JP2012086695A - 車両用ポップアップフード装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】歩行者衝突時にフードの後端側を迅速にポップアップさせることができると共に、部品点数、コスト及び質量を低減することができる車両用ポップアップフード装置を得る。
【解決手段】車両用ポップアップフード装置10では、車両のバンパカバー82が歩行者86の脚部86Aに衝突すると、衝突の衝撃力F2がバンパ下部構造部材78を介してラジエータサポート48の下端部に入力され、ラジエータサポート48がピン60回りに回転する。これにより、前端側がラジエータサポート48の上端部に連結されたフード14が車体に対して前進する。フード14が前進すると、ヒンジベース20に対するヒンジアーム26の連結が解除されると共に、ヒンジアーム26がスプリング38の付勢力によって上昇し、フード14の後端側が車体に対して上昇される。
【選択図】図8

Description

本発明は、車両用ポップアップフード装置に関する。
下記特許文献1に示された車両用フード跳ね上げ装置では、歩行者衝突時にフードの前端部に作用する衝撃力を、ワイヤ及び機械式リンク機構を介してフードの後端部に伝達する。これにより、フードの後端部をポップアップするようにしている。
一方、下記特許文献2に示された車両用フード跳ね上げ装置では、歩行者の下肢がバンパに当って流体圧シリンダが押されると、配管内で作動流体の移動が生じてリフトシリンダが作動する。これにより、フードの後端部をポップアップするようにしている。
特開2004−268687号公報 特開2008−120310号公報
しかしながら、上記特許文献1に示された車両用フード跳ね上げ装置では、歩行者がバンパに衝突するだけでは作動せず、その後に歩行者がフードの前端部へ倒れ込むことによって初めて作動する。このため、フードの後端部を迅速にポップアップさせる点で改善の余地がある。
一方、上記特許文献2に示された車両用フード跳ね上げ装置では、流体圧シリンダ及びリフトシリンダが必要であるため、部品点数、コスト及び質量が増加する。
本発明は上記事実を考慮し、歩行者衝突時にフードの後端側を迅速にポップアップさせることができると共に、部品点数、コスト及び質量を低減することができる車両用ポップアップフード装置を得ることを目的としている。
請求項1に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、車体前部の構成部材を含んで構成され、バンパが歩行者の脚部に衝突した際の衝撃力をフードに伝達することによって前記フードを車体に対して前進させるフード前進機構と、前記フードの前進に伴い、前記フードの後端側を車体に対して上昇させるポップアップ機構と、を備えている。
請求項1に記載の車両用ポップアップフード装置では、車両のバンパが歩行者の脚部に衝突すると、当該衝突の衝撃力をフード前進機構がフードに伝達する。これにより、フードが車体に対して前進すると共に、このフードの前進に伴って、ポップアップ機構がフードの後端側を車体に対して上昇させる。
ここで、上述のフード前進機構は、車体前部の構成部材を含んで構成されているため、フード前進機構の構成を簡素化することができる。また、衝突の衝撃力がフードを介してポップアップ機構に伝達されるので、衝撃力をポップアップ機構に伝達するための特別な構成が不要である。さらに、フードの前進動作を利用してポップアップ機構を作動させるため、ポップアップ機構の構成を簡素化することも可能である。これらにより、部品点数、コスト及び質量を低減することができる。また、歩行者の脚部がバンパに衝突することで、フードの後端側が上昇されるので、歩行者がフードに倒れ込む前に迅速にフードの後端側をポップアップさせることができる。
請求項2に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1に記載の車両用ポップアップフード装置において、前記構成部材は、ラジエータを支持するラジエータサポートとされ、前記ラジエータサポートは、上下方向中間部が左右一対のサイドメンバに対して車両幅方向に沿った軸線回りに回転可能に支持され、上端側に前記フードの前端側が連結されると共に、下端側に前記衝撃力が入力されるように構成されている。
請求項2に記載の車両用ポップアップフード装置では、車両のバンパが歩行者の脚部に衝突すると、当該衝突の衝撃力がラジエータサポートの下端側に入力される。これにより、ラジエータサポートが上下方向中間部を中心として車両幅方向に沿った軸線回りに回転し、ラジエータサポートの上端側が車両前方側へ移動する。これにより、ラジエータサポートの上端側に前端側が連結されたフードが車体に対して前進する。つまり、この発明では、ラジエータサポートを車両幅方向に沿った軸線回りに回転させることにより、歩行者衝突の衝撃力を車両前方側へ向いた力に変換するので、フード前進機構の構成を極めて簡単なものにすることができる。
