JP4216232B2 - 列車無線通信システム、地上局 - Google Patents

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Description

本発明は、列車無線通信システム、およびそれを構成する地上局に関し、特に、駅における列車の運行管理等に適用して有効な技術に関するものである
近年では、駅における利用者の安全性の向上の目的で、複雑な運行管理が必要となってきており、たとえば、列車の到着、発車、通過等に連動したホームの安全柵の開閉制御なども行われるようになってきている。
図11の(a)および(b)は本発明の参考技術である駅ホームドア柵開閉システムを示す略側面図および略平面図である。
地上システムには地上子301と地上子302と情報伝送装置303と可動式駅ホーム柵制御装置304が備えられており、移動する列車305には車上子306と情報伝送装置307と運転台装置308が備えられている。
列車305が通過または停止する事により、地上子301および地上子302の上を車上子306が通過または停止する状態となり、その状態の時に情報の伝送が行われている。
地上子301は主に車上子306に絶対位置を通知するのに用いられており、列車軌道(レール309)上の必要箇所に設置されている。
地上子302は車上システムとデータの送受信を行い、列車305が定位置に停車した事を地上子302で確認し、運転台装置308からデータ通信により駅ホームドア柵の開閉をコントロールする。
なお、地上子302と車上子306は駅ホームドア柵開閉システムだけでは無く、ATS(Automatic Train Stop:自動列車停止装置)として用いられており、列車運行の安全を確保している。
一方、最近、地上システムと車上システムで行うデータ通信の内容に列車番号情報や運転者ID等の各種データの送受信や通過列車に対する各種データの送受信等、データ通信を使用したより高度な各種制御を行うニーズが高まっている。
通過列車や停止した電車に対する各種データの送受信を安価に行う方法として、地上システムと車上システムに無線送受信装置を用いる事が考えられるが、マイクロ波帯やミリ波帯の無線送受信機を用いる場合、マルチパス・フェージングの発生が予想される。
マルチパス・フェージングに対処する方法としては、従来、空間ダイバーシチ,偏波ダイバーシチ,角度ダイバーシチ,周波数ダイバーシチ等が有り、基本的な合成受信方式としては、各ブランチの受信入力レベルを比較する比較回路を備えた選択合成方式や位相検出回路と位相回路を用いてフェージング波の位相を合わせて合成する等利得合成方式や比較回路と位相検出回路と位相回路を備えて雑音に近いフェージング波の寄与を小さくして受信合成する最大比合成方式が知られている。
その他、車両の位置検出装置として近年、一般の乗用車にミリ波帯を用いた安価で高性能なFM−CW方式を用いた車載レーダが搭載されおり前方車両との相対距離と相対速度を計測し、前方車両と衝突した場合の被害を軽減する安全技術として用いられている。
その他、特許文献1のようにアンテナ制御装置のメモリに列車の現在位置情報に対する各アンテナの空間ダイバーシチ制御に関する相関係数アンテナ切替え情報を記憶しておき、回線モニタ(回線品質計測機)からアンテナ切替要求が上がった時、列車の現在位置情報に従ってそのメモリからアンテナ切替情報を読出しアンテナ切替スイッチの切替えを行う制御システムが知られている。
駅ホームドア柵開閉システムは列車への位置通知とデータ通信を行う事により、列車を駅ホームの定位置に停車させ列車への乗客の乗り降りを安全に行うシステムであるが、既設の線路に新たに本システムを導入する場合、図11(b)に示すように地上子301〜302の設置において信号線や電源線などのケーブル301aやケーブル302aをレール309の下を潜らせる敷設工事が必要になり莫大な工事費用が掛かる等の課題が有る。
このコスト的な課題を解決する手段として、地上システムおよび車上システムに無線送受信装置を設けて制御情報の授受を行うことで、駅ホームドア柵開閉システムを構築する方法が考えられるが、マイクロ波帯やミリ波帯の無線送受信装置を用いる場合、駅構造物等によるマルチパス・フェージングの発生が予想される。
マルチパス・フェージングに対処する方法として無線装置に選択合成方式や等利得合成方式や最大比合成方式を用いる事が考えられるが、各方式を行うために比較回路や位相検出回路や位相回路の実装が必要となり、回路規模の増大,装置の大型化,高価格化等の課題が有る。
