JP2012117301A - コンクリート打設設備およびコンクリート打設方法 - Google Patents

コンクリート打設設備およびコンクリート打設方法 Download PDF

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Abstract

【課題】逆巻き工法において、既設部分の下方に形成されるコンクリート部材を高品質かつ簡易に構築することを可能とするコンクリート打設設備およびコンクリート打設方法を提供する。
【解決手段】横方向に間隔をあけて並ぶ複数の打設口を有する型枠と、前記打設口を開閉する打設口シャッタ機構と、前記打設口の位置に応じて複数の分岐管が配設されてなる本管と、前記分岐管に接続される打設用ホースと、を備えるコンクリート打設設備であって、前記打設用ホースが前記打設口を挿通可能な外径を有しているとともに前記打設口から前記型枠の内部まで延設可能な長さを有しているコンクリート打設設備と、このコンクリート打設設備を利用したコンクリート打設方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、逆巻き工法に使用するコンクリート打設設備およびコンクリート打設方法に関する。
コンクリート構造物を構築する際に、上部から下部に向かって構築するいわゆる逆巻き工法を採用する場合がある。
例えば、地下構造物を逆巻き工法で構築する場合には、上部材を先に構築して下方に施工スペースを確保し、地盤を掘り下げた後、下部材を構築する。
逆巻き工法では、既設の上部材に貫通孔を形成しておき、この貫通孔を利用して下部材のコンクリート打設用の配管を行い、上方からコンクリートを打設する場合がある。
ところが、上方からコンクリートを落下させると、コンクリートが分離してしまい、品質が低下するおそれがあった。
そのため、下部材の型枠に形成された注入孔を利用して、型枠の側面からコンクリートを打設することで、コンクリート打設時の落差を低減し、材料の分離を抑制する場合がある。
例えば特許文献1には、型枠に対して水平方向に複数の注入孔を形成し、この複数の注入孔に連結された連結管を介して複数個所から同時期にコンクリートを打設する工法が開示されている。連結管の先端部(注入孔側の端部)には圧入バルブが設置されており、打設完了後にコンクリートが逆流することを防止できるように構成されている。また、連結管の後端部(注入孔と反対側の端部)にはシャッターバルブが設置されており、連結管毎にシャッターバルブを開閉することでコンクリートの打設面の均一性を保持することが可能に構成されている。
特開平11−2026号公報
ところが、側面からコンクリートを投入すると、型枠に沿って配筋された鉄筋の手前に骨材が滞留し、コンクリート部材の被り部分に骨材が偏在するおそれがあった。
また、注入孔が高い位置に形成されていると、注入孔から投入されたコンクリートが落差により材料分離するおそれがある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、逆巻き工法において、既設部分の下方に形成されるコンクリート部材を高品質かつ簡易に構築することを可能とするコンクリート打設設備およびコンクリート打設方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明のコンクリート打設設備は、横方向に間隔をあけて並ぶ複数の打設口を有する型枠と、前記打設口を開閉する打設口シャッタ機構と、前記打設口の位置に応じて複数の分岐管が配設されてなる本管と、前記分岐管に接続される打設用ホースとを備えていて、前記打設用ホースが前記打設口を挿通可能な外径を有しているとともに前記打設口から前記型枠の内部まで延設可能な長さを有していることを特徴としている。
かかるコンクリート打設設備によれば、打設用ホースを型枠内に挿入することができるので、打設口よりも低い位置にコンクリートを流し込むことができる。すなわち、コンクリートの落下高さをおさえることができ、ひいては、コンクリートの材料分離を抑制することができる。また、型枠内に打設用ホースを挿入すれば、型枠から離れた位置にコンクリートを流し込むことが可能なため、被り部分に骨材が偏在することを抑制することができる。
