JP2012110683A - 拡張可能なセグメント化およびセクション化されたアクセスアセンブリ - Google Patents

拡張可能なセグメント化およびセクション化されたアクセスアセンブリ Download PDF

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Abstract

【課題】拡張可能なセグメント化およびセクション化されたアクセスアセンブリを提供すること。
【解決手段】近位端と遠位端とを有する管状部材であって、該管状部材は、該管状部材内に長さの少なくとも一部分が延びる少なくとも1つのセクションを含む、管状部材と、複数の第1のセグメントを含み、該管状部材の近位端に固定された第1のリングと、複数の第2のセグメントを含み、該管状部材の遠位端に固定された第2のリングとを備え、該複数の第1のセグメントのうちの2つのセグメントが独立して拡張可能である、アクセスアセンブリ。
【選択図】図1

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2010年11月24日に出願された米国仮特許出願第61/416,771号の利益と優先権とを主張し、上記米国仮特許出願の全内容が本明細書において参照により援用される。
(背景)
(技術分野)
本開示は、体腔にアクセスするための装置および方法に関する。より詳細には、本開示は、拡張可能なセグメント化および/またはセクション化されたアクセスアセンブリに関する。
(関連技術の背景)
切開を通って腹腔内で受容されるように構成されたアクセスアセンブリが公知であり、切開を通してアクセスアセンブリを挿入する方法も公知である。従来のアクセスアセンブリは、体壁の組織を通して体腔内で受容される剛性のカニューレを含む。内視鏡、腹腔鏡および他の適切な器具が、次いで、カニューレの近位端上のハウジングを通して方向付けられて、シールした態様で体腔にアクセスする。
体腔にアクセスし、シールした態様でそこを通る器具の受容を可能にするように構成された圧縮可能アセンブリもまた公知である。このような圧縮可能アセンブリは、シリコーン、熱可塑性エラストマー(TPE)、ゴム、発泡体、ゲルおよび他の圧縮可能材料で構成され、切開内に対する挿入を容易にするように圧縮されるように構成される。典型的には、このようなアセンブリは、外科医の指を用いて外科医によって、または、把持デバイス(例えば、鉗子)の支援により、変形される。アセンブリの圧縮は、アセンブリの外形を低減させることにより、アセンブリの切開内での受容を容易にする。圧縮力の解放の際に、圧縮されたアセンブリは、未圧縮の構成に戻る。未圧縮の構成において、アクセスアセンブリは、体腔内に対する切開をシールする。アセンブリは、1つ以上のアクセスポートを有し得、アクセスポートは、アクセスポートを通して器具を受容し、オプションで、吹送気体の供給源との接続のために構成され得る。
切開を通すアセンブリの配置の間に、圧縮可能なアクセスアセンブリの過度の取り扱いは、アセンブリの完全性を危険にさらすか、または他の方法で悪影響を及ぼし得る。例えば、アセンブリ上の任意のコーティングが、取り扱いの間に擦り落とされ得るか、あるいは、過度の力、サイズの大きい/サイズの小さい指、および/または尖った把持器具が、アセンブリを構成する材料を引っかき得る。
それゆえ、過度の取り扱いなしに、そして/または挿入デバイスに対する必要性なしに、組織を通して挿入されるように構成されたアクセスアセンブリを有することが有益である。
(要旨)
従って、拡張可能なアクセスアセンブリが提供される。アクセスアセンブリは、近位端と遠位端とを有する管状部材を含み、管状部材は、管状部材内に長さの少なくとも一部分が延びる1つ以上のセクションを含む。アクセスアセンブリは、さらに、複数の第1のセグメントを含み、管状部材の近位端に固定された第1のリングと、複数の第2のセグメントを含み、管状部材の遠位端に固定された第2のリングとを含む。複数の第1のセグメント、複数の第2のセグメントおよび1つ以上のセクションが、独立してまたは共同で、互いに対して拡張可能である。
一実施形態において、第1のリングは、組織の外側で受容されるように構成され、第2のリングは、体腔内で受容されるように構成される。
管状部材は、組織を通る挿入を容易にするために、第1の構成においてテーパ加工されるように構成され、第2の構成において実質的に砂時計形状を規定するように構成される。
第1のリングおよび第2のリングは、流体供給源と動作可能に接続するように構成され、その結果、複数の第1のセグメントおよび複数の第2のセグメントは、独立してまたは共同で、拡張または収縮される。流体供給源は、気体(CO)または液体(食塩水)を含む。
管状部材の1つ以上のセクションは、それぞれ、流体供給源と動作可能に接続するように構成される。複数の第1のセグメントは、それぞれ、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成され、複数の第2のセグメントは、それぞれ、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成される。管状部材の1つ以上のセクションは、それぞれ、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成される。
なお別の実施形態において、第1の圧力が複数の第1のセグメントに適用されることにより、第1のセグメントを第1のサイズまで拡張し、第2の圧力が複数の第2のセグメントに適用されることにより、第2のセグメントを第2のサイズまで拡張し、第1のサイズは第2のサイズより大きい。
さらに、1つ以上のセクションは、それぞれ、1つ以上の外科手術器具を受容するための1つ以上のチャネルを含む。1つ以上のセクションのそれぞれの1つ以上のチャネルは、被験体が外科手術器具を挿入し、1つ以上のチャネルから外科手術器具を取り除くときに、吹送気体を失うことからシールされる。
