JP2010052244A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷装置のコストの増大を抑制しつつ、複数のインク等の層を重畳する印刷を好適に行う。
【解決手段】プリンタ200の印刷ヘッド250は、副走査方向に複数のノズルを並べたノズル列252〜257を備えている。印刷ヘッド250では、特色インクを吐出するノズル列255〜257のうち、ライトシアンインクLcに対応するノズル列256が、ノズル列252〜257の配列方向の、片方向印刷においてインクを吐出する走査方向先頭側の端端部の一方に配置されている。ユーザが、キャリッジ240に装着したインクカートリッジを交換して、ライトシアンインクLcをメタリックインクSにインクチェンジすると、プリンタ200は、使用可能インクを受け付けて、メタリックインクSとカラーインクとを重畳して印刷を実行する。
【選択図】図6

Description

本発明は、画像を表す画像層と、該画像層と異なる層である特殊光沢層とを印刷媒体上に重畳して形成する印刷技術に関する。
従来、印刷媒体上に、まず、下塗り層を形成し、当該下塗り層の上に、さらに印刷を行う方法が知られている(例えば、下記特許文献1)。かかる方法は、種々の印刷方法に利用でき、例えば、様々な色調のメタリック色を再現する場合にも利用できる。メタリック色を再現するためには、例えば、印刷媒体上にメタリックインクの層を形成し、その上にカラーインクを重畳させて印刷すればよい。
特表2002−530229号公報
しかしながら、インクジェットプリンタにおいて、かかるメタリック色の印刷を行うためには、印刷ヘッドは、画像を形成するためのカラーインクを吐出するノズルの他に、メタリックインクを吐出するノズルを別途備えていることが必要であり、印刷装置の高コスト化を招くことが問題となっていた。特に、かかる印刷装置は、メタリック色の印刷の実施頻度が低いユーザにとっては、割高なものとなっていた。かかる問題は、メタリックインク色の印刷に限らず、画像を表す画像層と、それとは異なる層とを印刷媒体上に重畳して印刷を行う場合に共通する問題であった。
上述の問題を踏まえ、本発明が解決しようとする課題は、印刷装置のコストの増大を抑制しつつ、複数のインク等の層を重畳する印刷を好適に行うことである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像を表す画像層と、該画像層と異なる層である特殊光沢層とを印刷媒体上に重畳して形成する印刷装置であって、
組合せにより色表現を行う三原色のインクを収容する基本色インク収容容器と接続可能な第1の接続手段と、
前記三原色以外のインクである特色インクを収容する特色インク収容容器と接続可能な第2の接続手段と、
印刷に使用可能なインクの種類を受け付ける受付手段と、
複数のノズルを所定方向に沿って並べたノズル列を、該ノズル列における前記ノズルの並び方向とは交差する方向に配列し、前記ノズル列のうち前記特色インクを吐出する特色ノズル列の少なくとも1つを、前記ノズル列の配列方向の端部の少なくとも一方に端部特色ノズル列として配置した印刷ヘッドと、
該印刷ヘッドを前記印刷媒体に対して相対移動させながら、前記ノズル列から前記印刷媒体上に前記三原色のインク及び/または前記特色インクを吐出して印刷を行う印刷手段と
を備え、
前記第2の接続手段のうち少なくとも前記端部特色ノズル列にインクを供給可能な接続手段は、前記特色インク収容容器に代えて、前記特殊光沢層を形成する特殊光沢材を収容する特殊光沢材収容容器と接続することが可能であり、
前記印刷手段は、前記第2の接続手段に前記特殊光沢材収容容器が接続され、前記受付手段が前記特殊光沢材を使用可能なインクとして受け付けた場合には、前記端部特色ノズル列から前記特殊光沢材を吐出して前記特殊光沢層を形成する
印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、ノズル列の配列方向の端部の少なくとも一方に配置された端部特色ノズル列から、特色インクに代えて特殊光沢材を吐出することができる。端部特色ノズル列は、配列方向の端部に配置されているので、特殊光沢材は、印刷ヘッドと印刷媒体との相対移動の方向に応じて、三原色インク及び特色インクのいずれよりも先に吐出されるか、いずれよりも後に吐出されることとなる。すなわち、印刷媒体上に特殊光沢層、画像層の順、または画像層、特殊光沢層の順に重畳して印刷を行うことができる。また、特色ノズル列を利用して特殊光沢材を吐出するので、印刷ヘッドは、特殊光沢材専用のノズル列を備える必要がないため、経済的である。
[適用例2]適用例1記載の印刷装置であって、端部特色ノズル列は、印刷ヘッドにおけるノズル列の配列方向の両端に配置し、印刷手段は、印刷ヘッドの相対移動の方向に応じて、両端に配置した端部特色ノズル列のうちのいずれか一方から特殊光沢材を吐出して特殊光沢層を形成する印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、印刷ヘッドにおけるノズル列の配列方向の両端に配置した端部特色ノズル列のうちのいずれか一方から特殊光沢材を吐出するので、特殊光沢材と、三原色インク及び特色インクとの吐出順序を入れ替え可能である。すなわち、特殊光沢層と画像層とを所望の順序で重畳して印刷することができる。また、かかる印刷装置をシリアル式の印刷装置とする場合、印刷ヘッドの相対移動の方向に応じて、特殊光沢材を吐出する端部特色ノズル列を切り替えれば、相対移動のいずれの方向においてもインク等を吐出する両方向印刷によっても、所定の順序で画像層と特殊光沢層とを重畳して印刷することができる。
