JP2012098596A - 走査光学装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

走査光学装置及びそれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】各発光点のAPC制御の周期を長く設定しなければならない走査光学装置において、発光点の昇温や周囲の温度変動による光ビームの光量変動を抑制し、画像劣化を防ぐことができる。
【解決手段】走査光学装置は、半導体レーザLD100が出力する光量を検出するフォトダイオードPD1と、フォトダイオードPD1が検出した光量に応じた出力を供給する定電流源Q111と、半導体レーザLD100に印加された電圧を保持するコンデンサC111と、コンデンサC111に保持された電圧に応じた出力を供給する定電圧源Q113と、を備え、APCモードでは定電流源Q111の出力が半導体レーザLD100に供給され、印字モードでは、APCモードにおいてコンデンサC111に保持された電圧に応じた定電圧源Q113の出力が半導体レーザLD100に供給される。
【選択図】図4

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に実装される走査光学装置、及びそれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置が備える走査光学装置は、入力された画像データに応じて半導体レーザを駆動し、その画像データに応じた静電潜像を感光体上に形成する。近年のプリンタ、複写機の高速化、高画質化に伴い、走査光学装置の生産性が重要視されている。走査光学装置の生産性は、単位時間あたりの露光ライン数により決定され、生産性を上げるためには、レーザスキャナーモータの回転速度を上げる、回転多面鏡の面数を増やす、1走査に露光するビーム数を増やすこと等の手法が考えられる。しかし、レーザスキャナーモータの回転速度は限界に近づいており、昇温、騒音、コストアップ等の課題も発生している。また、回転多面鏡の面数を増やすことにより走査角度が小さくなるため、同一の露光幅を得るためには光路長をより長くする必要があり、装置の大型化、コストアップを招いていた。このため、近年はマルチビームのレーザダイオードが開発され、2ビームから4ビーム、更なるマルチビームの開発が行われてきた。例えば、特許文献1では、マルチビーム化する手法が提案されており、従来のレーザである端面発光型のレーザダイオードから、よりマルチビーム化に適した面発光型のレーザダイオードの開発がなされ、一部実用化されている。
ところで、半導体レーザ(レーザ素子)の光出力特性は周囲の温度変化に敏感なため、一定の電流値で駆動されていても周囲の温度変化や自己発熱等により、その光出力は大きく変動してしまう。そのため、この光出力の温度依存性に対応して、光出力を一定に保つために半導体レーザの光量制御が行われ、この制御をオートパワーコントロール(以下、「APC」という)制御という。APC制御では、レーザビーム出力をレーザ近傍で1水平走査に1度検出し、この検出信号をレーザ駆動回路にフィードバックし、レーザビーム出力が所定の設定値と常に等しくなるように、半導体レーザの駆動電流を設定し、レーザビーム強度を制御する。これにより、温度変化に対して光出力を安定させる。また、一般的に半導体レーザは、同一環境において同一の電流値で駆動すれば一定の光量で点灯することが知られており、画像形成時にAPC制御により設定された駆動電流で半導体レーザを制御することで、APC制御時と同等の一定光量で点灯させることができる。
図5(a)、(b)は、画像形成装置の印字動作時における、マルチビーム化されたレーザダイオードのAPC制御の動作タイミングを示したシーケンス図である。図5(a)、(b)において、LD1〜LD8の各行は、レーザダイオードLD1〜LD8における制御シーケンスを示す。図中の「APC」は前述したAPC制御を行うAPCモードの動作期間を示し、「印字」は画像形成装置が印字を行っている印字モードの動作期間を示し、「OFF」はレーザダイオードを点灯させない期間を示す。図5(a)は、全レーザダイオードのAPC制御を1走査の間に行う場合のシーケンスを示した図である。図5(a)において、前回の印字走査が終了した後に、各レーザダイオードLD1〜LD8は一旦「OFF」モードとなり、次に、レーザダイオードLD1が「APC」モードとなる。ドライバ回路は、レーザダイオードLD1を点灯させ、その光量が一定の光量になるように、レーザダイオードLD1の駆動電流を調整し、光量制御を行う。そのため、「APC」モードでは光量の制御値を一定にするのに、一定の時間が必要となる。そして、レーザダイオードLD1の光量制御が終了し、「OFF」モードとなると、続いてレーザダイオードLD2が「APC」モードとなる。このように、レーザダイオードLD1〜LD8の「APC」モード動作が順次行われ、レーザダイオードLD8までの「APC」モードを終了した後に、全てのレーザダイオードが「OFF」モードとなる。次に、レーザの走査が画像印字領域に入るため、「印字」モードとなって感光体を露光し、潜像形成を行う。そして、主走査方向の1ラインの潜像形成を終了した後に、また「OFF」モードとなり、次の走査ラインのために、前述した一連の「APC」モードの実行が開始される。
