JP2012103793A - 車両用通信装置 - Google Patents

車両用通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012103793A
JP2012103793A JP2010249898A JP2010249898A JP2012103793A JP 2012103793 A JP2012103793 A JP 2012103793A JP 2010249898 A JP2010249898 A JP 2010249898A JP 2010249898 A JP2010249898 A JP 2010249898A JP 2012103793 A JP2012103793 A JP 2012103793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
vehicle
communication device
tag
magnetic field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010249898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5520780B2 (ja
Inventor
Katsura Ogasawara
桂 小笠原
Yoshitaka Miyake
ヨシタカ 三宅
Tadanori Inoue
忠紀 井上
Atsushi Yokoo
敦 横尾
Takeshi Kawahara
武 川原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATRIX KK
Matrix Inc
Kajima Corp
Original Assignee
MATRIX KK
Matrix Inc
Kajima Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MATRIX KK, Matrix Inc, Kajima Corp filed Critical MATRIX KK
Priority to JP2010249898A priority Critical patent/JP5520780B2/ja
Publication of JP2012103793A publication Critical patent/JP2012103793A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5520780B2 publication Critical patent/JP5520780B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)

Abstract

【課題】車両の運転室内におけるICタグを確実に起動させることができる車両用通信装置を提供する。
【解決手段】車両用通信装置1は、車両10の運転室11内におけるICタグ12と通信するためのであって、車体19の前側底部に設けられたピックアップコイル2と、当該ピックアップコイル2に電気的に接続され運転室11内の座席20に設けられたアウトプットコイル3と、を有する中継回路5を備えている。この車両用通信装置1においては、路側14のトリガー磁界B1に車両10が進入すると、トリガー磁界B1によりピックアップコイル2にて誘導電流が励起される。そして、この誘導電流がアウトプットコイル3を流れ、当該アウトプットコイル3によりICタグ12を起動させる起動磁界が運転室11内で発生し、起動磁界によって運転室11内のICタグ12が起動される。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用通信装置に関し、特に、車両の運転室内におけるICタグと通信するための車両用通信装置に関する。
従来、通信装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このような通信装置では、ICタグを有する人が通路上のトリガー領域で発生する磁界(路側の磁界)を通過したとき、当該磁界によりICタグが起動され、ICタグから固有のID番号を含む電波が発信される。そして、かかる電波を受信することにより、人の動態管理が行われる。
特開2008−152373号公報
一般的に、重機及びトラック等の大型車両では、免許保有指定者が運転することが管理対象となることから、車両本体を識別するのではなく、運転者が指定者であることを識別するのが重要である。そのため、ヘルメット内部ないし運転者に装着可能な物体にICタグを付することが合理的であり、運転室内のICタグを起動させることが必要となる。
ここで、上述の従来技術では、例えば建設工事等での作業員の動態管理において、歩行により作業員が移動する場合、作業員がICタグを所持することで動態管理が可能である。一方、大型車両の運転室に作業員が搭乗して移動する場合、この作業員に付されたICタグは路盤から離れた位置を通過することになるため、路側の磁界エネルギーが路盤から離れるにつれ拡散することに起因し、ICタグを起動するための十分な磁界強度が得られないことがある。その上、この場合、運転室内では、車体形状や材質の如何によって路側の磁界が打ち消されたり曲げられたりするおそれがあることからも、ICタグを起動するための十分な磁界強度を得られないことがある。従って、車両の運転室内のICタグを起動対象とすると、当該ICタグを起動することが困難になるおそれがある。