[適用例3]適用例1または適用例2記載の印刷装置であって、基本色インク収容容器、特色インク収容容器及び特殊光沢材収容容器は、収容するインクの種類を記憶する記憶手段と、印刷装置と通信する通信手段とを備え、受付手段は、第1の接続手段または第2の接続手段に接続された収容容器から、通信手段を介してインクの種類を表す信号を受け取って受け付けを行う印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、接続された収容容器から信号を受け取って、使用可能なインクの種類、すなわち、接続されている収容容器に収容されたインクの種類を受け付けるので、操作が容易である。
[適用例4]端部特色ノズル列は、黒色インク以外の特色インクを吐出するノズル列である適用例1ないし適用例3のいずれか記載の印刷装置。
黒色インク以外の特色インクは、黒色インクと比べて一般的に使用頻度が少ないことが多いので、かかる構成の印刷装置は、第2の接続手段の少なくとも一部に特殊光沢材収容容器を接続しても、画像層の画質への影響を小さく押さえることができる。
[適用例5]端部特色ノズル列は、三原色のインクの着色成分の濃度を薄めたライトインクを吐出するノズル列である適用例4記載の印刷装置。
かかる構成の印刷装置は、ライトインクを用いる印刷装置にも適用することができ、汎用性が高い。
上述の印刷装置は、適用例6または適用例7の特殊光沢材にも適用することができる。
[適用例6]特殊光沢材は、印刷媒体表面に印刷されたインクの光学的特性が反射角依存性を有するインクである適用例1ないし適用例5のいずれか記載の印刷装置。
[適用例7]特殊光沢材はメタリック感を発現する顔料を含有するインクである適用例1ないし適用例6のいずれか記載の印刷装置。
A.印刷システムの概要:
図1は、本発明の実施形態としての印刷システム10の概略構成図である。図示するように、本実施形態の印刷システム10は、印刷制御装置としてのコンピュータ100と、コンピュータ100の制御の下で実際に画像を印刷するプリンタ200などから構成されている。印刷システム10は、全体が一体となって広義の印刷装置として機能する。
本実施形態のプリンタ200には、カラーインクとして、シアンインクCと、マゼンタインクMと、イエロインクYと、ブラックインクKと、ライトシアンインクLcと、ライトマゼンタインクLmとが備えられている。ただし、これらのインクに代えて、メタリックインクSを備えることもできる。なお、本願において「カラーインク」という場合には、ブラックインクも含む意味であることとする。カラーインクは、本実施例においては、染料インクであるが、その種類は、特に限定するものではなく、例えば、顔料インクであってもよい。また、本実施例において、カラーインクのうち、減法混色により色表現を行うシアンインクC、マゼンタインクM、イエロインクYを「三原色のインク」ともいい、三原色のインク以外のインク、すなわち、ブラックインクK、ライトシアンインクLc、ライトマゼンタインクLmを「特色インク」ともいう。
メタリックインクとは、印刷物がメタリック感を発現するインクであり、このようなメタリックインクとしては、例えば、メタリック感を発現する金属顔料と有機溶剤と樹脂とを含む油性インク組成物を用いることができる。視覚的に金属的な質感を効果的に生じさせるためには、前述の金属顔料は、平板状の粒子であることが好ましく、この平板状粒子の平面上の長径をX、短径をY、厚みをZとした場合、平板状粒子のX−Y平面の面積より求めた円相当径の50%平均粒子径R50が0.5〜3μmであり、かつ、R50/Z>5の条件を満たすことが好ましい。このような金属顔料は、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金によって形成することができ、また、金属蒸着膜を破砕して作成することも可能である。メタリックインクに含まれる金属顔料の濃度は、例えば、0.1〜10.0重量%とすることができる。もちろん、メタリックインクはこのような組成に限らず、メタリック感が生じる組成であれば他の組成を適宜採用することが可能である。
本実施例では、メタリックインクSの組成は、アルミニウム顔料1.5重量%、グリセリン20重量%、トリエチレングリコールモノブチルエーテル40重量%、BYK−UV3500(ビックケミー・ジャパン株式会社製)0.1重量%とした。
