JP2012092900A - 流体ポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジン運転時でも、エンジン暖機時間を短縮でき、無駄にエンジンからの動力を消費しない流体ポンプを提供することを目的とする。
【解決手段】
ウォータポンプ1は、エンジンからの動力で駆動するベアリングシャフト10と、ベアリングシャフト10と一体で回転し、エンジンブロック12に設けられるように適合されるインペラ20と、ベアリングシャフト10とは別体に設けられ、エンジンの駆動中、エンジンからの動力が常に伝達される駆動側プーリ30と、駆動側プーリ30と当接して従動する従動側プーリ40と、駆動側プーリ30及び従動側プーリ40の少なくとも一方を移動して駆動側プーリ30と従動側プーリ40とを断接するアクチュエータ50とから構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジンからの動力を受けて駆動する流体ポンプに関する。
従来技術の流体ポンプでは、駆動側プーリに巻きかけられた補機駆動用ベルトにより、エンジン駆動力が伝達され、その駆動側プーリの回転に伴って回転軸が回転する。回転軸が回転すると、回転軸とインペラが一体で回転して、エンジン冷却系に冷却水が循環する(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来技術の可動部材の移動によって有効羽根高さを変更する可変容量流体ポンプでは、熱伝達によるサーモワックスの体積変化により、有効羽根高さを変更し、吐出容量を可変している(例えば、特許文献2参照。)。
特開2008−169763号公報 特開2009−293578号公報
しかしながら、特許文献1では、エンジン運転時でも、常に流体ポンプにより冷却水は循環する。エンジン始動時等でも冷却水は循環するため、エンジン暖機時間の短縮の妨げとなる問題がある。
また、特許文献2では、有効羽根高さが最小時でも、常に流体ポンプは回転するため、駆動トルクが発生し、無駄に動力を消費する問題がある。
本発明は上記問題点に鑑みて成されたものであり、エンジン運転時でも、エンジン暖機時間を短縮でき、無駄に動力を消費しない流体ポンプを提供することを目的とする。
本発明の第1の課題解決手段は、エンジンからの動力で駆動する駆動軸と、前記駆動軸と一体で回転し、ハウジングに設けられるように適合されるロータと、前記駆動軸と別体に設けられ、前記エンジンの駆動中、前記エンジンからの動力が常に伝達される駆動輪と、前記駆動輪と当接して、前記エンジンからの動力を前記駆動軸に伝達する従動輪と、前記駆動輪及び前記従動輪の少なくとも一方を移動して前記駆動輪と前記従動輪とを断接する変位機構と、を備える。
また、本発明の第2の課題解決手段は、前記駆動輪は、動力伝達部材により前記エンジンからの動力が伝達され、前記変位機構は、動力伝達部材が前記駆動輪に作用する力の合力方向に対して垂直な方向に前記駆動輪を移動する構成である。
また、本発明の第3の課題解決手段は、前記変位機構は、前記駆動輪を弾性力で前記従動輪へ当接する弾性部材を備える。
また、本発明の第4の課題解決手段は、前記変位機構は、前記弾性部材の弾性力と、気体の圧力と、により前記駆動輪を移動する構成である。
また、本発明の第5の課題解決手段は、前記駆動輪の径と前記従動輪の径との比により、前記ロータの回転数が決定される構成である。
本発明の流体ポンプでは、変位機構は駆動輪と従動輪とを断接することで、エンジン始動時にロータの回転を停止して、過剰な冷却を抑制し、エンジン暖機時間を短縮することができる。また、ロータの停止時には、ロータにはエンジンからの動力は伝達されないため、無駄な動力消費をなくすことができる。
また、変位機構は、駆動輪に加わる動力伝達部材の張力の合力方向に対して垂直な方向に移動させるため、動力伝達部材から作用する力が変位機構の移動を妨げ難い。よって、駆動輪を移動させる変位機構の力は、動力伝達部材から作用する力に対して抗することを抑制できる。従って、変位機構は、駆動輪を移動できうる程度の力を作用させれば良く、変位機構を小型化できる。
また、変位機構は、駆動輪を弾性力で従動輪と当接する弾性部材を備えるため、変位機構を制御しない状態においては、弾性部材の弾性力によって駆動輪と従動輪が当接して、流体ポンプは駆動する。そのため変位機構が故障した場合でも、駆動輪と従動輪との当接が維持され、流体ポンプを駆動することができ、フェールセーフ構造となる。
