JP2012101810A - 容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器において、収容可能な内容物の種類を変更可能であるとともに、任意の容器体の内容物を容易に取り出せるようにする。
【解決手段】食品用容器1は、容器複数の容器体10A〜10Dを同一軸上に独立回転可能に積層して収容体5を形成し、この収容体5に単一の取り出し口51を形成すると共に、各容器体10A〜10Cにバイパス路25Bを形成し、容器体10A〜10Dを独立回転させることで、バイパス路25Bを介して任意の容器体の内容物を単一の取り出し口51から取り出し可能に構成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数の内容物が収容される容器に関する。
従来、容器(水筒)では、上下に2つの収容室を設け、各収容室に異なる種類の飲料を収容可能なものが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、容器(水筒)では、一方の容器体の底部に他方の容器体の先端部を螺合させることで、2つの容器体を連結し、2種類の飲料を収容できるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−94490号公報 特開2009−5810号公報
ところで、容器においては、ユーザーの必要に応じて収容可能な内容物の種類を変更できることが望ましいが、上記特許文献1のような容器では、上下の収容室が一体に設けられており、収容室を増設できないため、収容可能な内容物の種類を変更できない。また、上記特許文献2のような容器では、容器体の底部に他の容器体を必要な数だけ連結させていくことで、収容可能な内容物の種類を変更できるが、容器体の先端部に内容物を取り出すための取り出し口が設けられているため、内容物を取り出す際には、都度、下方の容器体を分離する必要があり、任意の容器体の内容物を取り出し難かった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、容器において、収容可能な内容物の種類を変更可能であるとともに、任意の容器体の内容物を容易に取り出せるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、複数の容器体を同一軸上に独立回転可能に積層して収容体を形成し、この収容体に単一の取り出し口を形成すると共に、各容器体にバイパス路を形成し、前記容器体を独立回転させることで、前記バイパス路を介して任意の容器体の内容物を単一の取り出し口から取り出し可能に構成したことを特徴とする容器を提供する。
この構成によれば、複数の容器体を同一軸上に独立回転可能に積層して収容体を形成し、この収容体に単一の取り出し口を形成すると共に、各容器体にバイパス路を形成し、容器体を独立回転させることで、バイパス路を介して任意の容器体の内容物を単一の取り出し口から取り出すことができるため、任意の容器体の内容物を容易に取り出すことができる。また、同一軸上に積層される容器体の積層数を変更することで、容器に収容可能な内容物の種類を変更することができる。
また、上記構成において、前記容器体は筒状に構成され、前記容器体は、前記容器体を軸方向に貫通する前記バイパス路と、前記容器体の内部に連通する開口部とを有し、各前記容器体は、軸方向に複数積層されて前記軸回りに回転可能に設けられ、前記容器体を回転させることで、前記開口部と、該開口部に隣接する他の前記容器体の前記バイパス路とが連通される。
この構成によれば、筒状の容器体が、容器体を軸方向に貫通するバイパス路と、容器体の内部に連通する開口部とを有し、容器体が軸方向に複数積層され、容器体を軸回りに回転させることで、開口部と該開口部に隣接する他の容器体のバイパス路とが連通されるため、バイパス路を介して任意の容器体の内容物を単一の取り出し口から取り出すことができる。このため、任意の容器体の内容物を容易に取り出すことができる。また、軸方向に複数積層される容器体の積層数を変更することで、容器に収容可能な内容物の種類を変更することができる。
また、最上段の前記容器体の上面には、前記軸回りに回転可能な上蓋が設けられ、前記取り出し口は該上蓋を貫通して設けられ、該上蓋を回転させることで、前記開口部及び前記バイパス路を選択的に開閉可能である構成としても良い。
この場合、最上段の容器体の上面に設けられる上蓋が取り出し口を有し、上蓋を回転させることで、開口部及びバイパス路を選択的に開閉可能であるため、任意の容器体の内容物を容易に取り出すことができる。
また、前記容器体は、筒状の容器体本体と、該容器体本体の端面を塞ぐ蓋とを有し、前記容器体本体内には、前記容器体本体の底部から前記蓋まで軸方向に延びる管部が設けられ、前記バイパス路は、前記管部及び前記蓋を貫通して設けられ、前記開口部は前記蓋に設けられる貫通孔であっても良い。
