JP2014182699A - 無線タグシステムおよび無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リーダから無線タグへの要求信号を電磁誘導方式で伝送する無線タグシステムにおいて、リーダと無線タグとの間で確実に要求信号を伝送する。
【解決手段】道路の地下施設または路上施設に設置される無線タグと、地下施設または路上施設の近傍を通過する車両に搭載されるリーダとにより構成され、リーダから所定の周期で要求信号を送信し、当該要求信号を受信した無線タグから応答信号を送信し、当該応答信号をリーダが受信する無線タグシステムにおいて、要求信号は、リーダに接続される送電コイルと無線タグに接続される受電コイルとを介して、電磁誘導方式により伝送される構成であり、送電コイルは、車両の車内後部の窓ガラスの近傍に、開口面を車両後方向に対して左右上下の方向に傾斜させ、発生する磁力線の一部または全部が窓ガラスを通過して無線タグの受電コイルのある方向に向く位置に取り付けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、少なくとも一方が移動するリーダと無線タグとの間で情報交換を行う無線タグシステムおよび無線通信方法に関する。
例えば、道路の地下施設(例えばマンホール)または路上施設(例えばクロージャ)に設置して保守監視情報を収集蓄積する無線タグと、地下施設または路上施設の近傍を通過する車両に搭載したリーダとにより構成され、車両のリーダから無線タグに要求信号を伝送し、その要求信号を受信した無線タグが応答信号(保守監視情報)をリーダに送信する無線タグシステムおよび無線通信方法に関する。
図12は、従来の無線タグシステムの構成例を示す(非特許文献1)。図12(1) は全体的な構成例を示し、図12(2) はリーダおよび無線タグの構成例を示す。
図12(1) において、車両1に搭載されるリーダ10には、電磁誘導方式による要求信号(起動信号)の送信に用いる電磁誘導用アンテナ(以下、「送電コイル」という)11および電波方式による応答信号の受信に用いる受信アンテナ12が接続される。車両1が走行する道路の下(地中)にマンホール5があり、マンホール5内に設置される無線タグ20には、電磁誘導方式による要求信号の受信に用いる電磁誘導用アンテナ(以下、「受電コイル」という)21および電波方式による応答信号の送信に用いる送信アンテナ22が接続される。
リーダ10は、送電コイル11から所定の周期で要求信号を送信している。リーダ10に接続される送電コイル11と、無線タグ20に接続される受電コイル21がほぼ正対したときに、送電コイル11から下向きに出ている磁力線(図12(2) に破線で示す)が受電コイル21を通過することにより起電圧が発生し、リーダ10から無線タグ20に要求信号が伝送される。無線タグ20は要求信号の受信を契機として、無線タグ20の送信アンテナ22から応答信号を送信し、当該応答信号がリーダ10の受信アンテナ12に受信される。
図12(2) おいて、リーダ10は、要求信号を生成して送電コイル11から送信する送信部13と、受信アンテナ12に受信した応答信号の受信・復号処理を行い、受信データの表示、蓄積、読み出しを行う受信部14を備える。
無線タグ20は、受電コイル21を介して受信する信号の復号処理を行い、それがリーダ10から送信された要求信号であれば、無線タグ20を構成する他の部分の動作を開始させる受信部23、受信部23から入力する要求信号の情報に応じた応答信号を生成する制御部24、制御部24から応答信号を入力して送信アンテナ22から無線信号として送信する送信部25を備える。なお、無線タグ20が送信する応答信号には、無線タグ20に接続されたセンサ等の情報生成機器から取得した情報が含まれる。
ここで、マンホール5に設置される無線タグ20は、リーダ10が送信する特定の要求信号を受信した場合にのみ動作し、通常は無線タグ内部の構成の大部分は動作を停止しており、消費電力をほとんど必要としない。
