JP2012138202A - 電池及び電池の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、外装を貫通し、その外方に突出した状態で外部端子を固定する電池において、外装と外部端子の固定部におけるシール性に優れた電池を提供することを課題とする。
【解決手段】電池10は、外装30と、外部端子40と、樹脂製の絶縁部材50と、外装30の貫通孔33の周縁に位置し、外装30の外方へ向けて突出するバーリング部34と、バーリング部34の外周に配置される補強リング35と、を具備する。外部端子40は、絶縁部材50にインサート成形された上で、貫通孔33に配置され、バーリング部34の突出側端面をプレスして塑性変形させて、塑性変形されたバーリング部34の一部(膨出部34a)により外部端子40と貫通孔33との間に圧迫力を発生させることによって外部端子40を貫通孔33に固定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電池に関し、特に、外部端子を外装に固定する技術に関する。
電池の外装は、電池の発電要素を収納する。外装の外側面には、外装を貫通して外方に突出する外部端子(正極端子及び負極端子)が固定される。外部端子は、発電要素と電気的に接続されており、外部端子を通じて電池内部と外部の電力のやり取りが行われる。
電池がリチウムイオン二次電池等の非水電解質電池である場合は、電池内部に水分が浸入すると電池性能に影響することが知られている。このため、電池の密閉度を十分に高くする必要がある。
さらに、外部端子と外装の固定部においては、外部端子が電池から抜け落ちないための抜け落ち性、外部端子の周囲から電池内部の電解液、若しくは電池内部で発生するガスが漏れ出ないための気密性、並びに外部端子と外装の絶縁性等が求められている。すなわち、外装と外部端子の間のシール性を十分に確保する要請がある。
特許文献1には、外装の蓋部から外部端子が突出して設けられる電池において、蓋部と外部端子の間に絶縁部材を介装し、蓋部における絶縁部材の周辺にバーリング部を設け、バーリング部の突出方向と直交する方向からバーリング部をプレスしてかしめることによって、外部端子を締結固定する技術が開示されている。
しかしながら、電池の繰り返し使用に伴って冷却・昇温の冷熱サイクルが繰り返されると、かしめ締結部が徐々にかしめ前の形状に戻ろうとする作用が働いて緩み、シール性能が悪化して、外装と外部端子の固定部のシール性が不十分となる場合がある。
特開2005−302625号公報
本発明は、外装を貫通し、その外方に突出した状態で外部端子を固定する電池において、外装と外部端子の固定部におけるシール性に優れた電池を提供することを課題とする。
本発明の電池は、貫通孔を有する外装と、一部を前記外装の外方へ突出させた状態で前記外装の貫通孔に固定される外部端子と、前記外装と外部端子の間に介装される樹脂製の絶縁部材と、前記外装の貫通孔の周縁に位置し、当該外装の外方へ向けて突出するバーリング部と、前記バーリング部の外周に配置され、当該バーリング部の外周側への強度を補強する補強部材と、を具備し、前記バーリング部の突出側端面をプレスして塑性変形させて、当該塑性変形されたバーリング部の一部により前記外部端子と前記貫通孔との間に圧迫力を発生させることによって外部端子を貫通孔に固定する電池であって、前記外部端子は、前記絶縁部材にインサート成形される。
前記外部端子は、前記プレスの端部に相当する位置に溝を具備し、前記インサート成形の際に、前記絶縁部材は前記溝の内部に入り込むことが好ましい。
本発明の電池の製造方法は、貫通孔を有する外装と、一部を前記外装の外方へ突出させた状態で前記外装の貫通孔に固定される外部端子と、前記外装と外部端子の間に介装される絶縁部材と、を具備する電池を製造する方法であって、前記絶縁部材を外部端子にインサート成形し、前記貫通孔の周縁に、前記外装の外方へ向けて突出するバーリング部を設けるとともに、前記バーリング部の外周に、当該バーリング部の外周側への強度を補強する補強部材を配置し、前記外装の貫通孔に、前記インサート成形によって一体成形された外部端子及び絶縁部材を配置し、前記バーリング部をプレスして塑性変形させることにより、前記絶縁部材を介して前記貫通孔に面圧を付与して前記外部端子を前記貫通孔に固定する。
