JP2012113963A - 端子付き電線 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動車等の車両に配策される電線のように、屈曲や振動が加えられる箇所に配策された場合にも、亀裂や剥離などの欠陥を防止して、長期的に防食効果が維持された端子付き電線を提供すること。
【解決手段】伸びが10%以上、電線被覆材料との接着強度が1.0MPa以上、かつ、端子材料との接着強度が1.0MPa以上の樹脂組成物により、端子14と電線導体18との電気接続部を覆う。樹脂組成物は、ポリアミド樹脂60〜90質量%、ポリオレフィン樹脂40〜10質量%よりなる樹脂成分を含有することが好ましい。端子14は、銅または銅合金よりなり、電線導体18は、アルミニウムまたはアルミニウム合金よりなることが好ましい。
【選択図】図1
【解決手段】伸びが10%以上、電線被覆材料との接着強度が1.0MPa以上、かつ、端子材料との接着強度が1.0MPa以上の樹脂組成物により、端子14と電線導体18との電気接続部を覆う。樹脂組成物は、ポリアミド樹脂60〜90質量%、ポリオレフィン樹脂40〜10質量%よりなる樹脂成分を含有することが好ましい。端子14は、銅または銅合金よりなり、電線導体18は、アルミニウムまたはアルミニウム合金よりなることが好ましい。
【選択図】図1
Description
本発明は、端子付き電線に関し、さらに詳しくは、自動車等の車両に配索される端子付き電線として好適な端子付き電線に関するものである。
従来より、自動車等の車両には、各種電気機器や制御機器等が車載されており、これらの間で信号を送受信するなどの目的で、これらの機器間を接続する電線が配策されている。そして、これらの電線間、あるいは、電線とこれらの機器との間を接続するための接続端子が用いられている。この接続端子は、導電性、経済性などの観点から、銅系材料で形成されたものが多い。また、自動車等の車両に配策される電線には、電気伝導性に優れた銅系材料からなる導体が用いられることが多い。
このような状況下、近年、環境負荷低減などの目的で、自動車等の車両の軽量化を図る試みがなされている。その一環として、自動車等の車両に配策される電線の軽量化を図る試みがなされている。そこで、電線の軽量化を図る目的から、比重が銅の約3分の1であるアルミニウム系材料からなる導体を用いる試みがなされてきている。この場合、電線導体と端子との電気接続部は、異種金属接触部となる。
ここで、銅の標準電極電位は+0.34Vであり、アルミニウムの標準電極電位は−1.66Vであるため、相互の標準電極電位差は2.00Vと大きい。この異種金属接触部に、例えば、雨天時の走行や洗車、あるいは、結露などの影響により、電解質水溶液が滞留すると、端子(銅)・電線導体(アルミニウム)・電解質水溶液の三者により電池が形成される。これにより、電池の陽極となる電線導体(アルミニウム)に、異種金属の接触腐食による腐食が発生する。
そこで、このような異種金属接触腐食を防止する目的で、例えば特許文献1には、アルミニウム導体と銅端子との境界露出部に、両者を隔絶する亜鉛層を設けることが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の構成は、アルミニウム導体と銅端子との境界露出部に水が侵入するのを防止するものではないため、亜鉛層の腐食が進行するにつれて、アルミニウム導体の腐食が起きる可能性も否めない。すなわち、このような亜鉛層による犠牲防食を利用する方法は、アルミニウム導体の腐食防止の延命措置であり、長期的に防食効果を維持することは難しいを言わざるを得ない。
これに対し、例えば樹脂材料でアルミニウム導体と銅端子との境界露出部を覆うことにより、この境界露出部に水が侵入するのを防止することを考えた場合には、アルミニウム導体の腐食防止の延命措置ではなく、長期的に防食効果を維持できる可能性がある。
