JP2012103308A - 接眼ズーム光学系及び光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】低倍側でも広い見掛視界を有し、ズーム全域に亘り十分なアイレリーフを確保しつつ諸収差が良好に補正された接眼ズーム光学系及びこの接眼ズーム光学系を有する光学機器を提供する。
【解決手段】接眼ズーム光学系3は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に中間像I′が形成される。また、変倍に際し、第3レンズ群G3は光軸上に固定され、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2は、中間像I′を挟んで互いに逆方向に移動するように構成されている。また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側のレンズ面に比べてアイポイント側のレンズ面が強い正の屈折力を有する正の単レンズL21と、正レンズL22と負レンズL23とからなる正の接合レンズCL2と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、接眼ズーム光学系及びこの接眼ズーム光学系を有する光学機器に関する。
望遠鏡や双眼鏡等の光学機器に用いられる接眼ズーム光学系としては、物体側から順に、負の屈折力を有する移動レンズ群、視野絞りを挟んで正の屈折力を有する移動レンズ群、及び、正の屈折力を有する固定レンズ群の構成で変倍を実現するタイプが知られている。例えば、このようなタイプの接眼ズーム光学系としては、ズーム比が3倍で見掛視界が40°以上のものや、ズーム比が2倍で見掛視界が50°以上のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−258167号公報
しかしながら、従来の接眼ズーム光学系は、低倍から高倍まで収差は良好に補正されているものの、低倍時の見掛視界は40°乃至50°であり、固定倍の広視界接眼光学系と比較すると十分とは言えない。見掛視界を大きくしようとすれば、視野周辺部の諸収差、特に倍率色収差や歪曲色収差が著しく発生する。さらに、高倍側では、隠元豆効果(kidney bean effect)と称される、中間画角のケラレの原因となる瞳の球面収差の発生も問題となる。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、低倍側でも広い見掛視界を有し、ズーム全域に亘り十分なアイレリーフを確保しつつ諸収差が良好に補正された接眼ズーム光学系及びこの接眼ズーム光学系を有する光学機器を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る接眼ズーム光学系は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、を有し、第1レンズ群と第2レンズ群との間に中間像が形成される。また、変倍に際し、第3レンズ群は光軸上に固定され、第1レンズ群及び第2レンズ群は、中間像を挟んで互いに逆方向に移動するように構成される。また、第2レンズ群は、物体側から順に、物体側のレンズ面に比べてアイポイント側のレンズ面が強い正の屈折力を有する正の単レンズと、正レンズと負レンズとからなる正の接合レンズと、を有する。そして、この変倍ズーム光学系は、第2レンズ群の焦点距離をf2とし、単レンズの焦点距離をf21とし、単レンズの媒質のアッベ数をνd21とし、第2レンズ群のC線に対する焦点距離をfC2,F線に対する焦点距離をfF2としたとき、次式
2.1 < f21/f2 < 2.8
νd21 > 55
f2/(fC2−fF2) > 90
の条件を満足する。
このような接眼ズーム光学系において、第2レンズ群を構成する単レンズは、アイポイント側に凸面を向けたレンズであり、この単レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をraとし、アイポイント側のレンズ面の曲率半径をrbとしたとき、次式
−2.2 ≦ (rb+ra)/(rb−ra) ≦ −1.0
の条件を満足することが好ましい。
また、このような接眼ズーム光学系において、第3レンズ群は、物体側から順に、アイポイント側のレンズ面に比べて物体側のレンズ面が強い屈折力を有する正レンズと両凹レンズとからなる接合レンズからなり、第3レンズ群を構成する正レンズの媒質のd線に対する屈折率をnd31とし、アッベ数をνd31としたとき、次式
1.65 < nd31 < 1.74
νd31 > 50
の条件を満足することが好ましい。
また、このような接眼ズーム光学系は、第3レンズ群を構成する正レンズの物体側のレンズ面は、光軸からの高さをhとし、この高さhにおけるサグ量をxとし、近軸曲率半径の逆数をcとしたとき、0≦h≦15の範囲において、次式
Figure 2012103308
の条件を満足する非球面であることが好ましい。
また、このような接眼ズーム光学系は、高倍端状態の全系の焦点距離をfmとし、第1レンズ群の焦点距離をf1とし、第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、次式
2.5 < (−f1)/fm < 3.0
3.2 < f2/fm < 4.0
5.0 < f3/fm < 6.2
の条件を満足することが好ましい。
また、本発明に係る光学機器は、上述の接眼ズーム光学系のいずれかを有する。
本発明を以上のように構成すると、低倍側でも広い見掛視界を有し、ズーム全域に亘り十分なアイレリーフを確保しつつ諸収差が良好に補正された接眼ズーム光学系及びこの接眼ズーム光学系を有する光学機器を提供することができる。
