JP2012089618A - 非接触給電装置の1次コイル配設構造 - Google Patents

非接触給電装置の1次コイル配設構造 Download PDF

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Abstract

【課題】第1に、耐荷重性能に優れ、第2に、小型化,薄型化,軽量化等が実現され、第3に、更に位置ずれ,滑り,角欠け等が防止され、防水性にも優れ、騒音も低減されるようになる、非接触給電装置の1次コイル配設構造を提案する。
【解決手段】この配設構造Eは、上下一体設されたカバー部17とベース部18とを、有してなる。このカバー部17およびベース部18は、それぞれ、レジンコンクリート製よりなり、内部に収納スペースFが形成され、収納スペースF内には、少なくとも内筒壁19,1次コイル2,磁心コア20,低収縮性樹脂21が収納されている。内筒壁19は、レジンコンクリート製よりなり、収納スペースFの中央部において、カバー部17とベース部18間に介装されている。低収縮性樹脂21は、1次コイル2のコイル導線15間に形成された隙間Jを中心に、充填される。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触給電装置の1次コイル配設構造に関する。すなわち、地上側,1次側から車輌側,2次側に非接触で電力を供給する非接触給電装置で使用される、1次コイルの配設構造に関するものである。
《技術的背景》
ケーブル等の機械的接触なしで、例えば電気自動車等の車輌に、外部から電力を供給する非接触給電装置が、需要に基づき開発,実用化されている。
この非接触給電装置では、電磁誘導の相互誘導作用に基づき、地上側に定置された1次コイルから、車輌側に搭載された2次コイルに、数10mm〜数100mm程度のエアギャップを存し非接触で対応位置しつつ、電力を供給する(後述する図5等も参照)。
《従来技術》
このように非接触給電装置では、1次側の1次コイルが地上側に定置されるが、この種従来例の1次コイルの配設構造は、次のようになっていた。
すなわち、1次コイルを内部に固め込んだコンクリート製よりなり、このような構造物が、道路上に設置されたり道路に埋設されていた。つまり、この種従来例の配設構造は、非接触給電装置の1次コイルを、無機系接着剤のセメントと砂利と砂とを混ぜ、水で練って型で固めた塊状,定形ブロック状をなしており、もって地上側に定置されていた。
《問題点》
ところで、この種従来例の非接触給電装置の1次コイル配設構造については、次の課題が指摘されていた。
まず、道路上に設置されたり道路に埋設されたりすることに鑑み、耐荷重性能が重要となる。特に耐車輌荷重性能を備え、大型車等による大きな圧縮荷重,せん断荷重,曲げ荷重,その他の荷重にも十分に耐えうる、耐久性,強度,剛性等が要求される。
そこで、この種従来例の1次コイル配設構造は、前述したように、1次コイルを内部に固め込んだコンクリート塊状,ブロック状のものが採用されていたが、大型で厚く重い、という問題が指摘されていた。嵩が大きく、上下厚さが厚く(上下厚さ200mm以上となる)、重量も重く(重量2t程度となる)、もって取り扱いが大変であり、道路等への設置作業が容易でなく極めて面倒であり、輸送コストや設置コストが嵩む、という問題が指摘されていた。
又、道路に埋設設置する使用態様に関しては、耐荷重性能上の問題がクローズアップされ易く、上述した問題発生が顕著となっていた。
又、厚さが厚く、配設構造のコンクリート表面(上面)までのカブリ厚も大きいので、カブリ厚の分だけ、1次コイルと車輌側,2次側の2次コイル間のエアギャップが小さくなる、という難点もあった。
更に、この種従来例の1次コイル配設構造については、位置ずれが生じ易い、という指摘もあった。すなわち、道路での使用に伴う温度収縮,横荷重,その他により、前後左右方向への位置ずれが発生し易く、この面からも、道路への設置,維持に問題が指摘されていた。
又、道路に設置した場合、その上面が滑り易く安全面に不安があると共に、角欠け事故も発生し易く、防水性にも難があった。低周波数を使用した非接触給電装置の場合は、1次コイルで発生した騒音が外部に漏れ易い、という指摘もあった。
《本発明について》
本発明の非接触給電装置の1次コイル配設構造は、このような実情に鑑み、上記従来技術の課題を解決すべくなされたものである。
そして本発明は、第1に、耐荷重性能に優れ、第2に、小型化,薄型化,軽量化等が実現され、第3に、更に位置ずれ,滑り,角欠け等が防止され、防水性にも優れ、騒音も低減されるようになる、非接触給電装置の1次コイル配設構造を提案することを、目的とする。