ところが、自動車等の車両に配策される電線は、配策スペースの制約などから、取り回し時、あるいは、配策された状態において、大きな曲げが加えられることがある。また、自動車等の車両の走行中には、大きな振動が加えられることがある。そのため、仮に、樹脂材料でアルミニウム導体と銅端子との境界露出部を覆う試みをした場合でも、樹脂材料に亀裂が入り、これが基点となって境界露出部に水が侵入するおそれがある。また、樹脂材料が、電線導体、端子、あるいは、電線被覆材から剥離し、境界露出部に水が侵入するおそれがある。そして、これらの欠陥個所から、局所的に異種金属接触腐食が生じるおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、自動車等の車両に配策される電線のように、屈曲や振動が加えられる箇所に配策された場合にも、亀裂や剥離などの欠陥を防止して、長期的に防食効果が維持された端子付き電線を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る端子付き電線は、JIS K 6251に準拠して測定される伸びが10%以上、JIS K 6850に準拠して測定される電線被覆材料との接着強度が1.0MPa以上、かつ、JIS K 6850に準拠して測定される端子材料との接着強度が1.0MPa以上の樹脂組成物により、端子と電線導体との電気接続部が覆われていることを要旨とするものである。
この際、前記樹脂組成物は、熱可塑性樹脂を含有する熱可塑性樹脂組成物であることが好ましい。
ここで、前記樹脂組成物としては、ポリアミド樹脂60〜90質量%、ポリオレフィン樹脂40〜10質量%よりなる樹脂成分を含有する樹脂組成物を好適に示すことができる。このとき、前記ポリオレフィン樹脂は、酸変性ポリオレフィン樹脂であることが好ましい。
そして、前記樹脂組成物は、−5℃の低温環境下で、JIS K 6251に準拠して測定される伸びが5%以上であると、より好ましい。
また、前記端子は、銅または銅合金よりなり、前記電線導体は、アルミニウムまたはアルミニウム合金よりなることが好ましい。
本発明に係る端子付き電線によれば、特定の伸びと特定の接着強度を有する樹脂組成物により端子と電線導体との電気接続部が覆われていることから、この電気接続部に水が侵入するのを防止することにより防食できるとともに、屈曲や振動が加えられる箇所に配策された場合にも、樹脂組成物よりなる皮膜の亀裂や剥離などの欠陥が防止されるため、長期的に防食効果を維持できる。
この際、樹脂組成物として熱可塑性樹脂組成物を用いると、端子と電線導体との電気接続部を覆う際に、成形性が良い。また、弾力性に優れるため、屈曲や振動による亀裂や剥離などの欠陥に強い材料となる。
ここで、樹脂組成物として、特定量のポリアミド樹脂と特定量のポリオレフィン樹脂よりなる樹脂成分を含有する樹脂組成物を用いると、確実に、電気接続部に水が侵入するのを防止することにより防食できるとともに、屈曲や振動が加えられる箇所に配策された場合にも亀裂や剥離などの欠陥が防止される。このため、確実に、長期的に防食効果を維持できる。
そして、この樹脂組成物が、−5℃の低温環境下においても伸びが5%以上であれば、自動車などの車両に配策される端子付き電線として用いることができる。
そして、端子および電線導体がそれぞれ上記特定材料からなる場合には、端子と電線導体との電気接続部は、異種金属の接触腐食による腐食が発生しやすいが、このような場合にも、電気接続部に水が侵入するのを防止するとともに、屈曲や振動による亀裂や剥離などの欠陥を防止できるため、長期的に防食効果を維持できる。
次に、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る端子付き電線10は、複数本の金属素線20よりなる電線導体18の外周に絶縁体22(電線被覆)が被覆されて構成される電線12と、電線12の端末に接続される端子14とを備えている。電線12は、端末で絶縁体22が皮剥されて電線導体18が露出されている。
端子14は、相手側端子に電気的に接続される角筒状の端子接続部14aと、端子接続部14aの後端側に端子基部14bを介して延設形成されたワイヤバレル14cと、ワイヤバレル14cの後端側に延設形成されたインシュレーションバレル14dとを備えている。ワイヤバレル14cは、電線12の端末で露出された電線導体18を加締めて端子14と電線導体18とを電気的に接続するものであり、インシュレーションバレル14dは、露出された電線導体18の近傍の絶縁体22(電線12の端末の絶縁体22)を加締めて端子14を電線12の端末に取り付けるものである。
電線12の端末で露出された電線導体18は、端子14のワイヤバレル14cにより加締められており、端子14と電線導体18との電気接続部(電線接続部)が形成されている。露出された電線導体18の近傍の絶縁体22(電線12の端末の絶縁体22)は、端子14のインシュレーションバレル14dにより加締められており、端子14は、絶縁体22に固定されている。
