JP2012102214A - タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ - Google Patents

タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2012102214A
JP2012102214A JP2010251058A JP2010251058A JP2012102214A JP 2012102214 A JP2012102214 A JP 2012102214A JP 2010251058 A JP2010251058 A JP 2010251058A JP 2010251058 A JP2010251058 A JP 2010251058A JP 2012102214 A JP2012102214 A JP 2012102214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass
hydrocarbon group
carbon atoms
group
rubber composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010251058A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5373746B2 (ja
Inventor
Akira Minakoshi
亮 皆越
Kenichi Kamisaka
憲市 上坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2010251058A priority Critical patent/JP5373746B2/ja
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to US13/576,810 priority patent/US20130012616A1/en
Priority to BR112013011559A priority patent/BR112013011559A2/pt
Priority to PCT/JP2011/075667 priority patent/WO2012063797A1/ja
Priority to KR1020127020040A priority patent/KR20130120364A/ko
Priority to EP11840253.6A priority patent/EP2520614A4/en
Priority to CN2011800081836A priority patent/CN102741340A/zh
Publication of JP2012102214A publication Critical patent/JP2012102214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5373746B2 publication Critical patent/JP5373746B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L9/00Compositions of homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
    • C08L9/06Copolymers with styrene
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • B60C1/0016Compositions of the tread
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60CVEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
    • B60C1/00Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/34Silicon-containing compounds
    • C08K3/36Silica
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/36Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
    • C08K5/39Thiocarbamic acids; Derivatives thereof, e.g. dithiocarbamates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/54Silicon-containing compounds
    • C08K5/548Silicon-containing compounds containing sulfur
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L15/00Compositions of rubber derivatives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L7/00Compositions of natural rubber

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

【課題】低燃費性及び耐摩耗性を高次元で両立できるとともに、ウェットグリップ性能にも優れたタイヤ用ゴム組成物、及びこれを用いた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】特定の窒素含有化合物に由来する構成単位を主鎖中に有する変性スチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカと、下記一般式(I);
20−S−S−A−S−S−R21 (I)
(式(I)において、Aは炭素数2〜10のアルキレン基、R20及びR21は、同一若しくは異なって、チッ素原子を含む1価の有機基を表す。)
で表される化合物とを含有し、上記ゴム成分100質量%中、上記変性スチレンブタジエンゴムの含有量が5質量%以上であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、タイヤ用ゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤに関する。
