整合動作」と、整合板30A、30Bの両方ともシートSの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合するという「両側整合動作」の2種類の動作がある。両側整合動作は片側整合動作に比較して、シートの整合性(複数のシートの端面が綺麗に揃っているかどうかの具合)が良い。
画像形成システムでは、メイントレイ10Bに積載済みのシートSをずらすことなく、シートの整合性を確保するために、片側整合動作と両側整合動作を使い分けており、この点について、以下に詳しく説明する。
図8は、メイントレイ10BにシートSを排出し、排出したシートSを整合板30A、30Bにより整合する動作を示すフローチャート図である。図8における判断ステップ(ステップS102、S105、S107、S109、S111)は、シート積載装置BにおけるCPU201が、所定のプログラムに基づいてROM202やRAM203と協働して実行される。
メイントレイ10BにおけるシートSの排出位置を異ならせてシートSを仕分け、仕分けたシートSを整合するというジョブが画像形成システムにおいて開始されると(ステップS101)、まず、整合位置への整合板30A、30Bの移動が必要か否か判断する(ステップS102)。整合板30A、30Bの移動が必要か否かはジョブの属性情報に基づいて判断され、ステップS102において整合板30A、30Bの移動が必要であると判断すると(ステップS102;Yes)、図6、図7で説明したように、モータM2により整合板30A、30Bが整合位置であるシート積載装置Bの手前側又は奥側に移動する(ステップS103)。
次に、メイントレイ10BにおいてシートSが排出され(ステップS104)、メイントレイ10Bの排出位置近傍に設置された上面検知センサC3(図5(a)参照)の検知結果に基づき、メイントレイ10Bにおいて積載されている最上位のシートSがメイントレイ10Bにおける上限の位置か否か判断する(ステップS105)。ステップS105において積載されている最上位のシートSがメイントレイ10Bにおける上限の位置であると判断した場合は(ステップS105;Yes)、予め設定されている下降量の分だけ昇降部40によりメイントレイ10Bが下降する(ステップS106)。
そして、一定の判断動作を基づいてメイントレイ10Bに積載されているシートSに対して整合板30A、30Bにより片側整合動作又は両側整合動作が実行される。この点をステップS107〜110に示す。
まず、ステップS104において排出されたシートSがメイントレイ10Bにおける1部目のシートであるか否か判断する(ステップS107)。ステップS107における判断動作は、排紙センサC2(図5(a)参照)による検出信号及びジョブの属性情報に基づいて行われる。
図9は、図1に示す矢印kの方向から見たメイントレイ10Bに積載されたシートと整合板30A、30Bを示す説明図であり、図9における左側がシート積載装置Bの手前側(図2における「b」の側)であり、右側がシート積載装置Bの奥側(図2における「c」の側)である。
図9に示すように、メイントレイ10Bに1部目のシートSS1のみがある場合は、整合板30A、30Bとも往復移動させて両側整合動作を行っても支障はない。従って、図8に示すフローチャート図のステップS107において、最初の1部目のシートであると判断した場合は(ステップS107;Yes)、整合性を考慮して整合板30A、30Bにより両側整合動作を実行する(ステップS108)。
ステップS107において、最初の1部目のシートではない、つまり2部目以降のシートであると判断した場合は(ステップS107;No)、片側整合動作又は両側整合動作のどちらの整合動作を実行するか判断するため、メイントレイ10Bが昇降部40により基準となる所定量下降したか否か判断する(ステップS109)。ステップS109における判断動作について図10〜図14を用いて詳しく説明する。
図6、図7で説明したように、メイントレイ10BにおけるシートSの排出位置が変更されると整合板30A、30Bが上方にあがった状態でシート積載装置Bの手前側又は奥側に移動し、シート積載装置Bの手前側又は奥側に移動した後で整合板30A、30Bは上方から下方に回転軸AX(図5(a)参照)を中心に回動する。
図10は、シート積載装置Bの奥側において整合板30A、30Bが2部目のシートSS2を整合する際の状態を示し、図10における左側がシート積載装置Bの手前側(図2における「b」の側)であり、右側がシート積載装置Bの奥側(図2における「c」の側)である。
図9に示す状態からシート積載装置Bの奥側に整合板30A、30Bが移動し、整合板30A、30Bが上方から下方に回動すると、図10で示すように、整合板30Bの下方には1部目のシートSS1が存在しないため、整合板30Bは回動可能な範囲の中で最も下の位置まで回動して停止する。一方、整合板30Aは下方に1部目のシートSS1が存在するため、整合板30Aは1部目のシートSS1に接触して停止する。
この状態をメイントレイ10Bの側面側から見ると図11に示す通りであり、実線で示す整合板30Aは破線で示す整合板30Bよりも上の位置でシートSS1に接触し、整合板30Aの矢印m方向の回動は停止する。
2部目のシートSS2が順々にメイントレイ10Bに積載されると、上面検知センサC3の検知結果に基づき、メイントレイ10Bとともに1部目のシートSS1は徐々に昇降部40により下方に移動し、整合板30Aは自重により回転軸AXを中心に図11の矢印mの方向に回動する。そして、整合板30Aは整合板30Bと同じように回動可能な範囲の中で最も下の位置まで回動して停止し、更にメイントレイ10Bとともに1部目のシートSS1が下方に移動すると図12で示すように整合板30Aと1部目のシートSS1との間に隙間tが生じることとなる。