接眼ズーム光学系を有する光学機器である望遠鏡光学系の構成を示す説明図である。 接眼ズーム光学系の構成、及び、変倍時のレンズ群の動作を説明するためのレンズ構成図であって、(a)は低倍端状態を示し、(b)は中間焦点距離状態を示し、(c)は高倍端状態を示す。 第1実施例に係る接眼ズーム光学系を示すレンズ構成図である。 上記第1実施例における諸収差図であって、(a)は低倍端状態を示し、(b)は中間焦点距離状態を示し、(c)は高倍端状態を示す。 第2実施例に係る接眼ズーム光学系を示すレンズ構成図である。 上記第2実施例における諸収差図であって、(a)は低倍端状態を示し、(b)は中間焦点距離状態を示し、(c)は高倍端状態を示す。 第3実施例に係る接眼ズーム光学系を示すレンズ構成図である。 上記第3実施例における諸収差図であって、(a)は低倍端状態を示し、(b)は中間焦点距離状態を示し、(c)は高倍端状態を示す。 第4実施例に係る接眼ズーム光学系を示すレンズ構成図である。 上記第4実施例における諸収差図であって、(a)は低倍端状態を示し、(b)は中間焦点距離状態を示し、(c)は高倍端状態を示す。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、本実施形態に係る接眼ズーム光学系を有する光学機器の光学系の一例として、図1に示す望遠鏡光学系TSについて説明する。この望遠鏡光学系TSは、物体側から順に、被観察物体の像(中間像)を結像する対物レンズ1と、この対物レンズ1により形成される倒立像を成立像に変換するプリズム2と、対物レンズ1により形成された中間像からの光を集光してアイポイントEPに位置する観察眼により物体の像を拡大観察するための接眼ズーム光学系3と、から構成されている。
ここで、本実施形態に係る接眼ズーム光学系3は、図2に示すように、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3とを有して構成される。また、この接眼ズーム光学系3は、対物レンズ1により形成される物体の像(中間像)Iが第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2の間に形成されるように配置されている。そのため、対物レンズ1の中間像IはI′の位置に形成される。
また、この接眼ズーム光学系3は、変倍に際し、第3レンズ群G3が光軸上に固定され、また、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2が両レンズ群G1,G2の間に形成される中間像I′をはさんで光軸に沿って互いに逆の方向に移動するように構成されている。なお、図2に示す接眼ズーム光学系3は、低倍端状態から高倍端状態の変倍に際し、第1レンズ群G1が光軸に沿って物体側に移動し、第2レンズ群G2が光軸に沿ってアイポイント側に移動するように構成されている。
この接眼ズーム光学系3において、第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側のレンズ面に比べてアイポイント側のレンズ面が強い正の屈折力を有する正の単レンズ(図2におけるアイポイント側に凸面を向けた正メニスカスレンズL21)と、正レンズ(図2の両凸レンズL22)と負レンズ(図2のアイポイント側に凸面を向けた負メニスカスレンズL23)とからなる正の接合レンズ(図2における接合レンズCL2)と、を有する。
このような構成の接眼ズーム光学系3において、第2レンズ群G2は、図2等からも明らかなように、最も光軸から高い位置を光線が通るレンズ群であり、屈折力も高いため、変倍における収差変動への影響は大きい。従って、収差変動を抑えるためには適切なパワー配置とアッベ数の選択が必要となる。そのため、この接眼ズーム光学系3は、第2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、単レンズL21の焦点距離をf21としたとき、以下の条件式(1)を満足することが望ましい。
2.1 < f21/f2 < 2.8 (1)
条件式(1)は第2レンズ群G2内における単レンズL21の適切な屈折力を規定するものである。この条件式(1)の上限値を上回ると、単レンズL21の屈折力が不足し、低倍において、光線が以降のレンズの高い位置を通るようになるため倍率色収差の補正が過剰となりやすい。また、条件式(1)の下限値を下回ると、特に高倍側において、瞳の球面収差の補正が困難となり、更に十分なアイレリーフERが確保できなくなる。なお、アイレリーフERとは、接眼ズーム光学系3の最もアイポイントEP側のレンズ面からアイポイントEPまでの光軸上の距離である。
また、この接眼ズーム光学系3は、単レンズL21の媒質のアッベ数をνd21としたとき、以下の条件式(2)を満足することが望ましい。
νd21 > 55 (2)
条件式(2)は、条件式(1)の範囲における単レンズL21の媒質の適切なアッベ数を規定するものである。この条件式(2)の下限値を下回ると、単レンズL21の媒質の分散が大きくなるため、色消しを担う接合正レンズCL2へ入射高の波長による変化が大きくなる。また、この単レンズL21での偏角は変倍時のポジションによっても変化するので、結果的に倍率色収差の変倍に伴う変動が大きくなる。
また、この接眼ズーム光学系3は、第2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、第2レンズ群G2のC線(λ=656.3nm)に対する焦点距離をfC2,F線(λ=486.1nm)に対する焦点距離をfF2としたとき、次の条件式(3)を満足することが望ましい。
f2/(fC2−fF2) > 90 (3)
条件式(3)は、変倍による倍率色収差の変動を小さくするための条件である。この条件式(3)の下限値を下回ると、変倍による倍率色収差の変動が大きくなる。
また、本実施形態に係る接眼ズーム光学系3において、第2レンズ群G2の単レンズL21はアイポイント側に凸面を向けたレンズ(例えば、正メニスカスレンズ)であり、物体側の曲率半径をra、アイポイント側の曲率半径をrbとしたとき、次の条件式(4)を満足することが望ましい。