上述の特許文献1では、システムを構成するために位置検出装置,タイマ,距離計算器,相関係数計算器,回線モニタ等、回路を実装する必要が有り、移動局の回路規模の増大,大型化,高価格化等の課題が有る。
また、距離計算器で距離基準点を列車が通過する事で得るパルスと、その時の速度とタイマでの経過時間から列車位置を抽出する方式では、上り勾配や降雨等でレールが濡れた場合に起こる動輪の空転により距離計算に誤差が生じてアンテナ切替が誤作動する場合が考えられ、その誤動作を防ぐ為には空転による距離計算の補正を行う装置が別途必要となり、システム構成が必要以上に複雑化する。
特開平7−162349号公報
本発明の目的は、無線送受信装置の回路規模の増大,装置の大型化,高価格化を招くことなく、マルチパス・フェージング等のノイズの影響を排除して安定した無線回線品質の列車無線通信システムを構成することにある。
本発明の他の目的は、列車の運行管理システムを安価に構築することが可能な列車無線通信システムを提供することにある。
本発明の第1の観点は、地上側に設置された地上局と、列車側に搭載された移動局との間で無線通信を行う列車無線通信システムであって、
前記地上局は、前記移動局との間の通信周波数を任意の周波数に切替え可能な無線通信装置と、列車との相対距離を計測する測距手段と、前記通信周波数毎の前記相対距離における通信状況を記憶するメモリ装置と、前記メモリ装置の記憶内容と前記測距手段にて実測された前記相対距離に基づいて前記移動局との間における前記通信周波数を切り替える制御手段と、を含む列車無線通信システムを提供する。
本発明の第2の観点は、地上側に設置され、列車側に搭載された移動局との間で無線通信を行う列車無線通信システムを構成する地上局であって、
前記移動局との間の通信周波数を任意の周波数に切替え可能な無線通信装置と、列車との相対距離を計測する測距手段と、前記通信周波数毎の前記相対距離における通信状況を記憶するメモリ装置と、前記メモリ装置の記憶内容と前記測距手段にて実測された前記相対距離に基づいて前記移動局との間における前記通信周波数を切り替える制御手段と、を含む地上局を提供する。
本発明によれば、無線送受信装置の回路規模の増大,装置の大型化,高価格化を招くことなく、マルチパス・フェージング等のノイズの影響を排除して安定した無線回線品質の列車無線通信システムを構成することができる。
また、列車の運行管理システムを安価に構築することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である列車無線通信システムの構成の一例を示す概念図であり、図2は、本実施の形態の列車無線通信システムを構成する地上システムに備えられるメモリ装置に格納される情報の一例を示す説明図である。
この図1の実施の形態では、無線方式にアクティブ方式を用いた場合について述べる。
本実施の形態の列車無線通信システムは、駅舎等の地上側に設置された地上システム10と、列車20上に設置された車上システム30を含んでいる。
地上システム10は、制御装置11と、メモリ装置17と、例えばレーダ装置12とレーダアンテナ12aからなる測距手段と、送信部13c,変調部13a,VCO(Voltage Control Oscillator)13bからなる無線送信装置13と、受信部14a,復調部14c,VCO14bからなる無線受信装置14と、サーキュレータ15と、無線送信装置13および無線受信装置14に共通な通信アンテナ16を備えている。
無線送信装置13の変調部13aにはFSK(Frequency Shift Keying),PSK(Phase Shift Keying)等の変調方式を用いて、送信部13cにはVCO13bからRF(Radio Frequency)帯の局部発振周波数を受け変調信号をRF帯に周波数変換した後、BPF(Band Pass Filter)で不要波を除去する構成等が用いられる。
無線受信装置14の復調部14cにはFSK,PSK等の復調方式を用いて、受信部14aにはBPFで不要波を除去した後、VCO14bからRF帯の局部発振周波数を受けRF帯の受信波を周波数変換する構成等が用いられる。
また、無線送信装置13と無線受信装置14のVCO13b,VCO14bは制御装置11からのコントロールにより希望の周波数に設定可能である。
図2に例示されるように、地上局(地上システム10)のメモリ装置17には、各列車(列車番号17c)に対するレーダ装置12との相対距離17aと、使用周波数CH17bの情報が、送信周波数17d、受信周波数17e毎に格納されている。
