JP2011243381A - 電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、容器を貫通し、その外方に突出した状態で電極端子を固定する電池において、容器と電極端子との固定部におけるシール性に優れた電池を提供することを課題とする。
【解決手段】蓋部32の貫通孔33の周縁に、容器30の厚み方向一側へ向けて突出するバーリング部34を設け、バーリング部34の内側に絶縁部材50を介して、電極端子40を挿入し、バーリング部34の径方向の幅Wbよりも大きい押圧幅Wpを有するプレス工具60を用いて、バーリング部34を、バーリング部34の突出側の端面全域をプレスして塑性変形させることにより、電極端子40を貫通孔33に固定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、電池の製造方法に関し、特に、容器を貫通し、その外方に突出した状態で電極端子を固定する電池において、容器と電極端子との固定部のシール性を向上する技術に関する。
一般的に、電池の外装となる容器は、収納部、蓋部等によって構成されている。収納部は、電池の発電要素となる電極体を収納する部材であり、一面が開口する有底筒形状を有する。蓋部は、収納部の開口面に応じた形状を有する平板状の部材であり、収納部の開口面を塞ぐ。
蓋部には一対の貫通孔が設けられ、当該貫通孔からそれぞれ電極端子(正極端子、負極端子)が外方に突出して設けられる。電極端子は、電極体にて発生する電力を外部に取り出すための正極及び負極の外部端子である。
また、容器には厚み方向に連通可能な安全弁等の安全装置が設けられている。例えば、安全弁は、内部短絡等の電池の不具合によって電池内部で大量のガスが発生した場合に作動して、電池内外を連通させることによって内圧上昇を防止する。
電池がリチウムイオン二次電池等の非水電解質電池である場合は、電池内部に水分が混入すると性能に影響するため、電池の密閉度を十分に高くする必要がある。また、電池内部の不良等によって内圧が上昇した場合に、前記安全装置が確実に作動するように他の部位を確実にシールする必要がある。
また、一般的な電池の容器において、収納部と蓋部とは溶接等によって強固に接合されているため、電極端子と蓋部との固定部において、電極端子が電池から抜け落ちないための抜け落ち性、電極端子の周囲から電池内部の電解液、若しくは電池内部で発生するガスが漏れ出ないためのシール性、及び電極端子と外装容器の絶縁性等が求められている。
すなわち、電池の製造工程において、電極端子を蓋部の貫通孔に固定する際に、当該固定部のシール性を十分に確保する必要がある。
特許文献1には、電池の蓋部から電極端子が突出して設けられる電池において、蓋部と電極端子との間に絶縁部材を介装し、蓋部における絶縁部材の周辺にバーリング部を設け、蓋部の延在方向と平行な方向からバーリング部をかしめることによって、蓋部と電極端子との間のシール性を確保する技術が開示されている。
しかしながら、電池の繰り返し使用に伴って冷却・昇温の冷熱サイクルが繰り返されると、かしめ部が徐々にかしめ前の形状に戻ろうとする作用が働いて緩み、そのシール性能が悪化するため、電池のシール性が不十分である点で不利である。
特開2005−302625号公報
本発明は、容器を貫通し、その外方に突出した状態で電極端子を固定する電池において、容器と電極端子との固定部におけるシール性に優れた電池を提供することを課題とする。
本発明の電池の製造方法は、貫通孔を有する蓋部を含む容器と、一部を前記容器の外方へ突出させた状態で前記蓋部の貫通孔に固定される電極端子と、前記蓋部と前記電極端子との間に介装される絶縁部材と、を具備する電池を製造する方法であって、前記蓋部の貫通孔の周縁に、前記容器の厚み方向一側へ向けて突出するバーリング部を設け、前記バーリング部の内側に前記絶縁部材を介して、前記電極端子を挿入し、前記バーリング部の径方向の幅よりも大きい押圧幅を有するプレス工具を用いて、前記バーリング部を、当該バーリング部の突出側の端面全域をプレスして塑性変形させることにより、前記電極端子を前記貫通孔に固定する。