−2.2 ≦ (rb+ra)/(rb−ra) ≦ −1.0 (4)
条件式(4)は、主に高倍端側での瞳の球面収差、歪曲収差と非点収差のバランスをとるための条件である。この条件式(4)の上限値を上回ると、瞳の球面収差は小さくなるものの歪曲収差の補正が困難となる。また、この条件式(4)の下限値を下回ると、非点収差の補正が不足し、他のレンズへの負担が大きくなる。
また、本実施形態に係る接眼ズーム光学系3において、第3レンズ群G3は、物体側から順に、アイポイント側のレンズ面に比べて物体側のレンズ面が強い屈折力を有する正レンズ(例えば、図2における両凸レンズL31)と両凹レンズ(図2における両凹レンズL32)とからなる接合レンズ(図2における接合レンズCL3)を有して構成される。ここで、第3レンズ群G3を構成する正レンズL31の媒質のd線(λ=587.6nm)に対する屈折率をnd31とし、アッベ数をνd31としたとき、この接眼ズーム光学系3は次の条件式(5)及び(6)を満足することが望ましい。
1.65 < nd31 < 1.74 (5)
νd31 > 50 (6)
瞳の球面収差と歪曲収差の補正には、第3レンズ群G3において軸外光線の偏角が小さくなるように曲率半径を設定する必要がある。正レンズL31の物体側のレンズ面の曲率半径を小さく、両凹レンズL32のアイポイント側のレンズ面の曲率半径を大きくとることで瞳の球面収差および歪曲収差の発生は小さくすることができるが、正レンズL31の物体側のレンズ面の曲率半径を小さくすると変倍による非点収差変動の増大を招く。
上記条件式(5),(6)は、瞳の球面収差および歪曲収差を補正しつつ非点収差の変倍による変動を抑制するために必要な条件である。条件式(5)の上限値を上回ると両凹レンズL32のアイポイント側のレンズ面の曲率半径が小さくなり、瞳の球面収差と歪曲収差が補正しにくくなる。また、条件式(5)の下限値を下回ると両凹レンズL32の物体側のレンズ面の曲率半径が小さくなりすぎ、非点収差の変動が大きくなる。
また、条件式(6)は条件式(5)の範囲内において色収差を好適に補正するための条件である。この条件式(6)の下限値を下回ると、色収差の補正が困難になる。
また、本実施形態に係る接眼ズーム光学系3において、第3レンズ群G3の正レンズL31の物体側のレンズ面は、光軸に垂直な方向の高さをhとし、レンズ頂点における接平面から高さhにおける面上の位置までの光軸に沿った距離(サグ量)をx(h)とし、基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)の逆数をcとし、円錐係数をκとし、n次の非球面係数をCnとしたとき、次式(a)で表現される非球面で構成されている。
Figure 2012103308
このとき、接眼ズーム光学系3は、正レンズL31の物体側のレンズ面のサグ量xの二次微分に関して、0≦h≦15の範囲において、次の条件式(7)を満足することが望ましい。
Figure 2012103308
条件式(7)は、非点収差を良好に補正しつつ、更にアイレリーフERの延長と瞳の球面収差の抑制とを実現するための条件である。この条件式(7)の上限値を上回ると、正レンズL31の軸外光に対する屈折力が強くなりすぎ、アイレリーフERが短くなるとともに、瞳の球面収差が発生してしまう。また、条件式(7)の下限値を下回ると、非点収差が発生する。
また、本実施形態に係る接眼ズーム光学系3は、高倍端状態の全系の焦点距離(最短焦点距離)をfmとし、第1レンズ群G1の焦点距離をf1とし、第2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、第3レンズ群G3の焦点距離をf3としたとき、次の条件式(8)〜(10)を満足することが望ましい。
2.5 < (−f1)/fm < 3.0 (8)
3.2 < f2/fm < 4.0 (9)
5.0 < f3/fm < 6.2 (10)
条件式(8)〜(10)は、接眼ズーム光学系3としての高倍端状態の全系の焦点距離(最短焦点距離)fmで各レンズ群G1〜G3の焦点距離f1〜f3を規格化することによって、各レンズ群G1〜G3に対する適切なパワー配分を規定している。
条件式(8)の上限値を上回ると、第1レンズ群G1の屈折力が弱くなり、この第1レンズ群G1の変倍効果が小さくなる。その結果、変倍に対する第2レンズ群G2の負担が過度に大きくなり、収差のバランスが悪くなる。また、第1レンズ群G1を射出する軸外光線の角度が小さくなるので、全体的に軸外光線が低い位置を通ることになり、アイレリーフERが不足する。また、条件式(8)の下限値を下回ると、第1レンズ群G1の屈折力が強すぎ、コマ収差の補正が困難となる。さらに、第1レンズ群G1を射出する軸外光線の角度が大きくなるので、以降のレンズ径が増大する。
条件式(9)の上限値を上回ると、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との合成主点がアイポイント側に移動するため、低倍側において中間像I′と第2レンズ群G2の距離が近くなりすぎ、レンズ表面のゴミやキズが見えやすくなり、好ましくない。また、条件式(9)の下限値を下回ると、第2レンズ群G2屈折力が強くなりすぎて、非点収差と瞳の球面収差の増大を招く。また、十分なアイレリーフERの確保が困難となる。
条件式(10)の上限値を上回ると、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との合成主点がアイポイント側に移動するため、レンズ表面のゴミやキズが見えやすくなる。また、条件式(10)の下限値を下回ると、第3レンズ群G3の屈折力が過大となり、非点収差の変動が大きくなる。
それでは、このような接眼ズーム光学系3について、4つの実施例を以下に示す。
[第1実施例]