そこで、本発明は、車両の運転室内におけるICタグを確実に起動させることができる車両用通信装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る車両用通信装置は、車両の運転室内におけるICタグと通信するための車両用通信装置であって、車両の車体の外面側に設けられた少なくとも一つの第1コイル部と、第1コイル部に電気的に接続され、車体の運転室内又は該運転室近傍に設けられた少なくとも一つの第2コイル部と、を有する中継回路を備え、第1コイル部は、路側の磁界による電磁誘導により誘導電流を励起し、第2コイル部は、誘導電流が流れることにより、ICタグを起動させる磁界を発生させることを特徴とする。
この車両用通信装置では、路側で発生する磁界に車両が進入すると、この路側の磁界(以下、単に「路側磁界」という)により車体の外面側の第1コイル部にて誘導電流が励起される。そして、この誘導電流が第2コイル部を流れることで、当該第2コイル部にてICタグを起動させる磁界(以下、単に「起動磁界」という)が発生し、起動磁界により運転室内のICタグが起動される。従って、運転室内において路側磁界の強さが不十分な場合でも、運転室内のICタグを確実に起動させることが可能となる。
また、第1コイル部は、車体の底部に設けられていることが好ましい。この場合、第1コイル部が路側に対し近接配置されることとなり、路側磁界による電磁誘導を好適に生じさせることが可能となる。
また、第1コイル部は、車体の前方側における側面に設けられていることが好ましい。この場合、車体に第1コイル部を容易に設けることが可能となる。
また、第2コイル部は、運転室の天井部及び後壁部の少なくとも一方に設けられていることが好ましい。これにより、第2コイル部が乗員の邪魔になるのを抑制することができると共に、運転室内全体に起動磁界を容易に発生させることが可能となる。
また、第2コイル部は、座席に設けられていることが好ましい。これにより、第2コイル部が乗員の邪魔になるのを抑制することができる。これと共に、車両の乗員にICタグが付けられている場合、当該ICタグに対し第2コイル部が近接配置されることになるため、第2コイル部で生成される起動磁界をICタグに好適に及ぼすことができる。
また、中継回路は、路側の磁界における周波数と共振するように構成されていることが好ましい。この場合、路側磁界による電磁誘導を一層好適に生じさせることが可能となる。
ここで、路側の磁界は、路盤内又は路盤の側方に設けられた路側コイル部により発生される場合がある。
このとき、第1コイル部の巻回軸方向は、路側コイル部の巻回軸方向に対し平行とされていることが好ましい。この場合、路側で発生する磁界を車両が通過する際、当該通過の間において略一定の誘導電流を励起させることが可能となる。
また、第1コイル部の巻回軸方向は、路側コイル部の巻回軸方向に対し交差することが好ましい。この場合、路側で発生する磁界を車両が通過する際、急峻に立ち上がり立ち下がるピークを複数有する誘導電流を励起させることが可能となる。
また、第1コイル部は、車体の運転室内又は該運転室近傍に設けられ、ICタグから発信された電波を受信するための受信アンテナ部を構成し、第2コイル部は、車両の車体の外面側に設けられ、受信アンテナ部で受信した電波を発信するための発信アンテナ部を構成することが好ましい。この場合、運転室内においてICタグから発信された電波は、受信アンテナ部としての第1コイル部で受信され、発信アンテナ部としての第2コイル部から車外へと発信される。よって、第1コイル部を受信アンテナ部として兼用すると共に第2コイル部を発信アンテナ部として兼用し、車体の影響で運転室内の電波が車外へ飛び出すことなく消失してしまい易い場合でも、当該電波を確実に車外へと伝搬させることができる。
本発明によれば、車両の運転室内におけるICタグを確実に起動させることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る車両用通信装置を示す概略構成図である。 図1の車両用通信装置が搭載された車両の運転室内を示す概略拡大図である。 図1の車両用通信装置における中継回路を示す回路図である。 図1の車両用通信装置における中継回路のピックアップコイルを示す図である。 図1の車両用通信装置における中継回路の作用を説明するための図である。 図1の車両用通信装置における中継回路で発生する誘導電流の強さを示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る車両用通信装置における中継回路のピックアップコイルを示す図である。 図7の車両用通信装置における中継回路で発生する誘導電流の強さを示すグラフである。 本発明の第3実施形態に係る車両用通信装置を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る車両用通信装置における中継回路を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る車両用通信装置が搭載された車両を示す概略斜視図である。 本発明の第6実施形態に係る車両用通信装置が搭載された車両を示す概略斜視図である。 図12の車両用通信装置の他の例が搭載された車両を示す概略斜視図である。 本発明の第7実施形態に係る車両用通信装置が搭載された車両を示す概略斜視図である。 本発明の第8実施形態に係る車両用通信装置が搭載された車両を示す概略斜視図である。 トリガーコイルの他の例を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用通信装置を示す概略構成図、図2は、図1の車両用通信装置が搭載された車両の運転室内を示す概略拡大図である。図1に示すように、車両用通信装置1は、車両10に搭載され、車両10の運転室11内におけるICタグ12と通信するためのものである。
