JP2012104650A - パッチパネル固定装置 - Google Patents

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【課題】通信ケーブルに負荷が掛かるのを抑制して、通信ケーブルの配線を効率良く管理,施工可能とする。
【解決手段】各マウントアングル24に固定ボルトS1により固定される一対の固定部材41と、各固定部材41にそれぞれ回動自在に取り付けられ、パッチパネル30の各固定片31aに固定ボルトS2により固定される一対の回動部材42とを備える。パッチパネル30の長手方向両端部のうちの一方側の回動部材42の固定ボルトS2を取り外すことで、パッチパネル30をラック20に対して開閉自在にできる。パッチパネル30をラック20から取り外すこと無く、パッチパネル30を開いてLANケーブル25の配線作業ができる。パッチパネル30をラック20から取り外さなくて済み、既設のLANケーブル25に負荷が掛かるのを抑制できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ラックを形成する一対のマウントアングルのうちの少なくともいずれか一方と、パッチパネルの長手方向両端部のうちの少なくともいずれか一方との間に設けられ、パッチパネルをマウントアングルに固定するためのパッチパネル固定装置に関する。
従来、インターネット用サーバ等を設置したデータセンタにおいては、LANケーブル(通信ケーブル)の配線を効率良く管理,施工するために、パッチパネルを用いたLAN配線システムを用いている。このLAN配線システムに用いるパッチパネルは、例えば、19インチラック(ラック)にマウント可能に形成され、4つや6つ等のモジュラジャックを備えたローゼットを複数個搭載している。そして、他のインターネット用サーバ等からの通信ケーブルを、パッチパネルの前面の所定のモジュラジャックに差し込むことで、パッチパネルの背面に配線された通信ケーブルを介して所望のネットワークを構築することができる。ここで、パッチパネルの背面に配線された通信ケーブルは、ラック内で結束バンド(ケーブルタイ)を用いて整理されており、これにより、その後のLAN配線システムの保守性等を向上させている。
このようなパッチパネルとしては、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載されたパッチパネルは、パッチパネルを形成するパネルの長手方向両端部に設けた長孔に取付ねじを挿通し、当該取付ねじをキャビネットラック(ラック)のフレーム(マウントアングル)に設けたねじ孔にねじ結合することで、キャビネットラックに固定されている。そして、パッチパネルの背面に配線される通信ケーブルを増設する場合等においては、パッチパネルの背面に手を廻して配線作業を行うか、パッチパネルをキャビネットラックから一旦取り外して配線作業を行うようにする。
特開2000−331739号公報
しかしながら、ラックに搭載される機器の台数が多い場合等、LAN配線システムの仕様によってはラック内のスペースが小さくなり、これによりパッチパネルの背面に手を廻して配線作業を行うのが困難となる場合がある。このような場合においては、上述の特許文献1に記載されたパッチパネルでは、パッチパネルをラックから一旦取り外して配線作業を行うことになる。したがって、パッチパネルをラックから取り外す際に、パッチパネルに無理な力(引っ張り力等)が加わることもあり、この場合には既設の通信ケーブルに負荷が掛かり、コネクタを破損させたり通信ケーブルを断線させたりすることが起こり得る。複数あるコネクタおよび通信ケーブルの中から、破損箇所または断線箇所を特定するのは困難であり、ひいてはシステムを復帰させるのに多くの時間を要する等の問題を生じ得る。
なお、通信ケーブルの増設を不要とするために、パッチパネルの背面に接続可能な通信ケーブルを予め全て配線しておくことも考えられるが、この場合には、簡素化したLAN配線システムを構築する場合に多くの通信ケーブルが不要となり無駄が多くなるばかりか、LAN配線システムのコストアップの原因にもなり現実的ではない。