図3は、第1実施例に係る接眼ズーム光学系3を示している。この第1実施例に係る接眼ズーム光学系3は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有しており、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に被観察物体の中間像I′が形成されている。第1レンズ群G1は、物体側から順に、両凹レンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズCL1、及び、両凹レンズL13から構成されている。また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ(正の単レンズ)L21、及び、両凸レンズ(正レンズ)L22とアイポイント側に凸面を向けた負メニスカスレンズ(負レンズ)L23との接合レンズ(正の接合レンズ)CL2から構成されている。また、第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凸レンズ(正レンズ)L31と両凹レンズL32との接合レンズCL3から構成されている。
この第1実施例に係る接眼ズーム光学系3において、第2レンズ群G2を構成する正メニスカスレンズ(正の単レンズ)L21は、物体側のレンズ面(第6面)に比べてアイポイント側のレンズ面(第7面)が強い正の屈折力を有している。また、第3レンズ群G3を構成する両凸レンズ(正レンズ)L31は、アイポイント側のレンズ面(第12面)に比べて物体側のレンズ面(第11面)が強い屈折力を有しているとともに、この物体側のレンズ面は非球面形状を有している。
以下の表1に、この図3に示した第1実施例に係る接眼ズーム光学系3の諸元を示す。この表1において、fは接眼ズーム光学系3の全系の焦点距離を、2ωは接眼ズーム光学系3の画角(見掛視界)を、ERはアイレリーフを、それぞれ表している。また、表1において、第1欄mは物体側からの各光学面の番号を、第2欄rは各光学面の曲率半径を、第3欄dは各光学面から次の光学面までの光軸上の距離(面間隔)を、第4欄ndはd線に対する屈折率を、そして、第5欄νdはアッベ数をそれぞれ示している。ここで、空気の屈折率1.000は省略してある。なお、非球面形状に形成されたレンズ面には面番号の横に*を付している。この非球面形状は、上述の式(a)で表され、以下の表1には、この非球面式(a)で用いられる円錐係数κ及び非球面係数Cnの値を示す。
ここで、以下の全ての諸元において記載される曲率半径r、面間隔d、焦点距離fその他長さの単位は、特記の無い場合、一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることはなく、他の適当な単位を用いることができる。
(表1)
全体諸元
f=17.5〜8.75
2ω=64.0°〜80.0°
ER=17.2〜15.1

レンズデータ
m r d nd νd
1 -66.438 1.5 1.5168 64.1
2 17.5 4.5 1.7174 29.5
3 36.5 3.7
4 -36.5 1.2 1.5168 64.1
5 64.0 d1
6 -170.0 6.5 1.6516 58.5
7 -36.5 0.2
8 64.0 12.2 1.7292 54.7
9 -34.0 2.0 1.8052 25.4
10 -80.0 d2
11* 24.468 8.1 1.6935 53.2
12 -60.0 1.5 1.8052 25.4
13 114.92 ER

非球面データ
第11面 κ=-0.72 C4=0 C6=0
上述したように、本第1実施例に係る接眼ズーム光学系3は、変倍において、第3レンズ群G3が光軸上に固定され、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2が光軸上を移動するため、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との光軸上の空気間隔d1、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との光軸上の空気間隔d2、及び、アイレリーフERが変化する。以下の表2に、この接眼ズーム光学系3の焦点距離と間隔、すなわち、全系の焦点距離f、物体側から光線追跡を行った場合において接眼ズーム光学系3の第一面頂点と前側焦点の位置(すなわち対物レンズ1の物体像Iの位置)との光軸に沿った距離Ff、上記レンズ群間隔d1,d2、及び、アイレリーフERを示す。なお、これらの値は、この接眼ズーム光学系3の低倍端状態、中間焦点距離状態及び高倍端状態のときの値を示している。また、これらの説明は以降の実施例においても同様である。
(表2)
焦点距離と間隔
f Ff d1 d2 ER
17.5 14.49 18.44 18.89 17.2
12.4 17.70 29.70 10.83 14.7
8.75 20.16 42.30 0.70 15.1
以下の表3に、本第1実施例に係る接眼ズーム光学系3の上記条件式(1)〜(10)に対応する値を示す。この表3において、f1は第1レンズ群G1の焦点距離を、f2は第2レンズ群G2の焦点距離を、f3は第3レンズ群G3の焦点距離を、f21は第2レンズ群G2の単レンズL21の焦点距離をそれぞれ示す。なお、条件式(7)については、hの値を0.0〜15.0まで1.0刻みで変化させたときの、d2x/dh2の値、並びに、この条件式(7)の下限値(左辺)及び上限値(右辺)を示す。これらの説明は以降の実施例においても同様である。
(表3)
f1= -25.3
f2= 31.2
f3= 48.0
f21=70.0

条件対応値
(1)f21/f2=2.2
(2)νd21=58.5
(3)f2/(fC2−fF2)=100.2
(4)(rb+ra)/(rb−ra)=-1.5
(5)nd31=1.69
(6)νd31=53.2