体腔にアクセスする方法も提供される。方法は、近位端と遠位端とを有する管状部材を提供するステップを含み、管状部材は、管状部材内に長さの少なくとも一部分が延びる1つ以上のセクションを含む。方法は、さらに、複数の第1のセグメントを含み、管状部材の近位端に固定された第1のリングを提供することと、複数の第2のセグメントを含み、管状部材の遠位端に固定された第2のリングを提供することとを含む。方法は、また、複数の第1のセグメント、複数の第2のセグメント、および1つ以上のセクションを互いに対して、独立してまたは共同で拡張することを含む。
体腔にアクセスする方法がまた提供される。方法は、管状部材と、複数の第1のセグメントを有する第1のリングと、複数の第2のセグメントを有する第2のリングとを提供するステップであって、管状部材は、組織を通る挿入を容易にするために、第1の構成においてテーパ加工されるように構成され、第2の構成において実質的に砂時計形状を規定するように構成される、ステップと、組織を通してテーパ加工されたアクセスアセンブリを挿入するステップと、第2の構成においてアクセスアセンブリを調節するステップと、複数の第1のセグメント、複数の第2のセグメントおよび1つ以上のセクションを互いに対して、独立してまたは共同で拡張するステップとを含む。
さらに、本開示の特定の局面は、腹壁を介した腹腔鏡外科手術に関係するように説明されているが、本発明は、他の種類の外科手術(例えば、無切開外科手術)に対しても等しく関連しており、そして他の種類の外科手術と共に用いられ得、これにより体腔に対するアクセスは、天然のオリフィス(例えば、膣、肛門、口、耳、鼻孔など)を介して提供される。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
近位端と遠位端とを有する管状部材であって、該管状部材は、該管状部材内に長さの少なくとも一部分が延びる少なくとも1つのセクションを含む、管状部材と、
複数の第1のセグメントを含み、該管状部材の近位端に固定された第1のリングと、
複数の第2のセグメントを含み、該管状部材の遠位端に固定された第2のリングと
を備え、該複数の第1のセグメントのうちの2つのセグメントが独立して拡張可能である、アクセスアセンブリ。
(項目2)
上記第1のリングは、組織の外側で受容されるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目3)
上記第2のリングは、体腔内で受容されるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目4)
上記管状部材は、組織を通る挿入を容易にするために、第1の構成においてテーパ加工されるように構成され、第2の構成において実質的に砂時計形状を規定するように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目5)
上記第1のリングおよび上記第2のリングは、流体供給源と動作可能に接続するように構成され、その結果、上記複数の第1のセグメントおよび上記複数の第2のセグメントは、独立して、または、共同で、拡張または収縮される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目6)
上記管状部材の上記少なくとも1つのセクションは、それぞれ、流体供給源と動作可能に接続するように構成され、
該少なくとも1つのセクションのうちの2つのセクションは、独立して拡張可能である、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目7)
上記複数の第1のセグメントは、それぞれ、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成され、上記複数の第2のセグメントは、それぞれ、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目8)
上記管状部材の少なくとも1つのセクションは、それぞれ、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成される、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目9)
第1の圧力が上記複数の第1のセグメントに適用されることにより、該第1のセグメントを第1のサイズまで拡張し、第2の圧力が上記複数の第2のセグメントに適用されることにより、該第2のセグメントを第2のサイズまで拡張し、該第1のサイズは該第2のサイズより大きい、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目10)
上記少なくとも1つのセクションは、それぞれ、1つ以上の外科手術器具を受容するための1つ以上のチャネルを含む、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目11)
上記少なくとも1つのセクションのそれぞれの上記1つ以上のチャネルは、被験体が外科手術器具を挿入し、該1つ以上のチャネルから外科手術器具を取り除くときに、吹送気体を失うことからシールされる、上記項目のいずれかに記載のアクセスアセンブリ。
(項目12)
体腔にアクセスするシステムであって、
近位端と遠位端とを有する管状部材であって、該管状部材は、該管状部材内に長さの少なくとも一部分が延びる少なくとも1つのセクションを含む、管状部材と、
複数の第1のセグメントを含み、該管状部材の近位端に固定された第1のリングと、
複数の第2のセグメントを含み、該管状部材の遠位端に固定された第2のリングと
を含み、該複数の第1のセグメントのうちの2つのセグメントが独立して拡張されるように構成される、システム。
(項目13)
上記複数の第1のセグメントおよび上記複数の第2のセグメントが、独立して、または共同で、拡張または収縮されるように、上記第1のリングおよび上記第2のリングは、流体供給源と動作可能に接続されるように構成される、上記項目のいずれかに記載のシステム。
(項目14)
上記管状部材の上記少なくとも1つのセクションのそれぞれは、流体供給源と動作可能に接続されるように構成され、
