JP2012109447A - 電子モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】小面積を前提として、横方向、縦方向の配線パターンのレイアウト設計の自由度をあまり犠牲にせずに済む電子モジュールを提供すること。
【解決手段】表面上に部品レイアウト可能領域が設定されている基板と、基板の部品レイアウト可能領域内に収めるようには配置できない数の複数の表面実装型の電気/電子部品と、を具備し、基板の表面上には、複数の電気/電子部品のうちの、基板の部品レイアウト可能領域内に収めるように配置できる数の電気/電子部品が振り分けられて実装されており、基板の厚み方向の内部には、複数の電気/電子部品のうちの、基板の表面上に実装されない電気/電子部品が振り分けられて実装されており、しかも、基板の厚み方向の内部に実装された電気/電子部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積が、基板の表面上に実装された電気/電子部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積より小さい。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板に実装された部品が回路を形成する電子モジュールに係り、特に、部品配置密度の高い電子モジュールに関する。
近年、携帯電話に代表される携帯型電子機器の小型化、多機能化、高機能化、高性能化等の進展を背景として、使用される電気/電子部品についても小型化の要請が高い。そのひとつの対応として、小基板に複数の電気/電子部品を組み込んでモジュール化した部品(電子モジュール)も多用されている。
電子モジュール自体の小型化(小面積化)のためには、電気/電子部品の高密度実装が必然となる。その際に部品を基板の表面に実装する以外に、基板の厚み内に内蔵して実装し、小面積化を図ることも行われている。このような手法による電子モジュールでは、一般に、表面にまたは内蔵して実装の部品の配置と、この配置を前提とした、横方向、縦方向の配線パターンのレイアウト設計とが、トレードオフの関係になりやすい。
すなわち、表面に実装された部品は、表面の横方向の配線パターンのレイアウトの自由度を主に制約し、内蔵して実装された部品は、その占拠空間のため、内層の横方向の配線パターン、および縦方向の配線パターン(層間接続導体)の各レイアウトの自由度を主として制約する。したがって、高密度で部品が実装された電子モジュールでは、小面積であることを前提とした場合、表面に実装の部品と内蔵して実装の部品との関係、特にその配置、振り分けについて、配線パターンのレイアウト設計の自由度を考慮し、検討すべき余地があるものと考えられる。
特開2003−197849号公報
本発明は、基板に実装された部品が回路を形成する電子モジュールにおいて、小面積を前提として、横方向、縦方向の配線パターンのレイアウト設計の自由度をあまり犠牲にせずに済む電子モジュールを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様である電子モジュールは、表面上に部品レイアウト可能領域が設定されている基板と、前記基板の前記部品レイアウト可能領域内に収めるようには配置できない数の複数の表面実装型の電気/電子部品と、を具備し、前記基板の前記表面上には、前記複数の電気/電子部品のうちの、前記基板の前記部品レイアウト可能領域内に収めるように配置できる数の電気/電子部品が振り分けられて実装されており、前記基板の厚み方向の内部には、前記複数の電気/電子部品のうちの、前記基板の前記表面上に実装されない電気/電子部品が振り分けられて実装されており、しかも、前記基板の厚み方向の内部に実装された電気/電子部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積が、前記基板の表面上に実装された電気/電子部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積より小さいことを特徴とする。
この電子モジュールは、前提として、部品との比較で相対的に小面積の基板の電子モジュールである。どの程度の小面積かについては、その基板の部品レイアウト可能領域内に収めるようには配置できない数の複数の表面実装型の電気/電子部品を有しているという条件に従うものである。このような条件下、基板の表面上には、複数の電気/電子部品のうちの、基板の部品レイアウト可能領域内に収めるように配置できる数の電気/電子部品を振り分けて実装し、基板の厚み方向の内部には、複数の電気/電子部品のうちの、基板の表面上に実装されない電気/電子部品を振り分けて実装する。ここで、基板の厚み方向の内部に実装された電気/電子部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積が、基板の表面上に実装された電気/電子部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積より小さいように振り分ける。