(7)h d2x/dh2 下限値(左辺) 上限値(右辺)
0.0 0.04087 0.04087 0.04087
1.0 0.04090 0.04085 0.04093
2.0 0.04098 0.04079 0.04112
3.0 0.04113 0.04069 0.04143
4.0 0.04133 0.04054 0.04187
5.0 0.04160 0.04036 0.04246
6.0 0.04192 0.04014 0.04319
7.0 0.04232 0.03989 0.04408
8.0 0.04278 0.03959 0.04514
9.0 0.04331 0.03927 0.04640
10.0 0.04391 0.03890 0.04788
11.0 0.04460 0.03851 0.04962
12.0 0.04538 0.03809 0.05163
13.0 0.04624 0.03764 0.05399
14.0 0.04721 0.03716 0.05674
15.0 0.04829 0.03666 0.05996
(8)(−f1)/fm=2.9
(9)f2/fm=3.6
(10)f3/fm=5.5
このように、この第1実施例では、条件式(1)〜(10)が充たされていることが分かる。
図4に、この第1実施例に係る接眼ズーム光学系3の、低倍端状態、中間焦点距離状態及び高倍端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差及びコマ収差の諸収差図を示す。ここで、球面収差図はd線、F線及びC線の光線に対する収差を示し、倍率色収差図はF線及びC線の光線に対する収差を示し、非点収差図、歪曲収差図及びコマ収差図はd線の光線に対する収差を示す。また、球面収差図はFナンバーFNに対する収差量を示し、非点収差図、歪曲収差図、倍率色収差図及びコマ収差図は半画角ωに対する収差量を示している。また、非点収差図において、実線は各波長に対するサジタル像面を示し、破線は各波長に対するメリジオナル像面を示す。なお、これらの諸収差図の説明は以降の実施例においても同様である。この図4に示す各収差図から明らかなように、本第1実施例に係る接眼ズーム光学系3は、低倍側で60°以上の広い見掛視界を有し、ズーム全域に亘り十分なアイレリーフを確保しつつ諸収差が良好に補正されている。
[第2実施例]
図5は、第2実施例に係る接眼ズーム光学系3を示している。この第2実施例に係る接眼ズーム光学系3は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有しており、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に被観察物体の中間像I′が形成されている。第1レンズ群G1は、物体側から順に、両凹レンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズCL1、及び、両凹レンズL13から構成されている。また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ(正の単レンズ)L21、及び、両凸レンズ(正レンズ)L22とアイポイントEP側に凸面を向けた負メニスカスレンズ(負レンズ)L23との接合レンズ(正の接合レンズ)CL2から構成されている。また、第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凸レンズ(正レンズ)L31と両凹レンズL32との接合レンズCL3から構成されている。
この第2実施例に係る接眼ズーム光学系3において、第2レンズ群G2を構成する正メニスカスレンズ(正の単レンズ)L21は、物体側のレンズ面(第6面)に比べてアイポイント側のレンズ面(第7面)が強い正の屈折力を有している。また、第3レンズ群G3を構成する両凸レンズ(正レンズ)L31は、アイポイント側のレンズ面(第12面)に比べて物体側のレンズ面(第11面)が強い屈折力を有しているとともに、この物体側のレンズ面は非球面形状を有している。
以下の表4に、この図5に示した第2実施例に係る接眼ズーム光学系3の諸元を示す。なお、非球面データにおいて、「E−n」は「×10-n」を表している。
(表4)
全体諸元
f=17.5〜8.75
2ω=63.0°〜79.0°
ER=19.4〜15.4

レンズデータ
m r d nd νd
1 -66.0 1.3 1.51680 64.1
2 18.5 4.0 1.76182 26.6
3 32.884 4.0
4 -35.308 1.3 1.51680 64.1
5 66.0 d1
6 -117.05 6.5 1.65160 58.5
7 -35.308 0.2
8 66.0 12.5 1.72916 54.7
9 -32.884 2.0 1.80518 25.4
10 -71.95 d2
11* 24.0 8.2 1.67798 54.9
12 -60.0 1.5 1.80518 25.4
13 161.05 ER

非球面データ
第11面 κ=0 C4=-6.3E-6 C6=-1.3E-8
上述したように、本第2実施例に係る接眼ズーム光学系3は、変倍において、第3レンズ群G3が光軸上に固定され、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2が光軸上を移動するため、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との光軸上の空気間隔d1、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との光軸上の空気間隔d2、及び、アイレリーフERが変化する。以下の表5に、この第2実施例に係る接眼ズーム光学系3の焦点距離と間隔を示す。
(表5)
焦点距離と間隔
f Ff d1 d2 ER
17.5 13.65 15.94 18.64 19.4
