JP2012101892A - 自動原稿送り装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

自動原稿送り装置、画像読取装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ピックアップローラ1の加圧力を損なうことなく、また、原稿枚数多少にかかわらずシャッター5の動作の安定化、自動原稿送り装置の軽量化、省電力化を図ること。
【解決手段】ピックアップローラ1を保持しフィードローラ2の回転力によりフィードローラ2の軸心2aを支点に揺動してローラ1の退避位置から原稿搬送経路50上への進退の位置変位を行うブラケット9と、ラブラケット9上に枢着されローラ1の位置変位のために行うブラケット9の揺動に連動してシャッター5のロック・解除をするリンク部材12と、リンク部材12を支えてブラケット9の揺動をリンク部材12によるシャッター5のロック・解除の運動に変換する支点部材13とを有する構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動原稿送り装置、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
自動原稿送り装置の分離部に、原稿の先端を揃えてセットする為、或いは、分離部に原稿先端を勢いよくセットして、分離部のニップに原稿が入り込む事により、正常に分離出来ず、マルチフィード(重送)を起こしてしまうことを防止する為、原稿入り口、分離部の手前にストッパー部材(以下シャッター)を設けることは一般的になっている。
(1)原稿の先端を規制するシャッターの動作の制御する為に、ソレノイド等の動力源を用いている自動原稿送り装置は数多く存在するが、ソレノイド等を用いると、電力消費、機器の重量増大、部品コストの増大等の問題がある。
(2)ピックアップローラが原稿をピックアップする時に、フィードローラの回転軸回りに回転するピックアップユニットにシャッターが保持され、ピックアップユニットの回転によりシャッターのロック、ロックの解除を行う発明は数多く出されているが、ピックアップユニットの回転する角度により、シャッターをロックした状態から解除する状態に変えるため、積載されている原稿の枚数によってはシャッター動作に余裕が少なくなったりする。
(3)自動原稿送り装置の小型化の為には、原稿積載のテーブルとピックアップローラの待機位置の距離を短くする必要があり、ピックアップローラが原稿位置から離間しているピックアップユニットの待機状態からピックアップローラが原稿に触れるまでの回転角が小さければ小さいほど、自動原稿送り装置を小型化できる。
上記(2)、(3)の理由により、シャッターがフィードローラの回転軸回りに回転するピックアップユニットに保持され、ピックアップローラが原稿をピックアップする時に、ピックアップユニットの回転によりシャッターのロック、ロックの解除を行う方法は機器の小型化、原稿積載枚数の多数枚化には不適当である。
多数枚の原稿を勢いよくセットした場合にも、原稿の慣性力に負けることなくシャッターを閉じ状態に保持するには、ピックアップユニットの回転力も相応する大きさの回転力が必要になってくるが、ピックアップユニットを回転させるトルクは、ピックアップローラの加圧力になるので、むやみにトルクを大きくする訳にも行かず、シャッターによる原稿先端部の揃え機能が不完全になる場合がある。すなわち、シャッターのロック状態を解除する力を、ピックアップユニットの回転力(回転トルク)に頼っているシャッター機構ではピックアップローラの加圧力とシャッター動作の安定化が両立できない場合がある。
(4)用紙束の先端を揃えるストッパと、前記用紙束の最下位の用紙から分離供給する分離部と、前記用紙束を前記分離部に給送する呼び出し手段と、弾性体によって構成された板状の部材と、を備え、前記板状の部材は、前記ストッパによる前記用紙束の先端を揃える位置より搬送方向下流側において、前記用紙束の先端に当接し、前記用紙束先端部を楔状に形成するように下方向に押圧している用紙自動給紙装置がある(例えば特許文献1参照)。かかる先行技術では、ストッパは支点を中心に回動するとの記載があるが、該ストッパの駆動手段については言及がない。
本発明は、上記の問題に鑑み、ピックアップローラの加圧力を損なうことなく、また、原稿枚数多少にかかわらずシャッター動作の安定化、装置の軽量化、省電力化を図ることのできる自動原稿送り装置、原稿読取装置及び画像形成装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
(1):原稿搬送経路上、上流から下流に向けて、ピックアップローラ、シャッター、分離部の順に配置し、前記分離部がフィードローラとリバースローラを具備する構成の自動原稿送り装置であって、
前記ピックアップローラを保持し前記フィードローラの回転力により該フィードローラの軸心を支点に揺動して前記ピックアップローラの退避位置から原稿搬送経路上への進退の位置変位を行うピックアップローラブラケットと、
前記ピックアップローラブラケット上に枢着されていて前記ピックアップローラの位置変位のために行う当該ピックアップローラブラケットの揺動に連動して前記シャッターのロック及び該ロックの解除をするリンク部材と、