前記プレス工具は、前記バーリング部を押圧するプレス面を有し、前記プレス面は、前記バーリング部の外周側から内周側にかけて、当該バーリング部の突出方向に向けて傾斜するテーパ状に形成されることが好ましい。
本発明によれば、容器を貫通し、その外方に突出した状態で電極端子を固定する電池において、容器と電極端子との固定部におけるシール性に優れた電池を提供できる。
電池を示す概略図である。 容器の蓋部と電極端子との固定部を示す拡大断面図である。 プレス工具を用いたバーリング部へのプレスを示す拡大図である。 プレス工具の別実施形態を示す図である。 プレス工具の別実施形態を示す図である。
以下では、図1を参照して、本発明に係る電池の一実施形態である電池10の概略構成について説明する。
電池10は、リチウムイオン二次電池、ニッケル水素電池等の二次電池であり、充放電可能に構成されている。
図1に示すように、電池10は、発電要素20を容器30内に収納してなる。容器30から外方に向けて、電極端子40・40が突出して設けられている。
発電要素20は、正極、負極及びセパレータを積層又は巻回してなる電極体に電解液を含浸させたものである。電池10の充放電時に発電要素20で化学反応が起こる(厳密には、正極と負極との間で電解液を介したイオンの移動が起こる)ことによって、電池10が充放電可能な二次電池として機能する。
容器30は、収納部31と蓋部32とを含む鉄製の外装である。収納部31は、一面が開口した有底筒状の部材であり、内部に発電要素20を収納する。蓋部32は、収納部31の開口面に応じた形状を有する平板状の部材であり、収納部31の開口面を塞いだ状態で収納部31と接合される。
なお、容器30を構成する収納部31及び蓋部32の材料を鉄としているが、これに限定されることはない。本実施形態では、収納部31及び蓋部32の強度の観点から鉄を選択しているが、例えば、鉄の代替として、鉄と同等以上の強度を有する金属であることが好ましいが、アルミニウム等の一般的な電池に用いられる材料でも適用可能である。
電極端子40は、正極端子又は負極端子として構成される集電端子であり、容器30の外周部から外方に向けて突出した状態で容器30に固定されている。電極端子40は、適宜のリード端子等を介して発電要素20の正極又は負極に電気的に接続されており、電極端子40・40を介して電池10内部と外部との電力のやり取りが行われる。つまり、電極端子40・40は、外部との電気接続の経路として用いられる外部端子である。
以下では、図2及び図3を参照して、容器30の蓋部32と電極端子40との固定形態についてより詳細に説明する。
電極端子40・40は、絶縁部材50・50を介して容器30の蓋部32に固定されており、各絶縁部材50によって、電極端子40と容器30との絶縁性が確保されている。また、電極端子40を固定する際に、蓋部32の一部をプレスしてかしめることにより、電極端子40及び絶縁部材50を圧迫して強固に固定している。これにより、蓋部32と電極端子40との間のシール性が確保されている。
図2及び図3に示すように、蓋部32は、電極端子40・40が貫通可能な一対の貫通孔33・33を有する。
貫通孔33・33は、所定の内径を有する孔であり、蓋部32の厚み方向(図示において上下方向)に貫通している。
図2及び図3に示すように、貫通孔33の周縁には、バーリング部34が形成されている。
バーリング部34は、貫通孔33の周縁に、蓋部32の厚み方向一側(図示においては容器30の内方側から外方側)に向けて垂直に突出して設けられる厚肉部位である。つまり、バーリング部34は、蓋部32の厚み方向端面から突出して設けられる突出部位であり、その内周側面によって貫通孔33を形成している。バーリング部34は、径方向に向けて所定の厚み(幅Wb)を有する。
バーリング部34は、蓋部32の一部(貫通孔33が設けられる部位周辺)を塑性加工して形成される厚肉部位であり、公知のバーリング処理、深絞り法、寄せ肉法等、又はこれらの組み合わせによって適宜形成される。ただし、図2及び図3に示すように、バーリング部34における貫通孔33に面する側面の下端部は、プレス金型を用いた成形等により断面視において直角となるように形成される。