この場合、容器体本体の底部から蓋まで軸方向に延びる管部が設けられ、バイパス路は管部及び蓋を貫通して設けられ、開口部は蓋に設けられる貫通孔であるため、簡単な構造でバイパス路及び開口部を設けることができる。
また、前記蓋の前記開口部は、隣接する前記容器体本体の前記底部によって塞がれても良い。
この場合、蓋の開口部が、隣接する容器体本体の底部で塞がれるため、任意の容器体の内容物を容易に取り出すことが可能な構成を簡単な構成で実現できる。
さらに、前記開口部と前記底部との間には、Oリングが設けられる構成としても良い。
この場合、開口部と底部との間にOリングが設けられるため、シール性を向上でき、開口部から内容物が外側に出てしまうことを防止できる。
さらにまた、前記容器体は筒の中心を中心にして回転され、前記開口部及び前記バイパス路は、周方向において異なる位置に設けられ、径方向において略同一の位置に設けられていても良い。
この場合、容器体は筒の中心を中心に回転され、開口部及びバイパス路は、周方向において異なる位置に設けられ、径方向において略同一の位置に設けられるため、容器体を回転することで任意の容器体の内容物を容易に取り出すことができる。
また、複数の前記容器体は略同一形状で構成され、略同一形状の各前記容器体が軸方向に積層されても良い。
この場合、略同一形状の容器体を軸方向に積層することで積層数を変更でき、容器に収容可能な内容物の種類を容易に変更することができる。
また、複数の前記容器体は、積層された各前記容器体を軸方向に貫通する支持軸により軸支され、該支持軸の長さを積層数に合わせて変更することで、前記容器体を任意の数だけ積層して連結可能であっても良い。
この場合、積層された容器体を軸支する支持軸の長さを積層数に合わせて変更することで、容器体を任意の数だけ積層して連結可能であるため、収容可能な内容物の種類を変更できる容器を簡単な構造で実現できる。
本発明によれば、収容可能な内容物の種類を変更可能であるとともに、任意の容器体の内容物を容易に取り出すこと可能な容器を提供できる。
本発明の実施の形態に係る食品用容器の分解斜視図である。 図1の状態で組み立てられた食品用容器の図1におけるII−II断面図である。 容器本体の平面図である。 蓋の平面図である。 上蓋の平面図である。 図1におけるII−II断面図である。 図1におけるII−II断面図である。 図1におけるII−II断面図である。 食品用容器1を2段にした構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る食品用容器について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る食品用容器の分解斜視図である。
食品用容器1(容器)は、円筒状の容器体10A,10B,10C,10Dを円筒の軸方向に複数積層して構成され、容器体10A〜10D、円板状の上蓋11、及び、各容器体10A〜10Dを軸方向に貫通して各容器体10A〜10Dを連結する支持軸12を備えて構成されている。本実施の形態では、食品用容器1は4段で設けられ、上から順に容器体10A〜10Dが設けられ、上蓋11は、最上段に位置する容器体10Aの上面に取り付けられている。容器体10A〜10D及び上蓋11によって内容物を収容する収容体5が形成されている。
容器体10A〜10D及び上蓋11の径は略同一に形成されており、食品用容器1は、これらを上下に積層することで、上下に延びる円筒状に構成される。容器体10A〜10Dは互いに独立した容器であり、容器体10A〜10Dにはそれぞれ異なる種類の内容物を収容できる。
各容器体10A〜10Dの径方向の中央には、支持軸12が貫通する軸孔13が形成され、各容器体10A〜10Dは、支持軸12によって同一軸状に支持されるとともに、支持軸12を中心として互いに独立して回転可能である。また、上蓋11の径方向の中央にも支持軸12が貫通する軸孔14が形成され、上蓋11は支持軸12を中心として回転可能である。
支持軸12は、最下段の容器体10Dの底部から挿入され各容器体10A〜10Dを貫通して上蓋11の上方に突出し、支持軸12の上端には、支持軸12を食品用容器1に係止する係止具としてのナット15が螺合されている。
ナット15と上蓋11との間には、上蓋11を下方の容器体10A側に付勢する弾性部材としてのコイルばね16と、上蓋11の上面に設けられるワッシャー17とが設けられている。
図2は、図1の状態で組み立てられた食品用容器1の図1におけるII−II断面図である。
図1及び図2に示すように、各容器体10A〜10Dは、有底の円筒状に形成された容器体本体20、及び、容器体本体20の上端面に設けられる円板状の蓋40を有している。
容器体本体20内には、食品用容器1に収容される内容物を収容する収容室Sが形成され、収容室Sは蓋40によって塞がれる。
容器体本体20及び蓋40は、樹脂を一体成型してそれぞれ構成されている。詳細には、容器体10A〜10Cの各容器体本体20は、完全な同一形状である。また、容器体10A〜10Dの各蓋40は、完全な同一形状である。
図3は、容器体本体20の平面図である。