前記リンク部材を、その枢着部と自由端部との中間位置で当該自動原稿送り装置の本体に支えて前記ピックアップローラブラケットの揺動を前記リンク部材による前記シャッターのロック及び該ロックの解除の運動に変換する支点部材とを有することとした(請求項1)。
この例の構成では、シャッターの動作の制御にフィードローラの回転力により揺動されるピックアップローラブラケットを用いるので、従来のソレノイドを用いる構成に比べて電力消費、機器の重量増大、部品コストの増大等の問題が解消される。また、リンク部材の揺動を支点部材で制御するので、梃子の原理によりピックアップローラブラケットの小さい揺動角でもリンク部材の揺動範囲を十分にとることができ、かつ、シャッターのロック解除の動力も少なくて済み、ピックアップローラの加圧力を損なうことなく装置の小型化、シャッター機能の安定化を図ることができる。
(2):原稿搬送経路を間にして上下方向に対向配置されたフィードローラとリバースローラの対からなる分離部と、同じく原稿搬送経路を間にして上下方向に対向配置された原稿ガイドと、原稿搬送経路上で前記分離部の上流側で上下何れかの原稿ガイド側に配置されたピックアップローラと、下原稿ガイド上でその先端側をピックアップローラに対向させてセットされた原稿を前記ピックアップローラの回転により前記分離部に送り込み、該分離部ではこの送り込まれた原稿が複数枚の場合に1枚ずつ分離して下流側に送り出す自動原稿送り装置であって、
前記原稿先端部を定位置に揃えてセットする手段として、前記ピックアップローラと前記分離部との間の位置に設けられ、原稿搬送経路を塞ぐ態様と、原稿搬送経路を開放する態様を採りうるように、本体又は本体と一体な不動部材に揺動可能に設けられた原稿先端部突き当て用のシャッターと、
このシャッターを前記塞ぐ態様にロックされる状態と該ロック状態を解除される状態とに切り換える切換手段とを有し、
前記シャッターはその自由端部に前記ロック状態を得るための係合部を有し、
前記切換手段は、前記ピックアップローラを保持すると共に前記フィードローラの回転軸にトルクリミッタを介して枢着されたピックアップローラブラケットと、該ピックアップローラブラケットの揺動範囲を規制する揺動範囲規制手段と、該ピックアップローラブラケットにその一端側を枢着されその他端側に前記係合部を掛ける係止部を有するリンク部材と、該リンク部材をその一端側の前記枢着部と前記係止部との間の位置で当該自動原稿送り装置の本体に支えることにより前記ピックアップローラブラケットの揺動に応じて該リンク部材上の前記係止部を前記係合部に対してロック可能又はロック解除状態にする支点部材と、を有することとした(請求項2)。
この例の構成では、シャッターの動作の制御にフィードローラの回転力により揺動されるピックアップローラブラケットを用いるので、従来のソレノイドを用いる構成に比べて電力消費、機器の重量増大、部品コストの増大等の問題が解消される。また、リンク部材の揺動を支点部材で制御するので、梃子の原理によりピックアップローラブラケットの小さい揺動角でもリンク部材の揺動範囲を十分にとることができ、かつ、シャッターのロック解除の動力も少なくて済み、ピックアップローラの加圧力を損なうことなく装置の小型化、シャッター機能の安定化を図ることができる。
(3):(2)に記載の自動原稿送り装置において、前記シャッターは自重モーメントによる回動習性を有し、該自重モーメントにより、原稿搬送時は搬送される原稿面に摺接し、セット原稿が無い状態のもとでは、前記係合部が前記係止部よりも上流側に位置するように規制するストッパで止められる位置まで該自重モーメントにより回転して待機状態となることとした(請求項3)。
この例の構成では、自重モーメントとストッパによりシャッターをシャッターの回動位置を自動で適切な位置におくことができる。
(4):(1)乃至(3)の何れかに記載の自動原稿送り装置において、原稿搬送経路を挟んでピックアップローラと対向させて原稿を介して該ピックアップローラを加圧するピックアップ加圧部材を有することとした(請求項4)。
本例の構成では、ピックアップローラによる原稿の押圧がなされ分離部への原稿の送りが確実になる。
(5):原稿搬送経路に原稿読取手段を具備してなる画像読取装置において、(1)乃至(4)の何れかに記載の自動原稿送り装置を組み合わせた(請求項5)。
この例の構成では、自動原稿送り装置の特徴効果を備えた画像読取装置を提供できる。
(6):静電方式の画像形成装置において、(5)に記載の画像読取装置を組み合わせた(請求項6)。
この例の構成では、自動原稿送り装置の特徴効果を備えた画像形成装置を提供できる。
本発明によれば、ピックアップローラの加圧力を損なうことなく、また、原稿枚数多少にかかわらずシャッター動作の安定化、装置の軽量化、省電力化を図ることのできる自動原稿送り装置、原稿読取装置及び画像形成装置を提供することができる。