このように構成することで、基板における、横方向、縦方向の配線パターンのレイアウト設計の自由度が、基板表面と基板内部とでそれぞれ相応に割り当てられることになる。すなわち、基板表面では、実装部品の領域外で、主に、横方向の配線パターンをレイアウトすることが必要であり、基板内部では、内蔵部品の領域外で、横方向の配線パターンをレイアウトすることに加えて縦方向の配線パターン(層間接続導体)をレイアウトすることも必要である。したがって、相対的に基板表面より基板内部の方が構成物で混み合う可能性が高く、この点に鑑みて、内蔵の部品総面積が、表面の部品総面積より小さくなるようにしたものである。
本発明によれば、基板に実装された部品が回路を形成する電子モジュールにおいて、小面積を前提として、横方向、縦方向の配線パターンのレイアウト設計の自由度をあまり犠牲にせずに済む電子モジュールを提供することができる。
一実施形態である実際的な電子モジュールにおける部品配置の一例(第1の例)を示すレイアウト図。 図1に示したレイアウトに用いられている各部品の規格を示す表。 図1に示したものとは異なる、一実施形態である実際的な電子モジュールにおける部品配置の一例(第2の例)を示すレイアウト図。 図3に示したレイアウトに用いられている各部品の規格を示す表。 図1、図3に示したものとは異なる、一実施形態である実際的な電子モジュールにおける部品配置の一例(第3の例)を示すレイアウト図。 図5に示したレイアウトに用いられている各部品の規格を示す表。 図1、図3、図5に示したものとは異なる、一実施形態である実際的な電子モジュールにおける部品配置の一例(第4の例)を示すレイアウト図。 図7に示したレイアウトに用いられている各部品の規格を示す表。 図1、図3、図5、図7に示したものとは異なる、一実施形態である実際的な電子モジュールにおける部品配置の一例(第5の例)を示すレイアウト図。 図9に示したレイアウトに用いられている各部品の規格を示す表。 図1ないし図10に示した電子モジュールにおけるレイアウト状態を比較して示す表。 各実施形態である電子モジュールの構造の一例を示す断面図。
本発明の実施態様として、前記基板の厚み方向の内部に実装された前記電気/電子部品が有する厚み内に含まれて該電子/電気部品の横方向に設けられた内層配線パターンをさらに具備する、とすることができる。基板内蔵の電気/電子部品の厚み内の横方向に設けられた内層配線パターンにおいては、この電気/電子部品の内蔵により、内層配線パターンとして形成できない領域が生じる。これは、基板の内部で配線パターンのレイアウトの自由度が減じるひとつの態様である。したがって、このような場合にあっては、なおさらに、表面の部品総面積が内蔵の部品総面積より大きくなるようにしている点は重要である。
また、実施態様として、前記基板の表面上に実装された前記電気/電子部品がIC部品のみであり、前記基板の厚み方向の内部に実装された前記電気/電子部品が少なくとも受動素子部品を含む、とすることができる。
また、実施態様として、前記基板の表面上に実装された前記電気/電子部品が受動素子部品のみであり、前記基板の厚み方向の内部に実装された前記電気/電子部品が少なくともIC部品を含む、とすることができる。
また、実施態様として、前記基板の表面上に実装された前記電気/電子部品が少なくともIC部品を含み、前記基板の厚み方向の内部に実装された前記電気/電子部品が受動素子部品のみである、とすることができる。
また、実施態様として、前記基板の表面上に実装された前記電気/電子部品が少なくとも受動素子部品を含み、前記基板の厚み方向の内部に実装された前記電気/電子部品がIC部品のみである、とすることができる。
これらの実施態様は、それぞれ、特定の回路的機能を持たせた実際的な電子モジュールとして好ましい態様である。一般的に、IC部品のようなIC部品を表面実装とすれば電子モジュールとしてスクリーニングが容易になる利点がある。一方、相対的に大面積のIC部品を内蔵実装とすれば、小面積化をより進めた電子モジュールとなりやすい。
また、実施態様として、前記基板の、前記電気/電子部品が実装された前記表面と同じ表面上に設けられた第1の端子電極と、前記基板の、前記第1の端子電極が設けられた表面とは反対の側の表面上に設けられた第2の端子電極と、をさらに具備し、前記基板の前記部品レイアウト可能領域が、前記第1の端子電極の配置に要する領域を控除して設定されている、とすることができる。