前記外部端子は、前記プレスの端部に相当する位置に溝を具備し、前記インサート成形の際に、前記絶縁部材を前記溝の内部に入り込ませることが好ましい。
本発明によれば、外装と外部端子の固定部におけるシール性に優れた電池を提供できる。
電池の概略構成を示す図である。 外装と外部端子の固定部を示す拡大断面図である。 外部端子に絶縁部材をインサート成形した様子を示す図である。 外部端子を外装に固定する形態を示す図である。 電池の別形態を示す図である。 別形態の電池における外部端子を外装に固定する形態を示す図である。
図1を参照して、本発明に係る電池の一実施形態である電池10の概略構成について説明する。本実施形態の電池10は、リチウムイオン二次電池である。
電池10は、発電要素20と、発電要素20を内部に収納する外装30と、外装30から外方に向けて突出する外部端子40・40と、外部端子40・40と外装30の間に介装される絶縁部材50・50と、を具備する。
発電要素20は、正極、負極及びセパレータを積層又は巻回してなる電極体に電解液を含浸させたものである。電池10の充放電時に発電要素20内で化学反応が起こる(厳密には、正極と負極の間で電解液を介したイオンの移動が起こる)ことによって電流の流れが発生する。
外装30は、収納部31と蓋部32を有する角型缶である。収納部31は、一面が開口した有底筒状の部材であり、内部に発電要素20を収納する。蓋部32は、収納部31の開口面に応じた形状を有する平板状の部材であり、収納部31の開口面を塞いだ状態で収納部31と接合される。
外部端子40・40は、その一部が蓋部32の外側面から電池10の外方に突出した状態で配置される。外部端子40・40は、集電端子45・45を介して発電要素20の正極又は負極に電気的に接続される。外部端子40・40及び集電端子45・45は、発電要素20に蓄えられる電力を外部に取り出す、若しくは、外部からの電力を発電要素20に取り入れる通電経路として機能する。
各集電端子45は、発電要素20の正極板、負極板と接続されている。集電端子45の材料としては、例えば正極側にアルミニウム、負極側に銅を採用することができる。
外部端子40には、電池10の外方側に突出する部位にはねじ転造によりねじ加工が施され、ボルト部が形成される。電池10の実使用時には、このボルト部を用いて外部端子40にバスバー、外部装置の接続端子等が締結固定される。締結固定する際、外部端子40には締結トルクがかかるとともに、ねじ締結によって軸方向へ外力が付与されるため、外部端子40の材料としては、鉄等の高強度材料を採用することが好ましい。
外部端子40・40は、絶縁部材50・50を介して蓋部32に固定される。絶縁部材50は、樹脂製の部材であり、外部端子40の周囲を巻装し、外装30と外部端子40とを電気的に絶縁する。
絶縁部材50の材料としては、高温クリープ特性に優れる材料、つまり、電池10の冷熱サイクルに対する長期の耐クリープ性を有する材料が好ましく、例えばPEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PPS(ポリフェニレンスルファイド)等の合成樹脂が挙げられる。
以下では、図2を参照して、外装30と外部端子40の固定形態について説明する。
図2(a)に示すように、外装30は、外部端子40・40が貫通可能な貫通孔33・33を有し、各貫通孔33の周囲に外装30の外側に向けて突出するバーリング部34が形成される。
貫通孔33は、所定の内径を有する孔であり、外装30の厚み方向に貫通している。
バーリング部34は、貫通孔33の周縁に、外装30の内側から外側へ向けて垂直に突出して設けられる厚肉部位である。バーリング部34は、外装30の一部を塑性加工して形成される厚肉部位であり、公知のバーリング処理、深絞り法、寄せ肉法等、又はこれらの組み合わせによって適宜形成される。
バーリング部34の外周部には、補強リング35が嵌合される。
