JP2012104351A - 車両用灯具及びシェードの付勢装置 - Google Patents

車両用灯具及びシェードの付勢装置 Download PDF

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寛秋 黒須
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Abstract

【課題】耐久性のある付勢装置及びそれを用いた車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具1は、バルブ5と、リフレクタ2と、投影レンズ6と、左右に移動するとともに、軸線51の回りの周方向に回転する回転シェード50と、回転シェード50に設けられた螺旋状のカム面161と、カム面161に摺接するとともに位置が固定されたころ162と、回転シェード50を回転させる回転駆動部170と、軸線51上において軸線51に交差するよう固定された磁性体盤184と、磁性体盤184の径方向外側において回転シェード50に取り付けられた磁石片181と、を備える。磁石片181が、軸線51に対して傾斜した傾斜面182を有する。磁性体盤184の周縁185が渦巻き状に形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用灯具及びシェードの付勢装置に関する。
従来のプロジェクタ型車両用灯具では、シェードが投影レンズの焦点近傍に配置され、バルブが楕円面系リフレクタの第一焦点近傍に配置され、楕円面系リフレクタの第二焦点が投影レンズの焦点近傍に配置されている。バルブから発した光が楕円面系リフレクタによって前方に反射され、その反射光の一部がシェードによって遮光され、遮光されない反射光が投影レンズによって前方に投射される。シェードによって遮光されるから、対向車の運転手は眩惑しない。
遮光範囲を変化させるべく、シェードが可動式となっているものがある。特許文献1に記載のプロジェクタ型車両用灯具では、パターン形成用シェード(15)が左右方向に延びた軸線の回りに回転可能となっており、パターン形成用シェード(15)の周面には、複数の遮光板(15a、15b、15c、15d)が凸設されている。これら遮光板の径外方向端部の縁の形状が遮光板ごとに異なっており、シェードが回転することによって、最上位に位置する遮光板が切り替わる。これにより、遮光範囲が変化して、配光パターンが変化する。
パターン形成用シェード(15)とは別に可動シェード(12)が回転可能に設けられ、その可動シェード(12)が付勢ばね(14)によって引っ張られている。付勢ばね(14)は、可動シェード(12)を下に向けて付勢する。可動シェード(12)が付勢ばね(14)の付勢力によって下に回転した場合には、パターン形成用シェード(15)が可動シェード(12)によって隠れていない。そのため、配光パターンは、パターン形成用シェード(15)によって形成される。一方、可動シェード(12)が付勢ばね(14)の付勢力に抗して上に回転した場合には、パターン形成用シェード(15)が可動シェード(12)の裏に隠れる。そのため、配光パターンは、可動シェード(12)によって形成される。
特開2010−040483号公報
しかし、ばねの作動耐久回数には限度がある。そのため、特許文献1の技術では、可動シェード(12)の上下動が繰り返されると、付勢ばね(14)の付勢力が低下し、可動シェード(12)が下に回転することができなくなってしまう。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、耐久性のある付勢装置及びそれを用いた車両用灯具を提供することである。
本発明に係る車両用灯具は、
光源と、
前記光源からの光を前方に反射させるリフレクタと、
前記リフレクタからの反射光を前方に投射する投影レンズと、
前記投影レンズの後ろ側焦点の近傍で左右に延在し、左右に延びた軸線方向に移動可能に設けられるとともに、前記軸線の回りの周方向に回転可能に設けられる回転シェードと、
前記軸線の回りの螺旋状に形成されたカム面と、
前記カム面に摺接する摺動子と、
前記回転シェードを回転させる回転駆動部と、
前記軸線に交差するよう配置され、位置が固定された盤と、
前記盤の径方向外側において前記回転シェードに取り付けられた片と、を備え、
前記カム面と前記摺動子のどちらか一方の位置が前記回転シェードの周辺で固定され、他方が前記回転シェードの周面に設けられ、
前記片と前記盤のどちらか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、
前記片が、前記盤の径方向外側において前記盤の周縁に向いているとともに、前記軸線に対して傾斜した傾斜面を有し、
前記盤の周縁が前記軸線の回りを渦巻くように形成されている。
本発明に係る車両用灯具は、
光源と、
前記光源からの光を前方に反射させるリフレクタと、
前記リフレクタからの反射光を前方に投射する投影レンズと、
前記投影レンズの後ろ側焦点の近傍で左右に延在し、左右に延びた軸線方向に移動可能に設けられるとともに、前記軸線の回りの周方向に回転可能に設けられる回転シェードと、
前記軸線の回りの螺旋状に形成されたカム面と、
前記カム面に摺接する摺動子と、
前記回転シェードを回転させる回転駆動部と、
前記軸線に交差するよう配置され、位置が固定された盤と、
