JP2012119223A - 電池及び電池の製造方法 - Google Patents

電池及び電池の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012119223A
JP2012119223A JP2010269340A JP2010269340A JP2012119223A JP 2012119223 A JP2012119223 A JP 2012119223A JP 2010269340 A JP2010269340 A JP 2010269340A JP 2010269340 A JP2010269340 A JP 2010269340A JP 2012119223 A JP2012119223 A JP 2012119223A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exterior
external terminal
terminal
current collecting
battery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010269340A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Oshima
貴博 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010269340A priority Critical patent/JP2012119223A/ja
Publication of JP2012119223A publication Critical patent/JP2012119223A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、外装を貫通し、その外方に突出した状態で外部端子を固定する電池において、外装と外部端子の固定部におけるシール性に優れた電池を提供することを課題とする。
【解決手段】集電端子45の平板部46は、蓋部32の内側面に沿って設けられる部位であり、絶縁部材50を介して外装30(蓋部32)の内側面に沿って配置される。平板部46を外装30の内側面に向かってプレスすることによって、集電端子45と外装30との間に圧迫力を発生させる。平板部46に対するプレス方向の延長線上には、蓋部32の内側面に設けられる受け溝32aが配置される。この受け溝32aによって、圧迫力によって変形する絶縁部材50の変形を許容するとともに、その内部に絶縁部材50の一部が入り込むことによって蓋部32と絶縁部材50間のシールを強固にしている。
【選択図】図4

Description

本発明は、電池に関し、特に、外部端子を外装に固定する技術に関する。
電池の外装は、電池の発電要素を収納する。外装の外側面には、外装を貫通して外方に突出する外部端子(正極端子及び負極端子)が固定される。外部端子は、発電要素と電気的に接続されており、外部端子を通じて電池内部と外部との電力のやり取りが行われる。
電池がリチウムイオン二次電池等の非水電解質電池である場合は、電池内部に水分が浸入すると電池性能に影響することが知られている。このため、電池の密閉度を十分に高くする必要がある。
さらに、外部端子と外装の固定部においては、外部端子が電池から抜け落ちないための抜け落ち性、外部端子の周囲から電池内部の電解液、若しくは電池内部で発生するガスが漏れ出ないための気密性、並びに外部端子と外装の絶縁性等が求められている。すなわち、外装と外部端子の間のシール性を十分に確保する要請がある。
特許文献1には、外装の蓋部から外部端子が突出して設けられる電池において、蓋部と外部端子との間に絶縁部材を介装し、蓋部における絶縁部材の周辺にバーリング部を設け、バーリング部の突出方向と直交する方向からバーリング部をプレスしてかしめることによって、外部端子を締結固定する技術が開示されている。
しかしながら、電池の繰り返し使用に伴って冷却・昇温の冷熱サイクルが繰り返されると、かしめ締結部が徐々にかしめ前の形状に戻ろうとする作用が働いて緩み、シール性能が悪化して、外装と外部端子の固定部のシール性が不十分となる場合がある。
特開2005−302625号公報
本発明は、外装を貫通し、その外方に突出した状態で外部端子を固定する電池において、外装と外部端子の固定部におけるシール性に優れた電池を提供することを課題とする。