12.4 16.70 26.83 10.81 16.0
8.75 19.03 38.84 1.12 15.4
以下の表6に、本第2実施例に係る接眼ズーム光学系3の上記条件式(1)〜(10)に対応する値を示す。
(表6)
f1= -24.0
f2= 31.5
f3= 45.0
f21=75.2

条件対応値
(1)f21/f2=2.4
(2)νd21=58.5
(3)f2/(fC2−fF2)=99.3
(4)(rb+ra)/(rb−ra)=-1.9
(5)nd31=1.68
(6)νd31=54.9
(7)h d2x/dh2 下限値(左辺) 上限値(右辺)
0.0 0.04167 0.04167 0.04167
1.0 0.04170 0.04164 0.04173
2.0 0.04180 0.04158 0.04193
3.0 0.04195 0.04147 0.04226
4.0 0.04216 0.04132 0.04273
5.0 0.04240 0.04113 0.04335
6.0 0.04267 0.04090 0.04413
7.0 0.04297 0.04063 0.04507
8.0 0.04328 0.04032 0.04621
9.0 0.04362 0.03997 0.04756
10.0 0.04400 0.03959 0.04914
11.0 0.04449 0.03917 0.05100
12.0 0.04518 0.03873 0.05317
13.0 0.04624 0.03825 0.05571
14.0 0.04796 0.03775 0.05869
15.0 0.05084 0.03722 0.06220
(8)(−f1)/fm=2.7
(9)f2/fm=3.6
(10)f3/fm=5.1
このように、この第2実施例では、条件式(1)〜(10)が充たされていることが分かる。
図6に、この第2実施例に係る接眼ズーム光学系3の、低倍端状態、中間焦点距離状態及び高倍端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差及びコマ収差の諸収差図を示す。この図6に示す各収差図から明らかなように、本第2実施例に係る接眼ズーム光学系3は、低倍側で60°以上の広い見掛視界を有し、ズーム全域に亘り十分なアイレリーフを確保しつつ諸収差が良好に補正されている。
[第3実施例]
図7は、第3実施例に係る接眼ズーム光学系3を示している。この第3実施例に係る接眼ズーム光学系3は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有しており、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に被観察物体の中間像I′が形成されている。第1レンズ群G1は、物体側から順に、両凹レンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズCL1から構成されている。また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ(正の単レンズ)L21、及び、両凸レンズ(正レンズ)L22とアイポイントEP側に凸面を向けた負メニスカスレンズ(負レンズ)L23との接合正レンズCL2から構成されている。また、第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凸レンズ(正レンズ)L31と両凹レンズL32との接合レンズCL3から構成されている。
この第3実施例に係る接眼ズーム光学系3において、第2レンズ群G2を構成する正メニスカスレンズ(正の単レンズ)L21は、物体側のレンズ面(第4面)に比べてアイポイント側のレンズ面(第5面)が強い正の屈折力を有している。また、第3レンズ群G3を構成する両凸レンズ(正レンズ)L31は、アイポイント側のレンズ面(第10面)に比べて物体側のレンズ面(第9面)が強い屈折力を有しているとともに、この物体側のレンズ面は非球面形状を有している。
以下の表7に、この図7に示した第3実施例に係る接眼ズーム光学系3の諸元を示す。
(表7)
全体諸元
f=17.5〜8.75
2ω=60.0°〜76.0°
ER=18.0〜16.4

レンズデータ
m r d nd νd
1 -32.0 1.5 1.7000 48.1
2 15.0 5.5 1.8052 25.4
3 36.1 d1
4 -1000.0 6.0 1.6204 60.3
5 -48.5 0.2
6 70.0 11.5 1.7292 54.7
7 -34.5 1.5 1.8052 25.4
8 -68.77 d2
9* 24.468 8.2 1.6935 53.2
10 -56.5 1.5 1.8052 25.4
11 131.88 ER

非球面データ
第9面 κ=-0.78 C4=0 C6=0
上述したように、本第3実施例に係る接眼ズーム光学系3は、変倍において、第3レンズ群G3が光軸上に固定され、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2が光軸上を移動するため、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との光軸上の空気間隔d1、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との光軸上の空気間隔d2、及び、アイレリーフERが変化する。以下の表8に、この第2実施例に係る接眼ズーム光学系3の焦点距離と間隔を示す。
(表8)
焦点距離と間隔
f Ff d1 d2 ER
17.5 11.44 20.15 20.00 18.0
12.1 14.73 32.74 11.14 15.6
8.75 16.90 44.87 0.74 16.4
以下の表9に、本第3実施例に係る接眼ズーム光学系3の上記条件式(1)〜(10)に対応する値を示す。
