JP2012096467A - 印刷装置、及び、印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】透明な媒体を介して見たときと透明な媒体を介さずに見たときの画像の色を揃えること。
【解決手段】(A)メタリックインクを噴射してメタリックインクの画像を形成するメタリックインクノズルと、(B)カラーインクを噴射してカラーインクの画像を形成するカラーインクノズルと、(C)入力画像のデータを出力画像のデータに変換し、該出力画像のデータに応じて前記カラーノズル及び前記メタリックインクノズルからインクを噴射させる制御部であって、表面と裏面を備える媒体に対して、前記メタリックインクと前記カラーインクを用いて前記表面からカラーメタリックに見えるカラーメタリック画像を形成する第1モードと、前記メタリックインクと前記カラーインクを用いて前記裏面からカラーメタリックに見えるカラーメタリック画像を形成する第2モードと、を有し、前記第1モードと前記第2モードとで前記変換に用いられる変換テーブルを異ならせる制御部と、を備える印刷装置。
【選択図】図6

Description

本発明は、印刷装置、及び、印刷方法に関する。
メタリックインクの画像の上にカラーインクの画像を形成することにより、色調を変化させた光沢度の高い画像を形成(カラーメタリック印刷)することができる。例えば、メタリックインクとイエローインクとを重ねることにより、金色に近い画像を形成することができる。
メタリックインクとカラーインクを用いて画像を形成する際に、透明なフィルム状の媒体を用いることがある。このとき、媒体上にメタリックインクの画像を形成し、その上にカラーインクの画像を形成して、カラー画像側から視認できる印刷をする場合(表刷りモード)と、媒体上にカラー画像を形成し、その上にメタリックインクの画像を形成して、媒体側から視認できる印刷をする場合(裏刷りモード)とがある。
特開2010−52248号公報 特開2010−52225号公報
上述の表刷りモードと裏刷りモードを行うにあたり、メタリックインクの画像とカラーインクの画像とで単に形成する順番を入れ替えただけでは、表刷りモードの画像と裏刷りモードの画像との間に大きな色差が生じてしまうことがある。特に、メタリックインクの場合、例えば黒ずむ傾向があるなど、裏面から見る場合に表面と大きく色が異なる場合がある。よって、透明な媒体を介さずに見たとき(表刷りモード)と、透明な媒体を介して見たとき(裏刷りモード)との画像の色を揃えることが望ましい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、透明な媒体を介して見たときと透明な媒体を介さずに見たときの画像の色を揃えることを目的とする。
上記目的を達成するための主たる発明は、
(A)メタリックインクを噴射してメタリックインクの画像を形成するメタリックインクノズルと、
(B)カラーインクを噴射してカラーインクの画像を形成するカラーインクノズルと、
(C)入力画像のデータを出力画像のデータに変換し、該出力画像のデータに応じて前記カラーノズル及び前記メタリックインクノズルからインクを噴射させる制御部であって、
表面と裏面を備える媒体に対して、前記メタリックインクと前記カラーインクを用いて前記表面からカラーメタリックに見えるカラーメタリック画像を形成する第1モードと、前記メタリックインクと前記カラーインクを用いて前記裏面からカラーメタリックに見えるカラーメタリック画像を形成する第2モードと、を有し、前記第1モードと前記第2モードとで前記変換に用いられる変換テーブルを異ならせる制御部と、
を備える印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
プリンター1の全体構成ブロック図である。 プリンター1の斜視図である。 ヘッド41の下面に設けられるノズルの配列を示す図である。 図4Aは、表刷りモードを説明する図であり、図4Bは、裏刷りモードを説明する図である。 両面モードを説明する図である。 複数のルックアップテーブルを用いたときの測色結果を示す表である。 他の態様における両面モードの説明図である。 第1のテスト印刷の結果の表である。 第2のテスト印刷の結果の表である。 第3のテスト印刷の結果の表である。 本実施形態における印刷方法のフローチャートである。 ドット発生率テーブルの説明図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも、以下の事項が明らかとなる。
(A)メタリックインクを噴射してメタリックインクの画像を形成するメタリックインクノズルと、
(B)カラーインクを噴射してカラーインクの画像を形成するカラーインクノズルと、
(C)入力画像のデータを出力画像のデータに変換し、該出力画像のデータに応じて前記カラーノズル及び前記メタリックインクノズルからインクを噴射させる制御部であって、
表面と裏面を備える媒体に対して、前記メタリックインクと前記カラーインクを用いて前記表面からカラーメタリックに見えるカラーメタリック画像を形成する第1モードと、前記メタリックインクと前記カラーインクを用いて前記裏面からカラーメタリックに見えるカラーメタリック画像を形成する第2モードと、を有し、前記第1モードと前記第2モードとで前記変換に用いられる変換テーブルを異ならせる制御部と、
