JP2012091353A - 撥水膜の形成方法、撥水膜、インクジェットヘッドのノズルプレート - Google Patents

撥水膜の形成方法、撥水膜、インクジェットヘッドのノズルプレート Download PDF

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Abstract

【課題】高価な熱気化機を有するプラズマ重合装置を必要としない、安価に製造することができる撥水膜の形成方法を提供することを目的とする。
【解決手段】基材上に、常温大気圧下でガスである原料を用いて、Si−O結合を主として、Siに疎水性置換基を直接接合された薄膜を形成する薄膜形成工程と、前記薄膜形成工程で得られた薄膜に励起光を照射し、前記疎水性置換基は残存させて前記薄膜にOH基を有するようにする照射工程と、該照射工程で得られた薄膜上にシランカップリング剤を塗布する塗布工程と、を有するように形成する。または、基材上に、Si−O結合を主として、Siに疎水性置換基を直接接合された薄膜を塗布して焼成することで形成する薄膜形成工程と、前記照射工程と、前記塗布工程と、を有するように形成する。
【選択図】図4

Description

本発明は、撥水膜の形成方法に係り、特に、インクジェットヘッドのノズルプレートに好適に設けることができる撥水膜の形成方法に関する。
インクジェット記録装置で用いられるインクジェットヘッドでは、ノズルプレートの表面にインクが付着していると、ノズルから吐出されるインク液滴が影響を受けて、インク液滴の吐出方向にばらつきが生じることがある。インクが付着すると、記録媒体上の所定位置にインク液滴を着弾させることが困難となり、画像品質が劣化する要因となる。
そこで、ノズルプレート表面にインクが付着することを防止し吐出性能を向上させるため、またメンテナンス性能を向上させるため、ノズルプレート表面へ撥水膜を形成する方法が各種提案されている。
ノズルプレート表面への撥水処理方法としては、フッ素樹脂やフッ素含有の単分子膜を用いる方法などがある。しかしながら、単分子膜を用いた場合は、インクジェットヘッド製造時に付着したパーティクルなどの影響で完全にノズル表面を成膜することは困難であった。また、フッ素含有の単分子膜は、電気陰性度が高いため、隣接する分子同士を高密度に配置することは困難であった。つまり、単分子膜は低密度にしか成膜することはできず、充分な撥水性能を実現することは困難であった。
また、インクジェットヘッドにおける撥水膜は、ゴムブレードなどワイピングなどのメンテナンスにより、撥水膜が剥がれ、インク液滴の吐出方向にばらつきが生じることがある。そのため、より強固な撥水膜が求められている。
ところで、インクジェット記録装置以外、例えばタッチパネルなどの分野では、インクジェットヘッドとほぼ同質の膜を、指紋などを防汚する膜として用いている。しかし、この分野でも、券売機など常に同じ所にタッチする目的の機器では、同じ部分が擦られるため、防汚膜が剥がれ、防汚性が落ちるという問題を抱えている。
このような問題に対し、特許文献1や特許文献2では、オクタメチルトリシロキサンなどの分子を熱気化させてプラズマ中に導入し重合するプラズマ重合シリコーン膜をコートし、その膜をUV・プラズマなどのエネルギーにより活性化させOH基を生成し、その上にシランカップリング系フッ素材料をコートして、強固なシランカップリング結合を作る技術が知られている。
特開2005−246707号公報 特開2010−30142号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2の熱気化機を有するプラズマ重合装置は非常に高価であり、インクジェットヘッドの撥水膜などを作製するにはコストが掛かりすぎるという問題がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、高価な熱気化機を有するプラズマ重合装置を必要としない、安価に製造することができる撥水膜の形成方法を提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために、基材上に、常温大気圧下でガスである原料を用いて、Si−O結合を主として、Siに疎水性置換基を直接接合された薄膜を形成する薄膜形成工程と、前記薄膜形成工程で得られた薄膜に励起光を照射し、前記疎水性置換基は残存させて前記薄膜にOH基を有するようにする照射工程と、該照射工程で得られた薄膜上にシランカップリング剤を塗布する塗布工程と、を有することを特徴する撥水膜の形成方法を提供する。なお、薄膜形成工程は、常温大気圧下でガスである原料を用いる場合、cat−CVD又はプラズマCVDで行うことが好ましい。
