JP2012108586A - 交通情報システム、交通情報取得装置および交通情報提供装置 - Google Patents

交通情報システム、交通情報取得装置および交通情報提供装置 Download PDF

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Abstract

【課題】必要な要求タイミングにおいて必要な地域に撮像画像の取得に協力する他者を必要とすることなく、しかもユーザが移動経路を選択判断することが可能な交通情報システムを提供する。
【解決手段】車両Aが撮像画像情報必要区間を通行する前に、センタ装置20の制御装置21は当該撮像画像情報必要区間を通行する可能性が所定より高い車両Bを選択し、当該車両Bの情報端末1に撮像画像情報を取得要求する(T6)。車両Bの情報端末1は、撮像画像情報必要区間を通行するときに車両Bの外方を撮像し、車両Aの情報端末1用に撮像画像情報を確保して保存する(U3)。
【選択図】図8

Description

本発明は、詳細な交通情報を提供するための交通情報システム、交通情報取得装置および交通情報提供装置に関する。
交通情報システムは、各種様々な手法を用いて道路上の交通状況等の情報を取得し、交通渋滞の緩和などの各種サービスに役立てられている(例えば特許文献1〜4参照)。
特許文献1記載の技術は、VICS(Vehicle Information and Communication System)やブローブカーにより収集される情報を使用し交通情報を生成し、渋滞回避経路等のより効率的な移動を提供する移動支援システムを提供している。
しかし、全ての道路を網羅してリアルタイムの交通情報を高精度に提供することができておらず、「渋滞」という交通情報を取得した場合でも、移動者が実際に通過する際には渋滞していないと感じてしまう場合がある。このような経験を一度でもした移動者は渋滞情報を取得した場合に回避すべきかどうか疑念を生じてしまう。
また、特許文献2記載の技術は、道路上の交通状況、異常事象の発生を通知している。また、特許文献3記載の技術は、車々間通信を利用して他車両の走行履歴を収集し進行方面の交通情報を類推しているが、これは取得した交通情報の精度を高める効果はなく、また、通信可能範囲内の他車両であれば情報を送受信してしまうため、不要な情報の送受信や分析処理が多発し、当該処理を行う装置の処理負荷が高くなってしまうことがある。また、特許文献4記載の技術では、センタを介して所望の地域の通信端末装置に渋滞映像の取得を要求することで渋滞画像を入手することができる。しかしながら、要求したタイミングで、必要な地域に撮像画像の取得に協力してくれる他者(他車)がリアルタイムに存在していなければならない。
特開2006−31422号公報 特開2001−283381号公報 特開2007−147307号公報 特開2004−280553号公報
本発明の第1の目的は、必要な要求タイミングにおいて必要な地域に撮像画像の取得に協力する他者をリアルタイムに必要とすることをなくすものであり、また、第2の目的は、ユーザが移動経路を選択判断することが可能な交通情報を提供することであり、また、第3の目的は、処理負荷を低減できるようにした交通情報システム、交通情報提供装置および交通情報取得装置を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、センタ装置が第1収集手段により他の移動体の移動履歴情報を収集するが、選択手段は第1収集手段により収集された移動履歴情報に基づいて当該一の移動体が撮像画像情報必要区間を通行する前に他の移動体が先に通過する可能性が所定よりも高いと判定した他の移動体を選択しているため、撮像画像情報必要区間の通行可能性の高い他の移動体を絞り込むことができる。これにより、センタ措置が撮像画像情報必要区間の通行可能性の低い他の移動体の第2情報端末との間で情報を送受信することがなくなり、不要な通信処理の発生を抑制し、情報端末とセンタ装置の処理負荷を軽減できる。
そして、要求手段は選択手段により選択された他の移動体の第2情報端末に対して一の移動体の撮像画像情報必要区間の撮像情報について確保要求し、第2情報端末は当該確保要求がなされると撮像画像情報必要区間を過去または現時点以降に通行するときに撮像される撮像画像情報を一の移動体の第1情報端末用に確保する。このため、他の移動体が撮像画像情報必要区間を通行するときに得られる撮像画像情報を確保できる。これにより、一の移動体が撮像画像情報必要区間を通過する前の撮像画像情報を確保できる。
他の移動体の第2情報端末は、過去に撮像情報必要区間を通行した、または、現時点以降に撮像情報必要区間を通行するときに撮像画像情報を確保すれば良いため、要求したタイミングで必要な地域に撮像画像情報の取得に協力してくれる他者がリアルタイムで存在する必要がなくなる。
また、例えば、ユーザの日常的な繰り返し移動(通勤、通学など)上の道路が慢性的に渋滞する場合、ユーザは当該道路の撮像画像情報による判断を必要としないことが多い。これは、ユーザは道路の渋滞状態がどの程度であるかを熟知しているためであり、例えばVICS情報などで渋滞情報を取得したときには、撮像画像情報を見なくても渋滞状態をある程度推測できるためである。
そこで、請求項2記載の発明のように、撮像画像情報必要区間を、一の移動体の通行予定経路のうち通常の道路状態とは異なる道路状態とされている区間のみに設定すると良い。すると、普段とは異なる道路状態となっている区間の撮像画像情報のみを確保することができる。普段とは異なる道路状態とは、渋滞状態(赤、黄、緑等)、リンク旅行時間、渋滞区間の長さ等を過去の移動履歴情報と比較して判断する。
請求項3記載の発明によれば、道路通過情報データベースは、道路を通行可能な移動体について時間帯と移動体の識別情報とを当該移動体が通過した道路区間に対応付けて記憶する。第2収集手段は一の移動体の第1情報端末から一の移動体の移動履歴情報を収集するが、第1パターン推定手段は第2収集手段により収集された移動履歴情報を道路通過情報データベースに記憶し道路区間と時間帯に基いて一の移動体の行動パターンを推定する。異常状態判定手段は、第1パターン推定手段により推定された行動パターンに沿って移動したときに通常状態とは異なる異常状態となる道路区間を含んで移動するか判定する。そして、撮像画像情報必要区間推定手段は、異常状態判定手段により異常と判定された道路区間について撮像画像情報必要区間と推定する。このため、異常状態となる道路区間周辺の撮像画像情報を取得できるようになり、一の移動体が行動パターンに沿って移動したときにユーザは当該行動パターン内における普段とは異なる異常状態の道路状況について把握することができる。