を備える印刷装置。
このようにすることで、透明な媒体を介して見たときと透明な媒体を介さずに見たときの画像の色を揃えることができる。
かかる印刷装置であって、前記第1モードと前記第2モードとで異ならされる前記変換テーブルは、前記カラーインクの画像の入力画像のデータを変換する変換テーブルであることが望ましい。
このようにすることによって、カラーインクの画像の入力画像のデータを変換するだけで適切な出力画像を得ることができるようになる。
また、前記第2モードにおいて用いられる前記変換テーブルは、前記第1モードにおいて用いられる前記変換テーブルに対して、前記カラーインクの画像の出力画像におけるインク噴射量を異ならせる変換テーブルであることが望ましい。
このようにすることによって、透明な媒体を介さない表面からみたときと透明な媒体を介した裏面から見たときの画像の色を揃えることができる。
また、前記第2モードにおいて用いられる前記変換テーブルは、前記第1モードにおいて用いられる前記変換テーブルに対して、前記カラーインクの画像の出力画像において異なる色の前記カラーインクを使用させる変換テーブルであることが望ましい。
このようにすることによっても、透明な媒体を介さない表面からみたときと透明な媒体を介した裏面から見たときの画像の色を揃えることができる。
また、前記第2モードにおいて用いられる前記変換テーブルは、前記第1モードにおいて用いられる前記変換テーブルよりも、前記カラーインクの画像の出力画像における明度を高くするように変換する変換テーブルであることが望ましい。
このようにすることによっても、媒体の表面から見たときの色と裏面から見たときの色とを適切に揃えることができるようになる。
また、前記制御部は、ユーザーが優先した指標値に応じて、前記第2モードにおいて用いられる前記変換テーブルを異ならせることが望ましい。
このようにすることによって、ユーザーが優先する特性を第1モードと第2モードとで近似させることが可能になり、より好ましい印刷が可能になる。
また、前記第1モードにおいて用いられる変換テーブルと前記第2モードにおいて用いられる変換テーブルは、前記媒体における透明度に応じて異ならされることが望ましい。
このようにすることによって、媒体における透明度に応じて、適切に表面から見たときと裏面から見たときの画像の色を揃えることができるようになる。
また、前記第1のモードは、媒体に対してメタリックインクの画像を形成するとともに該メタリックインクの画像に対してカラーインクの画像を形成するモードであり、前記第2のモードは、媒体に対して前記カラーインクの画像を形成するとともに該カラーインクの画像に対して前記メタリックインクの画像を形成するモードである。
このようにすることによって、適切にカラーメタリック画像を印刷することができる。
表面と裏面を備える媒体に対して、前記メタリックインクと前記カラーインクを用いて前記表面からカラーメタリックに見えるカラーメタリック画像を形成する第1モードと、前記メタリックインクと前記カラーインクを用いて前記裏面からカラーメタリックに見えるカラーメタリック画像を形成する第2モードと、のいずれかで印刷を行うかを判定することと、
前記第1モードで印刷を行う場合において、前記第1モード用の第1変換テーブルを用いて入力画像データを出力画像データに変換し、前記第1モードで印刷を行うことと、
前記第2モードで印刷を行う場合において、前記第1変換テーブルと異なる前記第2モード用の第2変換テーブルを用いて入力画像データを出力画像データに変換し、前記第2モードでの印刷を行うことと、
を含む印刷方法。
このようにすることで、透明な媒体を介して見たときと透明な媒体を介さずに見たときの画像の色を揃えることができる。
===実施形態===
以下、印刷装置をインクジェットプリンター(以下、プリンター)とし、プリンターとコンピューターが接続された印刷システムを例に挙げて実施形態を説明する。尚、本実施形態では、後述するコンピューターのプリンタードライバーの制御部も含めて印刷装置と呼ぶことがある。
図1は、プリンター1の全体構成ブロック図である。図2は、プリンター1の斜視図である。コンピューター60は、プリンター1と通信可能に接続されており、プリンター1に画像を印刷させるための印刷データをプリンター1に出力する。なお、コンピューター60には、アプリケーションプログラムから出力された画像データを印刷データに変換するためのプログラム(プリンタードライバー)がインストールされている。プリンタードライバーは、CD−ROMなどの記録媒体(コンピューターが読み取り可能な記録媒体)に記録されていたり、インターネットを介してコンピューターにダウンロード可能であったりする。
コントローラー10は、プリンター1の制御を行うための制御ユニットである。インターフェース部11はコンピューター60とプリンター1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU12はプリンター1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー13はCPU12のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU12はユニット制御回路14により各ユニットを制御する。なお、プリンター1内の状況を検出器群50が監視し、その検出結果に基づいて、コントローラー10は各ユニットを制御する。