《各請求項について》
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、特許請求の範囲に記載したように、次のとおりである。
請求項1については、次のとおり。
請求項1の非接触給電装置の1次コイル配設構造は、電磁誘導の相互誘導作用に基づき、1次側回路の1次コイルから2次側回路の2次コイルに、エアギャップを存し非接触で近接対応位置しつつ電力を供給する非接触給電装置における、該1次コイルの配設構造に関する。
そして、該配設構造は、上下一体設されたカバー部とベース部とを、有してなり、該カバー部およびベース部は、それぞれ、レジンコンクリート製よりなり、内部に収納スペースが形成され、該収納スペース内には、少なくとも内筒壁,該1次コイル,磁心コア,および低収縮性樹脂が収納されている。
該内筒壁は、レジンコンクリート製よりなり、該収納スペースの中央部において、該カバー部とベース部間に介装されている。
該1次コイルは、絶縁被覆されたコイル導線が、該収納スペース上部において該内筒壁の外側に渦巻き状に巻回されてなり、扁平なフラット構造をなすと共に、巻回される該コイル導線について複数本置きに隙間が形成されている。
該磁心コアは、フェライトコアその他の強磁性体よりなり、平板状をなし、該1次コイル直下に添設されている。
そして該低収縮性樹脂が、該1次コイルのコイル導線間の該隙間を中心に、充填されていること、を特徴とする。
請求項2については、次のとおり。
請求項2の非接触給電装置の1次コイル配設構造では、請求項1において、該収納スペース内の該低収縮性樹脂が充填されていない残りのスペースには、詰め物が詰め込まれていること、を特徴とする。
請求項3については、次のとおり。
請求項3の非接触給電装置の1次コイル配設構造では、請求項2において、該内筒壁は、内部に1次側と2次側間の通信コイルアンテナが、収納されている。
そして該カバー部は、頂面に、多数の細凹凸や防滑塗料による防滑処理が施され、上部コーナー全周に、角欠け防止用の金属製の外周保護材が周設されると共に、その該収納スペース内に、平板状のガラス繊維強化板が該カバー部内と磁心コア下に設けられている。
該ベース部は、該1次コイルに接続されるケーブル用の通線穴が、周壁や底壁に貫通形成されている。
かつ、該カバー部や該ベース部には、周壁にインサート材が複数付設されており、該インサート材は、その開口差込穴のメネジが、設置作業時のクレーンによる吊上係止用として使用されると共に、事後の設置時のアングル材を用いた周囲への固定用として使用されること、を特徴とする。
請求項4については、次のとおり。
請求項4の非接触給電装置の1次コイル配設構造では、請求項1において、該収納スペース内の該低収縮性樹脂が充填されていない残りのスペースは、中空の空洞構造となっていること、を特徴とする。
請求項5については、次のとおり。
請求項5の非接触給電装置の1次コイル配設構造では、請求項1において、この配設構造は、前述によらず該ベース部を有しない構造よりなり、該カバー部のみにて、地上との間に該収納スペースが形成されている。そして該内筒壁は、該カバー部と地上間に介装されていること、を特徴とする。
《作用等について》
本発明は、このような手段よりなるので、次のようになる。
(1)まず、この配設構造の代表例では、カバー部,ベース部,内筒壁に対し、1次コイル,磁心コア,ガラス繊維強化板,通信コイルアンテナ等が収納されると共に、低収縮性樹脂が充填され、詰め物が詰め込まれる。
(2)それから、設置対象の道路等に運搬,設置,固定される。
(3)さて、このように設置されるこの配設構造は、内筒壁が介装されており、もって中央部が補強されている。しかも、これらは機械的強度に優れたレジンコンクリート製よりなる。
(4)これに加え、扁平フラット構造の1次コイルに隙間を形成して、低収縮性樹脂が充填されており、更に強力に補強されている。又、1次コイル下に、平板状の磁心コアが添設されている。更に代表例では、カバー部内と磁心コア下に、ガラス繊維強化板が設けられ、残スペースには、詰め物が詰め込まれている。これらの面からも、耐久力向上,応力緩和が図られている。
(5)この配設構造は、これらにより、優れた耐荷重性能を発揮する。そして、この性能は、内筒壁,レジンコンクリート,扁平フラット構造,低収縮性樹脂,平板状の磁心コア、更には平板状のガラス繊維強化板,詰め物等を、組み合わせて採用したことにより、実現される。もって、大幅な小型化,薄型化,軽量化が達成される。