また、本発明は、前記目的を達成するために、基材上に、Si−O結合を主として、Siに疎水性置換基を直接接合された薄膜を塗布して焼成することで形成する薄膜形成工程と、前記薄膜形成工程で得られた薄膜に励起光を照射し、前記疎水性置換基は残存させて前記薄膜にOH基を有するようにする照射工程と、該照射工程で得られた薄膜上にシランカップリング剤を塗布する塗布工程と、を有することを特徴する撥水膜の形成方法を提供する。
上記の撥水膜の形成方法により、高価な熱気化機を有するプラズマ重合装置を必要としない、安価に製造することができる撥水膜の形成方法を提供することができる。
なお、熱気化機による熱気化の速度は不安定であるため、熱気化を必要としない本発明は、成膜再現性も良好である。
また、この撥水膜は、疎水性置換基が残存しているシロキサン膜を下地とすることで、OHがシランカップリング撥水材料と強固な結合を作り、疎水性置換基が耐インク性を持たせるということで、従来のSiO材料と比較して、耐インク性も付与することができている。
なお、本発明において、前記疎水性置換基は、メチル基であることが好ましい。本発明では、アルキル基、フェニル基のようなベンゼン環を有する基などの疎水基であれば良いが、CHであるときに容易で安価に薄膜形成工程を行うことができる。
また、本発明において、前記基材の材質は、シリコン、ガラス、金属、セラミック、高分子フィルムの何れかであることが好ましい。本発明は、シリコン、ガラス、金属、セラミック、高分子フィルムの何れであっても、強固で再現性の良い安価な撥水膜を形成することができる。
また、本発明において、励起光は、紫外線又はプラズマであることが考えられる。Si−O結合を有する薄膜は、励起光として紫外線又はプラズマ当てればSi−OH基が生成する。
また、本発明で成膜された撥水膜は、インクジェットヘッドのノズルプレートに好ましく設けることができる。撥水膜が剥がれることなく、また、インクがノズルプレート表面に付着することを防止することができるので、吐出性能を向上させることができる。
本発明の撥水膜の形成方法、撥水膜、インクジェットヘッドのノズルプレートによれば、高価な熱気化機を有するプラズマ重合装置を必要としなく、安価に製造することができる。
インクジェット記録装置の概略を示す全体構成図である。 インクジェットヘッドの構造例を示す平面透視図である。 図2中IV−IV線に沿う断面図である。 本発明に係る撥水膜を構成する分子の化学構造の概略図である。
以下、添付図面に従って、本発明に係る撥水膜の製造方法の好ましい実施の形態について説明する。
<インクジェット記録装置の全体構成>
まず、本発明の撥水膜の製造方法により製造された撥水膜を適用した例として、ノズルプレート、および、ノズルプレートを備えるインクジェット記録装置について説明する。
図1は、インクジェット記録装置の構成図である。このインクジェット記録装置100は、描画部116の圧胴(描画ドラム170)に保持された記録媒体124(便宜上「用紙」と呼ぶ場合がある。)にインクジェットヘッド172M,172K,172C,172Yから複数色のインクを打滴して所望のカラー画像を形成する圧胴直描方式のインクジェット記録装置であり、インクの打滴前に記録媒体124上に処理液(ここでは凝集処理液)を付与し、処理液とインク液を反応させて記録媒体124上に画像形成を行う2液反応(凝集)方式が適用されたオンデマンドタイプの画像形成装置である。
図示のように、インクジェット記録装置100は、主として、給紙部112、処理液付与部114、描画部116、乾燥部118、定着部120、及び排出部122を備えて構成される。
(給紙部)
