JP2012097436A - ドア取付構造 - Google Patents
ドア取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012097436A JP2012097436A JP2010244872A JP2010244872A JP2012097436A JP 2012097436 A JP2012097436 A JP 2012097436A JP 2010244872 A JP2010244872 A JP 2010244872A JP 2010244872 A JP2010244872 A JP 2010244872A JP 2012097436 A JP2012097436 A JP 2012097436A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- link
- hinge
- attached
- attachment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】使用中に万一上部ヒンジが外れても、ドアの傾倒若しくは脱落を確実に防止するとともに、ドアの反りの発生を抑制することのできるドア脱落防止具を備えたドア取付構造を提供する。
【解決手段】第1の取付部9の一端に垂直な枢軸10を介して連結された第1のリンク11と、該第1のリンク11の他端に垂直な枢軸12を介して一端部で連結された第2のリンク13と、該第2のリンク13の他端に垂直な枢軸14を介して連結された第2の取付部15とからなり、第1の取付部9が建具枠Aに取り付けられ、第2の取付部15がドアEの端面に取り付けられている構成。
【選択図】図2
【解決手段】第1の取付部9の一端に垂直な枢軸10を介して連結された第1のリンク11と、該第1のリンク11の他端に垂直な枢軸12を介して一端部で連結された第2のリンク13と、該第2のリンク13の他端に垂直な枢軸14を介して連結された第2の取付部15とからなり、第1の取付部9が建具枠Aに取り付けられ、第2の取付部15がドアEの端面に取り付けられている構成。
【選択図】図2
Description
本発明は、室内で使用される木製ドアの取付構造に関するものである。
家屋内部には、部屋の出入り口を開閉する木製のスイングドア(以下単にドアという)が広く用いられている。このドア23は、図12に示すように、ピボットヒンジや持ち出し蝶番等のヒンジ22を介して垂直な建具枠21aに取り付けられ、ヒンジ22の枢軸を支点として開閉できるようになっている。垂直な建具枠はドア取り付けスペースをあけて左右一対配置されて框等の固定枠体20に取り付けられ、一方の建具枠21aにドア23を連結するヒンジ22の一片(取付片)22aが取り付けられ、他方の建具枠21bにはドアのラッチ24が係合する係合穴25が形成される。また、建具枠21a、21bには、ドア23が閉じたときにドア端部が当接する凸状の戸当たり部26が設けられている。 尚、凸状の戸当たり部を有する建具枠にヒンジを介してドアが取り付けられたドア取付構造は、例えば特許文献1等で開示されている。
建具枠にピボットヒンジや持ち出し蝶番等のヒンジ22を介してドア23を取り付けて使用しているときに、外的な衝撃による振動や、取付不良等により上部のヒンジが外れることがある。また、木製ドアは長期使用中に反りや歪みが生じることがある。このような上部ヒンジが外れると、ドアが大きく傾倒し、若しくは脱落して大変危険である。また、ドアに反りや歪みが発生すると、ドア開閉時にきしみ音等が生じてスムースな開閉動作ができなくなるとともにドアと固定枠部(框)との間に隙間が生じて外観が悪くなり、かつ部屋の密閉効果が劣化する。
そこで、本発明は、使用中に万一上部ヒンジが外れても、ドアの傾倒若しくは脱落を確実に防止するとともに、ドアの反りの発生を抑制することのできるドア脱落防止具を備えたドア取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明では次のような技術的手段を講じた。即ち、本発明では、ドアがヒンジを介して建具枠に取り付けられたドア取付構造であって、第1の取付部の一端に枢支された第1のリンクと、該第1のリンクの他端に一端が枢支された第2のリンクと、該第2のリンクの他端に一端が枢支された第2の取付部とからなるドア脱落防止具を設け、第1の取付部が建具枠に取り付けられ、第2の取付部がドアの端面に取り付けられている構成とした。
本発明は上記の如く構成したものであるから、使用中に何らかの衝撃によって上部のヒンジが外れても、ドア脱落防止具によってドアが傾倒または脱落するのを防止することができるとともに、通常の使用時においても、ドア中間部位がドア脱落防止具によって支えられているのでドアの反り等の発生を抑えることができるといった効果がある。。
以下において、本発明の詳細をその実施の形態を示す図面に基づいて詳細に説明する。 図1〜図8において、符号Aは建具枠であって、上下方向に延びる板状の長尺部材1の一側面にフラットな取付面2が形成され、他側面に長さ方向に沿った凹溝3が形成されており、凹溝3の両縁部のうちその一方の縁部4が他方の縁部5より高くして戸当たり部6として形成されている。
なお、本実施例では、建具枠Aは木材または合成樹脂材によって一体的に形成されている。
