JP6780620B2 - 密閉型電池 - Google Patents

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Description

本開示は、密閉型電池に関する。
従来、二次電池に関して、電極が内蔵されるケースを密閉するプレートと端子との間にガスケットを介在させた構成が、たとえば特開2006−93122号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2006−93122号公報
集電端子とカバーとの間にガスケットを介在させて、密閉型電池を密閉する方法がある。集電端子とカバーとの間にガスケットを挟み込んで圧縮する際、ガスケットを圧縮させるために負荷される荷重(ガスケットの圧縮荷重)を大きくすれば、シール性は向上する。一方、生産性を向上するためには圧縮荷重を小さくすることが望まれるが、この場合シール性を確保しにくくなる可能性がある。
本開示では、シール性を確保した上でガスケットの圧縮荷重を低減できる密閉型電池が提供される。
本開示に係る密閉型電池は、電池要素と、筐体と、カバーと、集電端子と、ガスケットとを備える。筐体は、電池要素を収容する。筐体には、開口が形成されている。カバーは、開口を閉塞する。カバーには、貫通孔が形成されている。集電端子は、集電板頭部と、軸部とを含む。集電板頭部は、筐体の内部に設けられている。集電板頭部は、貫通孔よりも大径である。軸部は、集電板頭部から貫通孔を貫通し筐体の外部へ突出する。ガスケットは、鍔部と筒状の筒部とを含む。鍔部は、集電板頭部とカバーとの間に設けられている。筒部は、貫通孔の内周面と軸部との間に設けられている。カバーは、突起部を有する。突起部は、貫通孔の周囲に設けられている。突起部は、筐体の内部に向かって突出し、鍔部を押圧する。集電板頭部は、ガスケットに対向する対向面を有する。集電板頭部には、軸部の外周面に沿って、溝部が形成されている。溝部は、対向面の突起部に対向する部分よりも軸部に近い位置から軸部まで、対向面が窪んで形成されている。
上記の密閉型電池によると、圧縮荷重を受けて変形するガスケットが溝部の内部に入り込むことができるので、ガスケットの変形量が小さくなり、ガスケットが過圧縮状態になることが抑制される。これにより、シールに必要なガスケットの圧縮量を確保するために負荷される圧縮荷重を、低減することができる。
本開示に従えば、シール性を確保した上でガスケットの圧縮荷重を低減できる、密閉型電池を実現することができる。
密閉型電池の内部構造を示す断面図である。 図1に示す領域IIの拡大図である。 ナットを軸部に締結させる前における図2に示す領域IIIの拡大図である。 ナットを軸部に締結させた後における図2に示す領域IIIの拡大図である。 実施の形態2に従う集電端子を示す断面図である。 溝部を設けるための加工方法の一例を示した図である。
以下、図面に基づいて、各実施の形態における密閉型電池について説明する。以下に示す実施の形態において、同一または実質的に同一の構成については、同一の符号を付して、重複した説明は繰り返さない。以下で説明される実施の形態の各構成は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
(実施の形態1)
<密閉型電池100>
図1は、密閉型電池100の内部構造を示す断面図である。密閉型電池100は、複数個が直列に組み合わされて組電池とされ、ハイブリッド自動車に搭載されている。その組電池は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどの内燃機関とともに、ハイブリッド自動車の動力源とされている。別の例として、密閉型電池100は、電気自動車または燃料電池自動車に搭載されている。
密閉型電池100は、電池要素20と、外装体30と、導電板47と、外部端子40と、集電端子部材46と、を備えている。電池要素20は、正負の電極板がセパレータを介して積層されて構成されている。
外装体30は、内部に電池要素20を収容している。外装体30は、筐体31とカバー32とを有している。筐体31は、一方向に開口されたほぼ直方体のケース形状を有している。筐体31の内部には、電解液とともに、電池要素20が収容されている。筐体31は、底部60を有している。底部60は、筐体31の底を構成している。
