JP2012105855A - 遊技媒体貸出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロック機構の構成を簡素化するとともに、損傷の抑制を図った遊技媒体貸出装置を提供する。
【解決手段】フレーム枠側に上下に間隔をあけてガイド軸232を設け、これらガイド軸232に沿って移動する上下動プレートを設け、この上下動プレートに前下がりのテーパ面としての上面部231Aを有した爪部材231を設け、装置本体側には該装置本体を前進させたときに上下動プレートの爪部材231が係合する係合孔241を設け、上下動プレートは上方向にバネ付勢されており、装置本体の前進時には上面部231Aと係合孔241の上縁部241Aとが協働して上下動プレートを押し下げて前進し、爪部材231と係合孔241との完全係合位置に至ると、上面部231Aと係合孔241の協働が解除されて、上下動プレートがバネ力で押し上げられて爪部材231と係合孔241とが完全係合する。
【選択図】図7

Description

本発明は、遊技機島内に設けられたフレーム枠に着脱自在な装置本体を備える遊技媒体貸出装置に関する。
一般に、パチンコホール等の遊技場においては、遊技者の便宜を図るために、パチンコ機やスロットマシン等の各遊技機の側方に、価値が記録されたICコイン又は現金の投入によってパチンコ球やメダル等の遊技媒体を貸し出す遊技媒体貸出装置が設置されている。この種の遊技媒体貸出装置は、通常、紙幣識別ユニットやコインユニット等を有する装置本体と装置本体を保持するフレーム枠とを備え、このフレーム枠を遊技機島内に固定し、このフレーム枠に対し装置本体を前後方向に差し込んで取り付けたり、引き抜いて取り外したりすることができるようになっている。また、装置本体が不正に引き抜かれないように、装置本体をフレーム枠にロックするロック機構が装備されている。
この種のロック機構としては、装置本体の背面側の上下2個所にそれぞれ設けられた係合部材と、フレーム枠の垂直部の上下2個所にそれぞれ上記各係合部材が差し込み可能に設けられた係合孔と、上記両係合部材がそれぞれ対応する係合孔に差し込まれた状態でこの両係合部材を共に抜け止めするためのロック部材とを備えた構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−263340号公報
しかしながら、従来の構成では、各係合孔に対して該係合孔上を上下に移動し、係合部材を係合孔にロックするロック部材を備えるため、ロック機構の構成が複雑となるといった問題があった。更に、ロック機構の係合部材が装置本体の背面から突出して設けられているため、装置本体を引き抜いた場合に係合部材が外部に露出して損傷しやすいといった問題があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ロック機構の構成を簡素化するとともに、損傷の抑制を図った遊技媒体貸出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、遊技機島に配置されるフレーム枠と、このフレーム枠に着脱される装置本体と、この装置本体を前記フレーム枠にロックするロック機構とを備える遊技媒体貸出装置において、前記ロック機構は、前記フレーム枠側に上下に間隔をあけて凸部を設け、これら凸部に沿って移動する上下動プレートを設け、この上下動プレートに前下がりのテーパ面を有した爪部材を設け、前記装置本体側には該装置本体を前進させたときに前記上下動プレートの前記爪部材が係合する係合孔を設け、前記上下動プレートは上方向にバネ付勢されており、前記装置本体の前進時には前記テーパ面と前記係合孔とが協働して前記上下動プレートを押し下げて前進し、前記爪部材と前記係合孔との完全係合位置に至ると、前記テーパ面と前記係合孔の協働が解除されて、前記上下動プレートがバネ力で押し上げられて前記爪部材と前記係合孔とが完全係合することを特徴とする。
この構成において、前記上下動プレートに摘み操作部を設け、前記完全係合位置で、バネ力に抗して前記摘み操作部を押し下げると、前記上下動プレートが押し下げられて、前記爪部材と前記係合孔との完全係合が解除される構成としても良い。
また、前記爪部材と前記係合孔との完全係合が解除されたとき、その解除位置を保持する保持部材を備えた構成としても良い。