コンピュータ100には、所定のオペレーティングシステムがインストールされており、このオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム20が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ22やプリンタドライバ24が組み込まれている。アプリケーションプログラム20は、例えば、周辺機器インタフェース108を通じて、デジタルカメラ120から画像データORGを入力する。すると、アプリケーションプログラム20は、ビデオドライバ22を介して、この画像データORGによって表される画像をディスプレイ114に表示する。また、アプリケーションプログラム20は、プリンタドライバ24を介して、画像データORGをプリンタ200に出力する。アプリケーションプログラム20がデジタルカメラ120から入力する画像データORGは、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3色の色成分からなるデータである。
本実施形態のアプリケーションプログラム20は、画像データORG内の任意の領域に対して、R,G,Bの色成分からなる領域(以下、「カラー領域」という)以外に、メタリック色からなる領域(以下、「メタリック領域」という)を指定することができる。メタリック領域とカラー領域とは、重畳していても構わない。つまり、メタリック色を背景色として、その上にカラー画像が形成されるように、それぞれの領域が指定されてもよい。
プリンタドライバ24の内部には、色変換モジュール42と、ハーフトーンモジュール44と、印刷制御モジュール46とが備えられている。
色変換モジュール42は、予め用意された色変換テーブルLUTに従い、画像データORG中のカラー領域について、その色成分R,G,Bをプリンタ200が表現可能な色成分(シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック(K)、ライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)の各色)に変換する。
ハーフトーンモジュール44は、色変換モジュール42によって色変換された画像データの階調をドットの分布によって表すハーフトーン処理を行う。本実施形態では、このハーフトーン処理として、周知の組織的ディザ法を用いる。なお、ハーフトーン処理としては、組織的ディザ法以外にも、誤差拡散法や濃度パターン法その他のハーフトーン技術を利用することができる。
印刷制御モジュール46は、ハーフトーン処理された画像データのデータ並びを、プリンタ200に転送すべき順序に並べ替えて、印刷データとしてプリンタ200に出力すると共に、印刷開始コマンドや印刷終了コマンドなどの種々のコマンドをプリンタ200に出力することで、プリンタ200の制御を行う。また、印刷制御モジュール46は、アプリケーションプログラム20によって指定されたメタリック領域にメタリックインクによるドット形成を行う。
B.装置構成:
図2は、印刷制御装置としてのコンピュータ100の構成図である。コンピュータ100は、CPU102を中心に、ROM104やRAM106などを、バス116で互いに接続することによって構成された周知のコンピュータである。
コンピュータ100には、フレキシブルディスク124やコンパクトディスク126等のデータを読み込むためのディスクコントローラ109や、周辺機器とデータの授受を行うための周辺機器インタフェース108、ディスプレイ114を駆動するためのビデオインターフェース112が接続されている。周辺機器インタフェース108には、プリンタ200や、ハードディスク118が接続されている。また、デジタルカメラ120やカラースキャナ122を周辺機器インタフェース108に接続すれば、デジタルカメラ120やカラースキャナ122で取り込んだ画像に対して画像処理を施すことも可能である。また、ネットワークインターフェースカード110を装着すれば、コンピュータ100を通信回線300に接続して、通信回線に接続された記憶装置310に記憶されているデータを取得することもできる。コンピュータ100は、印刷しようとする画像データを取得すると、上述したプリンタドライバ24の働きにより、プリンタ200を制御して、この画像データの印刷を行う。
次に、プリンタ200の構成について図3を参照して説明する。図3に示すように、プリンタ200は、紙送りモータ235によって印刷媒体Pを搬送する機構と、キャリッジモータ230によってキャリッジ240をプラテン236の軸方向に往復動させる機構と、キャリッジ240に搭載された印刷ヘッド250を駆動してインクの吐出及びドット形成を行う機構と、これらの紙送りモータ235,キャリッジモータ230,印刷ヘッド250及び操作パネル266との信号のやり取りを司る制御回路260とから構成されている。
キャリッジ240をプラテン236の軸方向に往復動させる機構は、プラテン236の軸と並行に架設され、キャリッジ240を摺動可能に保持する摺動軸233と、キャリッジモータ230との間に無端の駆動ベルト231を張設するプーリ232と、キャリッジ240の原点位置を検出する位置検出センサ234等から構成されている。