従来より、タイヤの転がり抵抗を低減(転がり抵抗性能を向上)することにより、車の低燃費化が行なわれてきた。近年、車の低燃費化の要求がますます強くなってきており、タイヤを製造するためのゴム組成物に対して、優れた低発熱性(低燃費性)が要求されている。
ゴム組成物の低燃費性を改善する方法として、補強用充填剤を減量する方法が知られている。しかし、この場合、ゴム組成物の硬度が低下して車のハンドリング性能(操縦安定性)が低下したり、ゴム組成物の強度が低下して耐摩耗性が低下するおそれがあった。
また、ゴム組成物の低燃費性を改善する他の方法として、補強用充填剤であるカーボンブラックをシリカで置換する方法が知られている。しかし、シリカは表面に親水性シラノール基が存在するため、カーボンブラックに比べゴム(特に、タイヤ用でよく使われる天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム等)との親和性が低く、耐摩耗性や力学強度(引張強度や破断伸び)の点で劣る場合があった。
特許文献1には、無水シリカ及び含水シリカをともに含有することにより、ウェットグリップ性能を大幅に改善できるタイヤ用ゴム組成物が開示されている。しかしながら、ウェットグリップ性能とともに、低燃費性及び耐摩耗性を改善する点については改善の余地がある。
特開2003−192842号公報
本発明は、前記課題を解決し、低燃費性及び耐摩耗性を高次元で両立できるとともに、ウェットグリップ性能にも優れたタイヤ用ゴム組成物、及びこれを用いた空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明は、下記一般式;
Figure 2012102214
(式中、Rは水素、炭素数1〜30の脂肪族炭化水素基、炭素数3〜30の脂環族炭化水素基又は炭素数5〜30の芳香族炭化水素基を表す。R及びRは、同一若しくは異なって、水素、
Figure 2012102214
又は
Figure 2012102214
であり、少なくともR及びRのいずれかは水素ではない。Rは水素又は炭素数1〜4の炭化水素基を表す。Xは2価の飽和炭化水素基を表し、窒素、酸素又は硫黄を含んでいてもよく、
Figure 2012102214
又は
Figure 2012102214
で置換されていてもよい。Zは2価の飽和炭化水素基を表し、窒素、酸素又は硫黄を含んでいてもよい。R〜Rは、同一若しくは異なって、水素、炭素数1〜30の脂肪族炭化水素基、炭素数3〜30の脂環族炭化水素基、炭素数5〜30の芳香族炭化水素基、又は環構成原子数3〜30の複素環基を表す。)で表される窒素含有化合物に由来する構成単位を主鎖中に有する変性スチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカと、下記一般式(I);
20−S−S−A−S−S−R21 (I)
(式(I)において、Aは炭素数2〜10のアルキレン基、R20及びR21は、同一若しくは異なって、チッ素原子を含む1価の有機基を表す。)
で表される化合物とを含有し、上記ゴム成分100質量%中、上記変性スチレンブタジエンゴムの含有量が5質量%以上であるタイヤ用ゴム組成物に関する。
上記ゴム組成物はトレッドに使用することが好ましい。
本発明はまた、上記ゴム組成物を用いた空気入りタイヤに関する。
本発明によれば、特定の窒素含有化合物をモノマーとして用いた変性スチレンブタジエンゴムと、シリカと、特定の化合物とを含有するゴム組成物であるので、低燃費性及び耐摩耗性を高次元で両立できるとともに、ウェットグリップ性能にも優れた空気入りタイヤを提供できる。
本発明のゴム組成物は、下記一般式;
Figure 2012102214
(式中、Rは水素、炭素数1〜30の脂肪族炭化水素基、炭素数3〜30の脂環族炭化水素基又は炭素数5〜30の芳香族炭化水素基を表す。R及びRは、同一若しくは異なって、水素、
Figure 2012102214
又は
Figure 2012102214
であり、少なくともR及びRのいずれかは水素ではない。Rは水素又は炭素数1〜4の炭化水素基を表す。Xは2価の飽和炭化水素基を表し、窒素、酸素又は硫黄を含んでいてもよく、
Figure 2012102214
又は
Figure 2012102214
で置換されていてもよい。Zは2価の飽和炭化水素基を表し、窒素、酸素又は硫黄を含んでいてもよい。R〜Rは、同一若しくは異なって、水素、炭素数1〜30(好ましくは1〜10)の脂肪族炭化水素基、炭素数3〜30(好ましくは3〜10)の脂環族炭化水素基、炭素数5〜30(好ましくは5〜10)の芳香族炭化水素基、又は環構成原子数3〜30(好ましくは3〜10)の複素環基(芳香族複素環基を含む)を表す。)で表される窒素含有化合物に由来する構成単位を主鎖中に有する変性スチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカと、下記一般式(I);
20−S−S−A−S−S−R21 (I)
(式(I)において、Aは炭素数2〜10のアルキレン基、R20及びR21は、同一若しくは異なって、チッ素原子を含む1価の有機基を表す。)
で表される化合物とを含有し、上記変性スチレンブタジエンゴムの含有量が5質量%以上である。
上記変性スチレンブタジエンゴム(変性SBR)を配合することにより、ゴム組成物中にシリカを良好に分散させることができる。また、上記一般式(I)で表される化合物を配合することで、結合エネルギーが高く、熱安定性が高いCC結合をゴム組成物に保有させることが可能となるため、シリカを配合しても、良好なゴム強度が得られる。更に、上記変性SBR及び上記化合物の併用により、それぞれの改善効果を相乗的に高めることができる。これらの作用により、低燃費性及び耐摩耗性を高次元で両立でき、また、優れたウェットグリップ性能も得られる。
上記変性SBRとしては、例えば、特開2010−116545号公報、特開2010−116546号公報に記載のものを使用することができる。
Xで表される飽和炭化水素基が窒素、酸素又は硫黄を含む形態としては、例えば、(CR1011−NR12−(CR1314、(CR1011−O−(CR1314、(CR1011−S−(CR1314などが挙げられる。R10〜R14は、同一若しくは異なって、水素、炭素数1〜30(好ましくは1〜5)の脂肪族炭化水素基、炭素数3〜30(好ましくは3〜10)の脂環族炭化水素基又は炭素数5〜30の芳香族炭化水素基(好ましくは5〜10)を表す。m及びnは1〜9(好ましくは1〜6)の整数を表す。mが2以上の場合、複数の(CR1011)のそれぞれは同じであっても異なってもよく、nが2以上の場合、複数の(CR1314)のそれぞれは同じであっても異なってもよい。
Zで表される飽和炭化水素基が窒素、酸素又は硫黄を含む形態についても、Xで表される飽和炭化水素基と同様のものが挙げられる。