以上説明したように、APC制御では、レーザダイオードの駆動電流を調整してレーザビーム出力を所定の設定値にするために、一定の時間が必要となる。ところが、近年の画像形成装置の高速化、高解像度化に伴い、レーザの発光点が一定の場合、高速化、高解像度化のためには、レーザスキャナーモータの高速化、回転多面鏡の多面化が必要となり、これに伴って、1走査に要する時間も短くなる。APC制御は感光体上を走査しない非画像期間に行う必要があるが、この非画像期間もレーザスキャナーモータの高速化、回転多面鏡の多面化によって更に短くなり、その結果、APC制御に必要な時間が足りないという課題が顕在化してきた。このような課題に対する解決法として、1走査期間内で全てのレーザのAPC制御を行うのではなく、複数の走査期間でAPC制御を行う方法がある。この方法により、1走査期間でのAPC制御に要する時間が短縮されるため、1走査の走査周期を短くすることができる。
図5(b)は、全レーザダイオードのAPC制御を、複数の走査期間で行う場合のシーケンスを示した図である。図5(b)において、前回の印字走査が終了した後に、各レーザダイオードLD1〜LD8は「OFF」モードとなる。次に、レーザダイオードLD1が「APC」モードとなる。レーザダイオードLD1のAPC制御が終了すると、レーザダイオードLD1は「OFF」モードとなり、続いてレーザダイオードLD2が「APC」モードとなる。このように、レーザダイオードLD1〜LD4までの「APCモード」動作が順次行われ、レーザダイオードLD4までの「APC」モードが終了した後に、全てのレーザダイオードは「OFF」モードとなる。次に、レーザの走査が画像印字領域に入るため、「印字」モードとなり感光体を露光し、潜像形成を行う。主走査方向の1ラインの潜像形成を終了した後に、また「OFF」モードとなり、次の走査ラインのためのAPC制御を行うため、レーザダイオードLD5が「APC」モードとなる。レーザダイオードLD5のAPC制御が終了すると、レーザダイオードLD5は「OFF」モードとなり、次にレーザダイオードLD6が「APC」モードとなる。このようにレーザダイオードLD5〜LD8までの「APC」モード動作が順次行われ、レーザダイオードLD8までの「APC」モードが終了すると、全てのレーザダイオードは「OFF」モードとなり、次に画像形成を行うため「印字」モードとなる。このように、1つのレーザダイオードは2走査に1回、APC制御を行うことにより、1周期のAPC動作を行うこととなり、1走査当たりのAPC制御に要する時間を短くすることができる。
特開2006−116716号公報
前述したように、半導体レーザは、同一環境において同一の電流値で駆動すれば、一定の光量で点灯するため、印字モードにおいては、APC制御で設定した電流値で半導体レーザを駆動するために、従来、半導体レーザに対して定電流制御が行われてきた。ところで、半導体レーザは同一電流値で駆動されても、環境温度の変動により光量が変動する温度依存性を有しており、そのため、短い周期でAPC制御を行うことにより光量を補正し、環境温度が変動しても所定の画像濃度を得ていた。ところが、複数の走査期間でAPC制御を行う方法では、APC制御が行われる周期が長くなり、光量補正を行う周期も長くなる。その間に発光点である半導体レーザの温度が上昇したり、画像形成装置内の環境温度が上昇すると、定電流制御では、半導体レーザの光量が変動し、所定の画像濃度を得ることができなくなる課題が生じた。
本発明はこのような状況のもとでなされたもので、各発光点のAPC制御の周期を長く設定しなければならない走査光学装置において、発光点の昇温や周囲の温度変動による光ビームの光量変動を抑制し、画像劣化を防ぐことを目的とする。
前述した課題を解決するため、本発明では次のとおりに構成する。
