JP2011218169A - 中空の多内腔アクセスポート - Google Patents

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Abstract

【課題】外科手術処置において用いられるアクセスポートを提供すること。
【解決手段】下にある体腔にアクセスする組織路内に位置を決める外科手術装置であって、長手方向軸を有するシールアンカ部材であって、シールアンカ部材は、シールアンカ部材の長手方向軸に沿って内腔を規定する内側表面を有する圧縮可能本体部分を含み、内腔は、第1の直径を規定し、内側表面に沿って骨組みを有する、シールアンカ部材を備えている、外科手術装置。
【選択図】図1

Description

(関連出願の参照)
この特許出願は、2010年4月12日に出願された米国仮出願第61/323,102号の利益および優先権を主張し、この仮出願の内容全体が本明細書に参照によって援用される。
(背景)
(技術分野)
本開示は、外科手術処置において用いられるアクセスポートに関する。より詳細には、本開示は、組織における切開の中に挿入され、組織および1つ以上の外科手術物体の両方に対して実質的に流体密閉が形成されるように、1つ以上の外科手術物体を密閉して受容するように適合されるシールアンカ部材に関する。
(関連技術の背景)
今日、多くの外科手術処置は、皮膚における小さな切開を通して行われる。概して、そのような処置は、患者の腹部に対して行なわれる場合を除いて、「内視鏡処置」と呼ばれ、患者の腹部に対して行われる場合、処置は「腹腔鏡処置」と呼ばれる。本開示の全体を通して、用語「最小侵襲性」は、内視鏡処置および腹腔鏡処置の両方を包含すると理解されるべきである。従来の開放の外科手術処置において典型的に必要とされる、より大きな切開と比較して、最小侵襲性処置は、結果として患者に対して外傷および回復時間の減少をもたらす。
典型的な最小侵襲性処置中、外科手術アクセスデバイス(例えば、トロカールアセンブリおよびカニューレアセンブリ)または内視鏡などの外科手術物体は、患者の組織における切開を通って患者の体内に挿入される。概して、患者の体内に外科手術物体を導入する前に、より大きくより多くのアクセス可能な作業領域を作るために、通気気体が用いられ、標的の外科手術部位の周囲の領域を拡大する。従って、通気気体の漏れおよび拡大された外科手術部位の収縮またはへこみを阻止するように、実質的に流体密閉を維持することが望ましい。
この目的のために、最小侵襲性措置中において用いるために、様々な弁およびシールが開発され、それらは当該分野において周知である。しかしながら、組織内の切開の中に直接に挿入され得、通気された作業空間の完全性を維持しながら、様々な外科手術物体を収容し得るシールアンカ部材に対する継続したニーズがある。
(概要)
本開示は、下にある体腔にアクセスする組織路内に位置を決める外科手術装置に関する。外科手術装置は、長手方向軸を有し、前端と後端とを有するシールアンカ部材を含む。シールアンカ部材は、シールアンカ部材の長手方向軸に沿って内腔を規定する本体部分を含む。シールアンカ部材はまた、シールアンカ部材の後端に解放可能に固定されるキャップを含む。キャップは、キャップを通って延び、長手方向軸に平行である1つ以上の開口部を含む。キャップの各開口部は異なる直径を規定し得るが、開口部の直径は本体部分の内腔の直径より小さい。本体部分はまた、切開内にシールアンカ部材を固定することを容易にするためにシールアンカ部材の前端にリップを含み得る。さらに本体部分は、キャップを本体部分に解放可能に固定するシールアンカ部材の後端にリップを含み得る。
上記に考察されるように、本体部分は、シールアンカ部材の後端および前端に複数のリップを含み得る。さらに、本体部分はリップ間に配置される中間部分を含み得、その中間部分は組織路内にシールアンカ部材の挿入を容易にするために弓形の構成を有する。