自動原稿送り装置の要部構成を示す正面図である。 原稿ガイド下及び原稿ガイド上の立体的な構成を示す斜視図である。 ピックアップローラブラケットの斜視図である。 原稿ガイド上の立体的な構成を示す斜視図である。 原稿ガイド下の立体的な構成を示す斜視図である。 原稿装填待機状態の自動原稿送り装置の要部構成図である。 (a)は原稿をシャッターで整列している状態の自動原稿送り装置の要部構成図、(b)はピックアップローラブラケットの揺動状態を説明した部分正面図である。 (a)は原稿を整列したシャッターがロックを解除される直前の状態を示した自動原稿送り装置の要部構成図、(b)はピックアップローラブラケットの揺動状態を説明した部分正面図である。 (a)は原稿の分離搬送状態を示した自動原稿送り装置の要部構成図、(b)はピックアップローラブラケットの揺動状態を説明した部分正面図、(c)は分離直後の状態を示した自動原稿送り装置の要部構成図である。 本発明の自動原稿送り装置を含む画像読取装置を搭載した画像形成装置の要部断面図である。 本発明の自動原稿送り装置を含む画像読取装置の斜視図である。 変形例としての自動原稿送り装置を含む画像読取装置の要部構成図である。 変形例としての自動原稿送り装置を含む画像読取装置の要部構成図である。
[自動原稿送り装置:1]
本発明に係る自動原稿送り装置の構成を説明する。待機状態における自動原稿送り装置の要部構成を示した図1において、原稿搬送経路50上、原稿は左から右に向けて搬送される。この原稿搬送経路50を間にして、原稿ガイド下10の上方に原稿ガイド上11が対向配置されている。原稿搬送経路上、原稿が搬送される上流から下流に向けて、ピックアップローラ1、シャッター5、分離部51の順に配置されている。分離部51は搬送経路50を間にして下にフィードローラ2、上にリバースローラ3が対向配置され、これら一対のローラで原稿を分離する分離部51を構成している。
図2に原稿ガイド下10及び原稿ガイド上11の立体的な構成を示す。上下何れの原稿ガイドも本来の原稿ガイド部の他に諸部材の取り付けにも供されるように、筐体状をなしている。本来の原稿ガイド部は主として上下両原稿ガイドの最接近対向面の板部である。
原稿ガイド下10、原稿ガイド上11は、当該自動原稿送り装置の本体(図示省略)と一体的に構成されているので本体と同義の不動部材である。
シャッター5は原稿の先端部を突き当てて原稿を揃えるためのもので、揃えた状態の原稿がピックアップローラ1により分離部51に送り込まれる。シャッター5は原稿の先端部を分離部51の手前で揃えるため、原稿セット時には、原稿搬送経路50を塞ぐ態様でセット力に負けないように回動が規制された状態、ロックする必要がある。また、原稿送り時には、ピックアップローラ1による原稿の呼び出しができるように原稿搬送経路50を開放した態様で原稿の搬送を妨げないようにロックを解除される必要がある。本例では原稿ガイド上11に設けた軸5aに揺動可能に支持される構成であり、ロック解除のもとではシャッター5の自由端部が自重モーメントで原稿面に接し、原稿送りに伴い摺接される。
図1において、シャッター5は、その基端部が軸5aにより原稿ガイド上11の筐体部に軸支され、自由端側は原稿ガイド上11のガイド板部に形成された開口11aを貫通して下方に延びている。原稿搬送経路50を塞ぐ態様では自由端側が、原稿搬送経路50及び原稿ガイド下10と交差する位置まで回転しており、原稿搬送経路50を完全に塞いだ状態で該自由端側が開口11aの端部で形成したストッパ11a1に当たり回動を阻止されて停止している。この停止状態では、シャッター5の自由端部ロック状態を得るための係合部5bを有している。
図3、図4にも示すように、ピックアップローラブラケット9は、ピックアップローラ1の回転軸1aを軸支すると共にフィードローラ2の回転軸2aにトルクリミッタ52を介して枢着されている。回転軸2aはピックアップローラブラケット9を貫通し正逆転可能な駆動源に連結されている。
ピックアップローラブラケット9は、回転軸2aの正逆転に応じて、回転軸2aの軸心を中心にして揺動可能である。その揺動範囲はピックアップローラブラケット9の自由端側の回動軌跡上に設けた2つのストッパ53、54により規制される。ストッパ53は揺動の上限、ストッパ54は揺動の下限をそれぞれ規制する。図1の状態ではストッパ54により揺動の下限が規制された状態にある。
図3に示すように、ピックアップローラブラケット9内で回転軸2aにはギヤG1、回転軸1aにはギヤG2がそれぞれ固定され、これらギヤG1とギヤG2との間にはアイドルギヤG3が噛み合い、これによりピックアップローラ1とフィードローラ2と同じ方向に回転される。同様のアイドルギヤ構成により、リバースローラ3もまた、回転軸2aを駆動源としてピックアップローラ1やフィードローラ2と同じ方向に回転される。
図1において、フィードローラ2が原稿送りの方向である時計回りの向きに回転駆動されるとき、ピックアップローラ1及びリバースローラ3もまた、時計回りの向きに回転される。かつ、同時に、トルクリミッタ52の機能により、ピックアップローラブラケット9が回転軸2aの軸心を回転中心として時計回りの向きに回動され、その自由端部がストッパ53に当接することにより停止する。しかし、フィードローラ2、リバースローラ3ピックアップローラ1の回転は継続する。
フィードローラ2の回転方向が反時計回りの向きに切り換えられるとピックアップローラ1やフィードローラ2も回転方向が逆転し、ピックアップローラブラケット9はその自由端部がストッパ54に当接するまで下向きに揺動し、図1に示した状態に復する。
図1、図3に示すように、ピックアップローラブラケット9に軸支された回転軸1aにはリンク部材12の一端側が枢着されている。リンク部材12は自由端部に折曲形状の係止部12aを有する。この係止部12aはシャッター5の自由端部である係合部5bを引っ掛けてシャッター5の回動を規制するロック手段である。