本発明によれば、ロック機構は、フレーム枠側に上下に間隔をあけて凸部を設け、これら凸部に沿って移動する上下動プレートを設け、この上下動プレートに前下がりのテーパ面を有した爪部材を設け、装置本体側には該装置本体を前進させたときに上下動プレートの爪部材が係合する係合孔を設け、上下動プレートは上方向にバネ付勢されており、装置本体の前進時にはテーパ面と係合孔とが協働して上下動プレートを押し下げて前進し、爪部材と係合孔との完全係合位置に至ると、テーパ面と係合孔の協働が解除されて、上下動プレートがバネ力で押し上げられて爪部材と係合孔とが完全係合するため、ロック機構の構成を簡素化することができ、装置本体をフレーム枠に容易に取り付けることができる。更に、ロック機構は、フレーム枠側に上下に間隔をあけて凸部を設け、これら凸部に沿って移動する上下動プレートを設け、この上下動プレートに前下がりのテーパ面を有した爪部材を設け、装置本体側には該装置本体を前進させたときに上下動プレートの爪部材が係合する係合孔を設けているため、装置本体を取り外したときに、爪部材が外部に露出することが防止されることにより、ロック機構の損傷の抑制を図ることができる。
本実施形態に係るパチンコ遊技機を設置した遊技機島を示す図である。 パチンコ遊技機をCRユニットと共に示す斜視図である。 CRユニットの内部構成を示す側面図である。 CRユニットの取り外す作業を説明する斜視図である。 CRユニットの分解斜視図である。 ロック機構の構成を示す部分拡大図である。 ロック機構の動作を示す図であり、Aはロックされる前の状態を示す図であり、Bはロックされた状態を示す図であり、Cは、ロック解除を保持した状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るパチンコ遊技機100を設置した遊技機島(島設備ともいう)10を示す図である。遊技機島10は、パチンコ遊技店などの遊技場においてパチンコ遊技機100などの複数の遊技機を設置するための設備であり、図1に示すように、略70cmの高さ位置に複数のパチンコ遊技機100を、例えば背中合わせに2列に延びるように併設して成る。なお、遊技機島10を遊技場の壁際に設置する場合には、壁に沿ってパチンコ遊技機100が1列に併設される。
遊技機島10の上部には、遊技者の操作により点灯/点滅して店員を呼び出す呼出ランプ101がパチンコ遊技機100と1対1で対応するように設けられている。また、パチンコ遊技機100は、プリペイド媒体を購入、或いは、プリペイド媒体に現金をチャージし、該プリペイド媒体に記録された残価値を代償として遊技球(遊技媒体)を借りて遊技する、いわゆるCR機と呼ばれる遊技機であり、各パチンコ遊技機100の左側には、パチンコ遊技機100と1対1で対応するようにプリペイド媒体を読み取るCR(Card Reader)ユニット(遊技媒体貸出装置)200が横並びに配置されている。プリペイド媒体にはICを内蔵した硬貨形状のICコインが用いられている。
本実施形態にかかるパチンコ遊技機100は、いわゆる、封入球式のパチンコ遊技機である。この封入球式のパチンコ遊技機(封入球式遊技機)では、例えば、遊技内容等は、従来のパチンコ遊技機と同様とすることが可能となっているとともに、外形等のサイズも同様となっており、パチンコ遊技店の現状の遊技機島10に設置可能となっているが、遊技機島10の球供給機構や球排出機構を用いることがないものとなっている。すなわち、パチンコ遊技機100は、予め封入された遊技球を用い、遊技者の持球数を限度に遊技球を遊技領域に発射可能とされる。持球数は、CRユニット200に投入中のICコイン等の記録媒体に記録されている獲得球数と、封入球式遊技機が保持している発射可能球数との合計値に相当する。獲得球数は、封入球式遊技機の発射可能球数をCRユニット200の記録媒体に価値移行したものであり、同じ封入球式遊技機で遊技する条件の下、封入球式遊技機の発射可能球数への価値移行(払い戻し)が許可されている。発射可能球数から獲得球数への価値移行は、遊技終了に伴う記録媒体の返却操作時に行われ、このときには発射可能球数の全部が獲得球数に価値移行される。この記録媒体を同じCRユニット200に再投入したときには獲得球数が発射可能球数に価値移行可能になる。なお、発射可能球数の一部だけを、他の遊技者の記録媒体の獲得球数に価値移行可能にして、持球を他の遊技者に分け与えることもできる。
封入球式遊技機で遊技球を発射すると発射された遊技球数に対応して発射可能球数のデータが減算され、また、発射された遊技球が各種入賞口や変動入賞装置等の入賞具に入賞して賞球(遊技球)が発生した場合は、実際の遊技球を払い出すことなく、前記発射可能球数のデータに賞球数が加算されるようになっている。また、発射可能球数のデータがゼロとなると、遊技球の発射ができない状態となる。この状態でICコイン等の記憶媒体に記録されている獲得球数を発射可能球数に移行して発射可能球数を補充すると再び遊技球の発射が可能となる。