本発明の第一態様に係る電池は、貫通孔を有する外装と、一部を前記外装の外方へ突出させた状態で前記外装の貫通孔に固定される外部端子と、前記外装に収納される発電要素と前記外部端子を接続する集電端子と、前記外装と外部端子の間に介装される絶縁部材と、前記外装の貫通孔の周縁に位置し、当該外装の外方へ向けて突出するバーリング部と、前記バーリング部の外周に配置され、当該バーリング部の外周側への強度を補強する補強部材と、を具備し、前記バーリング部をプレスして塑性変形させて、当該塑性変形されたバーリング部の一部により前記外部端子と前記貫通孔との間に圧迫力を発生させることによって外部端子を貫通孔に固定する電池であって、前記集電端子の一部の部位は、前記絶縁部材を介して前記外装の内側面に沿って配置され、係る部位を外装の内側面に向かってプレスすることによって、当該集電端子と外装との間に圧迫力を発生させる。
前記外装は、前記集電端子へのプレス位置に対応する位置に、前記絶縁部材の変形を許容するための受け溝を有することが好ましい。
前記集電端子へのプレスは、前記バーリング部へのプレスと同軸上で行われることが好ましい。
本発明の第二態様に係る電池の製造方法は、貫通孔を有する外装と、一部を前記外装の外方へ突出させた状態で前記外装の貫通孔に固定される外部端子と、前記外装に収納される発電要素と前記外部端子を接続する集電端子と、前記外装と外部端子の間、並びに、前記外装と集電端子の間に介装される絶縁部材と、を具備する電池を製造する方法であって、前記貫通孔の周縁に、前記外装の外方へ向けて突出するバーリング部を設けるとともに、前記バーリング部の外周に、当該バーリング部の外周側への強度を補強する補強部材を配置し、前記外装の貫通孔に前記絶縁部材を介して前記外部端子及び集電端子を配置し、前記バーリング部を前記外装の外方側からプレスして塑性変形させることにより、前記外部端子を前記貫通孔に固定すると同時に、前記集電端子を前記外装の内側面に向かってプレスして塑性変形させることにより、前記集電端子と前記外装との間に圧迫力を発生させる。
前記集電端子へのプレスは、前記バーリング部へのプレスと同軸上で行われることが好ましい。
本発明によれば、外装と外部端子の固定部におけるシール性に優れた電池を提供できる。
電池の概略構成を示す図である。 外装と外部端子との固定部を示す拡大断面図である。 集電端子と外部端子の接合部を示す拡大図である。 外部端子を外装に固定する際のプレスを示す図である。
図1を参照して、本発明に係る電池の一実施形態である電池10の概略構成について説明する。本実施形態の電池10は、リチウムイオン二次電池である。
電池10は、発電要素20と、発電要素20を内部に収納する外装30と、外装30から外方に向けて突出する外部端子40・40と、外部端子40・40と外装30との間に介装される絶縁部材50・50と、を具備する。
発電要素20は、正極、負極及びセパレータを積層又は巻回してなる電極体に電解液を含浸させたものである。電池10の充放電時に発電要素20内で化学反応が起こる(厳密には、正極と負極との間で電解液を介したイオンの移動が起こる)ことによって電流の流れが発生する。
外装30は、収納部31と蓋部32を有する角型缶である。収納部31は、一面が開口した有底筒状の部材であり、内部に発電要素20を収納する。蓋部32は、収納部31の開口面に応じた形状を有する平板状の部材であり、収納部31の開口面を塞いだ状態で収納部31と接合される。
外部端子40・40は、その一部が蓋部32の外側面から電池10の外方に突出した状態で配置される。外部端子40・40は、集電端子45・45を介して発電要素20の正極又は負極に電気的に接続される。外部端子40・40及び集電端子45・45は、発電要素20に蓄えられる電力を外部に取り出す、若しくは、外部からの電力を発電要素20に取り入れる通電経路として機能する。
各集電端子45は、発電要素20の正極板、負極板と接続されている。集電端子45の材料としては、例えば正極側にアルミニウム、負極側に銅を採用することができる。
外部端子40には、電池10の外方側に突出する部位にはねじ転造によりねじ加工が施され、ボルト部が形成される。電池10の実使用時には、このボルト部を用いて外部端子40にバスバー、外部装置の接続端子等が締結固定される。締結固定する際、外部端子40には締結トルクがかかるとともに、ねじ締結によって軸方向へ外力が付与されるため、外部端子40の材料としては、鉄等の高強度材料を採用することが好ましい。