給紙部112は、記録媒体124を処理液付与部114に供給する機構であり、当該給紙部112には、枚葉紙である記録媒体124が積層されている。給紙部112には、給紙トレイ150が設けられ、この給紙トレイ150から記録媒体124が一枚ずつ処理液付与部114に給紙される。
(処理液付与部)
処理液付与部114は、記録媒体124の記録面に処理液を付与する機構である。処理液は、描画部116で付与されるインク中の色材(本例では顔料)を凝集させる色材凝集剤を含んでおり、この処理液とインクとが接触することによって、インクは色材と溶媒との分離が促進される。
図1に示すように、処理液付与部114は、給紙胴152、処理液ドラム154、及び処理液塗布装置156を備えている。処理液ドラム154は、記録媒体124を保持し、回転搬送させるドラムである。処理液ドラム154は、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパー)155を備え、この保持手段155の爪と処理液ドラム154の周面の間に記録媒体124を挟み込むことによって記録媒体124の先端を保持できるようになっている。
処理液ドラム154の外側には、その周面に対向して処理液塗布装置156が設けられる。処理液塗布装置156は、処理液が貯留された処理液容器と、この処理液容器の処理液に一部が浸漬されたアニックスローラと、アニックスローラと処理液ドラム154上の記録媒体124に圧接されて計量後の処理液を記録媒体124に転移するゴムローラとで構成される。この処理液塗布装置156によれば、処理液を計量しながら記録媒体124に塗布することができる。
処理液付与部114で処理液が付与された記録媒体124は、処理液ドラム154から中間搬送部126を介して描画部116の描画ドラム170へ受け渡される。
(描画部)
描画部116は、描画ドラム(第2の搬送体)170、用紙抑えローラ174、及びインクジェットヘッド172M,172K,172C,172Yを備えている。描画ドラム170は、処理液ドラム154と同様に、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパー)171を備える。描画ドラム170に固定された記録媒体124は、記録面が外側を向くようにして搬送され、この記録面にインクジェットヘッド172M,172K,172C,172Yからインクが付与される。
インクジェットヘッド172M,172K,172C,172Yはそれぞれ、記録媒体124における画像形成領域の最大幅に対応する長さを有するフルライン型のインクジェット方式の記録ヘッド(インクジェットヘッド)とすることが好ましい。インク吐出面には、画像形成領域の全幅にわたってインク吐出用のノズルが複数配列されたノズル列が形成されている。各インクジェットヘッド172M,172K,172C,172Yは、記録媒体124の搬送方向(描画ドラム170の回転方向)と直交する方向に延在するように設置される。
描画ドラム170上に密着保持された記録媒体124の記録面に向かって各インクジェットヘッド172M,172K,172C,172Yから、対応する色インクの液滴が吐出されることにより、処理液付与部114で予め記録面に付与された処理液にインクが接触し、インク中に分散する色材(顔料)が凝集され、色材凝集体が形成される。これにより、記録媒体124上での色材流れなどが防止され、記録媒体124の記録面に画像が形成される。
描画部116で画像が形成された記録媒体124は、描画ドラム170から中間搬送部128を介して乾燥部118の乾燥ドラム176へ受け渡される。
(乾燥部)
乾燥部118は、色材凝集作用により分離された溶媒に含まれる水分を乾燥させる機構であり、図1に示すように、乾燥ドラム176、及び溶媒乾燥装置178を備えている。
乾燥ドラム176は、処理液ドラム154と同様に、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパー)177を備え、この保持手段177によって記録媒体124の先端を保持できるようになっている。
溶媒乾燥装置178は、乾燥ドラム176の外周面に対向する位置に配置され、複数のハロゲンヒータ180と、各ハロゲンヒータ180の間にそれぞれ配置された温風噴出しノズル182とで構成される。