支点部材13は当該自動原稿送り装置の本体(不動部材)にその基端部が固定されている。リンク部材12は、係止部12aと、回転軸1aに対する枢着部、との中間位置で支点部材13により支えられている。リンク部材12は回転軸1aの枢着部を中心とした自重による回転を支点部材13で支えられて阻止されている。
リンク部材12は回転軸1aに対する枢着部を力点、支点部材13の端部13aによる支持位置を支点、係止部12aを力点とする梃子であり、支点部材13が不動であることから、ピックアップローラブラケット9の揺動に伴い回転軸1a(枢着部)が上下動すると、係止部12aが逆向きに上下動する。
図1に示した状態では、ピックアップローラ1は原稿搬送経路50の下方に退避した待機位置にあり、シャッター5の係合部5bは係止部12aの内側に位置し、反時計回りの向きに回動する若干の余裕はあるが、係止部12aにより回転を規制される状態となっている。従って、セット原稿により該シャッター5の自由端側を押し動かしてもすぐに係合部5bが係止部12aに当接したロック状態となり、原稿搬送経路50を塞いだ態様となってそれ以上の原稿の進入が阻止され、分離部51への不規則な原稿の進入が回避されるとともに、原稿の先端部を揃えることができる。
これに対し、原稿のセットが完了し、原稿送りのためにフィードローラ2が時計回りの向きに回転開始されると、前記したとおり、ピックアップローラブラケット9も回転軸2aを支点に時計回りの向きに揺動し、回転軸1aが上昇するので、梃子として機能するリンク部材12の自由端部である係止部12a下降してロック状態が解除され原稿搬送経路50を開放した状態にシャッター5の回動が可能となる。
ピックアップローラブラケット9がストッパ53に当接することでピックアップローラブラケット9の揺動が停止し、このとき、ピックアップローラ1が原稿搬送経路50上に位置し、シャッター5により揃えられた原稿を分離部51へ向けて送り出す。シャッター5は原稿により下流側に押されて揺動し、その先端部である係合部5bは原稿面に摺擦されるが原稿の進行を妨げることはない。
原稿を送り終えたら、シャッター5は自重モーメントによりフィードローラ2を反時計回りの向きに逆転することで開口11aの端部11a1に当たるまで戻す。この状態では係合部5bが係止部12aよりも上流側に位置しているので、次の原稿セット時においても上記のシャッター機能が確保される。このようにシャッター5の停止位置を端部11a1によるストッパで規制し待機状態とする。しかる後、フィードローラ2を反時計回りの向きに逆転することにより、ピックアップローラブラケット9及びリンク部材12も図1の待機状態に復する。
かかる構成において、ピックアップローラブラケット9は、ピックアップローラ1を保持しフィードローラ2の回転力により該フィードローラ2の軸心を支点に揺動してピックアップローラ1の原稿搬送経路50からの退避位置から原稿搬送経路50上への進退の位置変位を行うものであり、リンク部材12は、ピックアップローラブラケット9上に枢着されていて、ピックアップローラ1の位置変位のために行う当該ピックアップローラブラケット9の揺動に連動してシャッター9のロック及び該ロックの解除をする部材であり、支点部材13は、リンク部材12を、その枢着部である回転軸1aとの嵌合部と自由端部(係止部12a)との中間位置で当該自動原稿送り装置の本体に支えてピックアップローラブラケット9の揺動を当該リンク部材12によるシャッター5のロック及び該ロックの解除の運動に変換する機能を有する部材である。
また、上記したトルクリミッタ52、ピックアップローラブラケット9、リンク部材12、支点部材13は、このシャッター5を前記原稿搬送経路50を塞ぐ態様でロックされたロック状態と該ロック状態を解除された解除状態とに切り換える切換手段を構成する。
かかる構成により、下原稿ガイド10上でその先端側をピックアップローラ1に対向させてセットされた積層原稿55(後述する図7参照)をピックアップローラ1の回転により分離部に送り込み、該分離部ではこの送り込まれた原稿が複数枚の場合に1枚ずつ分離して下流側に送り出す(後述する図9参照)ことができる。
図1、2、4、5において、原稿搬送経路50を挟んでピックアップローラ1と対向させて原稿を介して該ピックアップローラ1を加圧するピックアップ加圧部材4が配置されている。
ピックアップ加圧部材4はその基端部をピックアップローラ1よりも上流側で、上原稿ガイド11に軸部4aを介して枢着された板状の部材であり、自由端側の板面が下原稿ガイド10に対向し、待機状態において、原稿搬送経路50に沿う上流から下流に進むにつれて下原稿ガイド10との対向間隔が狭くなるように傾斜し、折曲された端部4bが、ピックアップローラ1と対向する部位で下原稿ガイド10の上面と平行となるように設定されている。
ピックアップ加圧部材4の基端部と端部4bとの中間部は開脚ばね4cにより下向きに加圧されており、この加圧力による端部4cの下降は、該中間部から立ち上げられて上原稿ガイド11の開口11bを貫通している棒状のストッパ片4dの抜け止め4d1が該開口11bに引っ掛かることにより阻止されている。