図1〜図3に示すように、容器体本体20は、容器体本体20の側面を構成する円筒状の筒部22と、容器体本体20の底面を構成する円板状の底板部23(底部)とを備えている。
底板部23の径方向の中央には、軸方向に延びる円柱状の軸部24が形成されており、軸孔13は軸部24を軸方向に貫通して形成されている。また、底板部23の下面には、軸部24の下方で軸部24と同軸に設けられる嵌合穴29(図2参照)が形成されている。軸部24の上端24Aは蓋40を貫通して外側に突出し、上方に位置する他の容器体本体20の嵌合穴29に嵌合する。すなわち、各容器体10B〜10Dは、各軸部24の上端24Aが各嵌合穴29に嵌合することで、互いに位置決めされている。また、容器体10Aの嵌合穴29は容器体10Bの上端24Aに嵌合され、容器体10Aにおける軸部24の上端24Aは、蓋40の下面に嵌合している。
容器体本体20において軸部24と筒部22との間には、軸方向に延びる管部25が形成されており、管部25は、底板部23に立設されて蓋40を貫通している。管部25は容器体本体20を軸方向に貫通するバイパス路25Bを有し、管部25の上端25Aは、蓋40の上面40Aと略面一に形成されている。ここで、最下段の容器体10Dには管部25に替えて、バイパス路25Bを有していない柱状の位置決め柱28が設けられている。各容器体10A〜10Cのバイパス路25Bは、収容室Sに連通することなく、各容器体10A〜10Cを軸方向に貫通している。
筒部22の外周面22Aにおいて平面視で軸部24及び管部25の中心を通る直線の延長線上には、収容室S側に窪んだ溝部26が形成されている。溝部26は、外周面22A上で軸方向に延在し、各容器体10A〜10Dの回転位置を示す目印として機能する。
底板部23の下面において周縁部の近傍には、この下面が上方に窪んだ凹部61,62が形成されている。凹部61は、周方向において溝部26と略同一の位置に設けられており、凹部62は、図3において軸部24を中心に凹部61を反時計回りに略90°回転させた位置に設けられている。
図4は、蓋40の平面図である。
蓋40は、容器体本体20の軸部24が貫通する中央孔41、管部25が貫通する嵌合孔42、及び、蓋40を貫通して収容室S内に連通する開口部43を有している。ここで、最下段の容器体10Dの嵌合孔42には、管部25ではなく、位置決め柱28が嵌合する。
蓋40の下面の周縁部は段状に形成され、この周縁部には、筒部22の内周面に嵌合する嵌合面40B、及び、筒部22の上縁に当接するフランジ部40Cが形成されている。
中央孔41は軸部24の位置に対応して蓋40の中央に設けられ、嵌合孔42は管部25の位置に対応して中央孔41とフランジ部40Cとの間に設けられている。開口部43は、径方向においては嵌合孔42と略同じ距離だけ中央孔41から離れて配置され、周方向では、図4において嵌合孔42を中央孔41を中心に時計回りに略90°回転した位置に配置されている。蓋40は、嵌合面40B及びフランジ部40Cが筒部22の上縁に嵌まることで容器体本体20に取り付けられ、管部25に嵌合することで、周方向に位置決めされる。最下段の容器体10Dにおいては、嵌合孔42が位置決め柱28に嵌合することで蓋40が周方向に位置決めされる。
蓋40の上面40Aには、上方に突出する凸部45が設けられている。凸部45は、周方向においては、平面視において中央孔41及び嵌合孔42の中心を通る直線の延長線上に設けられ、径方向においては容器体本体20の凹部61,62に対応した位置に配置されている。凸部45は、蓋40と、この蓋40の上面40Aに当接する1段上方の容器体本体20とが所定の回転位置にある状態で、凹部61或いは凹部62に係合する。このように、凸部45が凹部61,62に係合することで、ユーザーがクリック感を得られるため、各容器体10A〜10Dを回転させた場合に、各容器体10A〜10Dが所定の回転位置にあることを確認でき、操作性が良いとともに、各容器体10A〜10Dを所定の回転位置に維持しておくことができる。
蓋40が取り付けられた状態では、嵌合面40Bと筒部22の内周面との間には蓋用Oリング27Aが設けられ、嵌合孔42と管部25の外周面との間には管用Oリング27Bが設けられ、中央孔41と軸部24の外周面との間には軸用Oリング27Cが設けられており、蓋40と容器体本体20との間の密閉性が確保されている。嵌合孔42と位置決め柱28の外周面との間にも管用Oリング27Bが設けられている。
開口部43の上部には、蓋40の上面が窪んだ座部43Aが形成されており、座部43Aには、Oリング27Dが配置される。各容器体10B〜10DのOリング27Dは、上方に重ねられた各容器体10A〜10Cの底面と開口部43との間をシールする。また、容器体10AのOリング27Dは、蓋40の下面と開口部43との間をシールする。
さらに、各容器体10A〜10Cにおける管部25の上端には、バイパス路用Oリング27Eが設けられている。バイパス路用Oリング27Eは、上蓋11とバイパス路25Bとの間、及び、各バイパス路25Bと各底板部23との間をシールする。
