JP6585004B2 - 建具 - Google Patents

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本発明は、建具に関する。
上枠と上枠に吊り下げた引き戸体とを有する所謂上吊り式の建具は、既によく知られている。そして、当該建具の中には、引き戸体と係合して該引き戸体の開閉を案内する一つのガイドローラーを下枠に備えているものがある。
特開2015−86525号公報
このような従来の上吊り式の建具においては、ガイドローラーが一つしかないため、引き戸体が開閉する際に、引き戸体の下方においてガタつきが生ずる場合があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、引き戸体が開閉する際のガタつきを抑制することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、上枠と、
前記上枠に吊り下げた引き戸体であって、該引き戸体の下端部にエッジ材を備える引き戸体と、
前記引き戸体と係合して該引き戸体の開閉を案内する一つのガイドローラーを備える下枠と、を有し、
前記エッジ材は、前記引き戸体の表面よりも見込み方向において外側に突出した突出部を有し、
前記下枠には、開閉する前記引き戸体を摺動させる摺動部材が設けられており、
前記突出部が、見込み方向において該突出部と対向する前記摺動部材に接触して摺動することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、引き戸体が開閉する際のガタつきを抑制することが可能となる。また、引き戸体の表面の塗装が剥がれたり、引き戸体の表面に傷が付いたりする問題を防止することも可能となる。
かかる建具であって、
前記下枠には、該下枠から前記表面に向かって見込み方向に延出するタイト材が設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、操作者が引き戸体を下枠の室内側に押し付けながら操作することが回避され、タイト材が破損することを防止することが可能となる。
かかる建具であって、
前記タイト材は、前記摺動部材の上側に位置し、該摺動部材を上方から覆っていることが望ましい。
このような建具によれば、建具の意匠性を向上させることができる。
かかる建具であって、
前記エッジ材は、引き戸体本体に対し、上下方向に移動可能に設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、エッジ材の突出部を摺動部材に適切に接触させることが可能となる。
かかる建具であって、
前記エッジ材は、前記引き戸体本体に対し、着脱可能に設けられており、
前記摺動部材は、前記下枠に対し、着脱可能に設けられていることが望ましい。
このような建具によれば、建具のメンテナンス性を向上させることが可能となる。
本発明によれば、引き戸体が開閉する際のガタつきを抑制することが可能となる。
玄関引戸10の縦断面図である。 図1の要部拡大図である。 下エッジ材43の取り付け構造を説明するための説明図である。 扉本体40bの貫通穴を示した図である。
===本実施の形態に係る建具(玄関引戸10)について===
本実施の形態に係る建具の一例としての玄関引戸10について、図1を用いて説明する。
なお、以下の説明においては、建物等に取り付けられた状態の玄関引戸10を室外側から見たときに、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。玄関引戸10の各部位であっても、また、玄関引戸10を構成する各部材については単体の状態であっても、建物等に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
玄関引戸10は、上枠20と下枠30とを備える枠体と、引き戸体の一例としての片引き扉(以下、単に、扉40と呼ぶ)と、吊り部材(レール22及び戸車50)と、を有している。
本実施の形態における玄関引戸10は、所謂上吊り式の引戸となっている。つまり、扉40は、上枠20に吊り部材によって吊り下げた状態となっている。
すなわち、上枠20には、レール22が取り付けられている。このレール22は、見込み方向において上枠20から室外側へ延出するように設けられており、レール本体22aが、このレール22の見込み方向における室外側端部に位置している。レール本体22aは、左右方向(つまり、扉40の開閉(スライド)方向)に連続して設けられている。