カバー32は、略矩形の平面視を有する平板形状を有している。カバー32は、筐体31に形成された開口に配置されている。カバー32は、筐体31の開口を塞ぐように設けられている。カバー32には、貫通孔13が形成されている。カバー32は、内面32aおよび外面32bを有する。内面32aは、外装体30の内部に向く面である。外面32bは、外装体30の外部に向く面である。
カバー32および筐体31は、電池要素20を収容する密閉空間を形成している。カバー32および筐体31は、アルミニウムなどの金属材料により形成されている。
導電板47は、外装体30の外部に設けられている。導電板47は、正面視でクランク状に形成された導電性の板状部材である。
外部端子40は、外装体30の外部に設けられている。外部端子40は、密閉型電池100に2つ設けられる。一方が正極用の外部端子40であり、他方が負極用の外部端子40である。外部端子40は、導電板47を貫通して設けられている。外部端子40は、導電板47と電気的に接続されている。
集電端子部材46は、集電板48と、集電端子45とを含む。集電板48は、筐体31の内部に設けられている。集電板48は、電池要素20と電気的に接続されている。集電板48は、集電端子45から、底部60に向かって延びる形状を有する。集電板48は、集電端子45から、筐体31の開口から離れる方向に延びる形状を有する。集電板48は、集電端子45と一体になるように組立てられている。集電板48は、集電端子45と電気的に接続されている。
集電端子45は、外装体30の外部で導電板47に接続されている。集電端子45は、カバー32の貫通孔13と、導電板47とを貫通して設けられている。集電端子45は、外装体30の内部から外部にまで延びている。
<集電端子45周辺の構造>
図2は、図1に示す領域IIの拡大図である。集電端子45は、軸部33、および集電板頭部34を有する。軸部33は、円柱状の形状を有する。図2中に図示された両矢印は、軸部33の軸方向DR1と径方向DR2とを示している。軸方向DR1は、軸部33の延在方向であり、図2中の上下方向である。径方向DR2は、軸方向DR1に直交する方向であり、図2中においては左右方向である。径方向DR2の内側は、軸部33に近づく方向である。径方向DR2の外側は、軸部33から離れる方向である。
軸部33は、集電板頭部34から突出している。軸部33は、カバー32の貫通孔13を貫通している。軸部33は、外装体30の外部へ突出する。軸部33は、外装体30の外部において、導電板47と、インシュレータ50とを貫通して延びるように設けられている。軸部33は、外装体30の外部に突出する方向における端部に先端部Tを有する。軸部33の先端部Tには雄ねじ部33aが形成されている。
集電板頭部34は、筐体31の内部に設けられている。集電板頭部34は、軸部33の根元から径方向DR2の外側に延出する鍔形状を有している。集電板頭部34は、貫通孔13よりも大径である。集電板頭部34は、ガスケット27に対向する対向面35を有している。対向面35は、ガスケット27と接触している。
ガスケット27は、カバー32と集電端子45との間に介挿されている。ガスケット27は、カバー32と集電端子45との間のシール材として設けられている。これにより、外装体30の内部が密封されている。
ガスケット27は、PFA(ペルフルオロアルコキシフッ素樹脂)またはEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)などの、弾性の樹脂材料またはゴム材料により形成されている。
ガスケット27は、筒部28、鍔部29、および囲い部37を有する。筒部28は、中空円筒状の形状を有している。筒部28は、鍔部29から突出している。筒部28は、軸方向DR1に沿って延びている。筒部28は、貫通孔13に挿通されている。筒部28は、貫通孔13の内周面と軸部33との間に設けられている。
鍔部29は、筒部28から径方向DR2の外側に延出する鍔形状を有している。鍔部29は、カバー32と集電板頭部34との間に設けられている。鍔部29は、カバー32と集電端子45との間で圧縮変形された状態で固定されている。