搬送ユニット20は、媒体Sを印刷可能な位置に送り込み、印刷時には搬送方向に所定の搬送量で媒体Sを搬送させるものである。
キャリッジユニット30は、ヘッド41を搬送方向と交差する移動方向に移動させるためのものであり、キャリッジ31を有する。
ヘッドユニット40は、媒体Sにインクを噴射するためのものであり、ヘッド41を有する。ヘッド41はキャリッジユニット30のキャリッジ31によって移動方向に移動する。ヘッド41の下面には、インク噴射部であるノズルが複数設けられ、各ノズルには、インクが入ったインク室(不図示)が設けられている。
図3は、ヘッド41の下面に設けられるノズルの配列を示す図である。なお、図はヘッド41の上面から仮想的にノズルを見た図である。ヘッド41の下面には、180個のノズルが搬送方向に所定の間隔(ノズルピッチD)で並んだノズル列が5列形成されている。図示するように、メタリックインクを噴射するメタリックノズル列Me・ブラックインクを噴射するブラックノズル列Bk・シアンインクを噴射するシアンノズル列Cy・マゼンタインクを噴射するマゼンタノズル列Ma・イエローインクを噴射するイエローノズル列Yeが、移動方向に並んでいる。なお、各ノズル列が有する180個のノズルに対して、搬送方向の下流側のノズルから順に小さい番号を付す(#1〜#180)。
このようなプリンター1では、移動方向に沿って移動するヘッド41からインク滴を断続的に噴射させて媒体上にドットを形成するドット形成処理と、媒体をヘッド41に対して搬送方向に搬送する搬送処理とが繰り返される。そうすることで、先のドット形成処理により形成されたドットの位置とは異なる媒体上の位置に、後のドット形成処理にてドットを形成することができ、媒体上に二次元の画像を印刷することができる。
次に、本実施形態において使用されるメタリックインクの組成について説明する。ここで使用されるメタリックインクは、銀粒子を含むものである。インク組成物中における銀粒子の含有率は、0.5質量%以上30質量%以下であるのが好ましい。これにより、インク組成物のインクジェット方式による吐出安定性、インク組成物の保存安定性を特に優れたものとすることができる。また、印刷物とされたときの記録媒体上での銀粒子の密度(単位面積当たりの含有量)が低い場合から高い場合まで、広い密度の範囲で、良好な画質、耐擦性を実現することができる。このため、例えば、製造すべき印刷物が、銀粒子の密度が異なる領域を有する場合であっても、印刷物の画質を優れたものとすることができる。
銀粒子は、いかなる方法で調製されたものであってもよく、例えば、銀イオンを含む溶液を用意し、この銀イオンを還元ずることにより、好適に形成することができる。また、銀粒子の体積基準の平均粒子径は、特に限定されないが、3nm以上100nm以下が好ましい。
尚、メタリックインクに使用される顔料は、上記の銀粒子だけに限定されるものではなく、アルミニウム、金、白金、ニッケル、クロム、錫、亜鉛、インジウム、チタン、銅、パラジウムなどの金属、これらの合金であってもよい。
インク組成物は、水を含むものであってもよい。具体的には、水分含有量50質量%以上の水系インク、水分含有量50質量%未満の非水系インクであってもよい。
インク組成物中において、水は、主に銀粒子を分散させる分散媒として機能する。インク組成物が水を含むことにより、銀粒子の分散安定性等を優れたものとすることができ、また、前述したような液滴吐出装置のノズル付近でのインク組成物の不本意な乾燥(分散媒の蒸発)を防止しつつ、インク組成物が付与される記録媒体上での乾燥を速やかに行うことができるため、所望の画像の高速印刷を、長期間にわたって好適に行うことができる。
水を含有させる場合において、インク組成物中における水の含有率は、特に限定されないが、20質量%以上80質量%以下であるのが好ましく、50質量%以上80質量%以下であるのがより好ましい。
インク組成物は、上記以外の成分(その他の成分)を含むものであってもよい。
このような成分としては、例えば、アルカンジオール、グリコールエーテル等の浸透剤、アルカントリオール、糖類等の保湿剤、ノニオン、アニオン、カチオン性の界面活性剤、アルカノールアミン等のpH調整剤、樹脂等の有機バインダー、脂肪族炭化水素系ワックス、脂肪酸エステル系ワックス、脂肪酸アミド系ワックス等のワックス等が挙げられる。
また、インク組成物の粘度は、特に限定されないが、2.0mPa・s以上12.0mPa・s以下であることが好ましい。これにより、液滴の吐出安定性を優れたものとすることができるとともに、記録媒体に着弾したインク組成物の不本意な濡れ広がりをより確実に防止することができ、微細な画像であっても好適に形成することができる。
調整方法は以下のようになる。