一方、扉40の上部には、戸車50が設けられており(固定されており)、当該戸車50のローラー50aがレール本体22aの上に載置されている。そして、扉40が開閉する際(操作者が扉40を開いたり閉じたりする際)には、ローラー50aが転がりながらレール本体22a上を移動し、扉40の開閉が円滑に行われるようになっている。なお、本実施の形態に係る戸車50は、扉40の左右方向(開閉(スライド)方向)における両端部に一つずつ(計2個)設けられている。
そして、扉40が開いた際には(操作者が扉40をスライドさせて開けた際には)、開口が現れ、玄関引戸10を操作者が通過できるようになる。一方、扉40が閉じた際には(操作者が扉40をスライドさせて閉めた際には)、当該開口が扉40により閉塞される。また、この際に、扉40が位置していた箇所には、壁やガラス等が露出することとなる。つまり、操作者が、扉40及び壁やガラス等と正対し、通過不能となる。
<<<扉40の下部及びその周辺の構成について>>>
次に、扉40の下部及びその周辺の構成について、主として、図2を参照しつつ説明する。扉40の下方には、下枠30が設けられているが、当該下枠30には、レールが設けられておらず、その代わりにガイドローラー34が備えられている。
つまり、ガイドローラー34は、レールと同様の役割、すなわち、扉40と係合して扉40の開閉を案内する役割を果たす。ガイドローラー34は、見込み方向において扉40に対応する位置に位置した状態で、下枠30に立設されている(固定されている)。そして、扉40の下端部に設けられた凹部40aに収容されている。
凹部40aは、左右方向(開閉(スライド)方向)に連続して設けられている。一方で、ガイドローラー34は、左右方向(開閉(スライド)方向)において、一つのみ(換言すれば、一つの玄関引戸10に対して一つのみ)設けられている。そして、扉40が開閉する際(操作者が扉40を開いたり閉じたりする際)には、移動する扉40(凹部40a)がガイドローラー34に接触しつつガイドローラー34に案内されることとなる。なお、ガイドローラー34は、上下方向に沿った中心軸回りに回転する回転部34aを備えており、移動する扉40(凹部40a)がガイドローラー34に接触する際に、当該回転部34aが回転することで、扉が円滑に開閉するようになっている。
また、ガイドローラー34は、扉40の開閉状態がどのような状態であっても露出しない位置(人目に触れない位置)に設けられている。つまり、ガイドローラー34の左右方向(開閉(スライド)方向)における位置については、扉40が完全に開いた状態でもガイドローラー34が露出しないように(また、露出したガイドローラー34に通過者がつまずかないように)、当該状態において扉40の左右方向における一端部(つまり、開口に近い側の端部。換言すれば、戸尻側でなく戸先側の端部)に位置するような位置となっている。
このように、本実施の形態に係る玄関引戸10おいては、扉40と係合して該扉40の開閉を案内するガイドローラー34が下枠30に設けられているが、当該ガイドローラー34が一つしかないため、扉40が開閉する際に扉40の下方(下端部)において見込み方向のガタつきが生ずる可能性がある。
そのため、本実施の形態においては、これに対する対策を行っている。つまり、当該ガタつきを抑制するために、下枠30には開閉する扉40を摺動させる樹脂製の摺動部材36が設けられている。すなわち、扉40が開閉する際に、扉40の一部(後述する突出部43a)が摺動部材36に接触して摺動することで、当該ガタつきが押さえられるようになっている。
具体的な構成について説明する。先ず、扉40の下端部の構成については、以下のようになっている。扉40は、下端部に、表面材41、骨材42、及び、下エッジ材43(エッジ材に相当。後述する横エッジ材45との区別をするために、下エッジ材43とする)を備えている。すなわち、図2に示すように、扉40の表面に位置する一対の表面材41(鋼板)の見込み方向における内側には、骨材42が設けられ、そのさらに内側には、下エッジ材43が備えられている。