図5は、上蓋11の平面図である。
上蓋11は、支持軸12が貫通する軸孔14と、上蓋11を貫通する長孔状の取り出し口51とを備えている。軸孔14は、容器体本体20の軸孔13に対応して径方向の中央に配置されている。軸孔14の下部には、容器体10Aにおける軸部24の上端24Aが嵌合する嵌合穴52が設けられている。
取り出し口51は、上蓋11と容器体10Aとの回転位置が所定の回転位置にあるときに、バイパス路25B及び開口部43に選択的に連通可能な位置に配置されている。取り出し口51は、容器体10A〜10D及び上蓋11で構成される収容体5に設けられる単一の取り出し口である。
上蓋11の上面の周縁部において、平面視で軸孔14及び取り出し口51の中心を通る直線の延長線上には、下方に窪んだ目印用凹部53が形成されている。また、上蓋11の外周面には内側に窪んだ切り欠き部54形成されている。目印用凹部53及び切り欠き部54は、上蓋11の回転位置を示す目印として機能する。
また、上蓋11の下面には、この下面が上方に窪んだ凹部64,65が形成されている。凹部64は、周方向において目印用凹部53と略同一の位置に形成され、凹部65は、周方向において切り欠き部54と略同一の位置に形成されている。凹部64,65は、蓋40の凸部45に対応して設けられ、容器体10Aと蓋40とが所定の回転位置にある状態で、凸部45に係合し、これにより、ユーザーはクリック感を得ることができる。
図1に示すように、切り欠き部54は軸孔14を中心に目印用凹部53を略90°回転させた位置に配置されており、取り出し口51と切り欠き部54とは、周方向に略90°だけ位相が異なる位置に配置されている。上蓋11の目印用凹部53と容器体10Aの溝部26とが一致する回転位置では、取り出し口51は、図2に示すように、バイパス路25Bに連通し、開口部43は上蓋11によって塞がれ、上蓋11の切り欠き部54は、軸孔14を挟んで開口部43の反対側の位置、すなわち、開口部43と略180°だけ周方向に位相が異なる位置にある。
支持軸12は、軸孔13に挿通される軸部12Aと、基端部に軸部12Aよりも大径に形成される鍔部12Bと、先端部に設けられナット15に螺合するねじ部12Cとを有している。鍔部12Bは、最下段に位置する容器体10Dの嵌合穴29に収容され、食品用容器1の下面は平坦になっている。
各容器体10A〜10Dは、上蓋11を介してコイルばね16によって下方に押圧されており、コイルばね16の付勢力によって、各底板部23と各蓋40とは密着させられている。容器体10Aの蓋40も、コイルばね16の付勢力によって上蓋11に密着させられている。また、コイルばね16の付勢力によって各容器体10A〜10D及び上蓋11の回転が規制されており、一定値以上の回転力が作用しなければ各容器体10A〜10D及び上蓋11は回転されない。このため、各容器体10A〜10D及び上蓋11を所望の回転位置に維持させておくことができる。
ここで、食品用容器1の使用方法について説明する。
図1を参照し、分解された状態の各容器体10A〜10Dの各蓋40を取り外すことで、各容器体10A〜10D内に異なる4種類の内容物をそれぞれ収容することができる。また、この状態では、各容器体10A〜10Dの容器体本体20及び蓋40を分解した状態で洗浄できるため、収容室S等を容易に洗浄することができる。ここでは、各容器体10A〜10Dには液体の内容物が収容されており、容器体10Aにはほうじ茶が収容され、容器体10Bには抹茶が収容され、容器体10Cにはコーヒーが収容され、容器体10Dには紅茶が収容されている。
各容器体10A〜10Dに内容物が収容された後に、各容器体10A〜10Dは上下に積層されるとともに支持軸12が貫通され、ナット15が螺合される。ナット15と上蓋11との間には、ワッシャー17及びコイルばね16が設けられる。
図2は、容器体10A〜10D及び上蓋11を図1の回転位置のまま組み立てた状態を示しており、図2では、図1において、開口部43、軸孔13及びバイパス路25Bを通る断面が示されている。
図2の状態では、取り出し口51、各バイパス路25B及び位置決め柱28が周方向で略一致しており、この状態を食品用容器1の標準状態とする。この標準状態では、容器体10A〜10Dの各開口部43は周方向で略一致しているとともに、容器体10A〜10Dの外周面22Aの溝部26及び上蓋11の目印用凹部53は周方向で略一致し、溝部26及び目印用凹部53は食品用容器1の上下方向において一直線に揃っている。ユーザーは、目印用凹部53及び各溝部26が一直線に揃うように容器体10A〜10D及び上蓋11を回転させることで、食品用容器1を標準状態にセットすることができる。また、標準状態では、容器体10Aの凸部45が上蓋11の凹部64に係合し、容器体10B〜10Dの各凸部45が容器体10A〜10Cの各凹部61に係合する。