ポリビニルピロリドン(重量平均分子量10000)を70℃の条件下で15時間加熱して、その後室温で冷却をした。そのポリビニルピロリドン(PVP)1000gを、エチレングリコール溶液500mlに添加してPVP溶液を調整した。別の容器にエチレングリコールを500ml入れ、硝酸銀128gを加えて電磁攪拌器で十分に攪拌をして硝酸銀溶液を調整した。PVP溶液を120℃の条件下でオーバーヘッドミキサーを用いて攪拌しつつ、硝酸銀溶液を添加して約80分間加熱して反応を進行させた。そして、その後室温で冷却をさせた。得られた溶液を遠心分離機で2200rpmの条件下で10分間遠心分離を行った。その後、分離が出来た銀粒子を取り出して、余分なPVPを除去するためエタノール溶液500mlに添加した。そして、さらに遠心分離を行い、銀粒子を取り出した。さらに、取り出した銀粒子を真空乾燥機で35℃、1.3Paの条件下で乾燥させた。
上記のようにして得られた銀粒子を10質量%と、1,2−ヘキサンジオールを3質量%と、トリメチロールプロパンを10質量%と、界面活性剤としてのオルフィンE1010(日信化学社製)を1質量%と、トリエタノールアミンを1質量%と、イオン交換水を残分として混合することにより、インク組成物とした。
次に、本実施形態において実現可能な印刷モードについて説明する。
図4Aは、表刷りモードを説明する図である。図には、媒体としてのシートSと、メタリックインクによって形成されたメタリック層と、カラーインクによって形成されたカラー層が示されている。尚、ここでのシートSは透明のフィルムシートである。
表刷りモードは、媒体上に着弾したインク側から画像を見るための印刷を行う印刷モードである。この表刷りモードのときにおいて、媒体上には最初にメタリックインクによる画像が形成され、その上にカラーインクによる画像が形成される。図に示されるように、密度の高いメタリック層の上に、少量のカラーインクを着弾させることにより色調を調整したメタリック調の画像(カラーメタリック印刷)が視認できるようになる。例えば、銀インクによるメタリック層の上に、少量のイエローインクを着弾させることにより、金色系の画像を形成できることになる。
表刷りモードを実現するためには、例えば、次のようにしてヘッドのノズルを用いる。表刷りモードでは、先にメタリックインクを噴射してから、その上にカラーインクを噴射することになる。よって、メタリックノズルMeの上流側#91〜#180ノズルからメタリックインクを噴射して、まずメタリック層を形成する。そして、カラーノズル(Bk、Cy、Ma、Ye)の下流側#1〜#90ノズルからカラーインクを噴射して、メタリック層の上にカラー層を形成する。
図4Bは、裏刷りモードを説明する図である。ここでも、媒体として透明のフィルムシートSの上にカラーインクにより形成されたカラー層と、その上にメタリックインクにより形成されたメタリック層が示されている。
裏刷りモードは、シートSにおいてインクが着弾した側とは反対側から画像を見るための印刷を行う印刷モードである。この裏刷りモードのときにおいて、媒体上には最初にカラーインクにより画像が形成され、その上にメタリックインクによる画像が形成される。図に示されるように、密度の低いカラー層の上に、密度高くメタリックインクを着弾させることにより色調を調整したメタリック調の画像が媒体側から視認できるようになる。
裏刷りモードを実現するためには、例えば、次のようにしてヘッドのノズルを用いる。裏刷りモードでは、先にカラーインクを噴射してから、その上にメタリックインクを噴射することになる。よって、カラーノズル(Bk、Cy、Ma、Ye)の上流側#91〜#180ノズルからカラーインクを噴射して、まずカラー層を形成する。そして、メタリックノズルMeの下流側#1〜#90ノズルからメタリックインクを噴射して、カラー層の上にメタリック層を形成する。
図5は、両面モードを説明する図である。ここでは、媒体としての透明フィルムシートSの上に、カラーインクにより形成されたカラー層と、その上にメタリックインクにより形成されたメタリック層と、さらにその上に形成されたカラー層が示されている。
両面モードは、シートSにおいてインクが着弾した側から見られる画像と、インクが着弾した側とは反対側から見られる画像と、の2つの画像の印刷を行う印刷モードである。この両面モードのときにおいて、媒体上には最初にカラーインクにより画像が形成され、その上にメタリックインクによる画像が形成され、さらにその上にカラーインクによる画像が形成される。図に示されるように、密度高いメタリックインク層の両面に密度の低いカラーインク層を形成することにより、それぞれの面において色調を調整したメタリック調の画像(カラーメタリック印刷)が視認できるようになる。
両面モードを実現するためには、例えば、次のようにしてヘッドのノズルを用いる。両面モードでは、最初にカラーインクを噴射してから、その上にメタリックインクを噴射し、さらにその上にカラーインクを噴射することになる。よって、カラーノズル(Bk、Cy、Ma、Ye)の上流側#121〜#180ノズルからカラーインクを噴射して、まずカラー層を形成する。そして、メタリックノズルMeの#61〜#120ノズルからメタリックインクを噴射して、カラー層の上にメタリック層を形成する。さらに、カラーノズル(Bk、Cy、Ma、Ye)の下流側#1〜#60ノズルからカラーインクを噴射して、カラー層を形成する。
図6は、複数のルックアップテーブルを用いたときの測色結果を示す表である。表には、いくつかのルックアップテーブル(LUT)を用いたときにおける測色結果が示されている。
