JP2012115603A - 移乗支援装置、移乗支援方法、及び保持具 - Google Patents

移乗支援装置、移乗支援方法、及び保持具 Download PDF

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Abstract

【課題】被介護者を最適に保持し移乗させることができる移乗支援装置、移乗支援方法、及び保持具を提供すること。
【解決手段】移乗支援装置10は、移動可能な台車部1と、一端が台車部1に移動可能に連結されたアーム部2と、アーム部2の他端に連結され、被介護者の上半身を保持面に当接させて保持する保持部3と、を備えている。保持部3は、被介護者の保持部3に対する相対変位に追従して、保持面を移動させる。保持部3は、被介護者の上下方向の相対変位に追従して、保持面を上下方向へ移動させる補助保持部34を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、被介護者を保持具により保持し移乗させるための移乗支援装置、移乗支援方法、及び保持具に関するものである。
身体の不自由な被介護者等を、持上げあるいは持下げ、車椅子、ベッド、トイレなどの間を移乗させるための移乗支援装置が知られている。また、移乗の際に被介護者や介護者に対する負荷を軽減するための様々な措置が取られている。
例えば、保持具にクッション部材を設けることで、保持したときの被介護者に対する負荷を軽減する移乗支援装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2008−073501号公報
しかしながら、例えば、被介護者を保持具に保持した状態で持ち上げる場合、被介護者の身体が伸びたり、あるいは、若干ずり落ちたりすることが生じており、上述のような保持具のクッション部材だけでは、被介護者の不快感はそれほど解消されていないのが現状である。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、被介護者を最適に保持し移乗させることができる移乗支援装置、移乗支援方法、及び保持具を提供することを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、移動可能な台車部と、一端が前記台車部に移動可能に連結されたアーム部と、前記アーム部の他端に連結され、被介護者の上半身を保持面に当接させて保持する保持部と、を備える移乗支援装置であって、前記保持部は、前記被介護者の前記保持部に対する相対変位に追従して、前記保持面を移動させる、ことを特徴とする移乗支援装置である。この一態様によれば、被介護者を最適に保持し移乗させることができる。
この一態様において、前記保持部は、前記被介護者の前記保持部に対する上下方向の相対変位に追従して、前記保持面を上下方向へ移動させる補助保持部を有していてもよい。これにより、被介護者の上下方向のずれに追従して保持面を上下方向へ移動させ、被介護者の負荷を軽減することができる。
この一態様において、前記補助保持部は、前記アーム部の持上げ及び持下げ動作時にのみ作動してもよい。これにより、保持部の位置合わせ作業等を安定して行うことができる。
この一態様において、前記補助保持部は、前記アーム部の持上げ及び持下げ動作後に、該持上げ及び持下げ移動後の位置に前記保持面を固定する移動規制部を有していてもよい。これにより、被介護者を持上げ及び持下げ後の保持した状態で、移動や移乗などを安定して行うことができる。
この一態様において、前記保持部は、前記アーム部の他端が連結され被介護者の胸部及び腹部に当接し保持する前面保持部と、前記前面保持部の両側に夫々連結され、被介護者の側面に夫々当接し保持する一対の側面保持部と、前記前面保持部に連結され、被介護者の腕部を保持する腕保持部と、前記前面保持部の下端に連結され、上下方向へ移動する補助保持部と、を有していてもよい。
この一態様において、前記補助保持部の保持面の摩擦係数は、前記前面保持部の保持面の摩擦係数に比較して低く設定されていてもよい。これにより、被介護者の下方向への相対変位が生じたときに、補助保持部は被介護者に当接しつつ、スムーズに下方向へ移動することができる。
この一態様において、前記補助保持部は、被介護者に当接し上下方向へ移動するローラ部材と、一端が前記前面保持部に接続され他端が前記ローラ部材に連結されたバネ部材と、前記ローラ部材の上下方向への移動を規制する移動規制部と、前記ローラ部材の上下方向の移動をガイドするレール部材と、を有していてもよい。