請求項3に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ポップアップフード装置において、前記フード前進機構は、前記ラジエータサポートの下端部に取り付けられ、前記衝撃力が入力される衝撃吸収部材を有する。
請求項3に記載の車両用ポップアップフード装置では、車両のバンパが歩行者の脚部に衝突した際の衝撃力が、ラジエータサポートの下端部に取り付けられた衝撃吸収部材を介してラジエータサポートの下端部に入力される。このため、衝撃吸収部材によって歩行者の脚部を保護することができると共に、車両に標準装備される衝撃吸収部材(所謂ロアアブソーバ)を利用することにより、部品点数、コスト及び質量を低減することができる。
請求項4に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用ポップアップフード装置において、前記ポップアップ機構は、前記フードの上昇を規制する規制手段と、前記フードの後端側を上方側へ付勢する付勢手段とを有し、前記フードの前進によって前記規制が解除されるように構成されている。
請求項4に記載の車両用ポップアップフード装置では、フード前進機構によってフードが車体に対して前進すると、規制手段によるフード後端側の上昇規制が解除され、フード後端側が付勢手段の付勢力によって車体に対して上昇する。これにより、簡単な構成でポップアップ機構を成立させることができる。
請求項5に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項4に記載の車両用ポップアップフード装置において、前記ポップアップ機構は、前記フードの後端側を車体に対して回転可能に支持すると共に、前記フードの前進によって前記支持を解除可能なフードヒンジを有し、前記支持の解除に対して前記規制手段が抗力を付与するように構成されている。
請求項5に記載の車両用ポップアップフード装置では、フードの後端側がフードヒンジを介して車体に回転可能に支持されており、当該支持の解除に対して規制手段が抗力を付与している。これにより、通常はフード後端側と車体との連結状態が維持される。一方、歩行者衝突の衝撃力がフード前進機構を介してフードに伝達されることにより、フードが上記抗力に抗して車体に対して前進すると、フードの後端側の支持が解除される。これにより、フードの後端側が付勢手段の付勢力によって上昇する。このように、フード開閉用のフードヒンジを利用(部品共用)してポップアップ機構が構成されているため、部品点数、コスト及び質量を一層低減することができる。
請求項6に記載の発明に係る車両用ポップアップフード装置は、請求項4に記載の車両用ポップアップフード装置において、前記フードは、前端側が車体に対して回転可能に連結され、前記ポップアップ機構は、車体側に設けられたロック機構と係合するストライカを前記フードの後端側に係止すると共に、前記フードの前進によって前記係止を解除可能な連結部材を有し、前記係止の解除に対して前記規制手段が抗力を付与するように構成されている。
請求項6に記載の車両用ポップアップフード装置では、フードの前端側が車体に対して回転可能に連結されている。フードの後端側には、車体側に設けられたロック機構と係合するストライカが連結部材によって係止されており、当該係止の解除に対して規制手段が抗力を付与している。これにより、通常はフードの後端側と車体との連結状態が維持される。一方、歩行者衝突の衝撃力がフード前進機構を介してフードに伝達されることにより、フードが上記抗力に抗して車体に対して前進すると、連結部材によるストライカとフードの後端側との係止が解除される。これにより、フードの後端側が付勢手段の付勢力によって上昇する。このように、フードをロックするためのストライカを利用(部品共用)してポップアップ機構が構成されているため、部品点数、コスト及び質量を一層低減することができる。
以上説明したように、本発明に係る車両用ポップアップフード装置では、歩行者衝突時にフードの後端側を迅速にポップアップさせることができると共に、部品点数、コスト及び質量を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る車両用ポップアップフード装置を含む周辺部材の構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ポップアップフード装置の構成部材であるフードヒンジの分解斜視図である。 図2に示されるフードヒンジの側面図であり、(A)は通常状態を示す図であり、(B)はヒンジアームがヒンジベースに対して前進した状態を示す図であり、(C)はヒンジアームがヒンジベースに対して上昇した状態を示す図である。 