JP2012102513A - 天井板用吊持杆の連結機構 - Google Patents

天井板用吊持杆の連結機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2012102513A
JP2012102513A JP2010251147A JP2010251147A JP2012102513A JP 2012102513 A JP2012102513 A JP 2012102513A JP 2010251147 A JP2010251147 A JP 2010251147A JP 2010251147 A JP2010251147 A JP 2010251147A JP 2012102513 A JP2012102513 A JP 2012102513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge
suspension rod
cut
insertion hole
ceiling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010251147A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5623246B2 (ja
Inventor
Akihiro Okumura
彰啓 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OKUO KK
Original Assignee
OKUO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OKUO KK filed Critical OKUO KK
Priority to JP2010251147A priority Critical patent/JP5623246B2/ja
Publication of JP2012102513A publication Critical patent/JP2012102513A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5623246B2 publication Critical patent/JP5623246B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】連結強度の高い天井板用吊持杆の連結機構を提供する。
【解決手段】一方の天井板用吊持杆1の主板部4に形成した挿入孔に、他方の天井板用吊持杆1の端部に突成した連結突部22を挿入することで、2本の天井板用吊持杆1をT字状に連結する連結機構において、連結突部22に、前縁24bのみが該連結突部22の主面fと連成され、後縁24aが開放する切起し部24を厚み方向に形成し、該切起し部24には、該切起し部24の主面gから膨隆し、その後縁を後方へ開放する規制端縁26とする前後方向の規制リブ25を形成する。かかる構成にあっては、連結状態にあって、規制リブ25の規制端縁26が挿入孔周縁で主板部4側面と当接することによって、2本の天井板用吊持杆1が従来構成よりも強固に連結される。
【選択図】図1