前記盤の径方向外側において前記回転シェードに取り付けられた片と、を備え、
前記カム面と前記摺動子のどちらか一方の位置が前記回転シェードの周辺で固定され、他方が前記回転シェードの周面に設けられ、
前記片と前記盤のどちらか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、
前記片が、前記盤の径方向外側において前記盤の周縁に向いているとともに、前記軸線に対して傾斜した傾斜面を有する。
本発明に係る車両用灯具は、
光源と、
前記光源からの光を前方に反射させるリフレクタと、
前記リフレクタからの反射光を前方に投射する投影レンズと、
前記投影レンズの後ろ側焦点の近傍で左右に延在し、左右に延びた軸線方向に移動可能に設けられるとともに、前記軸線の回りの周方向に回転可能に設けられる回転シェードと、
前記軸線の回りの螺旋状に形成されたカム面と、
前記カム面に摺接する摺動子と、
前記回転シェードを回転させる回転駆動部と、
前記軸線に交差するよう配置され、位置が固定された盤と、
前記盤の径方向外側において前記回転シェードに取り付けられた片と、を備え、
前記カム面と前記摺動子のどちらか一方の位置が前記回転シェードの周辺で固定され、他方が前記回転シェードの周面に設けられ、
前記片と前記盤のどちらか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、
前記盤の周縁が前記軸線の回りを渦巻くように形成されている。
好ましくは、
前記回転シェードの前記軸線方向の端面に収容穴が形成され、
前記片が前記収容穴内で前記回転シェードに取り付けられ、
前記盤が前記収容穴内に配置されている。
本発明に係るシェードの付勢装置は、
軸線方向に移動可能に設けられるとともに前記軸線の回りの周方向に回転可能に設けられるシェードを付勢する付勢装置において、
軸線方向に移動可能に設けられるシェードを付勢する付勢装置において、
前記軸線に交差するよう配置され、位置が固定された盤と、
前記盤の径方向外側において前記回転シェードに取り付けられた片と、を備え、
前記片と前記盤のどちらか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、
前記片が、前記盤の径方向外側において前記盤の周縁に向いているとともに、前記軸線に対して傾斜した傾斜面を有し、
前記盤の周縁が前記軸線の回りを渦巻くように形成されている。
本発明に係るシェードの付勢装置は、
軸線方向に移動可能に設けられるシェードを付勢する付勢装置において、
前記軸線に交差するよう配置され、位置が固定された盤と、
前記盤の径方向外側において前記回転シェードに取り付けられた片と、を備え、
前記片と前記盤のどちらか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、
前記片が、前記盤の径方向外側において前記盤の周縁に向いているとともに、前記軸線に対して傾斜した傾斜面を有する。
本発明に係るシェードの付勢装置は、
軸線の回りの周方向に回転可能に設けられるシェードを付勢する付勢装置において、
前記軸線に交差するよう配置され、位置が固定された盤と、
前記盤の径方向外側において前記回転シェードに取り付けられた片と、を備え、
前記片と前記盤のどちらか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、
前記盤の周縁が前記軸線の回りを渦巻くように形成されている。
本発明によれば、盤又は片の何れか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、その磁力によってシェードを付勢しているから、耐久性が向上する。
本発明の実施の形態に係る車両用灯具の分解斜視図である。 同実施形態に係る車両用灯具の要部の前方斜視図である。 同実施形態に係る遮光装置の右部分を示した部分断面図である。 同実施形態に係る回転シェードの右部分を示した斜視図である。 同実施形態に係る回転シェードを示した側面図である。 A部の拡大図である。 B部の拡大図である。 軸線方向に沿った片の位置と、片から盤までの距離との関係を示した説明図である。 周方向に沿った片の位置と、片から盤までの距離との関係を示した説明図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
以下の説明において、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」は、それぞれ、車両用灯具1が装備された車両の「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」である。従って、車両の後ろから前に向かって見て(いわゆる運転手の視点で見て)、「左」、「右」を定める。
図1は、車両用灯具1の斜め後ろから車両用灯具1を見て示した分解斜視図である。図2は、車両用灯具1の斜め前から車両用灯具1を見て示した概略斜視図である。図2では、回転シェード50を詳細に図示するため、各種の部品の図示を省略する。
この車両用灯具1は、リフレクタ2、バルブ5、投影レンズ6及び遮光装置20等を備える。