シールアンカ部材は、半剛性材料または圧縮可能材料から形成され得る。単に例として、シールアンカ部材は、ゴム、ポリウレタン、または発泡材料から形成され得る。さらにシールアンカ部材が組織の切開内に挿入されている間、シールアンカ部材の本体部分の構造的な完全性を維持することを容易にするために、本体部分は溝または骨組み(ribbing)を含み得る。
一実施形態において、本発明は、下にある体腔にアクセスする組織路内に位置決めする外科手術装置に関する。装置は、長手方向軸を有するシールアンカ部材を含み得、そのシールアンカ部材は、シールアンカ部材の長手方向軸に沿って内腔を規定する内側表面を有する圧縮可能本体部分を含み、その内腔は、第1の直径を規定し、内側表面に沿って骨組みを有する。骨組みは、可撓性本体部分の構造的剛性を増加させ得る。骨組みは、切開内に配置された場合、圧縮に抵抗し得る。骨組みは、内側表面に沿って長手方向に延び得る。骨組みは、圧縮可能本体部分の近位端から圧縮可能本体部分の遠位端に延び得る。外科手術装置はまた、シールアンカ部材の近位端に解放可能に固定可能であるキャップを含み得る。キャップは長手方向軸に沿って延びる1つ以上の開口部を含み得、各開口部は直径を規定し、各直径はシールアンカ部材の内腔の第1の直径より小さい。キャップの各開口部は、外科手術物体を受容するような寸法で作られ得る。
一実施形態において、本発明は、下にある体腔にアクセスする組織路内に位置を決める外科手術装置に関し、その外科手術装置は、シールアンカ部材の長手方向軸に沿って内腔を規定する内側表面を有する本体部分を備え、その本体部分は、組織路内に挿入されるように選択可能に圧縮可能であり、その内腔は内側表面に沿って骨組みを有し、その骨組みは、本体部分が切開内に既に位置を決められた後に、骨組みが、組織路によって本体部分に対して加えられる圧縮力に抵抗することによって内腔が開いている状態を維持することを助けるように、可撓性本体部分の構造的剛性を増加させる。骨組みは、内側表面に沿って長手方向に延び得る。骨組みは、圧縮可能本体部分の近位端から圧縮可能本体部分の遠位端に延び得る。
例えば、本発明は以下の項目を提供する。
(項目1)
下にある体腔にアクセスする組織路内に位置を決める外科手術装置であって、
長手方向軸を有するシールアンカ部材であって、該シールアンカ部材は、該シールアンカ部材の長手方向軸に沿って内腔を規定する内側表面を有する圧縮可能本体部分を含み、該内腔は、第1の直径を規定し、該内側表面に沿って骨組みを有する、シールアンカ部材を備えている、外科手術装置。
(項目2)
上記骨組みは、上記可撓性本体部分の構造的剛性を増加させる、上記項目に記載の外科手術装置。
(項目3)
上記骨組みは、切開内に配置された場合、圧縮に抵抗する、上記項目のいずれかに記載の外科手術装置。
(項目4)
上記骨組みは、上記内側表面に沿って長手方向に延びる、上記項目のいずれかに記載の外科手術装置。
(項目5)
上記骨組みは、上記圧縮可能本体部分の近位端から上記圧縮可能本体部分の遠位端に延びる、上記項目のいずれかに記載の外科手術装置。
(項目6)
上記シールアンカ部材の近位端に解放可能に固定可能であるキャップをさらに備えている、上記項目のいずれかに記載の外科手術装置。
(項目7)
上記キャップは上記長手方向軸に沿って延びる1つ以上の開口部を含み、各開口部は直径を規定し、各直径は上記シールアンカ部材の上記内腔の上記第1の直径より小さい、上記項目のいずれかに記載の外科手術装置。
(項目8)
上記キャップの各開口部は、外科手術物体を受容するような寸法で作られる、上記項目のいずれかに記載の外科手術装置。
(項目9)
下にある体腔にアクセスする組織路内に位置を決める外科手術装置であって、シールアンカ部材の長手方向軸に沿って内腔を規定する内側表面を有する本体部分を備え、該本体部分は、組織路内に挿入されるように選択可能に圧縮可能であり、該内腔は該内側表面に沿って骨組みを有し、該骨組みは、該本体部分が切開内に既に位置を決められた後に、該骨組みが、該組織路によって該本体部分に対して加えられる圧縮力に抵抗することによって該内腔が開いている状態を維持することを助けるように、該可撓性本体部分の構造的剛性を増加させる、外科手術装置。