電気/電子部品が表面実装されている面に端子電極が必要的に設けられる場合は、この領域には部品の実装はできない。したがって、基板の部品レイアウト可能領域としては、この第1の端子電極の配置に要する領域を控除する。なお、実際的な電子モジュールとして前提的に、基板のその反対面にも端子電極(第2の端子電極)が設けられる場合が多い。
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、一実施形態である実際的な電子モジュールにおける部品配置の一例を示すレイアウト図である。左側の図が表面に実装の部品の配置を含んだ図示であり、右側の図が内蔵の部品の配置を含んだ図示である。また、図2は、図1に示したレイアウトに用いられている各部品の規格を示している。
この電子モジュールは、短辺が2.5mm、長辺が3.2mmであり、電気/電子部品は、表面実装型受動素子部品であるチップインダクタが1個、同じくチップキャパシタが2個、さらに表面実装型のパッケージであるLGA(land grid array;さらに詳しくはWL−CSP[wafer level − chip scale package])に構成されたIC部品が1個となっている。回路的には、電圧レギュレータとして機能する電子モジュールである。
この電子モジュールが使用している配線基板は、多層配線基板(例えば6層)であり、縦方向の導電パターンとしては、層方向に隣り合う配線パターンの面間に設けられ得る埋め込み型の層間接続導体を少なくとも有している。
配線基板と部品との関係として、表面に実装されるべき部品は、表面の配線パターンのレイアウトと相互に影響し合う。また、内蔵で備えられるべき部品は、その部品が実装される内層の配線パターンのレイアウトと相互に影響し合うが、さらに、その部品が有する厚み内の横方向に設けられた内層の配線パターンおよび層間接続導体にも、より大きな影響を与える。部品の厚み内の横方向に設けられる内層配線パターンおよび層間接続導体は、物理的に、内蔵された部品の領域を避けて形成されざるを得ないためである。
実装される部品との関係が上記のようである配線基板を利用して、この電子モジュールは、その有する部品のうち、1個のチップインダクタと2個のチップキャパシタとを表面に実装し、IC部品を内蔵で備えるようにしている。
図1をみてほぼ分かると思われるが、この電子モジュールは、その表面に、すべての部品を並べてレイアウトすることは物理的にできない大きさにされている。
より具体的に、レイアウトルールとして基板上には、部品レイアウト可能領域が設定されているが、この部品レイアウト可能領域は、まず、板端実装クリアランスとしてこの例では各辺で0.15mmが控除される。また、部品を配置する場合、その部品の種類(加えてその大きさ)に従った実装ランドを設ける必要がある。
そこで、部品の中でも表面実装型受動素子部品では、はんだのフィレット形成に必要な実装ランドの分を加えて考えるため、部品を配置するのに必要な占有領域は部品のみの面積より広くなる。さらにランド間に必要的に設けられるべき間隔のルールも存在する。これらも加味して図1を再度眺めると、この電子モジュールは、その表面に、すべての部品を並べてレイアウトすることは物理的に明らかにできないことがわかる。この結果は、板端実装クリアランスと、ランドの配置と、ランド間の間隔とに関するルールから言えるものであるが、実際のレイアウト設計では、ほぼ当然に、表面に配線パターンを設ける必要もあるため、一般に、なお部品の配置は難しくなる。
この電子モジュールでは、上記のように限られた基板の面積を前提として、チップインダクタおよびチップキャパシタは基板の表面に実装し、IC部品は内蔵で備えるように、それぞれ振り分けて配置しているものである。これにより、部品との比較で相対的に小面積の電子モジュールとなっている。部品振り分けの結果として、基板の内部に実装された部品が有する面積の総和は、基板の表面に実装の部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積より小さくなっている。
このように振り分けることで、基板における、横方向、縦方向の配線パターンのレイアウト設計の自由度が、基板表面と基板内部とでそれぞれ相応に割り当てられ、全体として、レイアウト設計が容易になっている。基板表面では、実装部品の領域外で、主に、横方向の配線パターンをレイアウトすればよく、基板内部では、内蔵部品の領域外で、主に、横方向の配線パターンをレイアウトすることに加えて縦方向の配線パターン(層間接続導体)をレイアウトすることも必要である。そこで、この電子モジュールは、これらの点に鑑みた部品の振り分けになっているということである。
