JP2012112479A - リングギヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内燃機関のフライホイール12に設けられ、前記内燃機関の始動時にセルフスタータモータ10のスタータピニオンギヤ11が噛合されて回転駆動されるリングギヤ1であって、前記リングギヤ1が周方向において複数に分割されて複数のリングギヤ構成部材小片1a〜1dにより構成され、複数の前記リングギヤ構成部材小片1a〜1dのうち、前記内燃機関の始動時に前記スタータピニオンギヤ11が最初に噛み合う飛び込み箇所を含む部位に相当する前記リングギヤ構成部材小片1a,1cを、他の前記リングギヤ構成部材小片1b,1dよりも耐久性の高い材料により形成した。
【選択図】図1
Description
内燃機関のフライホイールに設けられ、前記内燃機関の始動時にセルフスタータモータのピニオンギヤが噛合されて回転駆動されるリングギヤであって、
前記リングギヤが周方向において複数に分割されて複数の小片部材により構成され、
複数の前記小片部材のうち、前記内燃機関の始動時に前記ピニオンギヤが最初に噛み合う飛び込み箇所を含む部位に相当する前記小片部材が、他の前記小片部材よりも耐久性の高い材料により形成される
ことを特徴とする。
前記リングギヤは、環状の歯車であり前記リングギヤを構成するリングギヤ構成部材を軸方向に複数積層させて構成され、
複数の前記リングギヤ構成部材は、少なくとも隣接する前記リングギヤ構成部材同士で分割位置が重ならないように積層される
ことを特徴とする。
前記リングギヤは、環状の歯車であり前記リングギヤを構成するリングギヤ構成部材を軸方向に複数積層させて構成され、
前記ピニオンギヤが飛び込む側と反対側に位置する前記リングギヤ構成部材が、一部材により形成される
ことを特徴とする。
複数の前記リングギヤ構成部材のうちの一つが、前記ピニオンギヤとのバックラッシュを詰めるべく、他の前記リングギヤ構成部材に対して歯の位置を周方向にずらして配置される
ことを特徴とする。
図3は、本実施例に係るリングギヤ1が設置されたフライホイール12の断面を示した模式図である。なお、図3においては、矢印Iによりスタータピニオンギヤ11の飛び込み方向を示す。
図3に示すように、本実施例に係るリングギヤ1は、内燃機関のクランク軸に設置されるフライホイール12の周縁部に圧入により嵌め込まれている。リングギヤ1の中心軸は、フライホイール12の中心軸と一致している。
図4に示すように、4気筒の内燃機関においては、リングギヤ1におけるセルフスタータモータ10(図1参照)のスタータピニオンギヤ11の飛込み箇所は、図4中に破線で示した円の位置のいずれかとなる。
図5に示すように、3気筒の内燃機関においては、リングギヤ1におけるスタータピニオンギヤ11の飛込み箇所は、図5中に破線で示した円の位置のいずれかとなる。
以下、停止クランク角制御が実施される4気筒の内燃機関に設置される4分割のリングギヤ1を例として説明する。
図2に示すように、本実施例に係るリングギヤ1は、周方向に90°ごとに4等分され4つの部材(リングギヤ構成部材小片1a〜1d)に分かれている。すなわち、リングギヤ1は、4つのリングギヤ構成部材小片1a〜1dにより構成されている。
そして、本実施例に係るリングギヤ1においては、溶接により、リングギヤ構成部材小片1a〜1dがそれぞれ結合されることでリングギヤ1を構成している。
なお、図6においては、本実施例に係るリングギヤのスタータピニオンギヤ11の飛込み回数に対するリングギヤ1の摩耗量の値を実線で示し、従来の一部材で形成されたリングギヤのスタータピニオンギヤ11の飛込み回数に対するリングギヤの摩耗量の値を破線で示している。
また、本実施例に係るリングギヤ1のリングギヤ構成部材小片1a及びリングギヤ構成部材小片1c以外のリングギヤ構成部材小片1b及びリングギヤ構成部材小片1dと、従来の一部材で形成されたリングギヤは、同一の材料により形成している。
これに対し、本実施例に係るリングギヤ1は、飛込み回数が4万回弱でリングギヤ摩耗量の限界値に達することが分かる。このように、本実施例に係るリングギヤ1は、従来の一部材で形成されたリングギヤに比べ、耐久性が高いということが分かる。
第1の実施例に係るリングギヤ1においては、リングギヤ1を周方向において複数の部材に分割する構成とした上で、スタータピニオンギヤ11の飛び込み箇所の領域に相当する部材を耐久性の高い材料で形成することとした。
図7は、本実施例に係るリングギヤ1の構成を示した斜視図である。また、図8は、本実施例に係るリングギヤ1を各層ごと及び各部材ごとに分解した様子を示した斜視図である。なお、図7においては、矢印Iによりスタータピニオンギヤ11の飛び込み方向を示す。