この下エッジ材43は、前述した凹部40aを形成し、当該凹部40a内に位置するガイドローラー34と協働して扉40の開閉を案内する役割を果たす部材である。そして、当該下エッジ材43の最下部(つまり、下枠30に上下方向において対向する部分)は、表面材41よりも室内側に延出している。つまり、下エッジ材43は、扉40の表面よりも見込み方向において外側(本実施の形態においては、室内側)に突出した突出部43aを有している。そして、この突出部43aが、当該突出部43aと見込み方向において対向する摺動部材36と接触して摺動するようになっている。すなわち、摺動部材36は、下枠30のうちの、突出部43aと見込み方向において対向する対向部分30aに固定されており、突出部43aは、この対向部分30aに設けられた摺動部材36と接触して摺動する。このように、下エッジ材43は、ガイドローラー34と協働して扉40の開閉を案内しつつ、摺動部材36と接触して摺動する機能を備えている(二つの機能を兼用している)。なお、図面では、便宜上、摺動部材36は突出部43aと接触していないが、実際には、摺動部材36は突出部43aと接触した状態で対向している。
より具体的に説明すると、下枠30は、第一下枠部31と第二下枠部32とを備えている。第一下枠部31は、扉40よりも下側に位置し前述したガイドローラー34を支持している部分である。そして、当該第一下枠部31は、室内側へ向かって扉40の表面(表面材41)を越えて延出している。また、この室内側に延出した延出部分の上に第二下枠部32が載置されており、当該第二下枠部32は、扉40よりも室内側に位置している。そして、第二下枠部32の室外側の端(以下、便宜上、室外側端と呼ぶ)は、扉40と見込み方向において対向しており、この室外側端に前述した対向部分30aが位置している。そのため、対向部分30aに固定された摺動部材36は、見込み方向において突出部43aと対向するようになっている。
なお、本実施の形態において、突出部43a(下エッジ材43)は、左右方向(開閉(スライド)方向)に連続して設けられているのに対し、摺動部材36は、左右方向(開閉(スライド)方向)において、二つだけ設けられている。本実施の形態においては、扉40が完全に開いた状態の玄関引戸10における前記開口の、左右方向における中央部及び戸先側端部に相当する位置に、摺動部材36が設けられている(ただし、これに限定されるものではない)。
また、本実施の形態に係る摺動部材36は、下枠30に対し、着脱可能に設けられている。つまり、下枠30には、摺動部材36を圧入させるための圧入部30b(切り込み)が設けられている。そして、当該圧入部30bに摺動部材36が圧入されている。そのため、操作者が、摺動部材36を当該圧入部30bから取り外したり、当該圧入部30bに取り付けたりすることを、簡便に行えるようになっている。
また、下枠30には、タイト材38が設けられている。このタイト材38は、水密性及び気密性を保持するための樹脂製の部材である。
タイト材38は、下枠30(第二下枠部32)の前述した室外側端に取り付けられており、当該室外側端から扉40の表面(表面材41)に向かって見込み方向(室内側から室外側へ向かう方向)に延出している。そして、タイト材38の先端は、扉40の表面(表面材41)と接触している。このように、タイト材38は、下枠30(第二下枠部32)と扉40の表面(表面材41)の間に位置して、当該間を通過しようとする水をブロックする役割を果たす。
なお、タイト材38は、左右方向(開閉(スライド)方向)に連続して設けられている。そして、タイト材38は、摺動部材36の上側に位置し、当該摺動部材36を上方から覆っている。
<<<下エッジ材43の取り付け構造について>>>
次に、下エッジ材43の取り付け構造について、主として、図3及び図4を参照しつつ説明する。なお、図4の左図(右図)は、図3の扉40を矢印A1(矢印A2)方向から見たときの図である。
本実施の形態に係る下エッジ材43は、二本の締結部材(具体的には、取り付けネジ60)のみによって扉本体40b(本実施の形態においては、骨材44及び横エッジ材45)に対し取り付けられている。
すなわち、下エッジ材43には、当該下エッジ材43の左右方向(開閉(スライド)方向)の一端から他端に亘ってネジ穴43b(ビスホール、図2参照)が設けられている。また、前記一端側(換言すれば、左側)に位置する扉本体40bと前記他端側(換言すれば、右側)に位置する扉本体40bにはネジ穴43bに対応する位置にそれぞれ貫通穴が設けられている。そして、当該一端側(左側)と当該他端側(右側)において、下エッジ材43のネジ穴43bと扉本体40bの貫通穴に取り付けネジ60が挿入されることで、下エッジ材43が扉本体40bに取り付けられている。