(1)感光体を走査する半導体レーザを有する走査光学装置であって、前記半導体レーザが出力する光量を検出する光量検出手段と、前記半導体レーザに印加された電圧を保持する電圧保持手段と、光量が一定になるように前記半導体レーザに供給する駆動電流を制御する第1のモードと、前記第1のモードで設定された駆動電流を前記半導体レーザに供給することによって前記感光体を走査する第2のモードに応じて、前記半導体レーザを定電流制御又は定電圧制御で駆動する駆動手段と、を備え、前記駆動手段は、前記第1のモードが設定された場合には、前記光量検出手段が検出した光量に応じて、前記定電流制御により前記半導体レーザを駆動し、前記第2のモードが設定された場合には、前記第1のモードにおいて前記電圧保持手段に保持された電圧に応じて、前記定電圧制御により前記半導体レーザを駆動する走査光学装置。
本発明によれば、各発光点のAPC制御の周期を長く設定しなければならない走査光学装置において、発光点の昇温や周囲の温度変動による光ビームの光量変動を抑制し、画像劣化を防ぐことができる。
実施例の画像形成装置の要部構成図 実施例のレーザダイオードのI−L−V特性を示した図 実施例のレーザダイオードの温度特性を示した図 実施例のマルチビームの半導体レーザ及びそのドライバ回路を示す図 従来例の画像形成時のレーザダイオードの動作シーケンスを示す図
以下、本発明を実施するための形態を実施例により詳しく説明する。
[画像形成装置の概要について]
図1は、本実施例のマルチビームの半導体レーザ(レーザ素子)を用いた画像形成装置の要部構成図である。図1において、レーザスキャナーモータ1016は回転多面鏡1015を回転駆動する。露光用光源であるレーザダイオード1017は、レーザドライバ1029により画像信号に応じて点灯、又は消灯され、レーザダイオード1017からの変調されたレーザ光は、回転多面鏡1015に向けて照射される。レーザダイオード1017が発したレーザ光は、回転多面鏡1015の回転に伴い、その反射面で連続的に角度を変える偏向ビームとして反射される。この反射光は不図示のレンズ群により歪曲収差の補正等を受け、反射鏡1018を経て感光ドラム1010の主走査方向(図に対して垂直方向)に走査する。回転多面鏡1015の1つの面が1回の走査に対応し、回転多面鏡1015の回転により、レーザダイオード1017からのレーザ光は、1ラインずつ、感光体である感光ドラム1010の主走査方向に走査する。感光ドラム1010は予め帯電器1011により帯電されており、レーザ光の走査により順次露光され静電潜像が形成される。また、感光ドラム1010は矢印方向に回転しており、形成された静電潜像は現像器1012のトナーにより現像され、可視化されたトナー像は、転写帯電器1013により不図示の転写紙に転写される。トナー像が転写された転写紙は定着器1014に搬送され、定着を行った後に機外に排出される。
ビームディテクトセンサ(以下、「BDセンサ」と記す)1019は、感光ドラム1010の側部における主走査方向の走査開始位置近傍、又は相当する位置に配置されている。回転多面鏡1015の各反射面で反射されたレーザ光は、各ラインの走査に先立って、BDセンサ1019により検出される。そして、BDセンサ1019は、主走査方向の走査開始基準信号となるビームディテクト信号(以下、「BD信号」と記す)を出力し、BD信号はコントローラ1027に入力される。コントローラ1027は、BD信号を基準にして、各ラインの主走査方向の書き出し開始位置の同期が取れるようにタイミング信号を生成し、FIFOメモリ1028、レーザドライバ1029に供給する。FIFOメモリ1028は、入力された画像データをコントローラ1027からのタイミング信号に同期させて、画像信号を出力する。レーザドライバ1029は、FIFOメモリ1028からの画像信号とコントローラ1027からのタイミング信号から、レーザダイオード1017の点滅駆動を制御する光パルス信号を生成する。このように、半導体レーザ駆動回路が、電気的な画像信号に基づいて、半導体レーザの光パルス信号を生成することにより、感光ドラム1010上の画像露光を行い、画像形成を行う。
[半導体レーザの特性について]
図2は、画像形成装置の走査光学装置において使用される半導体レーザの電流−光量出力−電圧特性(以下、「I−L−V特性」という)を示した図である。図2(a)は端面発光型のレーザダイオード、図2(b)は面発光型のレーザダイオードの電流−光量出力特性(以下、「I−L特性」という)、及び電流−電圧特性(以下、「I−V特性」という)をそれぞれ表している。図2(a)のI−L特性、I−V特性は、環境温度が10℃〜40℃まで10℃間隔で測定した特性を示し、図2(b)のI−L特性、I−V特性は、環境温度が20℃〜50℃まで10℃間隔で測定した特性を示す。