なお、本実施例では、建具枠Aは木材または合成樹脂材によって一体的に形成されている。
上記建具枠Aが左右一対用意され、それぞれの凹溝3を対向させた状態で框や壁枠等の固定枠部B、Bに対称的に配置され、適当な固定手段、例えば釘やビス等を介して取り付けられる。そして、一方の建具枠、例えば図2並びに図4に示すように左側の建具枠Aの凹溝3に上ヒンジC並びに下ヒンジDの一方の取付部7が収められてビス等により取り付けられ、各ヒンジの反対側の取付部8がドアEに取り付けられている。このようにしてヒンジの取付部7、8が建具枠Aの凹溝3に収められているので、前方側(図4の下方側)からみてヒンジの取付部7、8が建具枠Aの縁部4によって隠されるとともに、取付部7、8の厚みによる建具枠AとドアEとの隙間の発生を無くすることができる。
更に、ドアEの中間部位で、ドアEと建具枠Aとにドア脱落防止具Fが取り付けられている。この脱落防止具Fは、第1の取付部9の一端に垂直な枢軸10を介して連結された第1のリンク11と、該第1のリンク11の他端に垂直な枢軸12を介して一端部で連結された第2のリンク13と、該第2のリンク13の他端に垂直な枢軸14を介して連結された第2の取付部15とからなる。
このドア脱落防止具Fの第1の取付部9が建具枠Aの凹溝3内でビス等により取り付けられ、第2の取付部15がドアEの端面に取り付けられている。ドア脱落防止具Eのリンク11、13の長さは、上下のヒンジC、Dの回動軸を支点とするドアの回動を阻害しないように、その寸法が予め設定されている。即ち、図5のドア閉じ姿勢から、図6、図7並びに図8の開き姿勢までヒンジの回動軸Pを支点とするドアEの回動がスムースに行うことができるようにリンク11,13の長さが予め設定されている。
このドア脱落防止具Fによって、ドアEの上ヒンジCが衝撃等により外れた場合に、ドアEが傾倒したり脱落したりするのを防止することができるとともに、ドアEの中間部位がドア脱落防止具Fによって支えられているので、ドアEの反りの発生を抑制することができる。
このドア脱落防止具Fの第1の取付部9が建具枠Aの凹溝3内でビス等により取り付けられ、第2の取付部15がドアEの端面に取り付けられている。ドア脱落防止具Eのリンク11、13の長さは、上下のヒンジC、Dの回動軸を支点とするドアの回動を阻害しないように、その寸法が予め設定されている。即ち、図5のドア閉じ姿勢から、図6、図7並びに図8の開き姿勢までヒンジの回動軸Pを支点とするドアEの回動がスムースに行うことができるようにリンク11,13の長さが予め設定されている。
このドア脱落防止具Fによって、ドアEの上ヒンジCが衝撃等により外れた場合に、ドアEが傾倒したり脱落したりするのを防止することができるとともに、ドアEの中間部位がドア脱落防止具Fによって支えられているので、ドアEの反りの発生を抑制することができる。
また、本実施例では、図3並びに図4に示すように、右側の建具枠Aの凹溝3にラッチ受けGが取り付けられる。このラッチ受けGは、金属板のプレス加工によって作られ、中間部位に係合段部16を介在させた状態で取付片17と案内板18とが段差状に形成されており、取付片17がビス等により取り付けられている。係合段部16は、図4に示すようにドアEを閉じたときにドアに取り付けられたラッチHに係合してドアの閉止姿勢を保持する。ラッチHはドアのノブJを回動により後退することができる。このラッチやノブは、従来からドアに取り付けられて広く実施されている公知のものを使用することができる。
尚、上記実施例では、脱落防止具Fのリンク11、13が板状のもので形成したが、図9に示すように、棒状のもので形成することも可能である。
図10並びに図11は上記建具枠の別実施例を示すものである。
この建具枠A’は、戸当たり部6が合成樹脂製または金属製の断面略コの字状型材により長尺部材1とは別体で形成され、その各遊端が取付脚6a、6aとして形成されており、長尺部材1には前記取付脚6aを嵌合固定する左右一対の嵌め込み溝1a、1aが形成され、この嵌め込み溝1aに取付脚6aを嵌合して戸当たり部6を長尺部材1に取り付けられている。
これにより、建具枠A’を壁枠等の固定枠部Bに取り付ける際、長尺部材1の左右の嵌め込み溝1a、1aの間でビスまたは釘19を打ち込んで長尺部材1を固定したあと、戸当たり部6を取り付けることにより、釘頭やビス頭を隠すことができて体裁をよくすることができる。また、色彩やサイズの異なった各種の戸当たり部を用意することによって、必要に応じて所望のものを選択して使用することができる。尚、図に示すように釘19を打ち込む際のガイドとなる案内溝20を予め嵌め込み溝1a、1aの間に形成しておくのがよい。
この建具枠A’は、戸当たり部6が合成樹脂製または金属製の断面略コの字状型材により長尺部材1とは別体で形成され、その各遊端が取付脚6a、6aとして形成されており、長尺部材1には前記取付脚6aを嵌合固定する左右一対の嵌め込み溝1a、1aが形成され、この嵌め込み溝1aに取付脚6aを嵌合して戸当たり部6を長尺部材1に取り付けられている。
これにより、建具枠A’を壁枠等の固定枠部Bに取り付ける際、長尺部材1の左右の嵌め込み溝1a、1aの間でビスまたは釘19を打ち込んで長尺部材1を固定したあと、戸当たり部6を取り付けることにより、釘頭やビス頭を隠すことができて体裁をよくすることができる。また、色彩やサイズの異なった各種の戸当たり部を用意することによって、必要に応じて所望のものを選択して使用することができる。尚、図に示すように釘19を打ち込む際のガイドとなる案内溝20を予め嵌め込み溝1a、1aの間に形成しておくのがよい。