遊技球貸出装置に投入される記録媒体には、プリペイド残価値が記録されており、獲得球数及び発射可能球数がゼロとなり持球が無くなった場合には、球貸操作によってプリペイド残価値を対価に貸球を受けることができ、かかる貸球数が持球数に加算される。また、遊技者が遊技店に預けている遊技球(いわゆる「貯球」)を記録媒体に紐付けておくことで、貯球の払出操作によって貯球を持球数に移行することもできる。
また、発射された遊技球は、遊技領域に至って一部は、入賞して遊技盤の裏面側に導かれてセーフ球として回収されるとともに、残りの入賞しなかった遊技球はアウト球として回収され、これら回収された遊技球が再び発射可能な状態となり、遊技球はパチンコ遊技機100内で循環するようになっている。
すなわち、このパチンコ遊技機100は、発射位置の遊技球を遊技盤の前面側に形成される遊技領域に向けて発射するとともに、遊技領域の入賞具に入賞して遊技盤の裏面側に導かれたセーフ球および入賞具に入賞しないアウト球の各々を回収して、再び遊技領域に発射する封入球式の遊技機である。
図2は、パチンコ遊技機100をCRユニット200と共に示す斜視図である。
パチンコ遊技機100は、図2に示すように、矩形枠状に構成された機枠110を備え、この機枠110の一側方(対応するCRユニット200が配置される側方)には、該機枠110に対し回動可能に矩形枠状の前面枠120が軸支されている。また、前面枠120は、当該前面枠120に備えられる各種部材等の取付用のベースとなる前面枠本体130(本体枠)と、当該前面枠本体130に対して、その前面側に回動可能に軸支されたガラス枠140とを備え、前面枠本体130の前面のガラス枠140を開けると、前面枠本体130の下側に発射ユニット(図示略)が臨む構成となっている。
前面枠本体130は、矩形枠状の機枠110内にちょうど収まるように、概略矩形板状に構成されるとともに、その中央から上端部に渡る前面部分に遊技盤を嵌め込まれて収容されている。そして、前面枠本体130の前側には上記したガラス枠140が配置され、このガラス枠140に嵌め込まれたガラス板141を通じて、前面枠本体130に収容された遊技盤の前面側の少なくとも遊技領域の部分が視認可能となっている。
ガラス枠140の前面側には、遊技領域の視認を妨げない位置に、図2に示すように、装飾ランプ11,…、サイドランプ12,12、スピーカ13,13等が設けられている。
パチンコ遊技機100では、上述のように賞球の払い出しは行われず、上述の出球数(遊技球が入賞口等に入って出てきた賞球数)、入球数(遊技者が遊技機に打ち込んだ球数)、差球数(出球数から入球数を引いた球数)、持球数等は、実際の遊技球の個数ではなく、データ上の数値となる。すなわち、実際に使用される遊技球は、循環使用される、限られた所定数(遊技内容や機種によって異なるが例えば80〜90発)しかなく、持球数は、例えば、遊技領域に発射される遊技球を検知してカウントした発射球数、発射されたが戻ってしまった遊技球を検知してカウントしたファウル球数、遊技領域に発射されて回収された遊技球を検知してカウントした回収球数、入賞した場合の賞球数、遊技店から借りた貸球数等の数値から上述の入球数、出球数、差球数、持球数が得られる。
前面枠本体130の前面側のガラス枠140の下側には、表示装置としての液晶ディスプレイを有する表示ユニット151や、遊技球を発射する発射ユニットを操作するための回転操作式の操作ハンドル153などが取り付けられている。表示ユニット151は、例えば、持球数の情報、金額情報(ICコイン等の記憶媒体に記憶された残額等)、貯球情報(景品と交換せずに遊技店側に貯蓄した遊技球数等)等の遊技情報を表示し、実際の遊技球の払い出しがなくても、いつでも、持球数を確認できるようになっている。操作ハンドル153は、回転することにより発射勢を調整できるようになっている。また、操作ハンドル153にはタッチセンサ(図示略)が設けられ、遊技者の手を接触させることで、信号を発射制御装置(図示略)に出力し、発射制御装置の制御に基づいて発射ユニットの発射装置を作動させて遊技球を発射させる。
また、ガラス枠140における表示ユニット151の右側には、球貸ボタン155、及び、返却ボタン157が並設されている。球貸ボタン155は遊技球の貸し出し操作のためのボタンであり、返却ボタン157はCRユニット200からICコインを排出させるためのボタンである。球貸ボタン155が操作されると、パチンコ遊技機100からCRユニット200に対して球貸要求が送信され、ICコインに残価値が存在する限りにおいて、CRユニット200からパチンコ遊技機100に球貸許可指令が送信され、該パチンコ遊技機100の持球数のデータが加算される。