電線12の端末で露出された電線導体18は、端子14のワイヤバレル14cにより加締められて、ワイヤバレル14cにより部分的に覆われているものの、ワイヤバレル14cよりも先端側と後端側で露出されている。そのため、端子14と電線導体18との電気接続部は露出されている部分が存在している。
図1(b)、図2に示すように、ワイヤバレル14cよりも先端側で露出されている先端側導体18aよりも先端側の端子基部14bから、ワイヤバレル14cよりも後端側で露出されている後端側導体18bよりも後端側の絶縁体22まで、端子14と電線導体18との電気接続部は、樹脂皮膜16により覆われている。すなわち、端子基部14bの表面と、端子基部14bに隣接する先端側導体18aの表面と、先端側導体18aに隣接するワイヤバレル14cの表面と、ワイヤバレル14cに隣接する後端側導体18bの表面と、後端側導体18bに隣接する絶縁体22の表面は、樹脂皮膜16により連続的に覆われている。これにより、電線導体18は、先端側導体18aおよび後端側導体18bを含む導体露出部分が樹脂皮膜16により覆われている。
この樹脂皮膜16は、伸びが10%以上、電線12の絶縁体22の材料(電線被覆材料)との接着強度が1.0MPa以上、かつ、端子14の端子材料との接着強度が1.0MPa以上の樹脂組成物により形成されたものである。樹脂組成物の伸びは、JIS K 6251に準拠して測定される引っ張り伸びである。一方、電線被覆材料との接着強度および端子材料との接着強度は、JIS K 6850に準拠して測定される引っ張りせん断接着強度である。
樹脂組成物の伸びは、−5℃の低温環境下であっても、5%以上であることが好ましい。この場合、自動車などの車両に配策される端子付き電線として用いることができる。
電線被覆材料との接着強度としては、樹脂皮膜16の剥離を抑えることができるなどの観点から、より好ましくは1.2MPa以上、さらに好ましくは2.0MPa以上である。
端子材料との接着強度としては、樹脂皮膜16の剥離を抑えることができるなどの観点から、より好ましくは1.5MPa以上、さらに好ましくは2.0MPa以上である。
このような樹脂組成物としては、上記各物性を満足させるものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、ポリアミド樹脂とポリオレフィン樹脂を樹脂成分として含有する樹脂組成物などを挙げることができる。
ポリアミド樹脂としては、ジカルボン酸とジアミンとの共重縮合物、ラクタムの開環重縮合物などを挙げることができる。
ジカルボン酸としては、脂肪族炭化水素骨格を有する脂肪族ジカルボン酸、芳香族炭化水素骨格を有する芳香族ジカルボン酸を挙げることができる。ジカルボン酸の炭素数としては、2〜40の範囲内であることが好ましい。このようなジカルボン酸としては、例えば、アジピン酸、セバシン酸、テレフタル酸、イソフタル酸、ジフェン酸、ナフタレンジカルボン酸、脂肪酸の二量化により得られるダイマー酸などを挙げることができる。これらは、単独で用いても良いし、2種以上のジカルボン酸を組み合わせて用いても良い。
ジアミンとしては、脂肪族炭化水素骨格を有する脂肪族ジアミン、芳香族炭化水素骨格を有する芳香族ジアミンを挙げることができる。ジアミンの炭素数としては、2〜40の範囲内であることが好ましい。このようなジアミンとしては、例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ノナンジアミン、メチルペンタジアミン、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミンなどを挙げることができる。これらは、単独で用いても良いし、2種以上のジアミンを組み合わせて用いても良い。
ラクタムとしては、ε−カプロラクタム、ウンデカンラクタム、ラウリルラクタムなどを挙げることができる。これらは、単独で用いても良いし、2種以上のラクタムを組み合わせて用いても良い。
これらのうちでも、接着性、柔軟性、低温特性に優れるなどの観点から、脂肪族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンとの共重縮合物がより好ましい。
ポリオレフィン樹脂は、酸変性されていることが好ましい。酸変性により、金属との接着性が向上するため、端子材料との接着強度、あるいは、電線導体材料との接着強度の向上に寄与できる。