前記コンクリート打設設備の前記分岐管が、前記打設用ホースを取り外した状態で前記打設口に直接接続することが可能に構成されていてもよい。このようにすると、コンクリートの加圧充填が可能になる。
また、前記打設用ホースと前記分岐管との間に、前記分岐管を開閉する分岐路シャッタ機構が介設されていてもよい。このようにすると、打設状況に応じて分岐路シャッタ機構を開閉して、コンクリートの投入量を調節できる。
また、前記複数の打設口が、上下方向に複数段形成されていてもよい。
さらに、前記本管が、前記型枠の上方に位置する既設部分から吊下げられていてもよい。このようにすると、本管の移動が容易になる
また、本発明に係る第一のコンクリート打設方法は、本管から分岐する複数の分岐管を備えたコンクリート打設設備を利用したコンクリート打設方法であって、前記分岐管に接続された打設用ホースを型枠に設けた打設口から挿入して、当該打設用ホースの先端を引き上げながらコンクリートを打設し、前記打設口の高さ近傍までコンクリートの打設面が上昇したら、前記打設用ホースを前記打設口から抜き出すとともに前記分岐管から取り外し、その後、前記分岐管を前記打設口に接続させた状態でコンクリートを打設し、コンクリートの打設が完了したら前記打設口を閉塞することを特徴としている。
かかるコンクリート打設方法によれば、打設用ホースを型枠内に挿入し、コンクリートの打設面の上昇に伴なって引き上げることで、落下によるコンクリートの分離が防止される。
また、打設用ホースを利用してコンクリートを流し込むことで、鉄筋による骨材の分離も防止できる。
また、本発明に係る第二のコンクリート打設方法は、本管から分岐する複数の分岐管を備えたコンクリート打設設備を利用したコンクリート打設方法であって、前記分岐管に接続された打設用ホースを型枠に設けた下側の打設口から挿入して、当該打設用ホースの先端を引き上げながらコンクリートを打設し、前記下側の打設口の高さ近傍までコンクリートの打設面が上昇したら、前記打設用ホースを前記下側の打設口から抜き出すとともに当該下側の打設口を閉塞し、前記打設用ホースを前記下側の打設口よりも上段に設けられた上側の打設口に挿入して、当該打設用ホースの先端を引き上げながらコンクリートを打設し、前記上側の打設口の高さ近傍まで前記コンクリートの打設面が上昇したら、前記打設用ホースを前記上側の打設口から抜き出すとともに前記分岐管から取り外し、その後、前記分岐管を前記上側の打設口に接続させた状態でコンクリートを打設し、コンクリートの打設が完了したら前記上側の打設口を閉塞することを特徴としている。
かかるコンクリートの打設方法によれば、背が高いコンクリート部材の施工であっても、コンクリートの打設を連続して行うことができるため、上下方向に分離する打ち継ぎ面が形成されることを防止できる。
前記コンクリート打設方法において、前記分岐管と前記打設用ホースとの間に分岐路シャッタ機構が介設されており、前記分岐路シャッタ機構を開閉することで、前記コンクリートの打設面が均一に上昇するようにコンクリートを打設すれば、横方向に分離する打ち継ぎ面が形成されることを防止できる。
本発明のコンクリート打設設備およびコンクリート打設方法によれば、逆巻き工法において、既設部分の下方に形成されるコンクリート部材を高品質かつ簡易に構築することが可能となる。
本発明の実施の形態に係るコンクリート打設設備を示す図である。 図1のコンクリート打設設備であって、(a)は断面図、(b)は正面図である。 打設口シャッタ機構を示す図であって、(a)は断面図、(b)は背面図である。 分岐路シャッタ機構を示す図であって、(a)は平面図、(b)および(c)は正面図である。 同コンクリート打設設備であって、(a)は断面図、(b)は正面図である。 (a)〜(d)は本発明の実施の形態に係るコンクリート打設方法の各施工段階を示す図である。 (a)〜(d)は図6に続く各施工段階を示す図である。 (a)、(b)はコンクリート上端部の締め固め方法を示す断面図、(c)は上部材と側壁との接合状況の一例を示す断面図である。
本実施形態では、図1に示すように、土留壁W,Wを利用して地中構造物1を構築する場合に、本発明にかかるコンクリート打設設備10およびこれを利用したコンクリート打設方法を使用する場合ついて説明する。