この一態様において、前記補助保持部は、被介護者に当接し上下方向へ移動するローラ部材と、被介護者の前記保持部に対する相対変位を検出する検出センサと、前記ローラ部材を上下方向へ駆動する駆動装置と、前記検出センサにより検出された前記相対変位に基づいて、前記駆動装置の駆動を制御する制御装置と、を有していてもよい。これにより、補助保持部を被介護者の相対変位に、より高精度に追従させることができる。
他方、上記目的を達成するための本発明の一態様は、移動可能は台車部と、一端が前記台車部に移動可能に連結されたアーム部と、前記アーム部の他端に連結され、被介護者を保持面に当接させて保持する保持部と、を備える移乗支援装置の移乗支援方法であって、前記保持部が、前記被介護者の前記保持部に対する相対変位に追従して、前記保持面を移動させる、ことを特徴とする移乗支援装置の移乗支援方法であってもよい。
また、上記目的を達成するための本発明の一態様は、被介護者に保持面を当接させることで保持し移乗させるための保持具であって、被介護者の前記保持面に対する上下方向の相対変位に追従して、該保持面を上下方向へ移動させる補助保持部を有する、ことを特徴とする保持具であってもよい。
本発明によれば、被介護者を最適に保持し移乗させることができる移乗支援装置、移乗支援方法、及び保持具を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る移乗支援装置の概略的な構成例を示す斜視図である。 (a)台車部を側方から見た図であり、着座状態にある着座部の一例を示す図である。(b)台車部を側方から見た図であり、収納状態にある着座部の一例を示す図である。 (a)本発明の一実施の形態に係る保持具の概略的な構成例を示す斜視図である。(b)保持具の補助保持部の概略的な構成例を示す断面図である。 (a)移乗支援装置を後方から見た図であり、保持具の一対の側面保持部の動作状態を説明するための図である。(b)移乗支援装置を後方から見た図であり、保持具の一対の側面保持部の動作状態を説明するための図である。 (a)保持具を側方から見た図であり、保持具の補助保持部の動作状態を説明するための図である。(b)保持具を側方から見た図であり、保持具の補助保持部の動作状態を説明するための図である。 (a)本発明の一実施形態に係る移乗支援装置の移乗支援方法を説明するための図である。(b)本発明の一実施形態に係る移乗支援装置の移乗支援方法を説明するための図である。 本発明の他実施形態に係る移乗支援装置の概略的なシステム構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る移乗支援装置の概略的な構成例を示す斜視図である。本実施形態に係る移乗支援装置10は、例えば、保持した被介護者を持上げあるいは持下げ、車椅子、ベッド、トイレなどの間を移乗させることができ、介護者及び被介護者の負担を軽減できる装置である。
移乗支援装置10は、移動可能は台車部1と、一端が台車部1に移動可能に連結されたアーム部2と、アーム部2の他端に連結され、被介護者を保持面に当接させて保持する保持具3と、を備えている。
台車部1の台車本体11の前方には、駆動輪となる左右一対の前輪12が回転可能に設けられており、台車本体11の後方には、従動輪となる左右一対の後輪13が回転可能に設けられている。
台車本体11は、前輪12又は後輪13を方向転換させ任意の方向へ走行可能なように構成されている。台車本体11には、被介護者の脚部を載置するためのフットステップなどの載置部14が一対設けられている。なお、上記台車部1の構成は一例であり、例えば、車輪の数及び取付位置等は任意でよく、台車部1が任意の方向へ走行できれば、任意の構成が適用可能である。
アーム部2は、例えば、複数の関節部を有する多関節ロボットアームであり、各関節部をピッチ軸周りに回転駆動することにより、保持具3を上下方向へ移動させることができる。アーム部2は、その一端が第1関節部21を介して台車本体11の前方にピッチ方向へ回動可能に連結された第1アーム部22と、その一端が第2関節部23を介して第1アーム部21の他端にピッチ方向へ回動可能に連結された第2アーム部24と、を有している。
第2アーム部24の他端には、第3関節部25を介して保持具3がピッチ方向へ回動可能に連結されている。第1乃至第3関節部21、23、25は、サーボモータなどのアクチュエータによって回転駆動することで、保持具3を上下方向へ移動させることができる。なお、上記アーム部2の構成は一例であり、例えば、関節部の数及び位置は任意でよく、保持具3を任意の位置へ移動させることができれば、任意の構成が適用可能である。