外部端子40・40は、絶縁部材50・50を介して蓋部32に固定される。絶縁部材50は、外部端子40の周囲を巻装し、外装30と外部端子40とを電気的に絶縁する。
絶縁部材50の材料としては、高温クリープ特性に優れる材料、つまり、電池10の冷熱サイクルに対する長期の耐クリープ性を有する材料が好ましく、例えばPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等が挙げられる。
以下では、図2を参照して、外装30と外部端子40の固定形態について説明する。
図2(a)に示すように、外装30は、外部端子40・40が貫通可能な貫通孔33・33を有し、各貫通孔33の周囲に外装30の外側に向けて突出するバーリング部34が形成される。
貫通孔33は、所定の内径を有する孔であり、外装30の厚み方向に貫通している。
バーリング部34は、貫通孔33の周縁に、外装30の内側から外側へ向けて垂直に突出して設けられる厚肉部位である。バーリング部34は、外装30の一部を塑性加工して形成される厚肉部位であり、公知のバーリング処理、深絞り法、寄せ肉法等、又はこれらの組み合わせによって適宜形成される。
バーリング部34の外周部には、補強リング35が嵌合される。
補強リング35は、外装30(蓋部32)を構成する材料よりも高強度の金属材料(例えば鉄)で成形されたリング状の部材であり、バーリング部34の径方向にかかる外力に対する強度を補強する補強部材である。補強リング35の内径は、バーリング部34の外径と略同一に形成される。
絶縁部材50は、上記のように、外装30と外部端子40を絶縁する絶縁性に加えて、電池10内部の気密性を確保するための部材としても機能する。
具体的には、図2(b)に示すように、貫通孔33内に絶縁部材50を巻装した外部端子40を配置し、バーリング部34の突出側端面の内周部を押圧してかしめることによって、バーリング部34の内周側面から径方向内側に向けて膨出する膨出部34aが形成されている。
このとき、バーリング部34の外周側には、バーリング部34よりも高強度の材料からなる補強リング35が配置されていることによって、かしめ時の押圧力が外側に緩和されることが防止されるため、膨出部34aは内側(外部端子40側)に向けて膨出する。
内側に膨出した膨出部34aは、絶縁部材50を圧迫し、この圧迫力が絶縁部材50への面圧として付与される。絶縁部材50において膨出部34aによって上記面圧が付与される箇所は内側に向けて弾性変形し、この弾性変形により生じる外力が外部端子40への面圧として付与される。
このように、バーリング部34の端面の内周部を上方からプレスし、かしめることによって、内側に膨出する膨出部34aが形成され、膨出部34aからの面圧が絶縁部材50を介して外部端子40に伝達される。係る面圧によって外部端子40が圧迫されて、蓋部32の貫通孔33に固定される。
このとき、膨出部34aは、プレス方向に対して直交する方向に塑性変形し、絶縁部材50と外部端子40とを締結固定しているため、外装30、絶縁部材50、及び外部端子40間に強い面圧及び摩擦力を付与することが可能である。従って、電池10を使用する際の冷熱サイクルを受けても、膨出部34aは変形し難く、固定部が緩むことがない。
外部端子40の軸方向中途部には、気密溝41が形成される。気密溝41は、外部端子40の周方向に沿って、その外周全周に亘って形成される半円状(又は半楕円状等、溝端部にエッジラインを有する形状)の溝であり、所定の溝幅を有する。
絶縁部材50が上記のように弾性変形し、外部端子40の気密溝41内に入り込むとともに、気密溝41のエッジラインに食い付くことによって、絶縁部材50と外部端子40とが強固に密着し、気密性が確保される。
なお、バーリング部34の端面に対するプレス時に、プレス下端と気密溝41の外方側エッジラインとが略同じ位置になるように設定することが好ましく、これにより、膨出部34aの塑性変形量が最も大きい位置に気密溝41のエッジラインが位置することになり、絶縁部材50と外部端子40との密着度を効率良く向上できる。
図3に示すように、外部端子40の下端部(電池内側端部)には、径方向に延出するフランジ44が形成される。外部端子40と集電端子45とは、フランジ44の下面にて接合される。
