JP2012117340A - 仮設用朝顔装置 - Google Patents

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龍夫 小松
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Abstract

【課題】仮設足場を構成する建枠のスパンのサイズに容易に対応し、簡単に装着できる安全性の高い仮設用朝顔装置を提供する。
【解決手段】仮設足場の建枠1スパンごとに1つずつ取り付ける支持アーム11と、隣接する支持アーム11間に取り付けるパネル部21とからなる仮設用朝顔装置1で、支持アーム11は、一端が上部取付金具14を介して建枠に取り付けられ、パネル部21の両側を支持する主受材12と、一端が主受材12の下方に下部取付金具15を介して建枠に取り付けられ、他端が主受材12の下面に接続される方杖材13とからなっている。パネル部21は、パネル部21の枠組を構成する複数のフレーム材23とフレーム材23間の板材22とからなり、パネル部21の建枠側基部が主受材12の建枠側基部に対し回動自在であり、パネル部21の先端両側部には、支持アーム11の先端部に対し、係脱可能な係合部16、25が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、建設現場が道路等に隣接している場合、材料や道具等の落下を防止するために仮設足場に設ける仮設用朝顔装置に関するものである。
仮設用朝顔装置は、中高層建築物の建設現場等において、仮設足場から外側への材料や道具等の落下を防止するために仮設足場の外側に張り出す形状で設置されるもので、上側から吊るすものや下側から支えるもの等がある。
また、仮囲いの布やパイプを利用して組み立てる簡易的なものや鋼板を用いるもの等があり、枠組足場内での組立や解体を容易に行うことができる。
従来の仮設用朝顔装置に関する発明として、例えば特許文献1〜3記載の発明がある。
特許文献1には、主枠材対の基端を取付ブラケットを介して仮設足場に回動自在に取り付ける折畳式朝顔装置が記載されている。主枠材を仮設足場から斜め上向きに張り出し可能に支持し、主枠材対の端部を連結して形成した枠内にパネルを配設している。
取付ブラケットには、複数のピン孔を貫設し、且つピン孔の夫々直下方にボルト挿通孔を形成する。ボルト挿通孔相互間にボルトが横移動可能な連通孔を形成する一方、主枠材取付けピン、ボルト、ナットと連結部材とからなり、ボルトの先端部側にナットがスライド可能な軸部を形成してなるピン、ボルト、ナットセットを設けている。
特許文献2には、1又は複数対の主部材の基端を仮設足場に上下方向に回動自在に取付け、主部材の先端部と基端部を先端連結部材と基端連結部材にてそれぞれ連結して枠を形成している折畳式朝顔装置が記載されている。
枠内には複数枚のパネルを配設して固定し、仮設足場の主部材取付位置から上下方向に適当距離の位置に各主部材に対応させて上下方向に延びるガイド部を取付ける。主部材には、斜部材の一端を回動自在に連結し、斜部材の他端をガイド部にてその長手方向に移動自在に支持するとともにガイド部の所定位置で固定する固定手段を設けている。
特許文献3には、仮設足場の建地に取り付けられる本体金具と、この本体金具に基端部が取り付けられる本体アームと、隣り合う本体アームの基端部同士及び先端部同士をそれぞれ連結するつなぎ材と、隣り合う本体アーム間に配設される筋違を備えた簡易養生朝顔が記載されている。
つなぎ材が、第一つなぎ材と第二つなぎ材を長さ調整可能に組み合わせて構成され、つなぎ材及び筋違の端部を本体アームに着脱自在に取り付ける取付ピンが本体アームの基端部と先端部にそれぞれ複数個配設されている。
特開2008−115644号公報 実用新案登録第2527089号公報 特許第3790521号公報
従来、枠組足場の建枠のスパンは、インチサイズ系統、メーターサイズ系統、特殊サイズ等の種類がある。例えば、一般的に使われるサイズとして、インチサイズの1829mmとメーターサイズの1800mmがあるが、サイズが異なるため、1829mmと1800mmの朝顔装置を別々に用意する必要があった。つまり、建枠のスパンのサイズに合わせた朝顔装置を多数用意しておかなければならなかった。