(6)他方、カバー部やベース部の周壁には、インサート材が付設されており、アングル材を用い周囲への固定用として使用される。
(7)更に、カバー部頂面に、防滑処理が施され、カバー部コーナー全周に、外周保護材が周設されている。更に、カバー部,ベース部,内筒壁,収納スペース等に、防水性に優れたレジンコンクリートや低収縮性樹脂が、用いられている。
(8)さてそこで、本発明の非接触給電装置の1次コイル配設構造は、次の効果を発揮する。
《第1の効果》
第1に、耐荷重性能に優れている。すなわち、本発明に係る非接触給電装置の1次コイル配設構造は、レジンコンクリート製のカバー部とベース部間等に、レジンコンクリート製の内筒壁が介装されている。更に、1次コイルの隙間に低収縮性樹脂が充填されると共に、扁平フラット構造の1次コイル、平板状の磁心コア、ガラス繊維強化板等を、備えてなる。
これらの構成の組み合わせ採用により、本発明の配設構造は、優れた耐荷重性能を備えている。十分な耐車輌荷重性能を備え、大型車等による大きな圧縮荷重,せん断荷重,曲げ荷重,その他の荷重にも十分耐え得る、耐久性,強度,剛性等を備えている(20t
/ 500mm×100mmの一般道路法規制も満たす)。
このように耐荷重性能に優れており、道路上に設置したり道路に埋設設置する使用態様にも、十分対応可能である。
《第2の効果》
第2に、小型化,薄型化,軽量化等が実現される。すなわち、本発明に係る非接触給電装置の1次コイル配設構造は、上述した第1の点で述べた構成に基づき、優れた耐荷重性能を発揮する。
そこで、前述したこの種従来例、つまり1次コイルを固め込んだコンクリート塊状,ブロック状の1次コイル配設構造に比べ、大幅な小型化,薄型化,軽量化が実現される。特に、カバー部やベース部の頂壁や底壁の肉厚を、薄くすることができる。
このように、全体が小さく(例えば左右直径850mm程度)、上下厚さが薄く(上下厚さ50mm以下も可能)、重量も軽い(重量200kg程度)ので、この種従来例に比べ、取り扱いが簡単であり、道路への設置作業が容易化される等、輸送コストや設置コストが低減される。
又、この種従来例のコンクリート製品は、成型後に強度が出るまでに1カ月程度必要であったが、レジンコンクリートは1日で実用強度が出るため、本発明では、製造期間が短期間で済むようになる。
又、カバー部やベース部の周壁にインサート材を付設してなり、クレーンによる吊上係止用として使用可能なので、この面からも、設置作業が容易化される。
なお、カバー部の厚さが薄いので(例えば上下厚さ10mm程度)、この種従来例に比べ、表面(上面)までのカブリ厚も小さく、その分、1次コイルと車輌側,2次側の2次コイル間のエアギャップが、大きく取れるようになる(この種従来例に比べ、例えば上下20mm程度改善された)。
《第3の効果》
第3に、位置ずれ,滑り,角欠け等が防止されると共に、防水性に優れ、騒音も低減されるようになる。
まず、本発明に係る非接触給電装置の1次コイル構造は、インサート材そしてアングル材を用いて、周囲へ固定される。そこで、道路での使用に伴い、温度収縮,横荷重,その他が作用しても、前述したこの種従来例のように、前後左右方向への位置ずれ発生もなく、使用可能であり、この面からも、道路上に設置したり道路に埋設位置する使用態様に、十分対応可能である。
更に、カバー部に防滑処理が施されると共に、上部コーナーには外周保護材が周設されており、又、レジンコンクリートが用いられている。もって、この種従来例に比し、歩行者等が滑りにくく安全性が向上すると共に、トラック走行等による角欠け事故も防止され、又、防水性も向上する。
更に、低周波数を使用した非接触給電装置の場合でも、剛性が高いので、1次コイルから外部への騒音も低減される。
このように、この種従来例に存した課題がすべて解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
本発明に係る非接触給電装置の1次コイル配設構造について、発明を実施するための形態の説明に供し、正面の縦断面図である。 同発明を実施するための形態の説明に供し、(1)図は、全体の平面図、(2)図は、外周保護材の縦断面図、(3)図は、インサート材の正面図、(4)図は、インサート材やアングル材の側面図、(5)図は、同正面図である。 非接触給電装置の説明に供し、1次コイルの平面図である。 非接触給電装置の説明に供し、回路図である。 非接触給電装置の説明に供し、(1)図は、全体の側面説明図、(2)図は、構成ブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態について、詳細に説明する。