(表9)
f1= -26.0
f2= 32.8
f3= 46.5
f21=82.0

条件対応値
(1)f21/f2=2.5
(2)νd21=60.3
(3)f2/(fC2−fF2)=97.0
(4)(rb+ra)/(rb−ra)=-1.1
(5)nd31=1.69
(6)νd31=53.2
(7)h d2x/dh2 下限値(左辺) 上限値(右辺)
0.0 0.04087 0.04087 0.04087
1.0 0.04089 0.04085 0.04093
2.0 0.04096 0.04079 0.04112
3.0 0.04107 0.04069 0.04143
4.0 0.04123 0.04054 0.04187
5.0 0.04144 0.04036 0.04246
6.0 0.04169 0.04014 0.04319
7.0 0.04200 0.03989 0.04408
8.0 0.04236 0.03959 0.04514
9.0 0.04276 0.03927 0.04640
10.0 0.04323 0.03890 0.04788
11.0 0.04376 0.03851 0.04962
12.0 0.04434 0.03809 0.05163
13.0 0.04500 0.03764 0.05399
14.0 0.04572 0.03716 0.05674
15.0 0.04652 0.03666 0.05996
(8)(−f1)/fm=3.0
(9)f2/fm=3.7
(10)f3/fm=5.3
このように、この第3実施例では、条件式(1)〜(10)が充たされていることが分かる。
図8に、この第3実施例に係る接眼ズーム光学系3の、低倍端状態、中間焦点距離状態及び高倍端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差及びコマ収差の諸収差図を示す。この図8に示す各収差図から明らかなように、本第3実施例に係る接眼ズーム光学系3は、低倍側で60°以上の広い見掛視界を有し、ズーム全域に亘り十分なアイレリーフを確保しつつ諸収差が良好に補正されている。
[第4実施例]
図9は、第4実施例に係る接眼ズーム光学系3を示している。この第4実施例に係る接眼ズーム光学系3は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群G1と、正の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、を有しており、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間に被観察物体の中間像I′が形成されている。第1レンズ群G1は、物体側から順に、両凹レンズL11と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL12との接合レンズCL1、及び、両凹レンズL13から構成されている。また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズ(正の単レンズ)L21、両凸レンズ(正レンズ)L22とアイポイントEP側に凸面を向けた負メニスカスレンズ(負レンズ)L23との接合レンズ(正の接合レンズ)CL2、及び、両凸レンズL24から構成されている。また、第3レンズ群G3は、物体側から順に、両凸レンズ(正レンズ)L31と両凹レンズL32との接合レンズCL3から構成されている。
この第4実施例に係る接眼ズーム光学系3において、第2レンズ群G2を構成する正メニスカスレンズ(正の単レンズ)L21は、物体側のレンズ面(第6面)に比べてアイポイント側のレンズ面(第7面)が強い正の屈折力を有している。また、第3レンズ群G3を構成する両凸レンズ(正レンズ)L31は、アイポイント側のレンズ面(第14面)に比べて物体側のレンズ面(第13面)が強い屈折力を有しているとともに、この物体側のレンズ面は非球面形状を有している。
以下の表10に、この図9に示した第4実施例に係る接眼ズーム光学系3の諸元を示す。
(表10)
全体諸元
f=17.5〜8.74
2ω=64.0°〜80.0°
ER=18.5〜15.0

レンズデータ
m r d nd νd
1 -60.0 1.5 1.51680 64.1
2 18.5 4.0 1.75520 27.5
3 32.884 4.0
4 -35.308 1.3 1.51680 64.1
5 93.795 d1
6 -180.0 5.5 1.69680 55.5
7 -40.0 0.2
8 180.0 10.8 1.72916 54.7
9 -31.5 1.8 1.80518 25.4
10 -90.0 0.2
11 150.0 4.5 1.72916 54.7
12 -119.051 d2
13* 25.0 8.2 1.69350 53.2
14 -60.0 1.5 1.80518 25.4
15 123.327 ER

非球面データ
第13面 κ=-0.58 C4=0 C6=0
上述したように、本第4実施例に係る接眼ズーム光学系3は、変倍において、第3レンズ群G3が光軸上に固定され、第1レンズ群G1及び第2レンズ群G2が光軸上を移動するため、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との光軸上の空気間隔d1、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との光軸上の空気間隔d2、及び、アイレリーフERが変化する。以下の表11に、この第2実施例に係る接眼ズーム光学系3の焦点距離と間隔を示す。
(表11)
焦点距離と間隔
f Ff d1 d2 ER
17.5 13.52 15.58 18.39 18.5
12.4 16.81 26.56 10.69 15.2
8.74 19.29 38.90 0.83 15.0