この例は、基板の表面上に実装された部品が受動素子部品のみであり、基板の内部に実装された部品が少なくともIC部品を含む形態と言える。レイアウト後の部品配置を見ると、基板の内部にはさらに受動素子部品(ただし小面積のもの)を実装する余地はなくもない。また、別の見方をすると、基板の表面上に実装された部品が少なくとも受動素子部品を含み、基板の内部に実装された部品がIC部品のみである形態とも言える。例えば、基板表面のチップキャパシタを、半導体基板上に半導体プロセスを用いて複数のキャパシタを形成したIC部品に代えるような形態が考えられる。
次に、図3は、図1に示したものとは異なる、一実施形態である実際的な電子モジュールにおける部品配置の一例を示すレイアウト図である。上側の図が表面に実装の部品の配置を含んだ図示であり、下側の図が内蔵の部品の配置を含んだ図示である。また、図4は、図3に示したレイアウトに用いられている各部品の規格を示している。
この例の電子モジュールの場合も、上記実施形態と同様に、その表面に、すべての部品を並べてレイアウトすることが物理的にできない大きさであり、かつ、部品振り分けの結果として、基板の内部に実装された部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積は、基板の表面に実装の部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積より小さくなっている。
したがって、これらの点から導かれる効果はすでに説明したとおり同様である。この電子モジュールは、短辺が1.8mm、長辺が6.95mmであり、電気/電子部品は、表面実装型受動素子部品であるチップ抵抗が3個、同じくチップキャパシタが2個、さらに表面実装型のパッケージであるLGA(WL−CSP)に構成されたIC部品が1個、同じく表面実装型のパッケージであるQFN(quad flat non-leaded package)に構成されたIC部品が1個となっている。使用されている配線基板としての構成は上記実施形態と同様である。また、レイアウトルールも同様である。
このような配線基板を利用して、この電子モジュールは、その有する部品のうち、2個のIC部品と1個のチップ抵抗とを表面に実装し、残りの2個のチップ抵抗と2個のチップキャパシタとを内蔵で備えるようにしている。
この電子モジュールでは、特有の構成として、図3の上側の図示でわかるように、部品が実装されている表面に端子電極が設けられている(右手側)。端子電極は、この電子モジュールと外部の構成物とを電気的に接続するために使用される。したがって、基板の部品レイアウト可能領域としては、端子電極の配置に要する領域を控除して考える。これも加味して図3を再度眺めると、この電子モジュールは、その表面に、すべての部品を並べてレイアウトすることが物理的にできないものであることがよくわかる。なお、この電子モジュールには、部品が実装された表面とは反対側の表面上にも端子電極が設けられている。
この例は、基板の表面上に実装された部品が少なくともIC部品を含み、基板の内部に実装された部品が受動素子部品のみである形態と言える。IC部品を表面実装とすれば電子モジュールとしてスクリーニングが容易になる利点がある。なお、この電子モジュールは、表面上に実装された部品のうちチップ抵抗について、これを内蔵で備えるように変更する余地がある。また、内蔵の2個のチップキャパシタについては、これを、半導体基板上に半導体プロセスを用いて複数のキャパシタを形成したIC部品に代えるような形態が考えられる。
次に、図5は、図1、図3に示したものとは異なる、一実施形態である実際的な電子モジュールにおける部品配置の一例を示すレイアウト図である。上側の図が表面に実装の部品の配置を含んだ図示であり、下側の図が内蔵の部品の配置を含んだ図示である。また、図6は、図5に示したレイアウトに用いられている各部品の規格を示している。
この例の電子モジュールの場合も、上記各実施形態と同様に、その表面に、すべての部品を並べてレイアウトすることが物理的にできない大きさであり、かつ、部品振り分けの結果として、基板の内部に実装された部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積が、基板の表面に実装の部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積より小さくなっている。
したがって、これらの点から導かれる効果はすでに説明したとおり同様である。この電子モジュールは、短辺が8.8mm、長辺が9.5mmである。使用されている配線基板としての構成は上記各実施形態と同様である。また、レイアウトルールも同様である。