(項目10)
上記骨組みは、上記内側表面に沿って長手方向に延びる、上記項目のいずれかに記載の外科手術装置。
(項目11)
上記骨組みは、上記圧縮可能本体部分の近位端から該圧縮可能本体部分の遠位端に延びる、上記項目のいずれかに記載の外科手術装置。
(摘要)
下にある体腔にアクセスする組織路内に位置を決める外科手術装置は、実質的に密閉する関係で組織の切開内に配置されるように適合されかつ構成されるシールアンカ部材を含む。シールアンカ部材は、中空の本体部材を含み、また複数の内腔を含む取り外し可能キャップであって、内腔の各々が内腔に外科手術器具を受容するように適合されかつ構成される、キャップも含み得る。
本明細書において開示される装置のこれらおよび他の特徴は、添付の図を参照してより詳細に以下に説明される。
本開示の様々な実施形態は、添付の図面を参照して以下に説明される。
図1は、本開示の原理に従う外科手術装置の正面斜視図である。 図2は、図1の外科手術装置の底面斜視図である。 図3は、断面線3−3に沿って取られた図1の外科手術装置の断面図である。 図4は、第1の状態で示され、組織の切開内に配置される、図1の外科手術装置の正面斜視図である。 図5は、第2の状態で示され、組織の切開内に配置される、図1の外科手術装置の正面斜視図である。
(実施形態の詳細な説明)
以下の図面および説明において、類似の参照数字は類似または同一の要素を識別し、従来のようにそして当該分野において公知であるように、用語「近位」または「後(trailing)」は使用時、医療従事者に最も近い、装置の端部をいい、一方、用語「遠位」または「前(leading)」は医療従事者から最も遠い端部をいう。
図1〜図5を参照すると、例えば最小侵襲性処置などの外科手術処置において用いられる外科手術装置10がここで説明される。外科手術装置10は、組織「T」の切開「C」内に配置されるように構成されかつ適合されるシールアンカ部材100を含む。シールアンカ部材100は、外科手術部位へのアクセスを容易にするために、開放状態に切開「C」を維持するように構成されかつ適合される。さらに、シールアンカ部材100は、外科手術部位への気体の流れおよび外科手術部位からの気体の流れを阻止するように構成されかつ適合され、一方、外科手術部位の中に外科手術器具「I」(例えば、カニューレ)を挿入することを容易にする。
シールアンカ部材100は、本体部分4と、キャップ2とを含む。シールアンカ部材100は、キャップ2が解放可能に本体部分4に固定される第1の状態(図1〜図4)と、キャップ2が本体部分4から分離される第2の状態(図5)との間で再構成されるように適合される。本体部分4は、長手方向軸「A」に沿って配置される中央内腔9を含み、キャップ2は、1つ以上の開口部8であって、その各々が中央内腔9の直径より小さい直径を規定する、開口部8を含む。有利なことに、これは、最小侵襲性処置の進行中ずっと外科医「S」(図5)が単一のシールアンカ部材100を用いることを可能にし、最小侵襲性処置の場合、外科手術部位へのアクセス要求は、第1の状態と第2の状態との間で再構成可能ではない類似した大きさで作られたシールアンカ部材を取り外すことを必要とし得る。