ここでの車両用通信装置1は、車両10に搭乗する乗員13のゲート管理(ゾーン管理)に利用されている。具体的には、車両用通信装置1は、乗員13に付けられたICタグ12を路側14のトリガー磁界B1を利用して起動させ、ICタグ12から電波(電磁波)Pを発信させる。そして、当該電波Pを受信アンテナ15で受信することにより、乗員13の入退場や通過等の動態を把握し管理する。
車両10は、その運転室11内へ路側14のトリガー磁界B1が到達し難いような車両とされている。車両10としては、例えば、大型車両(マイクロバス等の大型バス、25tクラスのベッセルトラック等)、運転手席以外にガラス窓を有しないような現金輸送車及び特殊車両等が挙げられる。トリガー磁界B1は、路盤16に埋設されたトリガーコイル17に磁界発生装置18から電流が印加されて生成されたトリガー信号であり、例えば93kHz帯の周波数を有している。トリガーコイル17は、鉛直方向を巻回軸方向(巻線方向)として巻回されるように路盤16に沿って延設されている。
ICタグ12は、例えば乗員13に関連付けられた固有の識別IDを有している。このICタグ12は、通常時は休止状態である一方、磁界を検知することにより起動し、識別IDを含む無線信号としての電波Pを発信する。ここでのICタグ12としては、その性能が設置方向に依存しない無指向性のものが用いられている。受信アンテナ15は、路側14に設けられ、ICタグ12が発信した電波Pを受信してPC等の管理手段(不図示)へ伝送する。
この本実施形態の車両用通信装置1は、ピックアップコイル(第1コイル部)2と、当該ピックアップコイル2に対し引込み用のツイストケーブル9で電気的に接続されたアウトプットコイル(第2コイル部)3と、を備えた中継回路5を備えている。
ピックアップコイル2は、トリガー磁界B1による電磁誘導により誘導電流を励起するためのものである。このピックアップコイル2は、所定の大きさを有し、車両10の車体19の外面(外表面)側に露出するよう設けられ、ここでは、路盤16に近接するよう車体19の前側底部に取り付けられている。図2に示すように、アウトプットコイル3は、ICタグ12を起動させる起動磁界B2を発生させるためのものである。このアウトプットコイル3は、所定の大きさを有しており、運転室11内に設けられ、ここでは、座席20の背面に取り付けられている。
図3は、図1の車両用通信装置における中継回路を示す回路図である。図3に示すように、中継回路5では、ピックアップコイル2及びアウトプットコイル3が直列接続されている。また、中継回路5は、トリガー磁界B1の周波数に共振するようにコンデンサ4と接続され、閉回路が構成されている。例えば中継回路5は、その共振周波数fが、トリガー磁界における周波数(93kHz帯)と等しくなるよう構成されている。なお、ここでの共振周波数fは、以下の式(1)により算出することができる。
Figure 2012103793

但し、Lp:ピックアップコイルのインダクタンス
Lo:アウトプットコイルのインダクタンス
Cr:コンデンサのキャパシタンス
図4(a)はピックアップコイルを示す側断面図、図4(b)は、図4(a)のIV−IV線に沿っての断面図である。図4に示すように、ピックアップコイル2は、薄い板状の銅線で形成され、鉛直方向を巻回軸方向として渦巻き状に巻回されている。つまり、ピックアップコイル2の巻回軸方向は、トリガーコイル17の巻回軸方向に対し平行とされている。このピックアップコイル2は、車体19外側のエンジニアプラスチックで形成された板状のカバー2aと、車体19内側のステンレス鋼で形成された鉄板2bと、で挟まれて保持されている。
カバー2a及び鉄板2bには、車体19への取付け用ビス21が挿通される取付け孔2cが設けられている。ピックアップコイル2と鉄板2bとの間には、比透磁率の高いフェライト材2dが介在されており、これにより、鉄板2bによる渦電流の発生が軽減されている。また、ピックアップコイル2は、その交差する部分が絶縁材2eで被覆されており、これにより、短絡が防止されている。
以上のように構成された車両用通信装置1では、図1,5に示すように、路盤16においてトリガーコイル17が埋設されたトリガー領域R上を車両10が通過する際、トリガーコイル17で発生するトリガー磁界B1に車両10が進入すると、このトリガー磁界B1に誘導されて反発する誘導磁界B3がピックアップコイル2で生じ、誘導電流が励起され、中継回路5に誘導電流が流れる。そして、この誘導電流がアウトプットコイル3に流れることで、座席20(図2参照)周辺に起動磁界B2が生成される。
これにより、ICタグ12により磁界が検知されて起動され、当該ICタグ12から電波Pが発信される。その結果、発信された電波Pが受信アンテナ15で受信され、電波Pに含まれる識別IDが読み取られて処理され、乗員13の入退場管理が行われることとなる。
ところで、一般的に、車両10の運転室11は、金属で囲まれて完全/不完全に磁気的電波的にシールドされた電気磁気的密閉空間であることから、その内部ではトリガー磁界B1が弱くなり易い。特に、大型車両である車両10では、運転室11位置が高く路盤16から離れていることから、運転室11でのトリガー磁界B1が非常に弱くなる場合がある。また、運転室11では、車体19の材質及び形状に起因し、トリガー磁界B1が打ち消されたり曲げられたりしてトリガー磁界B1がさらに非常に弱くなる場合がある。