標準状態では、容器体10Aの開口部43は上蓋11によって塞がれており、容器体10B〜10Dの開口部43は、上方に位置する各底板部23によって塞がれている。すなわち、標準状態では、全ての開口部43が塞がれており、食品用容器1は閉じられた状態にある。また、標準状態では、取り出し口51が各バイパス路25Bに連通しているが、バイパス路25Bは収容室Sに連通していないため、取り出し口51から内容物が取り出されることは無い。
図6は、図1におけるII−II断面図であり、II−II断面の位置を固定し、容器体10A〜10Dを回転させた状態を示す図である。
図6は、標準状態から、容器体10Aの開口部43が取り出し口51に連通するように、図1において容器体10A〜10Dを略90°反時計回りに回転させた状態を示し、この状態を1段目開放状態とする。また、図1において、上蓋11だけを時計回りに略90°回転させることでも、食品用容器1を1段目開放状態にセットすることができる。
1段目開放状態では、容器体10A〜10Dにおける外周面22Aの溝部26が、周方向において、上蓋11の切り欠き部54(図1及び図5参照)に略一致するとともに、容器体10Aの凸部45が上蓋11の凹部65に係合する。すなわち、1段目開放状態では、容器体10A〜10Dの各溝部26と切り欠き部54とが一直線に揃っている。
1段目開放状態では、容器体10Aの開口部43が取り出し口51に連通し、容器体10Aの収容室Sが外側に開放するため、食品用容器1を傾斜等させることで、矢印Xに示すように、容器体10Aの収容室Sの内容物であるほうじ茶を取り出し口51から取り出すことができる。
また、1段目開放状態では、容器体10Aのバイパス路25B(図1参照)は、上蓋11によって塞がれ、容器体10B,10Cのバイパス路25Bは各底板部23によって塞がれる。
さらに、1段目開放状態では、容器体10B〜10Dの開口部43は、上方に位置する各底板部23によってそれぞれ塞がれており、容器体10B〜10Dに収容されている内容物が容器体10B〜10Dの各開口部43から外側に出ることは無い。
このように、ユーザーは、上蓋11の切り欠き部54に容器体10Aの溝部26を略一致させるように回転させることで、食品用容器1を1段目開放状態にセットすることができる。すなわち、食品用容器1では、開放させたい段の容器体の溝部26を上蓋11の切り欠き部54に一致させることで、所望の段の容器体を選択的に開放させることができる。また、開放させたい1段目よりも下方に位置する2〜4段目の容器体10B〜10Dの溝部26を上蓋11の切り欠き部54に一致させ、容器体10B〜10Dを容器体10Aと同じ回転位置にしておくことで、容器体10B〜10Dの開口部43が容器体10A〜10Cの各底板部23によって確実に塞がれるため、容器体10B〜10Dの内容物がユーザーの意に反して外側に出てしまうことを防止できる。
図7は、図1におけるII−II断面図であり、II−II断面の位置を固定し、容器体10B,10C,10Dを回転させた状態を示す図である。
図7は、容器体10Bの開口部43が取り出し口51に連通するように、図1において、標準状態に対し、容器体10Bを略90°反時計回りに回転させた状態を示し、この状態を2段目開放状態とする。また、2段目開放状態では、容器体10C,10Dも容器体10Bとともに標準状態に対して略90°反時計回りに回転されている。
2段目開放状態では、容器体10B,10C,10Dにおける外周面22Aの各溝部26が、周方向において、上蓋11の切り欠き部54(図1及び図5参照)に略一致するとともに、容器体10Bの凸部45が容器体10Aの底板部23の凹部62(図3参照)に係合する。また、容器体10Aについては、標準状態と同一の回転位置にあり、目印用凹部53及び容器体10Aの溝部26の位置は略一致している。
2段目開放状態では、容器体10Aのバイパス路25Bが取り出し口51に連通し、容器体10Bの開口部43は、容器体10Aのバイパス路25Bを介して取り出し口51に連通している。このように、2段目開放状態では、容器体10Bの開口部43が取り出し口51に連通し、容器体10Bの収容室Sが外側に開放するため、食品用容器1を傾斜等させることで、矢印Yに示すように、容器体10Bの収容室Sの内容物である抹茶を取り出し口51から取り出すことができる。
また、2段目開放状態では、容器体10B,10Cのバイパス路25Bは、各底板部23によって塞がれる。
さらに、2段目開放状態では、容器体10Aの開口部43は上蓋11に塞がれ、容器体10C,10Dの開口部43は各底板部23に塞がれるため、容器体10B以外の容器体10A,10C,10Dから内容物が取り出されることがない。
すなわち、ユーザーは、開放させたい2段目の容器体10Bの溝部26を上蓋11の切り欠き部54に一致させ、開放させたい段より上方に位置する容器体10Aの溝部26を上蓋11の目印用凹部53に略一致させるように容器体10A〜10D及び上蓋11を回転させることで、所望の段である2段目の容器体10Bを選択的に開放させることができる。また、開放させたい2段目よりも下方の3段目及び4段目の容器体10C,10Dの溝部26を上蓋11の切り欠き部54に一致させ、容器体10C,10Dを容器体10Bと同じ回転位置にしておくことで、容器体10C,10Dの開口部43が容器体10B,10Cの各底板部23によって確実に塞がれるため、容器体10C,10Dの内容物がユーザーの意に反して外側に出てしまうことを防止できる。