乾燥部118で乾燥処理が行われた記録媒体124は、乾燥ドラム176から中間搬送部130を介して定着部120の定着ドラム184へ受け渡される。
(定着部)
定着部120は、定着ドラム184、ハロゲンヒータ186、定着ローラ188、及びインラインセンサ190で構成される。定着ドラム184は、処理液ドラム154と同様に、その外周面に爪形状の保持手段(グリッパー)185を備え、この保持手段185によって記録媒体124の先端を保持できるようになっている。
定着ドラム184の回転により、記録媒体124は記録面が外側を向くようにして搬送され、この記録面に対して、ハロゲンヒータ186による予備加熱と、定着ローラ188による定着処理と、インラインセンサ190による検査が行われる。
定着部120によれば、乾燥部118で形成された薄層の画像層内の熱可塑性樹脂微粒子が定着ローラ188によって加熱加圧されて溶融されるので、記録媒体124に固定定着させることができる。また、定着ドラム184の表面温度を50℃以上に設定することで、定着ドラム184の外周面に保持された記録媒体124を裏面から加熱することによって乾燥が促進され、定着時における画像破壊を防止することができるとともに、画像温度の昇温効果によって画像強度を高めることができる。
また、インク中にUV硬化性モノマーを含有させた場合は、乾燥部で水分を充分に揮発させた後に、UV照射ランプを備えた定着部で、画像にUVを照射することで、UV硬化性モノマーを硬化重合させ、画像強度を向上させることができる。
(排出部)
図1に示すように、定着部120に続いて排出部122が設けられている。排出部122は、排出トレイ192を備えており、この排出トレイ192と定着部120の定着ドラム184との間に、これらに対接するように渡し胴194、搬送ベルト196、張架ローラ198が設けられている。記録媒体124は、渡し胴194により搬送ベルト196に送られ、排出トレイ192に排出される。
また、図には示されていないが、本例のインクジェット記録装置100には、上記構成の他、各インクジェットヘッド172M,172K,172C,172Yにインクを供給するインク貯蔵/装填部、処理液付与部114に対して処理液を供給する手段を備えるとともに、各インクジェットヘッド172M,172K,172C,172Yのクリーニング(ノズル面のワイピング、パージ、ノズル吸引等)を行うヘッドメンテナンス部や、用紙搬送路上における記録媒体124の位置を検出する位置検出センサ、装置各部の温度を検出する温度センサなどを備えている。
なお、図1においてはドラム搬送方式のインクジェット記録装置について説明したが、本発明はこれに限定されず、ベルト搬送方式のインクジェット記録装置などにおいても用いることができる。
〔インクジェットヘッドの構造〕
次に、インクジェットヘッド172M、172K、172C、172Yの構造について説明する。なお、各インクジェットヘッド172M、172K、172C、172Yの構造は共通しているので、以下では、これらを代表して符号250によってヘッドを示すものとする。
図2(a)は、インクジェットヘッド250の構造例を示す平面透視図であり、図2(b)は、インクジェットヘッド250の他の構造例を示す平面透視図である。図3は、インク室ユニットの立体的構成を示す断面図(図2(a)中、IV−IV線に沿う断面図)である。
記録紙面上に形成されるドットピッチを高密度化するためには、インクジェットヘッド250におけるノズルピッチを高密度化する必要がある。本例のインクジェットヘッド250は、図2(a)に示すように、インク滴の吐出孔であるノズル251と、各ノズル251に対応する圧力室252などからなる複数のインク室ユニット253を千鳥でマトリクス状に(2次元的に)配置させた構造を有し、これにより、ヘッド長手方向(紙搬送方向と直交する主走査方向)に沿って並ぶように投影される実質的なノズル間隔(投影ノズルピッチ)の高密度化を達成している。