酸変性ポリオレフィン樹脂としては、不飽和カルボン酸変性ポリオレフィン樹脂、不飽和カルボン酸誘導体変性ポリオレフィン樹脂などを挙げることができる。不飽和カルボン酸としては、マレイン酸、フマル酸などを挙げることができる。不飽和カルボン酸誘導体としては、無水マレイン酸、マレイン酸モノエステル、マレイン酸ジエステルなどを挙げることができる。このうち、マレイン酸、無水マレイン酸がより好ましい。これらは1種または2種以上併用しても良い。
酸変性ポリオレフィン樹脂は、グラフト法でポリオレフィン樹脂に不飽和カルボン酸または不飽和カルボン酸誘導体を導入することにより形成されたものであっても良いし、共重合法でポリオレフィン樹脂のモノマーと不飽和カルボン酸または不飽和カルボン酸誘導体との共重合により形成されたものであっても良い。
酸変性ポリオレフィン樹脂の酸変性量としては、金属との接着性が向上するなどの観点から、5質量%以上であることが好ましい。一方、耐熱性を確保するなどの観点から、酸変性量としては、10質量%以下であることが好ましい。
樹脂成分中におけるポリアミド樹脂の割合は、60〜90質量%の範囲内であり、ポリオレフィン樹脂の割合は、40〜10質量%の範囲内であることが好ましい。樹脂成分中におけるポリアミド樹脂の割合としては、より好ましくは、75〜85質量%の範囲内である。
ポリアミド樹脂の割合が60質量%以上の場合には、特に伸びに優れるため、屈曲や振動などによる亀裂の発生を抑えやすい。また、−5℃の低温環境下であっても、伸び5%以上を確保できる。ポリオレフィン樹脂が10質量%以上の場合には、特に電線被覆材料との密着性に優れるため、屈曲や振動などによる剥離の発生を抑えやすい。
樹脂組成物中には、必要に応じて、物性を損なわない範囲で、添加剤を含んでいても良い。このような添加剤としては、一般的に樹脂成形材料に使用される添加剤であれば特に限定されるものではない。具体的には、酸化防止剤、無機充填剤、金属不活性剤(銅害防止剤)、紫外線吸収剤、紫外線隠蔽剤、難燃剤、難燃助剤、加工助剤(滑剤、ワックスなど)、カーボンおよびその他の着色剤(顔料など)、可撓性付与剤、耐衝撃性付与剤、有機充填剤、希釈剤(溶媒など)、揺変剤、消泡剤、レベリング剤などを挙げることができる。
樹脂組成物は、流動可能な状態で、所定の部分に塗工すると良い。流動可能な状態にする方法としては、溶媒を用いて希釈する方法や、熱可塑性樹脂組成物を用いて流動温度まで加熱する方法などを挙げることができる。この観点から言えば、樹脂組成物は熱可塑性樹脂組成物であることが好ましい。熱可塑性樹脂組成物を用いると、成形性に優れる。また、弾力性に優れるため、屈曲や振動による亀裂や剥離などの欠陥に強い材料となる。なお、塗工方法としては、滴下、塗布、押出などを挙げることができる。
樹脂組成物は、塗工性に優れるなどの観点から、180℃での粘度が1000〜5000mPa・sの範囲内にあることが好ましい。この場合の粘度は、JIS Z8803に準拠して測定される。なお、測定に用いる粘度計は、回転粘度計である。上記粘度が1000mPa・s未満になると、塗布時に材料が流れ出てしまい、防食性が要求される部位に十分な量を確保することが困難になり、高い防食効果を得がたくなる。上記粘度が5000mPa・sを超えると、塗布時に材料が十分に流れず、防食性が要求される部位に十分な量を確保することが困難になり、高い防食効果を得がたくなる。上記粘度としては、より好ましくは1500〜4500mPa・sの範囲内である。この場合、塗工性に優れるため、目的の場所に的確に塗工を行なうことができる。例えば、電線12が細い電線(例えば、φ0.8)であり、端子14が小さい(例えば、タブ幅0.64mm)場合においても、電線導体18と端子14との接続部分のみに正確かつ確実に塗工できる。
樹脂皮膜16の厚さは、適宜調整すれば良いが、好ましくは、0.01mm〜0.1mmの範囲内である。樹脂皮膜16の厚さが厚すぎると、端子14のコネクタへの挿入が行ないにくい場合がある。また、樹脂皮膜16の厚さが薄すぎると、防食効果が低下しやすい場合がある。
樹脂皮膜16には、耐熱性や機械的強度を上げるなどの目的で、必要に応じて、架橋処理が施されても良い。架橋方法は、熱架橋、化学架橋、シラン架橋、電子線架橋、紫外線架橋等、その手段は特に限定されるものではない。
電線被覆材料は、特に限定されるものではないが、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂、エンジニアリングプラスチック、スーパーエンジニアリングプラスチックなどの樹脂を主材料として含むものを挙げることができる。