シリカをより良好に分散できるという点から、Rは、水素又は炭素数1〜2の脂肪族炭化水素基であることが好ましい。また、Rは、水素又は炭素数1〜2の炭化水素基であることが好ましい。また、R〜Rは、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基又は複素環基であることが好ましく、脂肪族炭化水素基であることがより好ましい。また、R10〜R14は、水素又は炭素数1〜2の脂肪族炭化水素基であることが好ましい。
上記変性SBRは、スチレン、ブタジエン(1,3−ブタジエン)、及び上記一般式で表される窒素含有化合物(モノマー)を共重合して得られる共重合体であって、該窒素含有化合物に由来する構成単位は、主鎖部に含まれている。ここで、主鎖部とは、末端部も含む概念である。
上記一般式で表される窒素含有化合物としては、例えば、3−または4−(2−アゼチジノエチル)スチレン、3−または4−(2−ピロリジノエチル)スチレン、3−または4−(2−ピペリジノエチル)スチレン、3−または4−(2−ヘキサメチレンイミノエチル)スチレンなどが挙げられる。これらは単独で用いても良いし、二種以上を組み合わせて用いても良い。なかでも、シリカをより良好に分散できるという点から、3−または4−(2−ピロリジノエチル)スチレンが好ましい。
上記変性SBRは、少なくとも一方の末端が、窒素、酸素、ケイ素の中からなる群より選択される少なくとも1種を含む官能基を有する変性剤で変性されていることが好ましく、両末端が該変性剤で変性されていることがより好ましい。これにより、各性能の改善効果を高めることができる。
上記変性剤が有する官能基としては、例えば、アミノ基、アミド基、アルコキシシリル基、イソシアネート基、イミノ基、イミダゾール基、ウレア基、エーテル基、カルボニル基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、ニトリル基、ピリジル基などが挙げられ、好ましくはアミノ基、アルコキシシリル基である。また、上記変性剤としては、例えば、3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルトリメトキシシラン、3−(N,N−ジエチルアミノプロピル)トリメトキシシラン、3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルトリエトキシシラン、3−(N,N−ジエチルアミノプロピル)トリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、2−(4−ピリジルエチル)トリエトキシシラン、N−(3−トリエトキシシリルプロピル)−4,5−ジヒドロイミダゾール、四塩化ケイ素などが挙げられ、好ましくは3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルトリメトキシシランである。
上記変性SBRにおける窒素含有化合物の含有量は、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上である。0.05質量%未満では、低燃費性及びウェットグリップ性能の改善効果が得られにくい傾向がある。また、上記変性SBRにおける窒素含有化合物の含有量は、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下である。10質量%を超えると、コストの増加に見合った効果が得られない傾向がある。
上記変性SBRの重量平均分子量Mwは、好ましくは1.0×10以上、より好ましくは2.0×10以上である。1.0×10未満では、低燃費性及び耐摩耗性が悪化する傾向がある。また、該Mwは、好ましくは2.0×10以下、より好ましくは1.5×10以下である。2.0×10を超えると、加工性が悪化する傾向がある。
ゴム成分100質量%中の上記変性SBRの含有量は、5質量%以上、好ましくは35質量%以上、より好ましくは55質量%以上、更に好ましくは65質量%以上である。5質量%未満であると、上記変性SBRを配合した効果が充分に得られない傾向がある。また、上記変性SBRの含有量は、好ましくは90質量%以下、より好ましくは80質量%以下、更に好ましくは75質量%以下である。90質量%を超えると、加工性が悪化する傾向がある。
本発明のゴム組成物は、上記変性SBRととともに、他のゴム成分を併用してもよい。他のゴム成分としては、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)などのジエン系ゴムが挙げられる。これらは単独で用いてもよく、2種以上組み合わせてもよい。中でも、良好な低燃費性と破壊強度が得られるという点から、NRが好ましい。
NRとしては特に限定されず、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。
ゴム成分100質量%中のNRの含有量は、好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上、更に好ましくは25質量%以上である。10質量%未満であると、NRを配合した効果が充分に得られない傾向がある。NRの含有量は、好ましくは50質量%以下、より好ましくは40質量%以下、更に好ましくは35質量%以下である。50質量%を超えると、上記変性SBRの含有量が少なくなり、シリカの分散性が悪化する傾向がある。
シリカとしては、例えば、乾式法シリカ(無水シリカ)、湿式法シリカ(含水シリカ)など、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。これらは、単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
また、シリカは、公知のシランカップリング剤と併用することが好ましい。
シリカのチッ素吸着比表面積(NSA)は、好ましくは100m/g以上、より好ましくは150m/g以上である。100m/g未満であると、補強効果が小さく、耐摩耗性が悪化する傾向がある。また、シリカのNSAは、好ましくは300m/g以下、より好ましくは200m/g以下である。300m/gを超えると、シリカが分散しにくくなり、低燃費性が悪化する傾向がある。
なお、シリカのNSAは、ASTM D3037−81に準じてBET法で測定される。
シリカの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは50質量部以上、より好ましくは65質量部以上である。50質量部未満であると、充分なウェットグリップ性能及び耐摩耗性が得られないおそれがある。また、シリカの含有量は、好ましくは150質量部以下、より好ましくは100質量部以下である。150質量部を超えると、シリカが分散しにくくなり、低燃費性が悪化する傾向がある。