図2に示されるフードヒンジの斜視図であり、(A)は通常状態を示す図であり、(B)はヒンジアームがヒンジベースに対して上昇した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ポップアップフード装置の構成部材であるラジエータサポートの一部を含む周辺部材の構成を示す分解斜視図である。 図5に示されるラジエータサポートの一部と支持ブラケットを示す側面図であり、(A)は通常状態を示す図であり、(B)はラジエータサポートが支持ブラケットに対して回転した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る車両用ポップアップフード装置の構成を示す縦断面図である。 図7に対応した縦断面図であり、ラジエータサポートが回転してフードの後端側が上昇した状態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るフードヒンジの第1変形例を示す概略的な側面図である。 本発明の第1実施形態に係るフードヒンジの第2変形例を示す概略的な側面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両用ポップアップフード装置の構成を示す縦断面図である。 図11に示されるポップアップ機構の斜視図である。 図10に対応した縦断面図であり、(A)はフードが車体に対して前進した状態を示す図であり、(B)はフードの後端側が車体に対して上昇した状態を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る車両用ポップアップフード装置の部分的な構成を示す縦断面図であり、(A)は通常状態を示す図であり、(B)はフードの後端側が車体に対して上昇した状態を示す図である。 図14に示されるポップアップ機構の斜視図である。
<第1の実施形態>
以下、図1〜図8を参照して、本発明の第1の実施形態に係る車両用ポップアップフード装置10について説明する。なお、各図中に適宜示される矢印FRは車両前方向を示し、矢印UPは車両上方向を示し、矢印Wは車両幅方向を示している。
図1に示されるように、本車両用ポップアップフード装置10では、車両のエンジンルームを開閉するフード14の後端部が、フードヒンジ16を介して車体12のカウルトップサイド18に回転可能(開閉可能)に連結されている。
フードヒンジ16は、ポップアップ機構を構成しており、図2に示されるように、ヒンジベース20を備えている。ヒンジベース20は、板金材料によって断面L字形の長尺状に形成されており、長手方向が車両前後方向に沿う状態で配置された下壁部20Aを有している。この下壁部20Aは、図示しないボルト及びナットによってカウルトップサイド18(図1参照)に締結固定されている。
下壁部20Aの車両幅方向一端部からは、上方側へ向けて縦壁部20Bが延出されている。縦壁部20Bの後端部には、ピン24が軸線方向を車両幅方向に沿わせた状態で固定されている。このピン24には、板金材料によって長尺状に形成された中間リンク22の長手方向一端部(後端部)が回転可能に連結されている。この中間リンク22の長手方向他端部(前端部)には、ヒンジアーム26が連結されている。
ヒンジアーム26は、板金材料によって断面L字形の長尺状に形成されており、長手方向が車両前後方向に沿う状態で配置された上壁部26Aを有している。この上壁部26Aは、長手方向一端側(前端側)が図示しないボルト及びナットによってフード14の後端部に締結固定されている。
上壁部26Aの車両幅方向一端部からは、下方側へ向けて縦壁部26Bが延出されている。縦壁部26Bの長手方向中間部(車両前後方向中間部)には、だるま孔28が形成されている。このだるま孔28は、長手方向が縦壁部26Bの長手方向に沿う状態で配置されており、長手方向中間部には狭幅な括れ部30(規制手段)が設けられている。このだるま孔28の前端側には、中間リンク22の前端部を貫通したボルト32が挿通されている。このボルト32は、括れ部30と干渉することにより、だるま孔28の後端側への移動を規制されている。このボルト32の先端側には、ナット34が螺合しており、これにより、中間リンク22の前端部とヒンジアーム26の長手方向中間部とが回転可能に連結されている。なお、ボルト32及びナット34に代えて、リベットを採用してもよい。この場合、中間リンク22の前端部及びだるま孔28を貫通したリベットがカシメられることにより、中間リンク22の前端部とヒンジアーム26の長手方向中間部とが回転可能に連結される。これにより、部品点数などを低減することができる。
また、縦壁部26Bの後端部には、車両後方側が開口した切欠36が形成されており、この切欠36には、前述したピン24が回転可能に嵌合している。このため、ヒンジアーム26は、中間リンク22と共にヒンジベース20に対しピン24を中心として回転可能とされている。これにより、フード14の後端部がフードヒンジ16を介してカウルトップサイド18に回転可能に支持されている。