電線被覆材料のポリオレフィン樹脂は、樹脂組成物のポリオレフィン樹脂と同種のポリオレフィン樹脂であっても良いし、異種のポリオレフィン樹脂であっても良い。同種のポリオレフィン樹脂とは、例えば、一方がポリプロピレン樹脂で他方もポリプロピレン樹脂である場合などをいう。電線被覆材料と樹脂組成物とが互いに異種のポリオレフィン樹脂を含有していても、あるいは、同種のポリオレフィン樹脂を含有していても、樹脂組成物の電線被覆材料に対する接着性は良好であるが、より好ましくは、より接着性に優れるなどの観点から、互いに同種のポリオレフィン樹脂を含有する場合である。
電線被覆材料中には、上記主材料の他に、一般的に樹脂成形材料に使用される添加剤が含まれていても良い。このような添加剤としては、例えば、酸化防止剤、無機充填剤、金属不活性剤(銅害防止剤)、紫外線吸収剤、紫外線隠蔽剤、難燃剤、難燃助剤、加工助剤(滑剤、ワックスなど)、カーボンおよびその他の着色剤(顔料など)、粘着付与剤、可撓性付与剤、耐衝撃性付与剤、有機充填剤、希釈剤(溶媒など)、揺変剤、消泡剤、レベリング剤などを挙げることができる。
電線被覆材料中には、上記主材料の他に、上記主材料と相溶可能な他の樹脂を含有していても良い。他の樹脂としては、例えばポリエステル、ポリスチレン、ポリアミド、ポリウレタン、粘着付与成分などを挙げることができる。
端子14の材料(母材の材料)としては、一般的に用いられる黄銅の他、各種銅合金、銅などを挙げることができる。端子14の表面の一部(例えば接点)もしくは全体には、錫、ニッケル、金などの各種金属によりメッキが施されていても良い。
電線導体18を構成する金属素線20の材料としては、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、もしくはこれらの材料に、錫、ニッケル、金などの各種メッキが施された材料を例示することができる。
以上の構成の端子付き電線10によれば、特定の伸びと特定の接着強度を有する樹脂組成物により端子14と電線導体18との電気接続部が覆われていることから、この電気接続部に水が侵入するのを防止することにより防食できるとともに、屈曲や振動が加えられる箇所に配策された場合にも、樹脂組成物よりなる皮膜の亀裂や剥離などの欠陥が防止されるため、長期的に防食効果を維持できる。
このとき、電線導体18の金属素線20がアルミニウムもしくはアルミニウム合金からなり、端子14が銅、銅合金、もしくは錫メッキ材からなる場合、端子14と電線導体18との電気接続部では、異種金属の接触腐食による腐食が発生しやすい異種金属接触部が形成される。このような異種金属接触部を上記樹脂組成物で覆って樹脂皮膜16を形成することにより、電気接続部に水が侵入するのを防止するとともに、屈曲や振動による亀裂や剥離などの欠陥を防止できるため、長期的に防食効果を維持できる。
また、本組成物は、塗工後には、冷却されて固化するので、取り扱い時にベタつくおそれがないことはもとより、長期にわたって塗布した場所に定着できる。そのため、長期にわたって防食効果を維持できる。
本発明に係る端子付き電線10は、例えば、自動車等の車両に配策される電線、特に、被水しやすい箇所に配策される電線として好適に用いることができる。
以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明は実施例により限定されるものではない。
(実施例1)
<防食用樹脂組成物の調製>
ポリアミド樹脂90質量部と、無水マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂10質量部とを、二軸押出機により180℃で混合し、ペレタイザーにてペレット状に成形することにより、防食用樹脂組成物を調製した。使用材料は、以下の通りである。また、表1に、防食用樹脂組成物の配合を示した。
<防食用樹脂組成物の調製>
ポリアミド樹脂90質量部と、無水マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂10質量部とを、二軸押出機により180℃で混合し、ペレタイザーにてペレット状に成形することにより、防食用樹脂組成物を調製した。使用材料は、以下の通りである。また、表1に、防食用樹脂組成物の配合を示した。
[使用材料]
・ポリアミド樹脂(PA):「ヘンケル社製、マクロメルト6202」
・オレフィン系樹脂(無水マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂):「三洋化成社製、ユーメックス1010、酸価数52KOHmg/g」