ここで用いられるルックアップテーブルLUTは、RGB色空間からCMYK色空間への色変換テーブルである。但し、ここでは、複数のLUTが用いられている。LUT1は、本実施形態における表刷りモード用のルックアップテーブルであって、カラーメタリック印刷を行うためのルックアップテーブルである。LUT2は、本実施形態における裏刷りモード用のルックアップテーブルであって、カラーメタリック印刷を行うためのルックアップデーブルである。LUT3は、カラー印刷専用のルックアップテーブルである。
ここで用いられた記録媒体は、インク受容層つきのPETシートである。具体的には、セイコーエプソン製のクリアプルーフフィルムWXCPF17Rをシートカットして用いている。
測色を行うにあたり、カラーインクは全画素が同一色を示すRGB画像を、各LUTで印刷データを作成し、上記のフィルムシートSに、3×3cmのテストパターンを形成した。ここでの記録解像度は、720×720dpiである。また、カラー画像に重なるメタリックインクは100%のデューティ(720×720dpiの全画素にドットを形成)で印刷を行っている。
測色及び光沢度の測定は、上記のテストパターンについてJIS Z 8741の規定に従い60°光沢度をコニカミノルタ株式会社製MULTIGROSS 268を用いて測定した。また、JIS Z 8729に基づき、Lの値を、938 Spectrodensitometer(X−rite社製)を用いて観測光源D50、観測視野角2°の条件で測定した。
勿論、表刷りモードの印刷のときは、インクが着弾した側から(表面から)計測を行い、裏刷りモードの印刷のときには、インクが着弾した側とは反対側から(裏面から)計測を行っている。
本実施形態の内容を説明するための具体例を挙げる。なお、この図6は説明のための例であり、実際の測色データに基づく実施例ではない。実施例1と実施例2は、本実施形態におけるルックアップテーブルLUT1、LUT2を用いて表刷りモードの印刷と裏刷りモードの印刷を行ったときの測色結果である。この場合、表刷りと裏刷りの特性に合わせて印刷を行っているので、両者の評価結果を参照するとLの各値は共によく一致することになる。また、光沢度についても、メディアを介して評価することとなるので、完全一致は困難であるが、近似させることができる。
これに対し、比較例1を参照する。これは、実施例2がルックアップテーブルLUT2を用いて裏刷りモードの印刷を行っているのに対して、比較例1では実施例1と同じルックアップテーブルLUT1を用いて裏刷りモードの印刷を行っている。比較例1と実施例1との間でLの各値の比較を行うと、評価結果に大きなずれが生じていることになる。また、比較例1と実施例1との間で光沢度の比較を行うと、評価結果に大きなずれが生じることとなる。
一方、比較例2と比較例3とを比較してみる。比較例2と比較例3では、共に、ルックアップテーブルLUT3を用いている。比較例2では、ルックアップテーブルLUT3を用いて表刷りモードで印刷を行い、比較例3では、ルックアップテーブルLUT3を用いて裏刷りモードで印刷を行っている。尚、両者ともメタリックインクは使用していない。比較例2と比較例3との間でLの各値の比較を行うと、L及び光沢度共に、ほぼ同じ値が得られていることがわかる。
メタリックインクを用いてカラーメタリック印刷を行う場合には、表刷りモード及び裏刷りモードにおいて共に同じルックアップテーブルを用いてしまうと、同じ色を表現する印刷はできないということがある。もし仮に、表刷りモードと裏刷りモードにおいて同じ色のカラーメタリック印刷を行おうとした場合、本実施形態のように表刷り用のルックアップテーブルLUT1と裏刷り用のルックアップテーブルLUT2とを使い分ける必要が生ずる。
図7は、他の態様における両面モードの説明図である。前述の図5では、メタリック層を共通の層として用いて、表面と裏面のカラーメタリックを印刷しているが、これに特に限定されず、図7のように、まず、カラーインクとメタリックインクを並列に並べた層を形成し、その後に白色層を形成し、最後に再びカラーインクとメタリックインクとを並列に並べた層を形成してもよい。また、他の打ち方を用いて表面と裏面のカラーメタリック印刷を行っても良い。なお、上述の図5に基づく実施形態は、白色インクを用いる必要が無い点で、図7に記載の実施形態に比べて好ましい。
入力画像のデータを出力画像のデータに変換するテーブルを表刷りモードと裏刷りモードで異ならせるが、「異ならせる」とは、カラー印刷用のテーブルを異ならせる場合、別個に用意されたカラー印刷とメタリック印刷用のテーブルの一方のみ異ならせるものも含み、1つでも異なるテーブルを用いて印刷を行う場合も含む。
上述の具体例では光沢度とLの各値が共に近づくようLUT1とLUT2を作成しているが、特にこれに限定されない。例えば、メディア特性やインク特性によっては両者の値を精密に近時させるのが難しい場合がある。この場合は、光沢度又はLの各値の一方を優先的に近時させるようにLUTを作成してもよい。着色されたメタリック(カラーメタリック)の場合は、一般的なインクによる層に比べて、見る角度によって色感(色味)が大きく違ってみえる異方性があり、この特性によりカラーメタリックの色再現は精密に求められている。