CRユニット200は、図2に示すように、縦長の直方体型の筐体として構成され、その前面には、高額紙幣(例えば、「一万円」、「五千円」や「二千円」などの紙幣)を含む各種紙幣を挿入するための紙幣挿入口201、ICコインを投入するためのコイン投入口203、把持部205、コイン排出口207、会員カード挿入口209が設けられている。CRユニット200は、紙幣挿入口201から紙幣が挿入されると、紙幣の額面に応じた価値データが記録されたICコインを発行する。このICコインはパチンコ遊技機100の返却ボタン157の操作に応じてコイン排出口207から排出される。また、このICコインがコイン投入口203に投入されると、CRユニット200はICコインの残価値を読み取りパチンコ遊技機100の表示ユニット151に残価値に応じた度数を表示させる。
CRユニット200は、装置本体210と、この装置本体210を正面から着脱自在に保持するフレーム枠211とを備える。装置本体210は、図3に示すように、縦長の直方体型の筐体210A内に、紙幣識別ユニット213、コインユニット215、会員カード読取ユニット217及び制御ユニット219が内蔵されている。紙幣識別ユニット213は、紙幣挿入口201から挿入された紙幣の真偽判別、金種判別を行い、有効な紙幣を識別したときは受付けを許容して紙幣を内部に取込み、コインユニット215にて発行するICコインの価値データを送信する。
コインユニット215は、紙幣識別ユニット213から送信された価値データに基づき、当該価値データが記録された新規なICコインの発行、または、既存のICコインに対して当該価値データを加算して記録する。また、ICコインがコイン投入口203から投入されると、このICコインに記憶された残価値を読み取り、パチンコ遊技機100から球貸要求が送信された場合に、要求された貸球数に応じた価値データを減算して記録する。制御ユニット219は、CRユニット200全体を制御するものであり、対応するパチンコ遊技機100及びホストコンピュータ(図示略)と通信することにより貸球の管理を行う。
一方、フレーム枠211は、遊技機島10(図1)を構成する枠部材(図示略)に固定され、前後方向に延びて上下に平行して配設される上ガイドフレーム221及び下ガイドフレーム223と、その上下間を連結する垂直ガイドフレーム225とを備えて略コ形状に形成されている。また、下ガイドフレーム223の下部には、電源装置(図示略)が収容されている。各ガイドフレーム221、223及び225は、装置本体210を保持するとともに、装置本体210が前進または後進する際に、当該装置本体210をガイドするように側縁部を備え、断面略コ字形状に形成されている。なお、この図3では、垂直ガイドフレーム225の手前側の側縁部を一部省略して記載している。
CRユニット200には、図3に示すように、装置本体210をフレーム枠211にロックするロック機構230が設けられている。このロック機構230は、CRユニット200の装置本体210がフレーム枠211から不正に引き抜かれることを防止するものであるため、当該ロック機構230の解除操作は、遊技者が手を触れることのないCRユニット200の背面側で行われることが望ましい。
CRユニット200は、上述のように、パチンコ遊技機100の左側に配置されており、このパチンコ遊技機100は、機枠110の左側に前面枠120が軸支されている。このため、ロック機構230の解除操作をする場合には、図4に示すように、前面枠120を開放し、機枠110の開口部110Aを通じて行われる。この場合、CRユニット200の背面側でロック機構230を片手で解除しつつ、もう一方の手で把持部205を掴んで装置本体210を引き抜くのは、開放した前面枠120が邪魔となり、作業性が悪化していた。このため、本構成のロック機構230は、装置本体210の引き抜きを容易に行うことができるようになっている。
次に、ロック機構230について説明する。
図5は、ロック機構230の構成を示すCRユニット200の分解斜視図である。
ロック機構230は、図5に示すように、フレーム枠211側に設けられた2つの爪部材231,231と、装置本体210側に設けられた2つの係合孔241,241とを備え、これら係合孔241,241に爪部材231,231がそれぞれ係合することで装置本体210がフレーム枠211にロックされる。