また、変位機構は、弾性部材の弾性力と、気体の圧力と、により駆動輪を移動する構成のため、複雑な機構(電装、油圧等)を別途設けることなく、エンジン周り(吸気等)の既存の圧力を利用して、変位機構の制御が可能である。
また、駆動輪の径と従動輪の径との比により、ロータの回転数が決定される。よって、駆動輪又は従動輪を変更するだけで、任意の流体ポンプの吐出量が設定でき、ロータを変えなくても幅広い吐出量の要求仕様に応じた流体ポンプを提供できる。
本発明の第1実施形態に係るウォータポンプの断面図である。 本発明の第1実施形態に係るアクチュエータの断面図である。 駆動側プーリと従動側プーリとが当接した状態を示す説明図である。 駆動側プーリと従動側プーリとが遮断した状態を示す説明図である。 駆動側プーリと内接する従動側プーリとのプーリ比を変更した場合の説明図で、(a)は従動側プーリの径がΦBの場合、(b)は従動側プーリの径がΦB/2の場合、である。 駆動側プーリと外接する従動側プーリとのプーリ比を変更した場合の説明図で、(a)は従動側プーリの径がΦDの場合、(b)は従動側プーリの径がΦD/2の場合、である。 本発明の第2実施形態に係るウォータポンプの断面図である。 本発明の第3実施形態に係るウォータポンプの断面図である。 本発明の第4実施形態に係るウォータポンプの断面図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るウォータポンプ1(流体ポンプ)の断面図である。ウォータポンプ1は、鋳造加工等によって成形されたポンプボディ11が、エンジンブロック12(ハウジング)に適合されるように図示しないボルト等によって固定される。このポンプボディ11において、ベアリングシャフト10(駆動軸)がベアリング13を介して回転自在に支持される。
インペラ20(ロータ)は、ポンプボディ11とエンジンブロック12との間に形成されるポンプ室21に収容され、圧入等によってベアリングシャフト10の一端に固定される。さらに、ポンプ室21からポンプボディ11内部への冷却水の浸入を防ぐために、ベアリングシャフト10の外周部に環状のメカニカルシール14が、インペラ20とベアリング13の軸方向の間に設置される。ベアリングシャフト10の他端には、従動側プーリ40が固定されている。従動側プーリ40の外周には摩擦材41が貼り付けられる。
駆動側プーリ30(駆動輪)は、従動側プーリ40(従動輪)と内接する位置に設置され、巻きかけられたベルト31(動力伝達部材)によりエンジンからの動力が伝達される。駆動側プーリ30は、駆動側プーリベアリングシャフト32の一端に、駆動側プーリベアリングシャフト32と一体で回転するように固定される。駆動側プーリ30の内周には摩擦材33が貼り付けられ、従動側プーリ40の摩擦材41と当接して摩擦力を発生し、この摩擦力により駆動側プーリ30から従動側プーリ40へエンジンの動力を伝達する。また駆動側プーリベアリングシャフト32の他端には、駆動側プーリ30を移動するアクチュエータ50(変位機構)が取り付けられる。
図2は、アクチュエータ50の断面図である。アクチュエータ50は、駆動側プーリベアリング53により駆動側プーリベアリングシャフト32を回転自在に支持するスライド51を備えている。さらに、スライドガイド52は、ピストン状のスライド51を覆うように設けられ、駆動側プーリ30に巻きかけられたベルト31の張力60aと張力60bとの合力61に垂直な方向62にスライド51を移動する構成である。垂直な方向62のスライド51とスライドガイド52との間には、駆動側プーリ30を弾性力で従動側プーリ40に当接させるスプリング54(弾性部材)が設けられる。スプリング54が設けられるスライド51とスライドガイド52との間には、密閉室55が形成される。密閉室55は圧力制御が可能な構成で、密閉室55に負圧(気体の圧力)が作用して圧力が低下すると、スライド51は、密閉室55の負圧とスプリング54の弾性力とがつりあう位置まで、垂直な方向62に移動する。スライド51の移動に伴い、スライド51に取り付けられた駆動側プーリベアリングシャフト32も、垂直な方向62に移動し、駆動側プーリ30と従動側プーリ40とが遮断した状態になる。
次に、本発明のウォータポンプ1の動作について説明する。