この点、本実施形態では、上述したように、路側14のトリガーコイル17に対応するようにピックアップコイル2が配置されていると共に、運転室11内においてICタグ12を起動したい近辺にアウトプットコイル3が配置されている。そして、トリガー磁界B1によりピックアップコイル2で誘導電流が励起され、誘導電流がアウトプットコイル3に流れて当該アウトプットコイル3で起動磁界B2が発生され、この起動磁界B2によって運転室11内のICタグ12が起動される。従って、本実施形態によれば、運転室11内で路側14のトリガー磁界B1の強さがICタグ12の起動に不十分な場合でも、運転室11内のICタグ12を確実に起動させることが可能となる。
また、特に本実施形態では、中継回路5を車両10に搭載するだけで足り、路側14の設備施工の費用がかからないため、上記作用効果を安価かつ簡易に実現できるといえる。
また、本実施形態では、上述したように、ピックアップコイル2が車体19の底部に設けられているため、トリガーコイル17が埋設された路盤16に対してピックアップコイル2が近接配置されることとなる。よって、トリガー磁界B1による電磁誘導をピックアップコイル2で好適に生じさせることが可能となる。
また、本実施形態では、上述したように、アウトプットコイル3が座席20に設けられていることから、アウトプットコイル3が乗員の邪魔になるのを抑制することができる。さらに、乗員13に付けられたICタグ12に対し、アウトプットコイル3を近接配置させることができ、アウトプットコイル3で生成される起動磁界B2がICタグ12に好適に及ぶこととなる。
また、本実施形態では、上述したように、中継回路5がトリガー磁界B1の周波数と共振するように構成されていることから、トリガー磁界B1による電磁誘導を一層好適に生じさせることが可能となる。
また、本実施形態のピックアップコイル2は、カバー2aと鉄板2bとで挟まれた成る板状の積層構造にして車体19の底部に設置されていることから、ピックアップコイル2を嵩張らず機械的に頑強な状態で車体19に取り付けることが可能となる。
図6は、図1の車両用通信装置における中継回路で発生する誘導電流の強さを示すグラフである。図中の縦軸は、誘導電流の強さを示し、横軸は路盤16上における車両10(ピックアップコイル2)の位置を示している。ここでのピックアップコイル2は、例えば路盤16から40cm上方に位置するように車体19の底部に設置され、トリガー領域Rの車両進行方向における幅は、1.7mとされている。なお、これらについては、図8においても同様である。
図6に示すように、本実施形態で発生する誘導電流にあっては、例えば車両10が図1中の路盤16上を左から右へと走行する場合、まず、トリガー領域Rに車両10が進入する際に一定値I1まで立ち上がる。そして、トリガー領域Rの通過の間そのまま維持され、トリガー領域Rから退出する際に立ち下がる。すなわち、本実施形態では、トリガー磁界B1の通過の間において略一定の強さの誘導電流を励起することができる。これは、ピックアップコイル2の巻回軸方向がトリガーコイル17の巻回軸方向に対し平行であることによるものである。その結果、アウトプットコイル3は、トリガー領域Rの通過の間の一定時間、略一定の強さの起動磁界B2を発生することができ、ICタグ12を確実且つ安定して起動することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においては、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図7は、本発明の第2実施形態に係る車両用通信装置における中継回路のピックアップコイルを示す図である。図7に示すように、本実施形態の車両用通信装置が上記車両用通信装置1と異なる点は、ピックアップコイル2(図4参照)に代えて、矩形断面の軸体31に巻き付けられたピックアップコイル32を有する中継回路30を備えた点である。
軸体31は、高比透磁率のフェライトで形成され、水平方向に延在されている。ピックアップコイル32は、水平方向を巻回軸方向として軸体31に巻回されている。つまり、ピックアップコイル32の巻回軸方向は、トリガーコイル17の巻回軸方向に対し直交(交差)している。このピックアップコイル32には、その外表面にプラスチックモールドが施されている。
このように構成された本実施形態においても、トリガー磁界B1に誘導されて反発する誘導磁界B3がピックアップコイル32で生じ、誘導電流が励起され、この誘導電流がアウトプットコイル3に流れて起動磁界B2が生成される。従って、本実施形態でも、運転室11内のICタグ12を確実に起動させるという上記作用効果が奏される。
図8は、図7の車両用通信装置における中継回路で発生する誘導電流の強さを示すグラフである。図中の縦軸は、誘導電流の強さを示し、横軸は路盤16上における車両10(ピックアップコイル32)の位置を示している。
