JP2009283341A - 電線スプライス部の防水構造 - Google Patents
電線スプライス部の防水構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009283341A JP2009283341A JP2008135242A JP2008135242A JP2009283341A JP 2009283341 A JP2009283341 A JP 2009283341A JP 2008135242 A JP2008135242 A JP 2008135242A JP 2008135242 A JP2008135242 A JP 2008135242A JP 2009283341 A JP2009283341 A JP 2009283341A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- electric wire
- waterproof structure
- inner layer
- outer layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Abstract
【解決手段】複数の絶縁被覆電線から露出させた複数の導体を接続して形成された電線スプライス部の防水構造であって、導体の露出部全面および導体の露出部と絶縁被覆部との境界に樹脂層が形成されており、樹脂層は、内層と外層の2層を有し、内層は、導体の露出部全面および導体の露出部と絶縁被覆部との境界を覆っており、外層は、光硬化させた光硬化型樹脂により形成されている電線スプライス部の防水構造。
【選択図】図1
Description
複数の絶縁被覆電線から露出させた複数の導体を接続して形成された電線スプライス部の防水構造であって、
前記導体の露出部全面および前記露出部と前記絶縁被覆電線の絶縁被覆部との境界に樹脂層が形成されており、
前記樹脂層は、内層と外層の2層を有し、
前記内層は、前記露出部全面および前記露出部と前記絶縁被覆部との境界を覆っており、
前記外層は、光硬化させた光硬化型樹脂により形成されている
ことを特徴とする電線スプライス部の防水構造である。
前記外層は、前記内層の全面を覆っていることを特徴とする請求項1に記載の電線スプライス部の防水構造である。
前記外層と前記絶縁被覆部との接着力が、1N/cm以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電線スプライス部の防水構造である。
前記外層の光硬化型樹脂の光硬化後の引張弾性率が、100MPa以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電線スプライス部の防水構造である。
前記外層の厚さが、0.3mm以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電線スプライス部の防水構造である。
前記内層は、光硬化させた光硬化型樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の電線スプライス部の防水構造
前記内層の光硬化させた光硬化型樹脂の伸びが、30%以上であることを特徴とする請求項6に記載の電線スプライス部の防水構造である。
前記内層の光硬化型樹脂の光硬化前の25℃における粘度が、500mPa・s以下であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の電線スプライス部の防水構造である。
前記内層と前記導体との接着力が、0.1N/cm以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の電線スプライス部の防水構造である。
最初に電線の端末スプライス部について説明する。図2は本実施の形態における電線の端末スプライス部を示す図である。まず、図2に示すように、複数の絶縁被覆電線1の端末部の導体2を溶接、あるいはスリーブ3により接続し、端末スプライス部5を形成させる。なお4はポリ塩化ビニルの絶縁材料からなる絶縁被覆部である。
次に、端末スプライス部に形成した防水構造について説明する。
イ.防水構造
図1は、本実施の形態に係るスプライス部の防水構造を示す図である。図1に示すように、内層6は導体2、スリーブ3の全面および導体2と絶縁被覆部4の境界を覆うように形成され内層6の上端部分は絶縁被覆部4に接着されている。また、外層7は内層6の全面を覆いその上端は内層6の上端より上に位置し、絶縁被覆部4に接着されている。
次に防水構造の形成について説明する。
a.内層の形成
端末スプライス部を硬化前における25℃における粘度が300mPa・sのウレタンアクリレート樹脂に浸漬し、導体2、スリーブ3の全面および導体2と絶縁被覆部4の境界を覆うように樹脂を塗布した。その後、端末スプライス部の全面にUVが照射できるように端末スプライス部を回転させながら硬化に必要な所定量のUVを照射し、樹脂を光硬化させ、平均厚さが約0.2mmの内層を形成した。
次に、内層を形成した端末スプライス部を硬化前の25℃における粘度が600mPa・sのウレタンアクリレート樹脂に浸漬し、内層6の全面を覆うように樹脂を塗布した。その後、端末スプライス部の全面にUVが照射できるように端末スプライス部を回転させながら硬化に必要な所定量のUVを照射し、樹脂を光硬化させ、平均厚さが約0.3mmの外層を形成した。
2 導体
3 スリーブ
4 電線被覆部
5 電線スプライス部
6 内層
7 外層
51 被覆電線
52 導体
53 スリーブ
54 電線被覆部
55 樹脂製キャップ
56 止水材
57 上部空間
Claims (9)
- 複数の絶縁被覆電線から露出させた複数の導体を接続して形成された電線スプライス部の防水構造であって、
前記導体の露出部全面および前記露出部と前記絶縁被覆電線の絶縁被覆部との境界に樹脂層が形成されており、
前記樹脂層は、内層と外層の2層を有し、
前記内層は、前記露出部全面および前記露出部と前記絶縁被覆部との境界を覆っており、
前記外層は、光硬化させた光硬化型樹脂により形成されている
ことを特徴とする電線スプライス部の防水構造。 - 前記外層は、前記内層の全面を覆っていることを特徴とする請求項1に記載の電線スプライス部の防水構造。
- 前記外層と前記絶縁被覆部との接着力が、1N/cm以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電線スプライス部の防水構造。
- 前記外層の光硬化させた光硬化型樹脂の引張弾性率が、100MPa以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電線スプライス部の防水構造。
- 前記外層の厚さが、0.3mm以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電線スプライス部の防水構造。
- 前記内層は、光硬化させた光硬化型樹脂により形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の電線スプライス部の防水構造。
- 前記内層の光硬化させた光硬化型樹脂の伸びが、30%以上であることを特徴とする請求項6に記載の電線スプライス部の防水構造。
- 前記内層の光硬化型樹脂の光硬化前の25℃における粘度が、500mPa・s以下であることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の電線スプライス部の防水構造。