さらに、ヒンジアーム26と中間リンク22との間には、スプリング38(付勢手段)が設けられている。このスプリング38は、針金状のバネ材によって形成されており、中間部がリング状に形成されてボルト32の周囲に巻き回されている。スプリング38の一端部は、中間リンク22の長手方向中間部に形成された円孔40に挿入されて中間リンク22に係止されている。スプリング38の他端部は、ヒンジアーム26の後端側に形成された長孔42に挿入されている。この長孔42は、ヒンジアーム26の長手方向に沿って長尺状に形成されており、スプリング38の他端部は、長孔42の前端部に配置されている。この状態では、スプリング38は、一端部と他端部が自然状態よりも接近した状態に拘束されている。
ここで、上記構成のフードヒンジ16では、図3(A)及び図4(A)に示されるように、ヒンジアーム26に対して車両前方側へ向いた設定値以上の荷重F1が作用すると、だるま孔28の括れ部30がボルト32に押し付けられて変形する。これにより、だるま孔28の後端側へのボルト32の移動が可能になり、図3(B)に示されるように、ヒンジアーム26が中間リンク22及びヒンジベース20に対して車両前方側へ移動(前進)する(矢印A参照)。ヒンジアーム26が前進すると、ヒンジアーム26の切欠36からピン24が抜け出すことにより、ヒンジアーム26とヒンジベース20との直接的な連結状態が解除される。これにより、フードヒンジ16によるフード14の後端側の支持が解除される。そして、図3(C)及び図4(B)に示されるように、ヒンジアーム26がスプリング38の付勢力によって中間リンク22に対して相対回転しつつ、中間リンク22と共にヒンジベース20に対して上昇する(矢印B参照)。
つまり、このポップアップ機能付きのフードヒンジ16では、フード14が上昇する前の通常時には、スプリング38の付勢力によってフード14の後端側が上方側へ付勢されている。また、通常時には、だるま孔28の括れ部30が、ヒンジベース20に対するヒンジアーム26の前進に対して抗力を付与することにより、フードヒンジ16によるフード14の後端部の支持状態が維持される。この状態では、フード14の後端側の上昇がフードヒンジ16によって規制される。一方、上記抗力に抗してヒンジアーム26が前進すると、上記規制(支持)が解除され、フード14の後端側がスプリング38の付勢力によって上昇する(ポップアップされる)ようになっている。
一方、図1に示されるように、フード14の前端側には、ストライカ46が固定されている。このストライカ46は、ラジエータサポート48の上部に固定されたロック機構50(図5参照)と係合するようになっている。これにより、フード14が閉じ位置に拘束される。
ラジエータサポート48は、車体前部の骨格を構成しており、図示しないラジエータを支持するものであるが、本第1実施形態では、フード前進機構の構成部材としても部品共用されている。このラジエータサポート48は、左右一対のサイドメンバ52の前端部に固定された左右一対の支持ブラケット54に取り付けられている。以下、左側の支持ブラケット54とラジエータサポート48との取付構造(連結構造)について説明するが、左右一対の支持ブラケット54に対するラジエータサポート48の取付構造は左右対称とされているため、右側の取付構造についての説明を省略する。
図5に示されるように、支持ブラケット54は、板金材料によって形成されており、サイドメンバ52の前端部に固定された固定部54Aを有している。この固定部54Aの車両幅方向内側端部からは、車両前方側へ向けて締結部54Bが延出されている。この締結部54Bは、ラジエータサポート48の側面における上下方向中間部に当接されている。この締結部54Bの上下方向中間部には、円形の貫通孔56が形成されており、ラジエータサポート48には、貫通孔56と対向する位置に貫通孔58が形成されている。これらの貫通孔56、58には、ピン60が挿入されてカシメられている。これにより、ラジエータサポート48は、上下方向中間部が左右一対のサイドメンバ52に対して車両幅方向に沿った軸線回り(ピン60)回りに回転可能に支持されている。
また、締結部54Bの上端部及び下端部には、それぞれウェルドナット62、64が固定されており、ラジエータサポート48の側部には、ウェルドナット62、64と対向する位置にだるま孔66、68が形成されている。だるま孔66、68は、長手方向がラジエータサポート48の前後方向に沿うように形成されており、図6(A)に示されるように、だるま孔66、68の長手方向中間部には狭幅な括れ部70、72が設けられている。これらのだるま孔66、68には、ボルト74、76が挿通されており、これらのボルト74、76がウェルドナット62、64に螺合することで、ラジエータサポート48が締結部54Bに締結されている。