本発明の目的は、通信ケーブルに負荷が掛かるのを抑制して、通信ケーブルの配線を効率良く管理,施工可能とするパッチパネル固定装置を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、本発明のパッチパネル固定装置は、ラックを形成する一対のマウントアングルのうちの少なくともいずれか一方と、パッチパネルの長手方向両端部のうちの少なくともいずれか一方との間に設けられ、前記パッチパネルを前記マウントアングルに固定するためのパッチパネル固定装置であって、前記マウントアングルに締結具により固定される固定部材と、前記固定部材に回動自在に取り付けられ、前記パッチパネルに締結具により固定される回動部材と、を備えることを特徴としている。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下の通りである。
すなわち、通信ケーブルに負荷が掛かるのを抑制して、通信ケーブルの配線を効率良く管理,施工可能とする。
パッチパネルを固定したラックの概略を示す斜視図である。 パッチパネルのラックへの固定状態を詳細に示す斜視図である。 ケーブルサポートバーの取付構造を示す斜視図である。 本実施の形態に係るパッチパネル固定装置の詳細構造を示す斜視図である。 (a),(b)は、パッチパネルのパッチパネル固定装置への取付手順を説明する説明図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1はパッチパネルを固定したラックの概略を示す斜視図を、図2はパッチパネルのラックへの固定状態を詳細に示す斜視図を、図3はケーブルサポートバーの取付構造を示す斜視図を、図4は本実施の形態に係るパッチパネル固定装置の詳細構造を示す斜視図を、図5(a),(b)はパッチパネルのパッチパネル固定装置への取付手順を説明する説明図をそれぞれ表している。
図1に示すように、LAN配線システム10は、ラック20とパッチパネル30とを備えている。ラック20は19インチラックを形成し、鋼板をプレス加工等することで略正方形形状に形成された底板21と天板22とを備えている。底板21と天板22との間には、複数のフレーム部材23と、パッチパネル30をラック20に搭載するための一対のマウントアングル24とが設けられている。
ここで、ラック20は、底板21,天板22,各フレーム部材23および各マウントアングル24から形成され、各フレーム部材23および各マウントアングル24は、底板21および天板22に対して固定ねじや溶接等(図示せず)により固定されている。
ラック20には、パッチパネル30の他に、ルータやスイッチングハブ等の機器(図示せず)が搭載されている。これらの機器の間には、ケーブルとしての複数のLANケーブル(通信ケーブル)25が配線され、これにより各機器間において互いに通信可能となっている。各機器間に設けた各LANケーブル25は、ラック20の内部において、可撓性を有するプラスチック材料等よりなる結束バンド(ケーブルタイ)UBによって結束され、フレーム部材23に沿わせて整理されている。
各マウントアングル24の前面側には、各マウントアングル24の長手方向に沿って、複数のねじ孔24aが等間隔で並んで設けられている。各ねじ孔24aには、図2に示すように、パッチパネル30を各マウントアングル24に固定するための固定ボルト(締結具)S1が貫通するようになっている。ここで、任意のねじ孔24aを選択することで、パッチパネル30を所望の高さ位置でラック20に搭載することができる。
パッチパネル30は、図2に示すように、パネルフレーム31,複数のローゼット32,前面側ケーブルサポートバー33および背面側ケーブルサポートバー34を備えている。
パネルフレーム31は、鋼板等をプレス加工することにより長尺の略箱形状に形成され、パネルフレーム31には、4つのモジュラジャック32aを内蔵した4ポートタイプのローゼット32が固定されている。ローゼット32は、パネルフレーム31の長手方向に沿って6つ並んで設けられ、これによりパッチパネル30は、24個のモジュラジャック32aを備えた24ポートタイプのパッチパネルとなっている。
