JP2012092554A - 建具 - Google Patents

建具 Download PDF

Info

Publication number
JP2012092554A
JP2012092554A JP2010240440A JP2010240440A JP2012092554A JP 2012092554 A JP2012092554 A JP 2012092554A JP 2010240440 A JP2010240440 A JP 2010240440A JP 2010240440 A JP2010240440 A JP 2010240440A JP 2012092554 A JP2012092554 A JP 2012092554A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
screen door
guide member
guide groove
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010240440A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5328746B2 (ja
Inventor
Yukihisa Takayama
幸久 高山
Shinpei Eda
慎平 江田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YKK AP Inc
Original Assignee
YKK AP Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YKK AP Inc filed Critical YKK AP Inc
Priority to JP2010240440A priority Critical patent/JP5328746B2/ja
Publication of JP2012092554A publication Critical patent/JP2012092554A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5328746B2 publication Critical patent/JP5328746B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wing Frames And Configurations (AREA)

Abstract

【課題】室内側から建具体を簡単に取り付け、取り外しできると共に、作業中に誤って建具体から手を放しても建具体が落下することがない建具とする。
【解決手段】枠体1の左右縦枠12にガイド部材4を取り付け、建具体としての網戸3の左右縦框32には、前記ガイド部材4に挿入するガイド溝34を長手方向に連続して設け、室内側から網戸3をほぼ水平姿勢として枠体1と障子2との間の開口部を通して室外側に移動してガイド溝34をガイド部4に挿入し、ガイド部材4を支点として網戸3を直立姿勢に回動できるようにし、前記ガイド溝34にガイド部材4と接して網戸3が下方に移動しないように規制するストッパー部材5を設け、網戸3から手を放しても落下しないようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、建具体を備えた建具に関する。
従来、枠体に障子を開き位置と閉じ位置とに移動自在に取り付けた建具においては、その障子を開き位置に移動した開放状態のときに、枠体と障子との間の開口部から虫が室内に侵入することがあるので、枠体に建具体を取り付けることがある。
例えば、枠体の障子よりも室外側部に網戸を取り付けることがある。
前述のように、障子よりも室外側部に網戸を取り付ける場合、室外側から作業すれば簡単に取り付け、取り外しできるが、室内側から取り付け、取り外しするのは大変面倒であると共に、作業中に誤って網戸から手を放してしまうと網戸が落下する恐れがある。
一方、特許文献1に開示したように、枠体に上の障子と下の障子を上下動自在に取り付け、その上の障子の下部と下の障子の上部に網戸をそれぞれ取り付けた建具が提案されている。
この建具であれば、障子に網戸を取り付けた状態で、その障子を枠体に取り付けたり、取り外したりすることが可能である。
実公昭59−15595号公報
前述した従来の建具であれば、障子とともに網戸を室内側から取り付け、取り外しできるが、網戸を取り付けた障子を枠体に取り付け、取り外しする作業は大変面倒である。