ここで、図6(A)に示されるように、上側のボルト74は、だるま孔66の前端側に挿通されており、括れ部70と干渉することにより、だるま孔66の後端側への移動を規制されている。また、下側のボルト76は、だるま孔68の後端側に挿通されており、括れ部72と干渉することにより、だるま孔68の前端側への移動を規制されている。この状態では、ラジエータサポート48は、下端側が上端側よりも車両前方側に配置されるように、垂直方向に対して僅かに傾斜した状態で配置(拘束)されている。
但し、ラジエータサポート48の下端側に車両後方側へ向いた設定値以上の荷重が作用すると、ラジエータサポート48がピン60回りに回転しようとし、括れ部70、72がボルト74、76に押し付けられる。これにより、括れ部70、72が変形すると、だるま孔66の後端側へのボルト74の移動、及び、だるま孔68の前端側へのボルト76の移動が許容される。これにより、図6(B)に示されるように、ラジエータサポート48がピン60回りに回転し、ラジエータサポート48の下端側が車体に対して後退すると共に、ラジエータサポート48の上端側が車体に対して前進するようになっている(図6(B)の矢印R参照)。
さらに、図5に示されるように、上述したラジエータサポート48の下端部には、ラジエータサポート48と共にフード前進機構を構成するバンパ下部構造部材78が取り付けられている。このバンパ下部構造部材78は、樹脂材料等によって中空の板状に形成されたものであり、内側には上下に延びる複数のリブ78Aが設けられている。
このバンパ下部構造部材78は、図7に示されるように、車両のバンパ79を構成するバンパリインフォースメント80の下方に配置されている。このバンパ下部構造部材78は、後端部がラジエータサポート48の下端部に固定されており、前端部がバンパカバー82の裏面に対して近接して配置されている。また、バンパリインフォースメント80の前面には、発泡体等からなるアブソーバ84が取り付けられており、バンパ下部構造部材78の前端部は、車両前後方向において、アブソーバ84の前端部と略同じ位置に配置されている。このアブソーバ84は、歩行者衝突時に圧縮変形されることにより、歩行者86の脚部86Aを保護するためのものである。
次に、本第1実施形態の作用及び効果について説明する。
上記構成の車両用ポップアップフード装置10では、図8に示されるように、車両12のバンパカバー82が歩行者86の脚部86Aに衝突すると、アブソーバ84が圧縮変形されるに従い、バンパ下部構造部材78に衝突の衝撃力F2が集中する。このため、衝突の衝撃力F2がバンパ下部構造部材78を介してラジエータサポート48の下端部に入力され、ラジエータサポート48にはピン60回りの回転力が作用する。
この回転力が設定値以上になると、図6(A)及び図6(B)に示されるように、だるま孔66、68の括れ部70、72がボルト74、76に押されて変形し、ラジエータサポート48がピン60回り(車両幅方向に沿った軸線回り)に回転する。この場合、ラジエータサポート48の下端側がバンパ下部構造部材78と共に車体12に対して後退し、ラジエータサポート48の上端側が車体12に対して前進する。これにより、前端側がロック機構50及びストライカ46を介してラジエータサポート48の上端部に連結されたフード14が、車体12に対して前進する(図8の矢印C参照)。
フード14が車体12に対して前進すると、ヒンジアーム26に設けれられただるま孔28の括れ部30がボルト32との干渉によって変形され、ヒンジアーム26がヒンジベース20及び中間リンク22に対して前進する。これにより、ヒンジベース20に固定されたピン24がヒンジアーム26の切欠36から抜け出し、フードヒンジ16によるフード14の後端側の支持が解除される。これにより、ヒンジアーム26がスプリング38の付勢力によってヒンジベース20に対して上昇し、フード14の後端側が車体に対して上昇される(図8の矢印D参照)。
したがって、その後に歩行者86がフード14に倒れ込んだ場合(衝突した場合)でも、フード14の上昇によってフード14の下側のスペースが拡大されているので、歩行者86が受ける衝撃をフード14の変形によって良好に吸収することができる。
ここで、本第1実施形態では、上述の如くフード14を前進させるための機構が、車体前部の構成部材であるラジエータサポート48を含んで構成されているため、当該機構(フード前進機構)の構成を簡素化することができる。また、衝撃力F2がフード14を介してフードヒンジ16(ポップアップ機構)に伝達されるので、衝撃力F2をポップアップ機構に伝達するための特別な構成が不要である。さらに、フード14の前進動作を利用してポップアップ機構(フードヒンジ16)を作動させるため、ポップアップ機構の構成が簡素化されている。これらにより、従来の車両用ポップアップフード装置と比較して、部品点数、コスト及び質量が大幅に低減されている。
また、歩行者86の脚部86Aがバンパカバー82に衝突することにより、フード14の後端側が上昇されるので、歩行者86がフード14に倒れ込む前に迅速にフード14の後端側を上昇(ポップアップ)させることができる。