・酸化防止剤:「アデカ社製、AO−60」
・ポリアミド樹脂(PA):「ヘンケル社製、マクロメルト6202」
・オレフィン系樹脂(無水マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂):「三洋化成社製、ユーメックス1010、酸価数52KOHmg/g」
・酸化防止剤:「アデカ社製、AO−60」
<端子付き電線の作製>
ポリプロピレン樹脂(日本ポリプロ社製、「ノバテッPP」)をペレタイザーにてペレット状に成形することにより、電線被覆材料を調製した。次いで、アルミニウム合金素線を撚り合わせた電線導体(導体断面積0.75mm2)の周囲に上記の電線被覆材料を押出被覆した。これにより、被覆電線を作製した。
ポリプロピレン樹脂(日本ポリプロ社製、「ノバテッPP」)をペレタイザーにてペレット状に成形することにより、電線被覆材料を調製した。次いで、アルミニウム合金素線を撚り合わせた電線導体(導体断面積0.75mm2)の周囲に上記の電線被覆材料を押出被覆した。これにより、被覆電線を作製した。
次いで、上記の被覆電線の端末を皮剥して電線導体を露出させた後、自動車用として汎用されているメス型の圧着端子(黄銅製母材に錫メッキが施されたもの)を、被覆電線の端末に加締め圧着した。
次いで、図1(b)、図2に示すように、電線導体と圧着端子との電気接続部に、180℃に加熱した上記の防食用樹脂組成物を厚さ0.05mmで塗布した。これにより、端子付き電線を作製した。
(実施例2〜3、比較例1〜2)
表1に記載の配合で防食用樹脂組成物を調製した以外は、実施例1と同様にして、防食用樹脂組成物の調製および端子付き電線の作製を行った。
表1に記載の配合で防食用樹脂組成物を調製した以外は、実施例1と同様にして、防食用樹脂組成物の調製および端子付き電線の作製を行った。
各実施例および各比較例の端子付き電線を用いて、屈曲試験による亀裂および剥離の発生の有無を確認した。また、屈曲させた状態での防食性能を評価した。評価方法は以下の通りである。
(屈曲試験)
端子付き電線の端子首元を、前後左右の方向に1回ずつ90度屈曲させた後、目視にて、樹脂皮膜の亀裂および剥離の有無を確認した。
端子付き電線の端子首元を、前後左右の方向に1回ずつ90度屈曲させた後、目視にて、樹脂皮膜の亀裂および剥離の有無を確認した。
(防食試験)
端子付き電線の端子首元を90度屈曲させた状態で、JIS C 0023に準拠して、端子付き電線の電線導体と端子との電気接続部に塩水噴霧試験を96時間行った。試験後に、樹脂皮膜を剥がし、目視にて、電気接続部に錆が発生しているか否かにより、判定した。
端子付き電線の端子首元を90度屈曲させた状態で、JIS C 0023に準拠して、端子付き電線の電線導体と端子との電気接続部に塩水噴霧試験を96時間行った。試験後に、樹脂皮膜を剥がし、目視にて、電気接続部に錆が発生しているか否かにより、判定した。
(ポリプロピレン樹脂に対する接着強度)
上記の電線被覆材料で用いたポリプロピレン樹脂を用い、2×25×100mmの被着材を作製した。次いで、JIS K 6850準拠して、引張速度1mm/minで、引張せん断接着強度を測定した。
上記の電線被覆材料で用いたポリプロピレン樹脂を用い、2×25×100mmの被着材を作製した。次いで、JIS K 6850準拠して、引張速度1mm/minで、引張せん断接着強度を測定した。
(錫メッキ材に対する接着強度)
上記の端子と同様、黄銅製母材に錫メッキが施された被着材(2×25×100mm)を作製した。次いで、JIS K 6850準拠して、引張速度1mm/minで、引張せん断接着強度を測定した。
上記の端子と同様、黄銅製母材に錫メッキが施された被着材(2×25×100mm)を作製した。次いで、JIS K 6850準拠して、引張速度1mm/minで、引張せん断接着強度を測定した。
(伸び)
JIS K 6251に準拠して、6号ダンベルの引張試験(20mm/min)により測定した。常温下(23℃)、および低温環境下(−5℃)で、測定した。
JIS K 6251に準拠して、6号ダンベルの引張試験(20mm/min)により測定した。常温下(23℃)、および低温環境下(−5℃)で、測定した。
比較例1では、電線被覆材に対する接着強度が低いため、屈曲試験により樹脂皮膜の剥離が生じた。そのため、防食試験では、電気接続部の腐食が確認された。比較例2では、伸びが小さいため、屈曲試験により樹脂皮膜に亀裂が生じた。そのため、防食試験では、電気接続部の腐食が確認された。