リフレクタ2が略椀状に設けられ、そのリフレクタ2が前方に向けて開口している。リフレクタ2の内面は、楕円面系の反射面3である。つまり、反射面3は、前後方向に延びた中心軸を回転軸とした回転楕円面若しくはその回転楕円面を上下(又は左右)につぶした扁平楕円面又はこれらを基調とした自由曲面をいう。また、反射面3は、これらの回転楕円面、扁平楕円面又は自由曲面を組み合わせた複合楕円面であってもよい。
反射面3が楕円面に形成されているので、その楕円面の頂点よりも前方に第一焦点F1が設定され、その第一焦点F1よりも前方に第二焦点F2が設定される。なお、反射面3の第二焦点F2は焦線の中心点をいう。焦線は水平左右方向に延びるとともに、左右方向の中央部が後ろに凸となるよう湾曲している。
リフレクタ2には、バルブ5が装着されている。具体的には、リフレクタ2の頂点部分には装着孔4が前後に貫通するように形成され、バルブ5が装着孔4に差し込まれて、そのバルブ5がリフレクタ2の内側にまで突き出て、そのバルブ5がリフレクタ2に固定されている。バルブ5の発光源(例えば、発光管又はフィラメント)が反射面3の第一焦点F1又はその近傍に配置されている。なお、バルブ5がリフレクタ2の頂点部分から左、下又は右にずれた位置でリフレクタ2を貫通し、そのバルブ5の長手方向が前後方向に対して交差するようバルブ5が配置されていてもよい。
光源がバルブ5ではなく、発光ダイオード、無機エレクトロルミネッセンス素子、有機エレクトロルミネッセンス素子その他の発光素子であってもよい。光源として発光素子を用いた場合、発光素子が第一焦点F1又はその近傍に配置されている。
バルブ5の発光部から発した光が反射面3によって前方に反射される。バルブ5の発光部が反射面3の第一焦点F1又はその近傍に配置されているから、バルブ5から発して反射面3で反射した光が第二焦点F2に集光する。
リフレクタ2の前には、投影レンズ6が配設されている。この投影レンズ6は、凸レンズである。投影レンズ6がレンズ枠7内に取り付けられ、そのレンズ枠7が遮光装置20の基体21の前側に取り付けられている。その基体21がリフレクタ2の開口部の縁部分に取り付けられ、投影レンズ6がリフレクタ2の開口部を前側から塞ぐように配置されている。投影レンズ6の後ろ側焦点F3が反射面3の第二焦点F2又はその近傍に設定され、投影レンズ6の光軸Axが焦点F3を通って前後方向に延びるように設定されている。投影レンズ6の光軸Axが反射面3の中心軸に揃っていてもよいし、反射面3の中心軸から僅かにずれていてもよい。投影レンズ6は、第二焦点F2に集光した反射光を前方に投射する。更に、投影レンズ6は、バルブ5からの光を前方に投射する。
遮光装置20は、基体21、軸受32,33、回転シェード50、シェード駆動装置160等を備える。
基体21は、リフレクタ2とレンズ枠7との間に挟まれた状態でリフレクタ2及びレンズ枠7に固定されている。基体21が枠状に形成され、この基体21に半円形状の開口22が設けられている。その開口22の円弧状の縁が上側に位置し、開口22の直線状の縁23が下側に位置するように基体21が配置されている。光軸Axは、開口22内を前後に通っている。
この基体21の後ろ側には、回転シェード50が配置されている。回転シェード50の基本的構成態様は左右方向に延びた棒状である。回転シェード50は左右方向に延びた軸線51を有する。回転シェード50は、左右両側に回転軸52,53をそれぞれ備える。また、回転シェード50は、左右中央部に第一扇形柱部54、大径部55及び小径部56を備える。大径部55が第一扇形柱部54の右側に連なり、小径部56が大径部55の右側に連なる。また、回転シェード50は、第一扇形柱部54と回転軸52との間に第二扇形柱部57を備えるとともに、小径部56と回転軸53との間に第三扇形柱部58を備える。
小径部56及び大径部55は半円柱状に設けられ、小径部56の半径が大径部55の半径よりも大きい。小径部56と大径部55の間の境界部分が段差面59となっており、その段差面59は軸線51の回りに形成された左ねじ(左手)の螺旋面である。
第一扇形柱部54の半径と第二扇形柱部57の半径が等しい。第一扇形柱部54及び第二扇形柱部57の半径が大径部55の半径よりも小さいか、又は大径部55の半径に等しい。第二扇形柱部57の断面扇形の中心角が小径部56及び大径部55の断面扇形の中心角よりも小さく、第一扇形柱部54の断面扇形の中心角が第二扇形柱部57の断面扇形の中心角よりも小さい。軸線51の方向に見て、小径部56及び大径部55の中心角が占める範囲と、第二扇形柱部57の中心角が占める範囲が一部重なっており、その重なった部分の範囲は第一扇形柱部54の中心角が占める範囲に等しい。
第三扇形柱部58の半径は、大径部55の半径よりも小さい。第三扇形柱部58の半径は、小径部56の半径に等しい。第三扇形柱部58の断面扇形の中心角は、小径部56及び大径部55の断面扇形の中心角よりも大きい。第一扇形柱部54、大径部55、小径部56及び第二扇形柱部57の中心角が占める範囲は、第三扇形柱部58の中心角が占める周方向の範囲内に含まれている。
回転シェード50のうち少なくとも回転軸53が非磁性体である。回転シェード50全体が非磁性体であってもよい。なお、回転シェード50が磁性体であってもよい。