このように、本第1実施形態では、歩行者衝突時におけるバンパ下部構造部材部78の後退移動に伴い、フード14を車両前方へ移動させると共にその後端側をポップアップするように構成されているため、シンプルな構成とすることができる。これにより、部品点数・コスト・質量を低減しつつ、歩行者保護性能を確保できる。
さらに、本第1実施形態では、ラジエータサポート48をピン60回り(車両幅方向に沿った軸線回り)に回転させることにより、歩行者衝突の衝撃力を車両前方側へ向いた力に変換するので、極めて簡単な構成でフード14を車体に対して前進させることができる。
またさらに、本第1実施形態では、フード14が車体12に対して前進すると、だるま孔28の括れ部30によるフード後端側の上昇規制が解除され、フード14の後端側がスプリング38の付勢力によって車体に対して上昇する。したがって、極めて簡単な構成でポップアップ機構を成立させることができる。
また、本第1実施形態では、フード開閉用のフードヒンジ16を利用(部品共用)してポップアップ機構が構成されているため、部品点数、コスト及び質量を一層低減することができる。
なお、上記第1実施形態において、バンパ下部構造部材78の代わりに、発泡体等からなる衝撃吸収部材(所謂ロアアブソーバ)を適用してもよい。この場合、当該ロアアブソーバによって歩行者の脚部を保護することができる。しかも、車両にロアアブソーバが標準装備される場合には、部品点数、コスト及び質量を低減することができる。また、上記第1実施形態において、バンパ下部構造部材78がバンパカバー82側に取り付けられた構成にしてもよい。
また、上記第1実施形態において、フードヒンジ16にヒンジアーム26の下降を規制するストッパを設ける構成にしてもよい。例えば、図9(A)及び図9(B)に示されるように、フードヒンジ16にリンク式のストッパ90を設けてもよい(なお、図9(A)及び図9(B)ではフードヒンジ16が概略的に記載されている)。このストッパ90は、一端部が中間リンク22の長手方向中間部に回転可能に連結された第1リンク92と、第1リンク92の他端部に一端部が回転可能に連結されると共に、他端部がヒンジアーム26の長手方向中間部に回転可能に連結された第2リンク94を有している。このストッパ90では、図9(B)に示されるように、ヒンジアーム26がヒンジベース20に対して上昇しきると、第1リンク92及び第2リンク94がヒンジアーム26と中間リンク22との間で直線状に並んで突っ張ることにより、ヒンジアーム26の下降が規制される。これにより、歩行者86がフード14に衝突した際に、ヒンジアーム26が不用意に下降することを防止できる。
また、例えば、図10に示されるように、フードヒンジ16にラチェット式のストッパ100を設けてもよい(なお、図10ではフードヒンジ16が概略的に記載されている)。このストッパ100は、ボルト32と同軸的な状態で中間リンク22に固定されたラチェット102と、ヒンジアーム26に回転可能に支持されてラチェット102と噛み合うパウル104とを有している。このパウル104は、ヒンジアーム26が上昇する際のヒンジアーム26とラチェット102(中間リンク22)との相対回転は許容するが、ヒンジアーム26が下降する際のヒンジアーム26とラチェット102との相対回転を規制する。これにより、ヒンジアーム26の不用意な下降を防止できる。
また、上記第1実施形態では、フード開閉用のフードヒンジ16によってポップアップ機構が構成された場合について説明したが、請求項1〜請求項4に係る発明はこれに限らず、ポップアップ機構がフードヒンジとは別に設けられた構成にしてもよい。
また、上記第1実施形態では、ポップアップ機構(フードヒンジ16)が、フード14の上昇を規制する規制手段(括れ部30)と、フード14の後端側を上方側へ付勢する付勢手段(スプリング38)とを備えた構成にしたが、請求項1〜請求項3に係る発明はこれに限らず、ポップアップ機構の構成は適宜変更することができる。この点は、以下に説明する本発明の他の実施形態においても同様である。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1実施形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1実施形態と同符号を付与しその説明を省略する。
<第2の実施形態>
図11には、本発明の第2の実施形態に係る車両用ポップアップフード装置110が概略的な縦断面図にて示されている。この車両用ポップアップフード装置110は、前記第1実施形態と基本的に同様の構成とされている。但し、この実施形態では、前記第1実施形態に係るストライカ46及びロック機構50が省略されており、フード14の前端側がフードヒンジ112を介してラジエータサポート48の上端部に連結されている。