具体的には、下エッジ材43の左右方向(開閉(スライド)方向)における外側には、骨材44(戸尻側骨材44a及び戸先側骨材44b)が設けられ、そのさらに外側には、横エッジ材45(戸尻側横エッジ材45a及び戸先側横エッジ材45b)が備えられている。
そして、骨材44には、ネジ穴43bに対応する位置に貫通穴(便宜上、骨材貫通穴44cとする)が設けられ、横エッジ材45には、ネジ穴43bに対応する位置に貫通穴(便宜上、横エッジ材貫通穴45cとする)が設けられている。
そして、戸尻側(左側)においては、取り付けネジ60が、戸尻側横エッジ材45aの外側から、戸尻側横エッジ材45aの横エッジ材貫通穴45c及び戸尻側骨材44aの骨材貫通穴44cを貫通し、ネジ穴43bに入り込んでいる。また、戸先側(右側)においては、取り付けネジ60が、戸先側横エッジ材45bの外側から、戸先側横エッジ材45bの横エッジ材貫通穴45c及び戸先側骨材44bの骨材貫通穴44cを貫通し、ネジ穴43bに入り込んでいる。
また、本実施の形態に係る下エッジ材43は、扉本体40bに対し、上下方向に移動可能に設けられている。すなわち、扉本体40bの前述した貫通穴(骨材貫通穴44c及び横エッジ材貫通穴45c)はいずれも上下方向に長い長穴となっているため(図4参照)、下エッジ材43を上下方向に動かせるようになっている。したがって、下エッジ材43の扉本体40bに対する相対位置を上下方向に微調整することが可能となっている。なお、当然のことながら、戸尻側(左側)と戸先側(右側)とで調整を個別に行うことができるので、下エッジ材43を斜めに調整することもできる。
また、本実施の形態に係る下エッジ材43は、上述した構成を備えていることで、扉本体40bに対し、着脱可能に設けられている。つまり、下エッジ材43を扉本体40bから取り外す際には、扉40を枠体から外し、かつ、扉40から二つの取り付けネジ60を外せば、扉本体40bから下エッジ材43を簡便に取り外すことができる。また、下エッジ材43を扉本体40bに取り付ける際には、これとは逆の手順を行えば、簡便に取り付けることができる。
===本実施の形態に係る玄関引戸10の有効性について===
上述した通り、本実施の形態に係る玄関引戸10(建具)は、上枠20と、上枠20に吊り下げた扉40(引き戸体)であって、該扉40の下端部に下エッジ材43を備える扉40と、扉40と係合して該扉40の開閉を案内する一つのガイドローラー34を備える下枠30と、を有し、下エッジ材43は、扉40の表面よりも見込み方向において外側に突出した突出部43aを有し、下枠30には、開閉する扉40を摺動させる摺動部材36が設けられており、突出部43aが、見込み方向において該突出部43aと対向する前記摺動部材36に接触して摺動することとした。そのため、扉40が開閉する際のガタつきを抑制することが可能となる。
上枠と上枠に吊られた引き戸体とを有する所謂上吊り式の建具は、既によく知られており、当該建具の中には、引き戸体と係合して該引き戸体の開閉を案内する一つのガイドローラーを下枠に備えているものがあった。しかしながら、このような従来の建具においては、ガイドローラーが一つしかないため、引き戸体が開閉する際に、引き戸体の下方においてガタつきが生ずる場合があった。
これに対し、本実施の形態に係る玄関引戸10においては、開閉する扉40を摺動させる摺動部材36を下枠30に設けることとした。そのため、当該ガタつきを抑制することが可能となる。
さらに、このような玄関引戸10によれば、扉40の表面の塗装が剥がれたり、扉40の表面に傷が付いたりする問題を防止することが可能となる。
仮に、扉40の表面よりも下エッジ材43が突出しておらず双方が面一であった場合には、下エッジ材43が摺動部材36に接触して摺動する際に、扉40の表面(換言すれば、表面材41)も摺動部材36に接触してしまう。かかる場合には、扉40の表面(表面材41)の塗装が剥がれたり、扉40の表面(表面材41)に傷が付いたりする可能性がある。
これに対し、本実施の形態においては、扉40の表面よりも見込み方向において外側に突出した突出部43aを摺動部材36に接触させるようにしたため、扉40の表面(表面材41)の塗装が剥がれたり、扉40の表面(表面材41)に傷が付いたりする問題を防止することが可能となる。