第1アーム部22の上端には、被介護者が把持し上体を安定させるためのハンドル部4が設けられている。なお、例えば、介護者又は被介護者は、操作部(不図示)を直接的又は遠隔的に操作することで、アーム部2及び台車部1の移動を制御することができる。
台車本体11には、アーム部2に沿って支持部15が立設されている。また、この支持部15には、略L字状の第1支持部材16の一端が揺動可能に連結されており、第1支持部材16の他端には被介護者が着座する着座部17が連結されている。第1支持部材16の他端には、第2支持部材18の一端が連結されており、第2支持部材18の他端は、台車本体11に連結されている(図2(a))。
例えば、被介護者が着座できる着座状態(図2(a))から、第2支持部材18を時計方向へ回転させ(1)、着座部17を反時計方向へ回転させることで(2)、第2支持部材18及び着座部17を第1支持部材16に一体的に夫々収納し、この一体の第1支持部材16を時計方向へ回転させることで(3)、第1及び第2支持部材16、18と着座部17とを台車本体11に一体でコンパクトに収納することができる(図2(b))。
このように、着座部17をコンパクトに台車本体11に収納することで、車椅子、ベッド、トイレなどの移乗対象物を容易に配置することができる。一方、その収納状態から、一体の第1及び第2支持部材16、18と着座部17とを回動させるだけで着座状態にし、着座部17に被介護者を容易かつ迅速に着座させることができる。このようにして、移乗作業を容易に行うことができる。
図3(a)は、本実施形態に係る保持具の概略的な構成例を示す斜視図である。保持具3は、被介護者の保持具3に対する下方向の相対変位に追従して、その保持面を移動させる機能を有している。これにより、被介護者が保持具3に対して下方向へずれたときでも、そのずれに追従して保持面を移動させることで、被介護者に対する負荷を軽減し、最適に保持することができる。
保持具3は、保持部の一具体例であり、アーム部2の他端が連結され被介護者の胸部及び腹部に当接する前面保持部31と、前面保持部31の両側に夫々連結され、被介護者の側面に夫々当接する一対の側面保持部32と、前面保持部31に連結され、被介護者の腕部を保持する腕保持部33と、前面保持部31の下端に連結され、上下方向へ移動する補助保持部34と、を有している。
前面保持部31は、アーム部2の他端が回動可能に連結された筺体部311と、筺体部311の前面に設けられ被介護者の胸部及び腹部に当接する前面部312と、を有している。前面部312の当接面には、被介護者の胸部及び腹部が当接したときの負荷を軽減するためのクッション部材が敷設されている。
各側面保持部32は、被介護者の側面に当接する側面部321と、一端が側面部321に接続され他端が前面保持部31に連結され、側面部321を支持する略L字状の側面支持部322と、を有している。
各側面支持部322は、例えば、ラック及びピニオン機構などを介して、左右方向へ揺動可能に前面保持部31の筐体部311に連結されており、被介護者の胴体の幅に応じて一対の側面部321間の距離を調整することができる(図4(a)及び(b))。このように被介護者の胴体が、一対の側面保持部32により挟み込むように保持されることで、被介護者の左右方向のずれを抑えることができる。
各腕保持部33は、その断面形状が略L字状に形成されており、前面保持部31の筐体部311の側面に取り付けられ、被介護者の上腕を支持することができる。
補助保持部34は、被介護者の下方向の相対変位に追従して下方向へ移動することで、保持具3の保持面を下方向へ移動させる機能を有している。例えば、被介護者が保持された状態で持上げあるいは持下げられ、その胴体に「ずれ」や「伸び」が生じ、大腿部が保持具3から外れそうになった場合でも、その動きに補助保持部34の保持面が追従することで、適切に保持することができる。
補助保持部34は、被介護者に当接し、上下方向へ移動するローラ部材341と、一端が前面保持部31に夫々接続され他端がローラ部材341の棒部材342に夫々連結された一対のバネ部材343と、ローラ部材341の上下方向の移動を規制するラチェット機構(移動規制部)344と、ローラ部材341の上下方向の移動をガイドする一対のレール部材345と、を有している。
ローラ部材341は、略円筒形状に形成されており、両端に一対のレール部材345が夫々連結されている。ローラ部材341は、一対のレール部材345を介して上下方向へ移動可能に前面保持部31に連結されている。