図1に示すように、抜け止め4d1によってピックアップ加圧部材4の下降が停止された状態のもとで、下原稿ガイド10の上面と端部4bとの間は薄手の原稿数枚が通過できる程度の隙間Δを設けている。薄手の原稿は紙の腰が弱いので、ピックアップ加圧部材4による抵抗を受けずに容易に原稿セットを可能にするためである。また、該隙間Δを超える通常厚さの原稿数十枚程度のセットができるように開脚ばね4cの強さは加減してあり、抜け止め4d1は端部4bの押し上げを可能にするように開口11bを貫通した軸部の頂部に開口11bよりも大きい抜け止め4d1を形成した構成としている。ピックアップ加圧部材4を設けたことにより、ピックアップローラによる原稿の押圧がなされ分離部への原稿の送りが確実になる。
図1には示されないが、図6〜図9に示すように、分離部51の下流には原稿搬送経路50を間にして原稿ガイド下10の一部には下にコンタクトガラス8が設けられ、該コンタクトガラス8に対向させて原稿ガイド上11には白圧板14が分離後の原稿の通紙間隔をあけて配置されている。コンタクトガラス8の下方には、CCD等の画像読取センサ15が結像レンズ16と対をなして配置され、これらコンタクトガラス8、白圧板14、画像読取センサ15、結像レンズ16等により原稿読取手段17を構成している。原稿搬送経路50上、画像読取センサ15の前には、一対の読取前ローラ26が、画像読取センサ15の後には、一対の読取後ローラ27がそれぞれ配置されている。
本発明では、シャッターの動作の為に、フィードローラ2の駆動力を用い、ソレノイド等の動力源を使用しないし、シャッターの動作が原稿積載枚数に関わらない構成であるので動作が安定していること、シャッターを解除する力が、ピックアップローラブラケット9の回動に伴う梃子の原理を利用したリンク部材12の揺動であり、ピックアップユニットの回転力(トルク)に頼らない点に特徴がある。つまり、シャッターのロック、解除に関して、シャッターの保持されている原稿ガイド部材と、原稿搬送経路の反対側に位置するガイド部材に保持されている、ピックアップユニットの回動に伴うリンク部材がシャッターのロック、解除を行うのでソレノイド等の動力源を用いることが無く、又シャッターの解除に関して、リンク部材を用いているので、ピックアップユニットの回転力にシャッターの解除する力が依存しない。
[画像読取装置]
図1に示したように、主として原稿ガイド上11、原稿ガイド下10、分離部51等をセットとしたユニットは自動原稿送り装置を構成し、該自動原稿送り装置に原稿読取手段17を付加したユニットは画像読取装置を構成する。
[原稿の分離搬送]
図1、図6〜図9を参照しつつ、原稿の分離搬送の過程の概要を述べる。
(ステップ1):
図1、図6に示すように、フィードローラ2、ピックアップローラ1、リバースローラ3は回転を停止し、ピックアップローラブラケット9はストッパ54で停止されて上原稿ガイド11の下に位置し、シャッター5は原稿搬送経路50を交差した閉じ位置におかれた待機状態にある自動原稿送り装置において、オペレーターは、ピックアップ加圧部材4の手前の傾斜した下原稿ガイド10上に隙間Δを超える枚数の原稿55を載置し、矢印の向きに押し出す。
(ステップ2):
図7(a)に示すように、積層原稿55は図1における隙間Δより厚いので、ピックアップ加圧部材4を押し上げて進み、さらに、図1におけるシャッター4を押し動かしてリンク部材12の係止部12aに自由端部5bが係止された状態でロック状態になる。このロック状態のもとで、積層原稿55の先端部はシャッター4に押し当てられて揃えられる。
図7(b)に示した状態ではストッパ54とプローラブラケット9のストッパ下部突き当て部9dが当接しており、ストッパ53とストッパ上部突き当て部9uとの間には回転軸2aの軸心O1から引いた補助線で示されるように角度θの上動の揺動の余裕がある。
(ステップ3):
図7の状態のもとで、フィードローラ2が時計回りの向きに回転を始めるとピックアップローラ1、リバースローラ3も回転開始すると共に、前記したようにトルクリミッタ52の働きによりピックアップローラブラケット9も時計回りの向きに回動し、これに伴いピックアップローラ1も一緒に上にずれ、これによりリンク部材12が支点部材13を支点にして時計回りの向き、つまり、係止部12aが係合部5bを解除する向きに移動する。図8(a)は係止部12aが係合部5bを解除する直前の状態を示している。
図8(a)の状態では、図8(b)に示すように2点鎖線で示した図7の状態に比べてストッパ上部突き当て部9uがθ’だけ回動が進んでいるが、ストッパ53に突き当たるにはまだθ”の回動余裕がある。シャッター5はロックが解除される寸前の状態にある。
(ステップ4):
図8(a)の状態から、ピックアップローラブラケット9さらに時計回りの向きに回動するとシャッター5のロックが解除され、続いてピックアップローラ1が積層原稿55の最下面に接触するようになり、さらに、ピックアップローラブラケット9のストッパ上部突き当て部9uが図9(b)に示すようにストッパ53に突き当たる。この時点までにピックアップローラ1は積層原稿55を分離部51に向けた原稿送りを開始しており、図9(c)に示すように積層原稿55はリバースローラ3まで達して滑り状態となり、最下部の原稿だけ分離されて分離部51から送り出され、図9(a)に示すように読取前ローラ26、読取後ローラ27により送られる間に原稿読取手段17により原稿の情報が読み取られる。シャッター5は原稿分離された原稿と一緒に原稿搬送方向下流に回転し、該原稿に乗っかる状態で、通紙終了までロック解除された状態になる。
(ステップ5):