《非接触給電装置Aについて》
まず、本発明の前提となる非接触給電装置Aについて、図3,図4,図5を参照して、一般的に説明する。
非接触給電装置Aは、電磁誘導の相互誘導作用に基づき、1次側回路1の1次コイル2から、2次側回路3の2次コイル4に、エアギャップGを存して非接触で対応位置して、電力を供給する。1次側回路1は、地上B側に定置配設されており、2次側回路3は、車輌C等の移動体側に搭載されている。
このような非接触給電装置Aについて、更に詳述する。まず、給電側,トラック側,1次側の1次側回路1は、給電スタンドDその他の給電エリアにおいて、地面,路面,床面,その他の地上B側に、定置配置されている。
これに対し、受電側,ピックアップ側,2次側の2次側回路3は、電気自動車(EV車)や電車等の車輌C,その他の移動体に搭載されている。2次側回路3は、駆動用の他、非駆動用としても利用可能であり、図中に示したように車載のバッテリー5に接続されるのが代表的であるが、その他の各種負荷6に直接接続される場合もある。
そして、1次側回路1の1次コイル2と2次側回路3の2次コイル4とは、給電に際し、数10mm〜数100mm、例えば50mm〜150mm程度の僅かな間隙空間であるエアギャップGを存しつつ、非接触で近接して対応位置される。代表的には図示したように、上下で対応位置される。
又、給電に際しては、2次コイル4が、1次コイル2上等で停止される停止給電方式が代表的であり、停止給電方式の場合は、1次コイル2と2次コイル4は、上下等で対をなしうる対称構造よりなる。これに対し、2次コイル4が1次コイル2上を低速走行しつつ給電を行う移動給電方式も、可能である。
1次側回路1の1次コイル2は、インバータが使用される電源7に接続されている。図4の1次側回路1中、8はチョークコイル、9は直列共振用のコンデンサ、10は並列共振用のコンデンサである。
2次側回路3の2次コイル4は、図5の例では、バッテリー5に接続可能となっており、給電により充電されたバッテリー5にて、走行用のモータ11が駆動されるが、図4の例では、その他の負荷6が電力供給される。図5中12は、交流を直流に変換するコンバータ、13は、直流を交流に変換するインバータであり、図4の2次側回路3中、14は並列共振用のコンデンサである。
1次コイル2や2次コイル4は、複数回巻回ターン方式の扁平な略平板状のフラット構造をなしている。すなわち図3に示したように、絶縁されたコイル導線15が、同一平面において並列化された平行位置関係を維持しつつ、円形や方形の渦巻き状に複数回巻回ターンされ、もって、全体的に凹凸のない平坦で肉厚の薄いフラット構造をなすと共に、環状,略フランジ状をなしており、中央部に中央空間16が形成されている。
電磁誘導の相互誘導作用については、次のとおり。給電に際し、対応位置する1次コイル12と2次コイル4間において、1次コイル2での磁束形成により2次コイル4に誘導起電力を生成させ、もって1次コイル2から2次コイル4に電力を供給することは、公知公用である。
すなわち、1次側回路1の1次コイル2に、電源7から例えば数kHz〜100kHz程度の交流を、給電交流,励磁電流として印加,通電することにより、磁界が1次コイル2の周囲に生じ、磁束がコイル面に対して直角方向に形成される。
そして、このように形成された磁束が、2次側回路3の2次コイル4を貫き鎖交することにより、誘導起電力が生成されて磁場が形成される。このように、誘起された磁界を利用して、電力が送受される。1kW程度〜数kW以上、更には数10kW〜数100kW程度の電力供給も可能である。非接触給電装置Aでは、このような電磁誘導の相互誘導作用に基づき、1次コイル2と2次コイル4間に磁束の磁路が形成され電磁結合されて、非接触給電が実施される。
非接触給電装置Aについて、一般的説明は以上のとおり。
《本発明の概要》
以下、本発明に係る非接触給電装置Aの1次コイル2の配設構造Eについて、図1,図2を参照して説明する。まず、本発明の概要については、次のとおり。
この配設構造Eは、上述した非接触給電装置Aにおいて使用される。そして、1次コイル2の配設用の構造であって、上下一体設されたカバー部17とベース部18とを、有してなる。
そして、カバー部17およびベース部18は、それぞれ、レジンコンクリート製よりなり、内部に連続した収納スペースFが形成され、収納スペースF内には、少なくとも内筒壁19,1次コイル2,磁心コア20,および低収縮性樹脂21が、収納されている。