地中構造物1は、逆巻き工法により構築されるボックスカルバートであって、先行して構築された上部材2の下方に下部材3,4を構築し、上部材2と一体化することにより構成される。
上部材2は、ボックスカルバートの頂版であり、土留壁W,Wを利用して掘削された開口部に形成されている。
下部材3,4は、上部材2の下方をさらに掘削することにより形成された空間に構築される。なお、上部材2の上方は埋め戻されている。
本実施形態では、地中構造物1の底版に当たる下部材3を構築した後、この下部材3と上部材2とを接続する側壁に当たる下部材4,4を、コンクリート打設設備10を利用して構築する。なお、以下の説明においては、下部材3を「底版3」、下部材4を「側壁4」と称する。
コンクリート打設設備10は、図2(a)に示すように、上部材2の下端と底版3の上端との間に形成された空間に沿って配設された型枠20と、コンクリートを輸送する輸送路30とを備えている。
側壁4は、図1に示すように、上下の上部材2および底版3と、土留壁Wと、型枠20とにより囲まれた空間に形成する。
型枠20は、図2(a)に示すように、側壁4の内側の側面を成型する板状の部材であって、その上部が上部材2に、下部が底版3に、それぞれアンカー21,21,…を介して固定されている。
なお、アンカー21は、軸部21aの先端部分が上部材2または底版3に埋設された状態で固定されており、頭部21bが型枠20の表面に沿って横設された横材22に係止されることで、型枠20を固定している。
型枠20には、図2(b)に示すように、複数の打設口23,23,…が、横方向に間隔をあけて形成されている。
本実施形態では、横方向に並ぶ複数の打設口23,23,…が、上下2段に形成されている(以下、下側に形成された打設口23と上側に形成された打設口23を、それぞれ「下側打設口23a」と「上側打設口23b」という場合がある)。また、型枠20には、コンクリートの打設状況を確認するための点検開口25が複数形成されている。なお、点検開口25は必要に応じて形成すればよく、その配置や箇所数は限定されるものではない。
打設口23は、図3(a)に示すように、筒状部材23cを型枠20貫通させることにより形成されている。筒状部材23cは、後記する打設用ホース33を挿通可能な内径を有している。筒状部材23cの端部は後記する分岐管32が接続できるように構成されている。
打設口23には、打設口23を開閉する打設口シャッタ機構24が配設されている。
本実施形態の打設用シャッタ機構24は、型枠20の内側(図3(a)において左側)に沿って配設された開閉板24aと、型枠20を貫通して配設された軸部材24bと、軸部材24bの基端に固定されたつまみ部材24cと、軸部材24bを回転可能に保持する取付部材24dとを備えて構成されている。
開閉板24aは、軸部材24bを中心に回転可能に配設された板材であって、打設口23の開口面積(筒状部材23cの内空)よりも大きな面積を有している。
開閉板24aは、図3(b)に示すように、軸部材24bの回転に伴なって回転することで、打設口23を開閉する。
軸部材24bは、先端が開閉板24aに固定されている。軸部材24bの基端に固定されたつまみ部材24cを介して軸部材24bを軸回りに回転させると、開閉板24aが回転する。
つまみ部材24cは、軸部材24bの基端に固定されていて、つまみ部材24cを操作することで軸部材24bを回転させることが可能となる。つまみ部材24cは、ハンドルであってもよく、その構成は限定されるものではない。
取付部材24dは、図3(a)に示すように、型枠20の表面(図3(a)において右側面)に固定されている。
取付部材24dは、軸部材24bを挿通させた状態で、回転可能に保持している。
なお、打設用シャッタ機構24の構成は、打設口23の開閉が可能に構成されていれば、限定されるものではない。例えば、開閉板24aが上下あるいは左右にスライドするように構成されていてもよい。また、開閉板24aが型枠20の外側に配置されていてもよい。