無線タグ20は要求信号を受信するとリーダ10に応答信号を送信(返信)するが、無線タグ20が要求信号受信から応答信号送信までには多少の時間を要することから、その間に車両1は既にマンホール5を通過していることになる。したがって、リーダ10は無線タグ20からの応答信号を車両1の後方から受信することになるので、電波方式の応答信号を受信する受信アンテナ12を車両1の進行方向後方に設置することによって高速移動をしながらの通信を実現する。
坪井秀幸,吉岡弘貴,安藤篤也,中村宏之、"地下埋設設備の情報を走行車両にて取得する無線技術の一検討"、電子情報通信学会2012年総合大会講演論文集、B-5-39、2012年3月
ところで、一般的に電磁誘導方式は通信エリアが限られ、リーダの送電コイルと無線タグの受電コイルの双方がほぼ正対しているときに、リーダが送信する要求信号を無線タグが受信することができる。また、通信距離も数mと短いため、車両が無線タグに十分近づいた状態でなければ要求信号の伝送が困難である。よって、電磁誘導方式を用いて高速移動時に要求信号を伝送するためには、送電コイルおよび受電コイルの設置方法に工夫が必要であった。
図12に示す例は、車両1に搭載される送電コイル11と、マンホール5内に設置される受電コイル21として、それぞれループ状のコイルを開口部がほぼ正対するように配置し、一方の送電コイル11で発生させた磁力線が他方の受電コイル21を通過することを示している。このとき、送電コイル11を車両1の内部に取り付ける場合には、発生する磁力線が車両1(車体の鉄部)の影響を受けて弱まることを考慮する必要がある。また、送電コイル11を車両1の外部に取り付ける場合には、道路交通法の規制を考慮する必要がある。特に、車両1の床下に取り付ける場合には、送電コイル11と地面との間隔を既定値以上に確保する必要があることから、車高の高い車両が必要になって汎用性が狭まる。
一方、マンホール5内に設置される受電コイル21については、車両1に搭載される送電コイル11で発生する磁力線が効率よく通過するとともにマンホール5の蓋の影響を回避する設置位置や、設置スペースの関係からできるだけ小さい形状のものが要求される。
本発明は、リーダから無線タグへの要求信号を電磁誘導方式で伝送する無線タグシステムにおいて、リーダと無線タグとの間で確実に要求信号を伝送することができる無線タグシステムおよび無線通信方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、道路の地下施設または路上施設に設置される無線タグと、地下施設または路上施設の近傍を通過する車両に搭載されるリーダとにより構成され、リーダから所定の周期で要求信号を送信し、当該要求信号を受信した無線タグから応答信号を送信し、当該応答信号をリーダが受信する無線タグシステムにおいて、要求信号は、リーダに接続される送電コイルと無線タグに接続される受電コイルとを介して、電磁誘導方式により伝送される構成であり、送電コイルは、車両の車内後部の窓ガラスの近傍に、開口面を車両後方向に対して左右上下の方向に傾斜させ、発生する磁力線の一部または全部が窓ガラスを通過して無線タグの受電コイルのある方向に向く位置に取り付けられる。
第1の発明の無線タグシステムにおいて、送電コイルは、車両の車内後部のリアウインドウまたはバックドアの窓ガラスの近傍に取り付けられる。
第1の発明の無線タグシステムにおいて、送電コイルは、窓ガラスの縦方向および横方向の最大寸法以下で、窓ガラスの縦方向および横方向の最小寸法より大きい形状を有する。また、送電コイルは、磁力線の方向に対して窓ガラスの窓枠と重ならない位置に取り付けられる。
第2の発明は、道路の地下施設または路上施設に設置される無線タグと、地下施設または路上施設の近傍を通過する車両に搭載されるリーダとにより構成され、リーダから所定の周期で要求信号を送信し、当該要求信号を受信した無線タグから応答信号を送信し、当該応答信号をリーダが受信する無線通信方法において、要求信号は、リーダに接続される送電コイルと無線タグに接続される受電コイルとを介して、電磁誘導方式により伝送され、送電コイルは、車両の車内後部の窓ガラスの近傍に、開口面を車両後方向に対して左右上下の方向に傾斜させ、発生する磁力線の一部または全部が窓ガラスを通過して無線タグの受電コイルのある方向に向く位置に取り付けられる。