図2(a)に示すように、端面発光型のレーザダイオードは、閾値電流以上の電流領域において、電圧に対する光量変化率が非常に大きい光量出力−電圧特性(以下、「L−V特性」という)を有する。すなわち、図2(a)のI−V特性のグラフより、環境温度が20℃の場合において、電圧が1.75Vから1.85Vに0.1V変動した時に、電流値は12.5mAから22.5mAとなり、10mA変動する。そして、図2(a)のI−L特性のグラフから、環境温度が20℃の場合において、電流値が12.5mAから22.5mAへ10mA変動した場合の光量出力の変動は、0.4mWから8.4mWの約8mWである。従って、端面発光型のレーザダイオードの電圧に対する光量変化率は、約8mW/0.1Vより、1V当たりでは約80mWとなる。
次に、面発光型のレーザダイオードの、閾値電流以上の電流領域における電圧に対する光量変化率について求める。図2(b)のI−V特性のグラフより、環境温度が20℃の場合、電圧が2.4Vから3.1Vへ0.7V変動した時の電流値は、1mAから4mAとなり、3mA変動する。そして、図2(b)のI−L特性のグラフから、環境温度が20℃の場合において、電流値が1mAから4mAに3mA変動した場合の光量出力の変動は、1.3mWから4.8mWの約3.5mWである。従って、面発光型のレーザダイオードの電圧に対する光量変化率は、約3.5mW/0.7Vより、1V当たりでは約5mWとなる。前述した端面発光型のレーザダイオードと比べて、面発光型のレーザダイオードは、閾値電流以上の電流領域において、電圧に対する光量変化率が非常に小さいことが分かる。
また、図2(b)のI−L特性より、面発光型のレーザダイオードの電流に対する光量変化率について求めると、電流値が1.0mAから2.0mAまで1mA変動した光量変化率の大きい場合でも、約2mW/mAであり、十分小さい。このため、APCモード時のフィードバック制御を行う場合は、定電流制御を行うことにより、制御利得を小さくすることができ、制御がより安定することになる。
更に、図2(b)のI−L特性のグラフより、同一電流値では、環境温度が高い程、光量出力は小さくなっており、面発光型のレーザダイオードは、環境温度が上昇すると光量が低下する特性を有していることが分かる。
[面発光型レーザダイオードの温度特性について]
次に、図3(a)を用いて、面発光型のレーザダイオードを定電流制御により駆動した場合の温度特性について説明する。図3(a)は、20℃において1mWから3mWまで0.5mW間隔で調整された電流値による定電流制御を行い、周囲温度を20℃〜60℃まで10℃間隔で温度上昇させた場合の温度特性を示している。図3(a)より、例えば、20℃、3mWでAPC制御を行った場合、次のAPC周期までに周囲温度が10℃上昇し30℃になった場合には、20℃の時と比べて光量出力は7.7%ダウンする。また、周囲温度が40℃上昇し60℃になった場合には、20℃の時と比べて光量出力は41%ダウンすることとなる。
次に、図3(b)を用いて、面発光型のレーザダイオードを本実施例に基づいて定電圧制御により駆動した場合の温度特性について説明する。図3(b)は、20℃において1mWから3mWまで0.5mW間隔で調整された電圧値による定電圧制御を行い、周囲温度を20℃〜60℃まで10℃間隔で上昇させた場合の温度特性を示している。図3(b)より、例えば、20℃、3mWでAPC制御を行った場合、次のAPC周期までに周囲温度が10℃上昇し30℃となった場合には、20℃の時と比べて光量出力は2.0%アップする。また、周囲温度が40度上昇し60℃となった場合には、20℃の時と比べて光量出力は30%ダウンすることとなる。このことは、図3(a)で説明した定電流制御時の光量ダウン率に比べて、図3(b)の定電圧制御では光量変化量を小さく抑えることができることを示している。
APC制御が複数の走査期間にわたって行われ、APC制御の周期が長い場合には、光量補正を行う周期も長くなり、その間に発光点であるレーザダイオードの温度や画像形成装置内の環境温度が上昇する。その場合、定電流制御では、定電圧制御の場合と比べて、半導体レーザの光量変動が大きく、画像形成において所定の画像濃度を得ることが難しい。一方、定電圧制御によりレーザダイオードを駆動した場合には、定電流制御に比べ、環境温度変動に対する光量変化を小さく抑えることができ、画像劣化を防ぐことができる。
[面発光型の半導体レーザを用いたドライバ回路の概要について]