図2及び図3に示すように、電極端子40の中途部の外周には、気密溝41が形成される。
気密溝41は、電極端子40の外周全周に亘って形成される半円(又は半楕円)形状の溝であり、所定の溝幅(図示における上下方向の長さ)を有する。本実施形態では、気密溝41の両溝端部はエッジラインとして形成されており、気密溝41の溝幅は、蓋部32の厚みと同等に設定される。
蓋部32のバーリング部34と電極端子40との間には、容器30と電極端子40とを電気的に絶縁する絶縁部材50が介装される。
絶縁部材50は、バーリング部34及び電極端子40の形態に応じた形状を有する絶縁体であり、本実施形態では円筒形状を有する。絶縁部材50は、電極端子40の外周部に巻装されている。
絶縁部材50の軸方向の長さは、電極端子40を蓋部32に固定した際に、電極端子40の外周部とバーリング部34との間に絶縁のために必要十分な間隔が空くように設定されている。
絶縁部材50の材料としては、高温クリープ特性に優れる材料、つまり、電池10の冷熱サイクルに対する長期の耐クリープ性を有する材料が好ましく、例えばPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)等が挙げられる。
絶縁部材50は、上記絶縁性に加えて、電池10内部のシール性を確保するための部材でもある。
図2及び図3に示すように、バーリング部34の突出側端面は、バーリング部34の突出側、すなわち、電池10の外方側(図示における上方側)から押圧されることにより全周に亘ってかしめられている(言い換えれば、プレスにより材料が塑性流動している)。
このようにして、バーリング部34の内周側には膨出部34aが内側に膨出するように形成されている。
内側に膨出した膨出部34aは絶縁部材50を圧迫し、この圧迫力が絶縁部材50への面圧として付与される。絶縁部材50において膨出部34aによって上記面圧が付与される箇所は内側に向けて弾性変形し、この弾性変形により生じる外力が固定部43への面圧として付与される。
このように、バーリング部34の上端面の内周部を上方からプレスし、かしめることによって、内側に膨出する膨出部34aが形成され、膨出部34aからの面圧が絶縁部材50を介して電極端子40に伝達される。係る面圧によって電極端子40が圧迫されて蓋部32に固定される。
このとき、膨出部34aの塑性変形及び絶縁部材50の弾性変形により、バーリング部34、絶縁部材50及び電極端子40間に隙間がなくなり、これらの間に高い密着力が発生するため、容器30と電極端子40との間のシール性が確保され、電池10内のシール性が確保される。また、膨出部34aは、プレスする方向と膨出する方向とが約90°の角度を成してかしめられていることにより、膨出部に働く強い面圧や摩擦力によりプレスされた面が容易に戻ることはない(つまり、膨出部34aが緩まない)。
図3に示すように、バーリング部34は、プレス工具60を用いて所定のプレス距離(プレス工具60による押し込み深さ)及び所定のプレス荷重にて押圧される。プレス工具60は、内部に電極端子40が通過可能な空間を有する円筒状の工具であり、先端部にプレス刃61を有する。プレス刃61は、径方向に所定の幅Wpを有する押圧部であり、プレス工具60の先端部から所定の突出量にて突出する。プレス刃61の先端は、プレス面62として形成されている。プレス面62は、プレス工具60のプレス方向に直交する平面、つまりバーリング部34の端面と平行な面として形成されており、プレス面62を介してプレス工具60による押圧力がバーリング部34に伝達される。
プレス工具60は、適宜の駆動装置により移動可能に構成されており、前記駆動装置を作動させて、プレス刃61によってバーリング部34の内周部をプレスする。
図3(a)に示すように、電極端子40は、貫通孔33内に挿入される。
このように電極端子40を配置してプレスした場合、図3(b)に示すように、プレスにより形成される膨出部34aが電極端子40、特に気密溝41の上方エッジラインに向けて膨出する。