そこで、障子を枠体に取り付けた状態で、網戸を取り付け、取り外しすることが考えられるが、室内側から上の障子の下部に網戸を取り付け、取り外しする際に、網戸から誤って手を離すと網戸が落下する恐れがある。
本発明の目的は、室内側から建具体を簡単に取り付け、取り外しできると共に、作業中に誤って建具体から手を離しても建具体が落下することがないようにした建具とすることである。
本発明は、枠体に障子を開き位置と閉じ位置とに亘って移動自在に取り付け、前記枠体の障子よりも室外側部に建具体を取り付けた建具であって、前記枠体の左右の縦枠又は、当該左右の縦枠と隣接した建物躯体に、ガイド部材をそれぞれ取り付け、前記建具体は、左右の縦辺を構成する一対の縦材を有し、当該建具体全体の左右の幅が前記縦枠間の幅よりも小さくなり、前記左右の縦材は、見付け方向外側に向けて開口し、かつ前記ガイド部材と長手方向にスライド自在で、左右方向を軸心として回動自在に嵌まり合うガイド溝を有し、前記ガイド溝に前記ガイド部材と当接するストッパー部材を、前記建具体が枠体に取り付けられた取り付け位置のときに、当該ストッパー部材が前記ガイド部材よりも上方に位置するように設け、前記ガイド溝内に前記ガイド部材を挿入するための挿入口を、前記建具体が取り付け位置のときに、当該挿入口が前記ガイド部材よりも下方に位置するように前記縦材に設けたことを特徴とする建具である。
本発明は、前記ガイド溝は、縦材の見込み幅内に設けられ、前記ガイド部材は、左右の縦枠の見付け方向内側面よりも内側で、かつ前記縦枠の室外側面よりも室外側に位置するように取り付けた建具とすることができる。
このようにすれば、建具体を室内側から室外側に向けて移動してガイド溝をガイド部材に挿入する作業がやり易い。
しかも、取り付けした建具体と障子との間の室内外側方向の隙間を、容易に適正な値とすることができる。
本発明は、前記ガイド溝は、一対の開口縁部の室内外方向の開口幅が、当該開口縁部よりも見付け方向内側に位置する奥側空間部の室内外方向の空間幅よりも小さい断面略C字形状で、前記ガイド部材は、前記開口縁部間を挿通する小径部と、この小径部に設けられ前記ガイド溝の奥側空間部に沿って長手方向に移動可能な大径部を有し、前記大径部は開口縁部の開口幅よりも大きい建具とすることができる。
このようにすれば、ガイド溝をガイド部材に挿入した状態ではガイド溝とガイド部材の大径部が干渉して建具体が面内方向に外れることがない。
したがって、左右の縦材が建具体の面内方向内側に向けて湾曲している建具体を、ガイド部材に沿ってスライドしながら取り付けるときに、ガイド溝がガイド部材から外れることがなく、建具体を取り付けできる。
本発明は、前記ガイド部材にストッパー部材が接した状態で、建具体をほぼ水平姿勢から直立姿勢に向けて回動するときに、建具体の上部が枠体の上枠と干渉しないようにした建具とすることができる。
このようにすれば、室内側から建具体を取り付けるときに、建具体を、ほぼ水平姿勢としてガイド溝をガイド部材に挿入し、さらに建具体を室外側に移動してストッパー部材をガイド部材に接し、その状態で建具体を下方に回動して直立姿勢とすることができるので、建具体の取り付けがより簡単である。
本発明は、前記建具体の下部に、当該建具体の下部を枠体の下枠に、室内外側方向及び下方に動かないように支持する下外れ止め手段を設け、前記建具体の上部に、当該建具体の上部を枠体の上枠に、室内外側方向及び上方に動かないように支持する上外れ止め手段を設け、前記下外れ止め手段、上外れ止め手段は、ストッパー部材がガイド部材に接した直立姿勢から建具体を上下けんどん式に移動することで建具体の上部、下部を支持できる構成とした建具とすることができる。
このようにすれば、直立姿勢の建具体を上下けんどん式に移動することで、建具体が外れないように枠体に取り付けできる。
本発明によれば、室内側から建具体を室外側に移動してガイド溝をガイド部材に挿入する動作及び、建具体を室外側に順次移動しながら下方に回動して直立姿勢とする動作により、室内側から建具体を障子よりも室外側部に直立姿勢として設けることができ、室内側から建具体を簡単に取り付け、取り外しできる。
前述の動作をしているときに誤って建具体から手を離しても、ストッパー部材がガイド部材に接することで、建具体の下方への移動を規制するので、作業中に誤って建具体から手を離しても建具体が落下することがない。