このように、2部目のシートSS2が順々にメイントレイ10Bに積載される場合、初期の段階では、図10に示すように整合板30Aが1部目のシートSS1に接触しており、その後、メイントレイ10Bが所定量下降すると、図12で示すように、整合板30Aが1部目のシートSS1から離れる。
図13、図14は、シート積載装置Bの手前側で整合板30A、30Bが3部目のシートSS2を整合板30A、30Bにより整合する際の状態を示し、図13、図14における左側がシート積載装置Bの手前側(図2における「b」の側)であり、右側がシート積載装置Bの奥側(図2における「c」の側)である。
3部目のシートSS3が順々にメイントレイ10Bに積載される場合、初期の段階では、図13に示すように整合板30Bが2部目のシートSS2に接触しており、その後、メイントレイ10Bが所定量下降すると、図14で示すように、整合板30Bが2部目のシートSS1から離れる。
このように2部目以降のシートがメイントレイ10Bに積載される場合は、図10〜図14に示すような状態を繰り返すこととなり、この状態を踏まえて図8に戻り、図8のステップS109を説明する。
図8のステップS109において、メイントレイ10Bが所定量下降していないと判断すると(ステップS109;No)、整合板30A、30Bの何れかがメイントレイ10Bに積載されているシートに接触しているため(図10や図13の状態)、メイントレイ10Bに積載済みのシートの位置をずらさないよう、整合板30A、30Bの一方(積載されているシートに接触している方)を固定し他方を往復移動させて片側整合動作を実行する(ステップS110)。
ステップS110において整合板30A、30Bのどちらか一方を固定し、他方を水平方向に往復移動させるかは、整合板30A、30Bがシート積載装置Bの手前側に位置しているのか又は奥側に位置しているのかの情報に基づいて判断する。また、ステップS109において基準となる「所定量」は、部を構成する1枚目のシートが排出される際のメイントレイ10Bの位置や整合板30A、30Bの回動可能な範囲の中で最も下の位置等に基づき、どの段階で整合板30A、30Bが積載済みのシートと離間するかを判断して予め決定されている。
ステップS109においてメイントレイ10Bが所定量下降していると判断すると(ステップS109;Yes)、整合板30A、30Bともメイントレイ10Bに積載済みのシートに接触していないため(図12や図14の状態)、シートの整合性を考慮して両側整合動作を実行する(ステップS108)。そしてジョブが継続する限り、ステップS102〜S110の動作を繰り返し実行する。ステップS102〜S111の動作を繰り返すと、2部目以降のシートの整合動作は、片側整合動作を実行した後に、両側整合動作を実行することとなる。
以上、図8〜図14を用いて詳しく説明したように、メイントレイ10Bにおけるシートの排出位置に対応させて整合板30A、30Bを移動させた後に2部目以降のシートに対して整合動作を実行する場合、最初に片側整合動作を実行することにより、仕分けられてメイントレイ10Bに積載済みのシートの位置をずらすことなく整合動作を実行することが出来る。
また、片側整合動作を実行して整合板30A、30Bが積載済みのシートに接触しなくなった段階で、両側整合動作を実行すれば、複数のシートの端面がより綺麗に揃う。
図8のフローチャート図では、昇降部40によりメイントレイ10Bが所定量下降したことを判断して片側整合動作と両側整合動作の切替を行っていたが、メイントレイ10Bが所定量下降したことを判断する代わりに、メイントレイ10Bに排出されるシートSの斤量の情報と排出されたシートSの枚数情報に基づいて片側整合動作と両側整合動作の切替を行っても良い。
シートSの斤量とシートSの枚数情報に基づき、どれだけメイントレイ10Bが下降したか概ね判断できるため、これらの情報に基づき整合板30A、30Bが積載済みのシートにどの段階で接触しなくなるかを判断出来る。例えば、排出されるシートSの斤量が64〜105g/mの場合は100枚、106〜162g/mの場合は90枚、斤量は163〜256g/mの場合は75枚、257〜350g/mの場合は65枚排出されたら、片側整合動作から両側整合動作に切り替えるようする。
図8〜図14に示した実施形態は、同じサイズのシートSを仕分けて整合動作を行うものであったが、例えばジョブ毎に異なるサイズのシートを排出して整合動作を行う際に、場合によっては図15に示すように2部目のシートSS2が1部目のシートSS1より横幅が大きいことがあり得る。この場合は、整合板30A、30Bとも1部目のシートSS1に接触することはないため、2部目のシートSS2に対しては片側整合動作を行わず両側整合動作を実行してもよい。図15に示すように2部目のシートに対して片側整合動作を行わず両側整合動作を実行するか否かの判断は、シートSS1、SS2のサイズ情報、整合板30A、30Bの位置等に基づいて判断する。
なお、本発明は当該実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
A 画像形成装置
B シート積載装置
C1 入口センサ
C2 排紙センサ
C3 上面検知センサ
M1、M2 モータ
10A 上部トレイ
10B メイントレイ
20 中間スタッカ
20A、20B 仕分け板
30 整合部