該少なくとも1つのセクションのうちの2つのセクションは、独立して拡張されるように構成される、上記項目のいずれかに記載のシステム。
(項目15)
上記複数の第1のセグメントのそれぞれは、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成され、上記複数の第2のセグメントのそれぞれは、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成される、上記項目のいずれかに記載のシステム。
(項目16)
上記管状部材の上記少なくとも1つのセクションは、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成される、上記項目のいずれかに記載のシステム。
(項目17)
1つ以上の外科手術器具を受容するための、上記少なくとも1つのセクションのそれぞれの内部に1つ以上のチャネルをさらに含む、上記項目のいずれかに記載のシステム。
(項目18)
上記少なくとも1つのセクションのそれぞれの上記1つ以上のチャネルは、被験体が外科手術器具を挿入し、該1つ以上のチャネルから外科手術器具を取り除くときに、吹送気体を失うことからシールされる、上記項目のいずれかに記載のシステム。
(項目19)
体腔にアクセスするシステムであって、
管状部材と、複数の第1のセグメントを有する第1のリングと、複数の第2のセグメントを有する第2のリングと
を含み、
該管状部材は、組織を通る挿入を容易にするために、第1の構成においてテーパ加工されるように構成され、第2の構成において実質的に砂時計形状を規定するように構成され、
該テーパ加工されたアクセスアセンブリは、組織を通して挿入されるように構成され、
該アクセスアセンブリは、該第2の構成において調節されるように構成され、
該複数の第1のセグメントのうちの2つのセグメントは、独立して拡張されるように構成される、システム。
(項目20)
上記第1のリングの上記複数の第1のセグメント、上記第2のリングの上記複数の第2のセグメント、および上記管状部材の上記少なくとも1つのセクションは、少なくとも1つの流体供給源に動作可能に接続されるように構成され、その結果、該複数の第1のセグメント、該複数の第2のセグメントおよび該1つ以上のセクションが、複数の異なるサイズに選択的に拡張/収縮される、上記項目のいずれかに記載のシステム。
(項目12A)
体腔にアクセスする方法であって、該方法は、
近位端と遠位端とを有する管状部材を提供することであって、該管状部材は、該管状部材内に長さの少なくとも一部分が延びる少なくとも1つのセクションを含む、ことと、
複数の第1のセグメントを含み、該管状部材の近位端に固定された第1のリングを提供することと、
複数の第2のセグメントを含み、該管状部材の遠位端に固定された第2のリングを提供することと、
該複数の第1のセグメントのうちの2つのセグメントを独立して拡張することと
を含む、方法。
(項目13A)
上記複数の第1のセグメントおよび上記複数の第2のセグメントが、独立して、または共同で、拡張または収縮されるように、上記第1のリングおよび上記第2のリングを流体供給源と動作可能に接続することをさらに含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目14A)
上記管状部材の上記少なくとも1つのセクションのそれぞれを流体供給源と動作可能に接続することと、
該少なくとも1つのセクションのうちの2つのセクションを独立して拡張することと
をさらに含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目15A)
上記複数の第1のセグメントのそれぞれを互いに対して異なるサイズに選択的に拡張/収縮することと、上記複数の第2のセグメントのそれぞれを互いに対して異なるサイズに選択的に拡張/収縮することとをさらに含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目16A)
上記管状部材の上記少なくとも1つのセクションを互いに対して異なるサイズに選択的に拡張/収縮することをさらに含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目17A)
1つ以上の外科手術器具を受容するための、上記少なくとも1つのセクションのそれぞれの内部に1つ以上のチャネルを提供することをさらに含む、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目18A)
上記少なくとも1つのセクションのそれぞれの上記1つ以上のチャネルは、被験体が外科手術器具を挿入し、該1つ以上のチャネルから外科手術器具を取り除くときに、吹送気体を失うことからシールされる、上記項目のいずれかに記載の方法。
(項目19A)
体腔にアクセスする方法であって、該方法は、
管状部材と、複数の第1のセグメントを有する第1のリングと、複数の第2のセグメントを有する第2のリングとを提供することであって、該管状部材は、組織を通る挿入を容易にするために、第1の構成においてテーパ加工されるように構成され、第2の構成において実質的に砂時計形状を規定するように構成される、ことと、
組織を通して該テーパ加工されたアクセスアセンブリを挿入することと、
該第2の構成において該アクセスアセンブリを調節することと、
該複数の第1のセグメントのうちの2つのセグメントを独立して拡張することと
を含む、方法。
(項目20A)
上記第1のリングの上記複数の第1のセグメント、上記第2のリングの上記複数の第2のセグメント、および上記管状部材の上記少なくとも1つのセクションを、少なくとも1つの流体供給源に動作可能に接続することをさらに含み、その結果、該複数の第1のセグメント、該複数の第2のセグメントおよび該1つ以上のセクションが、複数の異なるサイズに選択的に拡張/収縮される、上記項目のいずれかに記載の方法。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付の図面は、本開示の実施形態を図示し、そして上記で与えられた概略的な説明、および、以下で与えられる実施形態の詳細な説明と共に、本開示の原理を説明することに役立つ。