図3は、駆動側プーリ30と従動側プーリ40とが当接した状態を示す概略図である。図示しないクランクプーリと駆動側プーリ30とに巻きかけられたベルト31は、駆動側プーリ30を回転し、エンジンからの動力を駆動側プーリ30へ伝達する。駆動側プーリ30は、アクチュエータ50内のスプリング54の弾性力によって、従動側プーリ40と当接する。駆動側プーリ30が従動側プーリ40に当接すると、駆動側プーリ30の摩擦材33と従動側プーリ40の摩擦材41との間に摩擦力が発生する。この摩擦力によって駆動側プーリ30は、従動側プーリ40を回転させ、エンジン動力を従動側プーリ40へ伝達する。従動側プーリ40が回転するとベアリングシャフト10を介してインペラ20が回転し、エンジン動力はインペラ20に伝達される。インペラ20が回転すると、ポンプ室21内の冷却水は、図示しないポンプ吐出口から吐出され、エンジン内を循環する。
図4は、駆動側プーリ30と従動側プーリ40とが遮断した状態を示す概略図である。アクチュエータ50の密閉室55に負圧が作用すると、スライド51を吸引する力(吸引力)は、スプリング54の弾性力に抗して、スライド51を垂直な方向62に移動させ、駆動側プーリ30と従動側プーリ40とを遮断する。駆動側プーリ30に内接していた従動側プーリ40が遮断すると、駆動側プーリ30と従動側プーリ40との間に摩擦力は発生しないため、駆動側プーリ30から従動側プーリ40への動力の伝達は行われず、インペラ20は回転しない。よって、ポンプ室21内でインペラ20は停止したままとなり、冷却水はエンジン内を循環しない。
本発明のウォータポンプ1では、アクチュエータ50は駆動側プーリ30と従動側プーリ40とを断接することで、エンジン始動時にインペラ20の回転を停止し、過剰な冷却を抑制して、エンジン暖機時間を短縮することができる。
また、インペラ20の停止時には、インペラ20にはエンジンからの動力は伝達されないため、無駄な動力の消費をなくすことができる。
また、アクチュエータ50は、駆動側プーリ30をベルト31張力の合力方向に対して垂直な方向に移動させるため、ベルト31から作用する力がアクチュエータ50の移動を妨げ難い。よって、駆動側プーリ30を移動させるアクチュエータ50の力は、ベルト31から作用する力に対して抗することを抑制できる。従って、アクチュエータ50は、駆動側プーリ30を移動できうる程度の力を作用させれば良く、アクチュエータ50を小型化できる。
また、アクチュエータ50は、密閉室55に負圧を掛けない状態では、駆動側プーリ30をスプリング54の弾性力で従動側プーリ40へ当接させるため、ポンプ室21のインペラ20は回転する。そのため何らかの原因によりアクチュエータ50の密閉室55の圧力制御ができない場合でも、駆動側プーリ30と従動側プーリ40との当接が維持され、ノーマルクローズとなってインペラ20は回転するので、フェールセーフ構造となる。なお、フェールセーフ構造とは、万一アクチュエータ50が故障して駆動側プーリ30と従動側プーリ40との断接ができなくなった場合であっても、駆動側プーリ30と従動側プーリ40との当接を維持してインペラ20を回転できる構造のことを言う。従って、万一アクチュエータ50が故障した場合であっても、エンジンに冷却水を供給でき、エンジンの過度な過熱を防止できる。
また、アクチュエータ50は、スプリング54の弾性力と、密閉室55の負圧でスライド41を吸引力して、駆動側プーリ30を移動させる構成のため、複雑な機構(電装、油圧等)を別途設けることなく、エンジン周り(吸気等)の既存の負圧を利用して、アクチュエータ50の制御が可能である。
図5は、ウォータポンプ1で駆動側プーリ30と内接する従動側プーリ40とのプーリ比を変更した場合の説明図である。駆動側プーリ30と従動側プーリ40とが断接する駆動側プーリ30の内径ΦA、駆動側プーリ30と従動側プーリ40とが断接する従動側プーリ40の外径ΦBとすると、プーリ比は、ΦA/ΦBとなる。図5(a)は従動側プーリ40の外径がΦBの場合、図5(b)は従動側プーリ40の外径がΦB/2の場合、である。
図5(a)で、駆動側プーリ30の回転数N1、従動側プーリ40の回転数N2とすると、回転数N1は駆動側プーリ30に巻き掛けられたベルト31の速度Vにより一義的に定まる。回転数N2とプーリ比は、N2=(プーリ比)×N1の関係にある。これに対して、図5(b)では、従動側プーリ40の径がΦB/2のため、プーリ比は(ΦA/ΦB)×2で、従動側プーリ40の回転数は2倍(N2×2)になる。インペラ20は、ベアリングシャフト10を介して従動側プーリ40と一体で回転する構成のため、従動側プーリ40の回転数が2倍になるとインペラ20の回転数も2倍になる。