建具の縦断面図である。 建具の横断面図である。 ガイド溝をガイド部材に挿入する動作説明図である。 ガイド溝、ガイド部材部分の拡大横断面図である。 図4の左側面図である。 網戸の正面図である。 下外れ止め手段の拡大図である。 上外れ止め手段の拡大図である。 網戸取付動作説明図である。 網戸取付動作説明図である。 網戸取付動作説明図である。
図1と図2に示すように、枠体1に障子2を開き位置と同じ位置とに亘って移動自在に取り付けて建具としてある。
例えば、枠体1に室外側の上障子2aと室内側の下障子2bを上下方向に移動自在に取り付け、建具としての上げ下げ窓としてある。
枠体1の障子2(上障子2a)よりも室外側部に建具体としての網戸3が取り付けてある。
この網戸3は、障子2を開き位置として障子2と枠体1との間を開口したときに、その開口部を覆うようにしてある。
例えば、枠体1の開口の室外側全面を覆うように取り付け、上障子2aと枠体1との間の開口部、下障子2bと枠体1との間の開口部を覆うように取り付けてある。
枠体1は、面内方向の上下に対向した上枠10と下枠11、面内方向の左右に対向した左右の縦枠12,12で方形枠形状である。
上障子2aを下方に移動して開き位置とすることで、その上障子2aの上部と上枠10と左右の縦枠12とで区画された間に開口部を形成し、下障子2bを上方に移動して開き位置とすることで、その下障子2bの下部と下枠11と左右の縦枠12とで区画された間に開口部を形成する。
網戸3は、面内方向の上下に対向した上框30、下框31と、面内方向の左右に対向した左右の縦材としての縦框32を方形状に連結し、その内部に防虫網33が張設してある。
上框30と下框31が前述の枠体1の開口部を形成する面内方向に対向した枠(上枠10、下枠11)に保持される面内方向に対向した枠で、前記左右の縦枠32が前述の枠体1の開口部を形成する面内方向に対向した枠(左右の縦枠12)と対向した面内方向に対向した框である。
網戸3は、前記枠1と障子2との間の開口部を通して室内側と室外側とに移動可能である。
例えば、左右の縦框32間の寸法(面内方向の寸法)が前記枠体1の左右の縦枠12間の寸法(開口部の面内方向の寸法)よりも小さく、網戸3の厚さ(面外方向の寸法)が枠1(上枠10)と障子2(上障子2a)との間の開口部の面内方向の上下寸法よりも小さい。
左右の縦框32は、ガイド溝34を長手方向に連続して有し、このガイド溝34は網戸の面内方向の外側(左右の縦枠12側)に向けて開口している。
ガイド溝34は縦框32の室内側面32aと室外側面32bとの間、つまり縦框32の見込み幅内に設けてある。
左右の縦枠12にはガイド部材4がそれぞれ取り付けてある。
このガイド部材4は、左右の縦枠12の見付け方向内側面12aよりも面内方向内側(左右の縦框32側)で、かつ縦枠12の室外側面12bよりも室外側に位置している。
網戸3(上框30、下框31、縦框32)は枠体1の室外側面(上枠10の室外側面10a、下枠11の室外側面11a、縦枠12の室外側面12b)よりも室外側に張り出し、障子2(上障子2a)よりも室外側に位置し、前記各ガイド溝34と各ガイド部材4が長手方向にスライド自在で、かつ左右方向を軸心(一対のガイド部材4を軸心)として上下方向に回動自在に嵌まり合っている。
ガイド溝34とガイド部材4は、網戸3を室内側から前述の開口部(障子2を開き位置としたときの障子2と枠体1との間の開口部)を通して室外側に移動することで、その網戸3のガイド溝34を当該ガイド部材4に挿入できるようにしてある。
例えば、図3に示すように、上障子2aを下方に移動して上障子2aと上枠10との間に開口部1aを形成したときに、網戸3を室内側においてほぼ水平姿勢として前述の開口部1aを通し、網戸3の取付状態で下部となる部分(以下網戸3の下部という)を室外側に向けて矢印aで示すように移動することで、各ガイド溝34の長手方向一端部(下框31側の端部)34a、つまり縦框32の木口側から仮想線で示すように、各ガイド部材4に挿入できるようにしてある。つまり、ガイド溝34の長手方向一端部(下框31側の端部)34aが、ガイド溝34内にガイド部材4を挿入するための挿入口となる。なお、挿入口としてはガイド溝34の長手方向一端部(下框31側の端部)34aに限らず、ガイド溝34内にガイド部材4を挿入するための挿入口を、網戸3(建具体)が取り付け位置のときに、挿入口がガイド部材4よりも下方に位置するように縦框32(縦材)に設けてあれば他の部分に設けても良い。例えば、網戸3が水平姿勢においてガイド溝34の上下方向一方側に位置する側面(網戸3が直立姿勢においてガイド溝34の室内外方向一方側に位置する側面)に挿入口を設けても良い。この場合は、網戸3を室内側においてほぼ水平姿勢として前述の開口部1aを通した後、上下方向一方側に開口した挿入口にガイド部材4を挿入するように網戸3を上下方向に移動することでガイド部材4がガイド溝34内に挿入される。