回転シェード50の回転軸52,53がそれぞれ軸受32,33に挿入されて、回転シェード50が軸受32,33によって支持されている。回転軸52,53のラジアル荷重が軸受32,33に受けられ、回転軸52,53が軸受32,33に対して軸方向(軸線51の方向)にスライドするとともに、軸線51を中心にした周方向に回転する。これら軸受32,33は、それぞれ固定部材34,35によって基体21の後ろ側に固定されている。軸受32が開口22の左脇に配置され、軸受33が開口22の右脇に配置され、回転シェード50が開口22の下部を左右に横切っている。回転シェード50は、投影レンズ6の後ろ側焦点F3の近傍で左右に延在しており、回転シェード50の軸線51は、水平になっている。
軸線51の上下方向の位置は、光軸Axを通る水平面よりもわずかに下である。具体的には、軸線51と基準水平面の間の間隔が、小径部56の半径に等しいか、又はその小径部56の半径よりも狭い。
シェード駆動装置160は、回転シェード50を軸線51の回りの周方向に回転させるとともに、回転シェード50を軸線51の方向に直動させるものである。以下、シェード駆動装置160の構成について具体的に説明する。
シェード駆動装置160は、回転駆動部170、変換機構169及び付勢装置180を備える。回転駆動部170は、回転シェード50を軸線51の回りに回転させる。変換機構169は、軸線51の回りの回転シェード50の回転運動を軸線51に沿った回転シェード50の直動運動に変換して、回転シェード50の回転運動から回転シェード50の直動運動を生じさせる。また、変換機構169は、回転シェード50の直動運動を回転シェード50の回転運動に変換して、回転シェード50の直動運動から回転シェード50の回転運動を生じさせる。付勢装置180は、磁力によって左方に向けて回転シェード50を付勢するとともに、磁力によって、右から左に向かって見て反時計回りに回転シェード50を付勢する。
回転駆動部170は、動力源となるモータ171と、ギア列(ピニオン172、二段ギア173及び出力ギア174)と、ギアボックス176と、フェイルセーフ用ばね177を有する。ピニオン172がモータ171の出力軸に直結されている。このピニオン172が二段ギア173の大歯車に噛み合い、二段ギア173の小歯車が出力ギア174に噛み合っている。ピニオン172、二段ギア173及び出力ギア174は、ギアボックス176内に収容されているとともに、それぞれの中心軸の回りに回転可能となっている。また、モータ171は、ギアボックス176に取り付けられている。このギアボックス176は、基体21の左端部に固定されている。
出力ギア174の中心には、円形以外の形状(例えば、半円形)の嵌合孔175が形成されている。一方、回転シェード50の回転軸52の先端部分の断面も円形以外の形状(例えば、半円形)であり、その先端部分が嵌合孔175内に差し込まれている。回転シェード50は、出力ギア174に対して相対的に、軸線51回りの周方向の回転を拘束されているが、軸線51の方向の直動を許容されている。なお、回転軸52の基端部分の断面が円形であり、その基端部分が軸受32に差し込まれている。
また、ギアボックス176内であって出力ギア174の左側には、フェイルセーフ用ばね177が収容されている。モータ171の故障等が発生した場合に、モータ171と出力ギア174を切断すると、フェイルセーフ用ばね177はその弾性力によって回転シェード50を回転させて、大径部55、小径部56、第一扇形柱部54、第二扇形柱部57及び第三扇形柱部58の周面(円柱面)を上に向けるためのものである。モータ171の故障等が発生した場合に、ロービームの配光が形成される。
変換機構169は、カム面161及びころ(摺動子)162等を有する。回転軸53の半径が第三扇形柱部58の半径よりも大きく、回転軸53の周面と第三扇形柱部58とを繋ぐ段差面がカム面161となっている。カム面161は、軸線51の回りに形成された螺旋面である。カム面161のピッチ(1周当たりの軸線51の方向の長さ)と段差面59のピッチが等しく、カム面161と段差面59が平行である。一方、ころ162が段ねじ163によって、基体21の後面であってその右寄り部分に取り付けられて、ころ162の位置が固定されている。段ねじ163の軸が前後方向に延びており、ころ162が段ねじ163の軸の回りに回転可能に設けられている。ころ162がカム面161に摺接している。
なお、基体21の後面にカム面が形成され、回転シェード50(特に、回転軸52又は回転軸53)の周面にころが設けられ、そのころが基体21の後面のカム面に摺接するものとしてもよい。その場合、基体21に形成されたカム面の位置が固定され、そのカム面が軸線51の回りに形成された左ねじの螺旋面であり、そのカム面のピッチが段差面59のピッチに等しい。
図3〜図7を参照して、付勢装置180について説明する。図3は、回転シェード50の右部分を上から下に向かって見て示した部分断面図である。図4は、回転シェード50を右から左に向かって見て示した側面図である。図5は、回転シェード50の右部分の斜視図である。図6は、図3に示されたA部を拡大して示した拡大図である。図7は、図5に示されたBを拡大して示した拡大図である。
図3〜図7に示すように、付勢装置180は、磁石片181、磁性体盤184及び支軸187等を有する。
磁石片181は、回転シェード50の回転軸53に固定されている。支軸187は、基体21に固定されている。磁性体盤184は、支軸187を介して基体21に固定されている。