図1は、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図であり、ここで、上部のセグメント化されたリングおよび下部のセグメント化されたリングが拡張されている。 図2は、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図であり、ここで、管状部材内の4つのセクションが拡張されている。 図3は、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図であり、ここで、管状部材内の3つのセクションが拡張されている。 図4は、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図であり、ここで、管状部材内の2つのセクションが拡張されている。 図5は、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図であり、ここで、管状部材内の4つのセクションおよびセグメント化されたリングが拡張されている。 図6は、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図であり、ここで、管状部材内の1つのセクションが拡張されていない。 図7は、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図であり、ここで、上部リングのセグメントは拡張されていない。 図8は、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図であり、ここで、上部リングのセグメントは拡張されておらず、管状部材内の2つのセクションは拡張されていない。
(詳細な説明)
本開示の装置の実施形態は、ここで、図面を参照して詳細に説明され、図面において、同様の参照番号はいくつかの図面のそれぞれにおいて同一の要素または対応する要素を指定する。本明細書で使用される場合、用語「遠位」は、ユーザから遠い方のツールまたはツールの構成要素の部分をいい、一方で、用語「近位」は、ユーザに近い方のツールまたはツールの構成要素の部分をいう。アクセスアセンブリの使用が、しばしば、本明細書において切開を係合するように説明されているが、このことは、単なる例示であり、アセンブリの使用をいかなる方法においても制限するようには意図されないことが認識されるべきであるが、本開示は、アクセスアセンブリが切開、天然に存在するオリフィスまたは任意の他の適切な開口部を係合する状況における全ての例において使用可能であるように意図されていることが認識されるべきである。
図1を最初に参照すると、体腔にアクセスするためのアセンブリが、概して、アクセスアセンブリ100として示される。アクセスアセンブリ100は、アセンブリ100の過度の取り扱いまたは操作を必要とせずに、そして別の挿入デバイスを必要とすることなしに、組織の切開または他の開口部を通して挿入されるように構成される。
アクセスアセンブリ100は、第1のリング110(または上部リング)と、第2のリング120(または下部リング)とを含む。近位端と遠位端とを有する管状部材130は、第1のリング110と第2のリング120との間に位置決めされる。第1のリング110は、管状部材130の近位端に固定され、一方で、第2のリング120は、管状部材130の遠位端に固定される。アクセスアセンブリ100は、1つ以上の外科手術器具を受容する空洞または開口部140を含み得る。
図1において、第1のリング110は、複数の隣接するセグメントに分離される。例えば、第1のリング110が、セグメント112、114、116、118を含み得る。セグメントは、それぞれ、拡張可能なセグメントであり得る。セグメントは、互いに対して独立して拡張可能であり得る。同様に、第2のリング120は、複数の隣接するセグメントに分離される。例えば、第2のリング120は、セグメント122、124、126、128を含み得る。セグメントは、それぞれ、拡張可能なセグメントであり得る。セグメントは、互いに対して独立して拡張可能であり得る。さらに、各セグメント112、114、116、118は、1つ以上の壁10、20、30、40、50によって他のセグメントから分離され得る。
第1のリング110および第2のリング120は、流体供給源15、25を介して拡張可能であり得る。それゆえ、アクセスアセンブリ100は、1つ以上の流体供給源に対する動作可能な接続のために構成されている。図1は、別の、別個の拡張可能なセグメント化された部分として構築されたリングを図示する。図2は、以下に説明されるように、拡張可能なセクションを含む管状部材を図示する。
図2を参照すると、管状部材内の4つのセクションが拡張されている、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図が提示される。
アクセスアセンブリ200は、第1のリング210(または上部リング)と、第2のリング220(または下部リング)とを含む。近位端と遠位端とを有する管状部材280は、第1のリング210と第2のリング220との間に位置決めされる。第1のリング210は、管状部材280の近位端に固定され、一方で、第2のリング220は、管状部材280の遠位端に固定される。
図2において、管状部材280の内側部分は、複数の隣接するまたは隣り合うセクションに分離される。例えば、管状部材280の内側部分は、セクション230、240、250、260を含み得る。セクションは、それぞれ、拡張可能なセクションであり得る。セクションは、互いに対して独立して拡張可能であり得る。図2において、別の、別個のセクションが提示される。さらに、各セクション230、240、250、260は、1つ以上の壁60、70によって他のセクションから分離され得る。しかしながら、当業者は、複数の異なる形状およびサイズの多くの異なるセクション(図3および図4を参照)を用いることを企図し得る。セクション230、240、250、260は、流体供給源205を介して拡張または膨張され得る。それゆえ、アクセスアセンブリ200は、流体供給源205に対する動作可能な接続のために構成される。当業者は、複数の流体供給源を用いることを企図し得る。さらに、当業者は、流体供給源215を、バルブ付きマニホルド217を介してセクション、例えば、セクション260に接続することを企図し得る。バルブ付きマニホルドは、任意の流体供給源を本明細書で提示される任意の拡張可能/収縮可能なセグメントまたはセクションに接続するために使用され得る。