本発明の概要については、以上のとおり。以下、このような本発明について、更に詳述する。
《カバー部17,ベース部18について》
まず、この配設構造Eのカバー部17とベース部18について、図1を参照して説明する。カバー部17およびベース部18は、レジンコンクリート製よりなる。
すなわち、砂利の隙間を砂で満たし、これを有機系接着剤のセメントで練り固めた、レジンコンクリート製よりなる。有機系接着剤としては、熱硬化性樹脂例えば不飽和ポリエステル樹脂が使用される。カバー部17には、ガラス繊維が封入されており、このガラス繊維は、レジンコンクリートのレジンにて、ガラス繊維強化板Mとして内装されていることになる。
カバー部17とベース部18とは、上下対をなし、もって肉厚の略箱状,ケース状をなしており、内部に上下連続した収納スペースFが形成される。すなわちカバー部17は、広い面積の頂壁23と、短い上下寸法の周壁24(側壁)とを備え、内部に収納スペースFが形成されると共に、下面が開放された形状よりなる。これに対しベース部18は、見合った広い面積の底壁25と、短い上下寸法の周壁26(側壁)とを備え、上面が開放された形状よりなる。
そして、カバー部17がベース部18上に被せられて、上下一体設されると共に、上位の収納スペースFと下位の収納スペースFとが、上下連続した収納スペースFを形成する。
なお、カバー部17とベース部18とは、接着等接合することにより、より確実に上下一体設するようにしてもよい。更に、このようなカバー部17とベース部18とを、一体成形するようにしてもよい。
カバー部17,ベース部18については、以上のとおり。
《防滑処理27,外周保護材28,通線穴29等について》
次に、この配設構造Eのカバー部17の防滑処理27,外周保護材28、ベース部18の通線穴29等について、図1,図2を参照して説明する。
まず、図1中に示したように、カバー部17は、頂面に、多数の細凹凸や防滑塗料による防滑処理27が施されている。すなわち、カバー部17の頂壁23頂面には、滑り止め用,スリップ防止用に、例えば4mm程度の凹溝や凸条が形成されるか、及び/又は、珪砂が混入された防滑塗料が塗布されている。
又、図2の(1)図,(2)図に示したように(図1中では図示省略)、カバー部17は、上部コーナー全周に、角欠け防止用の金属製の外周保護材28が周設されている。すなわち、カバー部17の頂壁23と周壁24間の全コーナーには、エッジ保護のため、例えばステンレス製の外周保護材28が、周設されている。
又、図1中に示したように、ベース部18は、収納スペースFに収納された1次コイル2に接続されるケーブル31用の通線穴29が、周壁26や底壁25に貫通形成されている。
図示例では、周壁26に、ケーブル31を横出しするための通線穴29が、穿設されると共に、底壁25にも、ケーブル31を底出しするための通線穴29が、穿設されている。そして、そのいずれか一方の通線穴29が使用され、使用されない他方の通線穴29は樹脂で閉鎖される。
なおケーブル31は、1次コイル2の巻始めと巻終わりとに、それぞれ接続されるので、2本並設となる。
防滑処理27,外周保護材28,通線穴29等については、以上のとおり。
《インサート材30について》
次に、この配設構造Eのインサート材30について、図1,図2を参照して説明する。カバー部17及び/又はベース部18には、その周壁24又は26に、インサート材30が複数付設されている。このインサート材30は、その開口差込穴のメネジ32が、設置作業時のクレーンによる吊上係止用として使用されると共に、事後の設置時のアングル材33を用いた周囲への固定用として使用される。
このようなインサート材30について、更に詳述する。まず図示例では、樹脂製のインサート材30が、ベース部18の周壁26に4個、等間隔で付設されている。すなわちインサート材30は、レジンコンクリート製の周壁26に対し、図2の(3)図に示したように、外周に等間隔で穿設された翼リブ34を利用して、埋設される。
なお、インサート材30そして翼リブ34の埋設に際し、翼リブ34を、垂直面や水平面に対し45度傾ける位置取りとすると、図中想像線で示したように垂直や水平に位置取りした場合に比し、差寸法H分だけ、翼リブ34の高さ寸法を抑えることができる。もって、ベース部18の肉厚を、その分だけ薄くでき、引いては配設構造E全体の薄型化という作用効果実現の一助ともなる。
さて、インサート材30の開口差込穴に螺刻されたメネジ32は、まず設置作業時において、クレーンによる配設構造E全体の4点吊上げ用や、2点吊によるカバー部17の反転用として利用され、それぞれクレーン連結杆の下端が挿入,ネジ止め係止される。