全部の原稿の分離搬送が終わったら、シャッター5は自重モーメントにより図1に示す元のシャッターの待機位置に戻る。シャッター5が元の位置に戻った後に、フィードローラ2が逆転されてピックアップブラケット9が下降し、ピックアップローラ1の回転軸1a上に回転自在に保持されたリンク部材12が支点部材13による支持バランスにより揺動してシャッター5を図1に示すロック可能状態にする。なお、本例ではリンク部材12をピックアップローラ1の回転軸1aに枢着される構成としたが、これに限らず、ピックアップブラケット9上に回転自在に保持されていれば、特にピックアップローラ1の回転軸1aに保持される必要はない。
[画像形成装置]
前記した自動原稿送り装置を画像形成装置に組み合わせて構成した例を説明する。
この画像形成装置のシステムとしては、中間転写ユニット120に沿って4つの画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kを並設した、4連タンデム型中間転写方式のフルカラー機として描かれているが、これは画像形成装置の代表例として描いているだけであり、4連タンデム型直接転写方式や、1ドラム型中間転写方式などのフルカラー機でも良い。また、画像形成部が1つだけのモノクロ機でもよい。
ここでは一例として、図10に示す画像形成装置の構成と画像形成動作を説明する。
図10において、この画像形成装置は、画像形成動作を行う画像形成装置本体100と、その本体上部に設置され、原稿画像の読取りを行う画像読取装置200で構成されている。
図11は、画像読取装置200の概観を示す。これらの図において、画像読取装置200は、前記した自動原稿送り装置に原稿読取手段17を組み合わせた構成である。原稿は図1における下原稿ガイド10に連続する原稿台201に載せられて幅ガイド203に合わせてセットされ、自動分離搬送されさらに前記図6等に示した原稿読取手段17で画像を読み取られた後、下原稿ガイド10に連続する排紙台202に送り出される。原稿読取手段17で読み取られた画像情報は、後述する書込ユニット30における書込光用の画像データに変換され画像形成に供される。
なお、画像読取装置200に代えて前記した原稿読取手段17を有しない構成の自動原稿送り装置をスキャナー等の画像読み取り手段を具備した画像形成装置に組み合わせることももちろん可能である。
画像形成装置本体100内には、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色に対応する4つの画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kが中間転写ユニット120に沿って並設されている。この4つの画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kは、作像する画像の現像色が異なるだけで構成は同じあり、像担持体であるドラム状をした光導電性の感光体111と、その感光体111の周囲に配設された帯電手段(例えば帯電チヤージヤ、あるいは帯電ローラ等)20、現像手段である現像装置40(図では現像装置の現像部(現像器)101のみ図示してある)、一次転写手段である一次転写ローラ57、感光体表面のクリーニング手段である感光体クリーニングユニット61、感光体表面の除電手段であるクエンチングランプ(QL)71を備えている。
また、各画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kの上方には、各画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kの感光体1に各色に対応した書込光を露光する書込ユニット30が設置されている。この書込ユニット30としては、レーザ光源と光偏向器と走査光学系を備えた光走査方式の書込装置や、ライン状の発光ダイオード(LED)アレイと結像光学系を用いた書込装置等が用いられる。
並設された4つの画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kの下には、中間転写ユニット120が設置され、この中間転写ユニット120は、複数のローラ122,123,124に張架された無端ベルト状の中間転写体121(以下、中間転写ベルトという。)と、中間転写ベルトクリーニングユニット125を備え、各画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kの感光体111に形成される各色のトナー像が中間転写ベルト121に一次転写される。
また、中間転写ユニット120の下には、中間転写ベルト121上の画像をシート状の記録媒体(例えば記録用紙)に二次転写するための二次転写ローラ130が設置されている。
画像形成装置本体100の下部には給紙部が設けられており、この給紙部には、記録媒体としてサイズの異なる記録用紙Pを収納した複数の給紙トレイ150A,150Bが着脱自在に設置されている。また、給紙部には、各給紙トレイ150A,150Bから記録用紙Pを1枚ずつ給紙するためのピックアップローラ151と給紙ローラ152が設けられている。そして、給紙部から給紙された記録用紙Pは、搬送ローラ153,154,155により上方に搬送され、レジストローラ156により所定のタイミングで前記二次転写ローラ130の位置に送り出される。