次に、面発光型のマルチビームの半導体レーザを画像形成装置に用いた実施例について、図4を用いて説明する。図4は、画像形成装置の走査光学装置におけるマルチビームの半導体レーザ、及びそのドライバ回路の実施形態を示す図である。図4において、ドライバ回路は図1のレーザドライバ1029に相当し、半導体レーザLD100は図1のレーザダイオード1017に相当する。半導体レーザLD100は、パッケージ内に複数のレーザダイオードLD1〜LD8を有し、レーザダイオードLD1〜LD8のカソード端子は共通端子となって接地されている。レーザダイオードLD1〜LD8のアノード端子は、それぞれドライバ回路110〜180に接続され、対応するドライバ回路より駆動電流を供給される。
ドライバ回路110〜180はそれぞれ同一の回路であり、以下ではドライバ回路110を例に、回路の接続関係について説明する。フォトダイオードPD1(光量検出手段に相当)は、各レーザダイオードLD1〜LD8の出力光量をモニタするために、レーザダイオードLD1〜LD8の放射光、又はその一部が照射される位置に設置され、モニタした光量をモニタ電流に変換して出力する。フォトダイオードPD1のアノード端子は接地され、カソード端子は、抵抗R1を介し、電源Vccに接続されている。フォトダイオードPD1のカソード端子は、エラーアンプOP111の+入力端子に接続されている。抵抗R1は、フォトダイオードPD1の出力であるモニタ電流をモニタ電圧に変換するモニタ電流検出抵抗であり、モニタ電流に応じた電圧がエラーアンプOP111の+入力端子に印加される。また、エラーアンプOP111の−入力端子には基準電圧Vrefが印加されている。エラーアンプOP111の出力端子は、定電流源Q111のコントロール端子に接続され、定電流源Q111は、コントロール端子に印加された電圧に応じた電流を出力する。定電流源Q111の出力端子は、NPN型のトランジスタQ112(第1のスイッチ手段に相当)のコレクタ端子に接続されている。トランジスタQ112のエミッタ端子は、ドライバ回路110の出力としてレーザダイオードLD1のアノード端子に接続されている。トランジスタQ112のベース端子には、図1のコントローラ1027により生成されたcont1信号が入力される。また、トランジスタQ112のエミッタ端子は、アナログスイッチSW111(第3のスイッチ手段に相当)の入力端子にも接続され、アナログスイッチSW111の動作を制御するコントロール端子には、cont1信号が入力される。アナログスイッチSW111の出力端子は、サンプルホールドコンデンサC111(電圧保持手段に相当)の一端と、定電圧源Q113のコントロール端子に接続されている。サンプルホールドコンデンサC111の他端は接地されている。定電圧源Q113の出力端子は、NPN型のトランジスタQ114(第2のスイッチ手段に相当)のコレクタ端子に接続されている。トランジスタQ114のエミッタ端子も、トランジスタQ112のエミッタ端子と同様に、ドライバ回路110の出力として、レーザダイオードLD1のアノード端子に接続されている。トランジスタQ114のベース端子には、図1のFIFOメモリ1028から画像信号であるdata1信号が入力される。他のドライバ回路120〜180における回路構成もドライバ回路110と同様である。
[面発光型の半導体レーザを用いたドライバ回路の動作について]
次に、APC制御が行われる期間であるAPCモード(第1のモードに相当)時、レーザダイオードを点灯しないOFFモード時、印字モード(第2のモードに相当)時における図4の回路動作について、以下に説明する。なお、本実施例では、図5(b)の動作シーケンスに基づいて、1回の走査期間で4つのレーザダイオードのAPC制御を行うものとし、全レーザダイオードのAPC制御は、2回の走査期間で行うものとする。
まず、図4において、APCモード時では、レーザダイオードLD1がAPCモードとなるように、コントローラ1027から、cont1信号にはハイレベルの信号が、data1信号にはローレベルの信号が出力される。レーザダイオードLD2〜LD8については、APCモードにならないように、コントローラ1027は、cont2〜cont8信号、data2〜data8信号にローレベルの信号を出力する。cont1信号はハイレベルであるため、NPN型のトランジスタQ112はオンし、更に、コントロール端子にハイレベル信号が入力されているため、アナログスイッチSW111もオンする。また、data1信号はローレベルであるため、NPN型のトランジスタQ114はオフする。トランジスタQ112がオンすると、定電流源Q111より供給される電流により、レーザダイオードLD1が点灯する。レーザダイオードLD1の光量が増すと、フォトダイオードPD1の出力電流は増大し、抵抗R1による電圧降下が大きくなるため、エラーアンプOP111に入力される電圧が低下する。フォトダイオードPD1の出力は、エラーアンプOP111により基準電圧Vrefと比較され、エラーアンプOP111の出力電圧が低下する。