また、本実施の形態に係る玄関引戸10において、下枠30には、開閉する扉40を摺動させる摺動部材36が設けられていることに加えて、該下枠30から扉40の表面(表面材41)に向かって見込み方向に延出するタイト材38が設けられていることとした。
そのため、摺動部材36は、扉40が開閉する際のガタつきを抑制することだけでなく、タイト材38が破損することを防止する役割も果たす。すなわち、仮に、摺動部材36が存在せず、扉40にガタつきが生じている場合には、操作者が、扉40を室内側に押し付けながら操作する可能性がある。そして、かかる際には、タイト材38が扉40により押圧され破損する虞がある。これに対し、本実施の形態においては、摺動部材36が設けられていることにより、ガタつきが抑制されるため、操作者が扉40を室内側に押し付けながら操作することが回避され、タイト材38の破損が適切に防止されることとなる。
また、本実施の形態に係る玄関引戸10において、タイト材38は、摺動部材36の上側に位置し、該摺動部材36を上方から覆っていることとした。
そのため、摺動部材36をタイト材38により適切に隠すことが可能となるため、玄関引戸10の意匠性を向上させることができる。
また、本実施の形態に係る玄関引戸10において、下エッジ材43は、扉本体40bに対し、上下方向に移動可能に設けられていることとした。
そのため、施工誤差等によって下エッジ材43の突出部43aが摺動部材36に適切に接触しない場合に、下エッジ材43の扉本体40bに対する相対位置を調整することで、適切に接触させることが可能となる。
また、本実施の形態に係る玄関引戸10において、下エッジ材43は、扉本体40bに対し、着脱可能に設けられており、摺動部材36は、下枠30に対し、着脱可能に設けられていることとした。
そのため、互いに摺動する下エッジ材43及び摺動部材36が消耗した際に容易に交換できるため、玄関引戸10のメンテナンス性を向上させることが可能となる。
===その他の実施形態===
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
上記実施の形態においては、建具として、玄関引戸10を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。上枠と、上枠に吊り下げた引き戸体と、引き戸体と係合して該引き戸体の開閉を案内する一つのガイドローラーを備える下枠と、を有する建具であれば、どのようなものにも本発明を適用できる。例えば、扉が複数設けられた引戸や、扉が左右に動いて開閉する両引き戸があげられる。
10 玄関引戸
20 上枠、30 下枠
34 ガイドローラー
36 摺動部材、38 タイト材
40 扉、40b 扉本体
41 表面材
43 下エッジ材、43a 突出部

Claims (5)

  1. 上枠と、
    前記上枠に吊り下げた引き戸体であって、該引き戸体の下端部にエッジ材を備える引き戸体と、
    前記引き戸体と係合して該引き戸体の開閉を案内する一つのガイドローラーを備える下枠と、を有し、
    前記エッジ材は、前記引き戸体の表面よりも見込み方向において外側に突出した突出部を有し、
    前記下枠には、開閉する前記引き戸体を摺動させる摺動部材が設けられており、
    前記突出部が、見込み方向において該突出部と対向する前記摺動部材に接触して摺動することを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記下枠には、該下枠から前記表面に向かって見込み方向に延出するタイト材が設けられていることを特徴とする建具。
  3. 請求項2に記載の建具であって、
    前記タイト材は、前記摺動部材の上側に位置し、該摺動部材を上方から覆っていることを特徴とする建具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具であって、
    前記エッジ材は、引き戸体本体に対し、上下方向に移動可能に設けられていることを特徴とする建具。
  5. 請求項4に記載の建具であって、
    前記エッジ材は、前記引き戸体本体に対し、着脱可能に設けられており、
    前記摺動部材は、前記下枠に対し、着脱可能に設けられていることを特徴とする建具。
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