図5では、インペラ20の回転数を増加する場合について説明したが、インペラ20の回転数を減少する場合も、同様にプーリ比を変える(プーリ比を小さくする)ことで可能である。
本発明のウォータポンプ1では、従動側プーリ40の外径ΦBを変えることで、インペラ20の回転数の増減が可能である。よって、インペラ20を変えなくても幅広い吐出量の要求仕様に応じたウォータポンプ1を提供できる。また、駆動側プーリ30の内径ΦAを変更することでも同様の効果が得られる。だたし、駆動側プーリ30の内径ΦAは変更せずに、従動側プーリ40の外径ΦBのみを変更すれば、異なる回転数のウォータポンプ1を構成する場合であっても、ベルト31の長さを変更する必要がない。
図6は、図5のウォータポンプ1の変形例で、駆動側プーリ30と外接する従動側プーリ40とのプーリ比(ΦC/ΦD)を変更した場合の説明図で、図6(a)は従動側プーリ40の外径がΦDの場合、図6(b)は従動側プーリ40の外径がΦD/2の場合、である。図5との違いは、従動側プーリ40が、駆動側プーリ30と外接することで、その他の構成は図5と同様である。
図6(a)では、図5(a)と同様に、駆動側プーリ30の回転数N1は、駆動側プーリ30に巻き掛けられたベルト31の速度Vにより一義的に定まる。従動側プーリ40の回転数N2はプーリ比(ΦC/ΦD)により決まり、N2=(プーリ比)×N1の関係にある。これに対して、図6(b)では、従動側プーリ40の外径がΦD/2のため、プーリ比は(ΦC/ΦD)×2で、従動側プーリ40の回転数も2倍(N2×2)になる。インペラ20は、ベアリングシャフト10を介して従動側プーリ40と一体で回転する構成のため、従動側プーリ40の回転数が2倍になるとインペラ20の回転数も2倍になる。
図6では、駆動側プーリ30と外接する従動側プーリ40の外径ΦDを変えることで、インペラ20の回転数を増加する場合について説明したが、インペラ20の回転数を減少させる場合も、同様にプーリ比を変える(プーリ比を小さくする)ことで可能である。
図6のウォータポンプ1では、従動側プーリ40の外径を変えて、プーリ比を変更し、インペラ20の回転数の増減が可能である。よって、インペラ20を変えなくても幅広い吐出量の要求仕様に応じたウォータポンプ1を提供できる。また、駆動側プーリ30の外径ΦCを変更することでも同様の効果が得られる。また、駆動側プーリ30の内径側のスペースに制約がある場合に有効である。
図7は、本発明の第2実施形態に係るウォータポンプ1aの断面図である。第1実施形態のウォータポンプ1との違いは、従動側プーリ40aとベアリングシャフト10aの形状を変更して、ウォータポンプ1aの全長L1を短くしたことである。その他の構成は図1のウォータポンプ1と同様で、同一の機能、構成については、同一の符号を用いて説明し、構成の違いについて述べる。
ウォータポンプ1aの従動側プーリ40aとベアリングシャフト10aは、プレス加工により一体成形される。ポンプボディ11aは従動側プーリ40aの内側に設けられ、ポンプボディ11aと従動側プーリ40aとの間で径方向に、ベアリング13aが配置される。ベアリング13aは、ベアリングシャフト10aと一体の従動側プーリ40aを回転可能に支持する構成である。その他の構成、動作は、図1のウォータポンプ1と同様である。
ウォータポンプ1aは、図1のウォータポンプ1の効果に加えて、ポンプボディ11aが従動側プーリ40aの内側に設けられるため、全長L1が短くなり車両への搭載性に優れる。また、ベアリングシャフト10aをプレス成形できるので、加工性に優れる。
図8は、本発明の第3実施形態に係るウォータポンプ1bの断面図である。第1実施形態のウォータポンプ1との違いは、ウォータポンプ1bの全長L1を短くしたことである。その他の構成は図1のウォータポンプ1と同様で、同一の機能、構成については、同一の符号を用いて説明し、構成の違いについて述べる。
ウォータポンプ1bの従動側プーリ40bとベアリングシャフト10bは、別体で設けられる。ポンプボディ11bは従動側プーリ40bの内側に設けられ、ポンプボディ11bと従動側プーリ40bとの間で径方向に、ベアリング13bが配置される。ベアリング13bは、ベアリングシャフト10bと従動側プーリ40bを回転可能に支持する構成である。その他の構成、動作は、図1のウォータポンプ1と同様である。
ウォータポンプ1bは、図1のウォータポンプ1の効果に加えて、ポンプボディ11bが従動側プーリ40bの内側に設けられるため、全長L1が短くなり車両への搭載性に優れる。また、従動側プーリ40bとベアリングシャフト10bとは別体で設けられるため、ウォータポンプボディ11b、ベアリング13、メカニカルシール14をベアリングシャフト10bのアクチュエータ50側から組み付けることができ、組み付け性に優れる。