特許文献1、2の場合、折畳式朝顔装置に関する発明であるため、建枠のスパンの長さに合わせて、それぞれ朝顔装置を用意する必要がある。
特許文献3の場合、長さ調整可能なつなぎ材と少ない種類の筋違で種々のスパンの系統に合わせることができる朝顔装置が示されているが、第一つなぎ材に接続する第二つなぎ材を適宜選択する必要があり、長穴とボルトにより長さを微調整するため、種々のスパンに対応できるが、非常に手間がかかってしまう。
本発明では、従来技術における上述のような課題の解決を図ったものであり、仮設足場を構成する建枠のスパンのサイズに一種類で容易に対応し、簡単に装着できる安全性の高い仮設用朝顔装置を提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、仮設足場を構成する建枠1スパンごとに1つずつ取り付けられる複数の支持アームと、隣接する支持アーム間にそれぞれ取り付けられるパネル部とからなる仮設用朝顔装置であって、前記支持アームは、一端が前記建枠に対し上部取付金具を介して取り付けられ、仮設足場の外方向に張り出して、前記パネル部の両側を支持する主受材と、一端が前記建枠に対し前記主受材より下方位置で下部取付金具を介して取り付けられ、他端が前記主受材の下面に接続される方杖材とからなり、前記パネル部は、該パネル部の枠組を構成する複数のフレーム材とフレーム材間に取り付けた板材とからなり、前記パネル部の建枠側基部が前記支持アームの主受材の建枠側基部に対し回動自在に取り付けられ、前記パネル部の先端両側部には、前記支持アームの先端部に対し、係脱可能な係合部が設けられていることを特徴とするものである。
従来の朝顔装置は、1枚のパネル部の両サイドに1本ずつの合計2本の支持アームを設け、支持アームに直接パネル部を設置する構成が多い。
しかし、本発明では、支持アームに直接パネル部を取り付けるのではなく、パネル部にフレーム材を設け、そのフレーム材と支持アームを連結し、1本の支持アームに対して、両側の2枚のパネル部の側端部を設置することができる構成とする。
例えば、2スパンの場合、従来は、2枚のパネル部を取り付けるために4本の支持アームを必要としていたが、本発明では3本の支持アームで2枚のパネル部を取り付けることができることになる。
本発明は、支持アーム1本に対して、2枚のパネル部を取り付けるため、支持アームに幅を持たせることによって、1スパンのある程度のサイズの変化に対応させることができ、パネル部の大きさが多少変わっても容易に取り付けることが可能となる。
例えば、一般的な建枠スパンであるインチサイズの1829mmと、メーターサイズの1800mmの場合、差が29mmであるが、同じ部材で容易に対応させ、取り付けることが可能となる。
支持アームは、パネル部の両側を支持する主受材と、主受材の下方から支持するための方杖材とからなっている。主受材の一端に、建枠に取り付けるための上部取付金具を設けて、主受材を仮設足場から外方向に張り出す形状で取り付ける。
方杖材の一端には、主受材より下方の位置の建枠に取付けるための下部取付金具を設け、他端は主受材の下面に接続することによって、方杖材が主受材を下方から支える形状で建枠に取り付けることができる。
パネル部は、枠組を構成する複数のフレーム材と、フレーム材間に取り付ける板材によって構成されている。板材を支持アームに直接取り付けるのではなく、板材を取り付けるためのフレーム材を設け、フレーム材を支持アームに取り付ける構成にすることで、支持アームとパネル部を別々に動かすことができる。
また、パネル部の建枠側基部を支持アームの主受材の建枠側基部に対し回動自在に取り付けることによって、支持アームを設置した後にパネル部を外方向に倒し、支持アーム間に設置することができる。
例えば、支持アームを固定した後、パネル部の左右のフレーム材の先端にロープ等を通し、左右均等に徐々に緩めながら、パネル部を外方向へ倒して設置することも可能である。
一方、パネル部の先端両側部には、支持アームの先端部に固定するための係脱可能な係合部を設ける。係合部は、パネル部を外方向へ倒し、支持アームに接合する際に、支持アームに容易に係合できるものが好ましい。解体時にパネル部を取り外す際にも手間のかからない形状が好ましく、強度面や安全性等に問題がないものであればよい。