これにより、膨出部34aから電極端子40及び絶縁部材50側へ付与される圧迫力の作用方向に上方エッジラインが位置することとなる。従って、膨出部34aによって圧迫力を受ける絶縁部材50が、気密溝41の上方エッジラインに強固に食い付くため、絶縁部材50と電極端子40との密着力が増大し、電池10のシール性を向上できる。
また、図3(a)に示すように、バーリング部34をプレスする際、気密溝41と蓋部32の厚みを有する部位とが対向するように電極端子40が配置された状態でプレスされる。言い換えれば、バーリング部34に対するプレスに際して、気密溝41が蓋部32の延長線上に位置するように配置されており、気密溝41の上方エッジラインが蓋部32の上面と略同じ位置、かつ、下方エッジラインが蓋部32の下面と略同じ位置となるように配置されている。
これにより、電極端子40が蓋部32の貫通孔33内に固定されたときに、気密溝41の周囲を囲む部位が多く存在することとなる。従って、電極端子40を蓋部32に固定した後、気密溝41に対向する部位の剛性を大きく取れるので、電池10の内部の気密性に大きく寄与する気密溝41での電極端子40と絶縁部材50との間の密着度を確保でき、電極端子40のシール性を確保できる。例えば、電池10の内圧が上昇した場合にも気密溝41の固定部での破断を防止できるため、電極端子40の抜けを防止でき、電池10の耐圧性を向上できる。
また、バーリング部34をプレスした後に、電極端子40を拘束する拘束部の厚みは、気密溝41と対向する蓋部32側の厚みにより決定される。本実施形態の場合では、気密溝41と蓋部32が一定の厚みを有する部位とが対向した状態で固定されるため、拘束部の厚みは、蓋部32の延在方向全域となる。従って、本実施形態のように電極端子40を配置した場合、電極端子40の拘束力を大きくすることが可能となり、電池10のシール性を向上できる。
図3(a)に示すように、プレス工具60のプレス刃61の幅Wpは、バーリング部34の幅Wbよりも大きく設定される(Wp>Wb)。
これにより、図3(b)に示すように、プレス刃61によってバーリング部34の突出端面の全域が押圧されるため、バーリング部34全体が塑性流動する。従って、膨出部34aの体積を十分に確保することができ、気密性を確保できる。
また、バーリング部34には押圧されない部位がないため、プレス後に余肉部が残留しない。すなわち、バーリング部34からの余肉部の脱落、破断等がなく、電極端子40の固定部における製品品質が保たれる。
また、バーリング部34へのプレス時に、プレス工具60とバーリング部34との間で軸ずれが発生しても、バーリング部34の端面全域を押圧するプレス刃61によれば、バーリング部34への押圧に偏りが生じることがない。従って、精密加工の必要がなく、プレス作業の負担を軽減できる。
また、プレス刃61の肉厚を大きくすることができるため、強度を向上できる。さらに、プレス時にプレス刃61とバーリング部34の端面との接触面積を大きく取れるため、プレス刃61にかかる面圧を小さくでき、プレス刃61の寿命を向上できる。従って、プレス工具60の交換頻度を減少でき、電池製造の低コスト化に寄与できる。
さらに、プレス後にバーリング部34に余肉部が残留しないため、プレス刃61の退避の際に、バーリング部34の側面との干渉が起こらない。従って、プレス刃61の摩耗を防止し、耐久性を向上できる。
上述のように、プレス刃61の幅Wpは、バーリング部34の幅Wbよりも大きく設定されることが好ましい。より詳細には、バーリング部34の端面をプレスする途中に、プレス刃61の外周側にバーリング部34の一部が膨出することのないように、プレス量、プレス荷重等、プレス工具60によるプレス形態に応じて設定されることが好ましい。
例えば、プレス刃61の幅Wpとバーリング部34の幅Wbとを同程度とした場合、プレス量が大きくなれば、バーリング部34の変形量も大きくなり、バーリング部34の一部がプレス刃61の外周側に膨出してしまうことがある。このため、プレス刃61の幅Wpは、バーリング部34の幅Wbの1.5倍以上に設定することが好ましく、係る場合には、プレス形態によらずバーリング部34をプレスする際にプレス刃61の外周側にバーリング部34の一部が膨出することが十分に抑制される。