本発明では、下記一般式(I)で表される化合物が使用される。これにより、結合エネルギーが高く、熱安定性が高いCC結合をゴム組成物に保有させることができるため、良好な低燃費性を維持しながら、耐摩耗性能を改善できる。
20−S−S−A−S−S−R21 (I)
(式(I)において、Aは炭素数2〜10のアルキレン基、R20及びR21は、同一若しくは異なって、チッ素原子を含む1価の有機基を表す。)
Aのアルキレン基(炭素数2〜10)としては、特に限定されず、直鎖状、分岐状、環状のものがあげられるが、なかでも、直鎖状のアルキレン基が好ましい。炭素数は4〜8が好ましい。アルキレン基の炭素数が1では、熱的な安定性が悪く、アルキレン基を有することによる効果が得られない傾向があり、炭素数が11以上では、−S−S−A−S−S−で表される架橋鎖の形成が困難になる傾向がある。
上記条件を満たすアルキレン基としては、エチレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、デカメチレン基などがあげられる。なかでも、ポリマー間に−S−S−A−S−S−で表される架橋がスムーズに形成され、熱的にも安定であるという理由から、ヘキサメチレン基が好ましい。
20及びR21としては、チッ素原子を含む1価の有機基であれば特に限定されないが、芳香環を少なくとも1つ含むものが好ましく、炭素原子がジチオ基に結合したN−C(=S)−で表される結合基を含むものがより好ましい。R20及びR21は、それぞれ同一でも異なっていてもよいが、製造の容易さなどの理由から同一であることが好ましい。
上記一般式(I)で表される化合物としては、例えば、1,2−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)エタン、1,3−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)プロパン、1,4−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ブタン、1,5−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ペンタン、1,6−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサン、1,7−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘプタン、1,8−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)オクタン、1,9−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ノナン、1,10−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)デカンなどがあげられる。なかでも、熱的に安定であり、分極性に優れるという理由から、1,6−ビス(N,N’−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンが好ましい。
上記一般式(I)で表される化合物の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは4質量部以上、更に好ましくは6質量部以上である。1質量部未満であると、該化合物を配合した効果が充分に得られないおそれがある。また、上記一般式(I)で表される化合物の含有量は、好ましくは12質量部以下、より好ましくは10質量部以下、更に好ましくは8質量部以下である。12質量部を超えると、ゴム組成物の柔軟性が低くなり、耐摩耗性能が悪化するおそれがある。
本発明では、加硫剤(架橋剤)として、上記一般式(I)で表される化合物とともに、通常、硫黄が使用される。
硫黄としては、粉末硫黄、沈降硫黄、コロイド硫黄、不溶性硫黄、高分散性硫黄などが挙げられる。
硫黄の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは1質量部以上、より好ましくは1.5質量部以上、更に好ましくは1.8質量部以上である。1質量部未満であると、加硫速度が遅くなり、生産性が悪化するおそれがある。また、硫黄の含有量は、好ましくは4質量部以下、より好ましくは3質量部以下、更に好ましくは2質量部以下である。4質量部を超えると、ゴム組成物中で硫黄架橋が占める割合が多くなり、上記一般式(I)で表される化合物を配合した効果が損なわれる傾向がある。
本発明のゴム組成物に硫黄が使用される場合、硫黄及び上記一般式(I)で表される化合物の合計含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは2質量部以上、より好ましくは6質量部以上、更に好ましくは8質量部以上である。また、該合計含有量は、好ましくは16質量部以下、より好ましくは12質量部以下、更に好ましくは10質量部以下である。上記範囲内にすることにより、良好な架橋構造を効率良く形成することができる。
本発明のゴム組成物には、前記成分以外にも、ゴム組成物の製造に一般に使用される配合剤、例えば、カーボンブラック、酸化亜鉛、ステアリン酸、各種老化防止剤、オイル、ワックス、加硫促進剤などを適宜配合することができる。
本発明のゴム組成物は、カーボンブラックを含有することが好ましい。これにより、良好な補強性が得られ、耐摩耗性をより改善できる。
カーボンブラックとしては特に限定されず、タイヤ工業において一般的なものを使用できる。
カーボンブラックのチッ素吸着比表面積(NSA)は、好ましくは50m/g以上、より好ましくは100m/g以上である。50m/g未満では、充分な補強性が得られない傾向がある。カーボンブラックのNSAは、好ましくは200m/g以下、より好ましくは150m/g以下である。200m/gを超えると、低燃費性が悪化する傾向がある。
なお、カーボンブラックのチッ素吸着比表面積は、JIS K6217のA法によって測定される値である。
カーボンブラックの含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは5質量部以上、より好ましくは8質量部以上である。5質量部未満の場合、カーボンブラックを配合した効果が充分に得られないおそれがある。また、カーボンブラックの含有量は、好ましくは20質量部以下、より好ましくは15質量部以下である。20質量部を超えると、低燃費性が悪化する傾向がある。