キャリッジ240には、カラーインクとして、シアンインクCと、マゼンタインクMと、イエロインクYと、ブラックインクKと、ライトシアンインクLcと、ライトマゼンタインクLmとをそれぞれ収容したカラーインク用のインクカートリッジ242〜247が搭載される。キャリッジ240の下部の印刷ヘッド250には、上述の各色のカラーインクに対応する6種類のノズル列252〜257が形成されている。キャリッジ240にこれらのインクカートリッジ242〜247を上方から装着すると、各カートリッジからノズル列252〜257へのインクの供給が可能となる。なお、本実施例のインクカートリッジ242〜247は、収容されたインクの種類等を記憶させたICチップを備えており、インクカートリッジ242〜247をキャリッジ240に装着すると、各々のICチップと制御回路260とが電気的に接続される構成となっている(図示せず)。上述のノズル列255〜257は、請求項の特色ノズル列に、ノズル列256及び257は、請求項の端部特色ノズル列に、キャリッジ240は、請求項の第1の接続手段及び第2の接続手段にそれぞれ該当する。請求項の第1の接続手段及び第2の接続手段は、それぞれ個別に構成されてもよいが、本実施例のように一体的に構成されてもよい。
プリンタ200の制御回路260は、CPUや、ROM、RAM、PIF(周辺機器インタフェース)等がバスで相互に接続されて構成されており、キャリッジモータ230及び紙送りモータ235の動作を制御することによってキャリッジ240の主走査動作及び副走査動作の制御を行う。また、PIFを介してコンピュータ100から出力された印刷データを受け取ると、キャリッジ240が主走査あるいは副走査する動きに合わせて、印刷データに応じた駆動信号を印刷ヘッド250に供給することによって、各色のヘッドを駆動することが可能となっている。なお、制御回路260は、請求項の印刷手段に該当し、また、受付手段としても機能する。
以上のようなハードウェア構成を有するプリンタ200は、キャリッジモータ230を駆動することによって、印刷ヘッド250(各色のノズル列252〜257)を印刷媒体Pに対して主走査方向に往復動させ、また紙送りモータ235を駆動することによって、印刷媒体Pを副走査方向に移動させる。制御回路260は、キャリッジ240が往復動する動き(主走査)や、印刷媒体の紙送りの動き(副走査)に合わせて、印刷データに基づいて適切なタイミングでノズルを駆動することにより、印刷媒体P上の適切な位置に適切な色のインクドットを形成する。こうすることによって、プリンタ200は印刷媒体P上にカラー画像を印刷することが可能となっている。なお、上述の構成では、各色のインクは、プリンタ200に搭載される脱着可能なカートリッジに収容されているが、プリンタ200とは分離して構成されたインク収容タンクなどに収容し、当該収容タンクとプリンタ200とを接続してもよい。あるいは、三原色のインクは、脱着不可能にプリンタ200と一体的に構成された収容容器に収容されていてもよい。
なお、本実施例のプリンタ200は、印刷ヘッド250の主走査方向での往復動のうち往路のみでインクを吐出し、高品質印刷が可能な片方向印刷を基本設定としている。また、プリンタ200は、印刷媒体Pとして、普通紙、コート紙などの不透明な印刷媒体のほか、OHPフィルムなどの透明な印刷媒体も使用可能である。
C.印刷ヘッドの詳細:
上述の印刷ヘッド250の詳細を図4に示す。本図は、印刷ヘッド250の底面(印刷媒体Pと対向する面)を概略的に示している。図示するように、印刷ヘッド250は、副走査方向に複数のノズルが並んで形成されたノズル列252〜257を備えている。本実施例では、各ノズル列は、180個のノズルから形成されている。これらのノズル列252〜257は、キャリッジ240に装着されるカートリッジのインク色に対応しており、それぞれシアンインクC、マゼンタインクM、イエロインクY、ブラックインクK、ライトシアンインクLc、ライトマゼンタインクLmを吐出するものである。なお、本実施例では、各インク色に対応するノズル列は、ノズルが1列に並んで構成されるが、1つのノズル列におけるノズルの配置は、特に限定するものではなく、例えば、ノズルが複数列に並び、かつ、複数列のノズルが千鳥状となるように構成されてもよい。
また、図示するように、印刷ヘッド250では、特色インクを吐出するノズル列255〜257のうち、ライトシアンインクLcに対応するノズル列256が、ノズル列252〜257の配列方向の端部の一方に配置されている。また、ライトマゼンタインクLmに対応するノズル列257が、ノズル列252〜257の配列方向の端部の他方に配置されている。かかるノズル列256及び257は、キャリッジ240に装着されたライトシアンインクLc、ライトマゼンタインクLmを収容したインクカートリッジ246,247をキャリッジ240から取り外し、その代わりにメタリックインクSを収容したインクカートリッジを装着すれば、メタリックインクSを吐出することもできる。以後、かかるインクカートリッジの交換をインクチェンジともいう。
D.印刷処理:
コンピュータ100がプリンタドライバ24の働きにより実行するメタリックカラーの印刷処理について説明する。図5は、本実施形態における印刷処理のフローチャートである。本実施例では、この処理は、ユーザが、ライトシアンインクLcからメタリックインクSにインクチェンジした後、コンピュータ100を操作して、印刷実行指示を行うことで開始される。印刷処理を開始すると、コンピュータ100は、まず、使用可能なインクの種類を受け付ける(ステップS400)。具体的には、コンピュータ100は、定期的に、インクカートリッジ242〜247が備えるICチップに対して信号を送出する。当該信号を受けたICチップは、記憶領域に記録されたインクの種類を表す信号をコンピュータ100に応答する。コンピュータ100は、この応答信号を解釈して、キャリッジ240に装着されたインクカートリッジ242〜247の種類、すなわち、使用可能なインクの種類を受け付けるのである。本実施例では、メタリックインクS、シアンインクC、マゼンタインクM、イエロインクY、ブラックインクK、ライトマゼンタインクLmを使用可能インクとして受け付けることとなる。なお、使用可能インクの受け付けは、上述の方法に限るものではなく、例えば、ユーザがコンピュータ100を操作して、キャリッジ240に装着したインクカートリッジの種類を入力し、コンピュータ100がそれを受け付けるなど、他の構成としてもよい。