また、この実施形態では、前記第1実施形態に係るフードヒンジ16が省略されており、フード14の後端部がポップアップ機構113を介して車体12に連結される構成になっている。このポップアップ機構113は、ストライカ114を有している。図12に示されるように、ストライカ114は、矩形の枠状に形成されており、上下方向に長尺に形成されている。このストライカ114は、連結部材118を介してフード14の後端部に係止されている。
図12に示されるように、連結部材118は、板金材料によって断面L字状に形成されており、車体に対して略水平に配置された水平壁部118Aと、水平壁部118Aの前端部から上方側へ向けて延出された垂直壁部118Bとを有している。水平壁部118Aの中央部には、矩形の貫通孔120が形成されており、この貫通孔120には、ストライカ114が挿通されている。ストライカ114は、上下方向中間部の両サイドが水平壁部118Aに溶接されている。
このストライカ114の下端側は、車体12に固定されたロック機構116のラッチ122と係合するようになっている。ストライカ114の上端側は、図11に示されるように、フード14の後端部に固定されたL字形の爪124に車両後方側から引っ掛けられている。これにより、ストライカ114がフード14の後端部に係止されている。但し、ストライカ114が爪124に対して車両後方側へ移動することにより、上記係止が解除される。これにより、フード14の後端側が車体12に対して上昇可能になる。
また、水平壁部118Aとフード14の後端部との間には、圧縮コイルスプリング126(付勢手段)が自然状態よりも圧縮された状態で配置されており、この圧縮コイルスプリング126によってフード14の後端部が上方側へ付勢されている。さらに、垂直壁部118Bの上端部には、弾性体等からなるクッション128(規制手段)が固定されており、当該クッション128は、フード14の後端部に対して車両前方側から当接している。このクッション128は、爪124に対するストライカ114の車両後方側への移動、すなわち、フード14の後端部に対するストライカ114の係止が解除されることに対して抗力を付与している。
上記構成の車両用ポップアップフード装置110では、図13(A)に示されるように、歩行者衝突の衝撃力F2がバンパ下部構造部材78に入力されると、前記第1実施形態と同様にラジエータサポート48が回転し、フード14が車体12に対して前進する(矢印C参照)。フード14が前進すると、フード14の後端部と連結部材の垂直壁部118Bとの間に配置されているクッション128が潰れ、爪124に対するストライカ114の車両後方側への移動が許容される。これにより、図13(B)に示されるように、ストライカ114が爪124から脱落すると共に、圧縮コイルスプリング126の付勢力によってフード14の後端側が車体12に対して上昇する(矢印D参照)。したがって、この実施形態においても、前記第1実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。しかも、この実施形態では、フード14をト閉じ位置に拘束するためのストライカ114を利用(部品共用)してポップアップ機構113が構成されているため、部品点数、コスト及び質量を一層低減することができる。
<第3の実施形態>
図14(A)及び図14(B)には、本発明の第3の実施形態に係る車両用ポップアップフード装置130が概略的な縦断面図にて示されている。この車両用ポップアップフード装置130は、前記第2実施形態と基本的に同様の構成とされているが、ポップアップ機構132の構成が前記第2実施形態に係るポップアップ機構113とは異なっている。
このポップアップ機構132は、図15に示されるように、板金材料によって断面ハット形に形成された連結部材134を有している。連結部材134は、開口を上方へ向けた状態で配置されており、下面の車両幅方向中央部には、ストライカ136が固定されている。このストライカ136は、車体12に固定されたロック機構138(図14参照)と係合するようになっている。
連結部材134の左右のフランジ部134Aには、それぞれ前後一対のだるま孔140が形成されている。これらのだるま孔140は、長手方向が車両前後方向に沿う状態で配置されており、長手方向中間部には狭幅な括れ部142(規制手段)が設けられている。これらのだるま孔140は、括れ部142よりも前端側が大径部140Aとされ、括れ部142よりも後端側が大径部140Aよりも小径な小径部140Bとされている。
各だるま孔140の小径部140Bには、それぞれボルト146(図14(A)参照)が挿通されている。これらのボルト146の頭部は、小径部140Bよりも大径で大径部140Aよりも小径に形成されており、これらのボルト146がフード14の後端部に固定されたウェルドナット148に螺合している。これにより、連結部材134がフード14の後端部に係止されている。さらに、左右のフランジ部134Aの間には、圧縮コイルスプリング150が配置されている。この圧縮コイルスプリング150は、自然状態よりも圧縮された状態で連結部材134とフード14の後端部との間に配置されており、フード14の後端部を上方側へ付勢している。