また、建枠のスパンのサイズに多少差があっても対応できる係合部が好ましい。例えば、図4、5、16に示したような長孔状の係合金具を支持アームの先端に設け、パネル部の先端にはバネを組み込んだ棒状の金具を設ける。係合金具の長孔の幅が30mmの場合、建枠1スパンがメーターサイズの1800mmの場合やインチサイズの1829mmの場合でもどちらでも取り付けることが可能であり、長孔の幅によって、建枠のスパンのサイズの差に容易に対応することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の仮設用朝顔装置において、前記方杖材を伸縮自在とし、前記主受材の下面に回動自在に接続することで、支持アームを折り畳み可能としてあることを特徴とするものである。
方杖材が伸縮自在かつ回動自在であれば、支持アームを運搬する際に、支持アームを折り畳むことができ、運びやすい。
また、方杖材の長さや取付角度を調整できることによって、隣接する建物等の状況を把握しながら、主受材の取付角度を調節し、支持アームを固定することが可能になる。
本発明は、以上のような構成からなるので、次のような効果が得られる。
(1)1本の支持アームで、2枚のパネル部を受けるようにし、支持アームの主受材の幅と、主受材先端部に設ける係合部の形状(例えば、長孔等)によって、スパンの長さの差(パネル部の大きさの違い)に容易に対応させることができる。スパンのサイズ毎に朝顔装置を用意する手間や費用が省け、経済的である。
(2)フレーム材を介してパネル部を支持アームに取り付け、パネル部の建枠側基部を支持アームの主受材の建枠側基部に対して回動自在に取付けることによって、支持アームを取付けて固定した後、パネル部を設置することができる。
(3)パネル部の先端と支持アームの先端部に、係脱可能な係合部を設けることで、パネル部の取り付け・取り外しの手間がかからなくなる。
本発明に係る仮設用朝顔装置の一実施形態を示した斜視図である。 図1の実施形態における上部取付金具部分の拡大斜視図である。 図1の実施形態における下部取付金具部分の拡大斜視図である。 図1の実施形態におけるパネル部の係合部を示した拡大斜視図である。 図1の実施形態における主受材の係合部を示した拡大斜視図である。 図1の実施形態における上部取付金具および下部取付金具の詳細図である。 図1の実施形態における主受材基部金具の詳細図である。 図1の実施形態における方杖材基部金具の詳細図である。 図1の実施形態におけるパネル部ヒンジ金具の詳細図である。 図1の実施形態における方杖材接続金具の詳細図である。 図1の実施形態における板受上枠金具の詳細図である。 図1の実施形態における振れ止め金具の詳細図である。 図1の実施形態における板押さえ金具の詳細図である。 図1の実施形態における板押さえアングルの詳細図である。 図1の実施形態における板押さえプレートの詳細図である。 図1の実施形態における主受材の係合金具とパネル部固定金具の詳細図である。 図1の実施形態における吊上げ金具の詳細図である。 図1の実施形態における位置決め金具の詳細図である。 図1の実施形態における抜け止め金具の詳細図である。 図1の実施形態における延長板の蝶番の詳細図である。 図1の実施形態におけるフレーム材締込金具の詳細図である。 図1の実施形態における主受材の断面図を示したものである。 図1の実施形態における方杖外材の断面図を示したものである。 図1の実施形態における方杖内材の断面図を示したものである。 図1の実施形態における板受縦枠の断面図を示したものである。 図1の実施形態における上部板材受けの断面図を示したものである。 図1の実施形態における下部板材受けの断面図を示したものである。 図1の実施形態における板材押さえの断面図を示したものである。 図1の実施形態における板材の断面図を示したものである。
以下、本発明を添付した図面に基づいて説明する。なお、本発明は以下に示される実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る仮設用朝顔装置1の一実施形態を示した斜視図である。図2は図1の実施形態における上部取付金具14の部分、図3は下部取付金具15の部分、図4と図5は支持アーム11とパネル部21の係合部をそれぞれ示した拡大斜視図である。図6〜21は、各部品の詳細図を示し、図22〜29には各部材の断面図を示した。