輸送路30は、地上部等から圧送されたコンクリートを輸送する管路であり、図2(a)および(b)に示すように、型枠20に沿って配設されている。輸送路30は、打設口23,23,…の位置に応じて複数の分岐管32,32,…が配設されてなる本管31と、分岐管32,32,…に接続される打設用ホース33,33,…と、を備えている。
本管31は、図4(a)に示すように、複数の直管31a,31a、…と、直管31a同士の間に配管された複数のチーズ管31b,31b,…と、先端部に配管されたエルボ管(図示省略)とにより構成されている。
なお、本管31の構成は限定されるものではない。例えば、チーズ管31bやエルボ管を使用せずに、直管31aに管材を接続することにより分岐管32を形成してもよい。
チーズ管31bおよびエルボ管は、本管31を介して圧送されたコンクリートを打設用ホース33に分配するために配管されたものであり、打設口23,23,…の配設ピッチに応じて配管されている。
チーズ管31bは、本管31の一部となる部分と、分岐管32となる部分とを有している。
図4(a)に示すように、分岐管32の先端には、分岐路シャッタ機構34が接続されており、分岐路シャッタ機構34に打設用ホース33が接続されている。すなわち、本実施形態では、分岐路シャッタ機構34を介して打設用ホース33が分岐管32に接続されている。なお、分岐路シャッタ機構34を省略し、打設用ホース33を分岐管32に直接接続してもよい。
分岐管32の先端には、固定フランジ32aが形成されていて、分岐路シャッタ機構34が固定フランジ32aを介して固定されている。
分岐路シャッタ機構34で分岐管32を開閉することで、打設用ホース33に輸送されるコンクリートの流量を調節することができる。
分岐路シャッタ機構34は、固定フランジ34aと、スライド板34bと、パイプ固定部34cと、を備えて構成されている。
固定フランジ34aは、分岐管32の先端に形成された固定フランジ32aに固定される。なお、固定フランジ32a,34a同士の固定方法は限定されるものではなく、適宜行えばよい。
スライド板34bは、固定フランジ32a,34aの間に、スライド可能に介設されている。
スライド板34bには、開口部34dが形成されている。図4(b)に示すように、スライド板34bを一方(図面において右方向)に押し込むと、開口部34dがパイプ固定部34cの内空と一致して、分岐管32と打設用ホース33とが連通する。
また、図4(c)に示すように、スライド板34bを他方(図面において左方向)に押込むと、開口部34dが形成されていない部分によりパイプ固定部34c(分岐管32)が閉塞される。
パイプ固定部34cは、固定フランジ34aに固定された筒状部材からなる。パイプ固定部34には、打設用ホース33が接続される。
図2に示すように、本管31は、型枠20よりも高い位置にある上部材2から吊下げられている。
本実施形態では、上部材2に固定されたトロリービーム40,40を走行するトロリー41,41に吊り下げられたチェーンブロック42,42から延設されたワイヤ43を介して本管31を上部材2に吊持している。
なお、本管31の配設方法は限定されるものではない。また、本管31を吊持するための構成は限定されるものではない。
本管31は、トロリー41の走行に伴なって、トロリービーム40(軸方向)に沿って移動し、チェーンブロック42を操作することにより上下に移動する。
なお、トロリー41は、型枠20の移動にも使用することができる。
本管31は、チェーンブロック42を操作して上方に引き上げることにより、図5(a)および(b)に示すように、上側打設口23bに沿った位置に配管することができる。
打設用ホース33は、図2(a)に示すように、打設口23を挿通可能な外径を有しているとともに打設口23から型枠20の内部まで延設可能な長さを有している。
打設用ホース33は可撓性の管材により構成されている。図4(a)に示すように、打設用ホース33の基端は、分岐路シャッタ機構34を介して分岐管32に接続されている。
また、打設用ホース33は、側壁(後行躯体)4の格子状に組み合わされた縦筋と横筋の間を挿通することが可能な外径を有している。
すなわち、打設用ホース33の先端部を、対向配置された二列の壁鉄筋の間に位置させることができ、かつ、打設用ホース33の先端部を打設口23よりも低いところに位置させることができる。