図8に示すように、本実施形態で発生する誘導電流は、トリガー領域Rに車両10が進入する際、ピーク値I2まで急峻に立ち上がり、そして、急峻に立ち下がる。また、トリガー領域Rから退出する際、ピーク値I2まで急峻に立ち上がり、そして、急峻に立ち下がる。すなわち、本実施形態では、トリガー領域Rの中心から外れる急峻なピークが複数(2つ)存在するよう誘導電流を励起することができる。これは、ピックアップコイル32の巻回軸方向がトリガーコイル17の巻回軸方向に対し交差(直交)していることによるものである。その結果、これらの巻回軸方向を互いに平行に配置した場合と比べ、アウトプットコイル3は、トリガー領域Rの進入時及び退出時に急峻に立ち上がる起動磁界B2を発生することができ、例えばICタグ12の起動特性を調整することによりICタグ12を確実に起動させることが可能となる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においては、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図9は、本発明の第3実施形態に係る車両用通信装置を示す図である。図9に示すように、本実施形態の車両用通信装置が上記車両用通信装置1と異なる点は、同軸ケーブル41で接続されたタグ受信アンテナ(受信アンテナ部)42及びタグ発信アンテナ(発信アンテナ部)43をさらに備えた点である。
タグ受信アンテナ42は、ICタグ12から発信された電波Pを受信するためのものである。このタグ受信アンテナ42は、運転室11内に設けられ、ここでは、アウトプットコイル3近傍に取り付けられている。タグ発信アンテナ43は、タグ受信アンテナ42で受信した電波Pを車外へと発信するためのものである。このタグ発信アンテナ43は、車体19の外部に設けられ、ここでは、ピックアップコイル2近傍に取り付けられている。同軸ケーブル41は、ツイストケーブル9に沿って設けられている。
以上、本実施形態においても、運転室11内のICタグ12を確実に起動させるという上記作用効果が奏される。さらに、本実施形態では、ICタグ12から発信された電波Pは、運転室11内においてタグ受信アンテナ42により受信され、同軸ケーブル41により伝送され、タグ発信アンテナ43により車外へと発信される。そして、この電波Pは、路盤16のトリガーコイル17近傍に設けられた路側受信アンテナ44で受信される。このように本実施形態によれば、運転室11内で発信された電波Pが車外へ飛び出すことなく消失してしまい易い場合でも、当該電波Pを確実に車外へと伝搬させることができる。
なお、例えば路側受信アンテナ44が設けられていない場合、タグ発信アンテナ43を車体19に設置したホイップアンテナ等で構成してもよい。同様に、タグ受信アンテナ42についてもホイップアンテナ等で構成してもよい。
[第4実施形態]
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においては、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図10は、本発明の第4実施形態に係る車両用通信装置における中継回路を示す図である。図10に示すように、本実施形態の車両用通信装置が上記車両用通信装置1と異なる点は、ピックアップコイル2及びアウトプットコイル3に代えて(図5参照)、ループアンテナとして兼用可能なピックアップコイル51及びアウトプットコイル52を有する中継回路50を備えた点である。
アウトプットコイル52は、ICタグ12から発信された電波Pを受信するタグ受信アンテナ(受信アンテナ部)としての機能を有している。ピックアップコイル51は、アウトプットコイル52で受信した電波Pを発信するタグ発信アンテナ(発信アンテナ部)としての機能を有している。ここでのピックアップコイル51及びアウトプットコイル52としては、例えば310MHzに適した直径のループコイルが用いられている。また、中継回路50は、並列接続されたコンデンサ53,53を有しており、トリガー磁界B1の周波数(93kHz帯)に共振するよう構成されている。
以上、本実施形態においても、運転室11内のICタグ12を確実に起動させるという上記作用効果が奏される。さらに、本実施形態では、ICタグ12から発信された電波Pは、運転室11内においアウトプットコイル52により受信され、ピックアップコイル51により車外へと発信される。よって、本実施形態によれば、運転室11内で発信された電波Pが車外へ飛び出すことなく消失してしまい易い場合でも、当該電波Pを確実に車外へと伝搬させることができる。
[第5実施形態]
次に、本発明の第5実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においては、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図11は、本発明の第5実施形態に係る車両用通信装置が搭載された車両を示す概略斜視図である。図11に示すように、本実施形態の車両用通信装置が上記車両用通信装置1と異なる点は、車体19の前側の底部に取り付けられたピックアップコイル2(図1参照)に代えて、車体19の前面(前部)に取り付けられたピックアップコイル61を備えた点である。ここでのピックアップコイル61は、車体19のフロントパンパ62に設けられている。
このような本実施形態においても、運転室11内のICタグ12を確実に起動させるという上記作用効果が奏される。また、本実施形態では、車体19にピックアップコイル61を容易に設けることが可能となる。
[第6実施形態]
次に、本発明の第6実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においては、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図12は、本発明の第6実施形態に係る車両用通信装置が搭載された車両を示す概略斜視図である。図12に示すように、本実施形態の車両用通信装置が上記車両用通信装置1と異なる点は、車体19の前側底部に取り付けられたピックアップコイル2(図1参照)に代えて、車体19の前方側の側面に取り付けられたピックアップコイル71を備えた点である。ここでのピックアップコイル71は、車体19のサイドパンパ72に設けられている。