Description

本発明は、天井板を吊持するための天井板用吊持杆相互をT字状に連結するための連結機構に関するものである。
天井板用吊持杆1は、図18で示すように、格子状に組み付けられ、その上に天井板pの端部を載せることにより、多数の天井板pを整列状に支持して、室内の天井を構成するものである。具体的には、天井板用吊持杆1は、図4に示すように、断面略逆T字状をしており、下部の水平部を、両側縁で夫々天井板pの端部を支持する係止縁部3,3とし、主板部4の上端にハンガーhが固着される幅広の係止隆部2を備える。
ここで、天井板用吊持杆相互を格子状に組み付ける際に、一方の天井板用吊持杆の側面に、他方の天井板用吊持杆の端縁を当接してT字状に連結する場合がある。こうした天井板用吊持杆の連結機構としては、他方の天井板用吊持杆の端部に突成された連結突部を、一方の天井板用吊持杆の主板部側面に形成された挿入孔に圧入する構成が採用されている(特許文献1,2参照)。
詳述すると、特許文献1に記載の連結機構では、前記連結突部に、前縁のみが連結突部の主面と連成され、後縁が開放する切起し部が厚み方向に形成されている。かかる構成では、連結突部を挿入孔に圧入すると、挿入孔を通過した切起し部が、その後縁を挿入孔周縁で主板部側面と当接させることで、連結突部が挿入孔から離脱不能となる。
また、特許文献2に記載の連結機構では、前記連結突部が、略180度折り返されてなるU字状をなしている。かかる構成では、連結突部を挿入孔に圧入すると、挿入孔を通過した折返し部が、その後縁を挿入孔周縁で主板部側面と当接させることで、連結突部が挿入孔から離脱不能となる。
特開2007−247403号公報 特開2002−285675号公報
ところで、かかる天井板用吊持杆の連結機構は、さらなる連結強度の向上が求められている。本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、従来構成よりも高い連結強度を実現し得る天井板用吊持杆の連結機構の提供を目的とするものである。
本発明は、主板部の下端に天井板の端部を支持する係止縁部を備える天井板用吊持杆相互を、T字状に連結する連結機構において、一方の天井板用吊持杆の主板部に形成された縦長の挿入孔と、他方の天井板用吊持杆の端部から突成された連結突部とを備え、前記連結突部には、前縁のみが該連結突部の主面と連成され、後縁が開放する切起し部が厚み方向に形成され、前記切起し部には、該切起し部の主面から膨隆し、その後縁を後方へ開放する規制端縁とする前後方向の規制リブが形成され、前記挿入孔に連結突部を圧入することにより、規制リブの規制端縁が挿入孔周縁で主板部側面と当接して、該連結突部が挿入孔から離脱不能となるようにしたことを特徴とする天井板用吊持杆の連結機構である。
かかる構成にあっては、他方の天井板用吊持杆の連結突部に具備される切起し部の、該連結突部の主面からの切起し高さが、一方の天井板用吊持杆の挿入孔の横幅よりもわずかに大きく設定される。さらに、切起し部の主面からは、規制リブが、切起し部の切起し方向に膨隆している。これにより、挿入孔に連結突部を挿入する際には、規制リブの頂部が挿入孔側縁と接触して、切起し部が挿入方向に沿うように弾縮する。そして、かかる弾性力に抗して連結突部を圧入すると、規制リブが挿入孔を通過して切起し部が拡開し、規制リブの規制端縁が挿入孔周縁で主板部側面と当接することで、連結突部が挿入孔から離脱不能になって、天井板用吊持杆相互が連結されることとなる。
発明者の研究によれば、本発明のように前後方向の規制リブの後縁を、主板部側面に直接当接させた場合には、連結突部を引き抜く方向の力に対して切起し部が変形し難くなり、これにより、特許文献1記載の従来構成に比べて強い連結強度を得ることができる。これは、特許文献1記載の従来構成では、主板部側面と当接する切起し部の後縁が平坦であるのに対し、本発明では、膨隆する規制リブを主板部側面に直接当接させるため、主板部側面との当接部位にあって、連結突部を引き抜く方向の力に対して切起し部が座屈し難くなるためである。
また、本発明の別の態様は、主板部の下端に天井板の端部を支持する係止縁部を備える天井板用吊持杆相互を、T字状に連結する連結機構において、一方の天井板用吊持杆の主板部に形成された縦長の挿入孔と、他方の天井板用吊持杆の端部から突成された連結突部とを備え、前記連結突部は、略180度折り返されてなるU字状をなし、前記連結突部の折返し部には、該折返し部の主面から膨隆し、その後縁を後方へ開放する規制端縁とする前後方向の規制リブが形成され、前記挿入孔に連結突部を圧入することにより、規制リブの規制端縁が挿入孔周縁で主板部側面と当接して、該連結突部が挿入孔から離脱不能となるようにしたことを特徴とする天井板用吊持杆の連結機構である。発明者の研究によれば、かかる構成にあっても、連結突部を引き抜く方向の力に対して折返し部が変形し難くなり、これにより、特許文献2記載の従来構成に比べて強い連結強度を得ることができる。これは、上述の切起し部の場合と同様に、本発明では、膨隆する規制リブを主板部側面に直接当接させるため、主板部側面との当接部位にあって、連結突部を引き抜く方向の力に対して折返し部が座屈し難くなるためである。
また、本発明にあって、規制リブは、前記切起し部の前縁付近から後方に向けて形成されていることが提案される。切起し部の前縁は、切起し部の基端に当たり、屈曲又は湾曲する強度の高い部位であるから、かかる部位から規制リブを形成することで、連結突部を引き抜く方向の力に対して、切起し部が一層変形し難くなり、連結強度をさらに向上させることができる。また、同様の理由により、折返し部に規制リブを形成する場合には、規制リブを、前記折返し部の前縁付近から後方に向けて形成することが提案される。
また、本発明にあって、前記規制リブは、上下縁及び前縁を切起し部又は折返し部の他の部位と連続させており、後縁の規制端縁のみが開放されている構成が提案される。かかる構成にあっては、規制端縁から規制リブに加わる応力が、規制リブの周囲に広く分散されるため、切起し部や折返し部が極めて変形し難くなり、連結突部を引き抜く方向の力に対する耐久力を向上させることができる。