各列車20に対するレーダ装置12との相対距離17aと使用する送信周波数17dの情報は予め、各送信周波数CH毎に相対距離17aに対するデータパケット受信状況または受信レベルが計測されており、その計測結果を持ってメモリ装置17に格納する情報が入力されている。
制御装置11はレーダ装置12から入力される列車20の相対距離17aと相対速度の測距結果からその後に行うデータパケット送受信時の車上システム30との相対距離を算出する。
その後、制御装置11は算出した相対距離とメモリ装置17に格納されている使用周波数CHの情報に基づいて、地上システム10の送受信周波数CHを制御すると供にマルチパス・フェージング回避周波数情報(受信周波数値(17d)と送信周波数値(17e))を含んだデータパケットを生成し送信動作を行う。
なお、マルチパス・フェージング回避周波数情報の中には予告時間情報を含めても良い。
車上システム30は、制御装置31と、無線送信装置32と、無線受信装置33と、サーキュレータ34と、無線送信装置32および無線受信装置33に共通の通信アンテナ35を備えている。
無線送信装置32と無線受信装置33は地上システム10と同じ構成の装置を用いる。すなわち、無線送信装置32は、変調部32a、VCO32b、送信部32cを備えている。無線受信装置33は、受信部33a、VCO33b、復調部33cを備えている。
制御装置31は受信したデータパケットを分析し、マルチパス・フェージング回避周波数情報の内容に従って無線送信装置32のVCO32bと無線受信装置33のVCO33bを制御する。
なお、マルチパス・フェージング回避周波数情報の中に予告時間情報が含まれている場合は、予告時間経過を待って、VCO32b、VCO33bの切替え制御を行う。
上記の本実施の形態のシステム構成によれば、無線送受信装置の回路規模の増大,装置の大型化,高価格化となる事無く、予告切替え方式によりマルチパス・フェージングを回避する列車無線通信システムを構成できる。
また、レーダ装置12にメカスキャンや電子スキャン等の方法によりレーダビームを2次元または3次元のビームスキャンが可能な装置を用いた場合、地上局(地上システム10)のメモリ装置17内に2次元または3次元の移動局(車上システム30)の位置に対して通信可能な無線周波数CHを予め記憶させることにより、移動局(車上システム30)の移動が2次元または3次元となった場合でもマルチパス・フェージングを回避するシステムを構成できる。
図3は本実施の形態の列車無線通信システムの変形例を示す概念図である。この図3の変形例では、無線方式にパッシブ方式と送受信アンテナ分離方式を用いた場合について述べる。
地上システム10は、制御装置11と、メモリ装置17と、レーダ装置12と、レーダアンテナ12aと、送信部13c,変調部13a,VCO13bからなる無線送信装置13と、受信部14a,復調部14cからなる無線受信装置14と、送信アンテナ16aと、受信アンテナ16bを備えている。
無線送信装置13は、例えば変調部13aにFSK変調を用いて、送信部13cにRF帯のAMPを用いてVCO13bからのRF信号をON/OFF制御する事により、FSK/AM(Frequency Shift Keying/Amplitude Modulation)を行う構成等が用いられる。また、制御装置11からのコントロールによりVCO13bを制御して希望の送信周波数に設定可能である。
無線受信装置14は、無線送信装置13のVCO13bから局部発振周波数信号13dの供給を受けホモダイン検波を行う。
車上システム30は、制御装置31と、無線送信装置32と、無線受信装置33と、送信アンテナ35bと、受信アンテナ35aを備えている。
無線受信装置33は、例えば、受信部33aに包絡線検波回路、復調部33cにFSK復調を使用する構成等が用いられている。
無線送信装置32は地上システム10から無線搬送波40aの供給を受けデータパケットの送信を行うため、図1の構成でのメモリ装置17におけるマルチパス・フェージング回避のための受信周波数17eの周波数情報は不要となる。
なお、図3の構成例では地上システム10から車上システム30への直接波40のルートと反射波41のルート、車上システム30から地上システム10への直接波40のルートと反射波41のルートが異なるため、各相対距離において両無線伝搬がマルチパス・フェージングの影響を受けない送信周波数17dを選定する必要が有る。
上記の図3に例示されるシステム構成によれば、図1の構成の場合より更に無線送受信装置の回路規模の増大,高価格化を抑えて、予告切替え方式によりマルチパス・フェージングを回避する列車無線通信システムを構成できる。