請求項4記載の発明によれば、第2パターン推定手段は第1収集手段により収集された移動履歴情報を道路通過情報データベースに記憶し道路区間と時間帯に基いて他の移動体の行動パターンを推定する。そして、選択手段は、第2パターン推定手段により推定された他の移動体の行動パターンに基いて他の移動体が一の移動体の撮像画像情報必要区間を当該一の移動体よりも先に通過する可能性が高いか判定し当該高いと判定された他の移動体を選択する。これにより、撮像画像情報必要区間の通行可能性が高い他の移動体を精度よく絞り込むことができ、撮像画像情報必要区間の通行可能性の低い移動体に撮像画像情報の確保要求を行う必要がなくなる。これにより通信トラフィックを低減できる。
請求項5記載の発明によれば、選択手段は、一の移動体が撮像画像情報必要区間を通行する時間前の所定時間範囲に他の移動体が先に通行する可能性が所定よりも高いか判定し当該高いと判定された他の移動体を選択するため、一の移動体が撮像画像情報必要区間を通行する直前に通行する可能性が高い他の移動体を精度よく絞り込むことができる。すると、一の移動体が撮像画像情報必要区間を通行する直前の撮像画像情報を取得できるようになり、時々刻々と変化する交通状況に対応した撮像画像情報を取得することができ、撮像画像情報の信頼性が増す。
請求項6記載の発明によれば、選択手段は、一の移動体が撮像画像情報必要区間を通行する手前の当該区間回避可能な分岐点に到達する前に他の移動体が先に撮像画像情報必要区間を通行する可能性が所定よりも高いと判定された他の移動体を選択する。選択手段により選択された他の移動体の第2情報端末は、一の移動体の第1情報端末に撮像画像情報を分岐点に到達する前に送信する。これにより、一の移動体側では撮像画像情報として取得した区間を通行すべきか否かを選択できる。例えば、道路を迂回すべきと判断したときには、一の移動体が通行予定であった撮像画像情報が映し出された区間の手前の分岐点にて迂回することができ、逆に道路を通行しても良いと判断したときには、当該区間を通行することができる。したがって、一の移動体側ではユーザ自身が望んだ道路を通行できる。
請求項7記載の発明によれば、撮像情報データベースは、複数の他の移動体の識別情報と、複数の他の移動体の第2の情報端末が何れの道路区間を撮像したかを示す撮像情報とを当該道路区間に対応付けて記憶している。センタ装置は、複数の他の移動体のうち何れかの他の移動体の第2情報端末の撮像情報を選択し、当該選択された撮像情報に対応した撮像画像情報を他の移動体の第2情報端末に要求する。他の移動体の第2情報端末は、選択された撮像情報に対応した撮像画像情報を一の移動体の第1情報端末に送信する。したがって、センタ装置が多数の他の移動体の第2情報端末との間で送受信するときには、何れの道路区間を撮像したかを示す撮像情報のみの送受信処理で済むため、センタ装置は多数の他の移動体の第2情報端末から撮像画像情報を受信する必要がなくなり、通信トラフィックを低減できる。
請求項8記載の発明によれば、他の移動体の第2情報端末は、センタ装置から確保要求を受付けた後に撮像情報必要区間を通行するときに撮像開始承認要求を通知し、センタ装置から承認を得たことを条件として撮像情報必要区間における撮像画像情報を確保する。すると、例えばセンタ装置が撮像画像取得の必要がなくなった場合や、撮像画像情報を取得済と判定していた場合には、当該他の移動体の第2情報端末は改めて撮影処理する必要がなくなる。
請求項9記載の発明によれば次のように作用する。センタ装置の破棄指示手段は、他の移動体の第2情報端末により取得される撮像画像情報の当該撮像時の交通状況と、一の移動体が撮像画像情報必要区間を通行する通行予定時刻における交通状況とが異なる場合には、当該第2情報端末が取得した撮像画像情報を一の移動体の第1情報端末が必要とする撮像画像情報に合致しないと判定し、他の移動体の第2情報端末に撮像画像情報を破棄指示する。これにより、一の移動体の第1情報端末が必要としない撮像画像情報を送受信する必要がなくなり通信トラフィックを低減できる。
請求項10記載の発明によれば次のように作用する。センタ装置の送信要求手段は、他の移動体の第2情報端末により取得される撮像画像情報の当該撮像時の交通状況と、一の移動体が撮像画像情報必要区間を通行する通行予定時刻における交通状況とが同一または類似の場合には、当該第2情報端末が取得した撮像画像情報を一の移動体の第1情報端末が必要とする撮像画像情報であると判定し、他の移動体の第2情報端末に撮像画像情報を送信要求する。これにより、一の移動体の第1情報端末が必要とする撮像画像情報を提供できる。
請求項11記載の発明のように、他の移動体の第2情報端末が一の移動体の第1情報端末に対しセンタ装置を介して撮像画像情報を送信しても良い。また、請求項12記載の発明のように、他の移動体の第2情報端末が一の移動体の第1情報端末に対し車々間通信により撮像画像情報を送信すると良い。すると、センタ装置を介することなく撮像画像情報を送受信することができ、センタ装置の処理負荷を軽減できる。
本発明の第1実施形態における交通情報システムの電気的構成を概略的に示すブロック図 交通情報システムのイメージ図 地図データに記憶される道路データの概要の説明図 移動履歴情報の説明図 起動履歴データベースの記憶内容の説明図 道路通過情報データベースの記憶内容の説明図 撮像情報データベースの記憶内容の説明図 交通情報システムの動作シーケンス図 車両の行動パターンの推定方法の補足説明図 車両の通行予定経路と撮像情報必要区間の一例を示す説明図 撮像画像情報の再生撮像画像例を示す図 本発明の第2実施形態について車々間通信の態様を表す図 本発明の第3実施形態について図8の一部相当を示す動作シーケンス図
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図11を参照しながら説明する。図2はシステム構成を概略的に示しており、図1は、交通情報システムの電気的構成を概略的なブロック図によって示しており、図2は交通情報システムのイメージ図を示している。
図2に示すように、交通情報システムSは、車両Aや車両Bなどの多数の車両に搭載された情報端末1が電波信号によりセンタ装置20に相互通信可能に構成されているものであり、これにより、車両Aおよび車両Bの情報端末1、1は相互に情報通信が可能となっている。
図1に示すように、情報端末1は、車両A、車両Bに搭載された車両用ナビゲーション装置としての機能を備えるものであり、車両Aおよび車両B共に同様のナビゲーション機能が搭載されている。
以下、車両Aのナビゲーション機能を説明する。情報端末1は、制御装置2を備え、当該制御装置(制御ユニット)2に、位置検出器3、地図データ入力器4、操作スイッチ群5、VICS(登録商標)受信機6、通信装置7、外部メモリ8、表示装置9、音声コントローラ10、音声認識部11、リモコンセンサ12を接続して構成される。リモコンセンサ12にはリモコン13が赤外線接続され、音声コントローラ10にはスピーカ14が接続され、音声認識部11にはマイク15が接続される。