次に、図7は、図1、図3、図5に示したものとは異なる、一実施形態である実際的な電子モジュールにおける部品配置の一例を示すレイアウト図である。上側の図が表面に実装の部品の配置を含んだ図示であり、下側の図が内蔵の部品の配置を含んだ図示である。また、図8は、図7に示したレイアウトに用いられている各部品の規格を示している。
この例の電子モジュールの場合も、上記各実施形態と同様に、その表面に、すべての部品を並べてレイアウトすることが物理的にできない大きさであり、かつ、部品振り分けの結果として、基板の内部に実装された部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積が、基板の表面に実装の部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積より小さくなっている。
したがって、これらの点から導かれる効果はすでに説明したとおり同様である。この電子モジュールは、四辺とも8.0mmである。使用されている配線基板としての構成は上記各実施形態と同様である。また、レイアウトルールも同様である。
次に、図9は、図1、図3、図5、図7に示したものとは異なる、一実施形態である実際的な電子モジュールにおける部品配置の一例を示すレイアウト図である。上側の図が表面に実装の部品の配置を含んだ図示であり、下側の図が内蔵の部品の配置を含んだ図示である。また、図10は、図9に示したレイアウトに用いられている各部品の規格を示している。
この例の電子モジュールの場合も、上記各実施形態と同様に、その表面に、すべての部品を並べてレイアウトすることが物理的にできない大きさであり、かつ、部品振り分けの結果として、基板の内部に実装された部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積が、基板の表面に実装の部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積より小さくなっている。
したがって、これらの点から導かれる効果はすでに説明したとおり同様である。この電子モジュールは、短辺が8.0mm、長辺が9.0mmである。使用されている配線基板としての構成は上記各実施形態と同様である。また、レイアウトルールも同様である。
次に、図11は、図1ないし図10に示した電子モジュールにおけるレイアウト状態を比較し示している。この表では、参考までに、板端実装クリアランスを考慮した「基板実装有効面積」、基板の表面上に実装された部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積である「表面部品面積」およびその「基板実装有効面積」との比である「面積比率」、基板の内部に実装された部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積である「内蔵部品面積」およびその「基板実装有効面積」との比である「面積比率」も示している。なお、図11中に示す数値における「*」印は、端子電極の配置に要する領域を控除する前の値(またはこれから導かれる値)であることを示している。
図11を見ると、表面に実装される部品の総面積である「表面部品面積」は、「基板実装有効面積」との比で7割程度(66.2%)が最大であり、これはレイアウトルールにより制約された結果と考えられる。もちろん、電子モジュールとして小面積化するには、その比率は高い方がよい。比率を高めた結果、表面上に収めるようには配置できない部品は、内蔵に振り分けられるわけである。その場合、内蔵の部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積は、表面上に実装された部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積より小さくなるような振り分けが、横方向、縦方向の配線パターンのレイアウト設計の自由度をあまり犠牲にしないという意味で有利になる。
次に、図12は、各実施形態である電子モジュールの構造の一例を示す断面図であり、参考までに示すものである。この電子モジュール10は、内蔵部品として表面実装型受動素子部品41を、表面実装部品として表面実装型受動素子部品71をそれぞれ備えているように示されているが、これらに代えてIC部品を備える場合もその表面実装用端子を用いてはんだで配線パターン22、26に実装され得る点はほぼ共通している。