紙搬送方向と略直交する方向に記録媒体124の全幅に対応する長さにわたり1列以上のノズル列を構成する形態は本例に限定されない。例えば、図2(a)の構成に代えて、図2(b)に示すように、複数のノズル251が2次元に配列された短尺のヘッドブロック(ヘッドチップ)250’を千鳥状に配列して繋ぎ合わせることで記録媒体124の全幅に対応する長さのノズル列を有するラインヘッドを構成してもよい。また、図示は省略するが、短尺のヘッドを一列に並べてラインヘッドを構成してもよい。
図3に示すように、各ノズル251は、インクジェットヘッド250のインク吐出面250aを構成するノズルプレート260に形成されている。ノズルプレート260は、例えば、Si、SiO、SiN、石英ガラスのようなシリコン系材料、Al、Fe、Ni、Cuまたはこれらを含む合金のような金属系材料、アルミナ、酸化鉄のような酸化物材料、カーボンブラック、グラファイトのような炭素系材料、ポリイミドのような樹脂系材料で構成されている。
ノズルプレート260の表面(インク吐出側の面)には、インクに対して撥液性を有する撥水膜262が形成されており、インクの付着防止が図られている。
各ノズル251に対応して設けられている圧力室252は、その平面形状が概略正方形となっており、対角線上の両隅部にノズル251と供給口254が設けられている。各圧力室252は供給口254を介して共通流路255と連通されている。共通流路255はインク供給源たるインク供給タンク(不図示)と連通しており、該インク供給タンクから供給されるインクは共通流路255を介して各圧力室252に分配供給される。
圧力室252の天面を構成し共通電極と兼用される振動板256には個別電極257を備えた圧電素子258が接合されており、個別電極257に駆動電圧を印加することによって圧電素子258が変形してノズル251からインクが吐出される。インクが吐出されると、共通流路255から供給口254を通って新しいインクが圧力室252に供給される。
なお、ノズルの配置構造は図示の例に限定されず、副走査方向に1列のノズル列を有する配置構造など、様々なノズル配置構造を適用できる。
また、ライン型ヘッドによる印字方式に限定されず、用紙の幅方向(主走査方向)の長さに満たない短尺のヘッドを用紙の幅方向に走査させて当該幅方向の印字を行い、1回の幅方向の印字が終わると用紙を幅方向と直交する方向(副走査方向)に所定量だけ移動させて、次の印字領域の用紙の幅方向の印字を行い、この動作を繰り返して用紙の印字領域の全面にわたって印字を行うシリアル方式を適用してもよい。
<撥水膜の製造方法>
次に、上述した撥水膜262の製造方法について説明する。
本実施形態に係る撥水膜の製造方法では、基材上に、常温大気圧下でガスである原料を用いて、Si−O結合を主として、Siに疎水性置換基を直接接合された薄膜を形成する薄膜形成工程と、前記薄膜形成工程で得られた薄膜に励起光を照射し、前記疎水性置換基は残存させて前記薄膜にOH基を有するようにする照射工程と、該照射工程で得られた薄膜上にシランカップリング剤を塗布する塗布工程と、を有する。なお、この場合、薄膜形成工程は、cat−CVD又はプラズマCVDで行うことが好ましい。
または、本実施形態に係る撥水膜の製造方法では、基材上に、Si−O結合を主として、Siに疎水性置換基を直接接合された薄膜を塗布して焼成することで形成する薄膜形成工程と、前記薄膜形成工程で得られた薄膜に励起光を照射し、前記疎水性置換基は残存させて前記薄膜にOH基を有するようにする照射工程と、該照射工程で得られた薄膜上にシランカップリング剤を塗布する塗布工程と、を有する。
上記の撥水膜の形成方法により、高価な熱気化機を有するプラズマ重合装置を必要としない、安価に製造することができる撥水膜の形成方法を提供することができる。
なお、熱気化機による熱気化の速度は不安定であるため、熱気化を必要としない本発明は、成膜再現性も良好である。
また、この撥水膜は、疎水性置換基が残存しているシロキサン膜を下地とすることで、OHがシランカップリング撥水材料と強固な結合を作り、疎水性置換基が耐インク性を持たせるということで、従来のSiO材料と比較して、耐インク性も付与することができている。
以下、各工程について説明する。
(薄膜形成工程)
上記薄膜を形成する基材の材質は、シリコン、ガラス、金属、セラミック、高分子フィルムの何れかであることが好ましい。本発明は、シリコン、ガラス、金属、セラミック、高分子フィルムの何れであっても、強固で再現性の良い安価な撥水膜を形成することができる。