フレーム枠211の垂直ガイドフレーム225には、この垂直ガイドフレーム225の一方の側縁部225Aに上下に間隔をあけて2つのガイド軸(凸部)232,232が設けられ、これらガイド軸232,232には、当該ガイド軸232,232に沿って上下に移動する上下動プレート233が取り付けられている。この上下動プレート233は、ガイド軸232,232に相当する位置に上下方向に長いガイド孔234,234を備え、このガイド孔234,234にガイド軸232,232が移動可能に取り付けられている。また、上下動プレート233の上端部とフレーム枠211との間には、コイルばね235が設けられ、このコイルばね235により上下動プレート233は上方向に付勢されている。
上下動プレート233は、下ガイドフレーム223に近い位置から、この下ガイドフレーム223と上ガイドフレーム221との中間よりも高い位置まで延びる長尺の金属部材であり、この上下動プレート233の上端部分及び下端部分にそれぞれガイド孔234,234が形成されている。また、この上下動プレート233は、ガイド孔234,234間でL字状に曲げた屈曲部233Aを備えて長尺部材の剛性を確保している。
さらに、上下動プレート233は、ガイド孔234,234の近くに上記爪部材231,231を一体に備えて形成されている。この爪部材231は、図6に示すように、前下がりのテーパ面として形成される上面部231Aと、爪部材231の基端側で上面部231Aから下方に凹んだ係合凹部231Bとを備える。この上面部231Aは、爪部材231を係合孔241内に前進させた場合に、この係合孔241の上縁部241Aと当接し、上下動プレート233を下方に押し下げる。また、係合凹部231Bは、爪部材231の上面部231Aと係合孔241の上縁部241Aとの係合が解除されるまで、爪部材231が係合孔241内を前進した場合に係合孔241の上縁部241Aと係合する。本構成では、爪部材231が係合孔241内を前進した際に、爪部材231の上面部231Aと係合孔241の上縁部241Aとの係合が解除される位置を完全係合位置という。
また、上下動プレート233の上端部には、この上下動プレート233を上下に移動させるための摘み操作部236が設けられ、この摘み操作部236は、ロック機構230を解除する際に操作されるものであり、垂直ガイドフレーム225の背面に形成された開口226を通じて外部に露出している。
さらに、上下動プレート233の上端部には、摘み操作部236とは、反対に装置本体210側に延びるステー237を備え、このステー237にはローラ238が取り付けられている。
一方、装置本体210の背面240には、上記爪部材231,231に対応する位置に係合孔241,241が形成されている。また、装置本体210の背面240は、この背面240に側端がL字形状に曲げられた曲げ部240Aを備え、この曲げ部240Aには、ガイド軸232,232に対応する位置に、当該ガイド軸232,232と係合する切欠242が形成されている。この切欠242は、装置本体210をフレーム枠211に差し込んだ際に、ガイド軸232,232と係合して装置本体210の位置決めをする。
また、装置本体210の背面には、上部の係合孔241よりも高い位置に、開口243が形成されている。この開口243は、上下動プレート233に設けたステー237及びローラ238が侵入するための開口であり、装置本体210内には、この開口243に近接して解除保持部材244が設けられている。この解除保持部材244は、摘み操作部236を操作してロック機構230を解除した場合に、この解除状態を保持するものであり、解除状態を保持することで装置本体210を引き抜く作業を容易化することができる。
この解除保持部材244は、金属板をL字形状に曲げ形成されたものであり、側面244Aの下端部が軸部材245により筐体210Aに回動自在に支持されている。また、背面244Bは、軸部材245と略同じ高さ位置にコイルばね246が設けられ、このコイルばね246により上方向に付勢されている。このため、解除保持部材244は、軸部材245を回動中心として図中矢印X1方向に回動するように付勢されている。
また、側面244Aの上部には、上記ローラ238と当接する当接部247が形成される。この当接部247は、ローラ238に向けて下方に傾斜するテーパ面として形成され、この当接部247の下端には、ロック機構230が解除された際に、上記ローラ238上に位置してローラ238の上方への移動を規制する規制部248が形成されている。この規制部248は、軸部材245の略真上に設けられている。
次に、ロック機構230によるロックおよびロック解除の動作について、図7に基づいて説明する。