上記構成の車両用ポップアップフード装置130では、通常は、だるま孔140の括れ部142からボルト146に付与される抗力(反力)によって、連結部材134に対するフード14の車両前方側への相対移動が規制されている。この状態では、フード14の後端部とストライカ136との係止状態が維持されている。このため、フード14の後端部が、連結部材134、ストライカ136及びロック機構138を介して車体12に連結されており、フード14の後端側の車体12に対する上昇が規制されている。
一方、フード14が車体12に対して前進すると、ボルト146によって括れ部142が変形され、ボルト146がだるま孔140の大径部140A側へ移動する。これにより、ボルト146がだるま孔140から脱落することが可能になり、フード14の後端部への連結部材134(ストライカ136)の係止が解除される。これにより、フード14は、圧縮コイルスプリング150の付勢力によって車体12に対して上昇する(矢印D参照)。したがって、この実施形態においても、前記第2実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。
なお、上記各実施形態では、フード前進機構を構成するラジエータサポート48が、車両幅方向に沿った軸線回りに回転されることによって、フード14が車体12に対して前進する構成にしたが、請求項1に係る発明はこれに限らず、フード前進機構の構成は適宜変更することができる。また、電気自動車等のラジエータサポートを備えない車両においては、当該車両における車体前部の骨格部材を用いてフード前進機構を構成することができる。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記各実施形態に限定されないことは言うまでもない。
10 車両用ポップアップフード装置
12 車体
14 フード
16 フードヒンジ(ポップアップ機構)
30 括れ部(規制手段)
38 スプリング(付勢手段)
48 ラジエータサポート(フード前進機構)
52 サイドメンバ
78 バンパ下部構造部材(フード前進機構)
79 バンパ
86 歩行者
86A 脚部
110 車両用ポップアップフード装置
113 ポップアップ機構
114 ストライカ
116 ロック機構
118 連結部材
126 圧縮コイルスプリング(付勢手段)
128 クッション(規制手段)
130 車両用ポップアップフード装置
132 ポップアップ機構
134 連結部材
136 ストライカ
138 ロック機構
142 括れ部(規制手段)
150 圧縮コイルスプリング(付勢手段)

Claims (6)

  1. 車体前部の構成部材を含んで構成され、バンパが歩行者の脚部に衝突した際の衝撃力をフードに伝達することによって前記フードを車体に対して前進させるフード前進機構と、
    前記フードの前進に伴い、前記フードの後端側を車体に対して上昇させるポップアップ機構と、
    を備えた車両用ポップアップフード装置。
  2. 前記構成部材は、ラジエータを支持するラジエータサポートとされ、前記ラジエータサポートは、上下方向中間部が左右一対のサイドメンバに対して車両幅方向に沿った軸線回りに回転可能に支持され、上端側に前記フードの前端側が連結されると共に、下端側に前記衝撃力が入力されるように構成されている請求項1に記載の車両用ポップアップフード装置。
  3. 前記フード前進機構は、前記ラジエータサポートの下端部に取り付けられ、前記衝撃力が入力される衝撃吸収部材を有する請求項2に記載の車両用ポップアップフード装置。
  4. 前記ポップアップ機構は、前記フードの上昇を規制する規制手段と、前記フードの後端側を上方側へ付勢する付勢手段とを有し、前記フードの前進によって前記規制が解除されるように構成されている請求項1〜請求項3に記載の車両用ポップアップフード装置。
  5. 前記ポップアップ機構は、前記フードの後端側を車体に対して回転可能に支持すると共に、前記フードの前進によって前記支持を解除可能なフードヒンジを有し、前記支持の解除に対して前記規制手段が抗力を付与するように構成されている請求項4に記載の車両用ポップアップフード装置。
  6. 前記フードは、前端側が車体に対して回転可能に連結され、前記ポップアップ機構は、車体側に設けられたロック機構と係合するストライカを前記フードの後端側に係止すると共に、前記フードの前進によって前記係止を解除可能な連結部材を有し、前記係止の解除に対して前記規制手段が抗力を付与するように構成されている請求項4に記載の車両用ポップアップフード装置。
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