第1の状態において、シールアンカ部材100は、後端13と前端14をそれぞれ含む。後端13および前端14は、組織「T」の切開「C」の組織路「B」内にシールアンカ部材100を挿入することを助けるために実質的に弓形である表面を規定し得る。さらに、本体部分4は、半径寸法「R」を含む中間部分12を含む本体部分4を含む(図4)。半径寸法「R」は、長手方向軸「A」に沿って変動し得、その結果、シールアンカ部材100は、長手方向軸「A」に沿って変動する断面寸法を規定し、このことは、組織「T」内にシールアンカ部材100を固定することを容易にする。さらに、中間部分12の半径寸法「R」は、シールアンカ部材100の後端の直径D1および前端の直径D2のそれぞれよりかなり小さくあり得、その結果、シールアンカ部材100は、「腰細」の形状または構成を規定する。しかしながら、シールアンカ部材100の半径寸法「R」が実質的に一様のままである実施形態もまた、本開示の範囲内である。さらに、シールアンカ部材100の後端の直径D1および前端の直径D2は、同じであるかまたは異なり得る。断面において、シールアンカ部材100は、例えば、実質的に円形、楕円形、または長方形などの任意の適切な構成を示し得る。
上記に考察されるように、キャップ2は1つ以上の開口部8を含む。各開口部8は、長手方向軸「A」に沿って配置され得、外科手術物体を実質的に密閉する関係で取り外し可能に受容するように構成されかつ適合される。特に、各開口部8は、器具「I」よりわずかに小さい直径を有し、その結果、各開口部は、開口部に挿入された外科手術器具「I」の直径に近づくように移行(すなわち、わずかに拡張)し、その結果、開口部に挿入された外科手術器具「I」が存在する場合、開口部8を通る気体の流れが阻止される(すなわち、実質的に流体密閉の障壁を形成する)。さらに、1つ以上の開口部8は、各々同じかまたは異なる直径を有し得る。さらに開口部8は、等距離に間隔をあけて置かれ得るか、または、いくつかの開口部8は、開口部8の他のものよりも互いに接近し得る。4つの開口部8が示されるが、それより少ないかまたはそれより大きい数の開口部がキャップ2に提供され得ることは本開示の範囲内である。
図2および図3に見られるように、本体部分4は、長手方向軸「A」に沿って配置される中央内腔9を含む。本体部分4の中間部分12の表面に沿った骨組み20は、組織「T」の切開「C」内に配置された場合、圧縮に対して抵抗して、本体部分4の構造的な剛性を維持することを容易にし得る(図4および図5)。キャップ2は1つ以上の開口部8を含み、1つ以上の開口部8の各々は本体部分の内腔9の直径より小さい直径を規定する。
シールアンカ部材100は、内部付勢力を有する圧縮可能な材料または半剛性材料から形成され得、その結果、材料は、変形され得、変形された後に最初の構成の方に移行する。図4に示されるように、本体部分4の内部付勢力「Fp」は、切開「I」の圧縮力「Ft」に抵抗する。図4および図5に示されるように、シールアンカ部材100は、組織「T」の切開「C」内に配置され得る。各開口部8は、実質的に密閉する関係で開口部8に外科手術器具「I」を受容するように適合されかつ構成される。
有利なことに、図5に示されるように、外科医「S」は、組織「T」の切開「C」内に本体部分4を残した状態で、矢印「X」の方向に力を加えることによってキャップ2を取り外し得、それによって、第2の状態にシールアンカ部材100を再構成し得る。キャップ2を取り外すことによって、外科手術部位へのより大きなアクセスが容易にされ、中央内腔9への制限されないアクセスが提供される。中央内腔9は、開口部8によって収容されるよりも大きい外科手術器具「I」(例えば、標本回収デバイス)を収容するように寸法設定される。さらにいくつかの実施形態において、内腔9は、外科医「S」の手を受容することおよび外科医「S」による外科手術部位内の体構造を指操作することを容易にし得る。
さらに、本体部分4が切開「C」および組織路「B」内の適切な位置にある状態で、本体部分4の内部付勢力「Fp」は、切開「C」の組織路「B」の圧縮力「Ft」に抵抗し、それによって、外科手術部位へのアクセスを容易にする。さらに特定の用途に従って、それぞれに構成される開口部を含む異なるキャップは、本体部分4に取り外し可能に固定され得る。