以上、本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上記の実施例の構造のみに特定されるものではなく、その目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更することが可能である。
本発明のドア取付構造は、室内で使用される木製ドアを取り付けるために適用することができる。
A ドア
B 固定枠部
C ヒンジ
D ヒンジ
E ドア
F ドア脱落防止具
G ラッチ受け
1 長尺部材
2 建具枠の取付面
3 凹溝
4 一方の縁部
5 他方の縁部
6 戸当たり部材
7 ヒンジの取付部
8 ヒンジの取付部
9 ドア脱落防止具の第1の取付部
11 第1のランク
13 第2のリンク
15 ドア脱落防止具の第2の取付部
16 ラッチ受けの段部
17 ラッチ受けの取付片
18 ラッチ受けの案内板
B 固定枠部
C ヒンジ
D ヒンジ
E ドア
F ドア脱落防止具
G ラッチ受け
1 長尺部材
2 建具枠の取付面
3 凹溝
4 一方の縁部
5 他方の縁部
6 戸当たり部材
7 ヒンジの取付部
8 ヒンジの取付部
9 ドア脱落防止具の第1の取付部
11 第1のランク
13 第2のリンク
15 ドア脱落防止具の第2の取付部
16 ラッチ受けの段部
17 ラッチ受けの取付片
18 ラッチ受けの案内板
Claims (1)
- ドアがヒンジを介して建具枠に取り付けられたドア取付構造であって、第1の取付部の一端に枢支された第1のリンクと、該第1のリンクの他端に一端が枢支された第2のリンクと、該第2のリンクの他端に一端が枢支された第2の取付部とからなるドア脱落防止具を設け、第1の取付部が建具枠に取り付けられ、第2の取付部がドアの端面に取り付けられているドア取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010244872A JP2012097436A (ja) | 2010-11-01 | 2010-11-01 | ドア取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010244872A JP2012097436A (ja) | 2010-11-01 | 2010-11-01 | ドア取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012097436A true JP2012097436A (ja) | 2012-05-24 |
Family
ID=46389662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010244872A Pending JP2012097436A (ja) | 2010-11-01 | 2010-11-01 | ドア取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012097436A (ja) |
-
2010
- 2010-11-01 JP JP2010244872A patent/JP2012097436A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4936243B2 (ja) | 隠し蝶番の構造 | |
JP7278424B2 (ja) | 建具の召合せ框の気密維持装置 | |
JP2010180625A (ja) | 扉支持装置 | |
JP5325813B2 (ja) | 開口部装置 | |
JP2012097436A (ja) | ドア取付構造 | |
JP4648432B2 (ja) | 開き戸用反り防止矯正器具 | |
JP6797542B2 (ja) | 建具 | |
JP4963102B2 (ja) | 建具 | |
JP6744828B2 (ja) | 建具 | |
JP4860943B2 (ja) | 扉装置 | |
JP4405444B2 (ja) | 連窓における嵌め殺し窓の障子取り付け構造 | |
KR100937387B1 (ko) | 고정구가 형성된 도어경첩의 구조 | |
KR200456497Y1 (ko) | 강화유리도어의 도어프레임 | |
JP2016003543A (ja) | 揺動型ドア装置 | |
JP6999466B2 (ja) | 排煙窓 | |
JP6815077B2 (ja) | 建具 | |
JP6890310B2 (ja) | ヒンジ及び扉装置 | |
JP5121580B2 (ja) | 袖扉装置 | |
JP3058847B2 (ja) | ドア枠及びそれに用いるストライク部材 | |
JP6585004B2 (ja) | 建具 | |
JP2009030327A (ja) | ガラス窓部付きドア枠 | |
JPH08109775A (ja) | ドア構造およびドアの取付方法 | |
JP2006037346A (ja) | 左右兼用ドア枠のラッチ側縦枠材 | |
JP2020002609A (ja) | パネル装置 | |
JP2021152283A (ja) | グレモンハンドル |