さらに、図2において、セクション230、240、250、260は、それぞれ、少なくとも1つのチャネルを含む。例えば、第1のセクション230はチャネル232を含み、第2のセクション240はチャネル242を含み、第3のセクション250はチャネル252を含み、第4のセクション260はチャネル262を含む。各セクションは、上部リング210から下部リング220まで、管状部材280の全長にわたって延び得る。例えば、第1のセクション230は、上部リング210から下部リング220まで延びる部分234を含む。同様に、部分254は、第3のセクション250に関し、部分264は、第4のセクション260に関する。さらに、第2の部分240は、また、管状部材280の全長にわたって延びる部分(視認可能ではない)を含む。
別の拡張デバイスが、リング210、220のセグメントと、管状部材280の内側のセクション230、240、250、260を拡張するために使用され得ることも想定される。しかしながら、1つの拡張デバイスが、リング210、220のセグメントと、管状部材280の内側のセクション230、240、250、260を、同時に、または、複数の異なる接続機構を介して異なる時間間隔で拡張するように構成され得ることもまた企図される。
図3を参照すると、管状部材内の3つのセクションが拡張されている、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図が提示される。図4を参照すると、管状部材内の2つのセクションが拡張されている、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図が提示される。
アクセスアセンブリ300は、第1のリング310と第2のリング320とを含む。図2とは異なり、3つのセクションは、管状部材380内に含まれる。第1のセクション330は、部分334にわたって、上部リング310から下部リング320まで延びる少なくとも1つのチャネル332を含む。第2のセクション340は、部分344にわたって、上部リング310から下部リング320まで延びる少なくとも1つのチャネル342を含む。第3のセクション350は、部分354にわたって、上部リング310から下部リング320まで延びる少なくとも1つのチャネル352を含む。
アクセスアセンブリ400は、第1のリング410と第2のリング420とを含む。図2および3とは異なり、2つのセクションは、管状部材480内に含まれる。第1のセクション430は、部分434にわたって、上部リング410から下部リング420まで延びる少なくとも1つのチャネル432を含む。第2のセクション440は、部分444にわたって、上部リング410から下部リング420まで延びる少なくとも1つのチャネル442を含む。
当然のことながら、当業者は、管状部材380、480内の多くの異なるセクションを用いることを企図し得る。各セクションは、各セクション内に位置決めされるか、または各セクションを通って延びる複数のチャネルを含み得る。さらに、セクションが、管状部材380、480の全長にわたって延びることは必ずしも必要ではない。セクションが、管状部材380、480の一部分のみに延びることが企図される。
図5を参照すると、管状部材内の4つのセクション、および、セグメント化されたリングが拡張されている、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図が提示される。
アクセスアセンブリ500は、第1のリング510(または上部リング)と、第2のリング520(または下部リング)とを含む。近位端と遠位端とを有する管状部材580は、第1のリング510と第2のリング520との間に位置決めされる。第1のリング510は、管状部材580の近位端に固定される一方で、第2のリング520は、管状部材580の遠位端に固定される。
図5において、管状部材580の内側部分は、複数の隣接するまたは隣り合うセクションに分離される。例えば、管状部材580の内側部分は、セクション530、540、550、560を含み得る。セクションは、それぞれ、拡張可能なセクションであり得る。セクションは、互いに対して独立して拡張可能であり得る。さらに、第1のリング510は、複数のセグメント512、514、516、518に分離され得、第2のリング520は、複数のセグメント522、524、526、528に分離され得る。結果として、アクセスアセンブリ500のリング510、520およびセクション530、540、550、560の両方が拡張可能である。リング510、520のセグメントは、管状部材580内に位置するセクション530、540、550、560とは独立して拡張し得る。
従って、リング510、520のセグメント、および管状部材580の内側のセクション530、540、550、560を拡張するために別の流体供給源が使用され得ることが想定される。しかしながら、1の流体が、リング510、520のセグメント、および管状部材580の内側のセクション530、540、550、560を、同時に、または複数の異なる接続メカニズムを介して異なる時間間隔で拡張するように構成され得ることもまた企図される。さらに、第1のリング510の各セグメント512、514、516、518は、互いに対して独立して拡張され得、第2のリング520の各セグメント522、524、526、528は、互いに対して独立して拡張され得る。各セクション530、540、550、560が、互いに対して独立して拡張され得ることもまた留意されたい。セグメントおよびセクションは、図6〜8を参照して以下に説明されるように、随意に収縮または拡張され得る。