また、ホース挿入位置に対応する縦筋と横筋の配筋ピッチを部分的に打設用ホース33の外径より幅広に組立てることで施工性を向上させてもよい。
本管31により輸送されたコンクリートは、分岐管32により各打設用ホース33に分配され、打設口23を通って型枠20の内部に打設される。
本実施形態のコンクリート打設設備10を利用したコンクリート打設方法は、第一打設工程、第二打設工程および最終打設工程により行う。
第一打設工程は、図2に示すように、分岐管32に接続された打設用ホース33を型枠20に設けた下側打設口23aから型枠20内へ挿入し、この打設用ホース33を利用して型枠20内にコンクリートを打設する工程である。
まず、図6(a)に示すように、打設用ホース33の先端を打設箇所底部(底版3の上端面)または底部の近傍に到達するまで挿入する。このとき、打設用ホース33は、型枠20側に配筋された鉄筋間を挿通させることで、側壁4の厚さ方向中間部に配置する。
打設用ホース33を型枠20内に挿入した後、この打設用ホース33を介してコンクリートを型枠内に流し込むとともに、コンクリートの打設面の上昇に合わせて打設用ホース33を引き上げる(図6(a)〜(c)参照)。打設用ホース33を引き上げる際は、分岐管32を型枠20から離間する方向にスライドさせればよい。分岐管32は、上部材2に吊持されているので、高さ位置を保持しつつスライドさせることができる。また、分岐管32を上方に引き上げることで、打設用ホース33を引き上げてもよい。分岐管32の引き上げは、チェーンブロック42を操作することにより簡易に行うことができる。
なお、第一打設工程では、点検開口25からバイブレータ50を挿入し、型枠20内の打設コンクリートに振動を与えて締め固める。
また、コンクリートの打設は、各分岐管32に設けられた分岐路シャッタ機構34を開閉することで、打設用ホース33毎のコンクリートの流量を調節し、配管閉塞を抑止しつつコンクリートの打設面が均一(略水平)に上昇するようにする。
ここで、バイブレータ50は、点検開口25から挿入する場合に限定されず、例えば、上側打設口23bから挿入してもよい。
第一打設工程は、図6(c)に示すように、コンクリートの打設面が下側打設口23aの高さ近傍まで上昇するまで行う。
図6(d)に示すように、下側打設口23a近傍までコンクリートの打設面が上昇したら、打設用ホース33を下側打設口23aから抜き出して、打設口シャッタ機構24の開閉板24aにより下側打設口23aを閉塞する。
第二打設工程は、図5に示すように、上側打設口23bに打設用ホース33を挿入し、この打設用ホース33を利用してコンクリートを打設する工程である。
打設用ホース33を下側打設口23aから抜き出したら、チェーンブロック42を操作して分岐管32を引き上げ、その後、打設用ホース33を上方の上側打設口23bから型枠20内に挿入する。このとき、打設用ホース33は、先端がコンクリートの打設面の近傍に到達するまで挿入する。
打設用ホース33を型枠20内に挿入したら、この打設用ホース33を介してコンクリートを流し込むとともに、コンクリートの打設面の上昇に合わせて打設用ホース33を引き上げる(図7(a)参照)。
第二打設工程は、図7(a)に示すように、コンクリートの打設面が上側打設口23bの高さ近傍まで上昇するまで行う。
なお、第二打設工程では、点検開口25からバイブレータ50を挿入し、型枠20内の打設コンクリートに振動を与えて締め固める。
また、各分岐管32に設けられた分岐路シャッタ機構34を開閉することで、打設用ホース33毎のコンクリートの流量を調節し、配管閉塞を抑止しつつコンクリートの打設面が均一(略水平)に上昇するように調節する。
ここで、バイブレータ50は、点検開口25から挿入する場合に限定されず、例えば、上側打設口23bから挿入してもよい。
コンクリートの打設面が上側打設口23bの高さ近傍まで上昇したら、打設用ホース33を上側打設口23bから抜き出す(図7(b)参照)。
最終打設工程は、図7(b)に示すように、分岐管32を上側打設口23bに直接接続した状態で、コンクリートを打設する工程である。
上側打設口23bから打設用ホース33を抜き出したら、分岐管32側から打設用ホース33を取り外し、分岐管32および分岐路シャッタ機構34を上側打設口23bに接続する。