ローラ部材341は、その外周の当接面に厚いクッション部材が敷設されている。また、ローラ部材341の保持面における摩擦係数は、前面保持部31の前面部312の保持面における摩擦係数に比較して低く設定されている。これにより、被介護者の下方向への相対変位が生じたときに、ローラ部材341は被介護者に当接しつつ、スムーズに下方向へ移動することができる。したがって、ロール部材341が被介護者に当接したときの負荷を、効果的に軽減することができる。なお、上記ローラ部材341の形状は一例であり、これに限らず、被介護者を適切に保持できれば任意の形状が適用可能である。
各バネ部材343は、例えば、ガススプリングであり、ロール部材341を下方向へ押し下げる機能を有している。
ラチェット機構344は、一端がロール部材341の棒部材342に接続されたラチェット歯部344aと、前面保持部31に設けられラチェット歯部344aに係合状態又は非係合状態になるラチェット爪部344bと、ラチェット爪部344bに連結され、ラチェット爪部344bを移動させるソレノイド等のアクチュエータ344cと、を有している(図3(b))。
例えば、操作部の操作スイッチ(不図示)をオン状態にすると、アクチュエータ344cはラチェット爪部344bを突出させ、ラチェット歯部344aに係合させることで、ローラ部材341の上下方向の移動を固定する。一方、操作スイッチをオフ状態にすると、アクチュエータ344cはラチェット爪部344bを後退させ、ラチェット歯部344aと非係合にすることで、ローラ部材341の下方向の移動が可能となる。これにより、補助保持部34は作動し、被介護者の保持具3に対する下方向への相対変位に応じて、ローラ部材341は下方向へ移動することができる。
なお、操作部を介して、例えば、台車部1及び/又はアーム部2の操作が行われたときに、その操作をトリガーとして、操作スイッチを自動的にオフ状態にすることで、補助保持部34を作動させてもよい。
これにより、保持具3に対する被介護者のずれが生じ易い、台車部1の移動及び/又はアーム部2の移動が行われた場合だけ、被介護者の相対変位に追従してローラ部材341を下方向へ移動させることで、被介護者に対する負荷を軽減できるだけでなく、それ以外の場合は、ローラ部材341の移動を規制、固定することで、保持具3をより安定させることができる。
さらに、保持具3に対する被介護者のずれが特に生じ易い、アーム部2の持上げ及び持下げ動作が行われた場合だけ、被介護者の相対変位に応じて補助保持部34のローラ部材341を下方向へ移動させてもよい。これにより、アーム部2の持上げ及び持下げ動作時以外は保持具3がより安定し、例えば、保持具3の位置合わせ作業等を安定して行うことができる。
一方、アーム部2の持上げ及び持下げ動作後に補助保持部34のローラ部材341の移動を規制し、固定する。これにより、被介護者を持上げ及び持下げ後の保持した状態から、移動や移乗などを安定して行うことができる。なお、上記ラチェット機構344の構成は一例であり、これに限らず、任意の構成が適用可能である。
上述のように保持具3は構成されて、被介護者が下方向へ位置ずれして、保持具3に対して下方向の相対変位が生じると、その相対変位に追従して、補助保持部34のロール部材341は、図5(a)に示す位置から図5(b)に示す位置へ移動する。これにより、被介護者のずれに追従して保持具3の保持面を移動させ、被介護者を保持面で適切に保持することで、被介護者に対する負荷を軽減することができる。
次に、本実施形態に係る移乗支援装置の移乗支援方法について、詳細に説明する。
例えば、図6(a)に示すように、被介護者が着座部17に着座し前傾姿勢で保持具3の前面保持部31に当接し保持された状態を想定する。このとき、一対の側面保持部32は、被介護者の側面を挟み込むようして保持し、補助保持部34のローラ部材341は被介護者の大腿部上面に当接した状態となっている。
この状態から、図6(b)に示すように、アーム部2が反時計方向へ揺動し(1)、保持具3及び被介護者が持ち上げられると、例えば、被介護者の胴体は、重力の作用によって保持具3に対して斜め下方向へずれて相対変位することとなる(2)。この場合でも、その被介護者の相対変位に追従して、補助保持部34のローラ部材341は斜め下方向へ移動し(3)、被介護者の下腹部に当接する(4)。