補強リング35は、外装30(蓋部32)を構成する材料よりも高強度の金属材料(例えば鉄)で成形されたリング状の部材であり、バーリング部34の径方向にかかる外力に対する強度を補強する補強部材である。補強リング35の内径は、バーリング部34の外径と略同一に形成される。
絶縁部材50は、上記のように、外装30と外部端子40を絶縁する絶縁性に加えて、電池10内部の気密性を確保するための部材としても機能する。
具体的には、図2(b)に示すように、貫通孔33内に絶縁部材50を巻装した外部端子40を配置し、バーリング部34の突出側端面の内周部を押圧してかしめることによって、バーリング部34の内周側面から径方向内側に向けて膨出する膨出部34aが形成されている。
このとき、バーリング部34の外周側には、バーリング部34よりも高強度の材料からなる補強リング35が配置されていることによって、かしめ時の押圧力が外側に緩和されることが防止されるため、膨出部34aは内側(外部端子40側)に向けて膨出する。
内側に膨出した膨出部34aは、絶縁部材50を圧迫し、この圧迫力が絶縁部材50への面圧として付与される。絶縁部材50において膨出部34aによって上記面圧が付与される箇所は内側に向けて弾性変形し、この弾性変形により生じる外力が外部端子40への面圧として付与される。
このように、バーリング部34の端面の内周部を上方からプレスし、かしめることによって、内側に膨出する膨出部34aが形成され、膨出部34aからの面圧が絶縁部材50を介して外部端子40に伝達される。係る面圧によって外部端子40が圧迫されて、蓋部32の貫通孔33に固定される。
このとき、膨出部34aは、プレス方向に対して直交する方向に塑性変形し、絶縁部材50と外部端子40とを締結固定しているため、外装30、絶縁部材50、及び外部端子40間に強い面圧及び摩擦力を付与することが可能である。従って、電池10を使用する際の冷熱サイクルを受けても、膨出部34aは変形し難く、固定部が緩むことがない。
外部端子40の軸方向中途部には、気密溝41が形成される。気密溝41は、外部端子40の周方向に沿って、その外周全周に亘って形成される半円状(又は半楕円状、三角形状等、溝端部にエッジラインを有する形状)の溝であり、所定の溝幅を有する。
絶縁部材50が上記のように弾性変形し、外部端子40の気密溝41内に入り込むとともに、気密溝41のエッジラインに食い付くことによって、絶縁部材50と外部端子40とが強固に密着し、気密性が確保される。
なお、バーリング部34の端面に対するプレス時に、バーリング部34のプレス下端と気密溝41の外方側エッジラインとが略同じ位置(高さ)になるように設定することが好ましく、これにより、膨出部34aの塑性変形量が最も大きい位置に気密溝41のエッジラインが位置することになり、絶縁部材50と外部端子40の密着度を効率良く向上できる。
図3に示すように、外部端子40と絶縁部材50は、樹脂製の絶縁部材50を金属製の外部端子40にインサート成形することにより、一体成形されている。
具体的には、外部端子40と集電端子45を接合させた状態で、これらの部材を適宜の金型内に設置し、その周囲に絶縁部材50をインサート成形する。これにより、図3に示すように、外部端子40と、その周囲(気密溝41の溝内部を含む)を隙間無く取り囲む絶縁部材50とによって構成される一体構造が得られる。このとき、絶縁部材50の樹脂収縮による圧縮力が外部端子40の外周面に付与されている。
そして、図4に示すように、一体的に構成される外部端子40と絶縁部材50とを蓋部32の貫通孔33内にセットした状態で、バーリング部34の上端部をプレスする。これにより、バーリング部34の内周部を内側に向けて塑性変形させて膨出部34aを形成し、膨出部34aによって絶縁部材50に面圧を付与する。このようにして、外部端子40及び絶縁部材50が外装30の貫通孔33にかしめ固定される。
上記インサート成形に際して、絶縁部材50の収縮によって外部端子40の外周面に圧縮力が付与され、絶縁部材50と外部端子40の間の密着力が増大している。すなわち、絶縁部材50を介して外部端子40を外装30に固定する際、膨出部34aによって絶縁部材50に付与される面圧に加えて、絶縁部材50の収縮による面圧が外部端子40に付与されることにより、絶縁部材50と外部端子40の間に大きな密着力を確保できる。従って、本実施形態によれば、絶縁部材50を介して外部端子40を外装30に固定する際の固定部におけるシール性を向上できる。