更に、インサート材30の開口差込穴のメネジ32は、事後の設置時において、図2の(4)図,(5)図に示したように、アングル材33の上部(縦部)止着用として利用され、アングル材33上部の穴との間が、ネジ材35等を用いて止着される。アングル材33の下部(横部)は、地上B側の地面,道路面等に、ネジ材35等を用いて止着される。
このようにして、配設構造E全体が、インサート材30そしてアングル材33を用いて、地上B側に固定される。
インサート材30については、以上のとおり。
《内筒壁19について》
次に、この配設構造Eの内筒壁19について、図1,図2の(1)図を参照して説明する。内筒壁19は、レジンコンクリート製よりなり、収納スペースFの中央部において、上位のカバー部17の頂壁23と、下位のベース部18の底壁25との間に介装される。
このような内筒壁19について、更に詳述する。内筒壁19は、図示例では円筒状をなし、カバー部17やベース部18の中心軸に、その軸が揃えられている。又、内筒壁19は、図示例では他と別体形成されているが、小型の場合は、カバー部17の頂壁23下に一体成形してもよく、ベース部18の底壁25上に一体成形してもよい。
そして内筒壁19は、その内部上部に1次側と2次側間の通信コイルアンテナ36が、収納される。通信コイルアンテナ36は、2次側,車輌C側等から、1次側,給電スタンドD側へ(図5を参照)、給電依頼や給電量等の情報送信用に使用される。
なお、内筒壁19は段付形状よりなり(図示せず)、もって、通信コイルアンテナ36と磁心コア20間の干渉が、防止されるようになっている。
すなわち内筒壁19の径は、その壁面途中に横方向に形成された段により、上位が広く下位がより狭くなっている。そして、この段より下位に、内筒壁19外側上部に配設される磁心コア20が位置し、内筒壁19内側のこの段より上位に、収納された通信コイルアンテナ36が位置する。
このような形状設定により、寸法が近い磁心コア20内径と通信コイルアンテナ36外径に対して干渉せずに、内筒壁19が設置できる。なお内筒壁19は、カバー部17やベース部18と一体成形してもよい。
内筒壁19については、以上のとおり。
《1次コイル2,磁心コア20,ガラス繊維強化板M等について》
次に、この配設構造Eの1次コイル2,磁心コア20,ガラス繊維強化板M等について、図1を参照して説明する。
まず1次コイル2は、前述した所に準じつつ、絶縁被覆されたコイル導線15が、収納スペースF上部内、具体的にはカバー部17側の収納スペースF上部内において、内筒壁19の外側で渦巻き状に巻回されてなり、扁平なフラット構造をなす。これと共に、巻回されるコイル導線15について、複数本置きに隙間Jが形成されている。
すなわち、1次コイル2のコイル導線15は、図示例では、円筒状をなす内筒壁19と同軸をなして、その左右外側に渦巻き状に巻回されて、肉薄ドーナツ状をなしている。なお図示例では、コイル導線15が上下2段にわたり巻回されており、1次コイル2は上下2段構成よりなる。
又、このように巻回されるコイル導線15は、平面において3本や4本の複数本置きに、隙間Jが形成されている。隙間Jの間隔は、例えばコイル導線15の1本分相当程度とされる。
次に磁心コア20は、フェライトコアその他の強磁性体よりなり、平板状をなし、収納スペースF内において、1次コイル2直下に添設されている。図示例の磁心コア20は、肉薄ドーナツ状をなすと共に、1次コイル2より内外に若干大き目よりなる。
次にガラス繊維強化板Mは、平板状、図示例では肉薄ドーナツ状をなし、少なくとも1次コイル2上や磁心コア20下に、それぞれ添設されている。ガラス繊維強化板Mは、布状やマット状のガラス繊維を1枚〜数枚重ねて用いられ、これにポリエステル樹脂等を含浸して板状にされたものよりなる。
37は電磁シールド用のアルミ板であり、収納スペースF内下位において、磁心コア20下のガラス繊維強化板M下に貼り付けて、添設されている。図示例では肉薄ドーナツ状をなしている。
なお、1次コイル2と磁心コア20間を接着するようにしてもよく、又、ガラス繊維強化板Mとアルミ板37間を接着するようにしてもよい。
1次コイル2,磁心コア20,ガラス繊維強化板M等については、以上のとおり。
《低収縮性樹脂21,詰め物22について》
次に、この配設構造Eの低収縮性樹脂21,詰め物22等について、図1を参照して説明する。
低収縮性樹脂21は、1次コイル2のコイル導線15間の隙間Jを中心に、充填されている。低収縮性樹脂21としては、例えばエポキシ樹脂が用いられ、コイル導線15が隙間Jを形成しつつカバー部17内の収納スペースFの上部に組み込まれた後に、少なくとも収納スペースFの1次コイル2付近に、その厚み程度まで充填される。なお図示例では、収納スペースFの残スペースにも、低収縮性樹脂21が充填されている。
次に詰め物22は、収納スペースF内の残スペースに詰め込まれる。詰め物22としては、発泡材や、中抜き軽量化したコンクリ材,アルミ材や、更には低収縮性樹脂21等が、ニーズに応じ適宜選択使用される。
例えば、耐荷重性能が重視される場合、軽量化が重視される場合、防水性が重視される場合、等々に応じて選択使用される。又、図示例の詰め物22は、ベース部18の収納スペースFを中心に、詰め込まれている。
低収縮性樹脂21,詰め物22については、以上のとおり。
《作用等》
本発明の非接触給電装置Aの1次コイル2の配設構造Eは、以上説明したように構成されている。そこで、以下のようになる。
(1)まず、図示例の配設構造Eにあっては、型出し成形されたカバー部17,ベース部18,内筒壁19等に対し、1次コイル2,磁心コア20,ガラス繊維強化板M,アルミ板37,通信コイルアンテナ36等が、収納される。
それから、低収縮性樹脂21が充填され、詰め物22が詰め込まれるが、その際、クレーンも利用される。図示例では、カバー部17とベース部18間が接着されて、上下一体設される。
(2)それから、設置対象となった現地の道路等へと運搬,搬送されて、クレーン等を利用して設置作業が実施される。そして、アングル材33を用いて設置固定作業が実施される。
(3)さて、このように設置,使用される本発明に係る1次コイル2の配設構造Eは、カバー部17の頂壁23とベース部18の底壁25との間の収納スペースFに、内筒壁19が介装されており、特に中央部が耐力補強されている。しかも、カバー部17,ベース部18,内筒壁19等は、機械的強度に優れたレジンコンクリート製よりなる。
(4)これに加え、この配設構造Eは、収納スペースFに収納された1次コイル2のコイル導線15間に、隙間Jを形成し、この隙間Jに低収縮性樹脂21を充填したことにより、更に強力に補強されている。
しかも、このような扁平フラット構造の1次コイル2の直下に、平板状の磁心コア20が添設され、更にカバー部17内と磁心コア20下に、それぞれ平板状のガラス繊維強化板Mが設けられている。図示例では、更にアルミ板37が添設されている。又、収納スペースFの残スペースには、詰め物22が詰め込まれている。
これらの面からも、耐久力向上,応力緩和が図られている。
(5)この配設構造Eは、これらに基づき、優れた耐荷重性能を発揮する。そして、この性能は、上述したように内筒壁19,レジンコンクリート,扁平フラット構造,低収縮性樹脂21,平板状磁心コア20,平板状ガラス繊維強化板M,アルミ板37,詰め物22等の構成を、組み合わせて採用したことにより、実現される。
もって、この配設構造Eによると、大幅な小型化,薄型化,軽量化が実現される。つまり、小型化,薄型化,軽量化された構造により、優れた耐荷重性能を発揮することができるようになっている。
(6)他方、この配設構造Eは、カバー部17やベース部18の周壁24や26に、インサート材30が付設されており、その開口差込穴のメネジ32が、アングル材33を用いた周囲の地上B等への固定用として使用される。このように、この配設構造Eは、周囲へ固定されるようになっている。
(7)更に、カバー部17の頂壁23頂面に、防滑処理27が施されている。又、カバー部17のコーナー全周に、外周保護材28が周設されている。更に、カバー部17,ベース部18,内筒壁19,収納スペースF等に、防水性に優れたレジンコンクリートや低収縮性樹脂21が、充填されている。
作用等については、以上のとおり。
《本発明の展開等》
ところで、本発明の配設構造Eは、以上説明した図示例に限定されるものではなく、次の第1,第2のように展開することも可能である。
第1に、収納スペースFについては次のとおり。
収納スペースF内の低収縮性樹脂21が充填されていない残りのスペースを、中空の空洞構造とすることが、考えられる。すなわち、収納スペースF内に、低収縮性樹脂21が充填されていない残スペースを形成すると共に、前述した図示例とは異なり、詰め物も詰め込まれない中空の空洞構造のままとすることが、考えられる。
この場合、1次コイル2,磁心コア20,ガラス繊維強化板M,アルミ板37等は、接着,接合,係止等により、カバー部17下へ取付け,固定される。
