JP2012117548A - 変速装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸受とワンウェイクラッチと変速歯車とを回転軸の軸方向に隣あう状態で配置した変速装置について、簡易な構造によってワンウェイクラッチの内輪と外輪の同心度を向上させる。
【解決手段】回転軸3を変速機ケース2に支持する軸受4と、内輪15と外輪16とスプラグ17を備えるワンウェイクラッチ9と、回転軸3に回転自在に支持される変速歯車6とを回転軸3の軸方向にこの順に配置し、ワンウェイクラッチ9の内輪15を噛み合い機構によって回転軸3と連結し、外輪16を回転軸3の軸心方向に延びる連結部21によって変速歯車6と連結した変速装置1において、回転軸3に対して内輪15が径方向に移動可能な隙間を噛み合い機構に形成し、内輪15の軸方向両側部にこの内輪15が軸受4および連結部27と接触することを防止する隙間S2,S3を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】回転軸3を変速機ケース2に支持する軸受4と、内輪15と外輪16とスプラグ17を備えるワンウェイクラッチ9と、回転軸3に回転自在に支持される変速歯車6とを回転軸3の軸方向にこの順に配置し、ワンウェイクラッチ9の内輪15を噛み合い機構によって回転軸3と連結し、外輪16を回転軸3の軸心方向に延びる連結部21によって変速歯車6と連結した変速装置1において、回転軸3に対して内輪15が径方向に移動可能な隙間を噛み合い機構に形成し、内輪15の軸方向両側部にこの内輪15が軸受4および連結部27と接触することを防止する隙間S2,S3を形成する。
【選択図】図1
Description
この発明は変速装置に係り、特に、軸受と歯車との間に配置したワンウェイクラッチの同心度の向上を図った変速装置に関する。
従来、平行軸式の変速装置では、ワンウェイクラッチを介して発進用の変速歯車を駆動側の回転軸に配置したものがある。この際、変速装置は、発進用の変速歯車とワンウェイクラッチを回転軸に並列に配置し、ワンウェイクラッチの内輪を回転軸に連結するとともに外輪を連結部で変速歯車に連結することで、発進用の変速歯車の外径を小さくでき、ギヤ比を大きく取ることができる。
また、回転軸の軸方向に変速歯車を複数個並べて配置する場合、ワンウェイクラッチを回転軸の軸端部寄りに配置すれば、回転軸に平行に配置したカウンタ軸などの従動側の回転軸を短縮することができる。一方、内輪と外輪とスプラグを備えたワンウェイクラッチでは、内輪と外輪の同心度を高くすれば作動性が安定し、耐久性が向上する。
ワンウェイクラッチを回転軸に配置した変速装置として、特開平10−205587号には、ワンウェイクラッチの外輪を変速歯車機構に連結し、内輪を変速機ケースに噛み合い機構を介して連結する構造について、内輪が変速機ケースに対して径方向に移動できるように噛み合い機構に隙間を設け、内輪を外輪と同軸に調整する構造が記載されている。
また、回転軸の軸方向に変速歯車を複数個並べて配置する場合、ワンウェイクラッチを回転軸の軸端部寄りに配置すれば、回転軸に平行に配置したカウンタ軸などの従動側の回転軸を短縮することができる。一方、内輪と外輪とスプラグを備えたワンウェイクラッチでは、内輪と外輪の同心度を高くすれば作動性が安定し、耐久性が向上する。
ワンウェイクラッチを回転軸に配置した変速装置として、特開平10−205587号には、ワンウェイクラッチの外輪を変速歯車機構に連結し、内輪を変速機ケースに噛み合い機構を介して連結する構造について、内輪が変速機ケースに対して径方向に移動できるように噛み合い機構に隙間を設け、内輪を外輪と同軸に調整する構造が記載されている。
しかし、回転軸を支持する軸受とワンウェイクラッチと発進用の変速歯車を回転軸の軸方向に順に並べて配置した変速装置では、ワンウェイクラッチの内輪が軸受や外輪に形成した連結部と接触して、径方向に動きにくくなる虞があった。このため、ワンウェイクラッチの内輪と外輪の同心度を調整することが困難な問題があった。
この発明は、軸受とワンウェイクラッチと変速歯車とを回転軸の軸方向に隣あう状態で配置した変速装置について、簡易な構造によってワンウェイクラッチの内輪と外輪の同心度を向上させることを目的とする。