〔構成〕
仮設用朝顔装置1は、大きく分けると支持アーム11とパネル部21から成り立っている。
支持アーム11は、主受材12と方杖材13とからなる。主受材12を建枠に固定するため、図7に示した主受材基部金具12bを用いて、主受材12の一端と図6に示した上部取付金具14を接合し、上部取付金具14を建枠に取り付ける(図1、2参照)。
主受材12の他端には、図5で示したような支持アーム係合部16を設ける。支持アーム係合部16は、パネル部21を係合し固定するための係合金具16a(図16参照)と、最端部にはロープ等を通して吊りあげるための吊上げ金具12a(図17参照)を備えている。
主受材12は、上部取付金具14に主受材基部金具12bを介して取り付けることによって回動自在としているが、最終的に固定するために吹き上げ防止ピン14aを設けておく(図2、6参照)。
また、1本の主受材12に対し、2枚のパネル部21を取り付けるものとし、主受材12の断面形状の例を図22に示した。
方杖材13の一端は、主受材12の下方の建枠に固定した下部取付金具15(図6参照)に、図8で示した方杖材基部金具13cを用いて、図1、3で示したように接合している。
方杖材13の他端は、図10で示した方杖材接続金具13dを用いて、主受材12端部の下面に取り付け、支持アーム11を折畳み可能としている。
方杖材13は、方杖外材13aと方杖外材13aより細い形状の方杖内材13bを重ねた二重構造とし、伸縮可能としている。断面形状の例として、方杖外材13aを図23に、方杖内材13bを図24に示し、方杖内材13bを方杖外材13aに固定するための位置決め金具13eや抜け止め金具13fを図18、19に示した。
図3に示したように方杖材13も主受材12と同様に、下部取付金具15に方杖材基部金具13cを介して取り付けることによって、建枠に対して回動自在になり、抜け止めピン15aを挿して、方杖材13を固定する。
本明細書では、上部取付金具14と下部取付金具15の実施例を図6に示したが、主受材12や方杖材13を回動自在に建枠に取り付けることができ、安全性に問題がなければ、特に形状や材質等は問わない。
また、主受材12と上部取付金具14は、建枠に取り付ける前にあらかじめ主受材12と上部取付金具14を接合しておいてもよいが、上部取付金具14を建枠に取り付けた後主受材12を上部取付金具14に取り付けても構わない。方杖材13と下部取付金具15の接合に関しても同様である。
パネル部21は、板材22と板材22を固定するフレーム材23からなっている。図29に、板材22の断面形状の実施例を示したが、アルミや鋼板など強度や耐久性に問題がないものであれば材質や形状等は問わない。
フレーム材23は、2本の板受縦枠23a、上部板材受け23b、下部板材受け23cの計4本で四角い額縁状のものを形成し、板材22の下面には2本の板材斜めフレーム23eを、上面には板材押さえ23dを取り付け、板材22を挟み込む。
フレーム材23をなす板受縦枠23a、上部板材受け23b、下部板材受け23c、板材押さえ23dの断面形状の例を図25〜28に示し、各部材の接合金具の例を図11〜15に示した。
板受縦枠23aに対して、上部板材受け23bを取り付ける板受上枠金具23fを図11に示し、板材斜めフレーム23eを取り付ける振れ止め金具23gを図12に示した。同様に、板受縦枠23aに板材押さえ23dを取り付けるための板押さえ金具23h、板押さえアングル23i、板押さえプレート23jを図13〜15に示した。
支持アーム11の建枠側基部とパネル部21の建枠側基部との接合は、図2に示したように、主受材12基部に図9に示したパネル部ヒンジ金具21aを用いて、パネル部ヒンジ金具21aとパネル部21の板受縦枠23aとを接合し、パネル部21を回動自在になるように上部取付金具14に接合している。
支持アーム11の主受材12とパネル部21の板受縦枠23aを直に取り付けるのではなく、パネル部ヒンジ金具21aを介して取り付けることで、主受材12を外方向に固定した後、パネル部21を主受材12基部に装着し、回動自在に動かすことができる。
一方、主受材12の先端部には図5に示した支持アーム係合部16を設け、パネル部21の先端部である板受縦枠23aの先端部には図4に示したパネル部係合部25を設けて、支持アーム11とパネル部21を連結し固定する。