集電端子45は、外部端子40のフランジ44と対向するように延出される平板部46を具備する。平板部46は、集電端子45の上端部を形成し、外装30(蓋部32)の内側面に沿って配置される。言い換えれば、平板部46は、蓋部32の延在方向と平行に配置されている。フランジ44の下面と平板部46の上面が接合されることによって、外部端子40と集電端子45が電気的に接続される。平板部46と蓋部32の間には絶縁部材50が介装され、集電端子45と蓋部32の間の絶縁性が確保されている。
図3に示すように、集電端子45の平板部46の一部は、外装30の内側面に向けてプレスされている。より具体的には、平板部46の下面において、フランジ44の外周面よりも外周側、かつ、貫通孔33の内周面よりも外周側であって、バーリング部34の略下方に位置する部位が、外装30の内方側から外方側(図示において上方)に向けてプレスされ、上方に向けて膨出する膨出部46aが形成されている。膨出部46aは、外部端子40の軸心を中心とする円形状に形成される。
集電端子45の平板部46の一部が絶縁部材50に向けて塑性変形して膨出部46aを形成し、膨出部46aによって集電端子45と絶縁部材50の間の密着度を向上する。従って、外部端子40と外装30の固定部において、気密溝41によるシールポイントに加えて、集電端子45へのプレスによるシールポイントを確保でき、シール性を向上している。
また、図3に示すように、蓋部32の内側面の、上記平板部46へのプレス位置に対応する位置、つまり膨出部46aの膨出方向の延長線上には、受け溝32aが形成される。受け溝32aは、端部にエッジラインを有する凹部であり、平板部46へのプレス形態に応じた形状を有する。すなわち、受け溝32aは、膨出部46aによって圧迫力を受けて弾性変形する絶縁部材50の変形を許容するための溝として形成されている。なお、受け溝32aは、貫通孔33の周囲に設けられ、外部端子40と同軸上に位置するように設けられる。
平板部46へのプレスによって、一部が塑性変形して膨出部46aが形成される。膨出部46aにより、絶縁部材50に圧迫力が付与され、絶縁部材50が上方に向けて弾性変形する。このとき、絶縁部材50の一部が受け溝32a内に入り込むとともに、エッジラインに食い付くことにより、蓋部32と絶縁部材50とが強固に密着する。
以上のように、集電端子45の平板部46には、電池10の内側から外側に向けたプレスが行われる。これにより、平板部46の一部が膨出して膨出部46aが形成されて、集電端子45が絶縁部材50に圧着し、さらに絶縁部材50を外装30に向けて押圧する。このように、外装30と外部端子40の固定部におけるシールポイントが二箇所となり、電池10のシール性を向上できる。
さらに、平板部46へのプレス位置の延長線上に受け溝32aを配置することによって、プレスによって弾性変形する絶縁部材50の一部を受け溝32a内に入り込ませて、絶縁部材50と蓋部32の間の密着度を向上でき、シール性の向上に寄与できる。
以下、図4を参照して、外部端子40、集電端子45及び絶縁部材50を外装30の蓋部32に固定する際のプレス方法について説明する。
まず、図4(a)に示すように、絶縁部材50を巻装して、集電端子45を接合した状態の外部端子40を蓋部32の貫通孔33内に配置する。補強リング35は、蓋部32のバーリング部34の外周に嵌合している。
次に、図4(b)に示すように、一体的に配置された蓋部32、外部端子40、及び集電端子45を治具60にセットする。治具60は、集電端子45に下方から当接するとともに、集電端子45をプレスするものであり、上面に円環状の凸部61を有する。
凸部61は、治具60の上面から上方に突出する部位であり、蓋部32に設けられる受け溝32aに応じた位置に設けられる。言い換えれば、凸部61は、受け溝32aと同軸上、つまり外部端子40と同軸上に位置する。凸部61の断面形状としては、四角、三角、半円形状等が好ましい。
そして、図4(c)に示すように、パンチ65を用いて、バーリング部34の突出側端部の内周部をプレスする。パンチ65は、先端にプレス刃を有する円筒形状に形成される工具であり、そのプレス刃によってバーリング部34の上端部をプレスしてかしめる。すなわち、パンチ65は、バーリング部34及び外部端子40と同軸上に位置するプレス刃によって、外部端子40の軸方向に沿ってプレスする。パンチ65は、移動装置66に固定されており、移動装置66を作動させることによって、パンチ65が上下方向に移動し、プレスが行われる。
パンチ65の外周側には、バーリング部34の外周に配置される補強リング35を押さえるリング押さえ67が設けられる。リング押さえ67は、ばね68を介して移動装置66に支持される。すなわち、パンチ65によるバーリング部34へのプレスは、リング押さえ67及びばね68によって補強リング35に荷重を加えて、補強リング35の脱落を防止した状態で行われる。