分岐管32および分岐路シャッタ機構34を上側打設口23bに接続したら、分岐管32から直接型枠20内にコンクリートを打設する。
最終打設工程では、図7(c)に示すように、コンクリートが上部材2の下端面に密着するまで行う。本実施形態では、最終段階で、ノンブリージングかつ膨張性を付与した高流動コンクリートを打設するものとし、コンクリートが上部材2に密着してからさらにコンクリートを打設することで加圧充填する。
なお、最終打設工程におけるコンクリートの打設は、図8(a)または(b)に示すように、上部材2の下端面から所定の隙間4a(本実施形態では15cm)を空けた位置で止めてもよい。隙間4aの高さは限定されるものではない。
コンクリート上端部の締め固めは、上部材2に対して予め鉛直方向にシース管51を通しておき、このシース管51を介して上方よりバイブレータ50を挿入させるか(図8(a)参照)、または鉄筋に受台52を設けて縦断方向引き抜きバイブレータ50を配置するなど(図8(b)参照)して行う。
また、コンクリートの上端面と上部材2の下端面との間に隙間4aを形成する場合には、図8(c)に示すように、コンクリートを養生した後、当該隙間4aに無収縮モルタル等を充填する。
コンクリートの打設が完了したら、図7(c)に示すように、打設口シャッタ機構24の開閉板24aにより上側打設口23bを閉塞し、分岐管32を上側打設口23bから取り外す。
最終打設工程が完了したら、図7(d)に示すように、コンクリートの養生を行い、上部材2、底版3および側壁4を一体化させて、地中構造物1を完成させる。
本実施形態のコンクリート打設設備1を利用したコンクリート打設方法によれば、打設用ホース33を型枠20内に挿入して、打設口23よりも低い位置にコンクリートを流し込むため、コンクリートの落下高さが小さくなり、ひいてはコンクリートの材料分離が生じにくくなり、高品質に施工することができる。
また、側壁4の厚さ方向中央部(一対の壁筋の間)にコンクリートを流し込むことができるので、骨材が被り部分に滞留することを防止し、品質の低下を抑制することができる。
打設口23が、上下2段に形成されているため、壁高が大きい側壁に対して、コンクリートを落下させることなく打設することができる。
打設口23の打設口シャッタ機構24を利用することで、簡易に打設口23を閉塞することができ、施工性に優れている。
打設口シャッタ機構24は、簡易に構成することが可能なため、製造コストへの影響が小さい。
本管31が、吊下げられた状態で配管されているため、本管31を上昇させるのみで複数の打設用パイプ33,33,…の先端の高さをコンクリートの打設面の上昇に合わせて上昇させることができ、施工性に優れている。
また、トロリービーム40を利用することで、簡易に本管31や型枠20の移動を行うことができるため、連続した地下構造物1の施工に適している。
また、横方向に並設された複数の打設口23,23,…において、分岐路シャッタ機構34を利用することで、配管閉塞を抑止しつつ打設面の水平性を維持することができるため、コンクリートに打ち継ぎ面が形成されず、コールドジョイント等による品質低下を防止し、簡易に高品質施工を行うことができる。
分岐路シャッタ機構34は、簡易な構成なため、製造コストが安価である。また、着脱も容易なため、施工性への影響もない。
以上、本発明について、好適な実施形態について説明した。しかし、本発明は、前述の各実施形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
例えば、本発明のコンクリート打設設備およびコンクリート打設方法が適用可能な構造物は、地中構造物に限定されるものではなく、あらゆる逆巻き工法により構築されるコンクリート構造物に採用可能である。例えば、大断面地下構造物の分割施工において、各分割トンネル同士の接合時に本発明のコンクリート打設設備およびコンクリート打設方法を採用してもよい。
また、前記実施形態では、型枠に上下2段の打設口が形成されている場合について説明したが、打設口の段数は限定されるものではない。また、打設口の数や配置も限定されるものではない。