装置本体210をフレーム枠211に取り付ける場合には、図7(A)に示すように、装置本体210を前面から差し込む。装置本体210の背面240が、フレーム枠211に設けられた爪部材231,231に到達すると、この爪部材231,231が装置本体210の背面240に形成された係合孔241,241に侵入する。そして、この爪部材231,231の上面部231A,231Aが係合孔241,241の上縁部241A,241Aと当接することで上下動プレート233を押し下げる。
次に、爪部材231,231が係合孔241,241との完全係合位置に至ると、図7(B)に示すように、爪部材231,231の上面部231A,231Aと係合孔241,241の上縁部241A,241Aとの当接が解除され、上下動プレート233がコイルばね235のばね力により上方に押し上げられる。これにより、爪部材231,231の係合凹部231B,231Bが係合孔241,241の上縁部241A,241Aと完全係合することにより、装置本体210がフレーム枠211にロックされる。
この場合、上下動プレート233に形成されたローラ238は、装置本体210の背面240に形成された開口243を通じて装置本体210内に侵入し、この装置本体210内に設けられた解除保持部材244の当接部247と当接し、この解除保持部材244を軸部材245を中心として図中X2方向に回動させる。この解除保持部材244は、コイルばね246により上方に付勢されて、ローラ238を下方から支持しているため、万一、上下動プレート233を上方に付勢するコイルばね235が脱落する等の事態が生じたとしても、この上下動プレート233が自由落下することが防止され、ロックが勝手に解除されることを防止できる。
また、この実施形態では、上下動プレート233が、装置本体210の高さの半分よりも長い長尺な部材として形成され、この上下動プレート233の上端部及び下端部にそれぞれ爪部材231,231を一体に設けているため、これら爪部材231,231と係合孔241,241とが係合した場合に、高さの高いCRユニット200の装置本体210全体を均一にロックすることができ、この装置本体210をフレーム枠211に確実にロックすることができる。さらに、2つの爪部材231,231を上下動プレート233に一体に設けているため、これら爪部材231,231を同時に作動させることができ、ロック動作及びロック解除動作を簡単かつ確実に行うことができる。
次に、装置本体210を引き抜く場合には、図7(C)に示すように、上下動プレート233に設けられた摘み操作部236を下方に押し下げると、爪部材231,231の係合凹部231B,231Bが係合孔241,241の上縁部241A,241Aから外れてロックが解除される。この場合、上下動プレート233のローラ238は、解除保持部材244の当接部247上を移動することで、この解除保持部材244を更に図中X2方向に回動させる。しかし、当接部247とローラ238とが係合しなくなると、コイルばね246のばね力により、解除保持部材244が図中X1方向に回動し、この解除保持部材244の規制部248がローラ238の上方に延在し、このローラ238(上下動プレート233)の上方への移動を規制する。これにより、ロック解除状態が保持される。
そして、装置本体210を、把持部205をつかんで引くことにより、この装置本体210がフレーム枠211の上ガイドフレーム221及び下ガイドフレーム223に案内されて傾くことなく、円滑にかつまっすぐに引き抜くことができる。
本構成では、解除保持部材244は、ローラ238に向けて下方に傾斜する当接部246を備えるため、摘み操作部236を下方に押し下げる力を利用して解除保持部材244をローラ238の移動経路から退避させることができ、簡単かつ小さな力でロックの解除を行うことができる。さらに、解除保持部材244は、軸部材245の略真上に設けられた規制部248を備えるため、この規制部248がローラ238の上方に延在すると、ローラ238をどんなに押し上げても上下動プレート233が上方に移動することが規制され、ロック解除状態を確実に保持することができる。
以上、本実施形態によれば、フレーム枠211側に上下に間隔をあけてガイド軸232を設け、これらガイド軸232に沿って移動する上下動プレート233を設け、この上下動プレート233に前下がりのテーパ面としての上面部231Aを有した爪部材231を設け、装置本体210側には該装置本体210を前進させたときに上下動プレート233の爪部材231が係合する係合孔241を設け、上下動プレート233は上方向にバネ付勢されており、装置本体210の前進時には上面部231Aと係合孔241の上縁部241Aとが協働して上下動プレート233を押し下げて前進し、爪部材231と係合孔241との完全係合位置に至ると、上面部231Aと係合孔241の協働が解除されて、上下動プレート233がバネ力で押し上げられて爪部材231と係合孔241とが完全係合するため、極めて簡単な構成で装置本体210をフレーム枠211に容易にロックすることができる。さらに、フレーム枠211側に上下動可能な上下動プレート233に爪部材231を設けたため、装置本体210を取り外したときに、爪部材231が外部に露出することが防止されることにより、ロック機構230の損傷の抑制を図ることができる。