この発明は、回転軸を変速機ケースに支持する軸受と、内輪と外輪とスプラグを備えるワンウェイクラッチと、前記回転軸に回転自在に支持される変速歯車とを前記回転軸の軸方向にこの順に配置し、前記ワンウェイクラッチの内輪を噛み合い機構によって前記回転軸と連結し、前記外輪を前記回転軸の軸心方向に延びる連結部によって前記変速歯車と連結した変速装置において、前記回転軸に対して前記内輪が径方向に移動可能な隙間を前記噛み合い機構に形成し、前記内輪の軸方向両側部にこの内輪が前記軸受および前記連結部と接触することを防止する隙間を形成したことを特徴とする。
この発明の変速装置は、ワンウェイクラッチの外輪が変速歯車によって回転軸と同軸に位置決めされており、回転軸に対して内輪が径方向に移動可能な隙間を噛み合い機構に形成することで、スプラグの調心作用によって内輪の軸心を動かして外輪と同心に調整できる。
また、この発明の変速装置は、内輪の軸方向両側部にこの内輪が軸受および連結部と接触することを防止する隙間を形成したため、内輪が軸受および連結部と接触せずに自由に移動でき、内輪の軸心調整が容易になる。
よって、この発明は、軸受とワンウェイクラッチと歯車とを回転軸の軸方向に隣あう状態で配置した変速装置について、簡易な構造によって、ワンウェイクラッチの内輪と外輪の同心度を向上させることができる。
また、この発明の変速装置は、内輪の軸方向両側部にこの内輪が軸受および連結部と接触することを防止する隙間を形成したため、内輪が軸受および連結部と接触せずに自由に移動でき、内輪の軸心調整が容易になる。
よって、この発明は、軸受とワンウェイクラッチと歯車とを回転軸の軸方向に隣あう状態で配置した変速装置について、簡易な構造によって、ワンウェイクラッチの内輪と外輪の同心度を向上させることができる。
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
図1〜図3は、この発明の実施例を示すものである。図1において、1は変速装置、2は変速機ケースである。変速装置1は、変速機ケース2に駆動側の回転軸3を軸受4により支持し、また、従動側の回転軸であるカウンタ軸5を変速機ケース3に軸受により支持している。回転軸3には、発進用の変速歯車6を軸受7で回転自在に支持している。カウンタ軸5には、変速歯車6と噛み合う変速歯車8を回転不能に固定している。前記回転軸3には、軸受4と変速歯車6との間にワンウェイクラッチ9を配置している。
前記回転軸3は、軸方向一側に小径部10を形成し、小径部10の軸方向他側に段差部11を介して小径部10よりも径の大きい中径部12を形成し、中径部12の軸方向他側に段差部13を介して中径部12よりも径の大きい大径部14を形成している。小径部10には、軸受4を取り付けている。中径部12には、ワンウェイクラッチ9を取り付けている。大径部14には、変速歯車6を取り付けている。変速装置1は、回転軸3の軸受4と、ワンウェイクラッチ9と、変速歯車6とを、回転軸3の軸方向にこの順で配置している。
前記回転軸3は、軸方向一側に小径部10を形成し、小径部10の軸方向他側に段差部11を介して小径部10よりも径の大きい中径部12を形成し、中径部12の軸方向他側に段差部13を介して中径部12よりも径の大きい大径部14を形成している。小径部10には、軸受4を取り付けている。中径部12には、ワンウェイクラッチ9を取り付けている。大径部14には、変速歯車6を取り付けている。変速装置1は、回転軸3の軸受4と、ワンウェイクラッチ9と、変速歯車6とを、回転軸3の軸方向にこの順で配置している。
前記ワンウェイクラッチ9は、図1・図2に示すように、内輪15と外輪16と複数のスプラグ17とを備えている。ワンウェイクラッチ9は、内輪15を噛み合い機構18によって回転軸3の中径部12に連結している。噛み合い機構18は、図2・図3に示すように、回転軸3の中径部12外周に設けたスプライン歯19と内輪15内周に設けたスプライン溝20とを噛み合わせたスプライン構造を有している。
前記外輪16は、軸心方向一側を軸受4に対向させるとともに、軸心方向他側を変速歯車6に対向させて、内輪15の外周に同心状に配置している。外輪16には、軸心方向他側に中心側の内輪15外周近傍まで延びてから、軸心方向他側に延びる連結部21を形成している。外輪16の軸方向他側に位置する前記変速歯車6には、軸心方向一側に回転軸3の外周面に沿うボス部22を形成している。前記外輪16は、連結部21を変速歯車6のボス部22の外周に連結している。この連結で、外輪16は、変速歯車6によって回転軸3の軸心Cと同軸に位置決めされる。