この電子モジュール10は、表面実装型受動素子部品41、71のほか、外部接続用の端子電極を含む裏面の配線パターン21、表面の配線パターン26、内層の配線層(内層配線パターン)22、同23、同24、同25、絶縁層1、同2、同3、同4、同5、層間接続導体31、同32、同34、同35、スルーホール導電体33、ソルダーレジスト61、同62、はんだ51、同81を有する。この電子モジュール10が利用している配線基板は、絶縁層1〜5によって隔てられる配線層が6つ存在する6層基板である。
絶縁層1〜5は、それぞれ、例えばガラスエポキシ樹脂でできたリジッドな層である。表裏面の配線パターン21、26および内層の配線層22〜25は、それぞれ、例えば、銅箔を周知のフォトリソグラフィ技術で所望にパターニング加工して得られた層である。層間接続導体31、32、34、35は、それぞれ、絶縁層1、2、4、5を貫通して配線パターン間に挟設された導電性組成物の接続体であり、これにより、縦方向の電気的接続路として機能する。
さらに、ソルダーレジスト61、62は、はんだが載るべき領域を除いて絶縁層1または絶縁層5上に全面的に形成された保護膜である。スルーホール導電体33は、絶縁層3を貫通するスルーホールの内壁面に銅めっき層として形成された縦方向の電気的接続路である。
この電子モジュール10の製造プロセスは、概略、以下である。
はじめに、配線パターン26、配線層25、絶縁層5、層間接続導体35(導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とする)を有する第1の部分積層体と、配線層21、配線層22、絶縁層1、層間接続導体31(導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とする)を有する第2の部分積層体と、配線層23、配線層24、絶縁層3、スルーホール導電体33を有する第3の部分積層体とがそれぞれ形成される。第3の部分積層体は、通常の両面銅張り基板にスルーホールを形成し、その内壁面に銅のめっき層を成長させてスルーホール導電体33とし、形成することができる。
第1の部分積層体上には、層間接続導体34(導電性組成物印刷による導電性バンプ)、絶縁層(プリプレグ段階)4を形成する。また、第3の部分積層体上にも、層間接続導体32(導電性組成物印刷による導電性バンプ)、絶縁層(プリプレグ段階)2を形成する。その後、第3の部分積層体には、部品41の位置に合わせて開口(図5、図7、図9の各下の図では、この開口に相当して、丸が内蔵部品周りに描かれている。)を形成しておく。
第2の部分積層体上には、配線層22上所定位置に部品41をはんだ51を用いて実装する。これには、通常の部品表面実装と同様に、例えば、はんだ51とすべきクリームはんだのスクリーン印刷、部品41のマウンタによる載置、クリームはんだのリフローという手順を採用できる。
その後、上記の第2(下)、第3(中)、第1(上)の部分積層体を重ねて配置しプレス機で加圧、加熱する。これにより、絶縁層2とすべきプリプレグおよび絶縁層4とすべきプリプレグが完全に硬化して全体が一体化し、5層の絶縁層を有する積層体を得る。この一体化では加熱により得られる各プリプレグの流動性により、部品41の周りの空間およびスルーホール導電体33内部の空間には各プリプレグが変形進入し空隙は発生しない。また、配線層22、24は、層間接続導体32、34にそれぞれ電気的に接続される。
その後、ソルダーレジスト61、62の層をこの積層体両面に形成する。さらに、部品71をはんだ81を用いて通常の表面実装プロセスを実行して実装し、図12に示すような電子モジュール10に仕上げる。なお、表裏面の配線パターン21、26については、そのパターニングを全体の積層のあとに行うこともできる。また、表裏面の配線パターン21、26のうち、その上にソルダーレジスト61、62が形成されない領域には、はんだ接続に適するように表面にNi/Auのめっき処理を行うのが適当である。
すでに説明した実施形態としての利点をこの電子モジュールの構造に照らして説明すると以下になる。すなわち、基板表面(=絶縁層5のはんだレジスト62が形成された側)では、実装部品(=部品71)の領域外で、主に、横方向の配線パターン(=配線パターン26)をレイアウトすることが必要であり、基板内部では、内蔵部品(=部品41)の領域外で、横方向の配線パターン(=配線パターン22、23、24、25)をレイアウトすることに加えて縦方向の配線パターン(=層間接続導体31、32、34、35、スルーホール導電体33)をレイアウトすることも必要である。
基板内部の構成のうち、配線パターン23、24、および層間接続導体32、34、スルーホール導電体33は、内蔵の部品41が配置された領域を避けて形成される必要がある(実際はそれより大きく、部品41を設けるための、第3の部分積層体の開口を避けて形成される必要がある。)点で特殊である。つまりは、相対的に基板表面より基板内部の方が構成物で混み合っており、この点に鑑みて、内蔵の部品総面積が、表面の部品総面積より小さくなるようにすると、電子モジュールとして自由度が高く効率のよい設計が可能になる。