また、レーダ装置12の機能と、無線送信装置13および無線受信装置14の通信機能を一体化させたシステム装置を用いる事により、更に地上局(地上システム10)を安価に構成する事が可能となる。
また、レーダ装置12からのレーダ波を受ける列車20の車上システム30に、当該レーダ波を増幅して返すことで、列車20までの距離や識別をより高度に行うことを可能にする、いわゆるアクティブターゲット機能を設けてもよい。
なお、多数の列車番号17c(列車ID)をメモリ装置17に記憶させる場合、移動局(車上システム30)の列車20における設置地上高を示す移動局設置地上高情報と、列車20の中心からの車上システム30の横方向のオフセット距離を示す横方向オフセット距離情報を、移動局(車上システム30)からの送信パケットに含め、地上局(地上システム10)側の制御装置11では移動局設置地上高情報と、列車中心からの横方向オフセット距離情報を分析し移動局(車上システム30)の設置位置情報を抽出する。
地上局(地上システム10)のメモリ装置17には設置位置情報と相対距離における送信周波数情報を記憶させる事によりメモリ装置17に必要な記憶容量を削減出来る。
その他、以下のように、相対距離dに対する無線周波数CHと空間ダイバーシチの受信アンテナの切替えを併用しても良い。
図4は本実施の形態のさらに他の変形例である列車無線通信システムの構成例を示す概念図であり、相対距離dに対する無線周波数CHと空間ダイバーシチの受信アンテナの切替えを用いた例である。
この図4の説明では、無線方式にパッシブ方式と送受信アンテナ分離方式を用いた場合について述べる。
地上システム10の無線受信装置14には複数の受信アンテナ16c、受信アンテナ16dと、切り替えスイッチ14dが備えられており、受信アンテナ16c、受信アンテナ16dの受信部14aに対する接続を切り替えることで、空間ダイバーシチを行っている。
図5は、この図4の実施の形態において、地上局(地上システム10)のメモリ装置17に格納されている、各列車20に対するレーダ装置12との相対距離17aと、使用周波数CH17b,使用受信アンテナ17fを設定した情報例である。
各列車20に対するレーダ装置12との相対距離dと使用送信周波数,使用受信アンテナ17fの情報は予め、個々の使用周波数CH17bと使用受信アンテナ17fの全ての組合せに対して相対距離dに対するデータパケット受信状況または受信レベルが計測されており、その計測結果に基づいてメモリ装置17に格納する情報が入力されている。
制御装置11はレーダ装置12から入力される列車20の相対距離dと相対速度の測距結果から、その後に行うデータパケット送受信時の車上システム30との相対距離を算出する。
その後、制御装置11は算出した相対距離dと、メモリ装置17に格納されている使用周波数CH17bと、使用受信アンテナ17fの情報に基づいて、地上システム10の送信周波数CHと、使用する受信アンテナ16cまたは16dの選択を制御する。
その他の地上システム10および車上システム30の基本構成は上述の図3の構成例と同じである。
上記のシステム構成によれば、図1の構成例よりも、更に無線送受信装置の回路規模の増大,高価格化を抑えて、予告切替え方式によりマルチパス・フェージングを回避する列車無線通信システムを構成できる。
また、レーダ装置12の測距結果を用いて、使用する受信アンテナを、受信アンテナ16cまたは16dに切り替える空間ダイバーシチの制御を行う事により、マルチパス・フェージングを回避する手段が増える。
図6にて、本実施の形態の列車無線通信システムを駅ホームドア柵開閉システムに適用した場合の構成例を説明する。この場合、一例として、地上局と移動局には上述の図3に例示した列車無線通信システムを用いる。
駅60には、ホーム61が設けられ、このホーム61に沿って、列車20が走行するレール62が敷設されている。ホーム61のレール62に沿った端縁部には、安全柵54が設けられている。この安全柵54には、ホーム61に停車する列車20の図示しない複数の乗降口に対応した位置に、複数の駅ホームドア53が設けられている。個々の駅ホームドア53は、駆動モータ52にて駆動されることによって開閉される構成となっている。
この駆動モータ52は、駅管理システム50を構成する可動式駅ホームドア柵制御装置51に接続されており、この可動式駅ホームドア柵制御装置51にて個々の駅ホームドア53の開閉動作が制御されている。
可動式駅ホームドア柵制御装置51には、上述の図3に例示した地上システム10(地上局)が接続されている。