第2の発明の無線通信方法において、送電コイルは、車両の車内後部のリアウインドウまたはバックドアの窓ガラスの近傍に取り付けられる。
第2の発明の無線通信方法において、送電コイルは、窓ガラスの縦方向および横方向の最大寸法以下で、窓ガラスの縦方向および横方向の最小寸法より大きい形状を有する。また、送電コイルは、磁力線の方向に対して窓ガラスの窓枠と重ならない位置に取り付けられる。
本発明は、車両に搭載されるリーダに接続される送電コイルを、発生する磁力線の一部または全部が車両の車内後部の窓ガラスを通過して無線タグの設置方向に向くように取り付ることにより、地下施設(マンホール)や路上施設(クロージャ等)に設置される無線タグの受電コイルに対して、電磁誘導方式により確実に要求信号を伝送することができる。これにより、無線タグは、要求信号により受電コイルに生じる起電圧によって駆動し、当該要求信号に対する応答信号として無線タグが収集したセンサ情報等をリーダに送信することができる。
本発明の無線タグシステムの実施例1を示す図である。 実施例1における送電コイル11の構成例1を示す図である。 実施例1における送電コイル11の構成例2を示す図である。 実施例1における送電コイル11の構成例3を示す図である。 送電コイル11の設置形態1による実験結果を示す図である。 送電コイル11の設置形態2による実験結果を示す図である。 送電コイル11の設置形態3による実験結果を示す図である。 本発明の無線タグシステムの実施例2を示す図である。 実施例2における送電コイル11の構成例を示す図である。 本発明の無線タグシステムの実施例3を示す図である。 実施例3における送電コイル11の構成例を示す図である。 従来の無線タグシステムの構成例を示す図である。
図1は、本発明の無線タグシステムの実施例1を示す。
実施例1は、無線タグの受電コイル21が道路下のマンホール5内に設置される場合を示す。各部の符号は、図12に示す従来の無線タグシステムの構成例に対応するが、本発明は送電コイル11の車両1への搭載形態に特徴がある。なお、送電コイル11に接続されるリーダ10の各部および受電コイル21に接続される無線タグ20の各部は省略している。
図1において、車両1に搭載される送電コイル11は、車両1の車内後部の例えばリアウインドウまたはバックドアの窓ガラス3の近傍に、コイルの開口面をマンホール5内の無線タグ20の方向(水平方向に対して例えば45度下方向)に傾斜させて取り付けられる。破線は、図示しないリーダ(図12の10)から出力される要求信号によって送電コイル11に発生する磁力線を示す。この磁力線の多くが車両後部の窓ガラス3を透過するように、送電コイル11は窓ガラス3の近傍に取り付けられる。それは、磁力線が車体(鉄部)により遮蔽される(磁力線が車内から車外へ送出されにくい)ためであり、車両1の窓ガラス3が車体(鉄部)に比べて透磁率が低いことから、磁力線の多くが車両1の窓ガラス3を透過できるようにするためである。具体的には後述する各構成例において説明する。
一方、マンホール5内の受電コイル21は、開口面が送電コイル11の開口面とほぼ正対する方向であり、地面方向に傾斜して設置される。送電コイル11から送出された磁力線は、地上を走行する車両後部の窓ガラス3を透過して地中のマンホール5内へ到達し、その一部がマンホール5内の受電コイル21を通過し、要求信号を受信できるようになっている。
ここでは、車両1に搭載される送電コイル11は、電線を方形ループ状に4回巻いたコイルを例示しており、開口面と直交方向に磁力線が発生する。マンホール5内に設置される受電コイル21は、電線を数十〜百数十回巻いた円柱状の微小なコイルを例示しており、開口面を通過する磁力線によって起電力が生じる。
また、マンホール5内の受電コイル21の向きは、図1に示すように車両1の走行方向(磁力線の方向)に合わせて設置されるが、車両1が双方向または交差点のように直交方向に通過する道路に設置されるマンホール5の場合には、各方向に対応するように複数の受電コイルを配置し、各方向からの磁力線に対応して要求信号を受信できるようにしてもよい。
(実施例1における送電コイル11の構成例1)
図2は、実施例1における送電コイル11の構成例1を示す。