主受材12の先端には、図5、16に示したように長孔16bを2か所備えた係合金具16aを設けた。長孔16bは、1本の主受材12に対して、パネル部21を2枚取り付けるために2か所設けている。
また、係合金具16aに設ける係合部の長孔16bに幅をもたせることで、パネル部21のサイズに多少の誤差が生じた場合にも対応することができ、各部材のサイズを調整することなく容易に取り付けることが可能である。
パネル部係合部25には、支持アーム係合部16の係合金具16aに嵌合する形状のパネル部固定金具25aを板受縦枠23aの先端に設け(図4、16参照)、パネル部固定金具25aの先端を係合金具16aの長孔16bに貫通させて、パネル部21を支持アーム11に固定する。
なお、本明細書中で示している実施例は、主受材12の幅を100mmとしている。係合金具16aの長孔16bを28mmとし、長孔径を11mmとすると、パネル部21の片側における係合位置に関し、左右方向にA=17mmの余裕幅(遊間)を持たせていることになる。
例えば、メーターサイズの1800mmとインチサイズの1829mmの場合、29mmの差があるが、係合金具16aの長孔16bにおける係合位置の左右方向の余裕がパネル部21の両側で29mm以上、好ましくは30mm以上(片側15mm以上)であれば、メーターサイズの1800mmとインチサイズの1829mmのどちらでも取り付けることが可能になる。
よって、仮設足場の建枠のスパン長によって、仮設用朝顔装置1の各部材のサイズを変える必要性がなくなり、経済的である。
さらに、仮設用朝顔装置1を設置した際に、仮設足場とパネル部21との間に生じる隙間を塞ぐための延長板24を設けた。
仮設足場には、防音パネル、養生枠、養生シート等を取り付けるが、仮設足場に取り付ける種類によって、仮設用朝顔装置1のパネル部21と仮設足場との間に生じる隙間の厚みが異なる。
その隙間を塞ぐために、パネル部21の下部板材受け23cに蝶番24aを介して延長板24を取付け(図1、2参照)、より安全性を向上させる。例えば、防音パネルのような厚みのあるものを取り付ける場合は延長板24を起こした状態とし、シート等の薄いものを取り付ける場合は延長板24を倒す。延長板24の倒す角度を調整して、隙間を塞ぐことによって、落下災害を防止することができる。
以上に、本発明に係る仮設用朝顔装置1の構造を述べたが、あくまで実施例の1つであり、本明細書で示した断面形状や構成に限定されるものではない。また、支持アーム11やパネル部21等の仮設用朝顔装置1の各部材は、強度や耐久性等の使用上で問題がなければどのような材質のものを用いても構わない。
〔設置手順〕
次に、本発明に係る仮設用朝顔装置1の設置手順を述べる。
(1)建枠に上部取付金具14を取付け、上部取付金具14の下方の建枠に下部取付金具15を取付け、固定する。
(2)主受材12端部の下面に、方杖材接続金具13dを用いて、方杖材13を接続しておく。
(3)(2)で接続した主受材12と方杖材13を折り畳んで立てた状態にして、上部取付金具14に、主受材基部金具12bを用いて主受材12を差し込む。
(4)方杖外材13a、方杖内材12bを用いて方杖材13を伸ばし、下部取付金具15に、方杖材基部金具13cを用いて方杖材13を取り付ける。
(5)主受材12の先端に取り付けてある吊上げ金具12aにロープ等を通し、方杖外材13a、方杖内材12bによって方杖材13の長さを調整しながら、徐々に外側に主受材12を倒していく。
(6)主受材12の取付角度を決めることによって、方杖材13の長さと取付角度を固定することができる。方杖材基部金具13cと下部取付金具15に抜け止めピン15aを貫通させ、方杖材13を固定する(図3参照)。
(7)パネル部ヒンジ金具21aを板受縦枠23aに取り付けておき、パネル部ヒンジ金具21aを主受材基部金具12bに差し込んで、板受縦枠23aを取り付ける(図2参照)。
(8)板受縦枠23aの先端部に、上部板材受け23bを掛け渡し、板受上枠金具23fを用いて取り付ける。
(9)板受縦枠23aの基部に、下部板材受け23cを掛け渡し、取り付ける。
(10)板受縦枠23aの下面に板材斜めフレーム23eを斜めに掛け渡し、振れ止め金具23gを用いて取り付ける。