使用可能インクを受け付けると、コンピュータ100は、プリンタドライバ24によってアプリケーションプログラム20からメタリック領域とカラー領域とが指定された画像データを入力する(ステップS410)。
画像データを入力すると、コンピュータ100は、画像データ内のカラー領域について、RGB形式の画像データをCMYKLcLm形式の画像データに変換する(ステップS420)。なお、ここでの変換は、記憶された複数の色変換テーブルLUTの中から上記ステップS400で受け付けた使用可能インクの種類に対応する色変換テーブルLUTを用いて行う。CMYKLcLm形式の画像データが得られると、コンピュータ100は、ハーフトーンモジュール44を用いてハーフトーン処理を行い、プリンタ200に転送可能なデータを生成する(ステップS430)。
ハーフトーン処理に続いて、コンピュータ100は、プリンタ200を制御し、メタリックインクSを用いてメタリック領域を印刷すると同時に、カラーインクを用いてハーフトーン処理されたカラー領域を印刷する(ステップS440)。なお、本実施例で用いる印刷媒体P1は、不透明の印刷媒体である。また、本実施例においては、コンピュータ100は、印刷ヘッド250の主走査方向での往復動のうち、往路のみでインクを吐出させて片方向印刷を行う。
上記ステップS440については、図6を用いて詳しく説明する。図6(a)に図示する印刷ヘッド250の走査方向は、主走査方向の往復動のうちの往動、すなわち、インクの吐出を行う走査方向である。図示するように、本実施例の印刷ヘッド250では、インクを吐出する走査方向先頭側の端部に配置されたノズル列256は、事前にライトシアンインクLcからメタリックインクSにインクチェンジしているため、メタリックインクSを吐出する。ここで、印刷媒体P1上の所定印刷位置には、まず、メタリックインクSを吐出するノズル列256が他のノズル列よりも先に到達し、メタリックインクSがカラーインクよりも先に吐出される。そして、その後、印刷ヘッド250の移動に伴ってノズル列252〜255,257が当該所定位置に到達し、カラーインクが吐出される。
こうして印刷された印刷物は、図6(b)に示すように、まず、印刷媒体P1上に、メタリックインクSによってドットが形成されたメタリックインク層MRが位置し、その上に重畳して、カラーインクによってドットが形成されたカラーインク層CRが位置することとなる。かかる印刷物は、カラーインク層CR側から印刷媒体P1に向かって観察すれば、メタリック色として観察される。
このように、本発明の印刷システム10では、印刷ヘッド250のノズル列の配列方向の端部であって、インクを吐出する走査方向の先頭側に、特色インクであるライトシアンインクLcのノズル列256が配置されている。したがって、ライトシアンインクLcからメタリックインクSにインクチェンジすれば、印刷媒体P1上に、メタリックインク層MR、カラーインク層CRの順で重畳して印刷することができる。
また、メタリックインクSを吐出するノズル列として流用するノズル列は、特色インクに対応するノズル列であるため、当該流用ノズルに対応するインク色を使用しなくても、三原色のインクを用いて、ある程度の色表現を行うことが可能である。特に、カラーインク層CRとメタリックインク層MRとを重畳してメタリック色の印刷を行う場合には、カラーインク層CRを単独で印刷する場合と比べて一般的に画像の明度が低下するので、本実施例のように、三原色のインクの着色成分(ここでは染料)を薄めたライトインクをメタリックインクSにインクチェンジすれば、印刷に用いるカラーインクの種類が減少したことによる画質の低下を効果的に抑制することができる。また、ノズル列256は、本来、ライトシアンインクLcに対応するものをメタリックインクSに流用しているため、印刷ヘッド250は、メタリックインクS専用のノズル列を備える必要がなく、経済的である。
E.変形例:
上述の実施形態の変形例について説明する。
E−1.変形例1:
実施例においては、不透明な印刷媒体P1上に、メタリックインク層MR、カラーインク層CRの順に形成して、メタリック色の印刷を行う構成について示したが、各インク層の形成順序は、逆であってもよい。例えば、図7(b)に示すように、透明な印刷媒体P2に印刷を行う場合には、印刷媒体P2の上に、カラーインク層CR、メタリックインク層MRの順に形成してもよい。こうすれば、印刷物を印刷媒体P2側からメタリックインク層MR側に向かって観察すれば、メタリック色として観察される。