本発明のゴム組成物において、カーボンブラック及びシリカの合計含有量は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは55質量部以上、より好ましくは75質量部以上である。また、該合計含有量は、好ましくは170質量部以下、より好ましくは100質量部以下である。上記範囲内とすることにより、優れた耐摩耗性が得られる。また、本発明のゴム組成物は、上記変性SBRと、上記一般式(I)で表される化合物とを併用しているため、通常のフィラー量を減量しなくても、良好な低燃費性が得られる。
本発明のゴム組成物の製造方法としては、公知の方法を採用することができ、例えば、前記各成分をバンバリーミキサー、オープンロール等のゴム混練装置を用いて混練する方法が挙げられる。
本発明のゴム組成物は、タイヤの各部材に使用でき、なかでも、トレッド(特にキャップトレッド)に好適に使用できる。
本発明のゴム組成物を用い、通常の方法で本発明の空気入りタイヤを製造することができる。すなわち、前記ゴム組成物を用いてトレッドなどのタイヤ部材を作製し、他の部材とともに貼り合わせ、タイヤ成型機上にて加熱加圧することにより製造できる。
本発明の空気入りタイヤは、乗用車用タイヤ、トラック・バス用タイヤ、二輪車用タイヤ、競技用タイヤ等として好適に用いられ、特に乗用車用タイヤとしてより好適に用いられる。
実施例に基づいて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
以下に、モノマー(1)の合成で用いた各種薬品について説明する。
シクロへキサン:関東化学(株)製
ピロリジン:関東化学(株)製
ジビニルベンゼン:シグマアルドリッチ社製
1.6M n−ブチルリチウムへキサン溶液:関東化学(株)製
イソプロパノール:関東化学(株)製
製造例1(モノマー(1)の合成)
十分に窒素置換した100ml容器に、シクロへキサン50ml、ピロリジン4.1ml(3.6g)、ジビニルベンゼン6.5gを加え、0℃にて1.6M n−ブチルリチウムヘキサン溶液0.7mlを加えて撹拌した。
1時間後、イソプロパノールを加えて反応を停止させ、抽出・精製を行うことでモノマー(1)を得た。
以下に、重合体(1)〜(2)の合成で用いた各種薬品について説明する。
シクロヘキサン:関東化学(株)製
スチレン:関東化学(株)製
ブタジエン:高千穂化学工業(株)製
テトラメチルエチレンジアミン:関東化学(株)製
1.6M n−ブチルリチウムへキサン溶液:関東化学(株)製
末端変性剤:アヅマックス社製の3−(N,N−ジメチルアミノ)プロピルトリメトキシシラン
イソプロパノール:関東化学(株)製
製造例2(重合体(1)の合成)
十分に窒素置換した1000ml耐圧製容器に、シクロヘキサン600ml、スチレン12.6ml(11.4g)、ブタジエン71.0ml(41.0g)、モノマー(1)0.29g、テトラメチルエチレンジアミン0.11mlを加え、40℃で1.6M n−ブチルリチウムヘキサン溶液0.2mlを加えて撹拌した。
3時間後、イソプロパノール3mlを加えて重合を停止させた。反応溶液に2,6−tert−ブチル−p−クレゾール1gを添加後、メタノールで再沈殿処理を行い、加熱乾燥させて重合体(1)を得た。
製造例3(重合体(2)の合成)
十分に窒素置換した1000ml耐圧製容器に、シクロヘキサン600ml、スチレン12.6ml(11.4g)、ブタジエン71.0ml(41.0g)、モノマー(1)0.29g、テトラメチノエチレンジアミン0.11mlを加え、40℃で1.6M n−ブチルリチウムヘキサン溶液0.2mlを加えて撹拌した。
3時間後、3−(N,N−ジメチルアミノプロピル)トリメトキシシラン(変性剤)を0.5ml(0.49g)加えて撹拌した。
1時間後、イソプロパノール3mlを加えて重合を停止させた。反応溶液に2,6−tert−ブチル−p−クレゾール1gを添加後、メタノールで再沈殿処理を行い、加熱乾燥させて重合体(2)を得た。
(重量平均分子量Mwの測定)
重量平均分子量Mwは、東ソー(株)製GPC−8000シリーズの装置を用い、検知器として示差屈折計を用い、分子量は標準ポリスチレンにより校正した。
(重合体中の窒素含有化合物誘導体モノマー量の測定)
重合体中の窒素含有化合物誘導体モノマー量は、日本電子(株)製JNM−ECAシリーズの装置を用いて測定した。
以下、実施例及び比較例で使用した薬品について説明する。
SBR:旭化成ケミカルズ(株)製のE15
重合体(1):主鎖変性SBR(製造例2にて製造、Mw:3.0×10、窒素含有化合物誘導体モノマー量:1.0質量%)
重合体(2):主鎖及び末端変性SBR(製造例3にて製造、Mw:3.0×10、窒素含有化合物誘導体モノマー量:1.0質量%)
NR:RSS#3
シリカ:デグッサ社製のULTRASIL VN3(NSA:175m/g)
カーボンブラック:三菱化学(株)製のダイアブラックN220(NSA:114m/g)
シランカップリング剤:デグッサ社製のSi69(ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド)
酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製の亜鉛華1号
ステアリン酸:日油(株)製のステアリン酸「椿」
老化防止剤:住友化学(株)製のアンチゲン6C(N−(1,3−ジメチルブチル)−N’−フェニル−p−フェニレンジアミン)
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックN
オイル:(株)ジャパンエナジー製のプロセスX−140
硫黄:軽井沢硫黄(株)製の粉末硫黄
加硫促進剤(1):大内新興化学工業(株)製のノクセラーCZ(N−シクロへキシル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)
加硫促進剤(2):大内新興化学工業(株)製のノクセラーD(N,N’−ジフェニルグアニジン)
架橋剤:ランクセス社製のVulcuren VP KA9188(1,6―ビス(N,N’―ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサン)
実施例及び比較例
表1に示す配合内容に従い、バンバリーミキサーを用いて、硫黄、加硫促進剤及び架橋剤以外の材料を150℃の条件下で3分間混練りし、混練り物を得た。次に、得られた混練り物に硫黄、加硫促進剤及び架橋剤を添加し、オープンロールを用いて、50℃の条件下で5分間練り込み、未加硫ゴム組成物を得た。得られた未加硫ゴム組成物をトレッドの形状に成形し、他のタイヤ部材と貼り合わせてタイヤに成形し、170℃で10分間加硫することで試験用タイヤ(タイヤサイズ:195/65R15)を製造した。
上記試験用タイヤを用いて以下の評価を行った。結果を表1に示す。