そして、この基材上に、(1)常温大気圧下でガスである原料を用いて、Si−O結合を主として、Siに疎水性置換基を直接接合された薄膜を形成、又は、(2)Si−O結合を主として、Siに疎水性置換基を直接接合された薄膜を塗布して焼成することで形成する。
上記(1)の場合、例えば、モノメチルシラン、ジメチルシラン、トリメチルシラン、テトラメチルシランなど、シラン系のガスをプラズマに導入し、プラズマCVD法又はcat−CVD法を用いることで、熱気化機が不要な装置で、Si−Oを骨格とし、Si−疎水性置換基結合を有する薄膜が作製可能となる。このように、原料をガスとすることで、熱気化機の非常に高価で熱気化の速度が不安定であるという問題を解消し、コストの削減や成膜再現性の向上が計れる。
なお、常温でガスである原料とは、通常の実験室で加熱機構なしに原料が供給できる気体(25℃で1000Pa以上の蒸気圧を有する)を指す。
また、上記(2)の場合、例えば、下式で表されるMSQ・有機SOG材料と呼ばれるメチルシロキサン材料、または、これらの材料と類似構造を有する、Si−CH結合を有し、Si−O結合を主成分とする材料、例えば、日立化成製HSG、ハネウエル社製HOSP・アルバックULKS Ver3などの市販材料を、Si−Oを骨格としSi−疎水性置換基が残存する条件で塗布・焼成することで、プラズマ重合よりも安価でポリオルガノシロキサン膜を作製することができる。
Figure 2012091353
(照射工程)
薄膜形成工程で得られた薄膜に、励起光を照射し、疎水性置換基は残存させてOH基を有するようにする。即ち、励起光で親水化する。
本発明において、励起光は、紫外線又はプラズマであることが考えられる。Si−O結合を有する薄膜は、励起光として紫外線又はプラズマを当てればSi−OH基が生成する。
(塗布工程)
照射工程で得られた薄膜上にシランカップリング剤を塗布する。
シランカップリング剤は、YSiX4−n(n=1、2、3)で表されるケイ素化合物である。Yはアルキル基などの比較的不活性な基、または、ビニル基、アミノ基、あるいはエポキシ基などの反応性基を含むものである。Xは、ハロゲン、メトキシ基、エトキシ基、またはアセトキシ基などの基質表面の水酸基あるいは吸着水との縮合により結合可能な基からなる。シランカップリング剤は、ガラス繊維強化プラスチックなどの有機質と無機質からなる複合材料を製造する際に、これらの結合を仲介するものとして幅広く用いられており、Yがアルキル基などの不活性な基の場合は、改質表面上に、付着や摩擦の防止、つや保持、撥水、潤滑などの性質を付与する。また、反応性基を含む場合は、主として接着性の向上に用いられる。さらに、Yに直鎖状のフッ化炭素鎖を導入したフッ素系シランカップリング剤を用いて改質した表面は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)表面のように低表面自由エネルギーを持ち、撥水、潤滑、離型などの性質が向上し、さらに撥油性も発現する。
Yに直鎖状のフッ化炭素鎖を導入したフッ素系シランカップリング剤を用いて改質した表面は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)表面のように低表面自由エネルギーを持ち、撥水、潤滑、離型などの性質が向上し、さらに撥油性も発現する。
このような直鎖状のフルオロアルキルシランとして、例えば、Y=CFCHCH,CF(CFCHCH,CF(CFCHCHなどを挙げることができる。
また、Yの部分は、パーフルオロポリエーテル(PFPE)基(−CF−O−CF−)を有する材料を用いることができる。
また、シランカップリング剤としては、片側のみでなく、両側にシランカップリング基が結合した材料X3SiYSiX3を用いることもできる。
また、ダイキン工業(株)製オプツール、(株)ハーベス製デュラサーフ・住友3M(株)製ノベックEGC1720、ソルベイソレクシス(株)製フルオロリンクS−10、(株)ティーアンドケイ製ナノス、信越化学工業(株)製サイフェルKY−100・AGC製サイトップMタイプなど、市販のシランカップリング撥水材料を用いることもできる。