30A、30B 整合板
40 昇降部
101、201 CPU
102、202 ROM
103、203 RAM

Claims (8)

  1. 排出されたシートを積載する積載部と、
    前記積載部におけるシートの排出位置を異ならせることによりシートを仕分ける仕分け部と、
    前記仕分け部により仕分けられ前記積載部に排出された複数のシートを一対の整合板により挟んで整合する整合部と、
    前記積載部におけるシートの排出位置に対応させて前記整合部を移動させる移動部と、
    少なくとも前記整合部を制御する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記積載部におけるシートの排出位置に対応させて前記整合部を移動させた後に前記整合部による整合動作を実行する場合、前記一対の整合板のうち一方を固定し他方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行した後、前記一対の整合板の両方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行するよう、前記整合部を制御することを特徴とするシート積載装置。
  2. 前記積載部におけるシートの排出位置に対応させて前記整合部を移動させた後に前記整合部による整合動作を実行する場合、整合動作の開始時において前記一対の整合板のうちの一方は前記積載部に積載済みのシートの上面に接触しており、
    前記制御部は、前記積載部におけるシートの排出位置に対応させて前記整合部を移動させた後に前記整合部による整合動作を実行する場合、前記積載部に積載済みのシートの上面に接触している前記一対の整合板のうちの一方を固定し他方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行した後、前記一対の整合板の両方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行するよう、前記整合部を制御することを特徴とする請求項1に記載のシート積載装置。
  3. 前記積載部を昇降させる昇降部を有し、
    前記制御部は、前記積載部におけるシートの排出位置に対応させて前記整合部を移動させた後に前記整合部による整合動作を実行する場合、前記一対の整合板のうち一方を固定し他方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行し、その後、前記積載部が前記昇降部により所定量下降した後に、前記一対の整合板の両方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行するよう、前記整合部を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート積載装置。
  4. 前記仕分け部により仕分けられ前記積載部に排出されたシートの枚数をカウントするカウント部を有し、
    前記制御部は、前記積載部におけるシートの排出位置に対応させて前記整合部を移動させた後に前記整合部による整合動作を実行する場合、前記一対の整合板のうち一方を固定し他方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行し、その後、シートの斤量の情報と前記カウント部によりカウントしたシートの枚数情報に基づく整合動作の切替時期に達すると、前記一対の整合板の両方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行するよう、前記整合部を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載のシート積載装置。
  5. 前記積載部に排出された1部目を構成する複数のシートに対して整合動作を実行する場合、前記制御部は、前記一対の整合板の両方をシートの排出方向に対して直交する水平方向に往復移動させて整合動作を実行するよう、前記整合部を制御することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のシート積載装置。
  6. 前記積載部に対してシート搬送方向の上流側にシートを一時的にスタックするスタック部を有し、
    前記仕分け部は、前記スタック部においてスタックされたシートの位置を調整することにより、前記積載部におけるシートの排出位置を異ならせることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載のシート積載装置。
  7. 前記仕分け部は、シート積載装置における装置正面から見て手前側と奥側の2箇所においてシートを仕分けることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のシート積載装置。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載のシート積載装置と、
    シートに対して画像を形成した後、前記シート積載装置に対してシートを搬送する画像形成装置と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014065609A (ja) * 2012-09-05 2014-04-17 Ricoh Co Ltd 用紙処理装置、画像形成システム及び用紙処理方法

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