ここで、回転軸53の右端面には、収容穴165が開けられている。磁石片181が、この収容穴165内で、回転軸53に固定されている。磁石片181は、軸線51に関する径方向に沿うように配置されているとともに、軸線51の方向に沿うように配置されている。磁石片181の軸線51寄りの部分には、傾斜面182が形成されている。傾斜面182は軸線51に向いているとともに、軸線51に対して傾斜している。具体的には、傾斜面182は、傾斜面182と軸線51の距離は右に向かって漸増するよう、軸線51に対して傾斜している。
磁石片181は、永久磁石又は電磁石である。傾斜面182が磁極であることが好ましい。
支軸187が左右に延び、支軸187の軸線が軸線51に重なっている。支軸187が収容穴165内に差し込まれ、支軸187と回転軸53が同軸である。支軸187は磁性体又は非磁性体である。支軸187が磁性体である場合には、支軸187が円柱状であり、支軸187の周面が軸線51を中心とした円柱面であることが好ましい。
支軸187には延出部188が設けられ、支軸187と延出部188が一体形成されている。延出部188は、支軸187から支軸187の径外方向に突出している。具体的には、延出部188は、支軸187の右側の基端寄り部分、特に支軸187の右側の基端から径外方向に延び出ている。
支軸187には磁性体盤184が設けられ、支軸187と磁性体盤184が一体となり、磁性体盤184の位置が固定されている。磁性体盤184は支軸187の左側の先端寄り部分、特に支軸187の左側の先端に設けられている。磁性体盤184が軸線51に対して交差するように配置されている。磁性体盤184は、軸線51及び支軸187に対して垂直に設けられている。軸線51の方向に見て、磁性体盤184の周縁185が、軸線51の回りを渦巻くように形成されている。磁性体盤184の周縁185の渦巻は、軸線51の回りで一周分の渦巻である。また、磁性体盤184の周縁185は、軸線51を回転軸とするとともに回転軸53の右方を頂点とした円錐面の母線を、軸線51を中心とした渦巻線に沿って移動させて得られる渦巻面である。図5に示すように、右から左に向かって見て、磁性体盤184の周縁185の渦巻きは、中心から外側に向かう際、反時計回りに巻く。
磁性体盤184は収容穴165内に配置されている。磁石片181の傾斜面182が磁性体盤184の周縁185に向き、磁性体盤184の周縁185と磁石片181の傾斜面182が離れている。磁石片181の傾斜面182は、軸線51を中心とした円柱面の接平面に対して傾斜している。具体的には、右から左に向かって見て、磁石片181の傾斜面182は、軸線51を中心とした渦巻線(中心から外側に向かう際、反時計回りに巻いている)の接線に沿うように、軸線51を中心とした円柱面の接平面に対して傾斜している。そのため、傾斜面182は、磁性体盤184の周縁185の接平面と平行である。従って、傾斜面182の法線は、軸線51を中心とした円の接線方向に対しても、軸線51方向に対しても、更に、軸線51に関する半径方向に対しても傾斜している。
図6、図7に示すように、磁性体盤184の周縁185と磁石片181の傾斜面182との間の磁力によって、引力f1が磁石片181に作用する。ここで、磁性体盤184の周縁185と磁石片181の傾斜面182が軸線51に対して傾斜しているので、引力f1の向きは、軸線51を中心とした円の接線方向、軸線51に関する半径方向及び軸線51方向の何れに対しても傾斜している。つまり、引力f1の向きは、傾斜面182の法線の向きである。
引力f1は、軸線51に沿った左向きの分力f2と、軸線51に関する半径に沿った内向きの分力f3と、軸線51を中心とした円の接線に沿った反時計回り(右から左に向かって反時計回り)の分力f4と、に分けられる。特に、傾斜面182と軸線51の距離は右に向かって漸増するように傾斜面182が軸線51に対して傾斜しているから、左向きの分力f2が発生する。また、磁性体盤184の周縁185が渦巻き状に形成されているから、接線方向の分力f4が発生する。
左向きの分力f2が回転シェード50に作用することで、回転シェード50が左向きに移動する。左向きの分力f2がころ162に受けられ、ころ162がカム面161に当接した状態が保たれる。
また、接線方向の分力f4が回転シェード50に作用し、右から左に向かって見て、回転シェード50が反時計回りに回転する。接線方向の分力f4がギア列(ピニオン172、二段ギア173及び出力ギア174)の歯に受けられ、ギア列のガタつきが抑えられる。
なお、内向きの分力f3は、軸受32,33に受けられるので、内向きの分力f3によって回転シェード50は移動しない。
引力f1は、磁性体盤184の周縁185から磁石片181の傾斜面182までの距離g(の2乗)に反比例する。
図8は、軸線51方向に沿った回転シェード50及び磁石片181の位置と、磁性体盤184の周縁185から磁石片181の傾斜面182までの距離gとの関係を示した説明図である。図8に示すように、軸線51方向に沿った回転シェード50の位置が左に寄るにつれて、磁性体盤184の周縁185から磁石片181の傾斜面182までの距離gが漸増し、軸線51方向に沿った回転シェード50の位置が右に寄るにつれて、磁性体盤184の周縁185から磁石片181の傾斜面182までの距離gが漸減する。そのため、軸線51方向に沿った回転シェード50の位置が左に寄るにつれて、左向きの分力f2が漸減し、軸線51方向に沿った回転シェード50の位置が右に寄るにつれて、左向きの分力f2が漸増する。従って、左向きの分力f2が一定ではなく、軸線51方向に沿った回転シェード50の位置に応じて、左向きの分力f2を変化させることができる。