レール62を走行する列車20には、列車20の運行管理を行う運転台装置21が設けられており、この運転台装置21には、地上システム10とともに列車無線通信システムを構成する車上システム30が接続されている。
そして、可動式駅ホームドア柵制御装置51は、列車無線通信システムを経由して列車20の運転台装置21とドア開閉信号の送受信を行いドア開の信号を受信した場合に駆動モータ52を駆動させ、駅ホームドア53を開く。
なお、列車無線通信システムは運用前に地上局(地上システム10)のメモリ装置17に、駅60に接近する列車20と地上システム10との相対距離dと、各使用無線周波数CHを予め格納する必要が有る。このため、図7(a)〜(d)の各々に示す相対距離に対する各無線周波数CHのパケット受信測定を行い、図8(a)および(b)のようにして、各相対距離dにおけるマルチパス・フェージング等のノイズを生じない無線周波数CHの選定結果を抽出し、メモリ装置17に格納する。
すなわち、図7(a)〜(d)では、複数の無線周波数(たとえば、CH1〜CH4)の各々について、駅60に接近する列車20の車上システム30と、地上システム10との間における無線通信のパケット受信状態(受信電力)を実測し、たとえばマルチパス・フェージング等に起因して受信電力が所定の閾値よりも低くなる距離範囲を“受信断”(すなわち使用不可範囲)(図7のパケット受信状態のハッチング部分)と判定する。
そして、図8(a)のように、複数の周波数CH1〜CH4の各々のパケット受信状態(受信電力)の実測結果のデータを相対距離軸を揃えて配列し、図8(b)のように、これらのデータを相対距離軸を横断する方向に見て、ハッチングの“受信断”の距離範囲を避けてCH1〜CH4が切り替わるように、メモリ装置17に、相対距離17aに対応した使用周波数CH17bを設定する。
列車無線通信システムを実際に運用する時には、地上局のレーダ装置12の列車20に対する相対距離dの測距結果を用いて、メモリ装置17に格納した相対距離17aに対する使用周波数CH17bの読出しを行い、各無線周波数CHの切替えを行う。
また、図4の構成の地上システム10の場合には、受信アンテナ16c、受信アンテナ16dの各々について受信電力を実測して、図5のように、使用受信アンテナ17fの情報も含めてメモリ装置17に設定し、“受信断”にならない受信アンテナに切り替える制御を行う。
実運用時の地上システム10の動作フローチャートを図9に、車上システムの動作フローチャートを図10に示す。
すなわち、地上システム10では、駅60に接近する列車20の車上システム30(車上局)に向けて呼び出しパケットを送信するとともに(ステップ201)、レーダ装置12による列車20に対する測距を実施し(ステップ202)、車上システム30からの応答パケットを受信して列車20のIDを抽出できたか判別し(ステップ203)、抽出に成功した場合には、さらにレーダ装置12にて列車20に対する相対距離dや相対速度を検出できたか判別し(ステップ204)、検出に成功した場合には、相対距離dと相対速度からT秒後の相対距離Lを算出する(ステップ205)。
そして、当該列車20のIDと相対距離Lの値に該当する使用周波数CH17bをメモリ装置17から読み出し、地上システム10と車上システム30との間の無線通信で使用する周波数(CH)の切り替えを行い(ステップ206)、当該LとIDをリセットする(ステップ207)。
そして、可動式駅ホームドア柵制御装置51からの情報を列車20の車上システム30に情報パケットとして送信し(ステップ208)、車上システム30からの応答の情報パケットを受信し、列車20のIDを抽出できたか判別し(ステップ209)、抽出に成功した場合は、受信した情報(たとえば列車の種別や運行ダイヤグラム、行き先などの情報)を可動式駅ホームドア柵制御装置51に送信する(ステップ210)。この情報に基づいて、たとえば、可動式駅ホームドア柵制御装置51は、列車20の乗降口に対応した駅ホームドア53の開閉の準備、ホーム61上の電光掲示板における列車20の到着予告等の表示、アナウンス、ホーム61の画像の列車20の運転台装置21への送信、等の制御を行う。
上述のステップ203で列車20のIDの抽出に失敗した場合は、可動式駅ホームドア柵制御装置51に車上システム30の検出に失敗したことを通知するとともに(ステップ212)、使用する無線周波数(CH)をサイクリックに切り替えてステップ201以降の処理を再試行する(ステップ213)。
また、上述のステップ204で列車20に対する相対距離dと相対速度の検出に失敗した場合は、可動式駅ホームドア柵制御装置51に測距失敗を通知し(ステップ211)、ステップ201以降の処理を再試行する。