囲い部37は、中空円筒状の形状を有している。囲い部37は、鍔部29の外周縁から、底部60に向かう方向に突出している。囲い部37は、集電板頭部34の周囲に設けられている。囲い部37は、集電板頭部34の径よりも大きい内径を有する。
カバー32は、突起部24を有する。突起部24は、貫通孔13の周囲に設けられている。突起部24は、筐体31の内部に向かって突出している。突起部24は、カバー32の内面32a側に設けられている。突起部24は、鍔部29を押圧する。鍔部29における突起部24に押圧されている部分(図2中の領域S)は、鍔部29における領域S以外の部分と比較して、圧縮量が大きくなる。
インシュレータ50は、外装体30の外部に設けられている。インシュレータ50は、カバー32上に載置されている。インシュレータ50は、カバー32と導電板47との間に設けられている。インシュレータ50はまた、カバー32と図1に示す外部端子40との間に設けられている。インシュレータ50は、絶縁性材料から形成されており、カバー32と、外部端子40および導電板47と、を電気的に絶縁している。
導電板47は、インシュレータ50上に載置されている。導電板47を介して、外部端子40と集電端子部材46とが電気的に接続されている。
図2に示すナット51は、内周面に雌ねじ部(図示しない)を有する。ナット51の雌ねじ部は、軸部33の雄ねじ部33aと螺合する。ナット51は、軸部33よりも大径のフランジ51aを有する。フランジ51aは、導電板47と接触している。フランジ51aは、フランジ51aの外周面を構成する外縁51bを有する。外縁51bは、突起部24よりも径方向DR2の外側に設けられている。
外縁51bが突起部24よりも径方向DR2の外側に設けられていることで、ナット51が導電板47を押圧する力が、インシュレータ50を介して、カバー32の突起部24が設けられている部分に確実に伝わる。これにより、鍔部29と対向面35とのシール性が向上されている。
ナット51を軸部33に締結させることにより、フランジ51aが導電板47を押圧する。フランジ51aが導電板47を押圧することにより、ガスケット27と、カバー32と、インシュレータ50と、導電板47とが、ナット51および集電板頭部34により把持される。これにより、ガスケット27が圧縮され、鍔部29と対向面35とが密着する。
ナット51の締め付けトルクを大きくすることにより、フランジ51aが導電板47を押圧する力が大きくなる。これにより、ガスケット27の圧縮量が大きくなる。したがって、ガスケット27と集電端子45との間のシール性が向上する。ガスケット27と集電端子45との間のシール性の品質は、ナット51の締め付けトルクで管理されている。
<ガスケット27の圧縮荷重を低減する構造>
図3は、ナット51を軸部33に締結させる前における図2に示す領域IIIの拡大図である。図4は、ナット51を軸部33に締結させた後における図2に示す領域IIIの拡大図である。図3および図4を参照して、ガスケット27の圧縮荷重を低減する構造について説明する。
集電板頭部34には、溝部25が、軸部33の外周面に沿って形成されている。溝部25は、軸部33を囲うように円周状に形成されている。溝部25は、突起部24よりも径方向DR2の内側に設けられている。溝部25は、対向面35の突起部24に対向する部分(図3中のX部分)よりも軸部33に近い位置から、軸部33の外周面まで、対向面35が窪んで形成されている。
対向面35が窪むことにより、第1の側壁面35aが設けられる。第1の側壁面35aは、溝部25の外周面である。集電板頭部34は、底部26を有する。底部26は、溝部25の底面を構成する。
図3中の符号Dは、径方向DR2における第1の側壁面35aから軸部33の外周面までの長さ(以下、溝幅D)を表す。符号Gは、軸方向DR1における対向面35から底部26までの長さ(以下、溝深さG)を表す。溝深さGは、筒部28の押込み量(筒部28が突出する方向における筒部28の先端28aから対向面35までの軸方向DR1における長さの圧縮前後における差)を基に適宜決定される。