制御装置2は、例えばマイクロコンピュータを主体として構成されたものであり、CPU、RAM、ROM及びI/Oバス(何れも図示せず)を備え、各種の制御プログラムを実行して装置全体の動作を制御する。位置検出器3は、Gセンサ3a、ジャイロスコープ3b、距離センサ3c、GPS受信機3d等を備えて構成され、これらの各構成要素は互いに性質の異なる検出誤差を有している。制御装置2はこれら各構成要素から入力した検出信号を互いに補間して車両の現在位置を特定する。
地図データ入力器4は、CD−ROM、DVD−ROM、メモリカード又はHDD等の記録媒体を装着し、地図データやマップマッチング用データ等を入力する。操作スイッチ群5は、表示装置9の周辺に配置されるメカニカルキーや表示装置9の表示画面上に形成されるタッチキーから構成され、例えばユーザが何らかの操作(例えばメニュー表示選択、目的地設定、経路探索、経路案内開始、表示画面変更及び音量調整等)を行った旨を検出すると、操作検出信号を制御部2に出力する。
VICS受信機6は、広域通信網を通じて広域通信を行い、VICSセンター装置(図示せず)から送信されたVICS情報について広域通信網を通じて受信する。外部メモリ8は、HDD等の大容量記憶装置から構成されている。
表示装置9は、例えばカラー液晶ディスプレイにより構成され、メニュー選択画面、目的地設定画面、経路案内画面等の各種の表示画面を表示すると共に、車両の現在位置を表す現在位置マークや走行軌跡、VICS情報等を地図データの地図上に重ねて表示する。各車両(車両A、車両B)の情報端末1は、車両走行中に、撮影時の交通状況(交通情報)をVICS受信機6のVICS情報により判断することで交通状況を複数段階(例えば渋滞、やや渋滞、通常)で記憶し、表示装置9の表示画面上の道路に色違い(例えば渋滞の場合(赤)、やや渋滞の場合(黄)、非渋滞の場合(緑))の線分で表示することができる。
音声コントローラ10は、例えば警告音や経路案内の案内音声等をスピーカ14から出力させる。音声認識部11は、制御部2により動作が制御され、起動状態ではマイク15から入力した音声を音声認識アルゴリズムにしたがって音声認識可能な状態とする。リモコンセンサ12は、リモコン13から送信された操作検出信号を受信すると、その受信した操作検出信号を制御部2に出力する。
撮像装置16は、車両Caの周辺(前方、後方、右側方、左側方)などを撮像するカメラであり、制御装置2から撮像指示を受け付けると、車両Caの周辺の撮像画像情報を取得し制御装置2に送信し、制御装置2は撮像画像情報をメモリに保存して保持する。このとき、制御装置2は撮像した旨を示す撮像日時(撮影日付、撮影時間)、撮像画像情報のサイズ、その場所(リンクID)、撮影時のVICS情報による交通状況を共に保存する。
制御装置2は、地図データを取得する地図データ取得部、車両の現在位置と地図データ取得部により取得された地図データ内の道路データとを使用して車両の現在位置が存在する道路を特定するマップマッチング部、マップマッチング部により特定された車両の現在位置からユーザにより設定された目的地までの経路を探索する経路探索部、経路探索部により探索された経路及び地図データ内の道路データや交差点の位置データ等に基づいて経路案内に必要な地点を算出して経路案内する経路案内部、車両の現在位置周辺の地図や高速道路の略図や交差点付近の拡大図等を描画する描画部等を備えている。
図3は、地図データとして記憶される道路データの概要を示している。地図データは、各交差点C(分岐点に相当)の中央に設定されるノードNや、このノードN間を結合するリンクLを含んだ道路データにより構成される。例えば、片側一車線の直線道路では、図3に示されるように、車両が左側通行している場合を考慮すると、各交差点Cの中央に設定されたノードN間を結合するリンクLが道路幅方向の中央に設定されている。
このリンクLには、複数のノードN間を結合する間に複数の形状点が設定されており、当該複数の形状点に対応して形状データ(例えば幅、高さ等)が設定されており、当該形状データに応じた道路データが記憶されている。複数のリンクLは、それぞれリンクID(リンク識別情報)が付されており、交差点Cを結合する道路毎にそれぞれ異なるID(識別情報)が付された状態で管理されている。
図4は、移動履歴情報の説明図を示している。車両A、車両Bの制御装置2は、移動履歴情報を内部メモリに蓄積して保持する。移動軌跡情報は、出発地座標、出発時刻、到着地座標、到着時刻と共に、出発地〜経由地〜到着地に至るまでに通過(出発/到達)するリンクLの識別情報(リンクID)、当該リンクLの通過時刻情報を含む。なお、出発地〜経由地〜到着地に至るまでに通過(出発/到達)するノードNの識別情報やその通過時刻情報を含んでも良い。走行軌跡情報は、リンクLの識別情報とそのリンクLを通過した通過時刻情報を一対にして例えば所定時間毎に記録されている情報を示している。
他方、図1に示すように、交通情報システムSを構成するセンタ装置20は、制御装置21を主として構成され、当該制御装置21に通信装置22、起動履歴データベース23、道路通過情報データベース24、撮像情報データベース25を接続して構成されている。制御装置21は通常のコンピュータにより構成され、通信装置22を介して情報端末1の通信装置7との間で電波信号により無線通信可能になっている。制御装置21は、その内部に記憶されたソフトウェアを実行することにより、第1収集手段、第2収集手段、選択手段、第1パターン推定手段、第2パターン推定手段、要求手段、撮像情報必要区間推定手段、異常状態判定手段、破棄指示手段、送信要求手段として機能する。
制御装置21は、起動履歴データベース23、道路通過情報データベース24、撮像情報データベース25に各種データを記憶させる。以下、この管理データを説明する。
図5は、起動履歴データベースの記憶内容の一例を示している。起動履歴データベース23は、制御装置21が様々な多数の車両(例えば車両A、車両B)に搭載された情報端末1からその起動情報を収集して管理するデータベースであり、多数の車両の起動履歴情報を示すものである。起動履歴データベース23は、車両A、Bなどの各車両に割り振られた識別情報(例えば車体番号、ナンバー:車両ID)を記憶すると共に、この識別情報に対応して何月何日何時何分ごろに起動したかを示す日付属性および起動時間(時間帯)や、その起動位置(起動場所)などの起動情報を時系列的に記憶する。起動履歴データベース23では多数の車両の起動履歴情報を管理する。
車両A、車両Bの情報端末1は、それぞれ車両が起動する度に通信装置7を通じてセンタ装置20の制御装置21に起動情報を送信するが、センタ装置20の制御装置21は起動履歴データベース23に当該起動情報を逐次記憶する。
図6は、道路通過情報データベースの記憶内容を示している。道路通過情報データベース24は、制御装置21が様々な多数の車両(車両A、車両B)に搭載された情報端末1から移動履歴情報を収集して管理するデータベースであり、ある特定のリンクL(道路区間)の識別情報とその方向(順方向、逆方向)に対応して、日付属性および始点ノードNの通過時間並びにリンク旅行時間などの時間帯、各車両の識別情報(車両ID)などの道路通過情報について時系列的に記憶する。