ほぼ水平姿勢とは網戸3の面内方向がほぼ水平に向かう姿勢である。
このようであるから、網戸3を室内側から取り付ける場合には、前述したように開口部1aを通して各ガイド溝34の長手方向一端部34aを各ガイド部材4にそれぞれ挿入し、その状態で網戸3をガイド部材4に沿って室外側に向けて順次移動しながら網戸3の取付状態で上部となる部分(以下、網戸3の上部という)を、矢印bで示すように上方に移動し、網戸3を、前記ガイド部材4を中心として下方に回動することで網戸3を障子2(上障子2a)よりも室外側部において直立姿勢とし、枠体1に取り付ける。前記直立姿勢とは網戸3の面内方向がほぼ垂直に向かう姿勢である。
したがって、枠体1に障子2を取り付けた状態で、室内側から網戸3を枠体1の障子2よりも室外側部に簡単に取り付けできる。
なお、障子2を取り付ける以前にも前述のようにして網戸3を取り付けできることは勿論である。
また、前述のように網戸3を取り付けた状態において、ガイド部材4はガイド溝34内に挿入されているので、前述とは反対に、取り付けてある網戸3を開口部1aから上に移動しながらほぼ水平姿勢となるように回動して室内側に移動することで、網戸3を取り外しできる。
したがって、枠体1の障子2よりも室外側部に取り付けてある網戸3を、障子2を取り付けた状態で室内側から簡単に取り外しできる。
また、前述したように、ガイド溝34を縦框32の見込み幅内に設け、ガイド部材4を縦枠12の見付け方向内側面12aよりも内側で、室外側面12bよりも室外側に位置させたことで、前述のように網戸3をほぼ水平姿勢として室外側に移動してガイド溝34をガイド部材4に挿入する際に、ガイド部材4を見ながら挿入することが可能であるから、ガイド溝34をガイド部材4に挿入する作業がやり易い。
しかも、網戸3を取り付けた状態で、ガイド部材4と網戸3の室内外側方向の位置関係は、網戸3(縦框33)の見込み幅内にガイド部材4が位置するので、網戸3を取り付けた状態において、その網戸3と障子2(上障子2a)との間の室内外側方向の隙間を、ガイド部材4の取付位置に応じた適正な値とすることができる。
つまり、ガイド溝34を縦框32の室内側面32aよりも室内側に突出して設けたり、室外側面32bよりも室外側に突出して設けても良いが、このようにすると、ガイド溝34が網戸3の見込み幅よりも突出するので、そのガイド溝34をガイド部材4に位置合わせしづらく、ガイド溝34をガイド部材4に挿入する作業がやりづらくなってしまう。
しかも、取り付けた状態の網戸3と障子2との室内外側方向の隙間が、大きくなったり、小さくなり過ぎたりすることがある。
縦框32のガイド溝34内にはストッパー部材5が取り付けてある。
このストッパー部材5は、図1に示すように、網戸3が直立姿勢で、かつ取付位置のときには前記ガイド部材4よりも上方に位置し、当該網戸3が取付位置よりも下方に移動するとストッパー部材5がガイド部材4に当接し、網戸3が下方に移動することを規制する。
このようであるから、前述のようにして網戸3を取り付け、取り外している作業中に、誤って網戸3から手を離しても、その網戸3はストッパー部材5がガイド部材4に当接し、それ以上下方に移動しないので、網戸3が落下することがない。
網戸3の下部は、下框31に設けた下外れ止め手段6で下枠11に、室内外側方向及び面内方向下方に動かないように支持される。
網戸3の上部は、上框30に設けた上外れ止め手段7で上枠10に、室内外側方向及び面内方向上方に動かないように支持される。
これによって、網戸3が外れることがない。
ガイド溝34は図4、図5に示すように、開口縁に内向片35を有し、一対の開口縁部の室内外方向の開口幅としての開口縁側開口部34aの開口幅H1が奥側空間部の空間幅としての奥側開口部34bの開口幅H2よりも小さい、断面略C字形状、いわゆるあり溝形状としてある。
ガイド部材4は、小径部40と大径部41を有し、その小径部41がブラケット42に取り付けてある。
ブラケット42が縦枠12の室外側面12bに固着具43で固着して取り付けてある。
小径部40は前記開口縁側開口部34aの開口幅H1よりも小径で、この小径部40は開口縁側開口部34aを挿通可能である。
大径部41は前記開口縁側開口部34aの開口幅H1よりも大径で、奥側開口部34bの開口幅H2よりも小径で、この大径部41は開口縁側開口部34aと干渉する。