(転がり抵抗)
転がり抵抗試験機を用い、試験用タイヤを、リム(15×6JJ)、内圧(230kPa)、荷重(3.43kN)、速度(80km/h)で走行させたときの転がり抵抗を測定し、下記計算式により指数表示した。指数が大きいほど、転がり抵抗が低く、低燃費性に優れることを示す。
(転がり抵抗指数)=(比較例1の転がり抵抗)/(各配合の転がり抵抗)×100
(ウェットグリップ性能)
上記試験用タイヤを装着した車両で湿潤アスファルト路面を走行し、初速度100km/hからの制動距離を測定し、下記計算式により指数表示した。指数が大きいほど、ウェットグリップ性能(ウェットスキッド性能)に優れることを示す。
(ウェットグリップ性能指数)=(比較例1の制動距離)/(各配合の制動距離)×100
(耐摩耗性)
上記試験用タイヤを装着した車両で市街地を走行し、8000km走行後の溝探さの減少量から、溝深さが1mm減少するときの走行距離を算出し、下記計算式により指数表示した。指数が大きいほど、耐摩耗性に優れることを示す。
(耐摩耗性指数)=(各配合の走行距離)/(比較例1の走行距離)×100
Figure 2012102214
表1より、特定の窒素含有化合物を主鎖中に有する変性SBRと、シリカと、KA9188(上記一般式(I)表される化合物)とを併用した実施例は、比較例1と比較して、低燃費性、耐摩耗性及びウェットグリップ性能の全ての性能が大きく改善された。また、上記変性SBR及びKA9188の一方を含有する比較例2〜4との比較から、各性能が相乗的に改善されていることが分かった。

Claims (3)

  1. 下記一般式;
    Figure 2012102214
    (式中、Rは水素、炭素数1〜30の脂肪族炭化水素基、炭素数3〜30の脂環族炭化水素基又は炭素数5〜30の芳香族炭化水素基を表す。R及びRは、同一若しくは異なって、水素、
    Figure 2012102214
    又は
    Figure 2012102214
    であり、少なくともR及びRのいずれかは水素ではない。Rは水素又は炭素数1〜4の炭化水素基を表す。Xは2価の飽和炭化水素基を表し、窒素、酸素又は硫黄を含んでいてもよく、
    Figure 2012102214
    又は
    Figure 2012102214
    で置換されていてもよい。Zは2価の飽和炭化水素基を表し、窒素、酸素又は硫黄を含んでいてもよい。R〜Rは、同一若しくは異なって、水素、炭素数1〜30の脂肪族炭化水素基、炭素数3〜30の脂環族炭化水素基、炭素数5〜30の芳香族炭化水素基、又は環構成原子数3〜30の複素環基を表す。)で表される窒素含有化合物に由来する構成単位を主鎖中に有する変性スチレンブタジエンゴムを含むゴム成分と、シリカと、下記一般式(I);
    20−S−S−A−S−S−R21 (I)
    (式(I)において、Aは炭素数2〜10のアルキレン基、R20及びR21は、同一若しくは異なって、チッ素原子を含む1価の有機基を表す。)
    で表される化合物とを含有し、
    前記ゴム成分100質量%中、前記変性スチレンブタジエンゴムの含有量が5質量%以上であるタイヤ用ゴム組成物。
  2. トレッドに使用される請求項1記載のタイヤ用ゴム組成物。
  3. 請求項1又は2記載のゴム組成物を用いた空気入りタイヤ。

JP2010251058A 2010-11-09 2010-11-09 タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP5373746B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010251058A JP5373746B2 (ja) 2010-11-09 2010-11-09 タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
BR112013011559A BR112013011559A2 (pt) 2010-11-09 2011-11-08 composição de borracha para pneus e pneumático
PCT/JP2011/075667 WO2012063797A1 (ja) 2010-11-09 2011-11-08 タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
KR1020127020040A KR20130120364A (ko) 2010-11-09 2011-11-08 타이어용 고무 조성물 및 공기 타이어
US13/576,810 US20130012616A1 (en) 2010-11-09 2011-11-08 Rubber composition for tire, and pneumatic tire
EP11840253.6A EP2520614A4 (en) 2010-11-09 2011-11-08 RUBBER COMPOSITION FOR PNEUMATIC AND PNEUMATIC
CN2011800081836A CN102741340A (zh) 2010-11-09 2011-11-08 轮胎用橡胶组合物及充气轮胎

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010251058A JP5373746B2 (ja) 2010-11-09 2010-11-09 タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012102214A true JP2012102214A (ja) 2012-05-31
JP5373746B2 JP5373746B2 (ja) 2013-12-18

Family

ID=46050940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010251058A Expired - Fee Related JP5373746B2 (ja) 2010-11-09 2010-11-09 タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20130012616A1 (ja)
EP (1) EP2520614A4 (ja)
JP (1) JP5373746B2 (ja)
KR (1) KR20130120364A (ja)
CN (1) CN102741340A (ja)
BR (1) BR112013011559A2 (ja)