- 前記内層と前記導体との接着力が、0.1N/cm以上であることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の電線スプライス部の防水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008135242A JP2009283341A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 電線スプライス部の防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008135242A JP2009283341A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 電線スプライス部の防水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009283341A true JP2009283341A (ja) | 2009-12-03 |
Family
ID=41453579
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008135242A Pending JP2009283341A (ja) | 2008-05-23 | 2008-05-23 | 電線スプライス部の防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009283341A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012113963A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 端子付き電線 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5655874U (ja) * | 1979-10-05 | 1981-05-15 | ||
JPH11233175A (ja) * | 1998-02-18 | 1999-08-27 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電線端末の防水構造及び該防水構造の形成方法 |
WO2005071792A1 (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-04 | Yazaki Corporation | 被覆電線の接続部防水処理方法 |
JP2005347167A (ja) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Yazaki Corp | 電線の被覆層除去部の処理方法 |
-
2008
- 2008-05-23 JP JP2008135242A patent/JP2009283341A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5655874U (ja) * | 1979-10-05 | 1981-05-15 | ||
JPH11233175A (ja) * | 1998-02-18 | 1999-08-27 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電線端末の防水構造及び該防水構造の形成方法 |
WO2005071792A1 (ja) * | 2004-01-27 | 2005-08-04 | Yazaki Corporation | 被覆電線の接続部防水処理方法 |
JP2005347167A (ja) * | 2004-06-04 | 2005-12-15 | Yazaki Corp | 電線の被覆層除去部の処理方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012113963A (ja) * | 2010-11-25 | 2012-06-14 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 端子付き電線 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4950531B2 (ja) | シールド電線の止水構造および止水方法 | |
JP5428722B2 (ja) | 電線の止水構造および該止水構造の形成方法 | |
JP7226455B2 (ja) | 絶縁電線およびワイヤーハーネス | |
JP6798438B2 (ja) | 絶縁電線の製造方法および絶縁電線 | |
WO2020158445A1 (ja) | 絶縁電線およびワイヤーハーネス | |
JP7318512B2 (ja) | 絶縁電線およびワイヤーハーネス | |
WO2011052547A1 (ja) | 止水処理方法および絶縁被覆電線 | |
US9979176B2 (en) | Molded part-equipped electrical cable | |
JP7226456B2 (ja) | 絶縁電線、ワイヤーハーネス、絶縁電線の製造方法 | |
JP2016163509A (ja) | ワイヤハーネスの防水構造 | |
JP2008204644A (ja) | 防水ハーネスの製造方法、ハーネス用防水剤、および防水ハーネス | |
JP2013187004A (ja) | コネクタ付電線 | |
JP2019029093A (ja) | 絶縁電線 | |
JP2008123712A (ja) | 電線の止水処理方法および止水構造 | |
JP2007141517A (ja) | ワイヤーハーネスの防水加工方法 | |
RU2540325C1 (ru) | Способ герметизации низкочастотных разъемов электрических жгутов и кабелей | |
JP2009283341A (ja) | 電線スプライス部の防水構造 | |
JP2009136039A (ja) | スプライス部の防水方法および防水スプライス部を備えたワイヤハーネス | |
WO2010101138A1 (ja) | ケーブルアセンブリ | |
JP7327903B2 (ja) | 端子付き電線およびその製造方法 | |
JP6210641B2 (ja) | 被覆電線中間材、被覆電線、被覆電線の製造方法及びワイヤハーネス | |
JP2012130225A (ja) | 電線の接続方法及びワイヤハーネス | |
JP2009071980A (ja) | 線間止水方法 | |
JP2010192129A (ja) | 電線の止水処理方法と電線の止水構造 | |
JP2018101508A (ja) | 端子付き電線及び端子付き電線の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20110223 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20120514 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20120517 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20120820 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20121107 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20121114 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20130118 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20130729 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |