JP2012090214A - ハイサイドスイッチ回路、インターフェイス回路、および電子機器 - Google Patents

ハイサイドスイッチ回路、インターフェイス回路、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】ハイサイドスイッチの過電流が検出された場合に、ハイサイドスイッチだけでなくハイサイドスイッチに接続される回路を保護することが可能なハイサイドスイッチ回路、および、そのハイサイドスイッチ回路を含む装置を提供する。
【解決手段】ゲート電圧降圧部31は、過電流検出部20からの電流制限信号に応じて、MOSトランジスタ15のゲート電圧を第1の電圧から、第1の電圧と第2の電圧との間の第3の電圧まで、第1の時間変化率で低下させる。これによりMOSトランジスタ15のオン抵抗がMOSトランジスタ15の完全オン時のオン抵抗より高くなる。ゲート電圧降圧部32は、ゲート電圧が第3の電圧に達した後に、ゲート電圧を第3の電圧から第2の電圧まで第2の時間変化率で低下させる。第1の時間変化率は、第2の時間変化率よりも大きい。
【選択図】図12

Description

本発明は、ハイサイドスイッチ回路、そのハイサイドスイッチ回路を備えるインターフェイス回路、およびそのインターフェイス回路を備える電子機器に関する。
電源と負荷との間に接続されるスイッチは、一般にハイサイドスイッチと呼ばれる。たとえば配線の短絡あるいは負荷の故障などによって、ハイサイドスイッチに流れる電流が過大になった場合には、ハイサイドスイッチが故障することがある。このため、ハイサイドスイッチと、ハイサイドスイッチを過電流から保護するための保護回路とを備えるハイサイドスイッチ回路が提案されている。
たとえば、実開平7−11031号公報(特許文献1)は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)をハイサイドスイッチに利用した半導体ハイサイドスイッチ、およびそのハイサイドスイッチの過電流保護検出装置を開示する。具体的には、過電流保護検出装置は、MOSFETの一方の端子に接続されて基準電圧を発生させる基準電圧発生回路と、基準電圧発生回路の出力端子およびMOSFETの他方の端子に接続された比較器とを備える。比較器は、MOSFETのオン電圧と基準電圧とを比較することによって、MOSFETの過電流状態を検出する。
実開平7−11031号公報
特許文献1においては、MOSFETの過電流状態を検出することは記載されている。しかし、特許文献1には、過電流が検出されたときの半導体ハイサイドスイッチの保護について具体的に記載されていない。さらに、半導体ハイサイドスイッチに過電流が流れた場合、その半導体ハイサイドスイッチに接続された負荷および電源等の回路の保護も考慮する必要がある。しかし、特許文献1は、このような課題を解決するための具体的な構成について説明していない。
本発明の目的は、ハイサイドスイッチの過電流が検出された場合に、ハイサイドスイッチだけでなくハイサイドスイッチに接続される回路を保護することが可能なハイサイドスイッチ回路、および、そのハイサイドスイッチ回路を含む装置を提供することである。
本発明のある局面において、ハイサイドスイッチ回路は、電源から供給される電流を受けるための入力端子と、負荷に電流を供給するための出力端子と、入力端子と出力端子との間に電気的に接続されるトランジスタと、トランジスタに過電流が流れたことを検出する過電流検出部と、電流制限回路とを備える。電流制限回路は、過電流検出部によって過電流が検出された場合に、トランジスタの制御電圧を、トランジスタを完全オン状態にするための第1の電圧から、トランジスタを不完全オン状態にするための第2の電圧まで低下させて、トランジスタに流れる電流を制限する。電流制限回路は、トランジスタの制御電極に並列に接続されて、制御電圧を低下させる第1および第2の降圧回路を含む。第1の降圧回路は、制御電圧を、第1の電圧から、第1の電圧と第2の電圧との間の第3の電圧まで、第1の時間変化率で低下させる。第2の降圧回路は、制御電圧が第3の電圧に達した後に、制御電圧を第3の電圧から第2の電圧まで第2の時間変化率で低下させる。第1の時間変化率は、第2の時間変化率よりも大きい。
好ましくは、ハイサイドスイッチ回路は、チャージポンプをさらに備える。チャージポンプは、入力端子に印加される電圧を昇圧して、第1の電圧をトランジスタの制御電極に印加する一方、過電流検出部の出力により停止する。第1の降圧回路は、第1のスイッチと、定電圧回路とを含む。第1のスイッチは、接地ノードおよびトランジスタの制御電極の少なくとも一方に接続されて、過電流検出部の出力に応じてオンする。定電圧回路は、第1のスイッチを介して接地ノードとトランジスタの制御電極との間に電気的に接続されることにより、制御電極に第3の電圧を印加する。第2の降圧回路は、チャージポンプと制御電極との接続点から接地ノードに向けて電流を流すための抵抗素子と、第2のスイッチとを含む。第2のスイッチは、過電流検出部の出力によりオンして、接続点から抵抗素子を介して接地ノードに至るまでの電流経路を形成する第2のスイッチとを含む。
好ましくは、定電圧回路は、少なくとも1つのダイオードを含む。少なくとも1つのダイオードは、トランジスタの制御電極から接地ノードに向かう向きに順方向電流を流すように配置される。
好ましくは、定電圧回路は、少なくとも1つのダイオード接続されたトランジスタを含む。少なくとも1つのダイオード接続されたトランジスタは、トランジスタの制御電極から接地ノードに向かう向きに順方向電流を流すように配置される。
本発明の他の局面に係るインターフェイス回路は、電源から負荷に電流を供給するためのインターフェイス回路である。インターフェイス回路は、回路基板と、回路基板に実装されるハイサイドスイッチ回路とを備える。ハイサイドスイッチ回路は、電源から供給される電流を受けるための入力端子と、負荷に電流を供給するための出力端子と、入力端子と出力端子との間に電気的に接続されるトランジスタと、トランジスタに過電流が流れたことを検出する過電流検出部と、電流制限回路とを含む。電流制限回路は、過電流検出部によって過電流が検出された場合に、トランジスタの制御電圧を、トランジスタを完全オン状態にするための第1の電圧から、トランジスタを不完全オン状態にするための第2の電圧まで低下させて、トランジスタに流れる電流を制限する。電流制限回路は、トランジスタの制御電極に並列に接続されて、制御電圧を低下させる第1および第2の降圧回路を含む。第1の降圧回路は、制御電圧を、第1の電圧から、第1の電圧と第2の電圧との間の第3の電圧まで、第1の時間変化率で低下させる。第2の降圧回路は、制御電圧が第3の電圧に達した後に、制御電圧を第3の電圧から第2の電圧まで第2の時間変化率で低下させる。第1の時間変化率は、第2の時間変化率よりも大きい。
本発明のさらに他の局面に係る電子機器は、負荷に電流を供給するための電源と、電源と負荷とを接続するためのインターフェイス回路とを備える。インターフェイス回路は、回路基板と、回路基板に実装されるハイサイドスイッチ回路とを含む。ハイサイドスイッチ回路は、電源から供給される電流を受けるための入力端子と、負荷に電流を供給するための出力端子と、入力端子と出力端子との間に電気的に接続されるトランジスタと、トランジスタに過電流が流れたことを検出する過電流検出部と、電流制限回路とを含む。電流制限回路は、過電流検出部によって過電流が検出された場合に、トランジスタの制御電圧を、トランジスタを完全オン状態にするための第1の電圧から、トランジスタを不完全オン状態にするための第2の電圧まで低下させて、トランジスタに流れる電流を制限する。電流制限回路は、トランジスタの制御電極に並列に接続されて、制御電圧を低下させる第1および第2の降圧回路を含む。第1の降圧回路は、制御電圧を、第1の電圧から、第1の電圧と第2の電圧との間の第3の電圧まで、第1の時間変化率で低下させる。第2の降圧回路は、制御電圧が第3の電圧に達した後に、制御電圧を第3の電圧から第2の電圧まで第2の時間変化率で低下させる。第1の時間変化率は、第2の時間変化率よりも大きい。
本発明によれば、ハイサイドスイッチの過電流が検出された場合に、ハイサイドスイッチだけでなくハイサイドスイッチに接続される回路を保護することができる。
本発明の実施の形態に係るハイサイドスイッチ回路を備える電子機器の概略ブロック図である。 図1に示したハイサイドスイッチ回路10が形成された半導体チップの平面レイアウトを示す模式図である。 図2に示したパワーMOSトランジスタ領域15Aに配置されるドレイン電極およびソース電極を概略的に示した平面図である。 本実施の形態に係るドレイン電極およびソース電極の第1の比較例を示した平面図である。 図4に示したドレイン電極およびソース電極の等価回路図である。 本実施の形態に係るドレイン電極およびソース電極の第1の比較例を示した平面図である。 図6に示したドレイン電極およびソース電極の等価回路図である。 本実施の形態に係るドレイン電極およびソース電極の等価回路図である。 MOSトランジスタ15を構成するトランジスタ素子の構造を説明するための半導体チップの模式断面図である。 図9に示された接地配線の平面レイアウトを示す模式図である。 本実施の形態に係る過電流検出回路の構成を示した図である。 ゲート制御部16の構成を示した図である。 過電流検出時におけるハイサイドスイッチ回路の電流制限動作の流れを説明したフローチャートである。 図12に示したゲート電圧降圧部31の構成を説明した図である。 ゲート電圧降圧部31の具体的な構成例を示した図である。 ハイサイドスイッチに流れる電流を制限するための第1の方法を示した波形図である。 ハイサイドスイッチに流れる電流を制限するための第2の方法を示した波形図である。 本発明の実施の形態による電流を制限するための波形図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳しく説明する。なお、同一または相当する部分には同一の参照符号を付して、その説明を繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態に係るハイサイドスイッチ回路を備える電子機器の概略ブロック図である。
図1を参照して、電子機器100は、メイン電源1と、サブ電源2と、処理ブロック3と、インターフェイス回路4とを備える。メイン電源1は、サブ電源2および処理ブロック3に電源電圧を供給する。サブ電源2はメイン電源1から電源電圧を受けるとともに、その電圧から、インターフェイス回路4に供給される電源電圧(たとえばDC5V)を生成する。処理ブロック3は、電子機器100の本体部である。処理ブロック3はメイン電源1から供給される電源電圧によって、所定の処理を実行する。
インターフェイス回路4は、負荷200に接続されるとともに、サブ電源2から出力された電源電圧を負荷200に供給する。インターフェイス回路4は、回路基板5と、制御回路6と、ハイサイドスイッチ回路10とを含む。制御回路6およびハイサイドスイッチ回路10は回路基板5に実装される。
ハイサイドスイッチ回路10はサブ電源2と負荷200との間に接続される。制御回路6は、ハイサイドスイッチ回路10から出力される信号に基づいてハイサイドスイッチ回路10を制御する。これによりインターフェイス回路4の電源管理が実現される。
インターフェイス回路4は、たとえばUSB(Universal Serial Bus)規格に準じたインターフェイス回路である。しかしながらインターフェイス回路4の規格は特に限定されるものではない。同じく、電子機器100は、たとえばPC(personal computer)、プリンタ、テレビ、オーディオ機器等であるが、これらに特に限定されるものではない。
この実施の形態では、ハイサイドスイッチ回路10は、半導体集積回路(IC)によって実現される。ハイサイドスイッチ回路10は、入力端子(IN)11と、出力端子(OUT)12と、過電流モニタ端子(OC)13と、イネーブル端子(EN)14と、MOSトランジスタ15と、ゲート制御部16と、過電流検出部20とを備える。
入力端子11は、サブ電源2から出力される電流を受けるための端子である。出力端子12は、負荷200に電流を供給するための端子である。
MOSトランジスタ15は、入力端子11と出力端子12との間に接続されるハイサイドスイッチである。MOSトランジスタ15は、具体的にはNチャネルMOSFETである。MOSトランジスタ15のドレインは入力端子11に接続される。MOSトランジスタ15のソースは出力端子12に接続される。
ゲート制御部16は、MOSトランジスタ15のゲート電圧を制御することによって、MOSトランジスタ15をオンおよびオフする。MOSトランジスタ15のオン時において、サブ電源2から出力される電流は、MOSトランジスタ15を経由して負荷200に供給される。
MOSトランジスタ15に流れる電流が過大となった場合に、過電流検出部20は、MOSトランジスタ15の過電流を検出する。過電流検出部20は、過電流検出部20の検出結果を示す信号をゲート制御部16に出力する。ゲート制御部16は、過電流検出部20の検出結果により、MOSトランジスタ15に流れる電流を制限し、あるいはMOSトランジスタ15をオフする。
過電流検出部20は、さらに、過電流検出部20の検出結果を示す信号を、過電流モニタ端子13を介して外部に出力する。制御回路6は、過電流モニタ端子13から出力された信号を受ける。この場合、制御回路6は、ハイサイドスイッチ回路10を停止するためのディスイネーブル信号を出力する。ディスイネーブル信号はイネーブル端子14を通じてゲート制御部16に入力される。ゲート制御部16はディスイネーブル信号に応答してMOSトランジスタ15をオフする。一方、制御回路6が過電流検出部20からの信号を受けていない場合には、制御回路6は、ハイサイドスイッチ回路10を動作可能な状態に設定するためのイネーブル信号を出力する。イネーブル信号はイネーブル端子14を通じてゲート制御部16に入力される。ゲート制御部16はイネーブル信号に応答してMOSトランジスタ15をオンする。
ハイサイドスイッチ回路10は、さらに、温度保護回路(TSD)17と、低電圧保護回路(UVLO)18とを備える。温度保護回路17は、ハイサイドスイッチ回路10の温度が所定のしきい温度を超えた場合には、MOSトランジスタ15をオフするための信号をゲート制御部16に出力する。ゲート制御部16は、温度保護回路17からの信号に応答して、MOSトランジスタ15をオフさせる。低電圧保護回路18は、入力端子11の電圧を監視するとともに、その電圧が、所定のしきい電圧よりも低い場合には、MOSトランジスタ15をオフするための信号をゲート制御部16に出力する。ゲート制御部16は、低電圧保護回路18からの信号に応答して、MOSトランジスタ15をオフさせる。
図2は、図1に示したハイサイドスイッチ回路10が形成された半導体チップの平面レイアウトを示す模式図である。図2を参照して、半導体チップ10Aは、パワーMOSトランジスタ領域15Aと、回路領域17Aとを有する。パワーMOSトランジスタ領域15Aは、互いに並列接続された多数のトランジスタ素子を含む。パワーMOSトランジスタ領域15Aに形成された多数のトランジスタ素子が、全体として図1に示したMOSトランジスタ15を構成する。回路領域17Aは、図1に示したゲート制御部16および過電流検出部20が形成される領域である。
半導体チップ10Aの横方向(X方向)の長さおよび半導体チップ10Aの縦方向(Y方向)の長さは、半導体チップ10Aが搭載されるパッケージの形状に依存する。この実施の形態では半導体チップ10Aの形状は長方形であり、半導体チップ10AのX方向の長さが半導体チップ10AのY方向の長さよりも長い。
図3は、図2に示したパワーMOSトランジスタ領域15Aに配置されるドレイン電極およびソース電極を概略的に示した平面図である。図3を参照して、X方向およびY方向は図2に示されたX方向およびY方向にそれぞれ対応する。なお、以後説明する図に示されるX方向およびY方向も図2に示されたX方向およびY方向にそれぞれ対応するので、X方向およびY方向に関する説明は以後繰り返さない。
図3に示されるように、ドレイン(D)電極15Dは、X方向に延在する第1のドレイン電極部15D1と、第1のドレイン電極部15D1から各々Y方向に引き出された複数の第2のドレイン電極部15D2とを有する。第1のドレイン電極部15D1には、ドレインパッドを各々形成する複数のドレインパッド領域DPが形成される。
第1のドレイン電極部15D1の長さはLd1であり、第1のドレイン電極部15D1の幅はWd1である。第2のドレイン電極部15D2の長さはLd2であり、第2のドレイン電極部15D2の幅はWd2である。なお、Ld1>Ld2であり、Wd1>Wd2である。
同様に、ソース(S)電極15Sは、X方向に延在する第1のソース電極部15S1と、第1のソース電極部15S1から各々Y方向に引き出された複数の第2のソース電極部15S2とを有する。第1のソース電極部15S1には、ソースパッドを各々形成する複数のソースパッド領域SPが形成される。ドレインパッドおよびソースパッドには、図示しないワイヤが接続される。
第1のソース電極部15S1の長さはLs1であり、第1のソース電極部15S1の幅はWs1である。第2のソース電極部15S2の長さはLs2であり、第2のソース電極部15S2の幅はWs2である。なお、Ls1>Ls2であり、Ws1>Ws2である。
図3に示されるように、第2のドレイン電極部15D2および第2のソース電極部15S2は、X方向に沿って交互に配置される。
ハイサイドスイッチ回路10が形成された半導体装置が多層配線構造を有するのであれば、ドレイン電極15Dおよびソース電極15Sが形成される配線層と、ドレイン電極15Dおよびソース電極15Sをドレイン拡散領域およびソース拡散領域にそれぞれ接続するための配線層とが設けられてもよい。あるいは、ドレイン電極およびソース電極は、半導体基板に形成されたドレイン拡散領域およびソース拡散領域(いずれも図示せず)にそれぞれ直接的に接続されてもよい。
MOSトランジスタ15がオンしたときの抵抗値は、MOSトランジスタ15のオン抵抗の値とドレイン電極15Dの抵抗値とソース電極15Sの抵抗値との合計であると見積もられる。ドレイン電極15Dおよびソース電極15Sの抵抗値が小さいほど、ハイサイドスイッチのオン時におけるハイサイドスイッチの抵抗値を小さくすることができる。したがってハイサイドスイッチの損失を低減できる。
ドレイン電極15Dの抵抗値は、第1のドレイン電極部15D1の抵抗値および第2のドレイン電極部15D2の抵抗値に依存する。この実施の形態では、第1のドレイン電極部15D1に複数のパッドが分散的に配置される。第2のドレイン電極部15D2は、パワーMOSトランジスタ領域に形成された複数のMOSトランジスタ素子(図3では1個のトランジスタ素子Trを示す)のドレイン電極を並列に接続する。この第2のドレイン電極部15D2は、パワーMOSトランジスタ領域の短手方向(Y方向)に沿って延在する。これによって、ドレイン電極15Dの抵抗値を低減できる。
ソース電極15Sは、ドレイン電極15Dと同様の構成を有する。すなわち、第1のソース電極部15S1に複数のパッドが分散的に配置される。第2のソース電極部15S2は、パワーMOSトランジスタ領域に形成された複数のMOSトランジスタ素子のソース電極を並列に接続する。これによってソース電極15Sの抵抗値を低減できる。
次に、上記ドレイン電極15Dおよびソース電極15Sの構成によって、各々の抵抗値を低減できる理由について比較例と本実施形態との対比により説明する。
図4は、本実施の形態に係るドレイン電極およびソース電極の第1の比較例を示した平面図である。図5は、図4に示したドレイン電極およびソース電極の等価回路図である。図4および図5を参照して、複数のドレインパッド領域DPは第1のドレイン電極部15D1に集中的に配置される。第1のドレイン電極部15D1および第2のドレイン電極部15D2は、ドレインパッド領域DPに接続された抵抗Rとして表わされる。第2のドレイン電極部15D2はX方向に延在するので、その長さが大きくなる。このため、第2のドレイン電極部15D2の抵抗値が大きくなる。したがって、ドレイン電極15Dの全体の抵抗値が大きくなる。同じ理由によって、ソース電極15Sの全体の抵抗値も大きくなる。
図6は、本実施の形態に係るドレイン電極およびソース電極の第1の比較例を示した平面図である。図7は、図6に示したドレイン電極およびソース電極の等価回路図である。図6および図7を参照して、複数のドレインパッド領域DPは第1のドレイン電極部15D1に集中的に配置される。第2のドレイン電極部15D2はY方向に延在するので、第1の比較例に比べて第2のドレイン電極部15D2の抵抗値は小さくなる。しかしながら、第1のドレイン電極部15D1のうち、ドレインパッド領域DPからX方向に延在する部分の長さが大きいので第1のドレイン電極部15D1の抵抗値が大きくなる。したがって、ドレイン電極15Dの抵抗値は大きい。同じ理由によって、ソース電極15Sの全体の抵抗値も大きい。
図8は、本実施の形態に係るドレイン電極およびソース電極の等価回路図である。図3および図8を参照して、第1のドレイン電極部15D1において、複数のドレインパッド領域DPは分散的に配置される。このため、第1のドレイン電極部15D1がX方向に延在することで第1のドレイン電極部15D1が長くなっても、で第1のドレイン電極部15D1の抵抗値を低減することができる。一方、第2のドレイン電極部15D2はY方向に延在しているので、第2のドレイン電極部15D2は短い。したがって、第2のドレイン電極部15D2の抵抗値を小さくできる。
このように本実施の形態によれば第1のドレイン電極部15D1および第2のドレイン電極部15D2の抵抗値を低減することでドレイン電極15Dの抵抗値を低減できる。同じ理由によって、ソース電極15Sの抵抗値も低減できる。したがって、MOSトランジスタ15のオン時における電力損失を低減することができる。
図9は、MOSトランジスタ15を構成するトランジスタ素子の構造を説明するための半導体チップの模式断面図である。図9を参照して、半導体チップ10Aは、P型半導体基板151と、P型半導体基板151に形成されたN型エピタキシャル層152と、N型エピタキシャル層152に形成されたP型ウェル153とを有する。P型半導体基板151には、P型拡散領域154が形成される。N型エピタキシャル層152にはN型拡散領域155が形成される。N型エピタキシャル層152の島を形成するために、一般に、半導体チップの表面からP型半導体基板151に達する高濃度のP型の拡散領域(分離領域)が形成される。図9ではこの分離領域もP型半導体基板151の一部として示されている。
P型ウェル153の上にはゲート酸化膜(図示せず)を介してゲート電極159が形成される。P型ウェル153には、N型拡散領域157,158およびP型拡散領域156がさらに形成される。N型拡散領域157,158およびゲート電極159により、トランジスタ素子Trが構成される。N型拡散領域157は、入力端子(IN)に接続されることによりドレイン領域となる。N型拡散領域158は、出力端子(OUT)に接続されることによりソース領域となる。P型ウェル153はトランジスタ素子Trのボディ(バックゲート)として機能する。
P型拡散領域154,156は接地配線160に接続されることによって接地される。これによりP型半導体基板151およびP型ウェル153が接地される。一方、N型拡散領域155の電位がオープンとされることで、N型エピタキシャル層152の電位もオープンとなる。
図9に示された構成の場合、一般的には、N型エピタキシャル層152の電位を最も高く設定し、かつ、P型半導体基板151の電位を最も低くする。これによりN型エピタキシャル層152がP型半導体基板151から電気的に分離される。また、P型ウェル153の電位は、N型エピタキシャル層152の電位よりも低い電位、たとえばP型半導体基板151の電位と共通の電位に設定される。
一方、N型拡散領域157、P型ウェル153およびN型拡散領域158によって寄生NPNトランジスタQ1が形成される。さらに、N型エピタキシャル層152、P型ウェル153およびN型拡散領域158によって寄生NPNトランジスタQ2が形成される。さらに、P型ウェル153、N型エピタキシャル層152およびN型拡散領域158によって、寄生PNPトランジスタQ3が形成される。
トランジスタ素子Trのオン時には、P型ウェル153の表面のチャネル領域を通じてドレイン領域(N型拡散領域157)からソース領域(N型拡散領域158)に電流が流れる。N型エピタキシャル層152が高電位に設定されている場合、P型ウェル153を流れる電流によって、寄生NPNトランジスタQ2がオンすることが起こりうる。
本実施の形態によれば、N型エピタキシャル層152の電位がオープンとされる。さらに、P型ウェル153が接地されることにより、P型ウェル153の電位とP型半導体基板151の電位とが等しくなる。これにより、寄生NPNトランジスタQ2が動作することを回避することができる。さらに、本実施の形態によれば、MOSトランジスタ15を細分化するようにP型拡散領域156が配置される。これによりP型ウェル153に流れる電流が分散されて、P型ウェル153の電位が浮遊する可能性を低減できるので、より確実に、寄生NPNトランジスタQ2が動作することを回避することができる。
図10は、図9に示された接地配線の平面レイアウトを示す模式図である。図10を参照して、接地配線160はパッド161に接続される。接地配線160は、P型ウェル153上に格子状に配置される。これにより、図1に示すMOSトランジスタ15(図1参照)は、各々が複数のトランジスタ素子Trを含む複数のグループに分割される。複数のトランジスタ素子Tr(図10では1つのトランジスタ素子Trを示す)を含む各グループは、接地配線160によって取り囲まれる。
図11は、本実施の形態に係る過電流検出回路の構成を示した図である。図11を参照して、過電流検出部20は、検出抵抗21と、比較器22とを備える。検出抵抗21およびMOSトランジスタ25は、直列に接続される。検出抵抗21およびMOSトランジスタ25は、MOSトランジスタ15と並列に入力端子11と出力端子12との間に接続される。
ハイサイドスイッチ回路の動作時において、ゲート制御部16はMOSトランジスタ15を完全オン状態(フルオン状態)にするためのゲート電圧をMOSトランジスタ15のゲートに印加するとともに、MOSトランジスタ25をオン状態にするためのゲート電圧をMOSトランジスタ25のゲートに印加する。このときに、MOSトランジスタ15には電流Iが流れるとともに、検出抵抗21には電流Iが流れる。これにより検出抵抗21の第1の端子N1と検出抵抗21の第2の端子N2との間には、検出抵抗21の抵抗値および電流Iの積によって決定される電圧V1が発生する。比較器22は、この電圧V1がしきい電圧より大きいかどうかを検出する。電圧V1がしきい電圧よりも高い場合、比較器22は、過電流の検出を示す検出信号を出力する。ゲート制御部16は、検出信号を受けて、過電流保護のためのMOSトランジスタ15の制御を行なう。具体的にはゲート制御部16は、MOSトランジスタ15のゲート電圧を低下させることにより、MOSトランジスタ15を不完全オン状態にする。不完全オン状態のMOSトランジスタ15のオン抵抗は、完全オン状態のMOSトランジスタ15のオン抵抗よりも高い。したがってMOSトランジスタ15に流れる電流が制限される。
図12は、ゲート制御部16の構成を示した図である。図12を参照して、ゲート制御部16は、チャージポンプ30と、ゲート電圧降圧部31,32と、OR回路33とを備える。ゲート電圧降圧部31,32は、過電流検出部20によってMOSトランジスタ15の過電流が検出されたときにMOSトランジスタ15に流れる電流を制限する電流制限回路を構成する。
ゲート電圧降圧部31,32は、MOSトランジスタ15のゲート電極に並列に接続されて、ゲート電圧Vgを低下させる。ゲート電圧降圧部32は、抵抗素子35,37と、トランジスタ36とを備える。トランジスタ36は、具体的にはNチャネルMOSトランジスタであり、スイッチとして機能する。抵抗素子35は、MOSトランジスタ15のゲートと、チャージポンプ30との間に接続される。チャージポンプ30と抵抗素子35との接続点38にはトランジスタ36のドレイン(スイッチの一方端)が接続される。接続点38は、チャージポンプ30とMOSトランジスタ15のゲート電極との接続点に対応する。抵抗素子37はトランジスタ36のソース(スイッチの他方端)と接地ノードとの間に接続される。抵抗素子37は、チャージポンプ30とMOSトランジスタ15のゲート電極との接続点38から接地ノードに向けて電流を流すための抵抗素子である。
過電流検出部20は、入力端子11から出力端子12に流れる電流の一部である電流Iを用いて、MOSトランジスタ15に過電流が流れたことを検出する。過電流検出部20は、この場合に、MOSトランジスタ15に流れる電流を制限するための電流制限信号を出力する。
チャージポンプ30は、入力端子11に印加された電圧Vinを昇圧して、ゲート電圧VgをMOSトランジスタ15のゲートに印加する。これによりMOSトランジスタ15が完全オン状態となる。正常時には電流Iがしきい電流レベルIthに達していないので、過電流検出部20から電流制限信号が出力されていない(電流制限信号がLowレベルである)。このときゲート電圧降圧部31は動作していない。同じく、ゲート電圧降圧部32のトランジスタ36はオフしているのでゲート電圧降圧部32も動作していない。
一方、電流Iがしきい電流レベルIthに達した場合、過電流検出部20は電流Iに基づいて、MOSトランジスタ15に過電流が流れたことを検出する。このときには過電流検出部20から電流制限信号が出力される(電流制限信号がHighレベルとなる)。この場合、ゲート制御部16は、MOSトランジスタ15のゲート電圧を、第1の電圧から第2の電圧まで低下させる。第1の電圧は、MOSトランジスタ15を完全オン状態にするためのゲート電圧であり、ゲート電圧降圧部32が動作していない場合にチャージポンプ30から出力される電圧に等しい。第2の電圧は、MOSトランジスタ15を不完全オン状態にするためのゲート電圧であり、MOSトランジスタ15に流れる電流を制限するためのゲート電圧である。
具体的には、まずゲート電圧降圧部31が、過電流検出部20からの電流制限信号(Highレベルの信号)に応じて、MOSトランジスタ15のゲート電圧を上記第1の電圧から、第1の電圧と第2の電圧との間の第3の電圧まで、第1の時間変化率で低下させる。これによりMOSトランジスタ15のオン抵抗がMOSトランジスタ15の完全オン時のオン抵抗より高くなる。ただしMOSトランジスタ15は完全にはオフせずに不完全オン状態にある。
ゲート電圧降圧部32は、ゲート電圧が第3の電圧に達した後に、ゲート電圧を第3の電圧から第2の電圧まで第2の時間変化率で低下させる。ここで第1の時間変化率は、第2の時間変化率よりも大きい。具体的には、過電流検出部20からの電流制限信号(Highレベルの信号)に応じて、トランジスタ36(スイッチ)がオンする。このときのゲート電圧Vgは、チャージポンプ30から供給される電流と、トランジスタ36および抵抗素子37に流れる電流とのバランスで決定される。
OR回路33は、イネーブル端子14に入力される信号、温度保護回路17からの信号、および低電圧保護回路18からの信号を受ける。これらの信号の少なくとも1つがHighレベルである場合に、OR回路33から、Highレベルの信号が出力される。OR回路33の出力信号に応じてチャージポンプ30は停止する。
図13は、過電流検出時におけるハイサイドスイッチ回路の電流制限動作の流れを説明したフローチャートである。図13を参照して、過電流検出部20が、MOSトランジスタ15に流れる電流Iが過電流であることを検出する(ステップS1)。具体的には、過電流検出部20に流れる電流Iが所定のしきい電流レベルに達した場合に、過電流検出部20は電流Iが過電流であること(電流Iがしきい電流レベルIthに達したこと)を検出する。
次に、過電流検出部20からゲート制御部16に電流制限信号が出力される(ステップS2)。続いて、ゲート電圧降圧部31は電流制限信号に応じて、ゲート電圧Vgを定電圧(上記の第3の電圧)に固定して、MOSトランジスタ15(ハイサイドスイッチ)のオン抵抗を高くする(ステップS3)。これにより電流Iの減少が開始される。ゲート電圧降圧部31がMOSトランジスタ15のゲート電圧を低下させた後にゲート電圧降圧部32がMOSトランジスタ15のゲート電圧をさらに低下させる。最終的なゲート電圧(第2の電圧)は、チャージポンプ30と抵抗素子37とによって決定される。ゲート電圧Vgが第2の電圧に維持されることによって、電流Iの値が固定される(ステップS4)。
一方、過電流検出部20は、過電流が検出された場合、過電流の検出された時点から所定時間が経過したかどうかを判定する(ステップS5)。所定時間が経過するまでステップS5の処理が繰り返される(ステップS5においてNO)。所定時間が経過した場合(ステップS5においてYES)、過電流検出部20は、過電流フラグを出力する(ステップS6)。このフラグは、過電流検出部20の検出結果を示す信号として、ハイサイドスイッチ回路の外部(たとえば図1に示す制御回路6)に出力される。
図14は、図12に示したゲート電圧降圧部31の構成を説明した図である。図14を参照して、ゲート電圧降圧部31は、定電圧回路41およびスイッチ42により構成される。スイッチ42は、接地ノードおよびMOSトランジスタ15のゲートの少なくとも一方に接続されて、過電流検出部20の出力に応じてオンする。定電圧回路41は、スイッチ42を介して接地ノードとMOSトランジスタ15のゲート電極との間に電気的に接続される。スイッチ42がオンすることによって、定電圧回路41は、MOSトランジスタ15のゲート電極に所定の電圧(上記第3の電圧)を印加する。
第1の構成では、定電圧回路41の高電圧端子43がMOSトランジスタ15のゲートに接続されて、スイッチ42が定電圧回路41の低電圧端子44と接地ノードとの間に接続される。第2の構成では、スイッチ42が定電圧回路41の高電圧端子43とMOSトランジスタ15のゲートとの間に接続されて、定電圧回路41の低電圧端子44が接地ノードに接続される。
なお、定電圧回路41の高電圧端子43とMOSトランジスタ15のゲートとの間に第1のスイッチが設けられるとともに、定電圧回路41の低電圧端子44と接地ノードとの間に第2のスイッチが設けられてもよい。
図15は、ゲート電圧降圧部31の具体的な構成例を示した図である。図15を参照して、第1の例では、ゲート電圧降圧部31は、定電圧回路としての電源41Aと、スイッチとしてのトランジスタ42Aとを備える。電源41Aの構成は特に限定されるものではない。電源41Aは、上記の第3の電圧を発生させる。
第2の例では、ゲート電圧降圧部31は、直列に接続されたダイオードD1,D2によって構成される定電圧回路41Bと、スイッチとしてのトランジスタ42Bとを備える。ダイオードD1,D2は、MOSトランジスタ15のゲートから接地ノードに向かう向きに順方向電流が流れるように、直列接続される。1つのダイオードの順方向電圧Vfは約0.7Vであるので、第2の構成によれば、定電圧回路41Bにより約1.4Vの電圧を得ることができる。なおダイオードの個数は特に限定されるものではなく、上記第3の電圧の設定によってダイオードの個数を適切に定めることができる。
第3の例では、ゲート電圧降圧部31は、ダイオード接続されたNチャネルMOSトランジスタM1,M2によって構成される定電圧回路41Cと、スイッチとしてのトランジスタ42Cとを備える。NチャネルMOSトランジスタM1,M2の各々は、そのゲートとドレインとが接続される。これによりNチャネルMOSトランジスタM1,M2は、第2の例で示されたダイオードD1,D2とそれぞれ等価になる。したがって第3の構成によれば、定電圧回路41Cによって約1.4Vの電圧を得ることができる。第2の例と同じく、ダイオード接続されたMOSトランジスタの個数は特に限定されない。また、ダイオード接続されたトランジスタは、MOSトランジスタに限定されず、バイポーラトランジスタでもよい。
図14および図15に示される定電圧回路に代えて、マイコン等からのデジタル信号により所定のゲート電圧を出力するD/A変換器を用いることが考えられる。しかしD/A変換器の動作には一般にクロックが必要であるため、過電流が検出されたときから所定のゲート電圧を出力するまでの時間が長くなる可能性がある。さらにD/A変換器を用いた場合には、ゲート電圧降圧部の構成が複雑となるとともに半導体チップの面積が大きくなることも考えられる。これに対して、図13に示した構成、特に第2および第3の構成例によれば、ダイオード素子あるいはMOSトランジスタ素子のそのものの特性を利用してMOSトランジスタ15のゲート電圧を低下させる。したがってD/A変換器によってMOSトランジスタ15のゲート電圧を低下させる場合に比較して、より短時間でMOSトランジスタ15のゲート電圧を低下させることができる。さらにゲート電圧降圧部31の構成を簡素化することもできるので、半導体チップの面積が増大することを抑制できる。
続いて、本発明の実施の形態による電流制限について、さらに詳細に説明する。
図16は、ハイサイドスイッチに流れる電流を制限するための第1の方法を示した波形図である。図16を参照して、時刻t1において、ハイサイドスイッチ(MOSトランジスタ15)に流れる電流Iが急激に上昇する。時刻t2において、電流Iがしきい電流レベルIthに達する。このときに過電流検出部20が過電流を検出して、ゲート制御部16は、電流Iを制限するために、MOSトランジスタ15のゲート電圧Vgを電圧Vh(第1の電圧)から0(V)近くまで一旦低下させる。しかしながら電流Iはすぐには低下せず、しきい電流Ithを越えた後からΔt1の期間は上昇を続ける。時刻t3において電流Iの低下が開始され、電流Iは0(A)近くまで一旦低下する。ゲート電圧Vgは、電圧Vh(第1の電圧)から0(V)近くまで低下した後に、電圧Vl(第2の電圧)に設定される。電流Iは、0(A)近くまで一旦低下した後に制限電流Ilimitに達する。時刻t4以後、電流Iは制限電流Ilimitに保たれる。Δt2は、電流Iの減少が開始されてから電流Iが制限電流Ilimitに達するまでの期間である。
ゲート電圧VgがVhから0(V)に低下するまでの期間を短くするほど電流Iの減少を早く始めることができる。しかし、電流Iの減少が開始されてから電流Iが0(A)付近に達するまでの時間も短くなる。すなわち電流Iが急激に減少する。
図1に示されるように、MOSトランジスタ15とサブ電源2とは入力端子11を介して接続される。電流Iが急激に減少すると、MOSトランジスタ15とサブ電源2とを接続する配線のインダクタンス成分によって、サブ電源2の電源電圧が瞬間的に上昇する。これによりサブ電源2の電源電圧にオーバーシュートが発生する。
図17は、ハイサイドスイッチに流れる電流を制限するための第2の方法を示した波形図である。図17を参照して、時刻t1〜t4は、図16に示した時刻t1〜t4にそれぞれ対応する。第2の方法では、時刻t2以後に、MOSトランジスタ15のゲート電圧Vgを、第1の方法よりも緩やかに低下させる。
第2の方法によれば、第1の方法に比べて、期間Δt1,Δt2がともに長くなる。期間Δt2を長くすることによって、電流Iが緩やかに減少する。これにより第1の方法の場合に起こりうる、電源電圧のオーバーシュートを抑制できる。しかし、第2の方法によれば、期間Δt1も長くなる。期間Δt1の間は、電流Iが増加する。したがって、電流Iの減少が開始されるまでに多くの電流が流れる。さらにピーク電流Ipeakも、第1の方法の場合のピーク電流より大きくなる。このため、サブ電源2の電源電圧が大きく低下する可能性がある。また、大電流がMOSトランジスタ15および負荷を流れるため、MOSトランジスタ15および負荷が損傷することも起こりうる。
第1の方法のような、過電流が検出されたときに電流Iを0(A)付近まで急激に低下させる方法では、電源電圧のオーバーシュートの問題が生じ得る。一方、第2の方法によれば、期間Δt1,Δt2を一律に長くすることで電源電圧のオーバーシュートを防ぐことができたとしても、電源電圧の大幅な低下という問題が生じ得る。本発明の実施の形態では、これらの問題を解決することができる。
図18は、本発明の実施の形態による電流を制限するための波形図である。図18を参照して、時刻t1〜t4は、図16および図17に示される時刻t1〜t4にそれぞれ対応する。本発明の実施の形態では、電流Iがしきい電流Ithに達した場合(時刻t2)、ゲート電圧降圧部31がゲート電圧Vgを電圧Vhから電圧Vm(第3の電圧)に一旦低下させ、その後、ゲート電圧降圧部32がゲート電圧Vgを電圧Vmから電圧Vlに低下させる。電圧Vmは、電圧Vhと電圧Vlとの間の電圧である。ゲート電圧Vgが電圧Vhから電圧Vmまで変化するときのゲート電圧Vgの時間変化率は、ゲート電圧Vgが電圧Vmから電圧Vlまで変化するときのゲート電圧Vgの時間変化率より大きい。すなわち、ゲート電圧Vgは電圧Vhから電圧Vmまで急速に低下し、その後、ゲート電圧Vgは電圧Vmから電圧Vlまでゆっくりと低下する。
図15に示した第2および第3の構成例によれば、スイッチ(トランジスタ42B,42C)をオンすることにより、ダイオード(あるいはダイオード接続されたNチャネルMOSトランジスタ)に電流が流れる。これにより、ゲート電圧Vgを電圧Vhから電圧Vmまで急速に低下させることができる。したがって期間Δt1を短くすることができる。期間Δt1を短くすることで、第1および第2の方法に比べて電流Iの減少を早く始めることができる。これにより、ピーク電流Ipeakを下げることができるとともに、大電流が流れる期間も短くなる。したがって電源電圧の低下量を小さくすることができる。
一方、ゲート電圧Vgが電圧Vmまで低下すると、ゲート電圧降圧部32が、ゲート電圧Vgを低下させる。この場合、ゲート電圧Vgは、チャージポンプ30から出力される電流と、抵抗素子37に流れる電流(抵抗素子37が引き抜く電流)とのバランスによって決定される。ゲート電圧降圧部32により、ゲート電圧Vgが電圧VmからVlまで緩やかに低下するので、電流Iも緩やかに低下して制限電流Ilimitに到達する。電流Iが緩やかに減少するので、電源電圧がオーバーシュートした場合であっても電源電圧の上昇分を小さくすることができる。
このように本発明の実施の形態によれば、過電流検出および電流制限の際における電源電圧の変化を抑制することができる。したがって、サブ電源2に接続された電源ラインに配置される回路(MOSトランジスタ15、負荷200および他のICなど)の損傷を防止できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 メイン電源、2 サブ電源、3 処理ブロック、4 インターフェイス回路、5 回路基板、6 制御回路、10 ハイサイドスイッチ回路、10A 半導体チップ、11 入力端子、12 出力端子、13 過電流モニタ端子、14 イネーブル端子、15,25,36,42A〜42C トランジスタ、15A パワーMOSトランジスタ領域、15D ドレイン電極、15D1 第1のドレイン電極部、15D2 第2のドレイン電極部、15S ソース電極、15S1 第1のソース電極部、15S2 第2のソース電極部、16 ゲート制御部、17 温度保護回路、17A 回路領域、18 低電圧保護回路、20 過電流検出部、21 検出抵抗、22 比較器、30 チャージポンプ、31,32 ゲート電圧降圧部、33 OR回路、35,37 抵抗素子、38 接続点、41,41B,41C 定電圧回路、41A 電源、42 スイッチ、43 高電圧端子、44 低電圧端子、100 電子機器、151 P型半導体基板、152 N型エピタキシャル層、153 P型ウェル、154,156 P型拡散領域、155,157,158 N型拡散領域、159 ゲート電極、160 接地配線、161 パッド、200 負荷、D1,D2 ダイオード、DP ドレインパッド領域、M1,M2 NチャネルMOSトランジスタ、N1 第1の端子、N2 第2の端子、SP ソースパッド領域、Tr トランジスタ素子。