移動装置66を作動させて、パンチ65によってバーリング部34をプレスすると同時に、パンチ65の荷重を受けて、蓋部32、外部端子40、及び集電端子45が治具60に押し付けられ、凸部61によって集電端子45がプレスされる。
これにより、バーリング部34の内周側に膨出部34aが形成されて、絶縁部材50を径方向に圧迫してシールすると同時に、平板部46の上方に膨出部46aが形成されて、絶縁部材50を軸方向に圧迫してシールする。
より具体的には、膨出部34aによる圧迫力を受けた絶縁部材50は、外部端子40の径方向内側に弾性変形し、その一部が気密溝41に入り込み、そのエッジラインに食い付くことによって、バーリング部34の内周面と外部端子40の外周面との間の気密性を確保する。また、膨出部46aによる圧迫力を受けた絶縁部材50は、外部端子40の軸方向上方に弾性変形し、その一部が受け溝32aに入り込み、そのエッジラインに食い付くことによって、蓋部32の内側面と集電端子45の上端面との間の気密性を確保する。
以上のように、バーリング部34へのプレスと集電端子45へのプレスを同時に行うことによって、貫通孔33に外部端子40を締結固定するための工程に対して、工数を増加することなく集電端子45と蓋部32との間の気密性を確保でき、電池10のシール性を向上できる。
電池10の内部には電解液が充填されるが、鉄製の外部端子40とアルミ製又は銅製の集電端子45との間の接合部に電解液が浸入すると電食反応が進むため、外部端子40と集電端子45を異種金属にて構成する場合は、異種金属間の接合部への電解液の浸入を確実に防止する必要がある。
これに対して、本実施形態では、集電端子45における外部端子40との接合部である平板部46に対するプレスによって、集電端子45の平板部46と絶縁部材50との間の密着性を十分に確保しているため、接合部への電解液の浸入を防止できるという効果を奏する。従って、外部端子40・40の材質に高強度、かつ、コスト的に有利な鉄を採用できる。
また、パンチ65のプレス刃と治具60の凸部61は、同軸上に配置されている。
これにより、パンチ65と治具60によって、ワークである蓋部32、外部端子40、及び集電端子45を挟み込むため、押圧力を効率的に伝達でき、パンチ65及び治具60によるかしめ締結部において十分な面圧を確保できる。
なお、本実施形態のように、治具60の凸部61による集電端子45へのプレス位置をパンチ65によるプレス位置と軸方向に沿って同様の位置、つまり、その延長線上に設定することがさらに好ましく、係る場合、プレス時の強度バランスが保たれるため、上下方向からの押圧力をより効率的に利用できる。
なお、本実施形態の絶縁部材50は、低コスト化、加工工程の簡素化を図って一体構造を採用しているが、バーリング部34の内周面である貫通孔33と外部端子40の外周面の間を絶縁する第一絶縁部材と、集電端子45の平面部46と蓋部32の内側面の間を絶縁する第二絶縁部材の分割構造としても良い。この場合でも、平板部46をプレスすることによって平板部46と第二絶縁部材の密着度を向上でき、本実施形態と同様の効果を奏する。
10 電池
30 外装
32 蓋部
32a 受け溝
40 外部端子
44 フランジ
45 集電端子
46 平板部
50 絶縁部材
60 治具
61 凸部
65 パンチ

Claims (5)

  1. 貫通孔を有する外装と、
    一部を前記外装の外方へ突出させた状態で前記外装の貫通孔に固定される外部端子と、
    前記外装に収納される発電要素と前記外部端子を接続する集電端子と、
    前記外装と外部端子の間に介装される絶縁部材と、
    前記外装の貫通孔の周縁に位置し、当該外装の外方へ向けて突出するバーリング部と、
    前記バーリング部の外周に配置され、当該バーリング部の外周側への強度を補強する補強部材と、を具備し、
    前記バーリング部をプレスして塑性変形させて、当該塑性変形されたバーリング部の一部により前記外部端子と前記貫通孔との間に圧迫力を発生させることによって外部端子を貫通孔に固定する電池であって、
    前記集電端子の一部の部位は、前記絶縁部材を介して前記外装の内側面に沿って配置され、係る部位を外装の内側面に向かってプレスすることによって、当該集電端子と外装との間に圧迫力を発生させる電池。