図2(a) は、車両1の後から車両後部を見た窓ガラス3および送電コイル11の正面図である。なお、送電コイル11は、窓ガラス3を通して目視できる部分と、窓ガラス3の下側の車体により見えない部分の両方を表示している。図2(b) は、車両を側面から見た窓ガラス3および送電コイル11の位置関係を示す側面図であり、紙面右方向が車両の進行方向である。
送電コイル11は、窓ガラス3が横方向に長い長方形の場合、窓ガラス3の横方向の寸法よりやや小さく、縦方向の寸法より大きいほぼ正方形の形状をしており、コイルの開口面を水平方向に対して例えば45度下方に傾斜させて取り付けられる。送電コイル11は、窓ガラス3の窓枠と重ならないように配置される。この場合、送電コイル11で発生する磁力線の一部は車体により遮閉されるが、残りの磁力線は窓ガラス3を通過してマンホール5内の無線タグ20の受電コイル21に到達する。
なお、送電コイル11は、発生する磁力線の全部が窓ガラス3を通過するように、窓ガラス3の短い方の寸法に合わせて小さくすると、発生する磁力線の到達距離が短くなり、マンホール内の無線タグに到達しなくなる。したがって、図2に示すように、窓ガラス3の長い方の寸法に合わせてある程度大きくすることにより、磁力線の一部が車体により遮閉されても、磁力線が到達する距離を確保する方が有利と言える。ただし、必ずしも正方形である必要はなく、所定の強度以上の磁力線を発生できる大きさおよび形状であればよい。
(実施例1における送電コイル11の構成例2)
図3は、実施例1における送電コイル11の構成例2を示す。
図3(a),(b) は、図2(a),(b) と同様に、車両後方からみた正面図および車両側面からみた側面図である。送電コイル11は、構成例1と同様に、窓ガラス3の横方向の寸法より小さく、縦方向の寸法より大きいほぼ正方形の形状をしており、コイルの開口面を水平方向に対して例えば45度下方に傾斜させて取り付けられる。ただし、送電コイル11の上辺を窓ガラス3より高い位置に設置しており、送電コイル11で発生して窓ガラス3を通過する磁力線は、図2の構成例1より多くなるようにしている。
(実施例1における送電コイル11の構成例3)
図4は、実施例1における送電コイル11の構成例3を示す。
図4(a),(b) は、図2(a),(b) と同様に、車両後方からみた正面図および車両側面からみた側面図である。送電コイル11は、窓ガラス3の横方向の寸法とほぼ等しく、縦方向の寸法より大きいほぼ正方形の形状をしており、窓ガラス3の窓枠に重ならないように横方向に少しずらしている。また、構成例1と同様に、送電コイル11は、コイルの開口面を水平方向に対して例えば45度下方に傾斜させて取り付けられる。また、構成例2と同様に、送電コイル11の上辺を窓ガラス3より高い位置に設置してもよい。
本構成例の送電コイル11は、実施例1,2より窓ガラス3に対して相対的に大きくなり、窓ガラス3の横方向および縦方向にはみ出した状態となる。ただし、送電コイル11で発生して窓ガラス3を通過する磁力線は、構成例1,2とほぼ等しい大きさを確保することができる。
(送電コイル11の設置形態1による実験結果)
図5は、送電コイル11の設置形態1による実験結果を示す。
図5において、車両1、車両後部の窓ガラス3、送電コイル11は、図1に示す実施例1の各部に対応する。本実験における送電コイル11は、窓ガラス3のほぼ中間の高さから、地面に対して垂直下方に設置した状態を示す。本実験に用いた送電コイル11は、1辺が80cmのほぼ正方形である。
グラフの横軸は、車両1の最後部から走行方向と逆方向の距離を示し、縦軸は地面に設置した受電コイル21で発生する起電圧を示す。なお、受電コイル21の開口面の向きは、図1に示すように車両1の送電コイル11の傾きに応じた向きではなく、以下に示す送電コイル11の設置形態2,3との比較のために一定方向としている。
図5に示す設置形態1では、車両1から0,50, 100cmの位置で起電圧として80mV以上を確保できることが確認できた。ただし、 150cmを超えると起電圧は60mV以下に低下した。
(送電コイル11の設置形態2による実験結果)
図6は、送電コイル11の設置形態2による実験結果を示す。