Claims (6)

  1. 電源から供給される電流を受けるための入力端子と、
    負荷に前記電流を供給するための出力端子と、
    前記入力端子と前記出力端子との間に電気的に接続されるトランジスタと、
    前記トランジスタに過電流が流れたことを検出する過電流検出部と、
    前記過電流検出部によって前記過電流が検出された場合に、前記トランジスタの制御電圧を、前記トランジスタを完全オン状態にするための第1の電圧から、前記トランジスタを不完全オン状態にするための第2の電圧まで低下させて、前記トランジスタに流れる電流を制限する電流制限回路とを備え、
    前記電流制限回路は、
    前記トランジスタの制御電極に並列に接続されて、前記制御電圧を低下させる第1および第2の降圧回路を含み、
    前記第1の降圧回路は、前記制御電圧を、前記第1の電圧から、前記第1の電圧と前記第2の電圧との間の第3の電圧まで、第1の時間変化率で低下させ、
    前記第2の降圧回路は、前記制御電圧が前記第3の電圧に達した後に、前記制御電圧を前記第3の電圧から前記第2の電圧まで第2の時間変化率で低下させ、
    前記第1の時間変化率は、前記第2の時間変化率よりも大きい、ハイサイドスイッチ回路。
  2. 前記ハイサイドスイッチ回路は、
    前記入力端子に印加される電圧を昇圧して、前記第1の電圧を前記トランジスタの制御電極に印加する一方、前記過電流検出部の出力により停止するチャージポンプをさらに備え、
    前記第1の降圧回路は、
    接地ノードおよび前記トランジスタの制御電極の少なくとも一方に接続されて、前記過電流検出部の出力に応じてオンする第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチを介して前記接地ノードと前記トランジスタの前記制御電極との間に電気的に接続されることにより、前記制御電極に前記第3の電圧を印加する定電圧回路とを含み、
    前記第2の降圧回路は、
    前記チャージポンプと前記制御電極との接続点から前記接地ノードに向けて電流を流すための抵抗素子と、
    前記過電流検出部の出力によりオンして、前記接続点から前記抵抗素子を介して前記接地ノードに至るまでの電流経路を形成する第2のスイッチとを含む、請求項1に記載のハイサイドスイッチ回路。
  3. 前記定電圧回路は、
    前記トランジスタの前記制御電極から前記接地ノードに向かう向きに順方向電流を流すように配置された、少なくとも1つのダイオードを含む、請求項2に記載のハイサイドスイッチ回路。
  4. 前記定電圧回路は、
    前記トランジスタの前記制御電極から前記接地ノードに向かう向きに順方向電流を流すように配置された、少なくとも1つのダイオード接続されたトランジスタを含む、請求項2に記載のハイサイドスイッチ回路。
  5. 電源から負荷に電流を供給するためのインターフェイス回路であって、
    回路基板と、
    前記回路基板に実装されるハイサイドスイッチ回路とを備え、
    前記ハイサイドスイッチ回路は、
    電源から供給される電流を受けるための入力端子と、
    負荷に前記電流を供給するための出力端子と、
    前記入力端子と前記出力端子との間に電気的に接続されるトランジスタと、
    前記トランジスタに過電流が流れたことを検出する過電流検出部と、
    前記過電流検出部によって前記過電流が検出された場合に、前記トランジスタの制御電圧を、前記トランジスタを完全オン状態にするための第1の電圧から、前記トランジスタを不完全オン状態にするための第2の電圧まで低下させて、前記トランジスタに流れる電流を制限する電流制限回路とを含み、
    前記電流制限回路は、
    前記トランジスタの制御電極に並列に接続されて、前記制御電圧を低下させる第1および第2の降圧回路を含み、
    前記第1の降圧回路は、前記制御電圧を、前記第1の電圧から、前記第1の電圧と前記第2の電圧との間の第3の電圧まで、第1の時間変化率で低下させ、
    前記第2の降圧回路は、前記制御電圧が前記第3の電圧に達した後に、前記制御電圧を前記第3の電圧から前記第2の電圧まで第2の時間変化率で低下させ、
    前記第1の時間変化率は、前記第2の時間変化率よりも大きい、インターフェイス回路。
  6. 負荷に電流を供給するための電源と、
    前記電源と前記負荷とを接続するためのインターフェイス回路とを備え、
    前記インターフェイス回路は、
    回路基板と、
    前記回路基板に実装されるハイサイドスイッチ回路とを含み、
    前記ハイサイドスイッチ回路は、
    電源から供給される電流を受けるための入力端子と、
    負荷に前記電流を供給するための出力端子と、
    前記入力端子と前記出力端子との間に電気的に接続されるトランジスタと、
    前記トランジスタに過電流が流れたことを検出する過電流検出部と、
    前記過電流検出部によって前記過電流が検出された場合に、前記トランジスタの制御電圧を、前記トランジスタを完全オン状態にするための第1の電圧から、前記トランジスタを不完全オン状態にするための第2の電圧まで低下させて、前記トランジスタに流れる電流を制限する電流制限回路とを含み、
    前記電流制限回路は、
    前記トランジスタの制御電極に並列に接続されて、前記制御電圧を低下させる第1および第2の降圧回路を含み、
    前記第1の降圧回路は、前記制御電圧を、前記第1の電圧から、前記第1の電圧と前記第2の電圧との間の第3の電圧まで、第1の時間変化率で低下させ、
    前記第2の降圧回路は、前記制御電圧が前記第3の電圧に達した後に、前記制御電圧を前記第3の電圧から前記第2の電圧まで第2の時間変化率で低下させ、
    前記第1の時間変化率は、前記第2の時間変化率よりも大きい、電子機器。
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