各車両(車両A、車両B)の情報端末1は、車両起動時または走行中に、日付属性、始点ノードNの通過時間、車両の識別情報(ID)をセンタ装置20に送信するが、センタ装置20は道路通過情報データベース24にこれらの情報を関連付けて逐次記憶保持する。すなわち、道路通過情報データベース24は、ある特定のリンクLを通過する車両の識別情報等を記憶保持するものであり、リンクLの識別情報とリンクLの方向(例えば順方向、逆方向)毎に管理される。
詳細は後述するが、このようなデータベースによれば、各車両の行動パターン(例えば毎週何時から何時の間はこのようなルートを辿る習慣があるなど)が推定でき、どの車両(ユーザ)がどのような経路で行動するのかがある程度推測できるようになる。
図7は、撮像情報データベースの記憶内容を示している。この撮像情報データベース25は、制御装置21が様々な多数の車両(車両A、車両B)に搭載された情報端末1から移動履歴情報、撮像情報を収集して管理するデータベースである。この撮像情報データベース25は、多数の車両(車両A、車両Bなど)が何れのリンクL(道路区間)を撮像したかを示すフラグとして、撮影日付、撮影時間、撮影時交通状況、を各車両の識別情報に対応付けて記憶保持するものである。
撮像情報データベース25もまた同様に、リンクL(道路区間)の識別情報とその方向(順方向、逆方向)のそれぞれに対応して、撮影日付および撮影時間などの時間帯、撮影時交通状況、車両の識別情報について時系列的に記憶する。
車両Bの情報端末1は、特定のリンクLを通過したときに車両外方の撮影を行い、当該撮影日付、撮影時間、撮影時の交通状況を車両B周辺の交通状況と共にセンタ装置20に送信し、センタ装置20はこれらの撮影時における情報(撮像情報)を記憶する。なお、撮像情報データベース25は各車両から撮影されたか否かを示す情報(フラグ)を撮像情報として記憶するものであり、車両にて実際に撮像された撮像画像情報を記憶しなくてもよい。この撮像画像情報は一般に膨大な情報量となるためであり、撮像情報データベース25には画像無線通信トラフィックを増加させないため撮像情報のみを記憶し撮像画像情報を記憶しない。図7における撮影時の交通状況については、センタ装置20が他の車両などから送信される交通状況を考慮して記憶保持しても良い。
以下、この構成における交通情報システムの動作を説明する。
図8は、交通情報システムの動作シーケンスを示している。この図8に示すように、車両Aが起動すると(S1)、車両Aの情報端末1はセンタ装置20の制御装置21との間で通信を開始し、起動情報を送信する(S2)と共に移動履歴情報を逐次送信する。センタ装置20の制御装置21は、車両Aの起動情報を受信すると、当該起動情報を起動履歴データベース23に登録して記憶保持する(T1)。センタ装置20の制御装置21は、起動履歴データベース23と道路通過情報データベース24の記憶情報に基づいて車両Aの通行予定経路(移動予定経路:通行予定リンクとその日時)を推定する(T2)。このとき、センタ装置20の制御装置21は、車両Aの通行予定経路をその行動パターンに基いて推定する。
センタ装置20の制御装置21は、車両Aの通行予定経路(移動予定経路)の通行予定リンクの交通情報(交通状況)を確認し異常の有無を検知する(T3)。ここでいう「異常」とは、車両Aの過去の時点におけるリンク旅行時間と、現在の交通情報を反映したリンク旅行時間との間に所定値以上の乖離があることを示し、過去のリンク通行時間よりも現在の交通情報を反映したリンク通行時間が大幅に時間を要する場合を想定しており、慢性的に持続する普段(通常)の状態とは異なる状態(所謂、異常状態)が発生した場合に、このステップT3においてYESと判定する。センタ装置20は、この異常状態であるリンクL(道路区間)について車両Aの情報端末1側で必要と考えられる撮像画像情報必要区間であると推定する。
次に、センタ装置20の制御装置21は、異常が発生したリンクLについて道路通過情報データベース24を確認し(T4)、異常が発生したリンクLを車両Aより先に通行する可能性が所定よりも高い通行予定車両を車両A以外で抽出する(T5)。これは、車両の行動パターンに基いて抽出しても良いし、情報端末1に目的地までの経路が設定されている場合にはこの通行予定経路に基いて抽出しても良い。
通行予定車両として抽出された車両が多数存在する場合もあるが、センタ装置20の制御装置21は、これらの車両の情報端末1に現在位置情報の通知要求を行う(T6)。センタ装置20の制御装置21は、車両Bが起動している(U1)ことを条件として通信を開始し、ステップT6において通知要求がなされると、車両Bが起動情報と現在位置情報をセンタ装置20の制御装置21に通知する(U2)。多数の車両に搭載された情報端末1の中で起動している車両の情報端末1のみが通信可能となるため、ここで情報端末1が絞り込まれる。
センタ装置20は、車両Bの起動履歴データベース23と道路通過情報データベース24を確認し(T7)、車両Bの通行予定経路(移動予定経路)を推定する(T8)。この車両Bの通行予定経路の推定処理では、予めセンタ装置20の道路通過情報データベース24に車両Bの道路通行情報が記憶されている場合には当該車両Bの道路通行情報に基いて車両Bの通行予定経路(行動パターン)を推定しても良いし、車両Bの情報端末1に出発地から目的地まで経路設定されている場合には設定経路を車両Bの情報端末1から取得することで通行予定経路を推定しても良い。ここで、センタ装置20は、車両が撮像画像情報必要区間を通行する予定ではないことを条件として当該車両の情報端末1を選択肢から外す。ここでも対象となる車両(情報端末1)が絞り込まれる。
次に、センタ装置20の制御装置21は、異常発生したリンクLの画像撮影を車両Bに指示する(T9)ことで撮像画像情報の確保要求を行う。車両Bの情報端末1は、画像撮影指示を受け付けると、異常発生したリンクLを通過したときに撮像画像情報を内部メモリに確保して保存し(U3)、撮像完了して撮像画像情報を確保した旨をセンタ装置20の制御装置21に通知する(U4)。センタ装置20の制御装置21は、この旨を受け付けると撮像情報データベース25に登録する(T10)。
車両Aが、異常発生した道路のリンクL(撮像画像情報必要区間)に接近し当該リンクLの手前の異常回避可能(区間回避可能)な交差点C(分岐点)に接近すると(S3:YES)、情報端末1はセンタ装置20の制御装置21に撮像画像情報を要求する(S4)。センタ装置20の制御装置21は、撮像情報データベース25から当該リンクLの撮像情報を探索する(T11)ことで、車両Bの撮影画像情報が確保されていることを確認する。