図6において、車両1、車両後部の窓ガラス3、送電コイル11は、図1に示す実施例1の各部に対応する。本実験における送電コイル11は、窓ガラス3のほぼ上辺の高さから、地面に対して垂直下方に設置した状態を示す。したがって、車両1の後端からやや離れることになる。
グラフの横軸および縦軸は、図5の設置形態1と同じであり、比較のために設置形態1における起電圧を点線で示している。
図6に示す設置形態2では、車両1から0,50, 100, 200cmの位置で、起電圧として80mV以上を確保できることが確認できた。また、 150cmを超えても設置形態1よりも高い起電圧が確認できた。
(送電コイル11の設置形態3による実験結果)
図7は、送電コイル11の設置形態3による実験結果を示す。
図7において、車両1、車両後部の窓ガラス3、送電コイル11は、図1に示す実施例1の各部に対応する。本実験における送電コイル11は、窓ガラス3のほぼ中間の高さから、地面に対して傾斜させて設置した状態を示す。
グラフの横軸および縦軸は、図5の設置形態1と同じであり、比較のために設置形態1における起電圧を点線で示している。
図7に示す設置形態3では、車両1から0,50, 100cmの位置で、起電圧として80mV以上を確保できることが確認できた。ただし、 150cmを超えると起電圧は60mV以下に急激に低下した。
なお、設置形態3では、車両1から50cmの位置における起電圧は、3つの設置形態の中で最大の 120mVを超えており、送電コイル1を地面方向に傾斜させた効果と言える。したがって、図1に示すように、窓ガラス3のほぼ上辺の高さから地面に対して傾斜させて設置すれば、設置形態2と設置形態3を合わせた特性、すなわち、車両1から0cm〜 250cmの位置で、起電圧として高いピーク電圧と60mV以上を確保できることが期待できる。
図8は、本発明の無線タグシステムの実施例2を示す。
本実施例は、無線タグの受電コイル21が電柱7または電柱7に架設される通信用ケーブル8に装着されるクロージャ6内に設置される場合を示す。各部の符号は、図12に示す従来の無線タグシステムの構成例に対応するが、本発明は送電コイル11の車両1への搭載形態に特徴がある。なお、送電コイル11に接続されるリーダ10の各部および受電コイル21に接続される無線タグ20の各部は省略している。
図8において、車両1に搭載される送電コイル11は、車両1の車内後部の例えばリアウインドウまたはバックドアの窓ガラス3の近傍に、コイルの開口面をクロージャ6の方向(水平方向に対して例えば45度上方向)に傾斜させて取り付けられる。なお、送電コイル11は、さらに車両後方向に対して例えば45度右方向に傾斜させてもよい。破線は、図示しないリーダ(図12の10)から出力される要求信号によって送電コイル11に発生する磁力線を示す。この磁力線の多くが車両後部の窓ガラス3を透過するように、送電コイル11は窓ガラス3の近傍に取り付けられる。
一方、クロージャ6内の受電コイル21は、開口面が送電コイル11の開口面とほぼ正対する方向であり、地面および車道方向に傾斜して設置される。送電コイル11から送出された磁力線は、車道を走行する車両後部の窓ガラス3を透過してクロージャ6内の受電コイル21を通過し、要求信号を受信できるようになっている。
また、クロージャ6内の受電コイル21は、実施例1と同様に車両1の各走行方向に対応するように複数の受電コイルを配置し、各方向からの磁力線に対応して要求信号を受信できるようにしてもよい。
また、実施例2の受電コイル21を含む無線タグ20はクロージャ6に限らず、例えば歩道橋、道路案内掲示板、トンネルの天井部に取り付けてもよい。ただし、車両1の送電コイル11の開口面の方向は、無線タグ20の受電コイル21のそれぞれの設置場所に合わせて決定する。
(実施例2における送電コイル11の構成例)
図9は、実施例2における送電コイル11の構成例を示す。
図9(a) は、車両1の後から車両後部を見た窓ガラス3および送電コイル11の正面図である。なお、送電コイル11は、窓ガラス3を通して目視できる部分と、窓ガラス3の下側の車体により見えない部分の両方を表示している。図9(b) は、車両を側面から見た窓ガラス3および送電コイル11の位置関係を示す側面図であり、紙面右方向が車両の進行方向である。