さらに、例えばホスト装置などからユーザーの優先度設定によって、裏面に用いるLUTを、光沢度の優先モードかLの各値優先モードによって変更させてもよい。これにより、ユーザーが優先する特性を表刷りモード、裏刷りモードで近似させることが可能になり、より好ましい印刷が可能になる。なお、色感は、Lの値だけではなく他の表色系によって表される物でも良い。また、優先度設定されるものとして、例えば「光沢度」「色感」「メタリック感」等のカラーメタリックに関する指標値が挙げられる。
このように、本実施形態では、表刷り用のルックアップテーブルLUT1と裏刷り用のルックアップテーブルLUT2とを使い分けているが、これらのルックアップテーブルは実験的に求められている。以下には、ルックアップテーブルの求め方の一例について説明を行う。
図8は、第1のテスト印刷の結果の表である。
このテスト印刷において用いられた記録媒体も、セイコーエプソン製クリアプルーフフィルムWXCPF17Rをシートカットして用いている。また、このフィルムシートS上に上記と同様に、3×3cmのテストパターンを形成し、これを測定することとした。カラーインクは、一例としてマゼンタインク(ICM33:セイコーエプソン株式会社製)を用いている。
ここでは、両面モードにおいて印刷が行われている。図において、第1層は、フィルムシートS上に形成されるカラー層である。第2層は、第1層(カラー層)の上に形成されるメタリック層である。第3層は、第2層(メタリック層)の上に形成されるカラー層である。このように、両面モードで印刷を行ったのは、表刷りモードの印刷と裏刷りモードの印刷を実質的に同時に行うことができるためである。
テスト印刷では、第1層の印刷後、常温で1時間乾燥させた後、第2層をメタリックインクで印刷した。また、その後1時間乾燥させ、第3層をカラーインクで印刷した。
表において、第1層から第3層に示されているのは、各層のインクで印刷を行うときにおけるデューティ値である。例えば、基準と記載された第1層では、カラーインク(ここではマゼンタインク)を30%のデューティで印刷を行っている。尚、30%のデューティとは、30%の画素をインクで埋めることができるデューティである。
ルックアップテーブルを求めるために、まず基準のデューティ値を決めてテスト印刷を行う。ここでは、第1層のカラーインクを30%のデューティで印刷を行う。第2層のメタリックインクを40%のデューティで印刷を行う。第3層のカラーインクをデューティで印刷を行う。
このような印刷が行われたときの表面からの測色値が「表(第3層側)から」で示されたL値、a値、及び、b値である。これに対し、裏面からの測色値が「裏(メディア側)から」で示されたL値、a値、及び、b値である。ここでのテスト印刷では、表面を印刷するためのルックアップテーブルと裏面を印刷するときのルックアップテーブルは同じものを用いている(共に、ルックアップテーブルLUT1を用いている)。また、各テスト印刷を行う際に、プリンタードライバーにおいて後述するようなRGB色空間からCMYK色空間への変換が行われるが、各デューティ値にてテスト印刷を行ったときに用いられたRGB値対CMYK値も記録しておくものとする。
そして、基準デューティ値で印刷を行ったときにおける表面のL値に対する裏面のL値の色差(L色空間におけるユークリッド距離でありΔE(L)=[((ΔL)^2+(Δa)^2+(Δb)^2)^(1/2)]であらわされる)を求める。そして、その色差に応じて次のような基準で判定を行う。値が3.2未満のときは「A」とする。値が、3.2以上4.0未満のときは「B」とする。値が、4.0以上6.5未満のときは「C」とする。値が、6.5以上のときは「D」とする。
図8を参照すると、基準のデューティ値で印刷を行ったときにおける表面と裏面の測色結果は色差として3.76を示している。この場合、判定はB判定となる。このようにして第3層におけるデューティ値を異ならせたときの測色値、色差、及び、判定が図7に示されている。
このようにして得られた評価及び色差に基づいて最も適切な第3層におけるデューティ値を得ることができる。そして、最も適切なデューティ値のときにおけるRGB値対CMYK値が裏刷り用のルックアップテーブルLUT2に含まれる対照表の一つとして採用される。例えば、第3層のデューティ値が50%(色差3.36)のときに用いられたRGB値対CMYK値がルックアップテーブルLUT2の値の一つとして採用される。
図9は、第2のテスト印刷の結果の表である。ここでは、基準のデューティ値として、第1層のときを80%とし、第2層のときを40%とし、第3層のときを80%とした。このときの第3層のデューティ値を異ならせて裏面の測色値を得たものが図9である。
図9では、「A」の判定のものが複数挙げられている。このように、「A」判定のときにおけるRGB値対CMYK値を記録することにより、裏刷りモード用のルックアップテーブルLUT2が作られることが最も望ましい。図9では、「A」判定のものが5つあるが、このような場合、最も色差が小さいものが用いられる。つまり、第3層のデューティ値が50%(色差1.99)のときに用いられたRGB値対CMYK値がルックアップテーブルLUT2の値の一つとして採用される。