撥液性を付与すべく用いられるカップリング剤は、これが有する反応性官能基が、図4に示すように、ポリオルガノシロキサン膜14の表面に導入された水酸基と反応し、これにより、ポリオルガノシロキサン膜14の表面に結合する。
したがって、ポリオルガノシロキサン膜の表面に導入する水酸基の量を多くする程、カップリング剤の結合量(結合率)が高くなり、得られる膜のカップリング剤の種類に応じた特性(以下、単に「カップリング剤による特性」と言う。)が高くなる傾向を示す。
ところが、一般に、カップリング剤は、分子量が比較的大きい官能基を有するものの方が、カップリング剤による特性が向上する傾向を示すが、かかるカップリング剤でポリオルガノシロキサン膜14を処理した場合、官能基同士の間に立体障害が生じ、その表面に存在する水酸基の一部のものは、カップリング剤との反応に寄与し得ない状態となる。
このため、仮に、ポリオルガノシロキサン膜14の表面に露出するほぼ全ての疎水基(図ではCH基)を水酸基に置換してしまうと、カップリング剤と結合できない多数の水酸基が、カップリング剤同士の間に残存した状態の膜が得られる。
この水酸基が残存した部分は、アルカリに対する耐性が低いことから、かかる膜が、アルカリ性を示す液体(例えば、顔料系のインク等)に長期間接触していると、この液体により水酸基が残存する部分から浸食が開始し、オルガノシロキサン膜が劣化(分解)する。これにより、カップリング剤が基材12から表面離脱(剥離)して、カップリング剤による特性が損なわれる(消失する)こととなる。
これに対して、図4に示したように、本発明では、ポリオルガノシロキサン膜14の表面に露出する疎水基(CH基)が適度に残存している。換言すれば、水酸基が疎らに(疎な状態で)、ポリオルガノシロキサン膜14の表面に導入されている。
このため、このようなポリオルガノシロキサン膜14を、分子量が比較的大きい官能基を有するカップリング剤16で処理しても、官能基同士の間の立体障害が生じることなく、カップリング剤は、ポリオルガノシロキサン膜14の水酸基と結合する。
このとき、ポリオルガノシロキサン膜14の表面に存在する水酸基は、そのほぼ全てのものがカップリング剤との結合に消費され、ポリオルガノシロキサン膜14のカップリング剤が結合していない表面には、疎水基(CH基)が露出することになる。
この疎水基(CH基)が存在する部分では、高い耐アルカリ性が発揮させるため、本発明の疎水膜10は、カップリング剤による特性と、ポリオルガノシロキサンによる高い耐アルカリ性との双方の特性を有するものとなる。
したがって、本発明の疎水膜10は、アルカリ性を示す液体に長期間接触した場合においても、アルカリによる浸食が防止または抑制され、その結果、カップリング剤による特性が長期間に亘って維持されることになる。
以上のように、本発明の撥水膜の形成方法により、高価な熱気化機を有するプラズマ重合装置を必要としない、安価に製造することができる撥水膜の形成方法を提供することができる。
そして、熱気化機による熱気化の速度は不安定であるため、熱気化を必要としない本発明は、成膜再現性も良好である。
また、この撥水膜は、疎水性置換基が残存しているシロキサン膜を下地とすることで、OHがシランカップリング撥水材料と強固な結合を作り、疎水性置換基が耐インク性を持たせるということで、従来のSiO材料と比較して、耐インク性も付与することができている。
なお、本発明において、前記疎水性置換基(疎水基)は、メチル基であることが好ましい。本発明では、アルキル基、フェニル基のようなベンゼン環を有する基などの疎水基であれば良いが、CHであるときに容易で安価に薄膜形成工程を行うことができる。
また、本発明で成膜された撥水膜は、インクジェットヘッドのノズルプレートに好ましく設けることができる。撥水膜が剥がれることなく、また、インクがノズルプレート表面に付着することを防止することができるので、吐出性能を向上させることができる。
〔実施例〕
(サンプル1)
cat−CVD法によりSiOC膜の作製を行った。
モノメチルシラン(CHSiH)と酸素の混合ガスをチャンバ内に導入した。
触媒であるタングステンワイヤの温度は1600℃とした。