図9は、周方向に沿った回転シェード50及び磁石片181の位置と、磁性体盤184の周縁185から磁石片181の傾斜面182までの距離gとの関係を示した説明図である。図9に示すように、磁性体盤184の周縁185から磁石片181の傾斜面182までの距離gは、図9(a)、図9(b)、図9(c)、図9(d)の順に小さい。従って、接線方向の分力f4は、図9(a)、図9(b)、図9(c)、図9(d)の順に大きい。従って、接線方向の分力f4が一定ではなく、軸線51回りの回転シェード50の回転角度に応じて、接線方向の分力f4を変化させることができる。
付勢装置180が磁力によって回転シェード50を付勢しているので、付勢装置180の寿命が長い。つまり、回転シェード50が付勢装置180による付勢に抗して、回転・直動を繰り返しても、付勢装置180による付勢力が低下しにくい。
また、付勢装置180を小型化することができる。例えば、分力f2,f4と同じような付勢力を発生させるためにばねを用いると、ばねが大きくなってしまう。それに対して、磁石片181が小さくても、磁石片181の磁力が十分に強ければ、分力f2,f4を十分な大きさにすることができる。
また、磁石片181及び磁性体盤184が回転シェード50の収容穴165内に収容されているから、付勢装置180を小型化することができる。
また、付勢装置180が磁力によって回転シェード50を付勢するから、ばねを用いた場合と比較しても、車両用灯具1の各部品の形状の自由度が広がり、設計の自由共広がる。
また、磁石片181に傾斜面182が形成され、磁性体盤184の周縁185が螺旋状に形成されているから、一組の磁石片181及び磁性体盤184によって回転シェード50を左向き及び反時計回りの両方の向きに付勢することができる。
この車両用灯具1は、回転駆動部170を駆動するべく、不図示の制御部を備える。制御部は、マイコン及びモータドライバ等を備え、回転駆動部170のモータ171を制御するものである。
また、この車両用灯具1は、不図示の他車検出センサ及び配光選択スイッチ等を備える。他車検出センサは、電子カメラ及び画像処理回路等を有し、車両の前方にある他車(対向車や先行車)の位置を検出するものである。配光選択スイッチは、ハンドル近傍に設けられている。
続いて、車両用灯具1の動作について説明する。
ころ162がカム面161に摺接しているので、モータ171の動力がギア列によって回転シェード50に伝達して回転シェード50が接線方向の分力f4に抗して回転すると、回転シェード50が軸線51の方向に移動する。具体的には、右から左に向かって見て、回転シェード50が時計回りに回転すると、カム面161がころ162から反力を受けて、回転シェード50が左向きの分力f2に抗して右へ移動する。一方、右から左に向かって見て、回転シェード50がモータ171の動力及び接線方向の分力f4によって反時計回りに回転すると、左向きの分力f2によってカム面161がころ162に当たった状態で、回転シェード50が左に移動する。
回転シェード50の左右方向の位置や回転位置が変化することによって、配光パターン(照射範囲)が変化する。また、回転シェード50が回転する際には、ころ162が転動するので、回転シェード50が滑らかに動く。
この車両用灯具1では、一つのモータ171によって回転シェード50の回転と直動を実現することができる。そのため、車両用灯具1の製造コストや部品の削減を図ることができる。
軸線51に沿った回転シェード50の位置が図8(a)に示す位置である場合、周方向に沿った回転シェード50の回転位置は図9(a)に示す位置である。ころ162がストッパに当接することによって、左向きの分力f2がそのストッパに受けられ、回転シェード50がそれ以上左に移動できない。そのストッパは、カム面161の端に設けられている。
回転シェード50の位置が図8(a)及び図9(a)に示す位置である場合、第一扇形柱部54、大径部55、小径部56、第二扇形柱部57及び第三扇形柱部の円柱周面が上を向いている。バルブ5から発して反射面3で前方へ反射した光が第一扇形柱部54、大径部55、小径部56、第二扇形柱部57及び第三扇形柱部によって遮光されることによって、ロービームの配光が形成される。
軸線51に沿った回転シェード50の位置が図8(d)に示す位置である場合、周方向に沿った回転シェード50の回転位置は図9(d)に示す位置である。この際、第一扇形柱部54、大径部55及び小径部56の円柱周面が下を向いている。バルブ5から発して反射面3で前方へ反射した光が、第一扇形柱部54、大径部55及び小径部56によって遮光されないから、ハイビームの配光が形成される。