このような本実施形態においても、運転室11内のICタグ12を確実に起動させるという上記作用効果が奏される。また、本実施形態では、車体19にピックアップコイル61を容易に設けることが可能となる。
なお、本実施形態では、サイドドア73にピックアップコイル71が設けられていてもよい。また、図13に示すように、サイドボディ(サイドスカート)74にピックアップコイル71が設けられていてもよい。つまり、ピックアップコイル71は、車体19のサ側面(サイド)に設けられる場合もある。
[第7実施形態]
次に、本発明の第7実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においては、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図14は、本発明の第7実施形態に係る車両用通信装置が搭載された車両を示す概略斜視図である。図14に示すように、本実施形態の車両用通信装置が上記車両用通信装置1と異なる点は、運転室11内の座席20に取り付けられアウトプットコイル3(図1参照)に代えて、運転室11の天井部81に設けられたアウトプットコイル82を備えた点である。
このような本実施形態においても、運転室11内のICタグ12を確実に起動させるという上記作用効果が奏される。また、本実施形態では、アウトプットコイル82が運転室11内で乗員13の邪魔になるのを抑制することが可能となると共に、運転室11内全体に起動磁界B2を容易に発生させることが可能となり、運転室11内の乗員13の姿勢や位置によらずにICタグ12を確実に起動することができる。
[第8実施形態]
次に、本発明の第8実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明においては、上記第1実施形態と異なる点について主に説明する。
図15は、本発明の第8実施形態に係る車両用通信装置が搭載された車両を示す概略斜視図である。図15に示すように、本実施形態の車両用通信装置が上記車両用通信装置1と異なる点は、運転室11内の座席20に取り付けられアウトプットコイル3(図1参照)に代えて、運転室11の後壁部91に設けられたアウトプットコイル92を備えた点である。
このような本実施形態においても、運転室11内のICタグ12を確実に起動させるという上記作用効果が奏される。また、本実施形態では、アウトプットコイル92が運転室11内で乗員13の邪魔になるのを抑制することが可能となると共に、運転室11内全体に起動磁界B2を容易に発生させることが可能となり、運転室11内の乗員13の姿勢や位置によらずにICタグ12を確実に起動することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、ピックアップコイル2及びアウトプットコイル3の巻き数及び寸法(大きさ)は、上記実施形態に限定されず、車両10の種類や車両用通信装置の用途・目的等によって適宜設定することができる。また、上記実施形態の中継回路は、ピックアップコイル2及びアウトプットコイル3を1つずつ有しているが、中継回路は、複数のピックアップコイル2及び複数のアウトプットコイル3を有していてもよい。
また、ピックアップコイル及びアウトプットコイルの配置位置は、限定されるものではなく、例えば、上記各実施形態のピックアップコイル及びアウトプットコイルの何れかを組み合わせて中継回路を構成してもよい。要は、ピックアップコイル2は、例えばトリガーコイル17が作るトリガー磁界B1の磁界強度、ICタグ12の起動特性、車両10の走行位置等に基づき適宜設けられていればよく、アウトプットコイル3は、その起動磁界B2で運転室11内のICタグ12が起動可能な運転室11内又は該運転室11近傍に設けられていればよい。
また、路側14に設けられたトリガーコイル17は、図16に示すように、トリガーコイル17は、路盤16内において車線毎に埋設されていてもよく、車両進行方向に沿って複数埋設されていてもよい。さらに、図中に示すようにトンネル70内においては、路盤16の側方の壁部に複数のトリガーコイル(路側コイル部)17xを設けてもよいし、その天端部に複数のトリガーコイル17yを設けてもよい。路盤16にトリガーコイル17を設置すると、場合によっては、車両10の走行でトリガーコイル17が破損するおそれがあるが、路盤16の側方にトリガーコイル17を設置すると、トリガーコイル17が破損する可能性が少なくなる。
1…車両用通信装置、2,32,51,61,71…ピックアップコイル(第1コイル部)、3,82,92…アウトプットコイル(第2コイル部)5,30,50…中継回路、10…車両、11…運転室内、12…ICタグ、14…路側、16…路盤、17…トリガーコイル(路側コイル部)、17x…トリガーコイル(路側コイル部)、19…車体、20…座席、42…タグ受信アンテナ(受信アンテナ部)、43…タグ発信アンテナ(発信アンテナ部)、51…ピックアップコイル(第1コイル部,発信アンテナ部)、52…アウトプットコイル(第2コイル部,受信アンテナ部)、81…天井部、91…後壁部、B1…トリガー磁界(路側の磁界)。

Claims (10)

  1. 車両の運転室内におけるICタグと通信するための車両用通信装置であって、
    前記車両の車体の外面側に設けられた少なくとも一つの第1コイル部と、