また、本実施形態によれば、上下動プレート233に摘み操作部236を設け、完全係合位置でコイルばね235のばね力に抗して摘み操作部236を押し下げると、上下動プレート233が押し下げられて、爪部材231と係合孔241との完全係合が解除されるため、簡単かつ確実に装置本体210をフレーム枠211とのロックを解除することができる。
また、本実施形態によれば、爪部材231と係合孔241との完全係合が解除されたとき、その解除位置を保持する解除保持部材244を備えたため、一度解除したロック機構230が再び作動することが防止され、装置本体210を引き抜く作業を容易化することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本実施形態では、上下動プレート233に2つの爪部材231,231を設ける構成について説明したが、3つ以上設けても構わない。また、プリペイド媒体としてICコインの他にもプリペイドカードやICカード等のカード型の記録媒体を用いることもできる。
また、本実施形態では、遊技媒体貸出装置に対応して設置される遊技機が封入球式のパチンコ機である場合について説明したが、これに限るものではなく、一般的な非封入球式のパチンコ遊技機(すなわち、遊技機の前面枠に貸玉や賞球を受ける受け皿を備え、盤面に投入する実遊技球が受け皿から発射装置に供給される弾球遊技機)や、メダルを投入して遊技するスロットマシン、アレンジボール、じゃん球、等の遊技機が設置された遊技島において、これら遊技機の台間または側方に設置される遊技媒体貸出装置すべてに本発明を適用できることは勿論である。
10 遊技機島
100 パチンコ遊技機
155 球貸ボタン
157 返却ボタン
200 CRユニット(遊技媒体貸出装置)
201 紙幣挿入口
203 コイン投入口
205 把持部
207 コイン排出口
209 会員カード挿入口
210 装置本体
211 フレーム枠
213 紙幣識別ユニット
215 コインユニット
217 会員カード読取ユニット
219 制御ユニット
221 上ガイドフレーム
223 下ガイドフレーム
225 垂直ガイドフレーム
225A 側縁部
226 開口
230 ロック機構
231 爪部材
231A 上面部(テーパ面)
231B 係合凹部
232 ガイド軸
233 上下動プレート
234 ガイド孔
236 摘み操作部
238 ローラ
241 係合孔
241A 上縁部
242 切欠
244 解除保持部材(保持部材)
245 軸部材
247 当接部
248 規制部

Claims (3)

  1. 遊技機島に配置されるフレーム枠と、このフレーム枠に着脱される装置本体と、この装置本体を前記フレーム枠にロックするロック機構とを備える遊技媒体貸出装置において、
    前記ロック機構は、前記フレーム枠側に上下に間隔をあけて凸部を設け、これら凸部に沿って移動する上下動プレートを設け、この上下動プレートに前下がりのテーパ面を有した爪部材を設け、前記装置本体側には該装置本体を前進させたときに前記上下動プレートの前記爪部材が係合する係合孔を設け、前記上下動プレートは上方向にバネ付勢されており、前記装置本体の前進時には前記テーパ面と前記係合孔とが協働して前記上下動プレートを押し下げて前進し、前記爪部材と前記係合孔との完全係合位置に至ると、前記テーパ面と前記係合孔の協働が解除されて、前記上下動プレートがバネ力で押し上げられて前記爪部材と前記係合孔とが完全係合することを特徴とする遊技媒体貸出装置。
  2. 前記上下動プレートに摘み操作部を設け、前記完全係合位置で、バネ力に抗して前記摘み操作部を押し下げると、前記上下動プレートが押し下げられて、前記爪部材と前記係合孔との完全係合が解除されることを特徴とする請求項1に記載の遊技媒体貸出装置。
  3. 前記爪部材と前記係合孔との完全係合が解除されたとき、その解除位置を保持する保持部材を備えたことを特徴とする請求項2に記載の遊技媒体貸出装置。
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