WO (1) WO2012063797A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102942658B (zh) * 2012-10-31 2016-04-06 大连理工大学 功能化乳聚丁苯橡胶及其制备方法
EP3059260B1 (en) * 2013-10-17 2018-02-21 LG Chem, Ltd. End-functionalized conjugated diene-based polymer and process for producing same
KR101508465B1 (ko) 2013-10-17 2015-04-14 주식회사 엘지화학 말단 기능성 공액 디엔계 중합체 및 이의 제조방법
DE102014203951A1 (de) 2014-03-05 2015-09-10 Evonik Degussa Gmbh Synthese von alpha,beta-ungesättigten Carbonsäuren (Meth)acrylaten aus Olefinen
EP3336108B1 (en) * 2015-08-10 2019-06-26 JSR Corporation Conjugated diene polymer and method for producing same, polymer composition, crosslinked polymer, and tire

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040116635A1 (en) * 2002-08-16 2004-06-17 Halasa Adel Farhan Functionalized monomers for synthesis of rubbery polymers
JP2004168903A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Jsr Corp 共役ジオレフィン(共)重合ゴム、該(共)重合ゴムの製造方法、ゴム組成物およびタイヤ
JP2004256792A (ja) * 2003-02-06 2004-09-16 Bridgestone Corp ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP2005263892A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤトレッド用ゴム組成物
JP2007162018A (ja) * 2005-11-30 2007-06-28 Goodyear Tire & Rubber Co:The 機能化したゴム状重合体
JP2007186644A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤトレッド用ゴム組成物
JP2008111012A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤキャップトレッド用ゴム組成物
JP2008138081A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ用ゴム組成物の製造方法
JP2009084485A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤトレッド用ゴム組成物
WO2009072350A1 (ja) * 2007-12-07 2009-06-11 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. タイヤ用ゴム組成物
JP2010077217A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物及びタイヤ
JP2010116546A (ja) * 2008-10-16 2010-05-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物及びタイヤ
JP2010116545A (ja) * 2008-10-16 2010-05-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd 重合体、ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP2010116556A (ja) * 2008-10-16 2010-05-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP2010116554A (ja) * 2008-10-16 2010-05-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1197518A4 (en) * 2000-02-04 2003-01-08 Bridgestone Corp RUBBER AND TIRE COMPOSITION CONSISTING OF THIS COMPOSITION
JP3986821B2 (ja) 2001-12-26 2007-10-03 住友ゴム工業株式会社 タイヤ用ゴム組成物および当該ゴム組成物を用いたタイヤ
US8058357B2 (en) * 2007-12-31 2011-11-15 Bridgestone Corporation Vulcanizable compositions and tire treads prepared therewith
CN101724184B (zh) * 2008-10-29 2013-05-01 住友橡胶工业株式会社 橡胶组合物及轮胎
US8182626B2 (en) * 2008-10-30 2012-05-22 Continental Ag Tire composition with improved vulcanizing agent
US20100144946A1 (en) * 2008-12-04 2010-06-10 Nicola Costantini Pneumatic tire with tread

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040116635A1 (en) * 2002-08-16 2004-06-17 Halasa Adel Farhan Functionalized monomers for synthesis of rubbery polymers
JP2004168903A (ja) * 2002-11-20 2004-06-17 Jsr Corp 共役ジオレフィン(共)重合ゴム、該(共)重合ゴムの製造方法、ゴム組成物およびタイヤ