なお、打設口が1段の場合は、前記実施形態の第二打設工程を省略すればよい。また、打設口が3段以上ある場合には、第二打設工程と同等の作業を段数に応じて繰り返し実施すればよい。
前記実施形態では、本管31を上部材2から吊下げる場合について説明したが、本管31は必ずしも吊下げられた状態で配管されている必要はない。
分岐路シャッタ機構34は、分岐管32に着脱自在に固定されていてもよいし、一体に固定されていてもよい。また、分岐路32は、分岐路シャッタ機構34を介して打設口23に接続する場合に限定されず、打設口23に直接接続してもよい。
分岐管をチーズ管31bおよびエルボ管により構成したが、分岐管の構成方法は限定されるものではない。
10 コンクリート打設設備
20 型枠
23 打設口
23a 下側打設口
23b 上側打設口
24 打設口シャッタ機構
31 本管
32 分岐管
33 打設用ホース
34 分岐路シャッタ機構

Claims (7)

  1. 横方向に間隔をあけて並ぶ複数の打設口を有する型枠と、
    前記打設口を開閉する打設口シャッタ機構と、
    前記打設口の位置に応じて複数の分岐管が配設されてなる本管と、
    前記分岐管に接続される打設用ホースと、を備えるコンクリート打設設備であって、
    前記打設用ホースは、前記打設口を挿通可能な外径を有しているとともに前記打設口から前記型枠の内部まで延設可能な長さを有していることを特徴とする、コンクリート打設設備。
  2. 前記分岐管が、前記打設用ホースを取り外した状態で前記打設口に直接接続することが可能に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のコンクリート打設設備。
  3. 前記打設用ホースと前記分岐管との間に、前記分岐管を開閉する分岐路シャッタ機構が介設されていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のコンクリート打設設備。
  4. 前記複数の打設口が、上下方向に複数段形成されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコンクリート打設設備。
  5. 本管から分岐する複数の分岐管を備えたコンクリート打設設備を利用したコンクリート打設方法であって、
    前記分岐管に接続された打設用ホースを型枠に設けた打設口から挿入して、当該打設用ホースの先端を引き上げながらコンクリートを打設し、
    前記打設口の高さ近傍までコンクリートの打設面が上昇したら、前記打設用ホースを前記打設口から抜き出すとともに前記分岐管から取り外し、
    その後、前記分岐管を前記打設口に接続させた状態でコンクリートを打設し、
    コンクリートの打設が完了したら前記打設口を閉塞することを特徴とする、コンクリート打設方法。
  6. 本管から分岐する複数の分岐管を備えたコンクリート打設設備を利用したコンクリート打設方法であって、
    前記分岐管に接続された打設用ホースを型枠に設けた下側の打設口から挿入して、当該打設用ホースの先端を引き上げながらコンクリートを打設し、
    前記下側の打設口の高さ近傍までコンクリートの打設面が上昇したら、前記打設用ホースを前記下側の打設口から抜き出すとともに当該下側の打設口を閉塞し、
    前記打設用ホースを前記下側の打設口よりも上段に設けられた上側の打設口に挿入して、当該打設用ホースの先端を引き上げながらコンクリートを打設し、
    前記上側の打設口の高さ近傍まで前記コンクリートの打設面が上昇したら、前記打設用ホースを前記上側の打設口から抜き出すとともに前記分岐管から取り外し、
    その後、前記分岐管を前記上側の打設口に接続させた状態でコンクリートを打設し、
    コンクリートの打設が完了したら前記上側の打設口を閉塞することを特徴とする、コンクリート打設方法。
  7. 前記分岐管と前記打設用ホースとの間に分岐路シャッタ機構が介設されており、
    前記分岐路シャッタ機構を開閉することで、前記コンクリートの打設面が均一に上昇するようにコンクリートを打設することを特徴とする、請求項5または請求項6に記載のコンクリート打設方法。
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