これにより、前面保持部31と当接する被介護者の胸部や肋骨部などに対する局所的な負荷を分散させ軽減することができる。したがって、被介護者に対する負荷を効果的に軽減することができ、被介護者を最適に保持することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記一実施形態において、被介護者の上下方向の相対変位に応じて、モータなどのアクチュエータ(駆動装置)41を用いて補助保持部34のロール部材341を上下方向へ移動させてもよい(図7)。例えば、補助保持部34のレール部材345に設けられた歪みゲージなどの荷重センサ(検出センサ)42を用いて、ロール部材341に掛かる荷重を検出することで、被介護者の上下方向の相対変位を検出してもよい。また、アクチュエータ41は、ボールネジ機構43を駆動することで、ロール部材341を上下方向へ移動させることができる。
制御装置44は、荷重センサ42により検出された荷重に応じて、アクチュエータ41の駆動を制御することで、ボールネジ機構43を介してロール部材341の下方向への移動を制御する。これにより、補助保持部34のロール部材341を被介護者の相対変位により高精度に追従させることができる。
1 台車部
2 アーム部
3 保持具
10 移乗支援装置
31 前面保持部
32 側面保持部
33 腕保持部
34 補助保持部
41 アクチュエータ
42 荷重センサ
43 ボールネジ機構
44 制御装置
341 ローラ部材
342 棒部材
343 バネ部材
344 ラチェット部材
345 レール部材

Claims (10)

  1. 移動可能な台車部と、
    一端が前記台車部に移動可能に連結されたアーム部と、
    前記アーム部の他端に連結され、被介護者の上半身を保持面に当接させて保持する保持部と、を備える移乗支援装置であって、
    前記保持部は、前記被介護者の前記保持部に対する相対変位に追従して、前記保持面を移動させる、ことを特徴とする移乗支援装置。
  2. 請求項1記載の移乗支援装置であって、
    前記保持部は、前記被介護者の前記保持部に対する上下方向の相対変位に追従して、前記保持面を上下方向へ移動させる補助保持部を有する、ことを特徴とする移乗支援装置。
  3. 請求項2記載の移乗支援装置であって、
    前記補助保持部は、前記アーム部の持上げ及び持下げ動作時にのみ作動する、ことを特徴とする移乗支援装置。
  4. 請求項2記載の移乗支援装置であって、
    前記補助保持部は、前記アーム部の持上げ及び持下げ動作後に、該持上げ及び持下げ移動後の位置に前記保持面を固定する移動規制部を有する、ことを特徴とする移乗支援装置。
  5. 請求項1記載の移乗支援装置であって、
    前記保持部は、前記アーム部の他端が連結され被介護者の胸部及び腹部に当接し保持する前面保持部と、前記前面保持部の両側に夫々連結され、被介護者の側面に夫々当接し保持する一対の側面保持部と、前記前面保持部に連結され、被介護者の腕部を保持する腕保持部と、前記前面保持部の下端に連結され、上下方向へ移動する補助保持部と、を有する、ことを特徴とする移乗支援装置。
  6. 請求項5記載の移乗支援装置であって、
    前記補助保持部の保持面の摩擦係数は、前記前面保持部の保持面の摩擦係数に比較して低く設定されている、ことを特徴とする移乗支援装置。
  7. 請求項5又は6記載の移乗支援装置であって、
    前記補助保持部は、被介護者に当接し上下方向へ移動するローラ部材と、一端が前記前面保持部に接続され他端が前記ローラ部材に連結されたバネ部材と、前記ローラ部材の上下方向への移動を規制する移動規制部と、前記ローラ部材の上下方向の移動をガイドするレール部材と、を有する、ことを特徴とする移乗支援装置。
  8. 請求項5又は6記載の移乗支援装置であって、
    前記補助保持部は、被介護者に当接し上下方向へ移動するローラ部材と、被介護者の前記保持部に対する相対変位を検出する検出センサと、前記ローラ部材を上下方向へ駆動する駆動装置と、前記検出センサにより検出された前記相対変位に基づいて、前記駆動装置の駆動を制御する制御装置と、を有する、ことを特徴とする移乗支援装置。
  9. 移動可能は台車部と、
    一端が前記台車部に移動可能に連結されたアーム部と、
    前記アーム部の他端に連結され、被介護者を保持面に当接させて保持する保持部と、を備える移乗支援装置の移乗支援方法であって、
    前記保持部が、前記被介護者の前記保持部に対する相対変位に追従して、前記保持面を移動させる、ことを特徴とする移乗支援装置の移乗支援方法。
  10. 被介護者に保持面を当接させることで保持し移乗させるための保持具であって、
    被介護者の前記保持面に対する上下方向の相対変位に追従して、該保持面を上下方向へ移動させる補助保持部を有する、ことを特徴とする保持具。
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