図5に戻って参照すると、アクセスアセンブリ500は、腹部アクセスシステムであり得、この腹部アクセスシステムは、多くの拡張されたセグメントおよびセクションを使用して、腹腔内で動作するように、シールされたアクセスを可能にする。セクション530、540、550、560は、外科医によって適用されたさまざまな圧力によって独立してまたは共同で拡張され得る。各セクション530、540、550、560は、少なくとも外科手術器具の通過を可能にする少なくとも1つのチャネルを含み得る。例えば、第1のセクション530は、管状部材580の長さにわたり延びる第1のチャネル532を含む(部分534として示される)。第2のセクション540は、管状部材580の長さにわたり延びる第2のチャネル542を含む。第3のセクション550は、管状部材580の長さにわたり延びる第3のチャネル552を含む(部分554として示される)。第4のセクション560は、管状部材580の長さにわたり延びる第4のチャネル562を含む(部分564として示される)。チャネル532、542、552、562は、管状部材580の全長にわたり延びる想像線として示されている。チャネル532、542、552、562は、外科手術器具が存在しないときに、それぞれのセグメント530、540、550、560を拡張させるために使用される流体圧力によって、吹送気体を失うことからシールされ得る。すなわち、外科手術器具が存在しないとき、流体圧力はチャネルを閉鎖し、チャネルは、外科手術器具が挿入された際に再開放され得る。
結果として、拡張された状態において、アクセスアセンブリ500は、開口部またはチャネル532、542、552、562内にシールを生成して、これらを通る吹送気体の漏出を防ぐ。拡張されたアクセスアセンブリ500は、(吹送気体または水を含む)任意の適切な流体で拡張され得る。拡張されたアクセスアセンブリ500は、側面から見た場合には実質的に砂時計形状を規定し得る。第1のリング510および第2のリング520は、開口部を通る長手方向の、拡張されたアクセスアセンブリ500の運動を最小化することを助ける。管状部材580は、第1のリング510が体の外側に維持される一方で、第2のリング520が腹腔内に受容されるのに十分な長さである。
拡張可能なアクセスアセンブリ500は、プラスチック、ポリマー、布、または他の適切な材料で構成され得る。拡張可能なアクセスアセンブリ500は、成形され得、押し出し成形され得、縫い合わされ得、または任意の他の適切な態様で形成され得る。一実施形態において、第1のリング510および第2のリング520は、接着、結合、溶接または他の任意の手段によって管状部材580にしっかりと付着され得る。代替的な実施形態において、第1のリング510および第2のリング520は、管状部材580と選択的に係合するように構成され得る。
代替的な実施形態において、アクセスアセンブリ500は、複数の開口部またはチャネルまたは管腔を含み得る。例えば、セクション530、540、550、560は、管状部材580の内側の長さの少なくとも一部分に延びる複数の管腔を含み得る。さらに、各セクション530、540、550、560に対して中央に位置する開口部を含むように示されているが、アクセスアセンブリ500および1つ以上の複数の管腔の配列が用途または手順に良好に適合するように修正され得ることが想定される。例えば、複数の管腔の少なくとも1つは、管腔を通って挿入される1つ以上の器具を直接シールするように構成され得る。代替的に、複数の管腔は、それぞれ、シールした態様で管腔を通って器具を受容するための1つ以上のバルブ部材(図示せず)を含み得る。さらに、1つ以上のバルブ部材は、管腔を通って受容される器具がないときに、複数の管腔のそれぞれをシールし得る。
図6を参照すると、管状部材内の1つのセクションが拡張されていない、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリ600の透視図が提示される。
図5の同一の部分または実質的に類似の部分を識別する図6の同様の参照数字は、この欄には説明されない。図6において、管状部材580の内側部分は、複数の隣接するまたは隣り合うセクションに分離され、第1のリング510と第2のリング520との間に位置決めされる。例えば、管状部材580の内側部分は、セクション610、530、540、560を含み得る。セクションは、それぞれ、拡張可能なセクションであり得る。セクションは、互いに対して独立して拡張可能であり得る。この例示的な実施形態に示されるように、セクション610は、外科医によって収縮されている。セクション610は、開口部620を通して大きな標本を取り除くため収縮され得る。
それゆえ、大きな標本が空洞から取り除かれる場合には、1つ以上のセクションは、大きな開口部620を生成することによってこのような標本を取り除くことを可能にするために戦略的に収縮され得る。さらに、セクション610、530、540、560は、器具/標本交換の間に、細胞の播種から創傷の部位を保護することを可能にする。さらに、1つ以上のセクションは、開口部620を通る大きな器具の導入を可能にするように戦略的に収縮され得る。
当業者は、セクション610、530、540、560のうちの任意のセクションの拡張/収縮を企図し得る。このようなセクションは、標本がどの程度大きくあり得るかまたはどの程度小さくあり得るかという外科医の決定に基づいて、完全に収縮され得るか、または部分的に収縮され得る。従って、外科医は、拡張/収縮のための任意のセクション610、530、540、560を選択する能力を有する。
図7を参照すると、上部リングのセグメントが収縮されている、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図700が提示される。