前記スプラグ17は、図2に示すように、内輪15および外輪16間に複数を配置し、二つのケージ23により相互に連動して姿勢を変更可能に連結している。スプラグ17は、外輪16の方が内輪15よりも回転速度が高いは場合に倒れ、内輪15および外輪16から離れて(非ロック状態)、内輪15に対して外輪16は空転状態となる。一方、スプラグ17は、外輪16と内輪15との回転速度差がなくなると立ち上がり、内輪15および外輪16に噛み合って(ロック状態)、内輪15の回転を外輪16に伝達する。
前記外輪16は、軸心方向一側を軸受4に対向させるとともに、軸心方向他側を変速歯車6に対向させて、内輪15の外周に同心状に配置している。外輪16には、軸心方向他側に中心側の内輪15外周近傍まで延びてから、軸心方向他側に延びる連結部21を形成している。外輪16の軸方向他側に位置する前記変速歯車6には、軸心方向一側に回転軸3の外周面に沿うボス部22を形成している。前記外輪16は、連結部21を変速歯車6のボス部22の外周に連結している。この連結で、外輪16は、変速歯車6によって回転軸3の軸心Cと同軸に位置決めされる。
前記スプラグ17は、図2に示すように、内輪15および外輪16間に複数を配置し、二つのケージ23により相互に連動して姿勢を変更可能に連結している。スプラグ17は、外輪16の方が内輪15よりも回転速度が高いは場合に倒れ、内輪15および外輪16から離れて(非ロック状態)、内輪15に対して外輪16は空転状態となる。一方、スプラグ17は、外輪16と内輪15との回転速度差がなくなると立ち上がり、内輪15および外輪16に噛み合って(ロック状態)、内輪15の回転を外輪16に伝達する。
ここで、ワンウェイクラッチ9の調心について説明する。スプラグ17を備えたワンウェイクラッチ9は、自動的に調心する機能を有している。ワンウェイクラッチ9は、外輪16の回転速度が低下して内輪15との回転速度差が小さくなり、一部のスプラグ17が立ち上がり始めると、ケージ23で連結された他のスプラグ17も立ち上がり始める。このとき、ケージ23によるスプラグ17の移動量も全て同等であることから、内輪15は外輪16に対して調心される。
スプラグ17を備えたワンウェイクラッチ9は、この機能を用いれば、本来、高精度加工や高精度組立てが必要であった箇所の公差を大きく取ることが可能となる。例えば、内輪15と回転軸3をスプライン構造の噛み合い機構18で嵌合させる場合、本来であれば「大径あわせ」として、スプライン大径(スプライン歯19の歯径およびスプライン溝20の溝径)を狭い公差幅の中で管理すべきである。しかし、回転軸3外周のスプライン歯19に対して内輪15内周のスプライン溝20に「遊び」を持たせ、また自動調心が可能なスプラグ12を備えたワンウェイクラッチ9を用いることで、内輪15を回転軸3に対して大径合せする必要がなくなる。
スプラグ17を備えたワンウェイクラッチ9は、この機能を用いれば、本来、高精度加工や高精度組立てが必要であった箇所の公差を大きく取ることが可能となる。例えば、内輪15と回転軸3をスプライン構造の噛み合い機構18で嵌合させる場合、本来であれば「大径あわせ」として、スプライン大径(スプライン歯19の歯径およびスプライン溝20の溝径)を狭い公差幅の中で管理すべきである。しかし、回転軸3外周のスプライン歯19に対して内輪15内周のスプライン溝20に「遊び」を持たせ、また自動調心が可能なスプラグ12を備えたワンウェイクラッチ9を用いることで、内輪15を回転軸3に対して大径合せする必要がなくなる。
この変速装置1は、図3に示すように、回転軸3に対して内輪15が径方向に移動可能な隙間S1を、噛み合い機構18のスプライン歯19およびスプライン溝20間に形成している。
前記噛み合い機構18は、図1に示すように、回転軸6の中径部12外周に設けたスプライン歯19の軸受4と対向する長手方向端部を、内輪15の長手方向端部よりも軸受4側に突出させて、前記段差部11を内輪4側に突出位置させている。変速装置1は、軸受4と噛み合い機構18のスプライン歯19の段差部11との間にスペーサ24を配置することで、内輪15とスペーサ24との間に隙間S2を形成している。
また、前記回転軸6は、中径部12の変速歯車6と対向する長手方向端部に段差部13を形成している。この段差部13には、内輪15の変速歯車6と対向する長手方向端部を当接させている。前記変速歯車6は、ボス部22の外周に外輪16の連結部21を連結している。変速装置1は、ボス部22の軸方向端部を内輪15から離間させて対向させ、内輪15とボス部22との間の回転軸3の大径部14に形成した取付溝25にボス部22が内輪15側へ移動することを規制する位置規制部材26を取り付けて、この位置規制部材26とボス部22との間にスペーサ27を配置することで、内輪15と連結部21との間に隙間S3を形成している。