突起部24よりも径方向DR2の外側には、対向面35が窪んだ凹部36が形成されている。対向面35が窪むことにより、第2の側壁面35bが設けられる。第2の側壁面35bは、凹部36の径方向DR2における内側の面を構成する。
凹部36が形成されることにより、鍔部29と、集電板頭部34との間に隙間が形成される。隙間が形成されることにより、温度上昇により膨張した鍔部29は、隙間に入り込むことができる。
図3中の符号Aは、径方向DR2における突起部24の長さ(以下、突起幅A)を表す。符号Bは、突起部24の径方向DR2における最も内側の部分から第1の側壁面35aでの長さを表す。符号Cは、突起部24の径方向DR2における最も外側の部分から第2の側壁面35bでの長さを表す。径方向DR2における第1の側壁面35aから第2の側壁面35bまでの長さは、突起幅Aよりも大きい。
シール性を確保するために突起部24は、径方向DR2において、第1の側壁面35aから第2の側壁面35bまでの間に設けられていなければならない。部品の寸法および組み付けのバラつきを考慮すると、長さBおよび長さCは、0.1[mm]以上が好ましい。
軸部33と、ガスケット27と、底部26と、第1の側壁面35aとによって囲われた部分の容積を溝容積V1とする。溝容積V1は、円周状の溝部25の容積である。鍔部29の、突起部24と対向する部分(領域Y)の圧縮前後の体積差を圧縮体積V2とする。圧縮体積V2は、突起部24が鍔部29を押圧することにより、鍔部29が圧縮されて変形した体積である。
図4中に示す2点鎖線で囲う領域は、圧縮される前の筒部28の先端の形状を示している(図3も併せて参照)。筒部28は、インシュレータ50により、先端28aを押圧されて圧縮される。筒部28の圧縮前後の体積差を圧縮体積V3とする。圧縮体積V3は、軸方向DR1において、筒部28が圧縮されて変形した体積である。圧縮された分のガスケット27が、溝部25の内部に収まるように、溝容積V1は、圧縮体積V2の半分と、圧縮体積V3と、の合算値以上にするのが望ましい。
ナット51を軸部33に締結させることにより、突起部24が、領域Yを押圧する。これにより、領域Yは圧縮される。領域Yが圧縮されることにより、領域Yの反発力が大きくなる。領域Yは、鍔部29における領域Y以外の部分よりも大きい力で対向面35を押圧する。したがって、対向面35と鍔部29との間のシール性が向上する。
図4に示すように、圧縮された後のガスケット27は、変形部27bを有する。突起部24により圧縮された鍔部29、およびインシュレータ50によって圧縮された筒部28によって、変形部27bが形成される。変形したガスケット27の一部が溝部25の内部に入り込むことにより、変形部27bが形成されている。変形部27bと底部26との間には隙間が形成されている。
溝部25が設けられることで、筒部28が軸方向DR1において圧縮されても、圧縮された分の筒部28は、溝部25に入り込むことができる。さらに、領域Yが圧縮されても突起部24によって圧縮された鍔部29は溝部25に入り込むことができる。これにより、ガスケット27が圧縮変形する変形量が小さくなるため、ガスケット27が過度に圧縮される状態(過圧縮状態)になることが抑制される。
過圧縮状態のガスケット27をさらに圧縮するには、ガスケット27が過圧縮状態でない場合よりも大きなナット51の締め付け力が必要とされる。ガスケット27が過圧縮状態になることを抑制することにより、ガスケット27と集電端子45とのシールに必要なガスケット27の圧縮量を確保するためのナット51の締め付け力を、低減することができる。
したがって、溝部25を設けることにより、ガスケット27と集電端子45とのシール性を確保した上で、ガスケット27の圧縮荷重を低減することができる。
(実施の形態2)
図5は、実施の形態2に従う集電端子45を示す断面図である。実施の形態2に従う集電端子45には、実施の形態1に従うナット51の代わりに、加締め部10が設けられている。加締め部10は、軸部33の先端を加締めることにより形成される。加締め部10は、導電板47およびインシュレータ50を介してカバー32を押圧し、ガスケット27を圧縮している。加締め部10および集電板頭部34により、ガスケット27と、カバー32と、インシュレータ50と、導電板47とが把持されている。