ガイド部材4は、図2に仮想線で示すように、枠体1を取り付ける建物躯体8に取り付けても良い。
例えば、建物躯体8の室外側面8aにおける左右の縦枠12と隣接した部分に、前記ブラケット42を固着具で取り付け、ガイド部材4を縦枠12の見付け方向内側面12aよりも内方に突出させる。
このようであるから、ガイド溝34がガイド部材4に挿入した状態では、ガイド溝34の内向片35とガイド部材4の大径部41が干渉することで、縦框32はガイド部材4に対して見付け方向内側に移動できないから、ガイド溝34がガイド部材4から縦框32の見付け方向(網戸3の面内方向)に外れることがない。
したがって、図6に仮想線で示すように網戸3の縦框32が網戸3の面内方向内側に湾曲変形している網戸3を、前述のようにして取り付ける際に、ガイド溝34がガイド部材4から外れることがなく、前述と同様にして網戸3を取り付けることができる。
つまり、ガイド部材4が小径部40のみであったり、ガイド溝34が内向片35を有しない場合には、前述したように縦框32が湾曲した網戸3を取り付ける際に、網戸3を室外側に移動することでガイド溝34がガイド部材4から外れ、網戸3が脱落して取り付けできないことがある。
縦框32の見付け方向外側面32cに、ガイド溝34を有したガイドレール36を固着具、例えばビス37で固着してある。
このガイドレール36は縦框32の見込み幅内に位置している。
このように、縦框32とガイドレール36を別部品とすることで、縦框32を通常の網戸に用いる縦框を利用できる。
しかも、前述したようにガイドレール36を縦框32の室外側面32b、室内側面32aよりも突出して取り付けることで、ガイド溝34を縦框32の見込み幅よりも室外側、室内側に突出させることもできる。
なお、ガイド溝34は縦框32に一体に設けても良い。
図4に示すように、縦框32の室内側面32aには縦シール材38が室内側に向けて取り付けてある。
縦シール材38は障子2(上障子2a)の室外側面20に接している。
ストッパー部材5は、ガイド溝34の底部34cに螺合したビス50としてある。
このようであるから、ガイド溝34の開口縁側開口部34aからビス50を底部34cに向けて螺合することでストッパー部材5を取り付けできる。
なお、ビス50を螺合し易いように内向片35に切欠部35aが形成してある。
ストッパー部材5はビス50に限ることはなく、ピンをガイド溝の底部の穴に圧入したり、ブロックをガイド溝34に圧入して固定したり、ブロックをガイド溝の底部にビス止めして取り付けしたりしても良い。
ガイド部材4とストッパー部材5の位置関係は、後述するように、網戸3をほぼ水平姿勢としてストッパー部材5をガイド部材4に当接した状態で、網戸3をガイド部材4を支点として直立姿勢に向けて回動した際に、網戸3の上部(上框30)が枠体1(上枠10)に干渉しないようにしてある。
このようであるから、網戸3を室内側から取り付けるときに、網戸3をストッパー部材5がガイド部材4に当接するまで室外側に向けて移動し、その状態で網戸3をガイド部材4を支点として回動することで直立姿勢とすることで取り付けできるから、網戸3の取付作業がより容易である。
下外れ止め手段6は図1と図7に示すように、網戸3の下部、つまり、下框31の室内側面31aに固着具、例えばビス60で固着して取り付けた外れ止め金具61と、下框31に一体に設けた支持部62を備えている。
外れ止め金具61は、取付片63と支持片64と外れ止め片65でほぼクランク形状で、その取付片63が下框31の室内側面31aにビス60で固着され、支持片64が下枠11の上向片11bの上端面に接して落下しないように支持し、外れ止め片65が上向片11bの室内側面に接することで室外側に移動しないように支持する。
支持部62は、下框31の室内側面31aよりも室内側に突出した突片で、その支持部62が前記下枠11の上向片11bの室外側面に当接することで室内側に移動しないように支持する。
外れ止め片65と支持部62は室内外側方向に離隔し、網戸3を上から下に向けて移動することで、外れ止め片65が上向片11bよりも室内寄りで、支持部62が上向片11bよりも室外寄りとなると共に、支持片64が上向片11bの上端面に接するように取り付けできる。
したがって、直立姿勢の網戸3を上下けんどん式に移動することで、網戸3の下部を下枠11で支持でき、その作業が容易である。
上外れ止め手段7は図1と図8に示すように、網戸3の上部、例えば上框30の室内側面30aに固着具、例えばビス70で固着して取り付けた外れ止め金具71と、上框30に一体に設けた押え部72を有している。