そして、センタ装置20の制御装置21は、撮像時の交通状況と現在の交通状況を比較し一致した場合に車両Bに撮像画像情報を要求する(T12)。この比較処理は前述したVICS情報を比較することで行われる。撮像時の交通状況と現在の交通状況とが異なる場合には、車両B側で確保された撮像画像情報は古い情報であるため車両Aが必要とする情報に合致しない。このような場合には、センタ装置20は車両Bの情報端末1に撮像画像情報を破棄するように指示する。また、撮像時の交通状況と現在の交通状況とが異なる場合には、現在の交通状況に撮像時の交通状況が一致する他の車両に撮像画像情報を要求すると良い。また、センタ装置20の制御装置21が、車両Aの撮像画像情報必要区間の通行予定時刻における交通状況を推定し、当該交通状況と同一と判定するか、または、当該交通状況に対して極端に変化しない(類似:例えば、VICS情報において緑と黄は類似、黄と赤は類似、緑と赤は非類似)ことを条件として、その撮像画像情報が有用であるとして車両Bに撮像画像情報を送信要求すると良い。
ステップT12の処理後には、車両Bの情報端末1は要求された撮像画像情報をセンタ装置20の制御装置1に送信する(U5)。センタ装置20の制御装置21はこの撮像画像情報を受信し(T13)内部メモリに記憶する。情報端末1は撮像画像情報をセンタ装置20の制御装置21に送信完了すると当該確保された撮像画像情報をメモリから削除し記憶領域を開放する(U6)。
この場合、センタ装置20の制御装置21が、複数の他車両(車両Bを含む)の情報端末1から撮像画像情報を受信することもある。これは、車両Aが撮像画像情報必要区間を通行する可能性の高い車両に対しては全て撮像画像情報を確保要求しているためである。このとき、センタ装置20の制御装置21が、複数の他車両(車両Bを含む)の撮像画像情報の中から1または少数の撮像画像情報を選択すると良い。これは、車両A側に多くの撮像画像情報が送信されると、車両Aの情報端末1が当該撮像画像情報の一部を選択して表示装置9の表示画面に表示する必要があるためであり、この場合車両Aの情報端末1の処理負荷が高くなり、しかも画像通信トラフィックを増加させてしまうためである。したがって、センタ装置20が複数の他車両から送信される複数の撮像画像情報についてその一部に絞り込むと良い。
このような場合、センタ装置20の制御装置21は車両Aが通行予定経路を通行すると推定される時間帯前のより近い所定時間範囲(時間帯)に当該撮像画像情報必要区間を通行した車両の撮像画像情報を選択すると良い。また、センタ装置20の制御装置21が車両Aの現在位置を把握できる場合には、車両Aが交差点C(分岐点)に到達する前(例えば、数分前〜数十分前、例えば所定距離手前)に撮像画像情報を送信完了可能となる他車両の情報端末1の撮像画像情報を必要に応じて選択して特定すると良い。
そして、センタ装置20の制御装置21は、撮像画像情報を撮像日時と共に車両Aの情報端末1に送信する(T13)。車両Aの情報端末1は、受付けた撮像画像情報を再生する(S5)。
以上が、交通情報システムSにおけるセンタ装置および車両の情報端末間の情報の流れを示しているが、以下、図9および図10を参照して実際の道路に適用した場合を例に挙げて、特に、車両Aまたは車両Bの行動パターンの推定処理、異常発生したリンクL4(撮像画像情報必要区間)の推定処理、並びに、異常発生したリンクL4(撮像画像情報必要区間)を通行する可能性の高い車両の推定処理について説明を行う。
図9は、車両の行動パターンの推定方法の補足説明図を示している。
各車両(車両A、B)の行動パターンは、運転者による車両の利用形態(例えば、平日に主に利用、休日に主に利用、所持者の自宅周辺で主に利用、遠方ドライブなどで主に利用など)、車種(例えば大型自動車、普通自動車、自動2輪車)などに応じて変化する。例えば、運転者が車両を平日に通勤手段として利用している場合、「月曜日〜金曜日は、AM7:30頃に座標S(X0,Y0)付近を出発し、ノードN1〜N5およびリンクL1〜L6を通過し、AM8:20頃に座標(X1,Y1)付近に到着する」旨を特定することで平日の行動パターン(平日の移動予定)を推定できる。
具体的には、座標S(X0,Y0)からの出発回数、座標E(X1,Y1)までの到着回数、各ノードN1〜N5、リンクL1〜L6を通過する通過累積回数をカウントし、これらのカウント数が所定以上であるときにこれらのノードN、リンクLを定期的に通行していると判断する。また、平日の行動パターンであるか、休日の行動パターンであるか、午前における行動パターンであるか、午後における行動パターンであるか、時間帯の条件を組み合わせて判断することで行動パターンを推定できる。
図10は、行動パターンに基づいて異常発生したリンクの通行可能性の高低の推定処理の補足説明図を示している。
図10には、異常発生したリンクL(撮像画像情報必要区間)をリンクL4として表わしており、この図10には、前述手段で推定された自車両Aと他車両B、D、Eの行動パターンを示している。
図10に示すように、車両Aが座標S(X0,Y0)を出発してリンクL1〜L6、ノードN1〜N5を通行して座標E(X1,Y1)まで移動することがセンタ装置20側で行動パターンとして推定されていることを想定する。
このとき、センタ装置20の制御装置21は、図8のステップT2において通常時は渋滞しないがある特定の期間(例えば、イベント、通勤ラッシュ時)だけ渋滞する渋滞区間(リンクL4:前述の「異常」の区間)を通過することを推定する。なお、本形態では、ある特定の期間だけ渋滞する渋滞区間を対象としている。ユーザの日常的な繰り返し移動(通勤、通学など)上の道路が慢性的に渋滞する場合、ユーザは道路の撮像画像情報を必要としないことが多いためである。ユーザの日常的な繰り返し移動(通勤、通学など)上の道路が常に渋滞しているのであればユーザは道路の渋滞状態がどの程度であるかを熟知しているためであり、例えばVICS情報などで渋滞情報を取得したときには渋滞状態をある程度把握できるためである。
ここで、通常時は渋滞しないが、特定の期間だけ渋滞する状態(普段とは異なる道路状態に相当)となる箇所は、図6に示す道路通過情報データベース24(特定リンクにおける日付に紐付いたリンク旅行時間)や、図7に示す撮像情報データベース25(特定リンクにおける日付に紐付いた撮像時交通状況)等によって推定できる。特に、センタ装置20は、普段とは異なる道路状態について、渋滞状態(赤、黄、緑等)、リンク旅行時間、渋滞区間の長さ等を過去の移動履歴情報と比較して判断し、撮像画像情報必要区間と推定すると良い。
このようにしてセンタ装置20は、たとえば普段は渋滞しないが、今は渋滞している渋滞区間の一部(リンクL4)を車両Aが通行予定であると推定すると、当該リンクL4を撮像画像情報必要区間と推定する。
センタ装置20の制御装置21は、他車両(車両B、D)の行動パターンがこのリンクL4を行動パターンに含んでいる場合には、この他車両(車両B、D)を選択車両とする。他方、車両Eの行動パターンはリンクL4を含んでいないため、車両Eを非選択とする。このようにして、他車両(車両B、D、E)が異常発生したリンクL4(撮像画像情報必要区間)を通行する可能性が所定よりも高いか否かを判定できる。このようにして選択車両を絞り込むことができる。