なお、内蔵の部品41の厚み内横に存在する配線パターン23、24が、パターン設計する必要のないようなダミー配線層である場合や、配線パターン23、24そのものがない配線層数の配線基板である場合を考えると以下である。すなわち、この場合でも、少なくとも、基板内部では、内蔵の部品41の厚み内横に縦方向の配線パターン(層間接続導体)がレイアウトされる必要であり、相対的に基板表面より基板内部の方が構成物で混み合うことになる。したがって、やはり、内蔵の部品総面積が、表面の部品総面積より小さくなるようにすると、電子モジュールとして自由度が高く効率のよい設計が可能になる。
1…絶縁層、2…絶縁層、3…絶縁層、4…絶縁層、5…絶縁層、10…電子モジュール、21…配線層(配線パターン)、22…配線層(配線パターン)、23…配線層(配線パターン)、24…配線層(配線パターン)、25…配線層(配線パターン)、26…配線層(配線パターン)、31…層間接続導体(導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とする)、32…層間接続導体(導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とする)、33…スルーホール導電体、34…層間接続導体(導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とする)、35…層間接続導体(導電性組成物印刷による導電性バンプを由来とする)、41…表面実装型受動素子部品(基板内蔵部品)、51…はんだ、61…ソルダーレジスト、62…ソルダーレジスト、71…表面実装型受動素子部品(基板表面実装部品)、81…はんだ。

Claims (7)

  1. 表面上に部品レイアウト可能領域が設定されている基板と、
    前記基板の前記部品レイアウト可能領域内に収めるようには配置できない数の複数の表面実装型の電気/電子部品と、を具備し、
    前記基板の前記表面上には、前記複数の電気/電子部品のうちの、前記基板の前記部品レイアウト可能領域内に収めるように配置できる数の電気/電子部品が振り分けられて実装されており、前記基板の厚み方向の内部には、前記複数の電気/電子部品のうちの、前記基板の前記表面上に実装されない電気/電子部品が振り分けられて実装されており、しかも、前記基板の厚み方向の内部に実装された電気/電子部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積が、前記基板の表面上に実装された電気/電子部品がそれぞれ有する面積を積算した総面積より小さいこと
    を特徴とする電子モジュール。
  2. 前記基板の厚み方向の内部に実装された前記電気/電子部品が有する厚み内に含まれて該電子/電気部品の横方向に設けられた内層配線パターンをさらに具備することを特徴とする請求項1記載の電子モジュール。
  3. 前記基板の表面上に実装された前記電気/電子部品がIC部品のみであり、前記基板の厚み方向の内部に実装された前記電気/電子部品が少なくとも受動素子部品を含むことを特徴とする請求項1記載の電子モジュール。
  4. 前記基板の表面上に実装された前記電気/電子部品が受動素子部品のみであり、前記基板の厚み方向の内部に実装された前記電気/電子部品が少なくともIC部品を含むことを特徴とする請求項1記載の電子モジュール。
  5. 前記基板の表面上に実装された前記電気/電子部品が少なくともIC部品を含み、前記基板の厚み方向の内部に実装された前記電気/電子部品が受動素子部品のみであることを特徴とする請求項1記載の電子モジュール。
  6. 前記基板の表面上に実装された前記電気/電子部品が少なくとも受動素子部品を含み、前記基板の厚み方向の内部に実装された前記電気/電子部品がIC部品のみであることを特徴とする請求項1記載の電子モジュール。
  7. 前記基板の、前記電気/電子部品が実装された前記表面と同じ表面上に設けられた第1の端子電極と、
    前記基板の、前記第1の端子電極が設けられた表面とは反対の側の表面上に設けられた第2の端子電極と、をさらに具備し、
    前記基板の前記部品レイアウト可能領域が、前記第1の端子電極の配置に要する領域を控除して設定されていること
    を特徴とする請求項1記載の電子モジュール。
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