図10は、第3のテスト印刷の結果の表である。ここでは、基準のデューティ値として、第1層のときを80%とし、第2層のときを40%とし、第3層のときを60%とした。このときの第3層のデューティ値を異ならせて裏面の測色値を得たものが図10である。
ここでも「A」判定のものが複数挙げられている。このとき、最も色差が小さいものは、デューティ値が60%のときのものである(色差2.57)。よって、第3層のデューティ値が80%のときにおけるRGB対CMYK値がルックアップテーブルLUT2の値の一つとして採用される。
ここでは、実験の例示として3つの表を示したが、上記の図8〜図10に示されるような実験を数多く行うことにより、裏刷り用のルックアップテーブルLUT2のRGB値対CMYK値の表が作られることになる。また、ここではマゼンタインクを例に説明を行ったが他のインク色についても同様の実験が行われルックアップテーブルLUT2が作られることは言うまでもない。また、マゼンダインク一色を用いるだけで色差を小さく出来ることから、他のカラーインクも併用することで表刷りモードと裏刷りモードは一層色差を小さくすることが可能になる。
このようにして求められたRGB値対CMYK値の表(ルックアップテーブルLUT2)と表刷りモード用のルックアップテーブルLUT1とを比較すると、裏刷りモードで用いられるLUT2は、表刷りモードで用いられるLUT1よりも、カラー画像の出力画像(CMYK画像)の明度が高くなるようになるルックアップテーブルとなる特徴があることが判明した。つまり、裏刷りモードで用いられるLUT2は、表刷りモードで用いられるLUT1よりも、カラー画像の出力画像(CMYK画像)のL色空間に変換したときのL値が高くなるように変換を行うテーブルとしてもよい。
ここでは、表刷りモードと裏刷りモードとでルックアップテーブルを異ならせる例について説明を行ったが、後述するドット発生率を異ならせることとしてもよい。すなわち、裏刷りモードのドット発生率を表刷りモードのドット発生率よりも少なくすることで、裏刷りモードのときにおいて印刷される画像の明度を表刷りモードのときにおいて印刷される明度よりも高くすることとしてもよい。つまり、裏刷りモードのときにおけるカラーインクの噴射量を表刷りモードのときにおけるカラーインクの噴射量と異ならせても良い(少なくする、又は、増やす)。さらに、色差を近づけるための手段は、上述の態様に限定されず、表刷りと裏刷りモードで使うカラーインクを異ならせても良い。なお、明度とは、色の3属性である色相、彩度、明度、のうちの一つである。
図11は、本実施形態における印刷方法のフローチャートである。以下、本フローチャートにしたがって、本実施形態における印刷方法を説明する。
まず、印刷の指令がアプリケーション側から発せられると、印刷対象となる画像のRGBデータがプリンタードライバーに入力される。また、この画像が表刷り印刷であるか、裏刷り印刷であるか、又は、両面印刷であるかの情報もプリンタードライバーに入力される(S102)。
次に、入力されたRGBデータがCMYKデータに変換される(S104)。このとき、画像が表刷りモードで印刷されるときには表刷り用のルックアップテーブルLUT1が参照されデータの変換が行われる。また、画像が裏刷りモードで印刷されるときには裏刷り用のルックアップテーブルLUT2が参照されデータの変換が行われる。また、両面印刷の場合には、表刷りされる画像が表刷り用のルックアップテーブルLUT1で変換され、裏刷りされる画像が裏刷り用のルックアップテーブルLUT2で変換される。
次に、変換されたCMYKデータがドット発生率データに変換される(S106)。本実施形態のプリンター1は、小ドットと中ドットと大ドットの3種類のサイズのドットを形成可能である。そのため、YMCKデータ(インク色毎の階調値)に応じて各画素にどのサイズのドットが形成されるかを示すドット発生率データに変換が行われる。ドット発生率データの変換は、ドット発生率テーブルを参照することで行われる。
図12は、ドット発生率テーブルの説明図である。横軸にCMYKデータの入力値(すなわち階調値)が示され、これに対応するドット発生率が縦軸に割り当てられている。これにより、各画素のインク色毎の階調値は、ドット発生率に変換される。
このようにして得られた各画素のドット発生率データは、どの画素がどのノズルに対応するのかの割り当てがなされ、印刷データに変換される(S108)。尚、プリンターが1種類のドットサイズしか形成しない場合には、既知の二値化手段により二値化が行われることになる。
このように変換された印刷データがプリンタードライバーからプリンター1に送られ印刷が行われる(S110)。
このようにすることで、メタリックインクを用いた際においても、表面の画像と裏面の画像の色を適切に揃えることができる。
なお、ここでは、ステップS102からステップS106の各変換処理をプリンタードライバーによって行うこととしたが、プリンター1において行うこととしてもよい。尚、本実施形態において、これらの変換を行う処理部と、これらの変換処理によって得られた印刷データに基づいてインクを噴射する噴射部と、をあわせて印刷装置と呼んでいる。
===その他の実施の形態===
上述の実施形態では透明な媒体を用いることとして説明を行ったが、やや着色した媒体(例えば白濁した媒体)を用いることとしてもよい。着色した媒体を用いた場合には、その媒体の着色度(透明度)を考慮してルックアップテーブルLUT2を求めてもよい。