外れ止め金具71は、取付片73と支持片74と外れ止め片75でほぼクランク形状で、その取付片73がビス70で上框30の室内側面30aに固着して取り付けてある。
ビス70を弛めることで、外れ止め金具71は図8に実線で示す外れ止め片75が上向きとなった外れ止め姿勢と、図8に仮想線で示すように外れ止め片75が下向きとなった網戸取付姿勢とに亘って回転変位できる。
外れ止め金具71が外れ止め姿勢のときに、外れ止め片75が上枠10の室外側に設けた垂下片10bの室内側面と対向し、網戸3の上部が室外側に動くことを規制する。
支持片74が垂下片10bの下端面に当接することで網戸3が上方に動くことを規制する。
押え部72が垂下片10bの室外側面と対向し、その押え部72が垂下片10bの室外側面に当接することで、網戸3が室内側に動くことを規制する。
外れ止め金具71が網戸取付姿勢のときには、外れ止め片75は垂下片10bよりも下方に位置し、網戸3を前述のようにして取り付けるときに、外れ止め片75が上枠10の垂下片10bと干渉しないようにしてある。
そして、外れ止め金具71を外れ止め姿勢とした状態で、上框30を垂下片10bよりも下方まで移動し、その後に網戸3を持ち上げることで、外れ止め片75が垂下片10bの室内側面と対向し、かつ押え部72が垂下片10bの室外側面と対向した取付姿勢とすることができる。
このようであるから、前述のようにして網戸3を障子2の室外側に直立姿勢とし、この状態から網戸3を上下けんどん式に動かして取り付けできる。
なお、下外れ止め手段6、上外れ止め手段7は前述のものに限ることはなく、従来から用いられている手段とすることができる。
前記網戸3の取付作業の一例を説明する。
前述の図3に示すように、障子2(上障子2a)を開き位置として上障子2aと上枠10との間に開口部1aを形成する。
前記網戸3を室内側においてほぼ水平姿勢とし、前記開口部1aを通して室外側に移動し、ガイド溝34をガイド部材4に挿入する。
このとき、上外れ止め手段7は、外れ止め金具71を、外れ止め片75が下方に位置する網戸取付姿勢とする。
網戸3を室外側に移動し、図9に示すようにガイド部材4にストッパー部材5を当接する。
この状態で矢印cで示すように網戸3を下方に回動することで、図10に示すように、ストッパー部材5がガイド部材4に接している直立姿勢とする。
前述のように網戸3を回動するときに、網戸3の上部(上框30)及び上外れ止め手段7が上枠10、例えば上枠10の垂下片10bに干渉することがない。
前述した図10に示す直立姿勢のときには、網戸3の上框30(上部)が上枠10の垂下片10bの下端面よりも下方に位置すると共に、網戸3の下框31(下部)が下枠11の下部よりも下方に突出し、網戸3の取付位置よりも下方に位置する。
図10に示す状態から網戸3を持ち上げると共に、網戸3の下部を室内側に動かして、外れ止め手段6の外れ止め片65を、下枠11の上向片11bよりも上方で、かつ室内側に位置させる。
この状態で網戸3を下方に動かして図11に示すように、前記下外れ止め手段6の支持片64を下枠11の上向片11bの上端面に接し、かつ外れ止め片65を上向片11bよりも室内側に位置させると共に、支持部62を下枠11の室外側面11aと対向し、網戸3の下部を下枠11で、室内外側方向に動くことがないと共に、下方に動くことがないように支持する。
図11に示す状態では、上外れ止め手段7の支持部72が上枠10の室外側面10aと対向している。
この状態で、外れ止め金具71を外れ止め姿勢として図1、図8に示すように外れ止め片75を上枠10の垂下片10bの室内側面と対向して網戸3の上部を室内外側方向、下方に動かないようにする。
前述の実施の形態では、建具を上げ下げ窓としたが、これに限ることはなく、内倒し窓、内開き窓、すべり出し窓などでも良い。
また、前述の実施の形態では、建具体として網戸3を説明したがこれに限ることなく、建具体としては網戸以外のものでも良い。例えば、格子を備えた防犯用建具体、半透明の樹脂パネルを備えることで外部からの視線を遮りながらも採光を確保した建具体、回動可能なルーバーを備えることで遮視性、防犯性、通風性を確保した建具体、等であっても良い。
1…枠体、2…障子、2a…上障子、2b…下障子、3…網戸(建具体)、4…ガイド部材、5…ストッパー部材、6…外れ止め手段、7…上外れ止め手段、8…建物躯体、10…上枠、11…下枠、12…縦枠、30…上框、31…下框、32…縦框(縦材)、34…ガイド溝、34a…開口縁側開口部、34b…奥側開口部、40…小径部、41…大径部。