また、インサート成形により、絶縁部材50が外部端子40の周囲に隙間無く配置されることとなるため、絶縁部材50の内周側面と外部端子40の外周側面との間に寸法公差が発生しない。このように、インサート成形により部品公差のばらつきを吸収することができ、部品間の公差に起因するシール性の低下を防止できる。
さらに、外部端子40及び絶縁部材50は、一体成形された状態で貫通孔33内にセットされる。このため、外部端子40と絶縁部材50間での位置ずれが発生せず、プレス加工時の各部品の配置を容易に調整できる。従って、外部端子40を外装30に固定する際の加工精度を高く保つことができる。
また、インサート成形することにより、外部端子40に設けられる気密溝41の溝内部に絶縁部材50が予め入り込んだ状態で、膨出部34aから絶縁部材50に面圧が付与されることになる。このため、絶縁部材50は、気密溝41の形状に応じて変形することなく気密溝41に対してダイレクトに密着できる。従って、絶縁部材50がより強い力で気密溝41へ食い付くこととなるため、シール性向上に寄与できる。
以下、図5及び図6を参照して、電池10の別実施形態について説明する。
図5に示すように、本実施形態では、バーリング部34の外周に配置される補強リング35に代えて、補強部材36が配置される。また、外部端子40は、バーリング部34の内周面と対向する位置に二つの気密溝41・41を有する。
補強部材36は、補強リング35と同様に外装30を構成する材料よりも高強度の材料によって構成され、バーリング部34の蓋部32の外側面から突出する部位を上方から被装する。より詳細には、補強部材36は、バーリング部34の外径に応じた内径を有する円筒部36a及び底部36bを有する有底の筒状部材として形成されるとともに、底部36bの中央に外部端子40及び絶縁部材50が貫通可能な孔部36cを有する。
補強部材36には、孔部36cの内周側面から下方に向けて加圧部36dが形成されている。加圧部36dは、底部36bから下方に向けて所定距離だけ突出して設けられる。加圧部36dの突出量は、バーリング部34へのプレス量であり、気密溝41との位置関係等を考慮して適宜設定されている。
このように、本実施形態の電池10では、補強部材36を用いてバーリング部34の周囲を被装するとともに、加圧部36dによって上端面をプレスしてかしめている。なお、適宜のプレス装置(不図示)を用いて補強部材36の底部36bを押圧することによって、補強部材36によるプレスが行われる。
補強部材36によるバーリング部34へのプレスと同時に、蓋部32の内側面を加圧治具37によってプレスする。加圧治具37は、補強部材36と同軸上に配置され、補強部材36によるバーリング部34へのプレス時に蓋部32を固定するために用いられる治具である。
加圧治具37は、円筒形状に形成され、上面から上方に向けて加圧部37aが突出して設けられる。加圧部37aは、適宜の突出量を持って形成されており、加圧部37aによって、蓋部32の内側面がプレスされてかしめられる。つまり、本実施形態では、補強部材36によってバーリング部34の上端面をプレスすると同時に、加圧治具37によって蓋部32の内側面をプレスする。
加圧治具37(加圧部37a)のプレスにより、蓋部32の内周部から径方向内側に向けて膨出部32aが形成される。加圧部37aによって押圧される部位の周囲には蓋部32の厚みが十分に存在しているため、膨出部32aは蓋部32の径方向内側に向けて膨出する。
膨出部32aによって絶縁部材50に面圧を付与することで、絶縁部材50が弾性変形して気密溝41に食い付く。このように、本実施形態では、外部端子40の下部に位置する気密溝41において、すなわち蓋部32が厚みを有する部位においての気密性も確保している。
以下、図6を参照して、絶縁部材50を介して外部端子40を外装30の貫通孔33に固定する際の工程について説明する。