サンプルをFT−IRによる測定を行ったところ、1080cm−1〜1100cm−1付近にSi−Oに対応するピークが、1200cm−1〜1300cm−1の間にSi−CHに対応するピークが観測された。
この膜の純水による接触角は47°であった。
(サンプル2)
塗布法によりSiOC膜の作製を行った。
基板にアルバック社製ULKS Ver.3 の塗布液をスピンコートにより塗布し、350℃にて焼成を行った。
サンプルをFT−IRによる測定を行ったところ、1080cm−1〜1100cm−1付近にSi−Oに対応するピークが、1200cm−1〜1300cm−1の間にSi−CHに対応するピークが観測された。
この膜の純水による接触角は98°であった。
これらサンプル1及びサンプル2に対し、セン特殊光源株式会社製PM1102−3低圧水銀ランプ(17mW/cm)を照射して、疎水性置換基は残存させてOH基を有するようにした。
次に、蒸着装置内で、ダイキン社製オプツールDSXを蒸着し撥水膜を成膜した。但し、本発明では、成膜方法は蒸着に限定されず、例えば、シランカップリング剤を、0.1wt%となるようにトルエンに溶解して塗布液を調製して、ディップコート法、溶液を滴下しスピンコーターにて回転塗布するスピンコート法などを用いて、撥水膜を形成することができる。
これらの撥水膜を評価したところ、強固で再現性の良い撥水膜であることが分かった。
したがって、本発明によれば、高価な熱気化機を有するプラズマ重合装置を必要としないで、強固で再現性の良い撥水膜を安価に製造することができることが分かった。
10…疎水膜、12…基材、14…ポリオルガノシロキサン膜、16…シランカップリング剤、100…インクジェット記録装置、112…給紙部、114…処理液付与部、116…描画部、118…乾燥部、120…定着部、122…排出部、124…記録媒体、154…処理液ドラム、156…処理液塗布装置、170…描画ドラム、172M、172K、172C、172Y…インクジェットヘッド、176…乾燥ドラム、180…温風噴出しノズル、182…IRヒータ、184…定着ドラム、186…ハロゲンヒータ、188…定着ローラ、192…排出トレイ、196…搬送ベルト

Claims (8)

  1. 基材上に、常温大気圧下でガスである原料を用いて、Si−O結合を主として、Siに疎水性置換基を直接接合された薄膜を形成する薄膜形成工程と、
    前記薄膜形成工程で得られた薄膜に励起光を照射し、前記疎水性置換基は残存させて前記薄膜にOH基を有するようにする照射工程と、
    該照射工程で得られた薄膜上にシランカップリング剤を塗布する塗布工程と、を有することを特徴する撥水膜の形成方法。
  2. 薄膜形成工程は、cat−CVD又はプラズマCVDで行うことを特徴とする請求項1に記載の撥水膜の形成方法。
  3. 基材上に、Si−O結合を主として、Siに疎水性置換基を直接接合された薄膜を塗布して焼成することで形成する薄膜形成工程と、
    前記薄膜形成工程で得られた薄膜に励起光を照射し、前記疎水性置換基は残存させて前記薄膜にOH基を有するようにする照射工程と、
    該照射工程で得られた薄膜上にシランカップリング剤を塗布する塗布工程と、を有することを特徴する撥水膜の形成方法。
  4. 前記疎水性置換基は、メチル基であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の撥水膜の形成方法。
  5. 前記基材の材質は、シリコン、ガラス、金属、セラミック、高分子フィルムの何れかであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1に記載の撥水膜の形成方法。
  6. 前記励起光は、紫外線又はプラズマであることを特徴とする請求1〜5の何れか1に記載の撥水膜の形成方法。
  7. 請求項1〜6の何れか1に記載の撥水膜の形成方法により形成されたことを特徴とする撥水膜。
  8. 前記撥水膜が形成されたことを特徴とする請求項7に記載のインクジェットヘッドのノズルプレート。
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