パネルフレーム31の長手方向両端部には、パッチパネル30を各マウントアングル24に固定するための固定片31aがそれぞれ設けられている。各固定片31aには、図3示すように一対のねじ孔31bがそれぞれ設けられ、各ねじ孔31bには、パッチパネル30を各マウントアングル24に固定するための締結具としての固定ボルトS2(図2,図5参照)が貫通するようになっている。
ここで、各ねじ孔31bはパネルフレーム31の長手方向に沿って延びる略楕円形状に形成され、これにより、パッチパネル30のラック20への取付誤差を吸収できるようにしている。
各固定片31aの長手方向(図中上下方向)に沿う各ねじ孔31bの間には、各ケーブルサポートバー33,34の各取付脚部33a,34aが固定されている。各取付脚部33a,34aは、固定具としての取付ボルトS3および取付ナットN3によって、各固定片31aにそれぞれ固定されている。
図2および図3に示すように、パッチパネル30の前面側および背面側には、パッチパネル30の前面および背面に配線される各LANケーブル25,26を保持する前面側および背面側ケーブルサポートバー(ケーブルサポートバー)33,34が設けられている。各ケーブルサポートバー33,34は、断面が円形の鋼棒を屈曲成形することで略U字形状に形成され、各ケーブルサポートバー33,34の両端部には、板状に押圧変形された取付脚部33a,34aが設けられている。
略U字形状に形成した各ケーブルサポートバー33,34の開口側は、パネルフレーム31側に向けられて互いに対向しており、これにより各ケーブルサポートバー33,34と各ローゼット32(パネルフレーム31)との間には、所定の間隙SP1が形成されている。間隙SP1の幅寸法、つまり各ケーブルサポートバー33,34と各ローゼット32(パネルフレーム31)との離間寸法は、各LANケーブル25,26の端部に一体に設けたコネクタ26a(LANケーブル26側のみ示す)の長さ寸法(差し込み高さ寸法)以上の寸法に設定されている。これにより、コネクタ26aのモジュラジャック32aへの抜き差しを容易に行えるようにしている。
各LANケーブル25の一端側は、背面側ケーブルサポートバー34に結束バンドUBを介して保持され、さらにコネクタ(図示せず)を介して各ローゼット32の背面に配線されている。各LANケーブル26の一端側は、前面側ケーブルサポートバー33に結束バンドUBを介して保持され、さらにコネクタ26aを介して各ローゼット32のモジュラジャック32aに配線されている。これにより、図2中破線矢印(1)に示すように、ラック20に対してパッチパネル30を移動させたとしても、各LANケーブル25,26の一端側(コネクタ26a等)に無理な引っ張り力(負荷)が掛かるのを抑えて、各LANケーブル25,26の断線やコネクタ26a等の破損を防止している。
図2に示すように、パッチパネル30を形成する各固定片31aと各マウントアングル24との間には、パッチパネル固定装置40がそれぞれ設けられている。パッチパネル固定装置40は、パッチパネル30を各マウントアングル24に対して開閉可能に固定するためのもので、図4に示すように、固定部材41および回動部材42を備えた蝶番により形成されている。
固定部材41は、鋼板等をプレス加工することで略長方形形状に形成され、固定部材41の長手方向に沿う両端側寄りには、各固定ボルトS1(図2参照)が貫通する一対の貫通孔41aが設けられている。つまり、固定部材41は、各固定ボルトS1および図5に示す固定ナット(締結具)N1によって、各マウントアングル24に固定される。ここで、固定部材41は、本発明における固定側取付部を兼ねている。
回動部材42は、鋼板等をプレス加工することで略長方形形状に形成された第1板状体42aと、鋼板等をプレス加工することで略L字形状に屈曲成形された第2板状体42bとを備えている。第2板状体42bは、第1板状体42aにスポット溶接等により固定された板状部42cと、板状部42cに略垂直状態で一体に設けられた一対の回動側取付部42dとを備えている。