これに対し、実施例によれば、屈曲試験で樹脂皮膜の亀裂、剥離は確認されず、また、防食試験においても、腐食は確認されなかった。
また、実施例および比較例から、ポリアミド樹脂の配合量が60質量%以上であれば、屈曲による亀裂の発生を防ぐことができ、ポリオレフィン樹脂の配合量が10質量%以上であれば、屈曲による剥離を防ぐことができることが確認できた。そして、樹脂皮膜の亀裂および剥離が発生しないこれらの配合比の範囲において、防食性能を十分に発揮することが確認できた。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、図4に示すように、先端側導体18aよりも先端側の端子基部14bからワイヤバレル14cまで本組成物を塗工して第1の樹脂皮膜16aにより先端側導体18aを覆うとともに、ワイヤバレル14cから後端側導体18bよりも後端側の絶縁体22まで本組成物を塗工して第2の樹脂皮膜16bにより後端側導体18bを覆うようにしても良い。
また、樹脂組成物を塗工して形成した樹脂被膜16の外周に、熱収縮チューブなどの樹脂製チューブを被せることもできる。この場合、柔軟な樹脂製チューブにより樹脂被膜16が覆われることとなるため、樹脂製チューブの下地の樹脂被膜16が形成されている部分で端子付き電線10が屈曲され、樹脂被膜16に微細な亀裂が発生したとしても、亀裂部分に水が侵入するのを防いで、防食できる。
また、上記実施形態の端子付き電線10は、角筒状の端子接続部14aを有する端子14(メス型端子)を備えているが、タブ状の端子接続部を有する端子(オス型端子)であっても良い。また、端子付き電線10の端子14は、ワイヤバレル14cとインシュレーションバレル14dの両方を備えるものであるが、ワイヤバレル14cのみを備えたものであっても良い。
端子付き電線10の端子14は、電線端末に圧着するいわゆる圧着端子であるが、電線導体12と端子14との接続方法としては、バレルによる圧着に限られず、圧接抵抗溶接、超音波溶接、ハンダ付け等の方法であっても良い。
電線12中には、電線導体18とともに、電線を補強する補強線(テンションメンバ)が含まれていても良い。補強線は、電線導体18とともに、絶縁体22の内側に配置されることが好ましい。補強線は、複数本の金属素線20で囲まれるように撚線の中心に配置されていても良いし、撚線の外側に均等配置されていても良い。
補強線は、金属線であっても良いし、有機繊維などの非金属線であっても良い。金属線の材料としては、銅合金、チタン、タングステン、ステンレスなどを例示することができる。有機繊維の材料としては、アラミド繊維などを挙げることができる。
なお、電気接続に影響を与えないのであれば、ワイヤバレル14cおよびインシュレーションバレル14dの裏面側にも樹脂皮膜16を形成しても良い。
Claims (6)
- JIS K 6251に準拠して測定される伸びが10%以上、JIS K 6850に準拠して測定される電線被覆材料との接着強度が1.0MPa以上、かつ、JIS K 6850に準拠して測定される端子材料との接着強度が1.0MPa以上の樹脂組成物により、端子と電線導体との電気接続部が覆われていることを特徴とする端子付き電線。
- 前記樹脂組成物は、熱可塑性樹脂を含有する熱可塑性樹脂組成物であることを特徴とする請求項1に記載の端子付き電線。
- 前記樹脂組成物は、ポリアミド樹脂60〜90質量%、ポリオレフィン樹脂40〜10質量%よりなる樹脂成分を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の端子付き電線。
- 前記ポリオレフィン樹脂は、酸変性ポリオレフィン樹脂であることを特徴とする請求項3に記載の端子付き電線。
- 前記樹脂組成物は、−5℃の低温環境下で、JIS K 6251に準拠して測定される伸びが5%以上であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の端子付き電線。
- 前記端子は、銅または銅合金よりなり、前記電線導体は、アルミニウムまたはアルミニウム合金よりなることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の端子付き電線。
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