まず、図6(a)に示すように、インサート成形により一体成形された外部端子40及び絶縁部材50を貫通孔33内にセットし、補強部材36をバーリング部34の上方から被せる。このとき、絶縁部材50は、インサート成形時の収縮によって、外部端子40の周囲(気密溝41・41の溝内部を含む)に密着した状態で配置される。
次に、図6(b)に示すように、前記プレス装置によって、補強部材36を下方に向けて押圧することによって、蓋部32を加圧治具37に押し付けて、加圧部37aによって蓋部32を上方に向けて押圧する。これにより、バーリング部34をかしめて膨出部34aを形成し、蓋部32をかしめて膨出部32aを形成する。
このとき、補強部材36の円筒部36aによって、バーリング部34の径方向外側への変形が規制されて、膨出部34aが径方向内側に向けて塑性変形するとともに、蓋部32の厚みによって、蓋部32の径方向外側への変形が規制されて、膨出部32aが径方向内側に向けて塑性変形する。
膨出部34a・32aによって、絶縁部材50に面圧が付与され、絶縁部材50から外部端子40に対して内側に向けた面圧が発生する。このようにして、インサート成形による樹脂収縮の圧迫力に加えて、膨出部34a・32aからの圧迫力を受けて、外部端子40が絶縁部材50を介して外装30に固定される。
以上のように、本実施形態においても同様に、絶縁部材50を外部端子40にインサート成形することにより、これらの間の密着度を向上し、かつ、公差のばらつきを吸収するという効果を奏する。また、インサート成形により、絶縁部材50が気密溝41・41に予め入り込むことによって、気密溝41・41における密着力を増大することができ、シール性の向上に寄与する。
さらに、本実施形態では、外装30の表裏面の両側からプレスしてかしめることによって、二箇所でシールすることにより、外装30と外部端子40との固定部におけるより良好なシール性を実現できる。
10 電池
30 外装
33 貫通孔
34 バーリング部
35 補強リング(補強部材)
40 外部端子
41 気密溝(溝)
50 絶縁部材

Claims (4)

  1. 貫通孔を有する外装と、
    一部を前記外装の外方へ突出させた状態で前記外装の貫通孔に固定される外部端子と、
    前記外装と外部端子の間に介装される樹脂製の絶縁部材と、
    前記外装の貫通孔の周縁に位置し、当該外装の外方へ向けて突出するバーリング部と、
    前記バーリング部の外周に配置され、当該バーリング部の外周側への強度を補強する補強部材と、を具備し、
    前記バーリング部の突出側端面をプレスして塑性変形させて、当該塑性変形されたバーリング部の一部により前記外部端子と前記貫通孔との間に圧迫力を発生させることによって外部端子を貫通孔に固定する電池であって、
    前記外部端子は、前記絶縁部材にインサート成形される電池。
  2. 前記外部端子は、前記プレスの端部に相当する位置に溝を具備し、
    前記インサート成形の際に、前記絶縁部材は前記溝の内部に入り込む請求項1に記載の電池。
  3. 貫通孔を有する外装と、
    一部を前記外装の外方へ突出させた状態で前記外装の貫通孔に固定される外部端子と、
    前記外装と外部端子の間に介装される絶縁部材と、を具備する電池を製造する方法であって、
    前記絶縁部材を外部端子にインサート成形し、
    前記貫通孔の周縁に、前記外装の外方へ向けて突出するバーリング部を設けるとともに、前記バーリング部の外周に、当該バーリング部の外周側への強度を補強する補強部材を配置し、
    前記外装の貫通孔に、前記インサート成形によって一体成形された外部端子及び絶縁部材を配置し、
    前記バーリング部をプレスして塑性変形させることにより、前記絶縁部材を介して前記貫通孔に面圧を付与して前記外部端子を前記貫通孔に固定する電池の製造方法。
  4. 前記外部端子は、前記プレスの端部に相当する位置に溝を具備し、
    前記インサート成形の際に、前記絶縁部材を前記溝の内部に入り込ませる請求項3に記載の電池の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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