以下の表12に、本第4実施例に係る接眼ズーム光学系3の上記条件式(1)〜(10)に対応する値を示す。
(表12)
f1= -24.8
f2= 30.5
f3= 48.5
f21=72.6

条件対応値
(1)f21/f2=2.4
(2)νd21=55.5
(3)f2/(fC2−fF2)=120.7
(4)(rb+ra)/(rb−ra)=-1.6
(5)nd31=1.69
(6)νd31=53.2
(7)h d2x/dh2 下限値(左辺) 上限値(右辺)
0.0 0.04000 0.04000 0.04000
1.0 0.04004 0.03998 0.04006
2.0 0.04016 0.03992 0.04023
3.0 0.04037 0.03983 0.04052
4.0 0.04065 0.03969 0.04094
5.0 0.04103 0.03952 0.04148
6.0 0.04150 0.03932 0.04217
7.0 0.04206 0.03908 0.04300
8.0 0.04273 0.03880 0.04399
9.0 0.04350 0.03849 0.04516
10.0 0.04440 0.03815 0.04654
11.0 0.04543 0.03778 0.04814
12.0 0.04660 0.03739 0.05000
13.0 0.04793 0.03696 0.05217
14.0 0.04944 0.03651 0.05468
15.0 0.05115 0.03604 0.05762
(8)(−f1)/fm=2.8
(9)f2/fm=3.5
(10)f3/fm=5.5
このように、この第4実施例では、条件式(1)〜(10)が充たされていることが分かる。
図10に、この第4実施例に係る接眼ズーム光学系3の、低倍端状態、中間焦点距離状態及び高倍端状態における球面収差、非点収差、歪曲収差、倍率色収差及びコマ収差の諸収差図を示す。この図10に示す各収差図から明らかなように、本第4実施例に係る接眼ズーム光学系3は、低倍側で60°以上の広い見掛視界を有し、ズーム全域に亘り十分なアイレリーフを確保しつつ諸収差が良好に補正されている。
3 接眼ズーム光学系 TL 望遠鏡光学系(光学機器)
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群

Claims (6)

  1. 物体側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、を有し、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に中間像が形成され、
    変倍に際し、前記第3レンズ群は光軸上に固定され、前記第1レンズ群及び前記第2レンズ群は、前記中間像を挟んで互いに逆方向に移動するように構成され、
    前記第2レンズ群は、物体側から順に、物体側のレンズ面に比べてアイポイント側のレンズ面が強い正の屈折力を有する正の単レンズと、正レンズと負レンズとからなる正の接合レンズと、を有し、
    前記第2レンズ群の焦点距離をf2とし、前記単レンズの焦点距離をf21とし、前記単レンズの媒質のアッベ数をνd21とし、前記第2レンズ群のC線に対する焦点距離をfC2,F線に対する焦点距離をfF2としたとき、次式
    2.1 < f21/f2 < 2.8
    νd21 > 55
    f2/(fC2−fF2) > 90
    の条件を満足することを特徴とする接眼ズーム光学系。
  2. 前記第2レンズ群を構成する前記単レンズは、アイポイント側に凸面を向けたレンズであり、
    前記単レンズの物体側のレンズ面の曲率半径をraとし、アイポイント側のレンズ面の曲率半径をrbとしたとき、次式
    −2.2 ≦ (rb+ra)/(rb−ra) ≦ −1.0
    の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の接眼ズーム光学系。
  3. 前記第3レンズ群は、物体側から順に、アイポイント側のレンズ面に比べて物体側のレンズ面が強い屈折力を有する正レンズと両凹レンズとからなる接合レンズからなり、
    前記第3レンズ群を構成する前記正レンズの媒質のd線に対する屈折率をnd31とし、アッベ数をνd31としたとき、次式
    1.65 < nd31 < 1.74
    νd31 > 50
    の条件を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の接眼ズーム光学系。
  4. 前記第3レンズ群を構成する前記正レンズの物体側のレンズ面は、光軸からの高さをhとし、前記高さhにおけるサグ量をxとし、近軸曲率半径の逆数をcとしたとき、0≦h≦15の範囲において、次式
    Figure 2012103308
    の条件を満足する非球面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の接眼ズーム光学系。
  5. 高倍端状態の全系の焦点距離をfmとし、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とし、前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、次式
    2.5 < (−f1)/fm < 3.0
    3.2 < f2/fm < 4.0
    5.0 < f3/fm < 6.2
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の接眼ズーム光学系。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の接眼ズーム光学系を有することを特徴とする光学機器。
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