送電コイル11は、窓ガラス3が横方向に長い長方形の場合、窓ガラス3の横方向の寸法よりやや小さく、縦方向の寸法より大きいほぼ正方形の形状をしており、コイルの開口面を水平方向に対して例えば45度上方かつ車両後方向に対して例えば45度右方向に傾斜させて取り付けられる。送電コイル11は、窓ガラス3の窓枠と重ならないように配置される。この場合、送電コイル11で発生する磁力線の一部は車体により遮閉されるが、残りの磁力線は窓ガラス3を通過してクロージャ6内の無線タグの受電コイル21に到達する。
図10は、本発明の無線タグシステムの実施例3を示す。
本実施例は、無線タグの受電コイル21が道路脇のガードレール9に設置される場合を示す。各部の符号は、図12に示す従来の無線タグシステムの構成例に対応するが、本発明は送電コイル11の車両1への搭載形態に特徴がある。なお、送電コイル11に接続されるリーダ10の各部および受電コイル21に接続される無線タグ20の各部は省略している。
図10において、車両1に搭載される送電コイル11は、車両1の車内後部の例えばリアウインドウまたはバックドアの窓ガラス3の近傍に、コイルの開口面をガードレール9の方向(車両後方向に対して例えば45度右方向)に傾斜させて取り付けられる。破線は、図示しないリーダ(図12の10)から出力される要求信号によって送電コイル11に発生する磁力線を示す。この磁力線の多くが車両後部の窓ガラス3を透過するように、送電コイル11は窓ガラス3の近傍に取り付けられる。
一方、ガードレール9に取り付けられた無線タグの受電コイル21は、開口面が送電コイル11の開口面とほぼ正対する方向であり、車道方向に傾斜して設置される。送電コイル11から送出された磁力線は、車道を走行する車両後部の窓ガラス3を透過してガードレール9の受電コイル21を通過し、要求信号を受信できるようになっている。
また、ガードレール9の受電コイル21は、実施例1と同様に車両1の各走行方向に対応するように複数の受電コイルを配置し、各方向からの磁力線に対応して要求信号を受信できるようにしてもよい。
また、実施例3の受電コイル21を含む無線タグ20はガードレール9に限らず、道路脇にある各種設置物や例えばトンネルの側壁部に取り付けてもよい。ただし、車両1の送電コイル11の開口面の方向は、無線タグ20の受電コイル21のそれぞれの設置場所に合わせて決定する。
(実施例3における送電コイル11の構成例)
図11は、実施例3における送電コイル11の構成例を示す。
図11(a) は、車両1の後から車両後部を見た窓ガラス3および送電コイル11の正面図である。なお、送電コイル11は、窓ガラス3を通して目視できる部分と、窓ガラス3の下側の車体により見えない部分の両方を表示している。図11(b) は、車両を側面から見た窓ガラス3および送電コイル11の位置関係を示す側面図であり、紙面右方向が車両の進行方向である。図11(c) は、車両を上空からみた窓ガラス3および送電コイル11の位置関係を示す上面部であり、紙面右方向が車両の進行方向である。
送電コイル11は、窓ガラス3が横方向に長い長方形の場合、窓ガラス3の横方向の寸法よりやや小さく、縦方向の寸法より大きいほぼ正方形の形状をしており、コイルの開口面を車両後方向に対して例えば45度右方向に傾斜させて取り付けられる。送電コイル11は、窓ガラス3の窓枠と重ならないように配置される。この場合、送電コイル11で発生する磁力線の一部は車体により遮閉されるが、残りの磁力線は窓ガラス3を通過してガードレール9に取り付けた無線タグの受電コイル21に到達する。
以上説明した各実施例において、車両1に搭載される送電コイル11は、車両1の車内後部の例えばリアウインドウまたはバックドアの窓ガラス3の近傍に、コイルの開口面を無線タグの受電コイル21がある方向に向けて設置した。これは、送電コイル11にはある程度の大きさが必要なこと、窓ガラス3の大きさや角度の関係で送電コイル11を窓ガラス3に貼り付けることが困難なこと等により、送電コイル11を窓ガラス3から離して独立に設置したものである。しかし、必要な大きさの送電コイル11を貼り付けることが可能な大きさのガラス窓があり、しかもガラス窓の法線方向に無線タグがあるような場合には、当該ガラス窓に送電コイル11を貼り付けるような設置方法をとることができる。例えば、トンネルの天井部に無線タグを設置するように場合に、車両のフロントガラスの大きさおよび傾斜角が適度であれば、当該フロントガラスに送電コイル11を貼り付けることも可能である。