一方、図10のフローチャートに示されるように、車上システム30では、地上システム10からの呼び出しパケットの受信の有無を判定し(ステップ221)、受信した場合には地上システム10に、自局(列車20)のIDを含む応答パケットを送信する(ステップ222)。
ステップ221で地上システム10からの呼び出しパケットの受信でない場合は、地上システム10からの情報パケットの受信を判別し(ステップ223)、情報パケットを受信した場合は、地上システム10から受信した情報を運転台装置21に送信し(ステップ224)、運転台装置21からの情報を、地上システム10に向けて、自局のIDを含む情報として送信する(ステップ225)。
ステップ223で、地上システム10からの情報パケットの受信がない場合には、ステップ221以降を再試行する。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、地上に固定した地上局(地上システム10)と、レール62等の軌道上を走行する列車20に固定した移動局(車上システム30)の間で行う無線通信において、地上局に設置したレーダ装置12による列車20との距離や相対速度等の測定結果と、予めメモリ装置17に設定された当該距離と通信状況との関係を示す情報に基づいて、移動局の位置に対して駅60の構造物等で発生するマルチパス・フェージングの発生とその継続時間を予測して、無線通信の周波数CHを切り替える事により、マルチパス・フェージングの影響を極力回避して、安定した無線回線品質にて、駅60と列車20との間における列車無線通信システムを構成することが可能となる。
これにより、たとえば、可動式駅ホームドア柵制御装置51を含む駅管理システム50を既設の駅60に新たに導入する場合、本実施の形態のように、マルチパス・フェージングの影響を受けない列車無線通信システムにて駅管理システム50と列車20との間における各種情報の授受を行うことで、線路上に新たに地上子やケーブル等を設置する等の煩雑で長期間を要する高コストの工事が全く不要となり、低コストにて、短期間に駅管理システム50を実現することが可能となる。
また、本実施の形態では、地上システム10に設けられたレーダ装置12による距離や相対速度の測定結果に基づいてマルチパス・フェージングの発生を予想し周波数CHや空間ダイバーシチの受信アンテナの切替えを行うので、列車20に搭載された車上システム30の無線送受信装置におけるマルチパス・フェージングを回路的に回避するための回路規模の増大,装置の大型化,高価格化を招くことなく、安定した無線回線品質の列車無線通信システムを構成できる効果が有る。
また、地上システム10の側だけで無線周波数CHの制御等を全て行う事により、移動局(車上システム30)は最小限の無線送受信装置と送受信アンテナだけの構成とする事が可能となり、極力安価で人が携帯可能な小型の移動局とする事が出来る効果が有る。
また、本実施の形態の図4の構成例のように、メモリ装置17に設定された情報にて使用する周波数を切り替える周波数走査方式と、受信アンテナ16cおよび受信アンテナ16dを切り替えることによってアンテナ指向性を制御する事により、マルチパス・フェージングの発生を回避することに加えて、無線周波数CHの切替えにより地上局と移動局のアンテナ指向特性を変化させ、相対距離に対する通信機会の調整を行える効果が有る。
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
(付記1)
地上側に設置された地上局と、列車側に搭載された移動局との間で無線通信を行う列車無線通信システムであって、
前記地上局は、前記移動局との間の通信周波数を任意の周波数に切替え可能な無線通信装置と、列車との相対距離を計測する測距手段と、前記通信周波数毎の前記相対距離における通信状況を記憶するメモリ装置と、前記メモリ装置の記憶内容と前記測距手段にて実測された前記相対距離に基づいて前記移動局との間における前記通信周波数を切り替える制御手段と、を含むことを特徴とする列車無線通信システム。
(付記2)
付記1記載の列車無線通信システムにおいて、前記メモリ装置には、前記通信周波数としての送信周波数および受信周波数が格納され、前記制御手段は、前記相対距離に応じて前記マルチパス・フェージングの発生しない前記送信周波数および/または受信周波数を選択して前記無線通信を行うことを特徴とする列車無線通信システム。
(付記3)