シールアンカ部材100は、全体的に外科手術物体「I」として示される(図4)1つ以上の外科手術物体の周りに密閉を形成し、また組織との密閉の関係を確立するほど十分に順応性を有する適切な発泡材料から形成され得る。発泡体は、好ましくは外科手術物体「I」の非軸運動に対応するほど十分に順応性がある。一実施形態において、発泡体は、ポリイソプレン材料を含む。例えば、シールアンカ部材100は、例えば、開放セルポリウレタン発泡体、熱可塑性エラストマー(TPE)またはゲルなどの発泡材料などの流れ可能な(flowable)または十分に順応性のある材料から形成される。他の実施形態において、シールアンカ部材100は、ゴムまたはゴム様の材料から形成され得る。さらにシールアンカ部材100は、中間部分12が切開「C」および患者の組織「T」の組織路「B」内に配置された場合変形に抵抗し得るように半剛性材料から形成され得る。
ここに開示されるシールアンカ部材100は、切開が組織を貫いて示されるが、シールアンカ部材は、自然に存在する穴(例えば、膣または肛門)を通してアクセスが行われる任意の処置において用いられ得ることが意図される。
本開示の例示的実施形態が添付の図面を参照して本明細書に説明されたが、上記の説明、開示および図は、限定するものとして解釈されるべきではなく、特定の実施形態の単なる例示として解釈されるべきである。従って、本開示がそれらの正確な実施形態に限定されないこと、および様々な他の変更および修正が本開示の範囲または精神から逸脱することなく当業者によって本明細書において達成され得ることは理解されるべきである。
2 キャップ
4 本体部分
8 開口部
9 中央内腔
10 外科手術装置
12 中間部分
13 後端
14 前端
20 骨組み
100 シールアンカ部材

Claims (11)

  1. 下にある体腔にアクセスする組織路内に位置を決める外科手術装置であって、
    長手方向軸を有するシールアンカ部材であって、該シールアンカ部材は、該シールアンカ部材の長手方向軸に沿って内腔を規定する内側表面を有する圧縮可能本体部分を含み、該内腔は、第1の直径を規定し、該内側表面に沿って骨組みを有する、シールアンカ部材を備えている、外科手術装置。
  2. 前記骨組みは、前記可撓性本体部分の構造的剛性を増加させる、請求項1に記載の外科手術装置。
  3. 前記骨組みは、切開内に配置された場合、圧縮に抵抗する、請求項1に記載の外科手術装置。
  4. 前記骨組みは、前記内側表面に沿って長手方向に延びる、請求項1に記載の外科手術装置。
  5. 前記骨組みは、前記圧縮可能本体部分の近位端から前記圧縮可能本体部分の遠位端に延びる、請求項4に記載の外科手術装置。
  6. 前記シールアンカ部材の近位端に解放可能に固定可能であるキャップをさらに備えている、請求項1に記載の外科手術装置。
  7. 前記キャップは前記長手方向軸に沿って延びる1つ以上の開口部を含み、各開口部は直径を規定し、各直径は前記シールアンカ部材の前記内腔の前記第1の直径より小さい、請求項6に記載の外科手術装置。
  8. 前記キャップの各開口部は、外科手術物体を受容するような寸法で作られる、請求項6に記載の外科手術装置。
  9. 下にある体腔にアクセスする組織路内に位置を決める外科手術装置であって、シールアンカ部材の長手方向軸に沿って内腔を規定する内側表面を有する本体部分を備え、該本体部分は、組織路内に挿入されるように選択可能に圧縮可能であり、該内腔は該内側表面に沿って骨組みを有し、該骨組みは、該本体部分が切開内に既に位置を決められた後に、該骨組みが、該組織路によって該本体部分に対して加えられる圧縮力に抵抗することによって該内腔が開いている状態を維持することを助けるように、該可撓性本体部分の構造的剛性を増加させる、外科手術装置。
  10. 前記骨組みは、前記内側表面に沿って長手方向に延びる、請求項9に記載の外科手術装置。
  11. 前記骨組みは、前記圧縮可能本体部分の近位端から該圧縮可能本体部分の遠位端に延びる、請求項10に記載の外科手術装置。
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