Claims (5)

  1. 枠体に障子を開き位置と閉じ位置とに亘って移動自在に取り付け、前記枠体の障子よりも室外側部に建具体を取り付けた建具であって、
    前記枠体の左右の縦枠又は、当該左右の縦枠と隣接した建物躯体に、ガイド部材をそれぞれ取り付け、
    前記建具体は、左右の縦辺を構成する一対の縦材を有し、当該建具体全体の左右の幅が前記縦枠間の幅よりも小さくなり、
    前記左右の縦材は、見付け方向外側に向けて開口し、かつ前記ガイド部材と長手方向にスライド自在で、左右方向を軸心として回動自在に嵌まり合うガイド溝を有し、
    前記ガイド溝に前記ガイド部材と当接するストッパー部材を、前記建具体が枠体に取り付けられた取り付け位置のときに、当該ストッパー部材が前記ガイド部材よりも上方に位置するように設け、
    前記ガイド溝内に前記ガイド部材を挿入するための挿入口を、前記建具体が取り付け位置のときに、当該挿入口が前記ガイド部材よりも下方に位置するように前記縦材に設けたことを特徴とする建具。
  2. 前記ガイド溝は、縦材の見込み幅内に設けられ、
    前記ガイド部材は、左右の縦枠の見付け方向内側面よりも内側で、かつ前記縦枠の室外側面よりも室外側に位置するように取り付けてある請求項1記載の建具。
  3. 前記ガイド溝は、一対の開口縁部の室内外方向の開口幅が、当該開口縁部よりも見付け方向内側に位置する奥側空間部の室内外方向の空間幅よりも小さい断面略C字形状で、
    前記ガイド部材は、前記開口縁部間を挿通する小径部と、この小径部に設けられ前記ガイド溝の奥側空間部に沿って長手方向に移動可能な大径部を有し、前記大径部は開口縁部の開口幅よりも大きい請求項1又は2記載の建具。
  4. 前記ガイド部材にストッパー部材が接した状態で、建具体をほぼ水平姿勢から直立姿勢に向けて回動するときに、建具体の上部が枠体の上枠と干渉しないようにした請求項1〜3いずれか1項に記載の建具。
  5. 前記建具体の下部に、当該建具体の下部を枠体の下枠に、室内外側方向及び下方に動かないように支持する下外れ止め手段を設け
    前記建具体の上部に、当該建具体の上部を枠体の上枠に、室内外側方向及び上方に動かないように支持する上外れ止め手段を設け、
    前記下外れ止め手段、上外れ止め手段は、ストッパー部材がガイド部材に接した直立姿勢から建具体を上下けんどん式に移動することで建具体の上部、下部を支持できる構成とした請求項4記載の建具。
JP2010240440A 2010-10-27 2010-10-27 建具 Expired - Fee Related JP5328746B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010240440A JP5328746B2 (ja) 2010-10-27 2010-10-27 建具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010240440A JP5328746B2 (ja) 2010-10-27 2010-10-27 建具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012092554A true JP2012092554A (ja) 2012-05-17
JP5328746B2 JP5328746B2 (ja) 2013-10-30