これにより、変速装置1は、内輪15の軸方向両側部には、この内輪15が軸受4および連結部21と接触することを防止する隙間S2および隙間S3を形成している。
前記噛み合い機構18は、図1に示すように、回転軸6の中径部12外周に設けたスプライン歯19の軸受4と対向する長手方向端部を、内輪15の長手方向端部よりも軸受4側に突出させて、前記段差部11を内輪4側に突出位置させている。変速装置1は、軸受4と噛み合い機構18のスプライン歯19の段差部11との間にスペーサ24を配置することで、内輪15とスペーサ24との間に隙間S2を形成している。
また、前記回転軸6は、中径部12の変速歯車6と対向する長手方向端部に段差部13を形成している。この段差部13には、内輪15の変速歯車6と対向する長手方向端部を当接させている。前記変速歯車6は、ボス部22の外周に外輪16の連結部21を連結している。変速装置1は、ボス部22の軸方向端部を内輪15から離間させて対向させ、内輪15とボス部22との間の回転軸3の大径部14に形成した取付溝25にボス部22が内輪15側へ移動することを規制する位置規制部材26を取り付けて、この位置規制部材26とボス部22との間にスペーサ27を配置することで、内輪15と連結部21との間に隙間S3を形成している。
これにより、変速装置1は、内輪15の軸方向両側部には、この内輪15が軸受4および連結部21と接触することを防止する隙間S2および隙間S3を形成している。
このように、変速装置1は、ワンウェイクラッチ9の外輪16が変速歯車6によって回転軸3の軸心Cと同軸に位置決めされており、回転軸3に対して内輪15を径方向に移動可能な隙間S1を噛み合い機構18に形成することで、スプラグ17の調心作用によって内輪15の軸心を動かして外輪16と同心に調整できる。
また、この変速装置1は、内輪15の軸方向両側部にこの内輪15が軸受4および連結部21と接触することを防止する隙間S1および隙間S2を形成たしたため、内輪15が軸受4および連結部21と接触せずに自由に移動でき、内輪15の軸心調整が容易になる。
よって、軸受4とワンウェイクラッチ9と変速歯車6とを回転軸3の軸方向に隣あう状態で配置した変速装置1について、簡易な構造によって、ワンウェイクラッチ9の内輪15と外輪16の同心度を向上させることができる。
また、変速装置1は、噛み合い機構18の長手方向端部を内輪15の端部より軸受4側に突出させ、軸受4と噛み合い機構18との間にスペーサ24を配置することで、内輪15とスペーサ24との間に隙間S2を形成している。
これにより、この変速装置1は、回転軸3の形状とスペーサ24という簡素な構造によって内輪15と軸受4との間に隙間S2を形成でき、内輪15を径方向に自由に移動させることができる。
さらに、変速装置1は、変速歯車6に回転軸3の外周面に沿う円筒状のボス部22を形成し、ボス部22の外周に連結部21を連結し、ボス部22の軸方向端部を内輪15から離間させて対向させ、回転軸3にボス部22が内輪15側へ移動することを規制する位置規制部材26を取り付けて内輪15と連結部21との間に隙間S3を形成している。
これにより、この変速装置1は、変速歯車6と回転軸3に取り付けた位置規制部材26とによって、内輪15と連結部21の間に隙間Sを形成し、内輪15を径方向に自由に移動させることができる。
また、この変速装置1は、内輪15の軸方向両側部にこの内輪15が軸受4および連結部21と接触することを防止する隙間S1および隙間S2を形成たしたため、内輪15が軸受4および連結部21と接触せずに自由に移動でき、内輪15の軸心調整が容易になる。
よって、軸受4とワンウェイクラッチ9と変速歯車6とを回転軸3の軸方向に隣あう状態で配置した変速装置1について、簡易な構造によって、ワンウェイクラッチ9の内輪15と外輪16の同心度を向上させることができる。
また、変速装置1は、噛み合い機構18の長手方向端部を内輪15の端部より軸受4側に突出させ、軸受4と噛み合い機構18との間にスペーサ24を配置することで、内輪15とスペーサ24との間に隙間S2を形成している。