    前記第1コイル部に電気的に接続され、前記車体の前記運転室内又は該運転室近傍に設けられた少なくとも一つの第2コイル部と、を有する中継回路を備え、
    前記第1コイル部は、路側の磁界による電磁誘導により誘導電流を励起し、
    前記第2コイル部は、前記誘導電流が流れることにより、前記ICタグを起動させる磁界を発生させることを特徴とする車両用通信装置。
  2. 前記第1コイル部は、前記車体の底部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用通信装置。
  3. 前記第1コイル部は、前記車体の前方側における側面に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用通信装置。
  4. 前記第2コイル部は、前記運転室の天井部及び後壁部の少なくとも一方に設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項記載の車両用通信装置。
  5. 前記第2コイル部は、座席に設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項記載の車両用通信装置。
  6. 前記中継回路は、前記路側の磁界における周波数と共振するように構成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項記載の車両用通信装置。
  7. 前記路側の磁界は、路盤内又は路盤の側方に設けられた路側コイル部により発生されることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項記載の車両用通信装置。
  8. 前記第1コイル部の巻回軸方向は、前記路側コイル部の巻回軸方向に対し平行とされていることを特徴とする請求項7記載の車両用通信装置。
  9. 前記第1コイル部の巻回軸方向は、前記路側コイル部の巻回軸方向に対し交差することを特徴とする請求項7又は8記載の車両用通信装置。
  10. 前記第1コイル部は、前記車体の前記運転室内又は該運転室近傍に設けられ、前記ICタグから発信された電波を受信するための受信アンテナ部を構成し、
    前記第2コイル部は、前記車両の車体の外面側に設けられ、前記受信アンテナ部で受信した電波を発信するための発信アンテナ部を構成することを特徴とする請求項1〜9の何れか一項記載の車両用通信装置。
JP2010249898A 2010-11-08 2010-11-08 車両用通信装置 Active JP5520780B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010249898A JP5520780B2 (ja) 2010-11-08 2010-11-08 車両用通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010249898A JP5520780B2 (ja) 2010-11-08 2010-11-08 車両用通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012103793A true JP2012103793A (ja) 2012-05-31
JP5520780B2 JP5520780B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=46394142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010249898A Active JP5520780B2 (ja) 2010-11-08 2010-11-08 車両用通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5520780B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014182699A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線タグシステムおよび無線通信方法
JP2019204881A (ja) * 2018-05-24 2019-11-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 エネルギー非接触伝送用部品、座席、車両用ルーフ及び車両用ドア

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0398432A (ja) * 1989-09-11 1991-04-24 Eito Denshi:Kk 電磁誘導による電力供給
JPH08287396A (ja) * 1995-04-12 1996-11-01 Oki Electric Ind Co Ltd 車両入出庫管理システム
JP2001297392A (ja) * 2000-04-13 2001-10-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd コンテナ運搬車輌の管理装置および管理方法
JP2003069489A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Sony Corp 近距離無線通信装置、通信装置並びに情報提供システム
JP2006321657A (ja) * 2006-05-19 2006-11-30 Sony Corp 車載機器、車両に置かれた物品の情報出力方法