さらに、前述のステップU2、T7、T8の説明に示したように、センタ装置20の制御装置21は、車両が起動しているか否かを加味してリンクL4の通行可能性が所定より高いか否かを判定しても良い。すなわち、他車両(例えば車両D)の起動情報がセンタ装置20側に送信されていなければ当該車両DがリンクL4を通行する可能性は0であるため、当該車両Dを非選択とすることができる。
また、他車両(車両B、D、E)の現在位置情報を考慮し、当該現在位置情報が想定される行動パターンから外れていたり、当該現在位置情報とリンクL4の位置情報とを比較し所定距離以上離間していると判定すれば、明らかにリンクL4を走行する可能性が低いと判定できる。これにより、当該リンクL4を走行する可能性が高い車両を絞り込むことができる。
また、出発地から目的地に至るまでの通行予定経路が、車両A、もしくは、他車両(車両B、D、E)の情報端末1に対しナビゲーション機能により予め設定されている場合、これらの通行予定経路がセンタ装置20に送信されていれば、通行予定経路に基づいて判定しても良い。センタ装置20の制御装置21が車両Bの通行予定経路について異常発生したリンクL4(撮像情報必要区間)を含む経路であるか否かを判定し、リンクL4が含まれている場合に、リンクL4を通行する可能性が高い車両であると判定しても良い。この場合、センタ装置20の制御装置21は、車両A、B、D、Eの行動パターンについて、起動履歴データベース23の記憶情報、および、道路通過情報データベース24の記憶情報に基いて推定する必要がなくなる。
さて、図8のステップS5では、撮像画像情報を撮像日時と共に再生するが、図11は、リンクL4における撮像画像情報の再生画像例を示している。車両Aの制御装置2は、表示装置9の表示画面に車両Bが事前に撮影した撮像画像情報と共に撮影日時の情報を表示制御する。この図11に示すように、車両Aのユーザは、この交通状況(渋滞状況)を撮影時刻と共に明確に把握できるため、道路の交通状況、渋滞状況を瞬時に把握することができる。
車両Aのユーザは、この撮像画像情報を把握することで、この道路が渋滞している場合、この程度の渋滞状況であれば我慢できるか我慢できないかを判断することができる。交通状況は、刻々と変化するため、実際に通行する道路の走行直前の交通状況(渋滞状況)を把握することは特に重要である。従来より、渋滞情報としてVICS情報などが用いられるが、このVICS情報を用いた表示方式では、ユーザは渋滞区間であるか否かの判断を複数段階(例えば、赤、黄、緑の3段階)の色変化表示のみで判断する必要があり、詳細な渋滞状況を把握することが困難であった。
本実施形態を適用すると、車両Aのユーザは、このような通行予定経路の撮像画像情報を当該経路の走行直前に表示装置9の表示画面によって確認することができ、当該道路を走行すべきか迂回すべきか容易に判断できる。車両Aのユーザは道路を迂回すべきと判断したとしても、交通状況の撮像画像情報は予め異常回避可能(迂回可能)な交差点C(分岐点)手前で表示装置9の表示画面に表示されることになるため、通行予定の交差点Cから迂回することができ、車両Aのユーザは自身にとって都合の良い道路を選択することができる。なお、VICS情報による複数段階の渋滞状況(道路を色変化表示)と併用して表示装置9の表示画面に表示するようにしても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば次に示す要点を特徴としている。車両Aが撮像画像情報必要区間を通行する前に、センタ装置20の制御装置21は当該撮像画像情報必要区間を通行する可能性が所定より高い車両Bを選択し、当該車両Bの情報端末1に撮像画像情報を要求し、車両Bの情報端末1は、撮像画像情報必要区間を通行するときに車両Bの外方を撮像し、車両Aの情報端末1用に撮像画像情報を確保して保存し、当該要求されると当該撮像画像情報を車両Aの情報端末1に送信している。これにより、車両Aが撮像画像情報必要区間を通行する前の撮像画像情報を確保することができる。センタ装置20は、撮像画像情報必要区間を通行する可能性が所定より高い車両Bを選択しているため、対象車両を絞り込むことができ、通行可能性の低い他車両との間で送受信処理がなされることがなくなる。これによりセンタ装置20の処理負荷を軽減できる。
また、車両Bの情報端末1は、車両Aが撮像画像情報必要区間を通行する前に撮像画像情報を確保すれば良いため、要求したタイミングで必要な地域に道路撮像画像情報の取得に協力してくれる他者がリアルタイムで存在している必要もなくなる。
また、制御装置21は、車両Aの行動パターンに基いて、車両Aがその行動パターンに沿って移動したときに通常状態とは異なる異常状態となるリンクL4を撮像画像情報必要区間と推定し当該リンクL4における撮像画像情報を要求しているため、リンクL4周辺の撮像画像情報を取得できるようになる。したがって、車両Aのユーザは、行動パターンに沿って移動したときに行動パターンの中で普段とは異なる異常状態となる道路状況を自動的に把握できる。
また、制御装置21は、車両B、D、Eの行動パターンに基いて、車両AよりもリンクL4を先に通行する可能性が所定よりも高い車両Bを選択している。このため、リンクL4を通行する可能性が高い車両を精度よく絞り込むことができ、リンクL4を通行する可能性の低い車両に撮像画像情報を要求する必要がなくなる。これにより、センタ装置20の処理負荷を軽減できる。
車両A内では、情報端末1は、突発的な渋滞区間(リンクL4)を回避可能な交差点C(分岐点)の手前でリンクL4における撮像画像情報を表示装置9の表示画面に表示しているため、車両Aのユーザは撮像画像情報として映し出された渋滞区間を走行すべきか否かを選択することができ、ユーザ自身が望んだ道路を通行することができる。
(第2実施形態)
図12は、本発明の第2実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、撮像画像情報について車々間通信するようにしたところにある。前述実施形態と同一または類似の部分については同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
特定の車両Aが必要とする撮像画像情報についてセンタ装置20を介して送受信すると、センタ装置20の通信負荷が高くなる。そこで本実施形態では、図12に示すように、撮像画像情報を車々間通信にて送受信するようにしている。すると、センタ装置20による通信負荷を軽減できる。センタ装置20を介さずに行う車々間通信としては、車両Aと車両Bとが通行予定経路近辺を走行し適切なタイミングで接近するときに車々間通信すると良い。
車々間通信するときには、センタ装置20は予め車々間通信を行う両車両Aの通信装置7および車両Bの通信装置7に対し、通信相手を特定するための識別情報を配信し、車両Aが車両Bに接近したときに、一方の車両Aの通信装置7の通信相手の識別情報が他方の車両Bの通信装置7の識別情報に合致するかを確認し、合致したことを条件として車々間通信を行うことで撮像画像情報の送受信を行うようにする。