エラーアンプOP111の出力電圧が低下すると、定電流源Q111のコントロール端子に印加される電圧が低下するため、その結果、定電流源Q111の出力電流も低下する。定電流源Q111の出力電流が低下すると、レーザダイオードLD1の光量も低下する。以上のように、ドライバ回路110は負帰還回路を構成しており、フォトダイオードPD1の出力と基準電圧Vrefが同一の電圧となるように、一定の光量でレーザダイオードLD1は点灯駆動される。また、トランジスタQ112のエミッタ電圧すなわちドライバ回路110の出力電圧は、レーザダイオードLD1に印加され、更にアナログスイッチSW111を介してサンプルホールドコンデンサC111や定電圧源Q113のコントロール端子に入力される。定電圧源Q113は、コントロール端子に入力された電圧と同電位の電圧を出力する。定電圧源Q113からの出力電圧が印加されるトランジスタQ114は、data1信号によりオフしているため、定電圧源Q113の出力はレーザダイオードLD1には出力されない。また、cont2〜cont8信号、data2〜data8信号には、ローレベルの信号が入力されているため、ドライバ回路120〜180の出力は、レーザダイオードLD2〜LD8には入力されないので、レーザダイオードLD2〜LD8は消灯状態である。
次に、コントローラ1027により出力されるcont1信号はハイレベルからローレベルに、cont2信号はローレベルからハイレベルとなり、他のcont3〜cont8信号、data1〜data8信号にはローレベルの信号が出力される。これにより、レーザダイオードLD2がAPCモードに移行し、上述したレーザダイオードLD1と同様のAPC動作が行われる。そして、レーザダイオードLD3、LD4についても順次、APC制御が行われる。
次に、レーザダイオードLD1〜LD4のAPC制御が終了すると、全てのレーザダイオードLD1〜LD8はOFFモードとなる。OFFモード時には、コントローラ1027から、cont1〜cont8信号、data1〜data8信号にローレベルの信号が入力されるため、レーザダイオードLD1〜LD8は全て消灯状態となる。
次に、光量が一定となるように設定された電流値で、レーザダイオードを駆動して感光ドラム1010を走査する期間である印字モード時の回路動作について説明する。印字モードでは、コントローラ1027によりcont1信号〜cont8信号にはローレベルの信号が出力され、data1〜data8信号には印字される画像データが出力される。ドライバ回路110では、cont1信号がローレベルであるため、トランジスタQ112、及びアナログスイッチSW111はオフし、その結果、定電流源Q111の出力は遮断され、レーザダイオードLD1には出力されない。一方、サンプルホールドコンデンサC111により保持された、APCモード時にレーザダイオードLD1に印加された電圧が、定電圧源Q113のコントロール端子に印加される。その結果、定電圧源Q113はAPCモード時と同電位の電圧を出力し、トランジスタQ114のコレクタ端子に印加する。data1信号がハイレベルの場合は、トランジスタQ114がオンするため、APCモード時の電圧が、定電圧源Q113によってトランジスタQ114のエミッタ端子を介して、レーザダイオードLD1に印加され、レーザダイオードLD1は点灯する。data1信号がローレベルの場合は、トランジスタQ114がオフするため、レーザダイオードLD1は消灯する。これにより、data1信号として入力される画像データによりレーザの点滅駆動が可能となり、画像露光が行われる。そして、ドライバ回路120〜180においても、data2〜data8信号に基づいて、レーザダイオードLD2〜LD8が点滅駆動され、画像露光が行われる。
主走査方向の1ラインの潜像形成を終了した後はOFFモードとなり、次の走査ラインのために、レーザダイオードLD5がAPCモードとなる。レーザダイオードLD5のAPC制御が終了すると、レーザダイオードLD5はOFFモードとなり、次にレーザダイオードLD6がAPCモードとなる。このように、レーザダイオードLD5〜LD8までのAPC動作が順次行われ、レーザダイオードLD8までのAPC制御が終了した後に、全てのレーザダイオードはOFFモードとなる。続いて、このラインの画像形成を行うため、印字モードとなり、上述した印字モードでの動作が実行される。
一般的に、定電圧回路の高速駆動、特に画像形成を行う数十MHzでのスイッチング動作は可能であるため、トランジスタQ114に高速スイッチング可能なトランジスタを選択することにより、高速印字が可能となる。