(11)板受縦枠23a、上部板材受け23b、下部板材受け23cの四角い額縁状で囲まれた部分に板材22を嵌め込む。
(12)板材22の上に、板材押さえ23dを掛け渡し、板押さえ金具23h、板押さえアングル23i、板押さえプレート23jを用いて板受縦枠23aに取り付ける。
(13)下部板材受け23cに蝶番24aを介して、延長板24を取り付ける。
(14)板受縦枠23aの先端部にあるパネル部固定金具25a(図4参照)にロープ等を通しておき、パネル部21を主受材12に接するまで徐々に外側へ倒し、支持アーム係合部16の係合金具16aにパネル部固定金具25aを嵌合する。
(15)主受材基部金具12bとパネル部ヒンジ金具21aに吹き上げ防止ピン14aを貫通させ、主受材12とパネル部21を固定する。
(16)主受材12に設けたフレーム材締込金具11aを90度回し、パネル部12の浮き上がりを防止する。
以上に、本発明に係る仮設用朝顔装置の設置手順の例を示したが、この手順に限らないことは言うまでもない。
1…仮設用朝顔装置、
11…支持アーム、11a…フレーム材締込金具、
12…主受材、12a…吊上げ金具、12b…主受材基部金具、
13…方杖材、13a…方杖外材、13b…方杖内材、13c…方杖材基部金具、13d…方杖材接続金具、13e…位置決め金具、13f…抜け止め金具、
14…上部取付金具、14a…吹き上げ防止ピン、
15…下部取付金具、15a…抜け止めピン、
16…支持アーム係合部、16a…係合金具、16b・・・長孔、A…余裕幅(遊間)、
21…パネル部、21a…パネル部ヒンジ金具、
22…板材、
23…フレーム材、23a…板受縦枠、23b…上部板材受け、23c…下部板材受け、23d…板材押さえ、23e…板材斜めフレーム、23f…板受上枠金具、23g…振れ止め金具、23h…板押さえ金具、23i…板押さえアングル、23j…板押さえプレート、
24…延長板、24a…蝶番、
25…パネル部係合部、25a…パネル部固定金具

Claims (2)

  1. 仮設足場を構成する建枠1スパンごとに1つずつ取り付けられる複数の支持アームと、隣接する支持アーム間にそれぞれ取り付けられるパネル部とからなる仮設用朝顔装置であって、前記支持アームは、一端が前記建枠に対し上部取付金具を介して取り付けられ、仮設足場の外方向に張り出して、前記パネル部の両側を支持する主受材と、一端が前記建枠に対し前記主受材より下方位置で下部取付金具を介して取り付けられ、他端が前記主受材の下面に接続される方杖材とからなり、前記パネル部は、該パネル部の枠組を構成する複数のフレーム材とフレーム材間に取り付けた板材とからなり、前記パネル部の建枠側基部が前記支持アームの主受材の建枠側基部に対し回動自在に取り付けられ、前記パネル部の先端両側部には、前記支持アームの先端部に対し、係脱可能な係合部が設けられていることを特徴とする仮設用朝顔装置。
  2. 前記方杖材を伸縮自在とし、前記主受材の下面に回動自在に接続することで、支持アームを折り畳み可能としてあることを特徴とする請求項1記載の仮設用朝顔装置。
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JP (1) JP2012117340A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014084594A (ja) * 2012-10-22 2014-05-12 Uacj Corp 朝顔装置
JP2015048670A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 平和技研株式会社 朝顔装置

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JP2014084594A (ja) * 2012-10-22 2014-05-12 Uacj Corp 朝顔装置
JP2015048670A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 平和技研株式会社 朝顔装置

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