本発明にあっては、前記切起し部や折返し部の後縁は、前記規制リブの規制端縁よりも後方に位置しており、規制端縁が主板部側面と当接した状態で、前記切起し部や折返し部の主面が挿入孔の側縁と弾接するように構成することが提案される。かかる構成にあっては、連結状態にあって、切起し部や折返し部が、その主面を挿入孔の側縁に弾接させることで、切起し部や折返し部がそれ以上拡開しなくなるため、連結突部を引き抜く方向に強い力が加わった場合でも、切起し部や折返し部が拡開方向に変形せず、連結状態がより安定なものとなる。
また、本発明にあっては、前記他方の天井板用吊持杆の端部に、前記一方の天井板用吊持杆の主板部側面に前縁を当接させる規制部が形成されており、該規制部の前縁と前記規制リブの規制端縁との間隔が、天井板用吊持杆の主板部の肉厚と略一致するように設定されている構成が提案される。かかる構成にあっては、天井板用吊持杆相互を連結した時に、一方の天井板用吊持杆の主板部が、他方の天井板用吊持杆の規制リブの規制端縁と規制部の前縁に挟持される形となり、ぐらつきのない連結が実現される。
以上に述べたように、本発明の天井板用吊持杆の連結機構によれば、従来構成に比べて連結強度を向上させることができる。
実施例の天井板用吊持杆1の連結機構を示す縦断側面図である。 規制リブ25の高さで天井板用吊持杆1の連結機構を横断して示す平面図である。 天井板用吊持杆1の挿入孔10を示す正面図である。 天井板用吊持杆1の挿入孔10を示す縦断側面図である。 天井板用吊持杆1に備えられた連結突部22を示す側面図である。 図5中のA−A線断面図である。 (a)は図5中のB−B線断面図、(b)は図5中のC−C線断面図、(c)は図5中のD−D線断面図である。 連結機構の作動を示す説明図であり、(a)は挿入孔10へ連結突部22を挿入する前の状態を示し、(b)は挿入途中の状態を示し、(c)は挿入後の連結状態を示す。 変形例の連結突部22aを示す側面図である。 変形例の連結突部22aを示す横断面図である。 変形例の連結突部22bを示す側面図である。 変形例の連結突部22bを示す横断面図である。 変形例の連結突部22cを示す側面図である。 図13中のA−A線断面図である。 変形例の連結突部22d及び規制部21aを示す側面図である。 変形例の連結突部22d及び規制部21aを示す横断面図である。 変形例の連結突部22eを示す横断面図である。 天井板用吊持杆1の連結態様を示す斜視図である。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
図1〜5は、本発明の連結機構により相互に連結される天井板用吊持杆1を示すものである。図1,4で示すように、天井板用吊持杆1は断面略逆T字状をしており、下部の水平部を係止縁部3,3とし、この係止縁部3,3で夫々天井板p(図18参照)の端部を支持する。一方、天井板用吊持杆1の主板部4の上端には、ハンガーh(図18参照)が固着される幅広の係止隆部2を備えている。
この天井板用吊持杆1,1相互はT字状に連結される。そして天井板用吊持杆1の両側で同一位置に、天井板用吊持杆1,1が夫々T字状結合することにより、図2で示すように、各天井板用吊持杆1,1,1が交差状に連結された態様となる。
かかる連結機構につき説明する。
図3,4で示すように、一方の天井板用吊持杆1には、その主板部4に、縦長の挿入孔10,10が隣接して連通状に形成される。さらに、この両挿入孔10、10により、主板部4の両側で、一方の天井板用吊持杆1に対して夫々他方の天井板用吊持杆1,1の端部が連結可能となり、上述のように交差状連結構成を呈し得ることとなる。
一方、図1,2に示されるように、挿入孔10を介して天井板用吊持杆1の両側で連結される各天井板用吊持杆1,1の端部からは、連結突部22が突成される。この連結突部22は、プレス加工により、図2に示すように、厚み方向に、主板部4表面よりわずかに隆起して形成されており、その上部と下部には、補強用リブ28,28が前後方向に形成される。
連結突部22は、図5〜7に示すように、その中央に、後縁24aを開放する切起し部24を備えている。この切起し部24は、連結突部22の主面fと連成する前縁を接続基部24bとし、該接続基部24bを湾曲させて、連結突部22の主面fから厚み方向に切り起こされたものであって、側方からみるとコ字状を呈している。そして、その縦長は、挿入孔10の縦長と略等しくしている。さらに、この切起し部24の、連結突部22の主面fからの切起し高さは、挿入孔10の横幅よりもわずかに大きく設定される。
そして、切起し部24には、図5〜7に示すように、切起し部24の主面gから、切起し部24の切り起し側に膨隆する、前後方向の規制リブ25が形成される。この規制リブ25は、図5に示すように、接続基部24bの中央部から後方に向けて形成される。そして、規制リブ25は、その後縁を、後方へ開放する規制端縁26とし、上下縁及び前縁を、切起し部24の他の部位と連続させている。規制リブ25は、図7(c)に示すように断面円弧状をなしており、規制端縁26は、図7(a),(b)に示すように、切起し部24の主面gから円弧状に膨隆した状態で後方に開放されている。
さらに、連結突部22が形成される各天井板用吊持杆1,1の端部には、前縁eを天井板用吊持杆1の主板部4側面に当接させる規制部21が配設される。この規制部21は、連結突部22の上下に設けられており、天井板用吊持杆1の端縁から係止縁部3の幅w(図1参照)に相当する分だけ長軸方向に突出している。また、規制部21の前縁eは、切起し部24の後縁24aよりも前方に位置し、規制リブ25の規制端縁26との前後間隔を天井板用吊持杆1の主板部4の肉厚にほぼ一致させている。
ここで、本実施例の天井板用吊持杆1は、バネ性の高いスチール等からなる金属板により構成される。なお、本実施例では、連結突部22が天井板用吊持杆1の本体と一体的に形成されているが、連結突部22は、別の金属板で形成して天井板用吊持杆1の端部に固着してもかまわない。
上述した構成にあって、一方の天井板用吊持杆1の主板部4に天井板用吊持杆1の端縁を連結するには、図8に示すように、連結突部22を挿入孔10に圧入するだけでよい。これにより、切起し部24が、挿入孔10の側縁によって規制リブ25の頂部を押圧されて弾性変形し、挿入孔10へ通過可能となる(図8(b)参照)。そしてさらに挿入すると、規制部21の前縁eが主板部4に当接する位置で、規制リブ25の規制端縁26が挿入孔10を通過して、切起し部24が拡開する(図8(c)参照)。そして、切起し部24の主面gが挿入孔10の側縁に弾接し、切起し部24の拡開が制限されることにより、2本の天井板用吊持杆1,1が強固に連結される。