図8に示すように、本実施例に係るリングギヤ1は、軸方向に3つの環状の歯車(リングギヤ構成部材2〜4)に分かれている。すなわち、リングギヤ1は、各リングギヤ構成部材2〜4を3層積層させることにより構成されている。
すなわち、リングギヤ構成部材小片2aとリングギヤ構成部材小片2bとが接合される位置(分割位置)、及び、リングギヤ構成部材小片4aとリングギヤ構成部材小片4bとが接合される位置(分割位置)には、リングギヤ構成部材小片3aが重なる構成となっている。このように、分割位置における強度の低下を抑えるように互いに補うように組み合わされている。
一般的に、スタータピニオンギヤ11は、図3,9中に矢印Iで示すように、リングギヤ1に対してリングギヤ1の回転軸方向から飛び込んできて噛み合う構成となっている。このため、リングギヤ1の歯は、スタータピニオンギヤ11が飛び込んで来る側の面の磨耗がより激しくなる。
図9は、本実施例に係るリングギヤ1の構成を示した斜視図である。また、図10は、本実施例に係るリングギヤ1を各層ごと及び各部材ごとに分解した様子を示した斜視図である。なお、図9においては、矢印Iによりスタータピニオンギヤ11の飛び込み方向を示す。
図10に示すように、本実施例に係るリングギヤ1は、軸方向に2つの環状の歯車(リングギヤ構成部材5,6)に分かれている。すなわち、リングギヤ1は、各リングギヤ構成部材5,6を2層積層させることにより構成されている。
1a〜1d リングギヤ構成部材小片
2〜4 リングギヤ構成部材
2a〜2d,3a〜3d,4a〜4d リングギヤ構成部材小片
5,6 リングギヤ構成部材
6a〜6d リングギヤ構成部材小片
7 溶接部
8a〜8f リングギヤ構成部材小片
10 セルフスタータモータ
11 スタータピニオンギヤ
12 フライホイール
Claims (4)
- 内燃機関のフライホイールに設けられ、前記内燃機関の始動時にセルフスタータモータのピニオンギヤが噛合されて回転駆動されるリングギヤであって、
前記リングギヤが周方向において複数に分割されて複数の小片部材により構成され、
複数の前記小片部材のうち、前記内燃機関の始動時に前記ピニオンギヤが最初に噛み合う飛び込み箇所を含む部位に相当する前記小片部材が、他の前記小片部材よりも耐久性の高い材料により形成される
ことを特徴とするリングギヤ。 - 前記リングギヤは、環状の歯車であり前記リングギヤを構成するリングギヤ構成部材を軸方向に複数積層させて構成され、
複数の前記リングギヤ構成部材は、少なくとも隣接する前記リングギヤ構成部材同士で分割位置が重ならないように積層される
ことを特徴とする請求項1に記載のリングギヤ。 - 前記リングギヤは、環状の歯車であり前記リングギヤを構成するリングギヤ構成部材を軸方向に複数積層させて構成され、
前記ピニオンギヤが飛び込む側と反対側に位置する前記リングギヤ構成部材が、一部材により形成される
ことを特徴とする請求項1に記載のリングギヤ。 - 複数の前記リングギヤ構成部材のうちの一つが、前記ピニオンギヤとのバックラッシュを詰めるべく、他の前記リングギヤ構成部材に対して歯の位置を周方向にずらして配置される
ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のリングギヤ。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019070403A (ja) * | 2017-10-10 | 2019-05-09 | 日立化成株式会社 | バランサシステム用歯車 |
JP2019132364A (ja) * | 2018-02-01 | 2019-08-08 | 住友重機械工業株式会社 | 減速装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5980563A (ja) * | 1982-10-30 | 1984-05-10 | Hino Motors Ltd | エアコンプレツサ駆動用ギヤ装置 |
JPS59168581U (ja) * | 1983-04-28 | 1984-11-12 | 富士重工業株式会社 | リングギヤの構造 |
JP2005201319A (ja) * | 2004-01-14 | 2005-07-28 | Exedy Corp | リングギア製造方法 |
-
2010
- 2010-11-26 JP JP2010263098A patent/JP5498923B2/ja not_active Expired - Fee Related
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