付記1記載の列車無線通信システムにおいて、前記移動局は、当該移動局のアンテナの前記列車における設置位置を示す設置位置情報を、当該移動局の前記識別情報とともに前記地上局に伝達する機能を備え、
前記メモリ装置には、前記移動局の識別情報と、前記通信周波数としての送信周波数および受信周波数と、前記設置位置情報が格納され、
前記制御手段は、前記識別情報に対応した前記設置位置情報および前記相対距離に応じて、前記マルチパス・フェージングの発生しない前記送信周波数および/または受信周波数を選択して前記無線通信を行うことを特徴とする列車無線通信システム。
(付記4)
付記1記載の列車無線通信システムにおいて、前記測距手段は、レーダ装置からなることを特徴とする列車無線通信システム。
(付記5)
付記1記載の列車無線通信システムにおいて、前記測距手段は、レーダ装置からなり、前記レーダ装置と前記無線通信装置が一体に構成されていることを特徴とする列車無線通信システム。
(付記6)
地上側に設置され、列車側に搭載された移動局との間で無線通信を行う列車無線通信システムを構成する地上局であって、
前記移動局との間の通信周波数を任意の周波数に切替え可能な無線通信装置と、前記列車との相対距離を計測する測距手段と、前記通信周波数毎の前記相対距離における通信状況を記憶するメモリ装置と、前記メモリ装置の記憶内容と前記測距手段にて実測された前記相対距離に基づいて前記移動局との間における前記通信周波数を切り替える制御手段と、を含むことを特徴とする地上局。
(付記7)
付記6記載の地上局において、前記メモリ装置には、前記通信周波数としての送信周波数および受信周波数が格納され、前記制御手段は、前記相対距離に応じて前記マルチパス・フェージングの発生しない前記送信周波数および/または受信周波数を選択して前記無線通信を行うことを特徴とする地上局。
(付記8)
付記6記載の地上局において、前記移動局は、当該移動局のアンテナの前記列車における設置位置を示す設置位置情報を、当該移動局の前記識別情報とともに前記地上局に伝達する機能を備え、
前記メモリ装置には、前記移動局の識別情報と、前記通信周波数としての送信周波数および受信周波数と、前記設置位置情報が格納され、
前記制御手段は、前記識別情報に対応した前記設置位置情報および前記相対距離に応じて、前記マルチパス・フェージングの発生しない前記送信周波数および/または受信周波数を選択して前記無線通信を行うことを特徴とする地上局。
(付記9)
付記6記載の地上局において、前記測距手段は、レーダ装置からなることを特徴とする地上局。
(付記10)
付記6記載の地上局において、前記測距手段は、レーダ装置からなり、前記レーダ装置と前記無線通信装置が一体に構成されていることを特徴とする地上局。
(付記11)
付記6から付記10のいずれか1項に記載の地上局において、前記地上局は駅に設置され、前記列車無線通信システムにて前記列車との間で授受される情報を用いて、前記列車の到着、発車、通過における前記駅の管理を行うことを特徴とする地上局。
本発明の一実施の形態である列車無線通信システムの構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である列車無線通信システムを構成する地上システムに備えられるメモリ装置に格納される情報の一例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態である列車無線通信システムの変形例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態であるさらに他の変形例である列車無線通信システムの構成例を示す概念図である。 本発明の一実施の形態である列車無線通信システムを構成する地上システムに備えられるメモリ装置に格納される情報の一例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態である列車無線通信システムを駅ホームドア柵開閉システムに適用した場合の構成例を示す概念図である。 (a)〜(d)は、各無線周波数における受信状態の測定例を示す線図である。 (a)および(b)は、図7の測定結果から各距離における使用周波数を決定してメモリ装置に設定する方法の一例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態である列車無線通信システムを構成する地上システムの動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態である列車無線通信システムを構成する車上システムの動作の一例を示すフローチャートである。 の(a)および(b)は本発明の参考技術である駅ホームドア柵開閉システムを示す略側面図および略平面図である。