また、二次転写ローラ130の位置より用紙搬送方向下流側には、記録用紙Pに転写された画像を定着するための定着ユニット140が設置されており、定着ユニット140の用紙搬送方向下流側には、プリントモードに応じて用紙の搬送方向を切り替える分岐路が設けられている。そして、分岐路の一方側は排紙トレイ160に用紙を排紙する排紙搬送経路に繋がり、他方は両面プリント時に用いられる用紙反転部158や再給紙搬送経路159に繋がっている。
以上のような構成の画像形成装置において、プリント開始命令が入力されると、各画像形成ユニット110Y,110M,110C,110Kの感光体111とその周囲の各ユニットのローラ、中間転写ベルト121の駆動ローラ、給紙・搬送経路等にある各ローラが既定のタイミングで回転し始め、画像形成装置本体100下部の給紙部の選択された用紙サイズの給紙トレイ150A(または150B)から記録用紙Pの給紙が開始される。
一方、各感光体111は帯電手段20によってその表面を一様な電位に帯電され、書込ユニット30から照射される書込光によってその表面を各色の画像データに従って露光される。露光された後の電位パターンを静電潜像と呼ぶが、この静電潜像をその表面に担持した感光体111は、現像装置40の現像部(現像器)101より各色のトナーを供給されることにより、担持している静電潜像を特定色に現像される。
図10においては感光体111が4色分あるので、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)(色順はシステムによって異なる)のトナー像が各感光体上に現像されることになる。各感光体上に現像された各色のトナー像は、中間転写ベルト121との接点において、感光体111に対向して設置された一次転写ローラ57に印加される一次転写バイアス、及び押圧力によって中間転写ベルト121上に一次転写される。この一次転写動作がタイミングを合わせながら4色分繰り返されることにより、中間転写ベルト121上にフルカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト121上に形成されたフルカラートナー像は、二次転写ローラ130部において、レジストローラ156によってタイミングを合わせて搬送されてくる記録用紙Pに二次転写される。この時、二次転写ローラ130に印加される二次転写バイアス、及び押圧力によって二次転写が行われる。
フルカラートナー像を転写された記録用紙Pは、定着ユニット140を通過することにより、表面に担持しているトナー像を加熱・加圧定着される。片面プリントならば分岐路をそのまま直線搬送されて排紙トレイ160へ排紙される。また、両面プリントならば分岐路で搬送方向を下向きに変えられ、スイッチバックローラ157を介して用紙反転部158へ搬送されていく。
用紙反転部158へ到達した記録用紙Pは、ここでスイッチバックローラ157により搬送方向を逆転されて紙の後端から用紙反転部158を出て行く。これをスイッチバック動作と呼び、この動作によって記録用紙Pの表裏を反転させることができる。表裏反転された記録用紙Pは定着ユニット方向には戻らず、再給紙搬送経路159を通過して本来の給紙経路に合流する。この後は表面プリントの時と同じ様にトナー像を転写されて、定着ユニット140部を通過して排紙トレイ160に排紙される。これが両面プリント動作である。
また、各部の動作を最後まで説明すると、一次転写部を通過した各感光体111は、その表面に一次転写残トナーを担持しており、これをブレード及びブラシ等で構成された感光体クリーニングユニット6において除去される。その後、クエンチングランプ(QL)によってその表面を一様に除電されて次の画像の為の帯電に備える。また、二次転写部を通過した中間転写ベルト121に関しても、その表面に二次転写残トナーを担持しているが、こちらもブレード及びブラシ等で構成された中間転写ベルトクリーニングユニット125によってこれを除去され、次のトナー像の転写に備える。この様な動作の繰り返しで、片面プリント若しくは両面プリントが行われる。
[自動原稿送り装置:2]
図12、図13は前記した本発明に係る自動原稿送り装置の上下を逆に配置して、原稿を上繰りにした構成例の断面図を示す。図12はシャッターのロック解除直前に係る前記図7に対応し、図13はシャッターのロックが解除され原稿を分離搬送するとともに画像読取手段で読み込んでいる状態を示し前記例での図9に対応する。図1〜9で説明した自動原稿送り装置における構成に対応する部材には同じ符号にダッシュ(’)を付している。
図1〜9までの自動原稿送り装置との違いは、シャッター5’が原稿ガイド下10の筐体部から上に伸びており、シャッター5’が自重で安定するように、シャッター5’の下部を重くしてバランスするか、ばね等で引っ張るなどして、シャッターが通常状態で原稿の押し込みを停止する位置に来るようにすることと、リンク部材12’の支点となる支点部材3’がリンク部材12’の中間部を引っ掛けるように上から吊るしている点である。
なお、前記図1〜9までの自動原稿送り装置におけるピックアップ加圧部材4は、下原稿ガイド10’が機能を果たすので設けられていない。
1 ピックアップローラ
2 フィードローラ
1a、2a 回転軸
3 リバースローラ
4 ピックアップ加圧部材
4a 軸部
4b 端部
4c 開脚ばね
4d ストッパ片
4d1 抜け止め