JP2008152373A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Matrix:Kk 動態管理システム
JP2009258855A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Toyota Motor Corp 飲酒運転防止装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0398432A (ja) * 1989-09-11 1991-04-24 Eito Denshi:Kk 電磁誘導による電力供給
JPH08287396A (ja) * 1995-04-12 1996-11-01 Oki Electric Ind Co Ltd 車両入出庫管理システム
JP2001297392A (ja) * 2000-04-13 2001-10-26 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd コンテナ運搬車輌の管理装置および管理方法
JP2003069489A (ja) * 2001-08-29 2003-03-07 Sony Corp 近距離無線通信装置、通信装置並びに情報提供システム
JP2006321657A (ja) * 2006-05-19 2006-11-30 Sony Corp 車載機器、車両に置かれた物品の情報出力方法
JP2008152373A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Matrix:Kk 動態管理システム
JP2009258855A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Toyota Motor Corp 飲酒運転防止装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014182699A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線タグシステムおよび無線通信方法
JP2019204881A (ja) * 2018-05-24 2019-11-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 エネルギー非接触伝送用部品、座席、車両用ルーフ及び車両用ドア
US11923691B2 (en) 2018-05-24 2024-03-05 Autonetworks Technologies, Ltd. Vehicle roof

Also Published As

Publication number Publication date
JP5520780B2 (ja) 2014-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5647839B2 (ja) 無線キーシステム及びキー位置判定方法
US9378603B2 (en) Keyless entry system
JP5042475B2 (ja) 変位情報導出装置、乗員拘束システム、車両、変位情報導出方法
US10279692B2 (en) Electricity supply device and electricity reception device
KR101697418B1 (ko) 차량
JP4760448B2 (ja) タイヤ状態検出システムおよびその誘導給電方法
JP2014079161A (ja) 無線電力伝送システム、送電ユニットおよび受電ユニット
US20040056652A1 (en) Magnetic sensor
WO2013084488A1 (ja) 車載用充電器
WO2008112937A2 (en) Magnetic sensor
JP2003525796A (ja) 磁気センサ
WO2013065283A1 (ja) 非接触充電装置
CN104870267A (zh) 用于机动车的被动进入系统以及所属的方法
DE102013110280A1 (de) Positionsbestimmungssystem für Fahrzeuge
WO2013001812A1 (ja) 非接触電力伝送に用いられる給電装置及び受電装置
JP5520780B2 (ja) 車両用通信装置
JP5276421B2 (ja) 自動車
JP2020502959A (ja) 車両内通信装置及び方法
US9495816B2 (en) Mobile device
CN110871768A (zh) 用于检测安全带系统的锁定和/或功能状态的系统和方法
JP5088026B2 (ja) スマートキーレスエントリシステム
JP5531717B2 (ja) スマートエントリーシステム
JP2019062373A (ja) 複合アンテナ装置
RU2667412C2 (ru) Способ сигнализации об эвакуации транспортного средства и устройство для его осуществления
JP4516240B2 (ja) アンテナ内蔵車両用ドア

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140407

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5520780

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250