固定部材41および第1板状体42aは、芯金43を介して互いに回動自在に取り付けられ、固定部材41および回動部材42は芯金43の中心軸C1を中心に、破線矢印(2)の方向に揺動するようになっている。ここで、芯金43の両端側は第1板状体42aの一対の筒状部42eにカシメ固定され、固定部材41の筒状部41bは芯金43に対して回動自在となっている。したがって、芯金43は各筒状部42e,41bから抜け落ちること無く、固定部材41および回動部材42を回動自在に支持可能となっている。
第2板状体42bの板状部42cおよび各回動側取付部42dは、互いに垂直(90°)となるよう屈曲され、各回動側取付部42dは固定部材41に対して正面から対向可能となっている。各回動側取付部42dを固定部材41に対して正面から対向させた状態(固定部材41および回動部材42を閉じた状態)において、固定部材41と各回動側取付部42dとの間には、図5に示すように離間距離がLに設定された逃げ間隙SP2が形成される。このように、逃げ間隙SP2を形成することで、その内部にパッチパネル30の背面側ケーブルサポートバー34が入り込み(逃げ込み)、背面側ケーブルサポートバー34と固定部材41(マウントアングル24)との干渉を防止している。
各回動側取付部42dには、各固定ボルトS2(図2,図5参照)が貫通する貫通孔42fがそれぞれ設けられている。つまり、回動部材42には、各固定ボルトS2および図5に示す固定ナット(締結具)N2によって、パッチパネル30の固定片31aが固定されるようになっている。このようにパッチパネル30は、各パッチパネル固定装置40を介してラック20(図1参照)に固定されている。
パッチパネル固定装置40の長手方向に沿う各回動側取付部42d間には、切欠部42gが形成されている。この切欠部42gは、パッチパネル30の固定片31aをパッチパネル固定装置40の各回動側取付部42dに固定した状態のもとで、背面側ケーブルサポートバー34をパッチパネル30(固定片31a)に固定するための取付ナットN3が入り込むようになっている。これにより、パッチパネル30がパッチパネル固定装置40および各マウントアングル24のそれぞれに干渉するのを防止している。
各パッチパネル固定装置40は、各マウントアングル24のそれぞれに対して、同じ高さに位置に取り付けられるよう同じ高さ位置にあるねじ孔24a(図2参照)に、各固定ボルトS1により固定される。ここで、各パッチパネル固定装置40は、固定部材41および回動部材42を閉じた状態、つまり図5に示すように断面がU字形状となった状態のもとで、そのU字形状の開口側が互いに向き合うよう各マウントアングル24にそれぞれ固定される。これにより、ラック20に対してパッチパネル30を開いた際に、その開口角度(開き具合)を大きくなるようにし、配線作業を容易に行えるようにしている。
次に、以上のように形成したパッチパネル固定装置40の動作について、図面を用いて詳細に説明する。
パッチパネル30をラック20に搭載するには、まず、各マウントアングル24の同じ高さ位置にある各ねじ孔24aに対して、各パッチパネル固定装置40を固定ボルトS1および固定ナットN1により固定する。次いで、各パッチパネル固定装置40のうちのいずれか一方(ここでは図2中左側)に、パッチパネル30の固定片31aを固定ボルトS2および固定ナットN2により固定する。これにより、一方のパッチパネル固定装置40が固定部材41を介して一方のマウントアングル24に固定されるとともに、一方のパッチパネル固定装置40の回動部材42にパッチパネル30の長手方向一側(図2中左側)が固定される。
その後、図2中破線矢印(1)に示すように、一方のパッチパネル固定装置40を介してパッチパネル30を移動させて、パッチパネル30の長手方向他側(図2中右側)をラック20に対して開いた状態としておく。そして、パッチパネル30を開いた状態のもとで、パッチパネル30の背面に複数のLANケーブル25を配線する。
このとき、一方のパッチパネル固定装置40の芯金43(中心軸C1)を中心として、パッチパネル30の長手方向他側を開くようにしているので、各LANケーブル25を一方のパッチパネル固定装置40側に集約させるよう、結束バンドUBを用いて背面側ケーブルサポートバー34に沿わせて整理しておく。また、パッチパネル30の前面に配線する複数のLANケーブル26においても、各LANケーブル25と同様に、一方のパッチパネル固定装置40側に集約させるよう、結束バンドUBを用いて前面側ケーブルサポートバー33に沿わせて整理しておく。これにより、パッチパネル30の開閉動作時において、各LANケーブル25,26に無理な引っ張り力(負荷)が掛かるのを抑えることができる。