図5および6の同一の部分または実質的に類似の部分を識別する図7の同様の参照数字は、この欄には説明されない。図7において、管状部材580の内側部分は、複数の隣接するまたは隣り合うセクションに分離され、第1のリング710と第2のリング520との間に位置決めされる。例えば、管状部材580の内側部分は、セクション530、540、550、560を含み得る。セクションはそれぞれ、拡張可能なセクションであり得る。セクションは、互いに対して独立して拡張可能であり得る。この例示的な実施形態に示されるように、第1のリング710のセグメント712、714、716、718は外科医によって収縮されている。セグメント712、714、716、718は、開口部またはチャネル552、562(図5参照)のうちの1つを通して大きな標本を取り除くために収縮され得る。従って、外科医は、独立してまたは共同で、セグメント712、714、716、718を拡張または収縮する能力を有する。
図8を参照すると、上部リングのセグメントが収縮され、管状部材内の2つのセクションが収縮されている、本開示の一局面に従うアクセスアセンブリの透視図800が提示される。
図5〜7の同一の部分または実質的に類似の部分を識別する図8の同様の参照数字は、この欄には説明されない。図8において、管状部材580の内側部分は、複数の隣接するまたは隣り合うセクションに分離され、第1のリング810と第2のリング520との間に位置決めされる。例えば、管状部材580の内側部分は、セクション530、540、820、830を含み得る。セクションは、それぞれ、拡張可能なセクションであり得る。セクションは、互いに対して独立して拡張可能であり得る。この例示的な実施形態に示されるように、セクション820、830は、外科医によって収縮されている。さらに、第1のリング810のセグメント812、814、816、818は、収縮されている。セクション820、830は、それぞれ開口部822、832を通して1つ以上の大きな標本を取り除くために収縮され得る。セグメント812、814、816、818は、開口部またはチャネル552、562(図5参照)をのうちの1つを通して1つ以上の大きな標本を取り除くために収縮され得る。従って、外科医は、独立してまたは共同で、セグメント812、814、816、818および/またはセクション530、540、820、830のいずれかを拡張または収縮する能力を有する。
それゆえ、大きな標本が空洞から取り除かれる場合には、1つ以上のセクションおよび/またはセグメントは、より大きな開口部および/または小さな開口部を生成することによってこのような標本を取り除くことを可能にするために戦略的に拡張または収縮され得る。さらに、セクション530、540、820、830は、器具/標本交換の間に、細胞の播種から創傷の部位を保護することを可能にする。
まとめると、本開示の例示的な実施形態の少なくとも1つの利点は、吹送を維持し、アクセスアセンブリを通した大きな標本の除去を可能にしながら、複数の器具が1つの切開部位を通して使用されることを可能にする一体化腹部アクセスシステムが生成されることである。
本開示のいくつかの実施形態が図面に示されてきたが、本開示は、当該分野が許容する限り広い範囲であること、および、本明細書が同様に読まれることが意図されているので、本開示がこれらの実施形態に限定されることは意図されない。それゆえ、上記の説明は、限定するものとして解釈されるべきではなく、本明細書に開示された実施形態の単なる例示として解釈されるべきである。従って、実施形態の範囲は、与えられた例によってではなく、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって決定されるべきである。
当業者は、本明細書において具体的に説明され、添付の図面に図示されたデバイスおよび方法が非限定的な例示的実施形態であることを理解する。1つの例示的な実施形態に関連して図示または説明された特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わされ得る。このような修正および変形は、本開示の範囲内に含まれるように意図される。同様に、当業者は、上述の実施形態に基づいて、本開示のさらなる特徴および利点を認識する。従って、本開示は、添付の特許請求の範囲によって示される場合を除き、詳細に示され説明されてきたものに限定されるべきではない。
摘要
改良されたアクセスアセンブリが提供される。アクセスアセンブリは、近位端と遠位端とを有する管状部材を含み、管状部材は、管状部材内に長さの少なくとも一部分が延びる少なくとも1つのセクションを含む。アクセスアセンブリは、さらに、複数の第1のセグメントを含み、管状部材の近位端に固定された第1のリングと、複数の第2のセグメントを含み、管状部材の遠位端に固定された第2のリングとを含む。複数の第1のセグメントのうちの少なくとも2つのセグメントが独立して拡張可能である。複数のセクションのうちの少なくとも2つのセクションが、独立して拡張可能である。
110 第1のリング
112、114、116、118 セグメント
120 第2のリング
122、124、126、128 セグメント
10、20、30、40、50 壁

Claims (20)

  1. 近位端と遠位端とを有する管状部材であって、該管状部材は、該管状部材内に長さの少なくとも一部分が延びる少なくとも1つのセクションを含む、管状部材と、
    複数の第1のセグメントを含み、該管状部材の近位端に固定された第1のリングと、
    複数の第2のセグメントを含み、該管状部材の遠位端に固定された第2のリングと
    を備え、該複数の第1のセグメントのうちの2つのセグメントが独立して拡張可能である、アクセスアセンブリ。