この車両用灯具1はロービーム・ハイビームの配光のみならず、ADB(Adaptive Driving Beam)の配光も形成する。ADBの配光時には、車両の前方であって光軸Axを通る水平線よりも上に明部が形成されるが、その明部は他車(対向車等)を避ける。具体的には、制御部が他車検出センサによって検出された他車の位置情報を他車検出センサから入力した後、制御部がモータ171を駆動することによって、回転シェード50が回転するとともに直動する。モータ171の駆動に際しては、制御部は、位置情報に相当する位置に配光パターンの暗部が重なるような位置にまで回転シェード50が移動するように、モータ171を制御する。以後、制御部は、このような処理を繰り返す。そうすることで、他車の位置にかかわらず、常に、配光パターンの暗部が他車に重なる。なお、回転シェード50の段差面59が螺旋面であるので、回転シェード50が回転・直動をしても、車両の前方中央部に形成される斜めカットオフライン(明暗境界線)の位置は左右に移動しない。そのため、自車の運転手は明るい部分の見え方に違和感を覚えず、対向車の運転手は眩惑しない。
ADBの配光時において、回転シェード50が図8(b)に示す位置に直動すると、周方向に沿った回転シェード50の回転位置が図9(b)に示す位置になる。また、ADBの配光時において、回転シェード50が図8(c)に示す位置に直動すると、周方向に沿った回転シェード50の回転位置が図9(c)に示す位置になる。
〔変形例〕
本発明を適用可能な実施形態は、上述した実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。以下、幾つかの変形例を挙げる。以下に挙げる変形例は、可能な限り組み合わせてもよい。
〔変形例1〕
上記実施形態では、磁石片181が磁石であり、磁性体盤184が磁性体であった。それに対して、片181が磁性体であり、盤184が磁石であってもよい。盤184が磁石である場合、周縁185が磁極であることが好ましい。
〔変形例2〕
上記実施形態では、磁石片181が回転シェード50の回転軸53の内側に取り付けられていた。それに対して、磁石片181の取付位置は配光パターンに影響を与えない位置であれば、回転軸53に限るものではない。例えば、磁石片181を回転軸52に取り付けてもよい。磁石片181の取付位置を変更した場合、磁性体盤184の固定位置もそれに合わせて変更する。
〔変形例3〕
付勢装置180による付勢の向きが左向き及び接線方向の両方であったが、左向きと接線方法のどちらか一方だけでもよい。
磁性体盤184の周縁185の形状が渦巻き形状ではなく、軸線51を中心とした円柱面であれば、接線方向の分力f4が回転シェード50に作用しない。
一方、磁石片181の軸線51に向いた面182が軸線51に対して傾斜しているのではなく、軸線51に対して平行であれば、左向きの分力f2が回転シェード50に作用しない。
〔変形例4〕
上述の車両用灯具1は左側通行用の右の前照灯であるが、右側通行用の左の前照灯やその回転シェードは、この車両用灯具1を左右に反転させたものである。つまり、車両用灯具1の鏡像体が、右側通行用の左の前照灯である。
〔変形例5〕
段差面59が右ねじ(右手)の螺旋面であってもよい。段差面59が右ねじの螺旋面である場合、カム面161も右ねじの螺旋面である。その場合、右から左に向かって見て、磁性体盤184の周縁185の渦巻きは、中心から外側に向かう際、時計回りに巻いている。
〔変形例6〕
上記実施形態では、シェード駆動装置160が、ADB用の前照灯に用いられたものであるが、AFS(Adaptive Front-Lighting System)用の前照灯に用いられてもよい。この場合、回転シェードは、小径部、円錐部及び大径部を同軸となるように設けたものである。大径部及び小径部はともに円柱状であり、大径部の径が小径部の径よりも大きい。円錐部は小径部と大径部の間を繋ぎ、円錐部の径が大径部から小径部にむけて縮径する。例えば、特開平7−21803号公報に記載された回転シェードを用いることができる。
このような回転シェードは、回転シェード50と同様に、軸線方向に移動可能に設けられているとともに、軸線の回りの周方向に回転可能に設けられている。また、このような回転シェードの端部には、回転シェード50と同様に、螺旋面であるカム面161が形成され、その回転シェードはシェード駆動装置160や付勢装置180によって回転しながら、直動する。回転シェードが左右方向に直動することによって、円錐部の上側の接平面によって形成される斜めカットオフラインが左右に移動する。斜めカットオフラインの左右の動きは、車両の進行方向に合わせられている。つまり、車両が左に曲がっている場合には、斜めカットオフラインが左に動き、車両が右に曲がっている場合には、斜めカットオフラインが左に動く。これにより、進行方向が明るくなる。
1 車両用灯具
2 リフレクタ
5 バルブ
6 投影レンズ
50 回転シェード
51 軸線
161 カム面
162 ころ(摺動子)
165 収容穴
170 回転駆動部
180 付勢装置
181 磁石片(片)
182 傾斜面
184 磁性体盤(盤)
185 周縁

Claims (7)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を前方に反射させるリフレクタと、
    前記リフレクタからの反射光を前方に投射する投影レンズと、
    前記投影レンズの後ろ側焦点の近傍で左右に延在し、左右に延びた軸線方向に移動可能に設けられるとともに、前記軸線の回りの周方向に回転可能に設けられる回転シェードと、
    前記軸線の回りの螺旋状に形成されたカム面と、
    前記カム面に摺接する摺動子と、
    前記回転シェードを回転させる回転駆動部と、
    前記軸線に交差するよう配置され、位置が固定された盤と、
    前記盤の径方向外側において前記回転シェードに取り付けられた片と、を備え、