1 車両
3 窓ガラス
5 マンホール
6 クロージャ
7 電柱
8 通信用ケーブル
9 ガードレール
10 リーダ
11 電磁誘導用アンテナ(送電コイル)
12 受信アンテナ
13 送信部
14 受信部
20 無線タグ
21 電磁誘導用アンテナ(受電コイル)
22 送信アンテナ
23 受信部
24 制御部
25 送信部

Claims (8)

  1. 道路の地下施設または路上施設に設置される無線タグと、前記地下施設または前記路上施設の近傍を通過する車両に搭載されるリーダとにより構成され、前記リーダから所定の周期で要求信号を送信し、当該要求信号を受信した前記無線タグから応答信号を送信し、当該応答信号を前記リーダが受信する無線タグシステムにおいて、
    前記要求信号は、前記リーダに接続される送電コイルと前記無線タグに接続される受電コイルとを介して、電磁誘導方式により伝送される構成であり、
    前記送電コイルは、前記車両の車内後部の窓ガラスの近傍に、開口面を車両後方向に対して左右上下の方向に傾斜させ、発生する磁力線の一部または全部が窓ガラスを通過して前記無線タグの受電コイルのある方向に向く位置に取り付けられる
    ことを特徴とする無線タグシステム。
  2. 請求項1に記載の無線タグシステムにおいて、
    前記送電コイルは、前記車両の車内後部のリアウインドウまたはバックドアの窓ガラスの近傍に取り付けられる
    ことを特徴とする無線タグシステム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無線タグシステムにおいて、
    前記送電コイルは、前記窓ガラスの縦方向および横方向の最大寸法以下で、前記窓ガラスの縦方向および横方向の最小寸法より大きい形状を有する
    ことを特徴とする無線タグシステム。
  4. 請求項3に記載の無線タグシステムにおいて、
    前記送電コイルは、前記磁力線の方向に対して前記窓ガラスの窓枠と重ならない位置に取り付けられる
    ことを特徴とする無線タグシステム。
  5. 道路の地下施設または路上施設に設置される無線タグと、前記地下施設または前記路上施設の近傍を通過する車両に搭載されるリーダとにより構成され、前記リーダから所定の周期で要求信号を送信し、当該要求信号を受信した前記無線タグから応答信号を送信し、当該応答信号を前記リーダが受信する無線通信方法において、
    前記要求信号は、前記リーダに接続される送電コイルと前記無線タグに接続される受電コイルとを介して、電磁誘導方式により伝送され、
    前記送電コイルは、前記車両の車内後部の窓ガラスの近傍に、開口面を車両後方向に対して左右上下の方向に傾斜させ、発生する磁力線の一部または全部が窓ガラスを通過して前記無線タグの受電コイルのある方向に向く位置に取り付けられる
    ことを特徴とする無線通信方法。
  6. 請求項5に記載の無線通信方法において、
    前記送電コイルは、前記車両の車内後部のリアウインドウまたはバックドアの窓ガラスの近傍に取り付けられる
    ことを特徴とする無線通信方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載の無線通信方法において、
    前記送電コイルは、前記窓ガラスの縦方向および横方向の最大寸法以下で、前記窓ガラスの縦方向および横方向の最小寸法より大きい形状を有する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  8. 請求項7に記載の無線通信方法において、
    前記送電コイルは、前記磁力線の方向に対して前記窓ガラスの窓枠と重ならない位置に取り付けられる
    ことを特徴とする無線通信方法。
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