かかる場合、メタリックインク層MRとカラーインク層CRの形成順序が実施例と逆になることから、印刷ヘッド250のノズル列の配列方向の端部であって、インクを吐出する走査方向の末尾側のノズル列でメタリックインクSを吐出すればよい。したがって、図7(a)に示すように、走査方向の末尾側のノズル列257に対応する特色インクであるライトマゼンタインクLmをメタリックインクSにインクチェンジすれば、印刷媒体P1上に、カラーインク層CR、メタリックインク層MRの順で重畳して印刷することができる。
E−2.変形例2:
実施例及び変形例1においては、メタリック色の印刷を片方向印刷で行う構成について例示したが、プリンタ200は、両方向印刷を行い得る構成としてもよい。具体的には、例えば、印刷ヘッド250のノズル列の配列方向の両端部に配置されたノズル列256及びノズル列257に対応する各ライトインクをメタリックインクSにインクチェンジしてもよい。
かかる場合、両方向印刷を行うために、図5に示した上記ステップS430は、例えば、図8の処理に代えることができる。具体的には、ハーフトーン処理に続いて、コンピュータ100は、印刷対象のラスタがメタリック領域を含むか否かを判断する(ステップS431)。その結果、メタリック領域でなければ(ステップS431:NO)、印刷ヘッド250が備えるノズル列252〜257のうち、カラーインクを吐出するノズル列252〜255のみ使用し、メタリックインクSを吐出するノズル列256,257は、使用しないことを決定する(ステップS435)。
一方、印刷対象のラスタがメタリック領域を含むのであれば(ステップS431:YES)、コンピュータ100は、これから行う印刷ヘッド250の走査動作が、主走査方向での往復動のうちの往路の動作であるか否かを判断する(ステップS432)。その結果、往路の動作であれば(ステップS432:YES)、コンピュータ100は、図9(a)に図示するように、カラーインクを吐出するノズル列252〜255と、メタリックインクSを吐出するノズル列256,257のうち、印刷ヘッド250の走査方向先頭側のノズル列256とを使用する(走査方向末尾側のノズル列257は使用しない)ことを決定する(ステップS433)。
一方、これから行う印刷ヘッド250の走査動作が、主走査方向での往復動のうちの往路の動作でなければ、すなわち、復路の動作であれば(ステップS432:NO)、コンピュータ100は、図9(b)に図示するように、カラーインクを吐出するノズル列252〜255と、メタリックインクSを吐出するノズル列256,257のうち、印刷ヘッド250の走査方向先頭側のノズル列257とを使用する(走査方向末尾側のノズル列256は使用しない)ことを決定する(ステップS434)。
使用ノズル列を決定すると、コンピュータ100は、プリンタ200を制御し、印刷ヘッド250を1回走査させながら、上記ステップS433〜S435で決定した使用ノズル列からメタリックインクまたはカラーインクを吐出して印刷を実行する(ステップS436)。
印刷ヘッド250bを1回走査させると、コンピュータ100は、すべてのラスタの印刷が完了したか否かを判断する(ステップS437)。その結果、印刷が完了していなければ(ステップS437:NO)、コンピュータ100は、処理を上記ステップS431に戻して、印刷が未実行のラスタについて印刷処理を継続する。一方、印刷が完了したと判断すれば(ステップS437:YES)、コンピュータ100は、印刷処理を終了する。
このように印刷を行っても、不透明な印刷媒体P1上に、メタリックインク層MR、カラーインク層CRの順に形成して、メタリック色の印刷を行うことができる。また、1回の主走査で、同一ラスタ上にメタリックインクSとカラーインクとを同時に吐出できるので、印刷速度の低下も抑制することができる。なお、メタリックインク層MRとカラーインク層CRの形成順序を逆にする場合には、各走査方向において、ノズル列256とノズル列257のうち、使用するものと使用しないものとを入れ替えればよい。
E−3.変形例3:
図10に、変形例3としての印刷ヘッド250bの詳細を示す。印刷ヘッド250bでは、図6に示した実施例としての印刷ヘッド250と、ノズル列の配列が異なる。具体的には、ヘッド走査方向の先頭側に配置されたノズル列256bと、三原色に対応するノズル列252b〜255bとの間に、特色インクに対応する257b及び255bが配置されている点が実施例と異なる。
かかる印刷ヘッド250bにより、実施例と同様にメタリック色の印刷を行う場合、メタリック領域の印刷対象画像が、ライトマゼンタインクLm及び/またはブラックインクKを全く使用しないもの、もしくは、ほとんど使用しないものであれば、または、上記ステップS420でそのような変換処理を行って印刷を行えば、メタリックインクSが印刷媒体上に着弾してから、当該箇所に三原色のインクが着弾するまでの間に、着弾したメタリックインクSが乾燥する時間を確保することができ、メタリックインクSと三原色のインクとが混ざることを抑制して、画質の低下を抑制できる。かかる効果は、インクチェンジするノズル列と三原色に対応するノズル列との間に特色インクに対応するノズル列を配置すれば、ノズル列の配列順序にかかわらず得ることができる。
E−4.変形例4:
上述の実施例及び変形例においては、印刷ヘッド250のノズル列の配列方向の端部に配置されたノズル列に対応するライトシアンインクLc及び/またはライトマゼンタインクLmを、メタリックインクSにインクチェンジすることで、メタリックカラーの印刷を行う構成について示したが、印刷ヘッド250の端部に配置されるノズル列は、ライトシアンインクLcやライトマゼンタインクLmに対応するものに限るものではなく、三原色以外のインクである特色インクであればよい。例えば、端部にブラックインクKに対応するノズル列を配置し、ブラックインクKをメタリックインクSにインクチェンジしてもよい。あるいは、プリンタ200がブルーインク、レッドインク、グリーンインク、オレンジインク、クリアインク等の特色インクを使用可能な構成であれば、これらの特色インクに対応するノズル列を印刷ヘッド250の端部に配置し、これらの特色インクとメタリックインクSとをインクチェンジしてもよい。
E−5.変形例5:
上述の実施例及び変形例においては、メタリックインクSの層とカラーインクの層とを印刷媒体上に重畳して形成して、メタリック色の印刷を行う構成について例示したが、本発明は、メタリックインクSの層とカラーインクの層との組み合わせに限り適用されるものではなく、画像を表す画像層と種々の特殊光沢材の層とを重畳するものであればよい。特殊光沢材とは、印刷を経た印刷媒体表面において特殊光沢を呈するインクであり、メタリック感を発現する顔料を含有するメタリックインクのほかに、印刷媒体表面に印刷されたインクの光学的特性が反射角依存性を有し、見る角度によって様々な見え方を呈するインクとしてもよい。かかるインクとしては、具体的には、メタリックインクのほかに、媒体表面への定着後に真珠光沢感を発現する顔料を含有する真珠光沢インク、媒体表面への定着後に乱反射を起こしていわゆるラメ感やなし地感を発現するよう微小凹凸を有する顔料を含有するラメインクやなし地インクなどを用いることができる。
また、本発明は、特殊光沢材に限らず、画像層と、画像層を補助する補助層とを重畳する場合にも適用することができる。補助層としては、例えば、画像層の表現を補助する層とすることができる。ここで、「画像層の表現を補助」するとは、画像層の色表現を発揮させること、変化させることなどをいい、補助層を形成する補助材としては、例えば、画像層の色表現を発揮させるための下地として用いるホワイトインクや、隠蔽性のある種々のインクなどを用いてもよい。
また、補助層は、例えば、画像層を保護もしくは隠蔽する層であってもよい。画像層を保護もしくは隠蔽する補助層として、インクの剥離や劣化を防止して画像層を保護するためのオーバーコート剤や、多孔性微粒子の層を形成するなどして画像層の印刷媒体への定着性を向上させるためのアンダーコート剤などで形成してもよい。あるいは、スクラッチカードを作成するための、定着力の小さいインクで形成してもよい。
このように、種々の層と画像層とを重畳して印刷を行う場合には、上述の実施例や変形例と同様に、印刷媒体上への補助層及び画像層の形成順序を考慮して、印刷ヘッド250の両端に配置された、補助層に対応するノズル列のうち、いずれのノズル列を使用するかを決定すればよい。また、画像層も実施例のような複数色のカラーインクに限らず、例えば、ブラックインクKなどの単一色のカラーインクであってもよい。
E−6.変形例6:
上述した実施形態においては、コンピュータ100とプリンタ200とによって構成される印刷システム10(広義の印刷装置)において、図5に示した印刷処理を行ったが、プリンタ200の制御回路260内のCPUが、当該印刷処理と同等の処理を実行してもよい。こうすれば、画像データをデジタルカメラ、各種メモリカード等から入力して、コンピュータ100を介さずにプリンタ200で好適な印刷を行うことができる。
E−7.変形例7:
上述の実施例及び変形例においては、印刷ヘッドが主走査方向に移動しながらインクを吐出して印刷を行うシリアル式のインクジェットプリンタの構成について示したが、本発明は、印刷ヘッドが移動不可能に固定され、印刷媒体の送り方向と垂直方向の印刷媒体の幅に亘って配列されたノズルによりラスタ単位で印刷を行うラインプリンタにも適用することができる。
具体的には、例えば、図11に示すように、用紙幅に亘って配列された各色に対応するノズル列を備えるラインプリンタの印刷ヘッド250cにおいて、印刷媒体送り方向末尾側の端部に配置された特色インク(ここではライトマゼンタインクL)に対応するノズル列257cを、ノズル列の配列方向の端に配置し、ライトマゼンタインクLmとメタリックインクSとをインクチェンジして、印刷を実行すればよい。こうしても、印刷媒体上にメタリックインク層MR、カラーインク層CRの順で重畳して印刷を行うことができる。なお、重畳順序を逆にする場合には、印刷ヘッド250cの印刷媒体送り方向先頭側の端部に特色インクに対応するノズル列を配置し、当該特色インクをインクチェンジして、印刷を実行すればよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を脱しない範囲において、種々なる態様で実施できることは勿論である。例えば、本発明は、印刷装置としての構成の他、印刷方法、プログラム等としても実現することができる。