以下では、図4を参照して、本発明に係るプレス工具の別実施形態であるプレス工具70について説明する。
図4に示すように、プレス工具70は、所定の厚みを有する板状の本体部71の一部(中央部)に電極端子40及び絶縁部材50が通過可能な孔部72を有する工具である。孔部72は、所定の径を有する貫通孔であり、本体部71の厚み方向に向けて貫通している。本体部71における孔部72の内周縁部にて、バーリング部34が押圧される。ただし、本体部71の孔部72の周囲には、バーリング部34の幅Wbよりも十分に大きい厚み(径方向の厚み)があるものとし、本体部71に十分な押圧能力が確保されているものとする。
このように構成されるプレス工具70を用いることによって、プレス工具70を構成する主たる部材である本体部71によってバーリング部34の端面全域がプレスされることとなり、押圧部の強度を向上することができる。また、本発明に係るプレス工具の外形形状の自由度が増し、従来形状である円筒状以外の形状も広く採用することができる。
これにより、プレス工具70に対して、プレス工具60を用いることによる作用効果に加えて、プレス工具の耐久性を向上することができる、並びに、プレス工具の形状自由度が増すという作用効果を奏する。
以下では、図5を参照して、本発明に係るプレス工具の別実施形態であるプレス工具80について説明する。
図5に示すように、プレス工具80は、先端がテーパ状に形成されるプレス刃81を有する工具である。プレス刃81は、バーリング部34の端面を押圧する押圧部であり、プレス工具80の先端部から所定の突出量にて突出して設けられる。プレス刃81は、その先端に内周から外周に向けてプレス刃81の突出方向に向けて傾斜するテーパ面82を有する。言い換えれば、テーパ面82は、バーリング部34の外周側から内周側にかけて、バーリング部34の突出方向に向けて傾斜する傾斜面として形成される。テーパ面82は、バーリング部34の内周側の突出量が小さく、外周側の突出量が大きくなるように形成されており、テーパ面82によりバーリング部34が突出方向と反対側及び径方向内周側に向けて押圧される。すなわち、テーパ面82はバーリング部34を押圧するプレス面である。
このように構成されるプレス工具80を用いることによって、バーリング部34を押圧する際に、テーパ面82の傾斜によって、膨出部34aの膨出方向(バーリング部34の径方向内側に向けて)に力を加えることができ、電極端子40を圧迫する方向により大きな力を発生させることができる。
これにより、プレス工具80に対して、プレス工具60を用いることによる作用効果に加えて、絶縁部材50と電極端子40との間に発生する密着力を向上でき、シール性をさらに向上できるという作用効果を奏する。
10 電池
30 容器
32 蓋部
33 貫通孔
34 バーリング部
40 電極端子
50 絶縁部材
60 プレス工具
61 プレス刃
Wb バーリング部の幅
Wp プレス刃の幅

Claims (2)

  1. 貫通孔を有する蓋部を含む容器と、
    一部を前記容器の外方へ突出させた状態で前記蓋部の貫通孔に固定される電極端子と、
    前記蓋部と前記電極端子との間に介装される絶縁部材と、を具備する電池を製造する方法であって、
    前記蓋部の貫通孔の周縁に、前記容器の厚み方向一側へ向けて突出するバーリング部を設け、
    前記バーリング部の内側に前記絶縁部材を介して、前記電極端子を挿入し、
    前記バーリング部の径方向の幅よりも大きい押圧幅を有するプレス工具を用いて、前記バーリング部を、当該バーリング部の突出側の端面全域をプレスして塑性変形させることにより、前記電極端子を前記貫通孔に固定する電池の製造方法。
  2. 前記プレス工具は、前記バーリング部を押圧するプレス面を有し、
    前記プレス面は、前記バーリング部の外周側から内周側にかけて、当該バーリング部の突出方向に向けて傾斜するテーパ状に形成される請求項1に記載の電池の製造方法。
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