すなわち、図12に示すように、例えば車両A、車両Bが、同一道路を同一方向に走行している場合、車両Aの通信装置7は通信対象の車両Bの通信装置7であるか否かを確認し、対象車両Bであれば撮像画像情報の送受信を行うようにする。また、車両A、車両Bが片側一車線の同一道路を互いに逆方向に走行している場合にも同様に適用できる。なお、車両A、車両Bは、その他の別の車両が仲介してリレー式に情報の送受信を行うようにセンタ装置20が指示しても良い。
(第3実施形態)
図13は、本発明の第3実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、他の移動体が撮像情報必要区間を通行するときにセンタ装置に承認を得てから撮像画像情報を確保しているところにある。前述実施形態と同一または類似の部分については同一符号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
前述実施形態では、センタ装置20が他の車両Bの情報端末1に撮像画像情報を取得要求すると、車両Bの情報端末1は撮像画像情報を無条件に確保しているが、本実施形態では、車両Bの情報端末1がセンタ装置20の承認を得てから撮像画像情報を取得する実施形態を示す。
図13は、本実施形態にて変更した要部の処理シーケンスを概略的に示している。センタ装置20は撮像画像情報必要区間(リンクL4)を有効撮影日時に通行すると推測される車両Bなど条件に該当する車両に対し画像撮影を指示する(T9)。
この後、車両Bの情報端末1は、撮像画像必要区間の手前の所定距離内に近接したことを条件として、撮影開始承認要求をセンタ装置20に通知し(U10)、センタ装置20の承認を受けて(T14)から、撮影を開始し当該撮影画像情報を内部メモリに保存し(U11)、撮影完了した旨をセンタ装置20に通知する(U4)。この他の動作は前述実施形態と同様である。
なお、撮影開始時にセンタ装置20に承認要求するのは、要求元である車両Aがすでに交差点C(分岐点)を通過してしまっているなど特殊な事情を考慮し、撮像画像取得の必要がなくなった場合や、センタ装置20が車両Bの他の車両D、Eなどから撮像画像取得済の場合を想定しているためである。本実施形態では、このようにして必要な撮像画像情報を必要な区間において取得している。
このような実施形態によれば、他の移動体の撮像画像情報必要区間を通行するときの撮影開始時にセンタ装置20に承認要求し撮像画像情報を必要としているか否かを判定しているため、撮像画像情報が必要なくなった場合には車両Bの情報端末1は撮影開始する必要がなくなる。
(他の実施形態)
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下に示す変形または拡張が可能である。
前述実施形態では、車両Aのユーザが欲する撮像画像情報必要区間(通行予定経路上で詳細な道路状況を確認したいと判断する区間)は、普段(通常)とは異なる渋滞状態となる渋滞区間とした実施形態を示したが、これは、この条件を満たす渋滞区間に限られない。すなわち、(1)渋滞区間、工事区間などと他システム(VICS情報、センタ装置20、又は、他車両によるプローブ情報)から情報提供されている区間、(2)通行予定経路上で交通情報が提供不能な区間、(3)車両Aの過去の移動履歴情報に基いて車両Aが渋滞に巻き込まれた区間を算出し当該区間について適用しても良い。
前述実施形態では、図8のステップS3において迂回可能(異常回避可能)な交差点Cの手前にて撮像画像情報を要求する実施形態を示したが、これはこの時点に限られない。すなわち、車両Aの起動時点、車両Aが現在位置から目的地に出発した時点、リンクL4(撮像画像情報必要区間)に進入する直前の時点、などに撮像画像情報を要求するようにしても良い。また、車両Aの情報端末1の移動履歴情報内に、同一の出発地と同一の目的地との間の移動に複数の通行予定経路が存在する場合には、車両Aがその何れの通行予定経路で進行するかを決定可能な交差点C(分岐点)の手前の所定距離に達した時点にて車両Aの情報端末1からセンタ装置20に撮像画像情報を要求するようにしても良い。
前述実施形態では、センタ装置20が撮像指示をした後、撮像画像情報必要区間(リンクL4)を通過した現時点以降(未来)の時点にて撮影画像を確保して内部メモリに保持し必要に応じて一の移動体(車両A)側に送信する実施形態を示したが、この形態に限られず、他の移動体(車両B)側で過去に撮像された撮像画像情報を一の移動体(車両A)側に送信する形態に適用しても良い。
すなわち、他の移動体(車両B)側では、例えばドライブレコーダなどで過去に撮像画像情報必要区間における画像について例えば偶然、または外部要求に応じて撮像している場合もある。このような撮像画像情報について、センタ装置20が確保要求したときに他の移動体(車両B)側では、その情報端末1内の外部メモリ8(例えば不揮発性メモリ)などに確保し、当該撮像画像情報を必要に応じて一の移動体(車両A)の第1情報端末1に送信する形態に適用できる。このとき、撮像画像情報を送受信する場合には、車々間通信でもセンタ装置20を介して行っても良い。
より好ましくは、他の移動体(車両B)またはセンタ装置20では、過去の撮像時の渋滞状況(交通状況)と、現時点(車両Aが撮像画像情報必要区間を通過する時点)での渋滞の予測状況(交通状況の予測状況)とが類似している場合の撮像画像情報を特に選んで送信するとよい。このようにすれば、一の移動体(車両A)のユーザはこれから通過する地点の(過去の状況なので現実そのものではないが)現実に近い道路状況を知り、現実の道路状況をより正確に想定できるようになる。
センタ装置20が他車両B、D、Eにより撮像して確保されたか否かを示すフラグとして撮像情報を保持する実施形態を示したが、この撮像情報に代えて車両Bの情報端末1が実際の撮像画像を含む撮像画像情報をセンタ装置20に予め送信する形態に適用できる。
車両AおよびBの各情報端末1はそれぞれ各移動体に搭載されたものに限定されるわけではなく、移動体用に携帯可能なネットブック(パーソナルコンピュータ)、インターネットテレビ、携帯電話機、スマートフォン、電子書籍端末、携帯ゲーム機等の移動体用の端末に適用できる。出発前に道路状況を確認し、何れの経路で経由地または目的地に到達するかの意思決定を支援する移動体用の情報端末装置に適用しても良い。
図面中、車両Aの1は第1情報端末(交通情報取得装置)、車両Bの1は第2情報端末(交通情報提供装置)、20はセンタ装置、21は制御装置(第1収集手段、第2収集手段、選択手段、第1パターン推定手段、第2パターン推定手段、要求手段、撮像情報必要区間推定手段、異常状態判定手段、破棄指示手段、送信要求手段)、A、B、D、Eは車両(Aは一の移動体、B、D、Eは他の移動体)、Cは交差点(分岐点)を示す。

Claims (14)

  1. 通行予定経路上の撮像画像情報必要区間における撮像画像情報を必要とする一の移動体の第1情報端末と、撮像画像情報を取得可能な他の移動体の第2情報端末と、センタ装置とを備え、
    前記センタ装置は、
    前記第2情報端末から前記他の移動体の移動履歴情報を収集する第1収集手段と、