Family

ID=46386198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010240440A Expired - Fee Related JP5328746B2 (ja) 2010-10-27 2010-10-27 建具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5328746B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103104183A (zh) * 2013-01-29 2013-05-15 张灵炎 一种推拉纱窗框型材

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7180626B2 (ja) 2020-03-03 2022-11-30 株式会社デンソー ゲート駆動装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0424990U (ja) * 1990-06-22 1992-02-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0424990U (ja) * 1990-06-22 1992-02-28

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103104183A (zh) * 2013-01-29 2013-05-15 张灵炎 一种推拉纱窗框型材

Also Published As

Publication number Publication date
JP5328746B2 (ja) 2013-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5638713B2 (ja) サッシ
JP5328746B2 (ja) 建具
JP5298052B2 (ja) 建具
JP6297422B2 (ja) サッシ
JP6795395B2 (ja) 戸車及び建具
JP4526039B2 (ja) 建具
JP5391125B2 (ja) 建具
KR101645522B1 (ko) 방범기능을 갖춘 실내용 개폐문틀
JP6423299B2 (ja) 網戸付きサッシ
JP6291319B2 (ja) グレモンハンドル構造およびグレモンハンドル構造が設けられたサッシ
JP4898387B2 (ja) 建具
JP6595322B2 (ja) 建具
JP2016186198A (ja) 網戸付きサッシ
JP5334106B2 (ja) 上げ下げ窓
JP6647927B2 (ja) 建具
JP4860943B2 (ja) 扉装置
JP2018105105A (ja) 建具
JP4674203B2 (ja) 建具
JP5391108B2 (ja) 建具
JP5112653B2 (ja) 上吊式引き戸サッシにおける網戸支持構造
JP5465639B2 (ja) サッシ
JP4919066B2 (ja) 網戸落下防止装置
JP2008274686A (ja) 開閉窓
JP6473930B2 (ja) 上部吊り込み機構付きピボットヒンジ
JP2007254963A (ja) 建具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130703

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5328746

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees