JP2012105484A - ボビン及び回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボビンのコイル線の巻き崩れを防止できるようにする。
【解決手段】コイル線7が胴部17への巻き終わり位置P1からピン端子20への巻き始め位置P2までの区間において直線状に配設されるように、端子台部18の端子面21に傾斜部25が形成されている。この傾斜部25によって、コイル線7が端子面21の角部と接触して屈曲されるような箇所が存在しなくなるため、コイル線端末7aをピン端子20に固定する際に、半田付けの熱により角部が熱変形を生じてコイル線7が沈み込むことがない。これにより、コイル線7の張力の低下を防止でき、コイル線7の巻き崩れを防止することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、コイル線が巻き回されるボビン及びこれを備えた回転電機に関する。
コイル線と積層鉄心体とを電気的に絶縁するために、樹脂等の絶縁性材料で構成されたボビンが使用される。従来、ボビンにコイル線を巻き回して固定子として用いた回転電機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この回転電機においては、巻き終わりでコイル線の端末をピン端子に巻き付け、半田で固定している。
特開平5−328653号公報
上記従来技術では、コイル線のボビンへの巻き終わり位置とピン端子への巻き始め位置との間に、コイル線がボビンの角部と接触して屈曲される箇所が存在する。このため、コイル線をピン端子に半田付けで固定する際に、半田付けの熱によってボビンの角部近傍に熱変形が生じた場合、コイル線が当該角部に沈み込み、コイル線の張力が低下する可能性がある。このようなコイル線の張力の低下は、ボビンに巻き付けたコイル線の巻き崩れを招き、ひいてはコイル線と積層鉄心体との短絡を生じさせるおそれがあった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、コイル線の巻き崩れを防止することができるボビン及びこれを備えた回転電機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明は、鉄心体とコイル線とを電気的に絶縁するボビンであって、コイル線が巻き回される胴部と、前記コイル線の端末を巻き付けるためのピン端子が立設される端子面を有する端子台部と、を備え、前記端子面に、前記コイル線が前記胴部への巻き終わり位置から前記ピン端子への巻き始め位置までの区間において直線状に配設されるように、傾斜部が形成されている。
本願発明においては、コイル線は、ボビンの胴部に所定の張力を付与されつつ巻き回された後、端末が端子台部の端子面に立設されたピン端子に巻き付けられ、半田で固定される。このとき、コイル線が胴部への巻き終わり位置からピン端子への巻き始め位置までの区間において直線状に配設されるように、端子台部の端子面に傾斜部が形成されている。この傾斜部により、コイル線が端子台部の角部と接触して屈曲されるような箇所が存在しない。したがって、コイル線端末をピン端子に固定する際に、半田付けの熱により角部が熱変形を生じてコイル線が沈み込むようなことがなく、コイル線の張力が低下することはない。その結果、コイル線の巻き崩れを防止でき、コイル線が鉄心体と短絡するのを防止することができる。
好ましくは、前記傾斜部は、前記ピン端子の周囲の少なくとも一部領域に前記傾斜部以外の平坦部が残存するように、前記端子面に形成されている。
ピン端子の周囲の少なくとも一部領域に傾斜部以外の平坦部を残すことにより、当該平坦部が、コイル線の端末をピン端子に巻き付ける際に巻き付け方向を案内するガイド機能を果たし、コイル線のピン端子への巻き付け作業を容易にすることができる。
また好ましくは、前記傾斜部は、前記コイル線の端末の前記ピン端子への巻き付け開始時に、前記胴部への巻き終わり位置から前記ピン端子への巻き始め位置を経てその延長線上にある前記端末の把持位置へ至るまでの区間において、前記コイル線が直線状となるように、前記端子面に形成されている。
これにより、コイル線の端末を直線状に引っ張った状態でピン端子への巻き付けを開始することができる。したがって、コイル線の張力を維持した状態でその端末をピン端子に巻き付けることができるので、ピン端子への巻き付け作業時にコイル線の張力が低下することを防止できる。
また好ましくは、前記傾斜部は、前記胴部への巻き終わり位置が、前記端子台部に最も近い位置である場合における当該胴部への巻き終わり位置から前記ピン端子への巻き始め位置までの区間において、前記コイル線が直線状に配設されるように、前記端子面に形成されている。
これにより、コイル線の胴部への巻き終わり位置が端子台部に最も近い位置となる場合であっても、半田付けの熱によってコイル線の張力が低下するのを防止できる。またこの場合、コイル線の胴部への巻き終わり位置が端子台部から離れた位置となる場合にも、コイル線を直線状に配設可能である。したがって、コイル線の胴部への巻き終わり位置の自由度を高くすることができる。
上記目的を達成するために、本願発明は、界磁と電機子のいずれか一方を回転子、他方を固定子とする回転電機において、前記固定子又は前記回転子は、鉄心体と、上記第1乃至第4発明のいずれかのボビンと、前記ボビンに巻き回されたコイル線と、を有している。
本願発明によれば、コイル線の巻き崩れを防止できるボビンを備えた回転電機を実現することができる。
本発明によれば、コイル線の巻き崩れを防止することができる。
本実施形態の回転電機の全体構成を表す縦断面図である。 図1中II−II断面に相当する横断面図である。 本実施形態のボビンの詳細構造を表す正面図である。 本実施形態のボビンの端子台部の構造を一部断面で示す部分側面図である。 コイル線を巻き付けた状態のボビンの部分正面図である。 コイル線を巻き付けた状態のボビンの端子台部の構造を一部断面で示す部分側面図である。 比較例におけるコイル線を巻き付けた状態のボビンの正面図である。 比較例におけるコイル線を巻き付けた状態のボビンの端子台部の構造を一部断面で示す部分側面図である。 傾斜部の変形例を示す、コイル線を巻き付けた状態のボビンの部分正面図である。 傾斜部の変形例を示す、コイル線を巻き付けた状態のボビンの端子台部の構造を一部断面で示す部分側面図である。 傾斜部の変形例の構造において、巻き終わり位置が端子台部より離れた状態のボビンの部分正面図である。 傾斜部の変形例の構造において、巻き終わり位置が端子台部より離れた状態のボビンの端子台部の構造を一部断面で示す部分側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態の回転電機の全体構成を表す縦断面図であり、図2は、図1中II−II断面に相当する横断面図である。
図1及び図2において、回転電機1は、固定子2と、回転子3とを備え、回転子3を固定子2の内側に備えたインナーロータ型の電動機である。固定子2は、回転子3と径方向に対向するようにフレーム4の内周面に設けられており、積層鉄心体5と、積層鉄心体5が挿通されたボビン6と、ボビン6に巻き回されたコイル線7とを有している。ボビン6は、積層鉄心体5とコイル線7とを電気的に絶縁するために、樹脂等の絶縁性材料で構成されている。ボビン6の軸方向一方側(図1中左側)には基板8が設けられており、この基板8に設けられた回路とボビン6に巻き回されたコイル線7とが、ピン端子9を介して電気的に接続されている。なお、コイル線7の巻き終わりの端末7aは、ピン端子9に巻き付けられて半田Hにより固定されている。
回転子3は、永久磁石で構成されており、シャフト10の外周面に設けられている。シャフト10は、負荷側ブラケット11に外輪が嵌合された負荷側軸受12と、反負荷側ブラケット13に外輪が嵌合された反負荷側軸受14とにより回転自在に支持されている。シャフト10の軸方向一方側(図1中左側)には、エンコーダ15が設けられている。エンコーダ15は、エンコーダカバー16によって覆われている。
次に、ボビン6の詳細構造について図3乃至図6を用いて説明する。図3は、本実施形態のボビンの詳細構造を表す正面図、図4は、本実施形態のボビンの端子台部の構造を一部断面で示す部分側面図である。また図5は、コイル線を巻き付けた状態のボビンの部分正面図、図6は、コイル線を巻き付けた状態のボビンの端子台部の構造を一部断面で示す部分側面図である。
図3及び図4に示すように、ボビン6は、コイル線7が巻き回される胴部17と、この胴部17の径方向外側(図3及び図4中上側)に設けられた端子台部18とを有している。胴部17には、コイル線7の巻き回し方向を案内するための複数の突条部19が並列して設けられている。端子台部18は、軸方向一方側(図3中紙面手前側、図4中右側)端部に、コイル線7の巻き始め及び巻き終わりの端末7aを巻き付けるための2つの角棒状のピン端子20が立設される端子面21を有している。この端子面21には、巻き始め用のピン端子20が圧入される丸穴状の圧入穴22と、巻き終わり用のピン端子20が圧入される丸穴状の圧入穴23とが穿設されている。
端子面21の圧入穴22近傍には、ガイド溝24が形成されている。このガイド溝24は、巻き始めのコイル線7をピン端子20から胴部17に案内すると共に、巻き始めのコイル線7を内部に収納してその後胴部17に巻き回されるコイル線7の邪魔にならないようにするためのものである。
また端子面21の圧入穴23近傍には、端子面21の表面より軸方向他方側(図3中紙面奥側、図4中左側)且つ幅方向一方側(図3中左側、図4中紙面手前側)に向けて傾斜した傾斜部25が形成されている。なお、端子面21の表面は、ガイド溝24及び傾斜部25以外の領域では平坦な面として形成されている(以下、この領域を平坦部26と記載する)。
図5及び図6に示すように、傾斜部25は、コイル線7が胴部17への巻き終わり位置P1からピン端子20への巻き始め位置P2までの区間において直線状に配設されるように、所定の傾斜角度を付けて形成されている。なお、上記区間においてコイル線7が直線状となれば、傾斜部25とコイル線7とは接触又は非接触のいずれでも構わない。
また図5に示すように、傾斜部25は、コイル線7の端末7aのピン端子20への巻き付け開始時に、胴部17への巻き終わり位置P1からピン端子20への巻き始め位置P2を経てその延長線上にある端末7aの把持位置P3(図5中想像線で示す)へ至るまでの区間において、コイル線7が直線状となるように、端子面21において圧入穴23近傍から幅方向他方側(図3及び図5中右側)に向けて延長するように形成されている。なお、把持位置P3は、コイル線7の端末7aをピン端子20へ巻き付ける際に把持具(図示略)によって把持される位置である。
また図3乃至図6に示すように、傾斜部25は、ピン端子20(言い換えれば圧入穴23)の周囲の少なくとも一部領域に上記平坦部26が残存するように、端子面21に形成されている。この例では、ピン端子20の周囲のうち、径方向外側(図3乃至図6中上側)の領域に平坦部26が残存し、径方向内側(図3乃至図6中下側)の領域には傾斜部25が形成されている。このように、ピン端子20の周囲の少なくとも一部領域に平坦部26を残すことで、図6に示すように、コイル線7の端末7aをピン端子20へ巻き付ける際に当該残存する平坦部26が端末7aに当接して、巻き付け方向を案内するガイド機能を果たすからである。
ここで、以上説明した本実施形態の効果を説明する前に、図7及び図8を用いて本実施形態の効果を説明するための比較例を説明する。図7は、比較例におけるコイル線を巻き付けた状態のボビンの正面図、図8は、比較例におけるコイル線を巻き付けた状態のボビンの端子台部の構造を一部断面で示す部分側面図であり、図8(a)は、半田付けを行う前の状態、図8(b)は、半田付けを行った後の状態を示している。なお、図8は上記図6に対応する図であり、対比の便宜のため、比較例における各部の符号は、本実施形態と同一の符号を用いている。
図7に示すように、比較例のボビン6′の構成は、本実施形態のボビン6の構成とほぼ同様であるが、比較例のボビン6′では、端子台部18′の端子面21′に傾斜部25が形成されていない点に相違がある。すなわち、比較例における端子面21′の表面は、ガイド溝24以外の領域が平坦部26となっている。他の構成については、本実施形態のボビン6と同様である。
上記比較例のボビン6′では、次のような不具合が生じる場合がある。すなわち、図8(a)に示すように、コイル線7の胴部17への巻き終わり位置P1とピン端子20への巻き始め位置P2との間に、コイル線7が端子面21′の角部27と接触して屈曲される箇所P4が存在する。このため、図8(b)に示すように、コイル線7の端末7aをピン端子20に半田Hで固定する際に、半田付けの熱によって角部27近傍に熱変形が生じた場合、コイル線7が当該角部27に沈み込み、コイル線7の張力が低下する可能性がある。このようなコイル線7の張力の低下は、胴部17に巻き付けたコイル線7の巻き崩れを招き、ひいてはコイル線7と積層鉄心体5との短絡を生じさせるおそれがある。
これに対し、本実施形態においては、コイル線7が胴部17への巻き終わり位置P1からピン端子20への巻き始め位置P2までの区間において直線状に配設されるように、端子台部18の端子面21に傾斜部25が形成されている。この傾斜部25によって、上記比較例のようにコイル線7が端子面21の角部と接触して屈曲されるような箇所が存在しない。したがって、コイル線端末7aをピン端子20に固定する際に、半田付けの熱により角部が熱変形を生じてコイル線7が沈み込むようなことがなく、コイル線7の張力が低下することはない。その結果、コイル線7の巻き崩れを防止でき、コイル線7が積層鉄心体5と短絡するのを防止することができる。
また、本実施形態では特に、傾斜部25は、ピン端子20の周囲の少なくとも一部領域に傾斜部25以外の平坦部26が残存するように、端子面21に形成されている。これにより、平坦部26が、コイル線7の端末7aをピン端子20に巻き付ける際に巻き付け方向を案内するガイド機能を果たし、コイル線7のピン端子7aへの巻き付け作業を容易にすることができる。
また、本実施形態では特に、コイル線7の端末7aのピン端子20への巻き付け開始時に、胴部17への巻き終わり位置P1からピン端子20への巻き始め位置P2を経てその延長線上にある端末7aの把持位置P3へ至るまでの区間において、コイル線7が直線状となるように、端子面21に形成されている。これにより、コイル線7の端末7aを直線状に引っ張った状態でピン端子20への巻き付けを開始することができる。したがって、コイル線7の張力を維持した状態でその端末7aをピン端子20に巻き付けることができるので、ピン端子20への巻き付け作業時にコイル線7の張力が低下することを防止できる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)傾斜部の傾斜角度を大きくした場合
上記実施形態では、コイル線7の胴部17への巻き終わり位置P1が端子台部18より離れている場合(図5及び図6に示す例では端子台部18より3巻目)を一例として説明したが、これに限らず、巻き終わり位置P1が端子台部18に最も近い場合に、コイル線7が直線状に配設されるように、傾斜部を形成してもよい。
以下、本変形例について、図9乃至図12を用いて説明する。図9は、本変形例におけるコイル線を巻き付けた状態のボビンの部分正面図、図10は、本変形例におけるコイル線を巻き付けた状態のボビンの端子台部の構造を一部断面で示す部分側面図である。また図11は、本変形例の構造において巻き終わり位置が端子台部より離れた状態のボビンの部分正面図、図12は、本変形例の構造において巻き終わり位置が端子台部より離れた状態のボビンの端子台部の構造を一部断面で示す部分側面図である。なお、図9及び図11は上記実施形態の図5に、図10及び図12は上記実施形態の図6に対応しており、それぞれ同様の部分には同符号を付して説明を省略する。
図9及び図10に示すように、本変形例では、コイル線7の胴部17への巻き終わり位置P1が端子台部18に最も近い位置(すなわち端子台部18より1巻目)となっている。そして、傾斜部25Aは、上記端子台部18に最も近い位置である巻き終わり位置P1からピン端子20への巻き始め位置P2までの区間において、コイル線7が直線状に配設されるように、端子面21に形成されている。すなわち、傾斜部25Aは、上記実施形態の傾斜部25よりも、端子面21の表面より軸方向他方側(図9中紙面奥側、図10中左側)に向けての傾斜角度がさらに大きくなるように形成されている。
なお、傾斜部25Aが、ピン端子20への巻き付け開始時に、巻き終わり位置P1からピン端子20への巻き始め位置P2を経てその延長線上にある把持位置P3(図9中想像線で示す)へ至るまでの区間においてコイル線7が直線状となるように、幅方向他方側(図9中右側)に向けて延長するように形成されている点、及び、ピン端子20の周囲の少なくとも一部領域に平坦部26が残存するように形成されている点については、上記実施形態の傾斜部25と同様である。
本変形例によれば、コイル線7の胴部17への巻き終わり位置P1が端子台部18に最も近い位置となる場合であっても、半田付けの熱によってコイル線7の張力が低下し、巻き崩れが生じるのを防止できる。また本変形例によれば、図11及び図12に示すように、コイル線7の胴部17への巻き終わり位置P1が端子台部18から離れた位置(図11及び図12に示す例では端子台部18より3巻目)となる場合にも、コイル線7を直線状に配設可能である。したがって、コイル線7の胴部17への巻き終わり位置P1の自由度を高くすることができる。
(2)その他
以上では、回転電機1が、回転子3を固定子2の内側に備えたインナーロータ型である場合を一例として説明したが、本発明は、回転子3を固定子2の外側に備えたアウターロータ型の回転電機に対しても適用可能である。また以上では、本発明のボビンを、回転電機1の固定子2に用いた場合を一例として説明したが、回転子3に用いることも可能である。
さらに以上では、回転電機1が電動機である場合を一例として説明したが、本発明は、回転電機1が発電機である場合にも適用することができる。また本発明は、鉄心体とコイル線とを電気的に絶縁するボビンを用いた機器であれば、回転電機に限らず、種々の機器に適用可能である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 回転電機
2 固定子
5 積層鉄心体
6 ボビン
7 コイル線
7a 端末
17 胴部
18 端子台部
20 ピン端子
21 端子面
25 傾斜部
25A 傾斜部
26 平坦部
P1 巻き終わり位置
P2 巻き始め位置
P3 把持位置

Claims (5)

  1. 鉄心体とコイル線とを電気的に絶縁するボビンであって、
    コイル線が巻き回される胴部と、
    前記コイル線の端末を巻き付けるためのピン端子が立設される端子面を有する端子台部と、を備え、
    前記端子面に、前記コイル線が前記胴部への巻き終わり位置から前記ピン端子への巻き始め位置までの区間において直線状に配設されるように、傾斜部が形成されている
    ことを特徴とするボビン。
  2. 前記傾斜部は、
    前記ピン端子の周囲の少なくとも一部領域に前記傾斜部以外の平坦部が残存するように、前記端子面に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のボビン。
  3. 前記傾斜部は、
    前記コイル線の端末の前記ピン端子への巻き付け開始時に、前記胴部への巻き終わり位置から前記ピン端子への巻き始め位置を経てその延長線上にある前記端末の把持位置へ至るまでの区間において、前記コイル線が直線状となるように、前記端子面に形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のボビン。
  4. 前記傾斜部は、
    前記胴部への巻き終わり位置が、前記端子台部に最も近い位置である場合における当該胴部への巻き終わり位置から前記ピン端子への巻き始め位置までの区間において、前記コイル線が直線状に配設されるように、前記端子面に形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のボビン。
  5. 界磁と電機子のいずれか一方を回転子、他方を固定子とする回転電機において、
    前記固定子又は前記回転子は、
    鉄心体と、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のボビンと、
    前記ボビンに巻き回されたコイル線と、を有している
    ことを特徴とする回転電機。
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