符号の説明
10 地上システム
11 制御装置
12 レーダ装置
12a レーダアンテナ
13 無線送信装置
13a 変調部
13b VCO
13c 送信部
13d 局部発振周波数信号
14 無線受信装置
14a 受信部
14b VCO
14c 復調部
14d 切り替えスイッチ
15 サーキュレータ
16 通信アンテナ
16a 送信アンテナ
16b 受信アンテナ
16c 受信アンテナ
16d 受信アンテナ
17 メモリ装置
17a 相対距離
17b 使用周波数CH
17c 列車番号
17d 送信周波数
17e 受信周波数
17f 使用受信アンテナ
20 列車
21 運転台装置
30 車上システム
31 制御装置
32 無線送信装置
32a 変調部
32b VCO
32c 送信部
33 無線受信装置
33a 受信部
33b VCO
33c 復調部
34 サーキュレータ
35 通信アンテナ
35a 受信アンテナ
35b 送信アンテナ
40 直接波
40a 無線搬送波
41 反射波
50 駅管理システム
51 可動式駅ホームドア柵制御装置
52 駆動モータ
53 駅ホームドア
54 安全柵
60 駅
61 ホーム
62 レール
301〜302 地上子
301a〜302a ケーブル
303 情報伝送装置
304 可動式駅ホーム柵制御装置
305 列車
306 車上子
307 情報伝送装置
308 運転台装置
309 レール

Claims (5)

  1. 地上側に設置された地上局と、列車側に搭載された移動局との間で無線通信を行う列車無線通信システムであって、
    前記地上局は、前記移動局との間の通信周波数を任意の周波数に切替え可能な無線通信装置と、列車との相対距離と相対速度とを計測する測距手段と、前記通信周波数毎の前記地上局と列車との前記相対距離における使用周波数が格納されているメモリ装置と、
    前記列車との相対距離と相対速度とから、マルチパス・フェージング回避周波数情報と送信周波数値を含んだデータパケット送受信時の相対距離を算出し、該算出した相対距離と前記メモリ装置に格納されている使用周波数に基づいて前記移動局との間における前記通信周波数を切り替える制御手段と、を含むことを特徴とする列車無線通信システム。
  2. 請求項1記載の列車無線通信システムにおいて、前記メモリ装置には、前記通信周波数としての送信周波数および受信周波数が格納され、前記制御手段は、前記相対距離に応じて前記マルチパス・フェージングの発生しない前記送信周波数および/または受信周波数を選択して前記無線通信を行うことを特徴とする列車無線通信システム。
  3. 請求項1記載の列車無線通信システムにおいて、前記移動局は、当該移動局のアンテナの前記列車における設置位置を示す設置位置情報を、当該移動局の前記識別情報とともに前記地上局に伝達する機能を備え、
    前記メモリ装置には、前記移動局の識別情報と、前記通信周波数としての送信周波数および受信周波数と、前記設置位置情報が格納され、
    前記制御手段は、前記識別情報に対応した前記設置位置情報および前記相対距離に応じて、前記マルチパス・フェージングの発生しない前記送信周波数および/または受信周波数を選択して前記無線通信を行うことを特徴とする列車無線通信システム。
  4. 地上側に設置され、列車側に搭載された移動局との間で無線通信を行う列車無線通信システムを構成する地上局であって、
    前記移動局との間の通信周波数を任意の周波数に切替え可能な無線通信装置と、前記列車との相対距離と相対速度とを計測する測距手段と、前記通信周波数毎の前記地上局と列車との前記相対距離における使用周波数が格納されているメモリ装置と、
    前記列車との相対距離と相対速度とから、マルチパス・フェージング回避周波数情報と送信周波数値を含んだデータパケット送受信時の相対距離を算出し、該算出した相対距離と前記メモリ装置に格納されている使用周波数に基づいて前記移動局との間における前記通信周波数を切り替える制御手段と、を含むことを特徴とする地上局。
  5. 請求項4記載の地上局において、前記メモリ装置には、前記通信周波数としての送信周波数および受信周波数が格納され、前記制御手段は、前記相対距離に応じて前記マルチパス・フェージングの発生しない前記送信周波数および/または受信周波数を選択して前記無線通信を行うことを特徴とする地上局。
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