第2に、ベース部18については次のとおり。
配設構造Eを、ベース部18を有しない構造とし、カバー部17のみにて、地上Bとの間に収納スペースFを形成することが、考えられる。この場合、内筒壁19は、カバー部17と地上B間に介装される。
すなわち、配設構造Eはベース部18を有さず、もってカバー部17が、地面,路面,床面,その他の地上Bに直接定置配置され、カバー部17と地上B間で収納スペースF(F)を形成する構造も、可能である。
この場合、内筒壁19の高さ寸法は、カバー部17の頂壁23下と地上B間の距離間隔に基づいて、設定される。又、この配設構造Eはベース部18を有さないことから、前述した図示例とは異なり、ベース部18について通線穴29やインサート材30も存しない。
1 1次側回路
2 1次コイル
3 2次側回路
4 2次コイル
5 バッテリー
6 負荷
7 電源
8 チョークコイル
9 コンデンサ
10 コンデンサ
11 モータ
12 コンバータ
13 インバータ
14 コンデンサ
15 コイル導線
16 中央空間
17 カバー部
18 ベース部
19 内筒壁
20 磁心コア
21 低収縮性樹脂
22 詰め物
23 頂壁
24 周壁
25 底壁
26 周壁
27 防滑処理
28 外周保護材
29 通線穴
30 インサート材
31 ケーブル
32 メネジ
33 アングル材
34 翼リブ
35 ネジ材
36 通信コイルアンテナ
37 アルミ板
A 非接触給電装置
B 地上
C 車輌
D 給電スタンド
E 配設構造
F 収納スペース
収納スペース
収納スペース
G エアギャップ
H 差寸法
J 隙間
M ガラス繊維強化板

Claims (5)

  1. 電磁誘導の相互誘導作用に基づき、1次側回路の1次コイルから2次側回路の2次コイルに、エアギャップを存し非接触で近接対応位置しつつ電力を供給する非接触給電装置における、該1次コイルの配設構造であって、
    上下一体設されたカバー部とベース部とを、有してなり、該カバー部およびベース部は、それぞれ、レジンコンクリート製よりなり、内部に収納スペースが形成され、該収納スペース内には、少なくとも内筒壁,該1次コイル,磁心コア,および低収縮性樹脂が収納されており、
    該内筒壁は、レジンコンクリート製よりなり、該収納スペースの中央部において、該カバー部とベース部間に介装されており、
    該1次コイルは、絶縁被覆されたコイル導線が、該収納スペース上部において該内筒壁の外側に渦巻き状に巻回されてなり、扁平なフラット構造をなすと共に、巻回される該コイル導線について複数本置きに隙間が形成されており、
    該磁心コアは、フェライトコアその他の強磁性体よりなり、平板状をなし、該1次コイル直下に添設されており、
    該低収縮性樹脂は、該1次コイルのコイル導線間の該隙間を中心に、充填されていること、を特徴とする、非接触給電装置の1次コイル配設構造。
  2. 請求項1において、該収納スペース内の該低収縮性樹脂が充填されていない残りのスペースには、詰め物が詰め込まれていること、を特徴とする、非接触給電装置の1次コイル配設構造。
  3. 請求項2において、該内筒壁は、内部に1次側と2次側間の通信コイルアンテナが、収納されており、
    該カバー部は、頂面に、多数の細凹凸や防滑塗料による防滑処理が施され、上部コーナー全周に、角欠け防止用の金属製の外周保護材が周設されると共に、その該収納スペース内に、平板状のガラス繊維強化板が該カバー部内と磁心コア下に設けられており、
    該ベース部は、該1次コイルに接続されるケーブル用の通線穴が、周壁や底壁に貫通形成されており、
    かつ、該カバー部や該ベース部には、周壁にインサート材が複数付設されており、該インサート材は、その開口差込穴のメネジが、設置作業時のクレーンによる吊上係止用として使用されると共に、事後の設置時のアングル材を用いた周囲への固定用として使用されること、を特徴とする、非接触給電装置の1次コイル配設構造。
  4. 請求項1において、該収納スペース内の該低収縮性樹脂が充填されていない残りのスペースは、中空の空洞構造となっていること、を特徴とする、非接触給電装置の1次コイル配設構造。
  5. 請求項1において、この配設構造は、前述によらず該ベース部を有しない構造よりなり、該カバー部のみにて、地上との間に該収納スペースが形成されており、該内筒壁は、該カバー部と地上間に介装されていること、を特徴とする、非接触給電装置の1次コイル配設構造。
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