  2. 前記第1のリングは、組織の外側で受容されるように構成される、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  3. 前記第2のリングは、体腔内で受容されるように構成される、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  4. 前記管状部材は、組織を通る挿入を容易にするために、第1の構成においてテーパ加工されるように構成され、第2の構成において実質的に砂時計形状を規定するように構成される、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  5. 前記第1のリングおよび前記第2のリングは、流体供給源と動作可能に接続するように構成され、その結果、前記複数の第1のセグメントおよび前記複数の第2のセグメントは、独立して、または、共同で、拡張または収縮される、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  6. 前記管状部材の前記少なくとも1つのセクションは、それぞれ、流体供給源と動作可能に接続するように構成され、
    該少なくとも1つのセクションのうちの2つのセクションは、独立して拡張可能である、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  7. 前記複数の第1のセグメントは、それぞれ、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成され、前記複数の第2のセグメントは、それぞれ、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成される、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  8. 前記管状部材の少なくとも1つのセクションは、それぞれ、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成される、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  9. 第1の圧力が前記複数の第1のセグメントに適用されることにより、該第1のセグメントを第1のサイズまで拡張し、第2の圧力が前記複数の第2のセグメントに適用されることにより、該第2のセグメントを第2のサイズまで拡張し、該第1のサイズは該第2のサイズより大きい、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  10. 前記少なくとも1つのセクションは、それぞれ、1つ以上の外科手術器具を受容するための1つ以上のチャネルを含む、請求項1に記載のアクセスアセンブリ。
  11. 前記少なくとも1つのセクションのそれぞれの前記1つ以上のチャネルは、被験体が外科手術器具を挿入し、該1つ以上のチャネルから外科手術器具を取り除くときに、吹送気体を失うことからシールされる、請求項10に記載のアクセスアセンブリ。
  12. 体腔にアクセスするシステムであって、
    近位端と遠位端とを有する管状部材であって、該管状部材は、該管状部材内に長さの少なくとも一部分が延びる少なくとも1つのセクションを含む、管状部材と、
    複数の第1のセグメントを含み、該管状部材の近位端に固定された第1のリングと、
    複数の第2のセグメントを含み、該管状部材の遠位端に固定された第2のリングと
    を含み、該複数の第1のセグメントのうちの2つのセグメントが独立して拡張されるように構成される、システム。
  13. 前記複数の第1のセグメントおよび前記複数の第2のセグメントが、独立して、または共同で、拡張または収縮されるように、前記第1のリングおよび前記第2のリングは、流体供給源と動作可能に接続されるように構成される、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記管状部材の前記少なくとも1つのセクションのそれぞれは、流体供給源と動作可能に接続されるように構成され、
    該少なくとも1つのセクションのうちの2つのセクションは、独立して拡張されるように構成される、請求項12に記載のシステム。
  15. 前記複数の第1のセグメントのそれぞれは、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成され、前記複数の第2のセグメントのそれぞれは、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成される、請求項12に記載のシステム。
  16. 前記管状部材の前記少なくとも1つのセクションは、互いに対して異なるサイズまで選択的に拡張/収縮されるように構成される、請求項12に記載のシステム。
  17. 1つ以上の外科手術器具を受容するための、前記少なくとも1つのセクションのそれぞれの内部に1つ以上のチャネルをさらに含む、請求項12に記載のシステム。
  18. 前記少なくとも1つのセクションのそれぞれの前記1つ以上のチャネルは、被験体が外科手術器具を挿入し、該1つ以上のチャネルから外科手術器具を取り除くときに、吹送気体を失うことからシールされる、請求項17に記載のシステム。
  19. 体腔にアクセスするシステムであって、
    管状部材と、複数の第1のセグメントを有する第1のリングと、複数の第2のセグメントを有する第2のリングと
    を含み、
    該管状部材は、組織を通る挿入を容易にするために、第1の構成においてテーパ加工されるように構成され、第2の構成において実質的に砂時計形状を規定するように構成され、
    該テーパ加工されたアクセスアセンブリは、組織を通して挿入されるように構成され、
    該アクセスアセンブリは、該第2の構成において調節されるように構成され、
    該複数の第1のセグメントのうちの2つのセグメントは、独立して拡張されるように構成される、システム。
  20. 前記第1のリングの前記複数の第1のセグメント、前記第2のリングの前記複数の第2のセグメント、および前記管状部材の前記少なくとも1つのセクションは、少なくとも1つの流体供給源に動作可能に接続されるように構成され、その結果、該複数の第1のセグメント、該複数の第2のセグメントおよび該1つ以上のセクションが、複数の異なるサイズに選択的に拡張/収縮される、請求項19に記載のシステム。
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