    前記カム面と前記摺動子のどちらか一方の位置が前記回転シェードの周辺で固定され、他方が前記回転シェードの周面に設けられ、
    前記片と前記盤のどちらか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、
    前記片が、前記盤の径方向外側において前記盤の周縁に向いているとともに、前記軸線に対して傾斜した傾斜面を有し、
    前記盤の周縁が前記軸線の回りを渦巻くように形成されていることを特徴とする車両用灯具。
  2. 光源と、
    前記光源からの光を前方に反射させるリフレクタと、
    前記リフレクタからの反射光を前方に投射する投影レンズと、
    前記投影レンズの後ろ側焦点の近傍で左右に延在し、左右に延びた軸線方向に移動可能に設けられるとともに、前記軸線の回りの周方向に回転可能に設けられる回転シェードと、
    前記軸線の回りの螺旋状に形成されたカム面と、
    前記カム面に摺接する摺動子と、
    前記回転シェードを回転させる回転駆動部と、
    前記軸線に交差するよう配置され、位置が固定された盤と、
    前記盤の径方向外側において前記回転シェードに取り付けられた片と、を備え、
    前記カム面と前記摺動子のどちらか一方の位置が前記回転シェードの周辺で固定され、他方が前記回転シェードの周面に設けられ、
    前記片と前記盤のどちらか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、
    前記片が、前記盤の径方向外側において前記盤の周縁に向いているとともに、前記軸線に対して傾斜した傾斜面を有することを特徴とする車両用灯具。
  3. 光源と、
    前記光源からの光を前方に反射させるリフレクタと、
    前記リフレクタからの反射光を前方に投射する投影レンズと、
    前記投影レンズの後ろ側焦点の近傍で左右に延在し、左右に延びた軸線方向に移動可能に設けられるとともに、前記軸線の回りの周方向に回転可能に設けられる回転シェードと、
    前記軸線の回りの螺旋状に形成されたカム面と、
    前記カム面に摺接する摺動子と、
    前記回転シェードを回転させる回転駆動部と、
    前記軸線に交差するよう配置され、位置が固定された盤と、
    前記盤の径方向外側において前記回転シェードに取り付けられた片と、を備え、
    前記カム面と前記摺動子のどちらか一方の位置が前記回転シェードの周辺で固定され、他方が前記回転シェードの周面に設けられ、
    前記片と前記盤のどちらか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、
    前記盤の周縁が前記軸線の回りを渦巻くように形成されていることを特徴とする車両用灯具。
  4. 前記回転シェードの前記軸線方向の端面に収容穴が形成され、
    前記片が前記収容穴内で前記回転シェードに取り付けられ、
    前記盤が前記収容穴内に配置されていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の車両用灯具。
  5. 軸線方向に移動可能に設けられるとともに前記軸線の回りの周方向に回転可能に設けられるシェードを付勢する付勢装置において、
    前記軸線に交差するよう配置され、位置が固定された盤と、
    前記盤の径方向外側において前記回転シェードに取り付けられた片と、を備え、
    前記片と前記盤のどちらか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、
    前記片が、前記盤の径方向外側において前記盤の周縁に向いているとともに、前記軸線に対して傾斜した傾斜面を有し、
    前記盤の周縁が前記軸線の回りを渦巻くように形成されていることを特徴とするシェードの付勢装置。
  6. 軸線方向に移動可能に設けられるシェードを付勢する付勢装置において、
    前記軸線に交差するよう配置され、位置が固定された盤と、
    前記盤の径方向外側において前記回転シェードに取り付けられた片と、を備え、
    前記片と前記盤のどちらか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、
    前記片が、前記盤の径方向外側において前記盤の周縁に向いているとともに、前記軸線に対して傾斜した傾斜面を有することを特徴とするシェードの付勢装置。
  7. 軸線の回りの周方向に回転可能に設けられるシェードを付勢する付勢装置において、
    前記軸線に交差するよう配置され、位置が固定された盤と、
    前記盤の径方向外側において前記回転シェードに取り付けられた片と、を備え、
    前記片と前記盤のどちらか一方が磁石であり、他方が磁性体であり、
    前記盤の周縁が前記軸線の回りを渦巻くように形成されていることを特徴とするシェードの付勢装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150060232A (ko) * 2013-11-26 2015-06-03 현대모비스 주식회사 바이펑션 헤드램프

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