図9は、本発明の第4実施形態に係るウォータポンプ1cの断面図である。図1のウォータポンプ1との違いは、従動側プーリ40cとベアリングシャフト10cの形状を変更して、ウォータポンプ1cの全長L1を短くしたことと、駆動側プーリ30cの駆動側プーリベアリング53cの位置を変更して、駆動側プーリベアリング53cとベルトセンター34との距離L2を短くしたことである。その他の構成は図1のウォータポンプ1と同様で、同一の機能、構成については、同一の符号を用いて説明する。
ウォータポンプ1cの従動側プーリ40cとベアリングシャフト10cは、プレス加工により一体成形される。ポンプボディ11cは従動側プーリ40cの内側に設けられ、ポンプボディ11cと従動側プーリ40cの間に、ベアリング13cが配置され、ベアリング13cは、ベアリングシャフト10cと一体の従動側プーリ40cを回転可能に支持する構成である。駆動側プーリ30cは、ベアリング53cにより駆動側プーリベアリングシャフト32cに回転可能に支持される。ベアリング53cは、アクチュエータ50cとベルトセンター34との間に位置する。ベアリングシャフト10cのアクチュエータ50c側の端部は、スライド51cが設けられる。スライド51cは、駆動側プーリ30cに巻きかけられたベルト31の合力に垂直な方向に移動可能に構成される。その他の構成、動作は、図1のウォータポンプ1と同様である。
ウォータポンプ1cは、図1のウォータポンプ1の効果に加えて、ポンプボディ11cが従動側プーリ40cの内側に設けられるため、全長L1が短くなり車両への搭載性に優れる。また、駆動側プーリベアリング53cとベルトセンター34との距離L2を短くできる。駆動側プーリベアリング53cには、ベルト31の合力61により曲げ荷重(合力×距離)を生じるが、距離L2が短くなることで曲げ荷重は低減する。駆動側プーリベアリング53cへの曲げ荷重が低減すると、ベアリングへ作用する偏荷重が低減して、ベアリング寿命が長くなる。
本発明の第1〜4実施形態では、駆動側プーリと従動側プーリとの摩擦力により駆動側プーリから従動側プーリにエンジン動力を伝達したが、ギヤの係合によるエンジン動力の伝達でもよい。この場合は、プーリ比はギヤ比となる。
また、本発明はウォータポンプには限定されないで、オイルポンプでもよい。
また、アクチュエータを制御する密閉室の圧力制御は負圧に限定されないで正圧でもよい。
また、駆動側プーリの弾性力による従動側プーリへの当接は、スプリングに限定されないで、ゴム、エアばね等の弾性体でもよい。
1 ウォータポンプ(流体ポンプ)
10 ベアリングシャフト(駆動軸)
12 エンジンブロック(ハウジング)
20 インペラ
30 駆動側プーリ(駆動輪)
31 ベルト(動力伝達部材)
40 従動側プーリ(従動輪)
50 アクチュエータ(変位機構)
54 スプリング(弾性部材)

Claims (5)

  1. エンジンからの動力で駆動する駆動軸と、
    前記駆動軸と一体で回転し、ハウジングに設けられるように適合されるロータと、
    前記駆動軸とは別体に設けられ、前記エンジンの駆動中、前記エンジンからの動力が常に伝達される駆動輪と、
    前記駆動輪と当接して、前記エンジンからの動力を前記駆動軸に伝達する従動輪と、
    前記駆動輪及び前記従動輪の少なくとも一方を移動して前記駆動輪及び前記従動輪を断接する変位機構と、
    を備える流体ポンプ。
  2. 前記駆動輪は、動力伝達部材により前記エンジンからの動力が伝達され、
    前記変位機構は、動力伝達部材が前記駆動輪に作用する力の合力方向に対して垂直な方向に前記駆動輪を移動する請求項1に記載の流体ポンプ。
  3. 前記変位機構は、前記駆動輪を弾性力で前記従動輪へ当接する弾性部材を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の流体ポンプ。
  4. 前記変位機構は、前記弾性部材の弾性力と、気体の圧力と、により前記駆動輪を移動する請求項3に記載の流体ポンプ。
  5. 前記駆動輪の径と前記従動輪の径との比により、前記ロータの回転数が決定される請求項1〜4の何れかに記載の流体ポンプ。
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