実施の形態2において、ガスケット27の径方向DR2の外側に、絶縁用の樹脂板11が設けられている。樹脂板11は、カバー32と集電板頭部34との間に設けられている。これにより、カバー32と集電端子45とが、確実に電気的に絶縁される。
実施の形態2に従う集電端子45においても、実施の形態1に従う集電端子45と同様に、ガスケット27の圧縮荷重を低減する効果が得られる。
図6は、溝部25を設けるための加工方法の一例を示した図である。溝部25の加工方法は、平易性を考慮して適宜決定される。溝部25の加工により軸部33の根元の径が小さくなってもよい。実施の形態1および実施の形態2において、溝部25は、軸部33の外周面に沿って円周状に形成されているがこれに限られない。軸部33を断続的に囲う複数の円弧状の溝部が形成されていてもよい。
なお、フランジ51aを有するナット51の代わりに、貫通孔13よりも大径のワッシャーを導電板47に載置して、フランジを有さないナットで締結する構成としてもよい。
実施の形態1に従う密閉型電池100と、従来の密閉型電池とを用いて、集電端子に設けられたガスケットをナットにより圧縮してナットの締結荷重を測定した。ナットを軸部に締結した後、通電熱を利用してナットを軸部および導電板に接合した。
実施例における密閉型電池100には、実施の形態1に従う溝部25が形成されている集電端子45を用いた。比較例における密閉型電池には、溝部が形成されていない従来の集電端子を用いた。
実施例および比較例におけるカバーの突起幅は、0.4[mm]とした。圧縮される前の鍔部の、突起部と対向する部分の厚みは、0.6[mm]とした。圧縮される前の筒部の軸方向における長さは、1.4[mm]とした。ガスケットの材質は、PFAとした。実施例における溝深さGは、0.35[mm]とした。溝幅Dは、0.5[mm]とした。
圧縮された後の鍔部の、突起部と対向する部分の厚みは、0.3[mm]とした。鍔部の、突起部と対向する部分の圧縮量は0.3[mm]とした。圧縮された後の筒部の軸方向における長さは、1.25[mm]とした。筒部の軸方向における長さの圧縮量は0.15[mm]とした。これらの圧縮量を確保するために必要なナットの締結荷重を測定した。
実施例において、ナット51の締結荷重は、483[N]であった。比較例において、ナットの締結荷重は、611[N]であった。実施例および比較例において、集電端子とガスケットとの隙間からの漏れ量は、1×10−5[Pa・m/s]以下であった。
以上のことから、溝部25を設けることで、ガスケット27の圧縮荷重(ナット51の締結荷重)を小さくしても、ガスケット27と集電端子45とのシール性が確保されることが示された。
今回開示された実施の形態および実施例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
13 貫通孔、20 電池要素、24 突起部、25 溝部、27 ガスケット、27b 変形部、28 筒部、29 鍔部、30 外装体、31 収容部、32 カバー、33 軸部、34 集電板頭部、35 対向面、45 集電端子、50 インシュレータ、100 密閉型電池。

Claims (1)

  1. 電池要素と、
    前記電池要素を収容し、開口が形成されている筐体と、
    前記開口を閉塞し、貫通孔が形成されているカバーと、
    前記筐体の内部に設けられ前記貫通孔よりも大径の集電板頭部と、前記集電板頭部から前記貫通孔を貫通し前記筐体の外部へ突出する軸部と、を含む集電端子と、
    前記集電板頭部と前記カバーとの間に設けられている鍔部と、前記貫通孔の内周面と前記軸部との間に設けられている筒状の筒部とを含む、ガスケットと、を備え、
    前記カバーは、前記筐体の内部に向かって突出し前記鍔部を押圧する突起部を前記貫通孔の周囲に有し、
    前記集電板頭部は、前記ガスケットに対向する対向面を有し、
    前記集電板頭部には、前記対向面の前記突起部に対向する部分よりも前記軸部に近い位置から前記軸部まで前記対向面が窪んだ溝部が、前記軸部の外周面に沿って形成されている、密閉型電池。
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