  2. 前記外装は、前記集電端子へのプレス位置に対応する位置に、前記絶縁部材の変形を許容するための受け溝を有する請求項1に記載の電池。
  3. 前記集電端子へのプレスは、前記バーリング部へのプレスと同軸上で行われる請求項1又は2に記載の電池。
  4. 貫通孔を有する外装と、
    一部を前記外装の外方へ突出させた状態で前記外装の貫通孔に固定される外部端子と、
    前記外装に収納される発電要素と前記外部端子を接続する集電端子と、
    前記外装と外部端子の間、並びに、前記外装と集電端子の間に介装される絶縁部材と、を具備する電池を製造する方法であって、
    前記貫通孔の周縁に、前記外装の外方へ向けて突出するバーリング部を設けるとともに、前記バーリング部の外周に、当該バーリング部の外周側への強度を補強する補強部材を配置し、
    前記外装の貫通孔に前記絶縁部材を介して前記外部端子及び集電端子を配置し、
    前記バーリング部を前記外装の外方側からプレスして塑性変形させることにより、前記外部端子を前記貫通孔に固定すると同時に、前記集電端子を前記外装の内側面に向かってプレスして塑性変形させることにより、前記集電端子と前記外装との間に圧迫力を発生させる電池の製造方法。
  5. 前記集電端子へのプレスは、前記バーリング部へのプレスと同軸上で行われる請求項4に記載の電池の製造方法。
JP2010269340A 2010-12-02 2010-12-02 電池及び電池の製造方法 Pending JP2012119223A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010269340A JP2012119223A (ja) 2010-12-02 2010-12-02 電池及び電池の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010269340A JP2012119223A (ja) 2010-12-02 2010-12-02 電池及び電池の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012119223A true JP2012119223A (ja) 2012-06-21

Family

ID=46501822

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010269340A Pending JP2012119223A (ja) 2010-12-02 2010-12-02 電池及び電池の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012119223A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5447492B2 (ja) 密閉型電池
JP5287978B2 (ja) 電池の製造方法、及びそれに用いるプレス工具、並びに電池
JP6037196B2 (ja) 蓄電素子の製造方法
JP6398655B2 (ja) 電池及びその製造方法
JP5494794B2 (ja) 電池の製造方法及び電池
WO2012086031A1 (ja) 電池
JP2012226836A (ja) 電池の製造方法
JP5423812B2 (ja) 電池の製造方法及び電池
JP2012226834A (ja) 電池
JP5772641B2 (ja) 密閉型電池、及び、密閉型電池の製造方法
JP2012204013A (ja) 電池及び電池の製造方法
JP2012227026A (ja) 電池及び電池の製造方法
JP2012138202A (ja) 電池及び電池の製造方法
JP2012038522A (ja) 電池
JP2012238510A (ja) 電池の製造方法
JP2012119223A (ja) 電池及び電池の製造方法
JP5849748B2 (ja) 密閉型電池、及び、密閉型電池の封止部材
JP2012234677A (ja) 電池及び電池の製造方法
JP2012114004A (ja) 電池
JP2012182070A (ja) 電池
JP2011243381A (ja) 電池の製造方法
JP2012221897A (ja) 端子構造、電池、及び、電池の製造方法
JP5614342B2 (ja) 電池
JP2012226835A (ja) 電池の製造方法
JP2020035715A (ja) 電池用外部端子