また、上述の実施形態では、印刷装置としてプリンター1が説明されていたが、これに限られるものではなくインク以外の他の流体(液体や、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体)を噴射したり吐出したりする液体吐出装置に具現化することもできる。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、気体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の装置に、上述の実施形態と同様の技術を適用してもよい。また、これらの方法や製造方法も応用範囲の範疇である。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。
<ヘッドについて>
前述の実施形態では、圧電素子を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
1 プリンター、10 コントローラー、11 インターフェース、
12 CPU、13 メモリー、14 ユニット制御回路、
20 搬送ユニット、30 キャリッジユニット、
40 ヘッドユニット、41 ヘッド、
50 検出器群、60 コンピューター

Claims (9)

  1. (A)メタリックインクを噴射してメタリックインクの画像を形成するメタリックインクノズルと、
    (B)カラーインクを噴射してカラーインクの画像を形成するカラーインクノズルと、
    (C)入力画像のデータを出力画像のデータに変換し、該出力画像のデータに応じて前記カラーノズル及び前記メタリックインクノズルからインクを噴射させる制御部であって、
    表面と裏面を備える媒体に対して、前記メタリックインクと前記カラーインクを用いて前記表面からカラーメタリックに見えるカラーメタリック画像を形成する第1モードと、前記メタリックインクと前記カラーインクを用いて前記裏面からカラーメタリックに見えるカラーメタリック画像を形成する第2モードと、を有し、前記第1モードと前記第2モードとで前記変換に用いられる変換テーブルを異ならせる制御部と、
    を備える印刷装置。
  2. 前記第1モードと前記第2モードとで異ならされる前記変換テーブルは、前記カラーインクの画像の入力画像のデータを変換する変換テーブルである、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第2モードにおいて用いられる前記変換テーブルは、前記第1モードにおいて用いられる前記変換テーブルに対して、前記カラーインクの画像の出力画像におけるインク噴射量を異ならせる変換テーブルである、請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記第2モードにおいて用いられる前記変換テーブルは、前記第1モードにおいて用いられる前記変換テーブルに対して、前記カラーインクの画像の出力画像において異なる色の前記カラーインクを使用させる変換テーブルである、請求項1又は2に記載の印刷装置。
  5. 前記第2モードにおいて用いられる前記変換テーブルは、前記第1モードにおいて用いられる前記変換テーブルよりも、前記カラーインクの画像の出力画像における明度を高くするように変換する変換テーブルである、請求項1〜4のいずれかに記載の印刷装置。
  6. 前記制御部は、ユーザーが優先した指標値に応じて、前記第2モードにおいて用いられる前記変換テーブルを異ならせる、請求項1〜5のいずれかに記載の印刷装置。
  7. 前記第1モードにおいて用いられる変換テーブルと前記第2モードにおいて用いられる変換テーブルは、前記媒体における透明度に応じて異ならされる、請求項1〜6のいずれかに記載の印刷装置。
  8. 前記第1のモードは、媒体に対してメタリックインクの画像を形成するとともに該メタリックインクの画像に対してカラーインクの画像を形成するモードであり、
    前記第2のモードは、媒体に対して前記カラーインクの画像を形成するとともに該カラーインクの画像に対して前記メタリックインクの画像を形成するモードである、請求項1〜7のいずれかに記載の印刷装置。
  9. 表面と裏面を備える媒体に対して、前記メタリックインクと前記カラーインクを用いて前記表面からカラーメタリックに見えるカラーメタリック画像を形成する第1モードと、前記メタリックインクと前記カラーインクを用いて前記裏面からカラーメタリックに見えるカラーメタリック画像を形成する第2モードと、のいずれかで印刷を行うかを判定することと、
    前記第1モードで印刷を行う場合において、前記第1モード用の第1変換テーブルを用いて入力画像データを出力画像データに変換し、前記第1モードで印刷を行うことと、
    前記第2モードで印刷を行う場合において、前記第1変換テーブルと異なる前記第2モード用の第2変換テーブルを用いて入力画像データを出力画像データに変換し、前記第2モードでの印刷を行うことと、
    を含む印刷方法。
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