以上説明したように、本実施例によれば、各発光点のAPC制御の周期を長く設定しなければならない走査光学装置において、発光点の昇温や周囲の温度変動による光ビームの光量変動を抑制し、画像劣化を防ぐことができる。
ところで、本実施例では、図5(b)の動作シーケンスに基づいて、全レーザダイオードのAPC制御が2回の走査期間に分けて実施される場合における回路動作について説明した。すなわち、前述した実施例の説明では、最初の走査期間ではレーザダイオードLD1〜LD4のAPC制御を行い、次の走査期間ではレーザダイオードLD5〜LD8のAPC制御を行っていた。1回の走査期間でAPC制御を行う場合には、最初の走査期間において、レーザダイオードLD1〜LD8のAPC制御を行うようにすることで、本発明は、図5(a)のように、APC制御が1回の走査期間に実施される場合についても適用可能である。これにより、発光点の昇温や周囲の温度変動をより受けにくくなり、画像劣化を防ぐことができる。
LD1 レーザダイオード
PD1 フォトダイオード
OP111 エラーアンプ
Q111 定電流源
Q113 定電圧源
C111 サンプルホールドコンデンサ
Q112 トランジスタ
Q114 トランジスタ

Claims (7)

  1. 感光体を走査する半導体レーザを有する走査光学装置であって、
    前記半導体レーザが出力する光量を検出する光量検出手段と、
    前記半導体レーザに印加された電圧を保持する電圧保持手段と、
    光量が一定になるように前記半導体レーザに供給する駆動電流を制御する第1のモードと、前記第1のモードで設定された駆動電流を前記半導体レーザに供給することによって前記感光体を走査する第2のモードに応じて、前記半導体レーザを定電流制御又は定電圧制御で駆動する駆動手段と、を備え、
    前記駆動手段は、前記第1のモードが設定された場合には、前記光量検出手段が検出した光量に応じて、前記定電流制御により前記半導体レーザを駆動し、前記第2のモードが設定された場合には、前記第1のモードにおいて前記電圧保持手段に保持された電圧に応じて、前記定電圧制御により前記半導体レーザを駆動することを特徴とする走査光学装置。
  2. 前記半導体レーザは、複数のレーザ光を照射する面発光型レーザダイオードであり、
    前記光量検出手段は、1つのフォトダイオードにより、前記半導体レーザの複数のレーザの出力光量を検出することを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
  3. 前記駆動手段は、前記定電流制御により、前記光量検出手段が検出した光量に応じた出力を前記半導体レーザに供給する定電流源と、前記定電圧制御により、前記電圧保持手段に保持された電圧に応じた出力を前記半導体レーザに供給する定電圧源と、を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の走査光学装置。
  4. 前記定電流源と前記半導体レーザとの間に設けられ、前記第1のモードの際にオンし、前記定電流源と前記半導体レーザとを接続する第1のスイッチ手段と、
    前記定電圧源と前記半導体レーザとの間に設けられ、前記第2のモードの際に画像データの信号のレベルに応じてオン、オフし、前記定電圧源と前記半導体レーザとを接続する、又は接続を遮断する第2のスイッチ手段と、
    前記電圧保持手段と前記半導体レーザとの間に設けられ、前記第1のモードの際にオンし、前記電圧保持手段と前記半導体レーザとを接続し、前記第2のモードの際にはオフし、前記電圧保持手段と前記半導体レーザとの接続を遮断する第3のスイッチ手段と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の走査光学装置。
  5. 前記第1のスイッチ手段及び第2のスイッチ手段はトランジスタであり、前記第3のスイッチ手段はアナログスイッチであることを特徴とする請求項4に記載の走査光学装置。
  6. 前記電圧保持手段は、サンプルホールドコンデンサであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の走査光学装置。
  7. レーザ光を前記感光体に照射して前記感光体上に静電潜像を形成し、前記静電潜像をトナーで可視化する画像形成装置であって、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の走査光学装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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