そして、各LANケーブル25,26の配線作業を終えた後は、図4および図5の破線矢印(3)に示すように一方のパッチパネル固定装置40を介してパッチパネル30を移動させ、パッチパネル30の長手方向他側をラック20に対して閉じた状態とする。このとき、背面側ケーブルサポートバー34が回動部材42の切欠部42gを通過するとともに、切欠部42gの内部には取付ナットN3が配置される。その後、パネルフレーム31の固定片31aが各回動側取付部42dに当接して、各貫通孔42fと各ねじ孔31bとが対向し、各貫通孔42fおよび各ねじ孔31bに対して固定ボルトS2を貫通できるようになる。
次いで、図5(b)中破線矢印(4)に示すように、各貫通孔42fおよび各ねじ孔31b(図2参照)に固定ボルトS2を貫通させ、貫通した固定ボルトS2に、同図中破線矢印(5)に示すように固定ナットN2をねじ結合する。これにより、パッチパネル30の長手方向他側が、他方のパッチパネル固定装置40(図2中右側)に固定され、パッチパネル30の各マウントアングル24(ラック20)への固定が完了する。
ここで、パッチパネル30の背面にLANケーブル25を増設する場合には、上記手順とは逆の手順で、パッチパネル30の長手方向他側の他方のパッチパネル固定装置40に対する固定を解除する。そして、一方のパッチパネル固定装置40を介してパッチパネル30の長手方向他側を開く。これにより、パッチパネル30の背面側が外部に露出されて、パッチパネル30の背面へのLANケーブル25の配線作業が行えるようになる。
以上詳述したように、本実施の形態に係るパッチパネル固定装置40によれば、各マウントアングル24に固定ボルトS1(固定ナットN1)により固定される一対の固定部材41と、各固定部材41にそれぞれ回動自在に取り付けられ、パッチパネル30の各固定片31aに固定ボルトS2(固定ナットN2)により固定される一対の回動部材42とを備えている。よって、パッチパネル30の長手方向両端部のうちの一方側の回動部材42の固定ボルトS2(固定ナットN2)を取り外すことで、パッチパネル30をラック20に対して開閉自在とすることができる。
したがって、パッチパネル30の背面に充分なスペースが無くてもパッチパネル30をラック20から取り外すこと無く、パッチパネル30を開いてLANケーブル25の配線作業を行うことができる。また、パッチパネル30をラック20から取り外さなくて済むので、既設のLANケーブル25に負荷が掛かるのを抑えることができ、LANケーブル25の断線等を防止することができる。
また、本実施の形態に係るパッチパネル固定装置40によれば、固定部材41と回動側取付部42dとの間に、パッチパネル30に設けた背面側ケーブルサポートバー34の逃げ間隙SP2を設けたので、各ケーブルサポートバー33,34を備えたパッチパネル30に対応できるようになっている。よって、各ケーブルサポートバー33,34に各LANケーブル25,26を沿わせておくことで、より各LANケーブル25,26に負荷が掛からないよう配線作業をすることができる。
さらに、本実施の形態に係るパッチパネル固定装置40によれば、回動部材42に、各ケーブルサポートバー33,34をパッチパネル30に固定する取付ボルトS3(取付ナットN3)が入り込む切欠部42gを設けたので、各ケーブルサポートバー33,34を備えたパッチパネル30を、干渉すること無くマウントアングル24へ固定することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、各マウントアングル24と各固定片31aとの間に、パッチパネル固定装置40をそれぞれ設けたものを示したが、本発明はこれに限らず、少なくともいずれか一方にパッチパネル固定装置40を設けるようにしても良い。この場合、ラック20に対するパッチパネル30の開閉仕様(右開き/左開き)に合わせて、パッチパネル固定装置40を設置するようにする。