かかる連結状態にあっては、図8(c)に示すように、切起し部24の規制リブ25の規制端縁26が挿入孔10側傍の主板部4に当接しているから、連結突部22が挿入孔10に対して離脱不能に拘束される。これとともに、切起し部24は、その主面を挿入孔10の側縁に弾接させて拡開を制限されているから、連結突部22を引き抜く方向に力が作用しても、切起し部24が外方へ開いて、変形するようなことがない。
また、規制部21の前縁eと規制リブ25の規制端縁26との間隔が主板部4の肉厚と略等しくなっているため、かかる連結状態では、一方の天井板用吊持杆1の主板部4が、規制部21と規制リブ25によって挟持される形となり、これにより、2本の天井板用吊持杆1,1がぐらつきなく連結される。
ここで、かかる連結機構にあっては、膨隆する規制リブ25を主板部4側面に直接当接させているから、連結突部22を引き抜く方向に力が加わると、当該力に対して、強度に優れたリブ形状が直接的に抗することとなる。このため、本実施例では、連結突部22を引き抜く方向に極めて強い力が加わった場合でも、切起し部24が座屈せず、従来構成に比べて強い連結強度が実現される。
また、かかる規制リブ25は、規制端縁26以外の端縁を切起し部24の他の部位と連続させているため、規制端縁26から規制リブ25に加わる応力が周囲に広く分散することとなり、規制リブ25の周辺部分で応力による変形が生じ難くなっている。
また、規制リブ25は、切起し部24の接続基部24bから後方に向けて形成されている。接続基部24bは湾曲状に切り起された極めて変形し難い部位であるため、本実施例では、かかる接続基部24bが規制リブ25を前方から支持することで、切起し部24が一層変形し難いものとなっている。
また、かかる連結機構にあって、連結を解除するには、挿入孔10から突出する切起し部24の後縁24aをドライバーなどで押し込むだけで、規制リブ25が挿入孔10内に位置して拘束が解除されるから、連結突部22を容易に挿入孔10から離脱できる。このためその連結解除も容易である。
この連結は上述したように、天井板用吊持杆1の両側で夫々隣接する挿入孔10,10に対して夫々行われるため、図2で示すように、天井板用吊持杆1,1,1相互が直交状となる。
また、かかる連結突部22は、プレス成形によって従来の連結突部と変わらない手間で製造できるため、本実施例の連結機構は、製造コストを上昇させることなく、連結強度を向上させることができる。
次に、上述の実施例の構成を変更した変形例について説明する。なお、以下の変形例にあっては、変更箇所以外は、上記実施例と同様の構成であるため、構成の共通する部分では、図中で符号を共通させて詳細な説明は省略する。
図9,10は、U字状の連結突部22aに、本発明に係る規制リブ25を形成した変形例である。具体的には、かかる変形例にあって、連結突部22aは、天井板用吊持杆1の端部から前方に突成され、屈曲部30で略180度折り返されて、該屈曲部30から折返し部27を後方に延出させてなるU字状をなしている。そして、規制リブ25は、連結突部22aの折返し部27の主面gから膨隆するようにして、屈曲部30付近から後方に向けて形成され、その後縁を後方へ開放する規制端縁26としている。かかる連結突部22aを挿入孔10に圧入すると、折返し部27が挿入孔10の側縁によって規制リブ25の頂部を押圧されて弾性変形し、挿入孔10へ通過可能となる。そして、規制リブ25の規制端縁26が挿入孔10を通過すると折返し部27が拡開し、規制端縁26が主板部4の側面に当接して連結突部22aが離脱不能となって連結状態となる。また、かかる連結状態にあって、折返し部27は、規制端縁26の後方で主面gを挿入孔10の側縁と弾接させており、これにより連結突部22aの拡開が制限される。
図11,12は、別の変形例の連結突部22bを示したものであり、かかる変形例にあっては、連結突部22bの切起し部24が、規制端縁26の後方で欠落した形状となっている。このように、本発明に係る切起し部24の側面形状は、上記実施例の形態に限らず様々に変更可能である。
図13,14は、別の変形例の連結突部22cを示したものである。かかる変形例の連結突部22cでは、二本の規制リブ25a,25aを、切起し部24の上下に対をなすように形成し、各規制リブ25a,25aの後縁にあたる規制端縁26,26を主板部4の側面に当接するようにしたものである。このように、本発明にあっては、連結突部に複数本の規制リブを設けることもできる。
図15,16は、別の変形例の連結突部22d及び規制部21aを示したものである。かかる変形例にあっては、連結突部22dには、上下端を直角に折り曲げてなる屈曲部29が形成されており、規制部21aは、該屈曲部29の基端から吊持杆1の短尺方向に延成される。このように、本発明に係る規制部は、吊持杆本体の端部から直接連成せずに、連結突部から延成することも可能である。
図17は、別の変形例の連結突部22eを示したものである。かかる変形例にあっては、切起し部24は、その接続基部24bをヘ字状に屈曲させることによって、連結突部22eの主面から厚み方向に切り起されている。このように、本発明に係る切起し部は、接続基部24bを湾曲させて切り起したもの(図6参照)に限られない。
また、本発明は、上記変形例以外にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において実施例の形態を種々変更できる。例えば、上記実施例にあって、規制リブは断面円弧状をなすように膨隆しているが、規制リブの断面形状は、円弧状に限らず、屈曲形状なども採用可能である。また、連結突部を挿入する挿入孔の形状も、実施例の形状に限定されず、連結突部の形状に合わせて適宜変更可能である。
1 天井板用吊持杆
2 係止隆部
3 係止縁部
4 主板部
10 挿入孔
21,21a 規制部
22,22a〜22e 連結突部
24 切起し部
24a 接続基部
24b 後縁
25,25a 規制リブ
26 規制端縁
e 規制部の前縁
f 連結突部の主面
g 切起し部の主面
p 天井板

Claims (6)

  1. 主板部の下端に天井板の端部を支持する係止縁部を備える天井板用吊持杆相互を、T字状に連結する連結機構において、
    一方の天井板用吊持杆の主板部に形成された縦長の挿入孔と、他方の天井板用吊持杆の端部から突成された連結突部とを備え、
    前記連結突部には、前縁のみが該連結突部の主面と連成され、後縁が開放する切起し部が厚み方向に形成され、
    前記切起し部には、該切起し部の主面から膨隆し、その後縁を後方へ開放する規制端縁とする前後方向の規制リブが形成され、
    前記挿入孔に連結突部を圧入することにより、規制リブの規制端縁が挿入孔周縁で主板部側面と当接して、該連結突部が挿入孔から離脱不能となるようにしたことを特徴とする天井板用吊持杆の連結機構。
  2. 前記規制リブは、前記切起し部の前縁付近から後方に向けて形成されていることを特徴とする請求項1記載の天井板用吊持杆の連結機構。
  3. 前記規制リブは、上下縁及び前縁を前記切起し部の他の部位と連続させており、後縁の規制端縁のみが開放されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の天井板用吊持杆の連結機構。
  4. 前記切起し部の後縁は、前記規制リブの規制端縁よりも後方に位置しており、規制端縁が主板部側面と当接した状態で、前記切起し部の主面が挿入孔の側縁と弾接するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の天井板用吊持杆の連結機構。
  5. 主板部の下端に天井板の端部を支持する係止縁部を備える天井板用吊持杆相互を、T字状に連結する連結機構において、
    一方の天井板用吊持杆の主板部に形成された縦長の挿入孔と、他方の天井板用吊持杆の端部から突成された連結突部とを備え、
    前記連結突部は、略180度折り返されてなるU字状をなし、
    前記連結突部の折返し部には、該折返し部の主面から膨隆し、その後縁を後方へ開放する規制端縁とする前後方向の規制リブが形成され、
    前記挿入孔に連結突部を圧入することにより、規制リブの規制端縁が挿入孔周縁で主板部側面と当接して、該連結突部が挿入孔から離脱不能となるようにしたことを特徴とする天井板用吊持杆の連結機構。
  6. 前記他方の天井板用吊持杆の端部に、前記一方の天井板用吊持杆の主板部側面に前縁を当接させる規制部が形成されており、
    該規制部の前縁と前記規制リブの規制端縁との間隔が、前記一方の天井板用吊持杆の主板部の肉厚と略一致することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の天井板用吊持杆の連結機構。
JP2010251147A 2010-11-09 2010-11-09 天井板用吊持杆の連結機構 Active JP5623246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010251147A JP5623246B2 (ja) 2010-11-09 2010-11-09 天井板用吊持杆の連結機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010251147A JP5623246B2 (ja) 2010-11-09 2010-11-09 天井板用吊持杆の連結機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012102513A true JP2012102513A (ja) 2012-05-31
JP5623246B2 JP5623246B2 (ja) 2014-11-12

Family

ID=46393216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010251147A Active JP5623246B2 (ja) 2010-11-09 2010-11-09 天井板用吊持杆の連結機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5623246B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068099A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大建工業株式会社 天井構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004244890A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Okumura Seisakusho:Kk 天井板用吊持杆の連結機構

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004244890A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Okumura Seisakusho:Kk 天井板用吊持杆の連結機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015068099A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 大建工業株式会社 天井構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP5623246B2 (ja) 2014-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4025658B2 (ja) 天井板用吊持杆の連結機構
JP5666400B2 (ja) クリップ
JP4540726B2 (ja) 二部材組付け構造
JP5859331B2 (ja) クリップ
JP4769597B2 (ja) バックル
EP2753768B1 (en) Cross runner connector
JP3197854U (ja) バックル
JP5623246B2 (ja) 天井板用吊持杆の連結機構
JP5371049B2 (ja) クリップ
JP6071507B2 (ja) 天井板
JP2013069497A (ja) 端子金具
JP2022037547A (ja) 端子金具および連鎖端子
CN105305146A (zh) 构件的组装固定结构
JP2007143273A (ja) 取付具
JP4790687B2 (ja) 樹脂製クリップ
JP3473541B2 (ja) 端子金具
JP2007247403A (ja) 天井板用吊持杆の連結機構
JP5964735B2 (ja) クリップ
JP2011001817A (ja) 天井板用吊持杆の連結機構
JP4272104B2 (ja) 天井板用吊持杆の連結機構
JP2017145860A (ja) 留め具および部品取付構造
JP2002285675A (ja) 天井板用吊持杆の連結機構
JP2000215959A (ja) バルブソケット
NZ622801B2 (en) Cross runner connector and main runner receiving hole
JP2008285813A (ja) 天井板用吊持杆の連結機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140725

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140827

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5623246

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250