これにより、この変速装置1は、回転軸3の形状とスペーサ24という簡素な構造によって内輪15と軸受4との間に隙間S2を形成でき、内輪15を径方向に自由に移動させることができる。
さらに、変速装置1は、変速歯車6に回転軸3の外周面に沿う円筒状のボス部22を形成し、ボス部22の外周に連結部21を連結し、ボス部22の軸方向端部を内輪15から離間させて対向させ、回転軸3にボス部22が内輪15側へ移動することを規制する位置規制部材26を取り付けて内輪15と連結部21との間に隙間S3を形成している。
これにより、この変速装置1は、変速歯車6と回転軸3に取り付けた位置規制部材26とによって、内輪15と連結部21の間に隙間Sを形成し、内輪15を径方向に自由に移動させることができる。
この発明は、簡易な構造によって、ワンウェイクラッチの内輪と外輪の同心度を向上させることができるものであり、軸受とワンウェイクラッチと変速歯車とを回転軸に配置した変速装置を搭載した四輪車両だけでなく、二輪車両にも搭載することができる。
1 変速装置
2 変速機ケース
3 回転軸
4 軸受
6 変速歯車
9 ワンウェイクラッチ
15 内輪
16 外輪
17 スプラグ
18 噛み合い機構
19 スプライン歯
20 スプライン溝
21 連結部
22 ボス部
23 ケージ
24 スペーサ
26 位置規制部材
2 変速機ケース
3 回転軸
4 軸受
6 変速歯車
9 ワンウェイクラッチ
15 内輪
16 外輪
17 スプラグ
18 噛み合い機構
19 スプライン歯
20 スプライン溝
21 連結部
22 ボス部
23 ケージ
24 スペーサ
26 位置規制部材
Claims (3)
- 回転軸を変速機ケースに支持する軸受と、内輪と外輪とスプラグを備えるワンウェイクラッチと、前記回転軸に回転自在に支持される変速歯車とを前記回転軸の軸方向にこの順に配置し、
前記ワンウェイクラッチの内輪を噛み合い機構によって前記回転軸と連結し、
前記外輪を前記回転軸の軸心方向に延びる連結部によって前記変速歯車と連結した変速装置において、
前記回転軸に対して前記内輪が径方向に移動可能な隙間を前記噛み合い機構に形成し、
前記内輪の軸方向両側部にこの内輪が前記軸受および前記連結部と接触することを防止する隙間を形成したことを特徴とする変速装置。 - 前記噛み合い機構の長手方向端部を前記内輪の端部より前記軸受側に突出させ、
前記軸受と前記噛み合い機構との間にスペーサを配置することで前記内輪と前記スペーサとの間に隙間を形成したことを特徴とする請求項1に記載の変速装置。 - 前記変速歯車に前記回転軸の外周面に沿う円筒状のボス部を形成し、
前記ボス部の外周に前記連結部を連結し、
前記ボス部の軸方向端部を前記内輪から離間させて対向させ、
前記回転軸に前記ボス部が前記内輪側へ移動することを規制する位置規制部材を取り付けて前記内輪と前記連結部との間に隙間を形成したことを特徴とする請求項1に記載の変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010264727A JP2012117548A (ja) | 2010-11-29 | 2010-11-29 | 変速装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP (1) | JP2012117548A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102865352A (zh) * | 2012-09-24 | 2013-01-09 | 中国西电电气股份有限公司 | 一种轴向定位结构 |
JP2019196057A (ja) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 本田技研工業株式会社 | 車両駆動装置 |
-
2010
- 2010-11-29 JP JP2010264727A patent/JP2012117548A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102865352A (zh) * | 2012-09-24 | 2013-01-09 | 中国西电电气股份有限公司 | 一种轴向定位结构 |
JP2019196057A (ja) * | 2018-05-08 | 2019-11-14 | 本田技研工業株式会社 | 車両駆動装置 |
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