図8は、図1におけるII−II断面図であり、II−II断面の位置を固定し、容器体10C,10Dを回転させた状態を示す図である。
図8は、標準状態から、容器体10Cの開口部43が取り出し口51に連通するように、図1において、標準状態に対し、容器体10Cを略90°反時計回りに回転させた状態を示し、この状態を3段目開放状態とする。また、3段目開放状態では、容器体10Dも容器体10Cとともに標準状態に対して略90°反時計回りに回転されている。
3段目開放状態では、容器体10C,10Dにおける外周面22Aの各溝部26が、周方向において、上蓋11の切り欠き部54(図1及び図5参照)に略一致するとともに、容器体10Cの凸部45が容器体10Bの底板部23の凹部62(図3参照)に係合する。また、容器体10A,10Bについては、標準状態と同一の回転位置にあり、目印用凹部53及び容器体10A,10Bの各溝部26は一直線に揃っている。
3段目開放状態では、容器体10A,10Bのバイパス路25Bが取り出し口51に連通し、容器体10Cの開口部43は、容器体10A,10Bの2つのバイパス路25Bを介して取り出し口51に連通している。このように、3段目開放状態では、容器体10A,10Bの開口部43が取り出し口51に連通し、容器体10Cの収容室Sが外側に開放するため、食品用容器1を傾斜等させることで、矢印Zに示すように、容器体10Cの収容室Sの内容物であるコーヒーを取り出し口51から取り出すことができる。
また、3段目開放状態では、容器体10Cのバイパス路25Bは、容器体10Bの底板部23によって塞がれる。
さらに、3段目開放状態では、容器体10Aの開口部43は上蓋11に塞がれ、容器体10B,10Dの開口部43は各底板部23に塞がれるため、容器体10C以外の容器体10A,10B,10Dから内容物が取り出されることがない。
すなわち、ユーザーは、開放させたい3段目の容器体10Cの溝部26を上蓋11の切り欠き部54に一致させ、3段目よりも上方に位置する容器体10A,10Bの溝部26を上蓋11の目印用凹部53に略一致させるように容器体10A〜10D及び上蓋11を回転させることで、所望の段である3段目の容器体10Cを選択的に開放させることができる。また、3段目よりも下方の4段目の容器体10Dの溝部26を上蓋11の切り欠き部54に一致させ、容器体10Dを容器体10Cと同じ回転位置にしておくことで、容器体10Dの開口部43が容器体10Cの底板部23によって確実に塞がれるため、容器体10Dの内容物がユーザーの意に反して外側に出てしまうことを防止できる。
図示は省略するが、4段目の容器体10Dから内容物を取り出す場合、標準状態に対し、容器体10Dを略90°反時計回りに回転させ、4段目開放状態とすれば良い。すなわち、ユーザーは、開放させたい4段目の容器体10Dの溝部26を上蓋11の切り欠き部54に一致させ、4段目よりも上方に位置する容器体10A,10B,10Cの溝部26を上蓋11の目印用凹部53に略一致させるように容器体10A〜10D及び上蓋11を回転させることで、容器体10Dの開口部43を、容器体10A〜10Cの3つのバイパス路25Bを介して取り出し口51に連通させることができる。これにより、所望の段である4段目の容器体10Dを選択的に開放させることができ、紅茶を取り出すことができる。また、4段目開放状態では、容器体10Aの開口部43は上蓋11に塞がれ、容器体10B,10Cの開口部43は各底板部23に塞がれるため、容器体10D以外の容器体10A〜10Cから内容物が取り出されることがない。
また、食品用容器1では、複数の長さが用意された支持軸の中から、所望の積層段数に対応した支持軸を用いることで、容器体の積層段数を任意に変更でき、容器体10A〜10Dのように4段だけでなく、1段〜3段に積層段数を減らすことができ、或いは、5段以上に積層段数を増やすこともできる。
図9は、食品用容器1を2段にした構成を示す断面図である。
例えば、積層段数を2段に変更する場合、上蓋11、容器体10A及び容器体10Dを積層して収容体5を形成し、4段用の支持軸12よりも短く形成された2段用の支持軸112で上蓋11、容器体10A及び容器体10Dを軸支し、ナット15、コイルばね16及びワッシャー17を用いて食品用容器1を組み立てることができる。
また、例えば、積層段数を5段に変更する場合、容器体10A〜10Dの間に容器体10Aと同一形状の容器体(不図示)を追加して収容体5を形成し、この容器体に例えば緑茶を収容し、支持軸12よりも長く形成された5段用の支持軸(不図示)を用いてこれら5段の容器体を軸支すれば良い。容器体10A〜10Cは同一形状で構成されており、同一形状の容器体10A〜10Cを任意の数だけ積層するだけで積層段数を増やすことができ、容器体10A〜10Cを製造するための金型の種類を増加させる必要がなく、製造が容易である。さらに、本実施の形態の食品用容器1では、積層段数を変更した場合、食品用容器1は径方向には大きくならず、軸方向の長さが変わるだけであるため、収納性が良い。また、容器体の積層段数を増やしたとしても、内容物の取り出し口を増やすことなく、単一の取り出し口51によって任意の内容物を取り出しできるため、食品用容器1をコンパクトに構成できるとともに、使い勝手が良い。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、複数の容器体10A〜10Dを支持軸12の同一軸上に独立回転可能に積層して収容体5を形成し、この収容体5に単一の取り出し口51を形成すると共に、各容器体10A〜10Cにバイパス路25Bを形成し、容器体10A〜10Dを独立回転させることで、バイパス路25Bを介して任意の容器体の内容物を単一の取り出し口51から取り出すことができるため、任意の容器体の内容物を容易に取り出すことができる。また、支持軸12上に積層される容器体10A〜10Dの積層数を変更することで、食品用容器1に収容可能な内容物の種類を変更することができる。
また、筒状の容器体10A〜10Cが、10A〜10Cを軸方向に貫通するバイパス路25Bを有し、筒状の容器体10A〜10Dが、容器体10A〜10Dの内部に連通する開口部43を有し、容器体10A〜10Dが軸方向に積層され、容器体10A〜10Dを軸回りに回転させることで、開口部43とこの開口部43に隣接する他の容器体のバイパス路25Bとが連通されるため、バイパス路25Bを介して任意の容器体の内容物を単一の取り出し口51から取り出すことができる。このため、任意の容器体の内容物を容易に取り出すことができる。また、軸方向に複数積層される容器体10A〜10Dの積層数を変更することで、食品用容器1に収容可能な内容物の種類を変更することができる。
最上段の容器体10Aの上面40Aに設けられる上蓋11が取り出し口51を有し、上蓋11を回転させることで、取り出し口51を容器体10Aの開口部43及びバイパス路25Bに選択的に連通させることができ、容器体10Aの開口部43及びバイパス路25Bを選択的に開閉可能であり、容器体10B〜10Dの開口部43も、各バイパス路25Bを介して取り出し口51に選択的に連通するため、任意の容器体の内容物を容易に取り出すことができる。
また、容器体本体20の底板部23から蓋40まで軸方向に延びる管部25が設けられ、バイパス路25Bは管部25及び蓋40を貫通して設けられ、開口部43は蓋40に設けられる貫通孔であるため、簡単な構造でバイパス路25B及び開口部43を設けることができる。
さらに、蓋40の開口部43が、隣接する容器体本体20の底板部23で塞がれるため、開口部43を塞ぐためだけの蓋等を設ける必要がなく、任意の容器体の内容物を容易に取り出すことが可能な構成を簡単な構成で実現できる。
さらにまた、開口部43と底板部23との間にOリング27Dが設けられるため、シール性を向上でき、開口部43から内容物が外側に出てしまうことを防止できる。
また、容器体10A〜10Dは筒の中心の軸孔13を中心に回転され、開口部43及びバイパス路25Bは、周方向において異なる位置に設けられ、径方向において略同一の位置に設けられるため、容器体10A〜10Dを回転させることで、隣接する容器のバイパス路25B或いは取り出し口51に、開口部43及びバイパス路25Bを選択的に連通させることができる。これにより、容器体10A〜10Dを回転することで、任意の容器体の内容物を容易に取り出すことができる。
また、略同一形状の容器体10A〜10Dを軸方向に積層することで積層数を変更でき、食品用容器1に収容可能な内容物の種類を容易に変更することができる。
さらに、積層された容器体10A〜10Dを軸支する支持軸12の長さを積層数に合わせて変更することで、容器体10A〜10Dを任意の数だけ積層して連結可能であるため、収容可能な内容物の種類を変更できる食品用容器1を簡単な構造で実現できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されない。
上記実施の形態では、各容器体10A〜10Dには液体の内容物が収容されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各容器体10A〜10Dには、粉体を含む固体の内容物を収容しても良く、例えば、調味料用容器として異なる種類の調味料を収容しても良く、或いは、医薬品用容器として、カプセル状やタブレット状の医薬品を収容しても良い。
また、上記実施の形態では、各容器体10A〜10Dは樹脂により構成されるものとして説明したが、これに限らず、各容器体10A〜10Dの筒部22及び底板部23を中空の金属製の壁部で構成し、断熱性を向上させても良い。
また、上記実施の形態では、容器体10A〜10Cの各容器体本体20は、完全な同一形状であるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、容器体10Dも容器体10A〜10Cと同一形状とし、容器体10A〜10Dの各容器体本体20を樹脂成形によって完全な同一形状で構成し、容器体10Dに形成されるバイパス路25Bを後加工で閉塞しても良い。この場合、容器体本体20を共通化でき、構造が簡単になる。
さらに、上記実施の形態では、標準状態において、取り出し口51が各バイパス路25Bに連通しているものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、上蓋11だけをわずかにずらすことで取り出し口51が容器体10Aのバイパス路25Bに連通しない準標準状態を設けるとともに、この準標準状態にセット可能な目印を上蓋11に設け、通常時は、準標準状態で食品用容器1を持ち運んでも良い。この場合、バイパス路25Bへの異物等の混入を防止できる。
また、上記実施の形態では、開口部43は、径方向においては嵌合孔42と略同じ距離だけ中央孔41から離れて配置され、周方向では、嵌合孔42を中央孔41を中心に時計回りに略90°回転した位置に配置されているものとして説明したが、本発明はこれに限定されない。開口部43は径方向において嵌合孔42と略同じ距離だけ支持軸12から離れて配置されていれば良く、こうすることで、容器体10A〜10Dを支持軸12を中心に回転させて、隣接する容器のバイパス路25Bに対し、開口部43及びバイパス路25Bの連通状態の切り替えを行うことができる。また、開口部43は、周方向では、嵌合孔42を中央孔41を中心に、任意の角度だけ回転して配置されても良く、例えば180°回転されて配置されても良い。ここで、開口部43と嵌合孔42との配置の位相を小さく設定することで、開口部43及びバイパス路25Bの連通状態の切り替えをする際の回転角度を小さくでき、任意の容器体の内容物を容易に取り出すことができる。
また、上記実施の形態では、支持軸12はナット15により係止されるものとして説明したが、これに限らず、支持軸12の先端にワンタッチで着脱可能なクリップ式の係止具等で支持軸12を係止しても良い。
1 食品用容器(容器)
5 収容体
10A,10B、10C,10D 容器体
11 上蓋
12,112 支持軸
20 容器体本体
23 底板部(底部)
25 管部
25B バイパス路
27D Oリング
40 蓋
40A 上面
43 開口部
51 取り出し口

Claims (9)

  1. 複数の容器体を同一軸上に独立回転可能に積層して収容体を形成し、この収容体に単一の取り出し口を形成すると共に、各容器体にバイパス路を形成し、前記容器体を独立回転させることで、前記バイパス路を介して任意の容器体の内容物を単一の取り出し口から取り出し可能に構成したことを特徴とする容器。
  2. 前記容器体は筒状に構成され、前記容器体は、前記容器体を軸方向に貫通する前記バイパス路と、前記容器体の内部に連通する開口部とを有し、各前記容器体は、軸方向に複数積層されて前記軸回りに回転可能に設けられ、前記容器体を回転させることで、前記開口部と、該開口部に隣接する他の前記容器体の前記バイパス路とが連通されることを特徴とする請求項1記載の容器。
  3. 最上段の前記容器体の上面には、前記軸回りに回転可能な上蓋が設けられ、前記取り出し口は該上蓋を貫通して設けられ、該上蓋を回転させることで、前記開口部及び前記バイパス路を選択的に開閉可能であることを特徴とする請求項2記載の容器。
  4. 前記容器体は、筒状の容器体本体と、該容器体本体の端面を塞ぐ蓋とを有し、前記容器体本体内には、前記容器体本体の底部から前記蓋まで軸方向に延びる管部が設けられ、
    前記バイパス路は、前記管部及び前記蓋を貫通して設けられ、前記開口部は前記蓋に設けられる貫通孔であることを特徴とする請求項2または3記載の容器。
  5. 前記蓋の前記開口部は、隣接する前記容器体本体の前記底部によって塞がれることを特徴とする請求項4記載の容器。
  6. 前記開口部と前記底部との間には、Oリングが設けられることを特徴とする請求項5記載の容器。
  7. 各前記容器体は筒の中心を中心にして回転され、前記開口部及び前記バイパス路は、周方向において異なる位置に設けられ、径方向において略同一の位置に設けられていることを特徴とする請求項2から6のいずれかに記載の容器。
  8. 複数の前記容器体は略同一形状で構成され、略同一形状の各前記容器体が軸方向に積層されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の容器。
  9. 複数の前記容器体は、積層された各前記容器体を軸方向に貫通する支持軸により軸支され、該支持軸の長さを積層数に合わせて変更することで、前記容器体を任意の数だけ積層して連結可能であることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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