また、上記実施の形態においては、ラック20に対するパッチパネル30の開閉仕様を、パッチパネル30の長手方向他側(図2中右側)を開くようにしたものを示したが、本発明はこれに限らず、パッチパネル30の長手方向一側を開くようにしても良い。この場合、上記実施の形態とは逆に、各LANケーブル25,26を他方のパッチパネル固定装置40側(図2中右側)に集約させるよう、結束バンドUBを用いて背面側ケーブルサポートバー34,前面側ケーブルサポートバー33に沿わせて整理するようにする。
さらに、上記実施の形態においては、パッチパネル固定装置40を形成する回動部材42を、別体の第1板状体42aと第2板状体42bとから形成し、第2板状体42bの板状部42cを第1板状体42aにスポット溶接等により一体化したものを示したが、本発明はこれに限らず、第1板状体42aと第2板状体42bとを予め一体成形しておいても良い。
また、上記実施の形態においては、図5に示すようにパッチパネル固定装置40の芯金43(中心軸C1)が、マウントアングル24寄りに配置されるようにしたものを示したが、本発明はこれに限らず、芯金43が固定片31a寄りに配置されるようにすることもできる。つまり、図5に示す中心軸C2を中心にパッチパネル固定装置40を動作させるようにしても良い。この場合、上記実施の形態とは逆に、固定部材41を略L字形状に屈曲成形するとともに、回動部材42を略長方形形状に形成し、これらを芯金43で回動自在に取り付ければ良い。
さらに、上記実施の形態においては、通信ケーブルとして各LANケーブル25,26を用い、各LANケーブル25,26を配線したパッチパネル30に本発明を適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、光ケーブルを配線するパッチパネルにも適用することができる。
本発明は、インターネット用サーバ等を設置したデータセンタに設置されるLAN配線システムに利用することができる。
10 LAN配線システム
20 ラック
21 底板
22 天板
23 フレーム部材
24 マウントアングル
24a ねじ孔
25,26 LANケーブル(通信ケーブル)
26a コネクタ
30 パッチパネル
31 パネルフレーム
31a 固定片
31b ねじ孔
32 ローゼット
32a モジュラジャック
33 前面側ケーブルサポートバー(ケーブルサポートバー)
33a 取付脚部
34 背面側ケーブルサポートバー(ケーブルサポートバー)
34a 取付脚部
40 パッチパネル固定装置
41 固定部材(固定側取付部)
41a 貫通孔
41b 筒状部
42 回動部材
42a 第1板状体
42b 第2板状体
42c 板状部
42d 回動側取付部
42e 筒状部
42f 貫通孔
42g 切欠部
43 芯金
C1,C2 中心軸
N1,N2 固定ナット(締結具)
N3 取付ナット(固定具)
S1,S2 固定ボルト(締結具)
S3 取付ボルト(固定具)
SP1 間隙
SP2 逃げ間隙
UB 結束バンド

Claims (3)

  1. ラックを形成する一対のマウントアングルのうちの少なくともいずれか一方と、パッチパネルの長手方向両端部のうちの少なくともいずれか一方との間に設けられ、前記パッチパネルを前記マウントアングルに固定するためのパッチパネル固定装置であって、
    前記マウントアングルに締結具により固定される固定部材と、
    前記固定部材に回動自在に取り付けられ、前記パッチパネルに締結具により固定される回動部材と、
    を備えることを特徴とするパッチパネル固定装置。
  2. 請求項1記載のパッチパネル固定装置において、前記固定部材の前記マウントアングルへの固定側取付部と、前記回動部材の前記パッチパネルへの回動側取付部との間に、前記パッチパネルに設けたケーブルサポートバーの逃げ間隙を設けることを特徴とするパッチパネル固定装置。
  3. 請求項2記載のパッチパネル固定装置において、前記回動部材に、前記ケーブルサポートバーを前記パッチパネルに固定する固定具が入り込む切欠部を設けることを特徴とするパッチパネル固定装置。
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