本発明の実施形態としての印刷システム10の概略構成図である。 印刷制御装置としてのコンピュータ100の構成図である。 プリンタ200の構成図である。 印刷ヘッド250の詳細を示す説明図である。 印刷処理の手順を示すフローチャートである。 印刷処理におけるインクチェンジ及び印刷の状況を示す説明図である。 変形例としてのインクチェンジ及び印刷の状況を示す説明図である。 変形例としての印刷処理におけるステップS430の詳細を示すフローチャートである。 変形例としてのインクチェンジ及び両方向印刷の状況を示す説明図である。 変形例としての印刷ヘッド250bの詳細及びインクチェンジの状況を示す説明図である。 変形例としての印刷ヘッド250cの詳細及びインクチェンジの状況を示す説明図である。
符号の説明
10…印刷システム
20…アプリケーションプログラム
22…ビデオドライバ
24…プリンタドライバ
42…色変換モジュール
44…ハーフトーンモジュール
46…印刷制御モジュール
100…コンピュータ
102…CPU
104…ROM
106…RAM
108…周辺機器インタフェース
109…ディスクコントローラ
110…ネットワークインターフェースカード
112…ビデオインターフェース
114…ディスプレイ
116…バス
118…ハードディスク
120…デジタルカメラ
122…カラースキャナ
124…フレキシブルディスク
126…コンパクトディスク
200…プリンタ
230…キャリッジモータ
231…駆動ベルト
232…プーリ
233…摺動軸
234…位置検出センサ
235…紙送りモータ
236…プラテン
240…キャリッジ
242〜247…インクカートリッジ
250,250b,250c…印刷ヘッド
252〜257,252b〜257b,252c〜257c…ノズル列
260…制御回路
266…操作パネル
300…通信回線
310…記憶装置
ORG…画像データ
LUT…色変換テーブル
S…メタリックインク
C…シアンインク
M…マゼンタインク
Y…イエロインク
K…ブラックインク
Lc…ライトシアンインク
Lm…ライトマゼンタインク
P,P1,P2…印刷媒体
MR…メタリックインク層
CR…カラーインク層

Claims (7)

  1. 画像を表す画像層と、該画像層と異なる層である特殊光沢層とを印刷媒体上に重畳して形成する印刷装置であって、
    組合せにより色表現を行う三原色のインクを収容する基本色インク収容容器と接続可能な第1の接続手段と、
    前記三原色以外のインクである特色インクを収容する特色インク収容容器と接続可能な第2の接続手段と、
    印刷に使用可能なインクの種類を受け付ける受付手段と、
    複数のノズルを所定方向に沿って並べたノズル列を、該ノズル列における前記ノズルの並び方向とは交差する方向に配列し、前記ノズル列のうち前記特色インクを吐出する特色ノズル列の少なくとも1つを、前記ノズル列の配列方向の端部の少なくとも一方に端部特色ノズル列として配置した印刷ヘッドと、
    該印刷ヘッドを前記印刷媒体に対して相対移動させながら、前記ノズル列から前記印刷媒体上に前記三原色のインク及び/または前記特色インクを吐出して印刷を行う印刷手段と
    を備え、
    前記第2の接続手段のうち少なくとも前記端部特色ノズル列にインクを供給可能な接続手段は、前記特色インク収容容器に代えて、前記特殊光沢層を形成する特殊光沢材を収容する特殊光沢材収容容器と接続することが可能であり、
    前記印刷手段は、前記第2の接続手段に前記特殊光沢材収容容器が接続され、前記受付手段が前記特殊光沢材を使用可能なインクとして受け付けた場合には、前記端部特色ノズル列から前記特殊光沢材を吐出して前記特殊光沢層を形成する
    印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置であって、
    前記端部特色ノズル列は、前記印刷ヘッドにおける前記ノズル列の配列方向の両端に配置し、
    前記印刷手段は、前記印刷ヘッドの相対移動の方向に応じて、前記両端に配置した端部特色ノズル列のうちのいずれか一方から前記特殊光沢材を吐出して前記特殊光沢層を形成する
    印刷装置。
  3. 請求項1または請求項2記載の印刷装置であって、
    前記基本色インク収容容器、前記特色インク収容容器及び前記特殊光沢材収容容器は、収容するインクの種類を記憶する記憶手段と、前記印刷装置と通信する通信手段とを備え、
    前記受付手段は、前記第1の接続手段または前記第2の接続手段に接続された収容容器から、前記通信手段を介して前記インクの種類を表す信号を受け取って前記受け付けを行う
    印刷装置。
  4. 前記端部特色ノズル列は、黒色インク以外の特色インクを吐出するノズル列である請求項1ないし請求項3のいずれか記載の印刷装置。
  5. 前記端部特色ノズル列は、前記三原色のインクの着色成分の濃度を薄めたライトインクを吐出するノズル列である請求項4記載の印刷装置。
  6. 前記特殊光沢材は、前記印刷媒体表面に印刷されたインクの光学的特性が反射角依存性を有するインクである請求項1ないし請求項5のいずれか記載の印刷装置。
  7. 前記特殊光沢材はメタリック感を発現する顔料を含有するインクである請求項1ないし請求項6のいずれか記載の印刷装置。
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