    前記第1収集手段により収集された移動履歴情報に基いて前記一の移動体の撮像画像情報必要区間を当該一の移動体が通行する前に他の移動体が先に通行する可能性が所定よりも高いと判定した前記他の移動体を選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された他の移動体の第2情報端末に対して前記一の移動体の撮像画像情報必要区間の撮像画像情報について確保要求する要求手段と、を備え、
    前記他の移動体の第2情報端末は、
    前記要求手段から確保要求がなされると前記撮像画像情報必要区間を過去または現時点以降に通行するときに撮像される撮像画像情報を前記一の移動体の第1情報端末用に確保することを特徴とする交通情報システム。
  2. 前記撮像画像情報必要区間は、前記一の移動体の通行予定経路のうち通常の道路状態とは異なる道路状態とされている区間のみに設定することを特徴とする請求項1記載の交通情報システム。
  3. 前記センタ装置は、
    道路を通行可能な移動体の道路通過情報データベースであって時間帯と移動体の識別情報とを当該移動体が通過した道路区間に対応付けて記憶する道路通過情報データベースと、
    前記一の移動体の第1情報端末から前記一の移動体の移動履歴情報を収集する第2収集手段と、
    前記第2収集手段により収集された移動履歴情報を前記道路通過情報データベースに記憶し前記道路区間と前記時間帯に基いて前記一の移動体の行動パターンを推定する第1パターン推定手段と、
    前記第1パターン推定手段により推定された行動パターンに沿って移動したときに通常状態とは異なる異常状態となる道路区間を含んで移動するか判定する異常状態判定手段と、
    前記異常状態判定手段により判定された異常状態となる道路区間について前記撮像画像情報必要区間と推定する撮像画像情報必要区間推定手段とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の交通情報システム。
  4. 前記センタ装置は、
    道路を通行可能な移動体の道路通過情報データベースであって時間帯と移動体の識別情報とを当該移動体が通過した道路区間に対応付けて記憶する道路通過情報データベースと、
    前記第1収集手段により収集された移動履歴情報を前記道路通過情報データベースに記憶し前記道路区間と前記時間帯に基いて前記他の移動体の行動パターンを推定する第2パターン推定手段とを備え、
    前記選択手段は、前記第2パターン推定手段により推定された他の移動体の行動パターンに基づいて前記他の移動体が一の移動体の撮像画像情報必要区間を当該一の移動体よりも先に通過する可能性が所定よりも高いか判定し当該高いと判定された他の移動体を選択することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の交通情報システム。
  5. 前記選択手段は、前記一の移動体が撮像画像情報必要区間を通行する時間前の所定時間範囲に他の移動体が先に撮像画像情報必要区間を通行する可能性が所定よりも高いか判定し当該高いと判定された他の移動体を選択することを特徴とする請求項4記載の交通情報システム。
  6. 前記選択手段は、前記一の移動体が撮像画像情報必要区間を通行する手前の当該区間回避可能な分岐点に到達する前に他の移動体が先に撮像画像情報必要区間を通行する可能性が所定よりも高いか判定し当該高いと判定された移動体を選択し、
    前記選択手段により選択された他の移動体の第2情報端末は、前記一の移動体の第1情報端末に撮像画像情報を前記分岐点に到達する前に送信することを特徴とする請求項4または5記載の交通情報システム。
  7. 前記センタ装置は、複数の前記他の移動体の識別情報と、前記複数の他の移動体の第2情報端末が何れの道路区間を撮像して確保したかを示す撮像情報とを当該道路区間に対応付けて記憶する撮像情報データベースを備え、
    前記複数の他の移動体のうち何れかの他の移動体の第2情報端末の撮像情報を選択し、当該選択された撮像情報に対応した撮像画像情報を前記他の移動体の第2情報端末に要求し、
    前記他の移動体の第2情報端末は、選択された撮像情報に対応した撮像画像情報を前記一の移動体の第1情報端末に送信することを特徴とする請求項1ないし6の何れかに記載の交通情報システム。
  8. 前記他の移動体の第2情報端末は、前記センタ装置から確保要求を受付けた後に撮像情報必要区間を通行するときに撮像開始承認要求を通知し、前記センタ装置から承認を得たことを条件として前記撮像情報必要区間における撮像画像情報を確保することを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の交通情報システム。
  9. 前記センタ装置は、
    前記他の移動体の第2情報端末により取得される撮像画像情報の当該撮像時の交通状況と、前記一の移動体が撮像画像情報必要区間を通行する通行予定時刻における交通状況とが異なる場合には、当該第2情報端末が取得した撮像画像情報を前記一の移動体の第1情報端末が必要とする撮像画像情報に合致しないと判定し、前記他の移動体の第2情報端末に撮像画像情報を破棄指示する破棄指示手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載の交通情報システム。
  10. 前記センタ装置は、
    前記他の移動体の第2情報端末により取得される撮像画像情報の当該撮像時の交通状況と、前記一の移動体が撮像画像情報必要区間を通行する通行予定時刻における交通状況とが同一または類似の場合には、当該第2情報端末が取得した撮像画像情報を前記一の移動体の第1情報端末が必要とする撮像画像情報であると判定し、前記他の移動体の第2情報端末に撮像画像情報を送信要求する送信要求手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載の交通情報システム。
  11. 前記他の移動体の第2情報端末は、前記一の移動体の第1情報端末に対し前記センタ装置を介して撮像画像情報を送信することを特徴とする請求項1ないし10の何れかに記載の交通情報システム。
  12. 前記他の移動体の第2情報端末は、前記一の移動体の第1情報端末に対し車々間通信により撮像画像情報を送信することを特徴とする請求項1ないし10の何れかに記載の交通情報システム。
  13. 移動体に搭載可能な情報端末であって、
    請求項1ないし12の何れかに記載の交通情報システムの第1情報端末としての機能を備えることで撮像画像情報を取得することを特徴とする交通情報取得装置。
  14. 移動体に搭載可能な情報端末であって、
    請求項1ないし12の何れかに記載の交通情報システムの第2情報端末としての機能を備えることで撮像画像情報を提供することを特徴とする交通情報提供装置。
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