4d ストッパ片
5 シャッター
5a 軸
5b 係合部
6 読取前ローラ
7 読取後ローラ
8 コンタクトガラス
9 ピックアップローラブラケット
9u ストッパ上部突き当て部
9d ストッパ下部突き当て部
10 下原稿ガイド
11 上原稿ガイド
11a 開口
11a1 ストッパ
12 リンク部材
12a 係止部
13 支点部材
13a 端部
14 白圧板
15 画像読取センサ
17 原稿読取手段
20 帯電手段
26 読取前ローラ
27 読取後ローラ
40 現像装置
50 原稿搬送経路
51 分離部
52 トルクリミッタ
53、54 ストッパ
55 積層原稿
56 原稿押さえ部材
57 一次転写ローラ
61 感光体クリーニングユニット
100 画像形成装置本体
101 現像部(現像器)
110Y,110M,110C,110K 画像形成ユニット
120 中間転写ユニット
121 中間転写ベルト
130 二次転写ローラ
156 レジストローラ
150A,150B 給紙トレイ
152 給紙ローラ
153,154,155 搬送ローラ
158 用紙反転部
159 再給紙搬送経路
160 排紙トレイ
200 画像読取装置
201 原稿台
202 排紙台
203 幅ガイド
P 記録用紙
Δ 隙間
特許第3069371号公報

Claims (6)

  1. 原稿搬送経路上、上流から下流に向けて、ピックアップローラ、シャッター、分離部の順に配置し、前記分離部がフィードローラとリバースローラを具備する構成の自動原稿送り装置であって、
    前記ピックアップローラを保持し前記フィードローラの回転力により該フィードローラの軸心を支点に揺動して前記ピックアップローラの退避位置から原稿搬送経路上への進退の位置変位を行うピックアップローラブラケットと、
    前記ピックアップローラブラケット上に枢着されていて前記ピックアップローラの位置変位のために行う当該ピックアップローラブラケットの揺動に連動して前記シャッターのロック及び該ロックの解除をするリンク部材と、
    前記リンク部材を、その枢着部と自由端部との中間位置で当該自動原稿送り装置の本体に支えて前記ピックアップローラブラケットの揺動を前記リンク部材による前記シャッターのロック及び該ロックの解除の運動に変換する支点部材とを有することを特徴とする自動原稿送り装置。
  2. 原稿搬送経路を間にして上下方向に対向配置されたフィードローラとリバースローラの対からなる分離部と、同じく原稿搬送経路を間にして上下方向に対向配置された原稿ガイドと、原稿搬送経路上で前記分離部の上流側で上下何れかの原稿ガイド側に配置されたピックアップローラと、下原稿ガイド上でその先端側をピックアップローラに対向させてセットされた原稿を前記ピックアップローラの回転により前記分離部に送り込み、該分離部ではこの送り込まれた原稿が複数枚の場合に1枚ずつ分離して下流側に送り出す自動原稿送り装置であって、
    前記原稿先端部を定位置に揃えてセットする手段として、前記ピックアップローラと前記分離部との間の位置に設けられ、原稿搬送経路を塞ぐ態様と、原稿搬送経路を開放する態様を採りうるように、本体又は本体と一体な不動部材に揺動可能に設けられた原稿先端部突き当て用のシャッターと、
    このシャッターを前記塞ぐ態様でロックされる状態と該ロックを解除される状態とに切り換える切換手段とを有し、
    前記シャッターはその自由端部に前記ロック状態を得るための係合部を有し、
    前記切換手段は、前記ピックアップローラを保持すると共に前記フィードローラの回転軸にトルクリミッタを介して枢着されたピックアップローラブラケットと、該ピックアップローラブラケットの揺動範囲を規制する揺動範囲規制手段と、該ピックアップローラブラケットにその一端側を枢着されその他端側に前記係合部を掛ける係止部を有するリンク部材と、該リンク部材をその一端側の前記枢着部と前記係止部との間の位置で当該自動原稿送り装置の本体に支えることにより前記ピックアップローラブラケットの揺動に応じて該リンク部材上の前記係止部を前記係合部に対してロック又はロック解除状態にする支点部材と、を有することを特徴とする自動原稿送り装置。
  3. 請求項1又は2に記載の自動原稿送り装置において、
    前記シャッターは自重モーメントによる回動習性を有し、該自重モーメントにより、原稿搬送時は搬送される原稿面に摺接し、セット原稿が無い状態のもとでは、前記係合部が前記係止部よりも上流側に位置するように規制するストッパで止められる位置まで該自重モーメントにより回転して待機状態となることを特徴とする自動原稿送り装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項に記載の自動原稿送り装置において、
    原稿搬送経路を挟んでピックアップローラと対向させて原稿を介して該ピックアップローラを加圧するピックアップ加圧部材を有することを特徴とする自動原稿送り装置。
  5. 原稿搬送経路に原稿読取手段を具備してなる画像読取装置において、請求項1乃至4の何れか1項に記載の自動原稿送り装置を組み合わせたことを特徴とする画像読取装置。
  6. 静電方式の画像形成装置において、請求項5に記載の画像読取装置を組み合わせたことを特徴とする画像形成装置。
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