JP2004256792A (ja) * 2003-02-06 2004-09-16 Bridgestone Corp ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP2005263892A (ja) * 2004-03-17 2005-09-29 Sumitomo Rubber Ind Ltd タイヤトレッド用ゴム組成物
JP2007162018A (ja) * 2005-11-30 2007-06-28 Goodyear Tire & Rubber Co:The 機能化したゴム状重合体
JP2007186644A (ja) * 2006-01-16 2007-07-26 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤトレッド用ゴム組成物
JP2008111012A (ja) * 2006-10-30 2008-05-15 Toyo Tire & Rubber Co Ltd タイヤキャップトレッド用ゴム組成物
JP2008138081A (ja) * 2006-12-01 2008-06-19 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ用ゴム組成物の製造方法
JP2009084485A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤトレッド用ゴム組成物
WO2009072350A1 (ja) * 2007-12-07 2009-06-11 Sumitomo Rubber Industries, Ltd. タイヤ用ゴム組成物
JP2010077217A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物及びタイヤ
JP2010116546A (ja) * 2008-10-16 2010-05-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物及びタイヤ
JP2010116545A (ja) * 2008-10-16 2010-05-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd 重合体、ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP2010116556A (ja) * 2008-10-16 2010-05-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP2010116554A (ja) * 2008-10-16 2010-05-27 Sumitomo Rubber Ind Ltd ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
BR112013011559A2 (pt) 2019-09-24
KR20130120364A (ko) 2013-11-04
WO2012063797A1 (ja) 2012-05-18
US20130012616A1 (en) 2013-01-10
JP5373746B2 (ja) 2013-12-18
CN102741340A (zh) 2012-10-17
EP2520614A4 (en) 2013-11-13
EP2520614A1 (en) 2012-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5244064B2 (ja) 重合体、ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP5394878B2 (ja) ゴム組成物及びタイヤ
JP5394877B2 (ja) ゴム組成物及びタイヤ
JP5324384B2 (ja) 重合体、タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5351244B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物、及び空気入りタイヤ
JP5576438B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5466474B2 (ja) ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP2011132298A (ja) 変性共重合体、それを用いたゴム組成物および空気入りタイヤ
JP5552025B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5612728B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物、及び空気入りタイヤ
JP5662231B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5466473B2 (ja) ゴム組成物およびそれを用いたタイヤ
JP5658098B2 (ja) トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2014105294A (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5373746B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5712106B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JPWO2013046850A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5670855B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5662265B2 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
WO2012133480A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
WO2012140979A1 (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2013079353A (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5373746

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees